JP3072651U - 土留用コンクリートブロック - Google Patents

土留用コンクリートブロック

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JP3072651U JP2000002561U JP2000002561U JP3072651U JP 3072651 U JP3072651 U JP 3072651U JP 2000002561 U JP2000002561 U JP 2000002561U JP 2000002561 U JP2000002561 U JP 2000002561U JP 3072651 U JP3072651 U JP 3072651U
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健 山田
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協立コンクリート工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は土留用コンクリートブロックに関
し、例えば水路や道路を新設したり、宅地造成時等に使
用し、法面が急勾配でも安定性が良く、高く造成が行
え、崩落事故がなく構造堅牢に土留めが行え、用地は狭
くて済み、鉄筋の配筋作業が迅速かつ確実に行え、施工
効率が良くする。 【解決手段】 ブロック本体1の前板部2は底板部5に
対して側面が略60度以上の勾配θ1 に形成され、前板
部の表面には擬石部2aが模様として形成され、半体溝
部6′a,6′bまたは鉄筋挿通孔6,6′には外側に
開いた案内斜面8,8を有する鉄筋挿入用の案内溝部
7,7′が外部と連通可能に連設された。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は土留用コンクリートブロックに関し、例えば水路や道路を新設したり 、宅地造成時等に使用するのに最適であり、自然環境と調和し、また法面が急な 敷設勾配に造成する場合にも安定して施工が行え、しかも施工効率をよくしよう とする。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のコンクリートブロックは何れもブロック本体が単なる平板状に 形成されるものが多かった。そして構造材として鉄筋を縦筋に使用するコンクリ ートブロックがあるが、単に鉄筋挿通孔がブロック本体の裏面に縦に設けられた ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記構造のコンクリートブロックでは、法面が急勾配の場合、例えば 15〜30度の急勾配に敷設しようとすると、ブロック本体が単なる平板状に形 成される構造なので、安定性に欠け、敷設高さを高く造成することができなかっ たり、降雨量が多い等の場合には、折角造成した場合に崩落事故を生じ、構造堅 牢な土留めを行うことができなかった。 従って、法面を必要以上に、例えば水路等の壁面が必要とする有効容積以上に 緩く構築しなければならず、必然的に余分な空間部を必要とするため用地が広く なる。また、鉄筋を平板状のブロック本体に縦に設けた鉄筋挿通孔内に上方から 挿入する時やブロック本体を積重ねて施工を行うのに下段に位置するブロック本 体に配筋した鉄筋に上段に位置するブロック本体の鉄筋挿通孔を通すのに多くの 時間と労力を要し、施工効率が低く、工事費が高価になるという不都合を生ずる 。また上記従来のコンクリートブロックは、ブロック本体の正面が何らの模様を 付さずに変化が乏しい単なるコンクリート面に形成されるにすぎないので、周囲 の環境と違和感を生じて自然の調和に欠けるものであった。
【0004】 本考案は上記従来の不都合を解決し、法面が急勾配に造成される場合にも安定 性がよく、しかも敷設高さを高く造成が行え、降雨量が多くても崩落事故がなく 、構造堅牢に土留めが行え、しかも余分な空間部を必要とせず、用地は狭くて済 み、鉄筋の配筋作業が迅速かつ確実に行え、施工効率が良く、工事費を安価にし ようとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題に鑑みなされ、後方に斜状をなす前板部と、該前板部の後面 には少なくとも左右の側端と該側端間に厚み方向に形成される所望複数個の扶壁 部と、前記前板部の下端より後方に形成される底板部とによりブロック本体が形 成され、該ブロック本体には前記扶壁部のうち隣接する左右の側端相互には左右 に衝合されることにより1個の鉄筋挿通孔を形成する半体溝部が縦状に形成され 、ブロック本体の側壁間に形成される前記扶壁部が縦状に形成され、ブロック本 体の側壁間に形成される前記扶壁部には完全形状の鉄筋挿通孔が形成された土留 用コンクリートブロックにおいて、前記前板部は底板部に対して側面が略60度 以上の勾配にて形成され、前記前板部の表面には擬石部が正面に模様として形成 され、前記半体溝部または鉄筋挿通孔には外側に開いた案内斜面を有する鉄筋挿 入用の案内溝部が外部と連通可能に連設されたことを特徴とするという手段を採 用した。
