JPS61225170A - ジスルフイド型ビタミンb↓1またはその誘導体の製法 - Google Patents
ジスルフイド型ビタミンb↓1またはその誘導体の製法Info
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- JPS61225170A JPS61225170A JP6778985A JP6778985A JPS61225170A JP S61225170 A JPS61225170 A JP S61225170A JP 6778985 A JP6778985 A JP 6778985A JP 6778985 A JP6778985 A JP 6778985A JP S61225170 A JPS61225170 A JP S61225170A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野)
本発明はジスルフィド型ビタミンB1またはその誘導体
の新規な製法に関する。
の新規な製法に関する。
(従来技術)
従来、ジスルフィド型ビタミン81類の製法としては下
記の方法が知られている。
記の方法が知られている。
(1)チオール塩型ビタミンB1またはその誘導体にメ
ルカプト化剤を作用させる(特公昭35−14226号
公報) (2)チオシアン酸エステル型ビタミンB+ またはそ
の誘導体にメルカプト化剤を作用させる(特公昭35−
13023号公報) (3)チオール塩型ビタミンB1塩に予めスルボン酸ハ
ライドを反応させた後メルカプタン類を作用させる(特
公昭39−14250号公報) (4)チオール塩型ビタミンB1またはその誘導体にア
ルデヒド類共存下でメルカプト化剤を作用させる(特公
昭42−18633号公報)(5)チオール又はチオー
ル塩型ビタミンB+ またはその誘導体にスルフェンフ
タルイミド又はサクシミド型メルカプト化剤を作用させ
る(特公昭49−6911号公報) (6)チオール塩型ビタミンB+ にチオシアン酸型メ
ルカプト化剤を作用さける(特公昭44−1881号公
報) (従来技術の問題点) 上記従来法のうち(1)、(4)の方法を除く仙の方法
は原料であるチオール塩型ビタミン81類やメルカプト
化剤を更に他の試薬と反応さけるという工程上の繁雑さ
があり、しかもそれら試薬は毒↑1の強い臭化シアン(
(2)及び(6)の方法)、スルホン酸ハライド((3
)の方法)、ハロゲン((5)の方法)であり、このた
めこれらの方法は作業環境上の問題を含んでいた。
ルカプト化剤を作用させる(特公昭35−14226号
公報) (2)チオシアン酸エステル型ビタミンB+ またはそ
の誘導体にメルカプト化剤を作用させる(特公昭35−
13023号公報) (3)チオール塩型ビタミンB1塩に予めスルボン酸ハ
ライドを反応させた後メルカプタン類を作用させる(特
公昭39−14250号公報) (4)チオール塩型ビタミンB1またはその誘導体にア
ルデヒド類共存下でメルカプト化剤を作用させる(特公
昭42−18633号公報)(5)チオール又はチオー
ル塩型ビタミンB+ またはその誘導体にスルフェンフ
タルイミド又はサクシミド型メルカプト化剤を作用させ
る(特公昭49−6911号公報) (6)チオール塩型ビタミンB+ にチオシアン酸型メ
ルカプト化剤を作用さける(特公昭44−1881号公
報) (従来技術の問題点) 上記従来法のうち(1)、(4)の方法を除く仙の方法
は原料であるチオール塩型ビタミン81類やメルカプト
化剤を更に他の試薬と反応さけるという工程上の繁雑さ
があり、しかもそれら試薬は毒↑1の強い臭化シアン(
(2)及び(6)の方法)、スルホン酸ハライド((3
)の方法)、ハロゲン((5)の方法)であり、このた
めこれらの方法は作業環境上の問題を含んでいた。
上記(1)及び(4)の方法は最も経済的で実用的な方
法と考えられているが、これらの方法においても、目的
どするジスルフィド型ビタミンB+ またはその誘導体
を収率よく製造するにはクロロホルムやアルデヒド類を
反応系に共存させねばならなかった。これは下記反応式
で示されるように、チオール塩型ビタミンB1またはそ
の誘導体(II)とメルカプト化剤(1)との反応が数
段階の可逆反応から成立っていて、この際副生する亜硫
酸塩M2 SO3による原料化合物(I)と目的化合物
