JPS61218623A - エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

エポキシ樹脂組成物及びその硬化物

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JPS61218623A
JPS61218623A JP5814685A JP5814685A JPS61218623A JP S61218623 A JPS61218623 A JP S61218623A JP 5814685 A JP5814685 A JP 5814685A JP 5814685 A JP5814685 A JP 5814685A JP S61218623 A JPS61218623 A JP S61218623A
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naphthol
epoxy
epoxy resin
ether
resin composition
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Takanori Urasaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は新規なエポキシ樹脂組成物とその硬化物に関す
るものである。
本発明のエポキシ樹脂組成物から得られる硬化物はガラ
ス転移温度が高く、よって耐熱性にすぐれ且つ吸水率が
小さく、たとえば高弾性繊維(炭素繊維、アラミド繊維
など)を補強材として用いた場合には耐熱性複合材料と
して用いることができるものである。
b、従来技術 耐熱性エポキシ樹脂硬化物を得る方法としては1)N、
N−ジグリシジルアミノフェニルグリシジルエーテルな
どのポリグリシジル化合物とジアミノジェニルスルホン
を硬化させる方法、及び2) フェノールネボラツクの
ポリグリシジルエーテルとジアミノジフェニルスルホン
を硬化させる方法 などの方法の伯に、本発明者らが提案した3) α−ナ
フトールノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテルを
ジアミノジフェニルスルホンで硬化させる方法などが知
られている。しかしこれらの方法で得られたものもなお
以下にのべるように耐熱性が不充分であったり、吸水性
が大きいなどの欠点が充分解決されていない。
C0発明の目的 本発明の目的は耐熱性にすぐれ且つ吸水率の小さいエポ
キシ樹脂硬化物を与えるエポキシ樹脂組成物を提供する
ことであり、この組成物は従来公知の硬化剤を用いて硬
化させ、高弾性縁H(炭素繊維、アラミド繊維など)で
補強すると耐熱性。
耐湿熱性の良好な複合材料を与えることが出来る。
d0発明の構成 本発明は 1) α−ナフトールを主たるフェノール成分とするナ
フトールノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテル(
I)とN、N−ジグリシジルアミノフェニルグリシジル
エーテル類を主成分として含むポリグリシジル化合物(
I)とよりなり、(I)と(II)の割合が(I)’:
 (I)−95: 5〜5:95であるエポキシ樹脂と
エポキシ硬化剤とよりなるエポキシ樹脂組成物及び 2) α−ナフトールを主たるフェノール成分とするナ
フトルツボラック型樹脂のポリグリシジルエーテル(I
)とN、N−ジグリシジルアミノフェニルグリシジルエ
ーテル類を主成分として含むポリグリシジル化合物(I
I)とよりなり(I)と(II)の割合が(I) : 
(II) −95: 5〜5:95であるエポキシ樹脂
組成物をエポキシ用硬化剤で硬化させた硬化物である。
本発明においてα−ナフトールを主たるフェノール成分
として含むナフトールノボラック型樹脂のポリグリシジ
ルエーテル(I)とはα−ナフトールを主たるフェノー
ル成分とするフェノール類と、下記式(I[[) 反応させて、分子中にナフタレン核を2個以上含むノボ
ラック型樹脂を骨格とするポリグリシジルエーテルであ
る。
ここでα−ナフトールを主たるフェノール成分とするノ
ボラック型樹脂はナフタレン核を2個以上含む、好まし
くはナフタレン核を2〜10個含むもので更に好ましく
は上記式(I[[>においてRが水酸基を含まない場合
にはナフタレン核を3〜6個含むもので、Rが水酸基を
含む場合にはナフタレン核を2〜5個含むものである。
本発明において上記ノボラック型樹脂はα−ナフトール
以外に小割合のフェノール、クレゾール。
キシレノール、β−ナフトールなどの従来公知のノボラ
ック型樹脂に用いられるフェノール類を共重合成分とし