【0006】 また本考案の請求項2は、請求項1においてブロック本体に設けた鉄筋挿通孔 内に配筋される鉄筋は基礎ブロック体に所望間隔に下方部を埋設したアンカー筋 の上方部に適宜接合手段を介して接続可能に設けられることを特徴とするという 手段を採用した。
【0007】 また本考案の請求項3は、請求項1または請求項2の何れかにおいてブロック 本体の前板部の上面および扶壁部の下面が係合可能になることにより上段に配置 されるブロック本体の前板部の前面を法面が15〜30度の範囲の急な敷設勾配 に略一致させる係合手段を厚み方向に形成したことを特徴とするという手段を採 用した。
【0008】 また本考案の請求項4は、請求項1、または請求項2、請求項3の何れかにお いて扶壁部に形成される鉄筋挿通孔または1個の鉄筋挿通孔を形成するように衝 合可能になる2個の半体溝部は、平面略円形、平面略U形、平面略三角形、平面 略四角形、平面略台形等の何れかの平面形状に形成されることを特徴とするとい う手段を採用した。
【0009】 また本考案の請求項5は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4に 何れかにおいて扶壁部に形成される鉄筋挿通孔または半体溝部の内周には該鉄筋 挿通孔または半体溝部内に挿入される鉄筋を固定する生コンクリート等が固化し てから係合可能になる多数の環状凹部もしくは環状凸部等の係着手段を設けたこ とを特徴とするという手段を採用した。
【0010】 また本考案の請求項6は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5の何れかにおいてブロック本体の底板部は前板部の後部から引かれる垂 線よりも充分に長い長さに後方に形成されることを特徴とするとう手段を採用し た。
【0011】 また本考案の請求項7は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6の何れかにおいて前板部に対する側板部の連設個所近くの内 側上面に胴込材の土圧を最大限に受圧可能に前板部に対し略90度に受圧斜面部 が形成されたことを特徴とするという手段を採用した。
【0012】 また本考案の請求項8は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7の何れかにおいてブロック本体の前板部の上面ま たは底板部に下面にはシール材を収納する収納溝を長手方向に必要に応じて設け たことを特徴とするという手段を採用した。
【0013】 また本考案の請求項9は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7、請求項8の何れかにおいて底板部には施工確認 孔を所望個数設けたことを特徴とするという手段を採用した。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態の具体例を図面を参照して説明する。 図1ないし図11に示すものは本考案の第1の実施態様であり、この実施態様 では後方に斜状をなす前板部2と、該前板部2の後面には少なくとも左右の側端 3A,3Bと該側端3A,3B間に厚み方向Tに形成される所望個数、図7では 3個の扶壁部4′,4,4′と、前記前板部2の下端より後方に延設される底板 部5,5とによりブロック本体1が形成される。またブロック本体1には前記扶 壁部4′,4,4′のうち隣接する左右の側端3A,3B相互には左右(長手方 向X)に衝合されることにより1個の鉄筋挿通孔6′を形成する半体溝部6′a ,6′bが縦状に形成される。またブロック本体1の側端3A,3B間に形成さ れる前記扶壁部4には完全な鉄筋挿通孔6が形成されている。