(I[l)の分解反応が速いためである。これを抑える
ため(1)の方法では目的化合物(III)を有機溶剤
(クロロホルム等)抽出で反応系外へ取出すか、(4)
の方法のようにアルデヒド共存下で反応を行なっでいる
ものである。
法と考えられているが、これらの方法においても、目的
どするジスルフィド型ビタミンB+ またはその誘導体
を収率よく製造するにはクロロホルムやアルデヒド類を
反応系に共存させねばならなかった。これは下記反応式
で示されるように、チオール塩型ビタミンB1またはそ
の誘導体(II)とメルカプト化剤(1)との反応が数
段階の可逆反応から成立っていて、この際副生する亜硫
酸塩M2 SO3による原料化合物(I)と目的化合物
(I[l)の分解反応が速いためである。これを抑える
ため(1)の方法では目的化合物(III)を有機溶剤
(クロロホルム等)抽出で反応系外へ取出すか、(4)
の方法のようにアルデヒド共存下で反応を行なっでいる
ものである。
13+ SSB+ + M2803
(■〉
但し、上式中B+ は
CH3CH2CH20R2
を示す。又上式中R1、R2及びMは後記するR1 、
R2及びMと同一である。
R2及びMと同一である。
上記(1)及び(4)の方法、即ち原料化合物(If)
に原料化合物(I)を加える手法においては、有機溶媒
あるいはアルデヒド類を反応系に加えることは不可欠の
条件であり、これを欠くときは後記比較例1で示すよう
に目的化合物(In)の収率の低下は著しい。
に原料化合物(I)を加える手法においては、有機溶媒
あるいはアルデヒド類を反応系に加えることは不可欠の
条件であり、これを欠くときは後記比較例1で示すよう
に目的化合物(In)の収率の低下は著しい。
(発明の目的)
本発明者らは、昨今の公害規制の厳しい条件下で前記発
癌性のあるクロロホルム等の有機溶媒や水溶性の高いア
ルデヒド類を用いることは好ましくないと考え、これら
物質を用いることなく目的化合物(III)を高収率で
製造することを目的として種々検討を重ねてきた。
癌性のあるクロロホルム等の有機溶媒や水溶性の高いア
ルデヒド類を用いることは好ましくないと考え、これら
物質を用いることなく目的化合物(III)を高収率で
製造することを目的として種々検討を重ねてきた。
その結束、意外にも反応を水溶媒系で行ない、そして原
料の添加を従来の方法とは全く逆の方法、即ち原料化合
物(I)に強力な撹拌下で原料化合物(TI)を徐々に
添加することで目的化合物(III)が結晶体となって
高収率に析出生成することが見出されたのである。
料の添加を従来の方法とは全く逆の方法、即ち原料化合
物(I)に強力な撹拌下で原料化合物(TI)を徐々に
添加することで目的化合物(III)が結晶体となって
高収率に析出生成することが見出されたのである。
(発明の構成)
本発明は、一般式
%式%()
(式(I)において、R1はアルキル基又はアラルキル
基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属で
ある) C示されるメルカプ1〜化剤の水溶液に、撹拌下で一般
式 %式% (式(]T)において、R2は水素、アルキル及びアラ
ルキルから選ばれる基であるか又は置換基を有していて
もよい低級脂肪酸残基、置換Aキシカルホニル及び無(
幾酸エステル残基から選ばれるエステル残基であり、M
はアルカリ金属またはアルカリ土類金属である)で示さ
れるチオール塩型ビタミンB1またはその誘導体を徐々
に加えジスルフィド型ビタミンB1またはその誘導体を
結晶体として分離することを特徴とするジスルフィド型
ビタミンB1またはその誘導体の製法である。
基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金属で
ある) C示されるメルカプ1〜化剤の水溶液に、撹拌下で一般
式 %式% (式(]T)において、R2は水素、アルキル及びアラ
ルキルから選ばれる基であるか又は置換基を有していて
もよい低級脂肪酸残基、置換Aキシカルホニル及び無(
幾酸エステル残基から選ばれるエステル残基であり、M
はアルカリ金属またはアルカリ土類金属である)で示さ
れるチオール塩型ビタミンB1またはその誘導体を徐々
に加えジスルフィド型ビタミンB1またはその誘導体を
結晶体として分離することを特徴とするジスルフィド型
