JPS6122874Y2 - - Google Patents

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JPS6122874Y2
JPS6122874Y2 JP19737082U JP19737082U JPS6122874Y2 JP S6122874 Y2 JPS6122874 Y2 JP S6122874Y2 JP 19737082 U JP19737082 U JP 19737082U JP 19737082 U JP19737082 U JP 19737082U JP S6122874 Y2 JPS6122874 Y2 JP S6122874Y2
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JP
Japan
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cylindrical body
receiving part
bottom plate
inner circumferential
circumferential side
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JP19737082U
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JPS58130987U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、地下に埋設されるモルタル製の貯蔵
タンクの底部の構造に関し、ケーソン工法により
筒状胴体を所定深さに埋設位置させ、かつ該筒状
胴体の底部に底板を接合形成するにおいて、筒状
胴体の下端内周側面に底受部を突出させ、該底受
部上に筒状胴体の内径よりも小さい底板を載置し
接合させることにより、底部の施工を簡便にし、
水密性及び耐久性の向上を図るようにしたもので
ある。
一般に、この種の貯蔵タンクを地中に埋設形成
するにおいて、地面を1.5m以上掘削する場合に
は、土留めを施す必要があり、例えば2m径の10
トン以下の比較的小型のタンクを単に埋込む場
合、約3m角の穴を掘つて土留め工を施している
ものであるが、このような施工法では、大容量の
土の掘削、土留め工、及び埋戻し用の砂、あるい
は大量の残土の処理等に多額の経費を要するばか
りか、その施工にあたつて長期間に亘つて周辺の
用地を占用しなければならず、実際問題として施
工作業がきわめて困難である。
そこで、従来は、タンク本体を構成するモルタ
ル製の筒状胴体を地上に立て、その底の地面を掘
り進んで、該筒状胴体を逐次埋設させて土留めを
兼用させながら施工する所謂“ケーソン工法”が
採用されているが、この種の施工法では、通常、
筒状胴体を所定深さに埋設位置させた状態で底部
に大量のモルタルを流し込むことにより底板を硬
化成形していることから、現場作業が大掛りなも
のとなり、しかも品質的にも安定性に劣るなどの
欠点があつた。
本考案は、上記した従来のケーソン工法による
タンクの構造的欠点を解消することを目的とした
もので、以下、図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図に示すように、図中1は後述する施工手
段により地中Eに埋設形成された貯蔵タンクであ
る。該貯蔵タンク1は、筒状胴体2と、該筒状胴
体2の下端周縁に接合aされかつ内径を筒状胴体
の内径よりも小さくして内側に突出させるととも
にその内周端縁を上拡がりのテーパ面31に形成
したリング体からなる底受部3と、該底受部3の
突出部3aに載置接合bされるフランジ部4aを
有しかつそのフランジ部4aの角縁をテーパ状に
面取り41とするとともにその周側面を前記底受
部3のテーパ面31に当接係合し得るテーパ面4
2に形成した底板4と、該底板4のフランジ部4
a外周側面と前記筒状胴体2の内周側面との間隙
に充填硬化されたモルタルまたはシーラーなどの
充填剤5とから組合せ施工されているとともに、
前記筒状胴体2の上端開口部に、天板6を施蓋し
てなる構成を有するものである。
すなわち、上記した貯蔵タンクを地中に埋設施
工するには、第2図から第5図に示すように、下
端周縁にリング状からなる底受部3を接着剤また
は機械的手段で予め接合した筒状胴体2を地面E
に立て、ケーソン工法により該筒状胴体2の底部
周辺を掘り進みながら該筒状胴体を所定深さに埋
設位置させる(第2図及び第3図参照)。次に、
筒状胴体2の内径より小さい底板4を、該筒状胴
体内の上方から底部に下し、該底板4のフランジ
部4aを前記底受部3の突出部3aに載置し接合
するとともに、互いのテーパ面31,42を当合
して筒状胴体内周側面と底板4のフランジ部4a
の外周側面及び底受部3の突出部3a上面とで囲
繞形成される間隙にモルタル等の充填5を充填し
硬化させた後(第4図参照)、前記筒状胴体2の
上端開口部を天板6で施蓋し(第5図参照)、埋
戻すことにより、第1図に示すような状態に施工
してなるものである。
なお、上記実施例においては、筒状胴体の下端
内周側面に突出形成される底受部を別体的に接合
形成したが、筒状胴体の下端内周側面側にフラン
ジ部を一体に突出させて底受部としてもよい。
したがつて、上記したこの考案に係る構成によ
れば、施工後の初期状態において底板を受ける地
耐力が充分でない場合があるため、タンクの重量
が底受部に一時的に掛り、沈下することがある
が、地盤が安定すると、底板は主としてタンク内
の水圧を受け、底受部はタンク本体の自重及びそ
の上の土圧を受けることになることから、互いの
テーパ面によつて当接係合する底板と底受部との
接合面には圧縮力のみが掛り、しかも地中への埋
設により曲げ、剪断力は掛らず、両者の破断を確
実に防止できるとともに、底板のフランジ部を面
取り形成したことにより、充填剤の充填硬化がよ
り容易にでき、水密性を高めることができるな
ど、実用性にすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る地下貯蔵タンクの一実施
例を示す一部拡大断面図、第2図から第5図は同
じく施工状態を示す略示的説明図である。 1……タンク、2……筒状胴体、3……底受
部、3a……突出部、31……テーパ面、4……
底板、4a……フランジ部、41……面取り、4
2……テーパ面、5……充填剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーソン工法により筒状胴体を所定深さに埋設
    位置させてなる地下貯蔵タンクにおいて、該筒状
    胴体の下端内周側面に突設されかつその突出部内
    周端縁を上拡がりのテーパ面に形成したリング体
    からなる底受部と、該底受部の突出部に載置接合
    される外周角縁が面取りされたフランジ部を有し
    かつその外周側面を前記底受部の突出部のテーパ
    面と当接係合し得るテーパ面に形成した底板と、
    該底板のフランジ部外周側面と前記筒状胴体の内
    周側面との間に形成される間隙に充填された充填
    剤とを具備した地下貯蔵タンクの底部構造。
JP19737082U 1982-12-29 1982-12-29 地下貯蔵タンクの底部構造 Granted JPS58130987U (ja)

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JP19737082U JPS58130987U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 地下貯蔵タンクの底部構造

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JP19737082U JPS58130987U (ja) 1982-12-29 1982-12-29 地下貯蔵タンクの底部構造

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JPS58130987U JPS58130987U (ja) 1983-09-03
JPS6122874Y2 true JPS6122874Y2 (ja) 1986-07-09

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