【0015】 前記前板部2の表面には擬石部2aが正面に模様として形成されたことにより 、ブロック本体1を積み重ねて敷設した場合に、周囲の自然環境に違和感を覚え ることなく調和するようになっている。 また前記前板部2は底板部5に対して側面が略60度以上の急な勾配θ1 にて 形成される(図1、図4、図9、図10参照)。 またブロック本体1の底板部5は前板部2の上部後方から底板部5に引かれる 垂線Iよりも充分に長い長さl1 に後方に形成される。5aは前板部2に対する 底板部5の連設個所近くの内側上面に形成された受圧斜面部であり、この受圧斜 面部5aは前板部2に対して略90度に形成されることによりブロック本体1の 背面に詰込む胴込材11の土圧を真上から受けるようにしてブロック本体1を積 み重ねる場合にブロック本体1が崩落したり、転倒することなく安定して積み重 ねが行えるとともに高い高さに積み重ねが行えるようにするためのものである。 5bは底板部5に必要に応じて所望個数、例えば図7、図8では1個の底板部 5宛に1個づつが設けられた施工確認孔であり、この施工確認孔5bはブロック 本体1…を長手方向Xに沿い上下に積重ねる場合に、上段に位置するブロック本 体1…の施工確認孔5b内にバール等の工具を挿入してブロック本体1…の敷設 位置を前後左右および上下に確認しながら移動させることにより位置決めを行う とともにこの施工確認孔5bを通じて下段に位置するブロック本体1…の後方に 形成される後記控所部9,9内に詰める胴込材11の詰込状態が適正であるか否 かを確認したり、胴込材11の詰込量が不足する場合に施工確認孔5bを通じて 補足するためのものである。胴込材11としては、土、砂、砕石等が使用される が、好ましくはブロック本体1を積み重ねた場合の安定性と水はけとを考慮して 砕石が好適に使用される。
【0016】 Kはブロック本体1の前板部2の上面および扶壁部4′,4,4′の上面に厚 み方向Tに形成される係合手段であり、この係合手段Kは上段に積重ねるブロッ ク本体1…の底板部5および扶壁部4′,4,4′の下面が係合可能になる係合 手段であり、この係合手段Kは図示する実施態様では前板部2の上面に係合凹部 2bを設けて上段に積重ねるブロック本体1の前板部2の下面を係合することに より上段に配置されるブロック本体1の前板部2の前面を法面Nの敷設勾配θが 15〜30度の範囲に略一致するようになっている。係合手段Kは図4に示すよ うに係合凹部2bに限られることなく、係合凸部を前板部2の上面および扶壁部 4′,4,4′の上面に設けることによって上段に積重ねるブロック本体1の下 面および扶壁部4′,4,4′の下面に設けた係合凹所を係合可能になるように してもよい。 2cはブロック本体1の前板部2の上面または底板部5の下面に長手方向Xに 必要に応じて設けられた収納溝であり、この収納溝2c内にはシール材Sが収納 される。
【0017】 扶壁部4に形成される鉄筋挿通孔6または左右の側端3A,3Bに設けられ2 個の半体溝部6′a,6′bを衝合することにより形成される1個の鉄筋挿通孔 6′,6′は、本実施態様では図7または図8に示すように平面略円形に形成さ れるが、これは代表的な説明例であり、鉄筋挿通孔6′,6,6′の形状はこれ に限られない。例えば、平面長円形、平面略U形、平面略三角形、平面略四角形 、平面略台形等の何れかの平面形状に形成されることもある。
【0018】 7,7′は前記半体溝部6′a,6′bまたは鉄筋挿通孔6に連設され、外側 に開いた案内斜面8,8を有する鉄筋挿入用の案内溝部であり、この案内溝部7 ,7′は後記鉄筋10を挿脱するために外部と連通可能に設けられる。本実施態 様では図7および図8に示すように案内溝部7,7′はブロック本体1の後方に 開設されているが、必ずしも図示すものに限ることなく、扶壁部4′と扶壁部4 との間、または扶壁部4′と扶壁部4との間に形成される平面略台形の控所部9 ,9に連通可能に設けられてもよい。要は案内溝部7,7′は、上下に積重ねら れ、左右に敷設されるブロック本体1…に対して鉄筋10を外側に開いた案内斜 面8,8に案内されながら鉄筋挿通孔6′,6,6′内に外部から迅速かつ確実 に挿入され、配筋作業の施工効率を向上するためのものである。
【0019】 7a,7′aは鉄筋挿通孔6または半体溝部6′a,6′bの内周に設けられ る係着手段としての環状凹部であり、この環状凹部7a,7′aは鉄筋挿通孔6 または2個の半体溝部6′a,6′bの内周に多数設けることにより鉄筋挿通孔 6′,6,6′内に挿入される鉄筋10を固定する生コンクリート12や接着剤 等が固化してから係合可能になって生コンクリート12等の鉄筋挿通孔6′,6 ,6′に対する密着性を確実になして引張力または圧縮力が加わった場合に鉄筋 挿通孔6′,6,6′に対して鉄筋10および生コンクリート12等がずれ動く のを防止して構造堅牢に固定され、引張力または圧縮力に対して構造堅牢な構造 材とするためのものである。