ビタミンB1またはその誘導体の製法である。
本発明に用いられる一般式(I)のメルカプ1〜化剤に
おいて、R1はアルキル基又はアラルキル基であり、ア
ルキル基としてはプロピル。
おいて、R1はアルキル基又はアラルキル基であり、ア
ルキル基としてはプロピル。
イソブチル、アリル、シクロアルキルなどが挙げられる
。これらアルキル基は置換基を有していてもよく、この
ような置換基としては、例えばヒドロキシル、エトキシ
、イソプロポキシなどのアルコキシ基;プロピオニルオ
キシ、ベンゾイルオキシ、O〜アセl〜キシベンゾイル
オキシ、二]ヂノイルオキシ、フルフロイルオキシなど
のアシルオキシ基;ヒドロキシカルボニル。
。これらアルキル基は置換基を有していてもよく、この
ような置換基としては、例えばヒドロキシル、エトキシ
、イソプロポキシなどのアルコキシ基;プロピオニルオ
キシ、ベンゾイルオキシ、O〜アセl〜キシベンゾイル
オキシ、二]ヂノイルオキシ、フルフロイルオキシなど
のアシルオキシ基;ヒドロキシカルボニル。
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、フェノキシ
カルボニル オ、プロビルヂオ,フェニルチオなどのアルキルチオ基
やアリールチオ基;アセチルチオ、プロピオニルチオな
どのアシルチオ基;アミノ。
カルボニル オ、プロビルヂオ,フェニルチオなどのアルキルチオ基
やアリールチオ基;アセチルチオ、プロピオニルチオな
どのアシルチオ基;アミノ。
メチルアミノ,ジエチルアミノなどのアルキルアミノ基
;ベンジルアミノなどのアラルキルアミノ基;アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ。
;ベンジルアミノなどのアラルキルアミノ基;アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ。
ベンゾイルアミノ、アラニルアミノなどのアシフール
アミノ
キシカルボニルアミノ、オクチルオキシカルボニルアミ
ノなどのアルコキシカルボニルアミノ基;ウレイド基、
グアニジノ基など、さらにはテトラヒドロフラン、チア
ゾール、ピラゾール。
ノなどのアルコキシカルボニルアミノ基;ウレイド基、
グアニジノ基など、さらにはテトラヒドロフラン、チア
ゾール、ピラゾール。
イミダゾール、キサンチン核,ピリジン核,ジアゼピン
核を有する複素環基などが挙げられる。
核を有する複素環基などが挙げられる。
このような置換基を有するアルキル基の代表的な例とし
ては、2−テトラヒドロフリルメチル、 7−メドキシ
カルボニルー オヘプチルが挙げられる。
ては、2−テトラヒドロフリルメチル、 7−メドキシ
カルボニルー オヘプチルが挙げられる。
またアラルキル基の例としては、例えばベンジル、p−
ニド[1フエニルメチル、フェネチル。
ニド[1フエニルメチル、フェネチル。
2−ピリジルメチルなどが挙げられる。
本発明に用いられる一般式(I)のチオール塩型ビタミ
ンB1またはその誘導体において、R2は水素又は−ト
記R1と同様なアルキル基もしくはアラルキル基、ある
いは置換基を有していてもよい低級脂肪酸残基、エトキ
シカルボニルなどの置換オキシカルボニル基、リン酸,
硫−8= 酸などの無機酸エステル残基から選ばれる基である。
ンB1またはその誘導体において、R2は水素又は−ト
記R1と同様なアルキル基もしくはアラルキル基、ある
いは置換基を有していてもよい低級脂肪酸残基、エトキ
シカルボニルなどの置換オキシカルボニル基、リン酸,
硫−8= 酸などの無機酸エステル残基から選ばれる基である。
一般式(I)及び(H)におけるMとしては、ナトリウ
ム、カリウムなどりアルカリ金属又はマグネシウム、カ
ルシウムなどのアルカリ土類金属が挙げられる。
ム、カリウムなどりアルカリ金属又はマグネシウム、カ
ルシウムなどのアルカリ土類金属が挙げられる。
本発明は、水溶媒系で従来の方法どは全く逆の原料の添
加方法で反応を行なうことによって目的化合物を高収率
に得ることができるものであるが、この理由は必ずしも
明らかではないがその理由の一つとしては、原料メルカ
プ1〜化剤(I)の中に原料化合物(II)を加えてい
くため亜硫N!i塩M2sOsが副生しても、水溶液中
の化合物(I)が直ちに化合物(I)によって消費され
