JPS5923107Y2

JPS5923107Y2 - コンクリ−トｕ字溝ブロツク

Info

Publication number: JPS5923107Y2
Application number: JP12646880U
Authority: JP
Inventors: 敏和林
Original assignee: 前田製管株式会社
Priority date: 1980-09-05
Filing date: 1980-09-05
Publication date: 1984-07-10
Also published as: JPS5751783U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、コンクリ−）Ｕ字溝ブロックに関し、特にブ
ロック相互の連結構造の改良に係るものである。

従来、Ｕ字溝ブロックを連結して水路等を形成する場合
、ブロックの端面を突合わせその内周面に沿って形成さ
れた目地溝にモルタルを充填することによって結合を行
なっていた。

したがってブロック相互の結合部分が弱く、埋め戻しに
土砂等の土圧や地盤の変動による外力がブロックの側壁
に加わったとき該結合部分が容易に崩解してしまい水漏
れの原因となっていた。

本考案は上記に鑑み案出したものであり、その要旨はコ
ンクリートＵ字溝ブロックの接続部分に上面に開口した
切欠部を形成すると共に該切欠部の奥には鉄筋の径と略
同−幅で且つ切欠部より浅い溝部を設け、これらＵ字溝
ブロックの接続時これの対向する切欠部の奥に形成され
た溝部に鉄筋の両端を嵌入して橋渡す状態で配設すると
共に対向する切欠部で構成された凹部内にコンクリート
又はモルタルを充填し、両ブロックの接続部分が鉄筋コ
ンクリート又はモルタルで連結されるようになしたこと
を特徴とするコンクリートＵ字溝ブロックにある。

以下、本考案を図面に従って詳述すると、１１は鉄筋コ
ンクリート製のＵ字溝ブロックで、底板部１２の両側縁
に上方へ夫々直立した側板部１３．１３を一体的に設け
て、断面Ｕ字形に形成されている。

１４ａ、１４ｂは接続端面で、Ｕ字形の内周に沿
って目地溝１５．１５が夫々形成されており、ブロック
１１．１１の連結の際にモルタルを充填し、水漏れ防止
を目的としている。

また、側板部１３には上端面１３ａの端部に切欠部１６
を形成してあり、ブロック１１．１１の接合により、該
切欠部１６．１６が突合わさって凹部１７が形成され、
該凹部１７内に鉄筋１８を埋設すると共に、その上部よ
りコンクリート又はモルタルを充填することにより固設
し、主として土庄等の外力に対する充分な耐久力を確保
するための目的で形成されている。

この凹部１７は、第２図および第３図に示すように、切
欠部１６の端部より、さらに奥へ鉄筋１８の直径と略同
−幅の溝部１９を形成すると共に、溝部１９の深さを切
欠部１６より浅く形成することにより段部１６ａを形
成する。

この場合、鉄筋１８を溝部１９．１９に嵌入し、段部１
６ａ、１５ａ間に橋渡すことにより下方に空洞部１７ａ
か゛形成され、コンクリート又はモルタルを凹部１７へ
充填した際に容易に空洞部１７ａ内へ流れ込み、鉄筋
コンクリート部が形成されるようになっている。

また、本考案において底板部１２にも必要に応じて接続
端部の内面に前記と同様の段部１６ａ及び溝部１９を設
けた切欠部１６を形成してもよく、この場合にはブロッ
ク間の結合が一層補強される。

本考案の構成は以上のようであり、施工にあたっては、
まず、土砂等を掘り下げ基礎工事を施したのち該掘削溝
内にブロック１１・・・・・・を順次並べて連結して行
くわけであるが、この場合、接続端面１４ａを連結す
べき相手方のブロック１１の接続端面１４ｂに接合させ
ることにより、接続端部間に内周に沿ったＵ字形の目地
溝１５が形成されると共に、切欠部１６．１６が合わさ
り凹部１７が両側板部１３．１３の上端面１３ａ、
１３ａおよび底板部１２の内面に形成される。

次に、この凹部１７の奥に形成された溝部１９．１９に
鉄筋１８の両端を嵌入し、段部１６ａ、１６３間に
橋渡しすると共にその上部よりモルタル又はコンクリー
トを凹部１７内に充填し鉄筋１８を埋設し、連結部分に
鉄筋コンクリート部を形成することにより、ブロック１
１．１１を相互に固定する。

また、ここでモルタルの充填は、同時に、目地溝１５に
も行なわれ、ブロック１１．１１の連結は完了する。

以上の工程を順次繰り返し行ない、ブロック１１・・・
・・・を連結して行けば水路が形成される。

本考案に係るＵ字溝ブロックは上記の如き構成から成る
ものであるから、溝部１９．１９へ嵌入した鉄筋１８が
直接ブロック１１．１１のコンクリート面と接触すると
共に、コンクリート又はモルタルの充填によって埋設さ
れ、両ブロックが鉄筋コンクノート部で連結されること
になり、土庄等の外力に対して充分に耐え得る強度が得
られ、ブロック相互の接合が強固なものとなるといった
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係るＵ字溝ブロックの斜視図、第２
図は、両ブロックの凹部を示す平面図、第３図は、前図
のＡ−Ａ断面図である。１１・・・・・Ｕ字溝ブロック、１２・・・・・底板部
、１３・・・・・・側板部、１４ａ、１４ｂ・・
・・・・接続端面、１５・・・・・・目地溝、１６・・
・・・・切欠部、１６ａ・・・・・・段部、１７・・
・・・・凹部、１７ａ・・・・・・空洞部、１８・・・
・・・鉄筋、１９・・・・・・溝部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

コンクリ−）Ｕ字溝ブロックの接続部分に上面に開口し
た切欠部を形成すると共に該切欠部の奥には鉄筋の径と
略同−幅で且っ切欠部より浅い溝部を設け、接続すべき
Ｕ字溝ブロックとの対向した上記切欠部とで形成された
凹部内において上記両溝部に鉄筋の両端を嵌入して橋渡
す状態で鉄筋をいれると共に上記凹部及び溝内に鉄筋の
上がらコンクリート又はセメントモルタル等を充填し固
結させたコンクリ−１−Ｕ字溝ブロックの連結構造。