【0020】 9は扶壁部4′と扶壁部4との間、または扶壁部4と扶壁部4′との間に形成 される平面略台形の控所部であり、この控所部9,9は前板部2の後面において 左右を扶壁部4′と扶壁部4に、または扶壁部4と扶壁部4′とにより、また下 面を底板部5,5とにより前面、左右および下面との三方を囲まれることにより 施工時にブロック本体1…を上下方向に積重ねかつ左右方向に連続して敷設する 場合に砕石等の胴込材11の詰込み作業を迅速かつ確実に行うようにして胴込材 11の荷重を底板部5,5にかけてブロック本体1…を転倒することなく安定に 敷設し、施工後には土圧等を受けて積重ねたブロック本体1…が崩落することな く構造堅牢に敷設するためのものである。
【0021】 前記鉄筋10は例えば直径φが19mm程度の鉄筋が鉄筋挿通孔6′,6,6 ′内に挿入される。これは例示であり鉄筋10の直径φの太さや配筋数の増減変 更は自由に選択される。
【0022】 13は施工時に最下段のブロック本体1の下面に敷設される基礎ブロック体で あり、この基礎ブロック体13は上面に下り勾配θ2 が形成され、アンカー筋1 4の下方部14aが所望間隔に埋設されている。図4の鎖線に示すようにこのア ンカー筋14の上方部14bに適宜接合手段15を介して前記鉄筋10は接続可 能になる。この接合手段15としては、例えばターンバックル式の継手部品や結 束用の鋼線が使用されるほか、溶接してもよい。
【0023】 16は最上段に積重ねられるブロック本体1…の上面に連続して敷設される天 端コンクリート部である。
【0024】 本考案の一実施態様は以上の構成からなり、例えば道路や水路の新設、宅地の 造成等に土留めを行うには、土留めを行う個所に穴17を掘削し、充分に転圧す る。そして割栗石、砕石等を穴17内に敷設し、地固めを行う。その上に敷モル タルを敷設し、生コンクリートを打設することにより基礎ブロック体13…を連 続して並設する。 この基礎ブロック体13の上面に最下段のブロック本体1…を長手方向Xに連 続して敷設する。この際、図には示さないが、吊り金具、クランプ等の挟持具、 ワイヤー等を用いてブロック本体1…を吊り上げることにより施工が行われる。
【0025】 そして最下段に位置するブロック本体1…を基礎ブロック本体13…の上に積 重ねるが、ブロック本体1…の左右の側端3A,3Bに形成される扶壁部4′, 4′には長手方向Xに衝合されることにより平面略円形の1個の鉄筋挿通孔6′ ,6′を形成する半体溝部6′a,6′bが形成され、しかもブロック本体1の 側端3A,3B間に設ける扶壁部4には完全形状、本実施態様では図7または図 8に示すように平面略円形の鉄筋挿入孔6が形成されているので、基礎ブロック 体13…に設けるアンカー筋14の下方部14aは2個の半体溝部6′a,6′ bが衝合されることによりブロック本体1…の左右の衝合端3A,3Bに形成さ れる鉄筋挿通孔6′,6′と中間の鉄筋挿通孔6内とにそれぞれ挿入される。
【0026】 ブロック本体1…は、後方に斜状をなす前板部2と、該前板部2の後面には少 なくとも左右の側端3A,3Bおよび該側端3A,3B間に厚み方向Tに所望個 数、図7では3個所に設けられた扶壁部4′,4,4′と、底面には扶壁部4′ と扶壁部4との間および扶壁部4と扶壁部4′との間に設けられる平面略台形の 2個の底板部5,5とにより前方、左右および下方、さらには厚み方向Tとの3 方向に構造壁が配置される恰好になり、転倒することなく安定して施工が行える 。
【0027】 そして1段目のブロック本体1…を基礎ブロック体13…の上面に連続して敷 設後、前板部2の後方に設けた平面略台形の控所部9,9内に砕石等の胴込材1 1を数段、詰込む。そして鉄筋挿通孔6′,6,6′内に生コンクリート12、 接着剤等を略中程の深さまで注入し、固化させることによりアンカー筋14,1 4を鉄筋挿通孔6′,6,6′内に固定するととともに基礎ブロック体13と、 該基礎ブロック体13…の上面に積重ねる1段目のブロック本体1…とを一体化 する。
【0028】 次いで1段目のブロック本体1…の上面に2段目のブロック本体1…を連続し て敷設する。2段目のブロック本体1…を1段目のブロック本体1…に連続して 敷設するには、吊り金具、クランプ等の挟持具、さらにはワイヤーロープ等を用 いてブロック本体1…を吊り上げて施工するのは1段目のブロック本体1…と同 様である。 この際、1段目のブロック本体1…の前板部2の上面および扶壁部4′,4, 4′の上面には上段(2段目)に積重ねるブロック本体1…の底板部5,5およ び扶壁部4′,4′等の下面が係合可能になる係合手段Kを厚み方向Tに形成し たので、1段目のブロック本体1…の上面に2段目のブロック本体1…を法面N が15〜30度の範囲の急な敷設勾配に略一致するように位置決めして積重ねる ことができる。