るので化合物(If)のM2SO3による分解反応が抑
制されるためと考えられる。
加方法で反応を行なうことによって目的化合物を高収率
に得ることができるものであるが、この理由は必ずしも
明らかではないがその理由の一つとしては、原料メルカ
プ1〜化剤(I)の中に原料化合物(II)を加えてい
くため亜硫N!i塩M2sOsが副生しても、水溶液中
の化合物(I)が直ちに化合物(I)によって消費され
るので化合物(If)のM2SO3による分解反応が抑
制されるためと考えられる。
本発明の実施において、反応は原料化合物(I>の水溶
液中に原料化合物(I)を撹拌下に徐々に加えていくこ
とによって目的化合物(I[I)のジスルフィド型ビタ
ミンB1 またはその誘導体の結晶が析出生成する。
液中に原料化合物(I)を撹拌下に徐々に加えていくこ
とによって目的化合物(I[I)のジスルフィド型ビタ
ミンB1 またはその誘導体の結晶が析出生成する。
反応を円滑に行なわせるためには撹拌を充分に行なうこ
とが望ましい。撹拌が十分でないと目的化合物(Irl
)は更に反応して67i記反応式で示したにうな化合物
(Vl)及び(v■)の副生物が増加する。
とが望ましい。撹拌が十分でないと目的化合物(Irl
)は更に反応して67i記反応式で示したにうな化合物
(Vl)及び(v■)の副生物が増加する。
撹拌の方法としては、機械的撹拌、気体吹込みによる撹
拌、振どう、超音波による撹拌など公知の方法が採用さ
れる。
拌、振どう、超音波による撹拌など公知の方法が採用さ
れる。
原料化合物(I)の水溶液に添加する原料化合物(TI
)は水溶液あるいは固体状、例えば粉粒体をそのまま加
えてもよい。
)は水溶液あるいは固体状、例えば粉粒体をそのまま加
えてもよい。
反応は中性ないしアルカリ性領域で行なうことが望まし
く、特にp+−+g〜12の範囲がよい。
く、特にp+−+g〜12の範囲がよい。
反応温度は5〜35℃程度の室温付近で一1分であるが
、場合によっては反応を更に促進させるために高温で行
なうこともあり、あるいは目的物の性状が不安定である
場合には5℃以下の低湿で行なうことも可能である。
、場合によっては反応を更に促進させるために高温で行
なうこともあり、あるいは目的物の性状が不安定である
場合には5℃以下の低湿で行なうことも可能である。
原料化合物の割合は(I>/(IT)のモル比で1〜2
の範囲がよく、特に1.2〜1.5の範囲が好適である
。
の範囲がよく、特に1.2〜1.5の範囲が好適である
。
反応によって111られた目的化合物(Ift)は水溶
媒系で結晶化しており濾過によって分離することができ
る。必要な場合にはそれ自体公知の塩析、1Iil縮、
抽出などの分離手段を用いることもできる。
媒系で結晶化しており濾過によって分離することができ
る。必要な場合にはそれ自体公知の塩析、1Iil縮、
抽出などの分離手段を用いることもできる。
(発明の効果)
本発明の方法は反応の際有害な有機溶媒を用いないので
公害対策上また作業環境上の問題が生じないこと、更に
1バッチ当りの生産量を倍増できること、目的物が結晶
として析出するので生産管理が容易であることなどT業
的に極めて有利な方法である。
公害対策上また作業環境上の問題が生じないこと、更に
1バッチ当りの生産量を倍増できること、目的物が結晶
として析出するので生産管理が容易であることなどT業
的に極めて有利な方法である。
(実施例)
実施例1
塩酸チアミン51.2411(0,152モル)を含む
水75m1溶液中に苛性ソーダ17.9813を含む水
75m l溶液を10°Cで10分間撹拌下で滴下し、
更に1時間撹拌を続【ってビタミンB1のチオナトリウ
ム塩水溶液を得た。
水75m1溶液中に苛性ソーダ17.9813を含む水
75m l溶液を10°Cで10分間撹拌下で滴下し、
更に1時間撹拌を続【ってビタミンB1のチオナトリウ
ム塩水溶液を得た。
一方、テトラヒドロフルフリルブロマイド41.46(
lとチオ硫酸す1〜リウムの5水和物63.92(]を
水63n+lとメタノール63m1との混合液中で8時
間撹拌下に加熱速流し、チオ硫酸す1ヘリウムの消費率
を0.7Nヨード液で滴定し、18.2%までチオ硫酸
す1−リウムが減少した時点で反応を停止し、反応液を
減圧下にメタノールを留去して相当するメルカプl−化