て含んでもよい。
本発明の前記式(III)で表わされるアルデヒドよ具
体的にはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピ
ルアルデヒド、ブチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、
p−ヒドロキシベンズアルデヒド、クロルベンズアルデ
ヒド、ブロムベンズアルデヒドなどがありこのうちホル
ムアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒドが特に
好ましい。
本発明の上記のα−ナフトールを含むノボラック型樹脂
はα−ナフトールを主成分とするフェノール類に上記ア
ルデヒド成分を1/2〜1倍モル加えて酸性触媒存在下
に縮合させてつくられる。
ここで酸性触媒としては具体的には硝酸、硫酸。
塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸
などのプロトン酸、三弗化ホウ素、三弗化ホウ素エーテ
ル錯体、塩化アルミニウム、塩化スズ、塩化亜鉛、塩化
鉄、塩化チタンなどのルイス酸、シュウ酸などを用いる
ことができる。
これらの中でもプロトン酸、シュウ酸を用いることが好
ましい。これら触媒の使用量は原料α−ナフトールを主
体とするフェノール類に対し0.001〜0.05モル
倍とし、50〜250℃の温度範囲で1〜10時間の間
で反応させる。この場合無溶媒でもよいが必要に応じて
トルエン、クロルベンゼン。
ジクロルベンゼン、ニトロベンゼン、ジフェニルエーテ
ルなどの芳香族炭化水素エチレングリコール、ジエチレ
ングリコールなどのジメチルエーテル、テトラヒドロフ
ランなどのジメチルエーテル。
テトラヒドロフランなどの環状エーテルが溶媒として用
いられる。
つぎに本発明のα−ナフトールを主たるフェノール成分
とするナフトールノボラック型樹脂のポリグリシジルエ
ーテルは上記の方法で合成されたナフトールノボラック
にエピクロルヒドリンを反応させることによって得られ
る。この反応は従来公知のフェノールノボラックとエピ
クロルヒドリンからポリグリシジルエーテルを得る方法
にしたがって実施できる。この反応は 1) ノボラック型樹脂と過剰のエピクロルヒドリンの
混合物に苛性ソーダ、苛性カリなどのアルカリ金属水酸
化物の固体または濃厚水溶液を加えて50〜120℃の
間の温度で反応させる。
2) ノボラック型樹脂と過剰のエピクロルヒドリンに
テトラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルア
ンモニウムブロマイド、トリメチルベンジルアンモニウ
ムクロライドなどの第4級アンモニウム塩を触媒量加え
て70〜150℃で反応させて得られるポリハロヒドリ
ンエーテルに苛性ソーダ、苛性カリなどのアルカリ金属
水酸化物の固体または濃厚水溶液を加えて、再び20〜
100℃の間の温度で反応させてポリハロヒドリンエー
テルを閉環させて目的のポリグリシジルエーテルを得る
方法である。上記方法においてエピクロルヒドリンの使
用量はノボラック型樹脂中の水酸基に対して5〜50モ
ル倍好ましくは10〜30モル倍の範囲であり、また苛
性ソーダ、苛性カリなどのアルカリ金属水酸化物の使用
量はノボラック型樹脂中の水酸基に対して0.9〜1.
2モル倍の範囲であり更に2)の方法によるときは第4
級アンモニウム塩をノボラック型樹脂中の水酸基に対し
て0.001〜0.02モル倍の範囲で用いる。
またこの反応は1〜10時間の範囲で行なわれる。
本発明の反応で得られるα−ナフトールを主たる成分と
して含むナフトールノボラック型樹脂のポリグリシジル
エーテルは前記の如く未反応のエピクロルヒドリンのほ
かにアルカリ金属のハロゲン化物等の水溶性無機塩を含
むので、通常反応混合物より未反応のエビクロヒドリン
の一部又は全部を蒸留除去したのち、水溶性無機物は水
による抽出、濾別などの方法で除去し、目的とするポリ
グリシジルエーテルを得る。本発明におけるα−ナフト
ールを主たるフェノール成分として含むナフトールノボ
ラック型樹脂のポリグリシジルエーテ[ただし式中R′
の定義は前記と同じである。]で表わされる一価の有機
基より選ばれる有機基を2種以上含む。
更に具体的には本発明のポリグリシジルエーテルはたと
えば上記式(V)、(Vl)で表わされる一価の有機基
台1個と上記式(IV)で表わされる2価の有tl基を
1〜8個(好ましくは上記式(rV)で表わされる2価
の有機基をR′がグリシジル基をもたないときは1〜4
個 Rrがグリシジル基をもつ場合には0〜3個)を含
むもので、ある。またこのポリグリシジルエーテルの分