【0029】 そして、2段目のブロック本体1…の左右の衝合端3A,3Bに厚み方向Tに 設けた扶壁部4′,4′と、左右の衝合端3A,3Bの間に厚み方向Tに設けた 扶壁部4の鉄筋挿通孔6内に例えば直径φが19mm程の太さの鉄筋10を鉄筋 挿通孔6′,6,6′に外部と連通可能に連設されて外側に開いた案内斜面8, 8を有する案内溝部7′,7,7′を介して外部から挿入する。この際、鉄筋挿 通孔6′,6,6′に連設される案内溝部7′,7,7′には前述のように外側 に開いた案内斜面8が形成されているので、鉄筋10は案内斜面8に摺動しなが ら案内されることにより迅速かつ確実に鉄筋挿通孔6′,6,6′内に挿入する ことができる。従って、鉄筋10の配筋作業が効率的に行われる。
【0030】 このようにして2段目に連続して敷設されるブロック本体1…の扶壁部4′, 4,4′に形成した鉄筋挿通孔6′,6,6′内に挿入する鉄筋10を、1段目 のブロック本体1…の扶壁部4′,4,4′に設けた鉄筋挿通孔6′,6,6′ 内に生コンクリート12等を注入する等して固定されているアンカー筋14,1 4,14に例えばターンバックル、金属鋼線材等の適宜接合手段15を用いたり 、溶接する等して接合することができる。
【0031】 その後、1段目のブロック本体1…の後面に扶壁部4′と扶壁部4との間、お よび扶壁部4と扶壁部4′との間に形成される平面略台形の控所部9,9の上半 部内に、砕石等の胴込材11を詰込む。また2段目のブロック本体1…の後面の 扶壁部4′と扶壁部4との間、および扶壁部4と扶壁部4′との間に形成される 控所部9,9内にも胴込材11を詰込む。
【0032】 この際、ブロック本体1…の底板部5,5には、所望個数、図7または図8で は前後2個の施工確認孔5b,5bが設けられているので、ブロック本体1…を 上下に積重ねる場合に、上段に位置するブロック本体1…の底板部5,5に必要 に応じて設けた施工確認孔5b内にバール等の工具を挿入して2段目のブロック 本体1…の敷設位置を1段目のブロック本体1…に対して前後左右および上下に 確認しながら移動させることにより位置決めを行う。また、2段目に積重ねるブ ロック本体1…の底板部5,5に設けた2個の施工確認孔5b,5bを通じて下 段(1段目)に位置するブロック本体1…の後面に形成される控所部9,9内に 詰める胴込材11の詰込み量を確認し、不足を補う。
【0033】 それから、1段目のブロック本体1…の扶壁部4′,4,4′に設けた鉄筋挿 通孔6′,6,6′の上半分および2段目のブロック本体1…の扶壁部4′,4 ,4′に設けた鉄筋挿通孔6′,6,6′内に生コンクリート12、接着剤等を 注入し、固化することにより鉄筋挿通孔6′,6,6′内に鉄筋10を固定する 。
【0034】 この鉄筋挿通孔6または1個の鉄筋挿通孔6を形成する2個の半体溝部6′a ,6′bの内周には図7または図8に示すように多数の環状凹部7a,7′aや 図には示さない環状凸部等の係着手段を設けたので、鉄筋挿通孔6′,6,6′ 内に挿入される鉄筋10を固定する生コンクリート12、接着剤等が固化すると 、係着手段に係合することにより鉄筋10および固化されるコンクリート等が引 張および圧縮により不用意に移動したり抜け出すのを防止して固定することがで きるとともに固化後は構造堅牢な構造材となる。
【0035】 また、3段目以降のブロック本体1…についても上記操作を繰り返すことによ りブロック本体1…を所望高さに数段積重ねるとともに鉄筋挿通孔6′,6,6 ′内に挿入した鉄筋10を生コンクリート12等を注入して確実に固定する。 そして、ブロック本体1…の後面に形成した平面略台形の控所部9,9内に砕 石等の胴込材11を詰込む。それから、最上段に敷設したブロック本体1…の上 面に生コンクリートを連続して打設することにより天端コンクリート部16を形 成する。最後に所望段積重ねたブロック本体1…の後面に詰込んだ胴込材11の さらに後面の空所部内に土を埋め戻すことにより土留用コンクリートブロックに て土留めを行い、施工作業を終える。 このようにして、ブロック本体1…を高い高さに所望数段、積重ねることによ り15〜30度の範囲の急な敷設勾配θの法面Nに略一致してコンクリートブロ ック構造体を構築して土留めを確実に行うことができる。