剤0.211モルを含む水溶液(以下プント塩水溶液と
いう)を得た。
lとチオ硫酸す1〜リウムの5水和物63.92(]を
水63n+lとメタノール63m1との混合液中で8時
間撹拌下に加熱速流し、チオ硫酸す1ヘリウムの消費率
を0.7Nヨード液で滴定し、18.2%までチオ硫酸
す1−リウムが減少した時点で反応を停止し、反応液を
減圧下にメタノールを留去して相当するメルカプl−化
剤0.211モルを含む水溶液(以下プント塩水溶液と
いう)を得た。
得られたプント塩水溶液中に上記ビタミンB1のチオナ
トリウム塩水溶液を6°Cでモーター撹拌機を用いて強
力な撹拌下に50分間かけて滴下し、更に30分間撹拌
を続(プだ。反応液中の析出ジスルフィドの白色結晶を
吸引濾過し、水洗後アセトンで洗浄して真空乾燥により
目的とするデアミンチトラヒドロフルフリルジスルフィ
ド52.850(0,133モル)を得た。融点139
〜140℃、塩酸チアミンからの収率81,5%。
トリウム塩水溶液を6°Cでモーター撹拌機を用いて強
力な撹拌下に50分間かけて滴下し、更に30分間撹拌
を続(プだ。反応液中の析出ジスルフィドの白色結晶を
吸引濾過し、水洗後アセトンで洗浄して真空乾燥により
目的とするデアミンチトラヒドロフルフリルジスルフィ
ド52.850(0,133モル)を得た。融点139
〜140℃、塩酸チアミンからの収率81,5%。
12一
実施例2
臭化プロパン61.5(] (00,5モルとチオ硫
酸す]〜リウムの5水和物127.70 (0,51
モル)を水2501どメタノール250m l巾に加え
、撹拌下に4時間加熱速流した後、メタノールを減圧留
去してプロピルチオ硫酸ナトリウム0.469モルを含
む水溶液を得た。
酸す]〜リウムの5水和物127.70 (0,51
モル)を水2501どメタノール250m l巾に加え
、撹拌下に4時間加熱速流した後、メタノールを減圧留
去してプロピルチオ硫酸ナトリウム0.469モルを含
む水溶液を得た。
一方、塩酸チアミン109,1(1(0,323モル)
を含む水127m1溶液に撹拌下24重量%苛性ソーダ
水溶液159gを滴下し、1時間撹拌してビタミンB+
のチオール塩水溶液を得た。
を含む水127m1溶液に撹拌下24重量%苛性ソーダ
水溶液159gを滴下し、1時間撹拌してビタミンB+
のチオール塩水溶液を得た。
得られたビタミンB1のチオール塩水溶液を上記プロピ
ルチオ硫酸ナトリウム水溶液中に実施例1と同じ撹拌機
を用いて強力な撹拌下で反応温度2℃で20分間かけて
滴下し、更に20分間撹拌を継続した。反応後反応液中
の析出結晶を濾取し、水洗及びアセトン洗浄後真空乾燥
してチアミンプロビルジスルフィド84.2(1(0,
237モル)を得た。融点130.5〜131℃、塩酸
チアミンからの収率73.2%。
ルチオ硫酸ナトリウム水溶液中に実施例1と同じ撹拌機
を用いて強力な撹拌下で反応温度2℃で20分間かけて
滴下し、更に20分間撹拌を継続した。反応後反応液中
の析出結晶を濾取し、水洗及びアセトン洗浄後真空乾燥
してチアミンプロビルジスルフィド84.2(1(0,
237モル)を得た。融点130.5〜131℃、塩酸
チアミンからの収率73.2%。
実施例3
塩イヒベンジル31.790とチオ硫酸ナトリウムの5
)水和物63.92gを水63m1とメタノール63m
1との混合液中で4時間加熱連流した後、メタノールを
減圧除去して相当するプント塩水溶液を得た。
)水和物63.92gを水63m1とメタノール63m
1との混合液中で4時間加熱連流した後、メタノールを
減圧除去して相当するプント塩水溶液を得た。
プント塩水溶液中に実施例1と同じビタミンB1のヂオ
ナI〜リウム塩水溶液の同量を15°Cで実施例1と同
様な撹拌下で30分間か(ブーC滴下し、更に30分間
1■拌反応させた。反応後反応液を吸引濾過し水洗、ア
セトン洗浄後真空乾燥して目的とする白色結晶ベンジル
ジスルフィド47.58q(0,122モル)を得た。
ナI〜リウム塩水溶液の同量を15°Cで実施例1と同
様な撹拌下で30分間か(ブーC滴下し、更に30分間
1■拌反応させた。反応後反応液を吸引濾過し水洗、ア
セトン洗浄後真空乾燥して目的とする白色結晶ベンジル
ジスルフィド47.58q(0,122モル)を得た。
融点150〜152℃、塩酸チアミンからの収率80.