【0036】 この際、ブロック本体1…は、底板部5に対して側面が略60度以上の急な勾 配θ1 に形成される後方に斜状をなす前板部2と、該前板部2の後面に左右の側 端3A,3Bおよび該側端3A,3B間に厚み方向Tに形成される扶壁部4′, 4,4′と、前板部2の下面には延設される2個の底板部5,5とから形成され ることにより、前方、左右、下方、さらには厚み方向Tの三方に構造壁が配置さ れるので、ブロック本体1…は安定して自立し、法面Nが15〜30度の範囲の 急な敷設勾配θであっても高い高さにて構造堅牢にブロック本体1…を積重ねる ことができる。しかも、ブロック本体1の底板部5は、前板部2の後方から引か れる垂線Iよりも充分に長い長さl1 に後方に延設され前板部2に対して略90 度に形成される受圧斜面部2aが形成されるので、ブロック本体1の背面に詰込 まれる胴込材11の土圧を真上から受圧斜面部2aが受圧することによりブロッ ク本体1は傾倒することなく極めて安定度は高く、施工が行える。 また積重ねられるブロック本体1…は、コンクリートにより成形されても前板 部2の表面に擬石部2aが形成されるので、違和感を生ずることなく周囲の自然 環境に調和して柔らかな雰囲気を呈する。
【0037】 図12ないし図16は本考案の第2の実施態様である。 この実施態様では、ブロック本体1…の前板部2の後面の左右の側端3A,3 Bと該側端3A,3B間に厚み方向Tに設ける扶壁部4′,4,4′のうち隣接 する左右の側端3A,3Bの扶壁部4′,4′相互に形成されることにより長手 方向Xに衝合して1個の鉄筋挿通孔6′をなす半体溝部6′a,6′bと、ブロ ック本体1…の側端3A,3B間に位置する扶壁部4に形成される完全形状の鉄 筋挿通孔6とは、平面長円形に形成された点が前記実施態様と異なる構成、作用 である。
【0038】 また図17ないし図21は本考案の第3の実施態様である。 この実施態様では、ブロック本体1の前板部2の後面の左右の側端3A,3B と該側端3A,3B間に厚み方向Tに設ける扶壁部4′,4,4′に設ける完全 形状の鉄筋挿通孔6と、長手方向Xに衝合することにより1個の鉄筋挿通孔6′ をなす2個の半体溝部6′a,6′bとは鉄筋10を挿入し易いように平面略U 形に形成され、さらに底板部5,5には施工確認孔5bが設けられない点が前記 実施態様と異なる構成、作用である。
【0039】 上記各実施態様では、扶壁部4′,4,4′に形成される完全形状の鉄筋挿通 孔6と、左右に衝合する2個の半体溝部6′a,6′bがなす鉄筋挿通孔6′と は平面略円形に形成されるが、これに限ることなく例えば平面略三角形、平面略 四角形、平面略台形等の何れかに形成されることもある。 また図示する実施態様では、ブロック本体1…は左右の端部3A,3Bを一致 した状態で上下に積重ねる場合を代表的に説明しているが、これに限ることなく 千鳥格子状にブロック本体1…を長手方向Xおよび上下に積重ねることもできる 。
【0040】
【考案の効果】
以上のように本考案の請求項1は、後方に斜状をなす前板部と、該前板部の後 面には少なくとも左右の側端間に厚み方向に形成される所望複数個の扶壁部と、 前記前板部の下端より後方に延設される底板部とによりブロック本体が形成され 、該ブロック本体には前記扶壁部のうち隣接する左右の側端相互には左右に衝合 されることにより1個の鉄筋挿通孔を形成する半体溝部が縦状に形成され、ブロ ック本体の側端間に形成される前記扶壁部には完全形状の鉄筋挿通孔が形成され た土留めコンクリートブロックにおいて、前記前板部は底板部に対して側面が略 60度以上の勾配にて形成され、前記前板部の表面には擬石部が正面に模様とし て形成され、前記半体溝部または鉄筋挿通孔には外側に開いた案内斜面を有する 鉄筋挿通用の案内溝部が外部と連通可能に連設されたので、法面が急勾配に造成 される場合にも安定性がよく、しかも敷設高さが高く造成が行え、降雨量が多く ても崩落事故がなく、構造堅牢に土留めが行え、しかも充分な空間部を必要とせ ずに用地が狭くても済み、鉄筋の配筋作業が迅速かつ確実に行え、施工効率が良 く、工事費を安価にすることができる。
【0041】 また本考案の請求項2は、請求項1においてブロック本体に設けた鉄筋挿通孔 内に配筋される鉄筋は基礎ブロック体に所望間隔に下方部を埋設したアンカー筋 に上方部に適宜接合手段を介して接続可能に設けたので、基礎ブロック体に設け たアンカー筋に対して鉄筋を迅速かつ確実に接合して積重ねるブロック本体に鉄 筋を配筋して引張および圧縮に対して構造堅牢な土留めブロックの構造体を形成 することができる。
【0042】 また本考案の請求項3は、請求項1または請求項2の何れかにおいて、ブロッ ク本体の前板部の上面および扶壁部の上面には上段に積重ねるブロック本体の底 板部および扶壁部の下面が係合可能になることにより上段に配置されるブロック 本体の前板部の前面を法面が15〜30度の範囲の急な敷設勾配に略一致させる 係合手段を厚み方向に形成したので、ブロック本体を積重ねる場合に上段に配置 されるブロック本体の前板部の前面を法面が15〜30度の範囲の急な敷設勾配 に略一致して積重ねることができ、効率的に施工が行える。
【0043】 また本考案の請求項4は、請求項1、または請求項2、請求項3の何れかにお いて扶壁部に形成される鉄筋挿通孔または半体溝部は、平面略円形、平面長円形 、平面略U形、平面略三角形、平面四角形、平面略台形に形成されるので、鉄筋 を迅速かつ確実に配筋することができる。
【0044】 また本考案の請求項5は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4の 何れかにおいて扶壁部に形成される鉄筋挿通孔または半体溝部の内周には該鉄筋 挿通孔または半体溝部内に挿入される鉄筋を固定する生コンクリート等が固化し てから係合可能になる多数の環状凹部もしくは環状凸部等の係着手段を設けたの で、鉄筋挿通孔内に挿入される鉄筋を生コンクリート等が確実に固定して抜け出 しを防止することができる。
【0045】 また本考案の請求項6は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5の何れかにおいてブロック本体の底板部は前板部の後部から引かれる垂 線よりも充分に長い長さ後方に形成されるので、敷設時に傾倒することなく安定 して施工が行える。
【0046】 また本考案の請求項7は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6の何れかにおいて前板部に対する側板部の連設個所近くの内 側上面に胴込材の土圧を最大限に受圧可能に前板部に対し略90度に受圧斜面部 が形成されたので、ブロック本体は胴込材の土圧を最大限に受け、崩落すること なく安定し、高い高さに積み重ねることができる。
【0047】 また本考案の請求項8は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7の何れかにおいてブロック本体の前板部の上面ま たは底板部の下面にはシール材を収納する収納溝を長手方向に必要に応じて設け たので、ブロック本体を河川の土留めや水路を造成するのに使用する場合に水漏 れを確実に防止することができる。
【0048】 また本考案の請求項9は、請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、 請求項5、請求項6、請求項7、請求項8の何れかにおいて底板部には施工確認 孔を所望個数設けたので、この施工確認孔内にバール等の工具を挿入して施設位 置の位置決めが迅速かつ確実に行え、しかも下段に位置するブロック本体の控所 部内に詰込む胴込材の詰込状態等を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施態様を示し施工状態を裏面側
から見た斜視図である。
【図2】同じく施工状態を示す正面図である。
【図3】同じく施工状態を示す断面図である。
【図4】同じく施工状態を説明的に示す拡大断面図であ
る。
【図5】本実施態様を示すブロック本体の拡大正面図で
ある。
【図6】同じくブロック本体の拡大裏面図である。
【図7】同じくブロック本体の拡大平面図である。
【図8】同じくブロック本体の拡大底面図である。
【図9】同じくブロック本体の拡大右側面図である。
【図10】同じくブロック本体の拡大左側面図である。
【図11】同じく図5のA−A拡大断面図である。
【図12】本考案の第2の実施態様におけるブロック本
体を示す拡大平面図である。
【図13】同じくブロック本体の拡大底面図である。
【図14】同じくブロック本体の拡大右側面図である。
【図15】同じくブロック本体の拡大左側面図である。
【図16】同じくブロック本体の拡大断面図である。
【図17】本考案の第3の実施態様におけるブロック本
体を示す拡大平面図である。
【図18】同じくブロック本体の拡大底面図である。
【図19】同じくブロック本体の拡大右側面図である。
【図20】同じくブロック本体の拡大左側面図である。
【図21】同じくブロック本体を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ブロック本体 2 前板部 3A 側端 3B 側端 4 扶壁部 4′ 扶壁部 5 底板部 6 鉄筋挿通孔 6′ 鉄筋挿通孔 6′a 半体溝部 6′b 半体溝部 7 案内溝部 7′ 案内溝部 8 案内斜面 9 控所部 10 鉄筋 11 胴込材 12 セメントモルタル 14 アンカー筋

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方に斜状をなす前板部と、該前板部の