2%。
2%。
比較例1
実施例1と同じ原料を用いて原料の添加を実施例1と逆
にして反応を行なった。即ち、ビタミンB1のチオナト
リウム塩水溶液中にプント塩水溶液を3°Cで実施例1
と同様な撹拌下に20分間か(Jて滴下し、更に 1時
間撹拌を続【プた。
にして反応を行なった。即ち、ビタミンB1のチオナト
リウム塩水溶液中にプント塩水溶液を3°Cで実施例1
と同様な撹拌下に20分間か(Jて滴下し、更に 1時
間撹拌を続【プた。
反応後反応液中には目的物の結晶が極めてわずかしか析
出していなかった。目的物を塩析するため食fi20.
86oを加えたところ黄色結晶を生じた。これを濾取し
、更に濾液は一昼夜放置し析イ)1− 出した結晶を吸引濾取し、両者を伴わせて水洗、アセト
ン洗浄後真空乾燥してチアミンテトラヒドロフルフリル
ジスルフィド14.Ogを得た。融点135〜138°
C1塩酸チアミンからの収率27.3%。
出していなかった。目的物を塩析するため食fi20.
86oを加えたところ黄色結晶を生じた。これを濾取し
、更に濾液は一昼夜放置し析イ)1− 出した結晶を吸引濾取し、両者を伴わせて水洗、アセト
ン洗浄後真空乾燥してチアミンテトラヒドロフルフリル
ジスルフィド14.Ogを得た。融点135〜138°
C1塩酸チアミンからの収率27.3%。
比較例2
実施例1と同じ原料を用い、同じ添加方法で、但しホル
マリンを反応系に添加して行なった。
マリンを反応系に添加して行なった。
即ち、プント塩水溶液中に37重量1%ホルマリンを6
0.4ml加え、実施例1と同様な条件下でビタミンB
1のチオナトリウム塩水溶液を40分間かけて滴下し、
更に30分間攪拌した。反応液は二層に分離し、目的物
は黄色の油状物質として上層に分離した。この油状物質
からの目的物チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフ
ィドの精製は著しく困難であった。
0.4ml加え、実施例1と同様な条件下でビタミンB
1のチオナトリウム塩水溶液を40分間かけて滴下し、
更に30分間攪拌した。反応液は二層に分離し、目的物
は黄色の油状物質として上層に分離した。この油状物質
からの目的物チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフ
ィドの精製は著しく困難であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式( I )において、R^1はアルキル基又はアラル
キル基であり、Mはアルカリ金属またはアルカリ土類金
属である) で示されるメルカプト化剤の水溶液に、撹拌下で一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式(II)において、R^2は水素、アルキル及びアラ
ルキルから選ばれる基であるか又は置換基を有していて
もよい低級脂肪酸残基、置換オキシカルボニル及び無機
酸エステル残基から選ばれるエステル残基であり、Mは
アルカリ金属またはアルカリ土類金属である) で示されるチオール塩型ビタミンB_1またはその誘導
体を徐々に加えジスルフィド型ビタミンB_1またはそ
の誘導体を結晶体として分離することを特徴とするジス
ルフィド型ビタミンB_1またはその誘導体の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6778985A JPS61225170A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | ジスルフイド型ビタミンb↓1またはその誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6778985A JPS61225170A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | ジスルフイド型ビタミンb↓1またはその誘導体の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61225170A true JPS61225170A (ja) | 1986-10-06 |
Family
ID=13355069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6778985A Expired - Lifetime JPS61225170A (ja) | 1985-03-29 | 1985-03-29 | ジスルフイド型ビタミンb↓1またはその誘導体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61225170A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992012138A1 (en) * | 1990-12-28 | 1992-07-23 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Process for producing disulfide derivative of thiamine |
CN109503561A (zh) * | 2018-12-22 | 2019-03-22 | 华中药业股份有限公司 | 一种呋喃硫胺的制备方法 |
-
1985
- 1985-03-29 JP JP6778985A patent/JPS61225170A/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992012138A1 (en) * | 1990-12-28 | 1992-07-23 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Process for producing disulfide derivative of thiamine |
CN109503561A (zh) * | 2018-12-22 | 2019-03-22 | 华中药业股份有限公司 | 一种呋喃硫胺的制备方法 |
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