    後面には少なくとも左右の側端と該側端間に厚み方向に
    形成される所望複数個の扶壁部と、前記前板部の下端よ
    り後方に延設される底板部とによりブロック本体が形成
    され、該ブロック本体には前記扶壁部のうち隣接する左
    右の側端相互には左右に衝合されることにより1個の鉄
    筋挿通孔を形成する半体溝部が縦状に形成され、ブロッ
    ク本体の側端間に形成される前記扶壁部には完全形状の
    鉄筋挿通孔が形成された土留用コンクリートブロックに
    おいて、前記前板部は底板部に対して側面が略60度以
    上の勾配にて形成され、前記前板部の表面には擬石部が
    正面に模様として形成され、前記半体溝部または鉄筋挿
    通孔には外側に開いた案内斜面を有する鉄筋挿入用の案
    内溝部が外部と連通可能に連設されたことを特徴とする
    土留用コンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 ブロック本体に設けた鉄筋挿通孔内に配
    筋される鉄筋は基礎ブロック体に所望間隔に下方部を埋
    設したアンカー筋の上方部に適宜接合手段を介して接続
    可能に設けられることを特徴とする請求項1に記載の土
    留用コンクリートブロック。
  3. 【請求項3】 ブロック本体の前板部の上面および扶壁
    部の上面には上段に積重ねるブロック本体の底板部およ
    び扶壁部の下面が係合可能になることにより上段に配置
    されるブロック本体の前板部の前面を法面が15〜30
    度の範囲の急な敷設勾配に略一致させる係合手段を厚み
    方向に形成したことを特徴とする請求項1または請求項
    2の何れかに記載の土留用コンクリートブロック。
  4. 【請求項4】 扶壁部に形成される鉄筋挿通孔または1
    個の鉄筋挿通孔を形成するように衝合可能になる2個の
    半体溝部は、平面略円形、平面長円形、平面略U形、平
    面略三角形、平面略四角形、平面略台形等の何れかの平
    面形状に形成されることを特徴とする請求項1、または
    請求項2、請求項3の何れかに記載の土留用コンクリー
    トブロック。
  5. 【請求項5】 扶壁部に形成される鉄筋挿通孔または半
    体溝部の内周には該鉄筋挿通孔または半体溝部内に挿入
    される鉄筋を固定する生コンクリート等が固化してから
    係合可能に成る多数の環状凹部もしくは環状凸部等の係
    着手段を設けたことを特徴とする請求項1、または請求
    項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の土留用コン
    クリートブロック。
  6. 【請求項6】 ブロック本体の底板部は前板部の後部か
    ら引かれる垂線よりも充分に長い長さ後方に形成される
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5の何れかに記載の土留用コンク
    リートブロック。
  7. 【請求項7】 前板部に対する側板部の連設個所近くの
    内側上面には胴込材の土圧を最大に受圧可能に前板部に
    対し略90度に受圧斜面部が形成されたことを特徴とす
    る請求項1、または請求項2、請求項3、請求項4、請
    求項5、請求項6の何れかに記載の土留用コンクリート
    ブロック。
  8. 【請求項8】 ブロック本体の前板部の上面または底板
    部の下面にはシール材を収納する収納溝を長手方向に必
    要に応じて設けたことを特徴とする請求項1、または請
    求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請
    求項7の何れかに記載の土留用コンクリートブロック。
  9. 【請求項9】 底板部には施工確認孔を所望個数設けた
    ことを特徴とする請求項1、または請求項2、請求項
    3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項
    8の何れかに記載の土留用コンクリートブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101143498B1 (ko) * 2009-07-04 2012-05-09 이정수 조립식 보강토 옹벽 축조용 블록

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