子量は好ましくは600〜1500のものが用いられる
本発明の上記ポリグリシジルエーテルはエポキシ当量が
300 (g/当1)以下好ましくは280(SF/当
量)以下更に好ましくは250 ((j /当量)以下
でこのようなポリグリシジルエーテルを用いると耐熱性
良好な硬化物が得られる。
本発明においては前記α−ナフトールを主たる(II)
とが共に用いられる。
このポリグリシジル化合物(I)はp−アミノフェノー
ル、l−アミンフェノール、クロル−p−アミノフェノ
ール又はメチル−1−アミノフェノールなどとエピクロ
ルヒドリンとを出発原料として従来公知の方法で製造す
ることができる。
これらの中でも、ここで用いるアミノフェノールとエピ
クロルヒドリンとをエチルアルコール、グリセリンα、
α′−ジクロルヒドリンなどの溶媒の存在下水酸化リチ
ウムの水溶液を触媒として40℃で付加反応させ、つい
で苛性ソーダ水溶液を加え加熱閉環反応させる方法であ
る。
この方法によってエポキシ当量100〜5009/当量
好ましくは105〜125g/当黴といったポリ−1リ
シジル化合物を得るとかできる。これらは、ぎる。
本発明においてエポキシ樹脂組成物は上記(I)、(I
t)の化合物よりなり(I)と(IF)の割合は95:
5〜5:95好ましくは80:20〜20:80更に好
ましくは75825〜25 : 75特に好ましくは6
0:40〜40:60である。
(I)の割合が多すぎても(II)の割合が多すぎても
これを硬化して得られる複合材料の耐熱性が低下する傾
向があり好ましくない。
本発明の新規なエポキシ樹脂組成物は従来公知のエポキ
シ用硬化剤(「エポキシ樹脂」垣内弘編(昭晃堂)昭和
45年9月30日発行、109頁〜149頁参照)によ
って硬化できる。これにはアミン類、酸無水物、ポリア
ミド樹脂、ポリスルフィド樹脂、三フッ化ホウ素アミン
コンプレックス。
ノボラック樹脂、ジシアンジアミドなどをあげることが
できる。
具体的にはジエチレント′リアミン、トリエチレ〉テト
ラミン、1.3−ジアミノシクロヘキサン。
3.3′ −ジアミノジフェニルスルホン、  2.4
’ −トルイレンジアミン、  4.4’ −ジアミノ
ジフェニルエーテル、  3.4’ −ジアミノジフェ
ニルエーテル、アニリン−ホルマリン樹脂などの芳香族
ジアミン;前記脂肪族アミンまたは芳香族アミンとモノ
エポキシ化合物(エチレンオキサイド、フェニルグリシ
ジルエーテル、ブチルグリシジルエーテルなど)、ポリ
エポキシ化合物(ビスフェノールAのジグリシジルエー
テル、レゾルシンのジグリシジルエーテルなど)または
アクリロニトリルなどとのアダクト:無水フタル酸、無
水へキサヒドロフタル酸、ナジック酸無水物、メチルナ
ジック酸無水物、ピロメリット酸無水物、ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸無水物、トリメリット酸無水物、グ
リセリントリストリメテート、エチレングリコールビス
トリメリテートなどの酸無水物;ダイマー酸とジエチレ
ンテトラミン、トリエチレンミンなどのアミンと三フッ
化ホウ素のコンプレックス;フェノール、クレゾール、
レゾルミンなどとホルマリンとより得られる低分子量ノ
ボラック樹脂;ポリ−p−ビニルフェノール、ジシアン
ジアミドなどである。
本発明の新規エポキシ樹脂組成物は前記の如〈従来公知
のエポキシ樹脂用硬化剤で硬化できるが芳香族ジアミン
およびまたはジシアンジアミドで硬化することが好まし
く、中でも4.4′ −ジアミノジェニルスルホン、 
 3.3’ −ジアミノジフェニルスルホンが特に好ま
しく用いられる。
本発明の新規なエポキシ樹脂組成物は前記エポキシ用硬
化剤と共に硬化させる。ここでアミン類。
ポリアミド樹脂、ポリスルフィド樹脂三フッ化ホウ素ア
ミンコンプレックス、ノボラック樹脂ポリ−〇−ビニル
フェノールなどの使用量は当該エポキシ樹脂組成物の中
に含まれるエポキシ基1に対してこれら硬化剤中の活性
水素量が0.5〜1.5モル倍優好ましくは0.8〜1
.2モル倍mになるように、酸無水物の使用量は当該エ
ポキシ組成物中に含まれるエポキシ基量に対して酸無水
物量が0.5〜1.0モル倍量になるように好ましくは
0.6〜O99モル倍量になるように、またジシアンジ
アミドの使用量は当該エポキシ樹脂の中に含まれるエポ
キシ量に対して1/20〜1/3倍モル好ましくは1/
10〜1/4モル倍である。
かかる硬化反応に際して必要なら硬化促進剤を少割合用
いることができる。
ここで硬化促進剤としてはたとえばトリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジメチルベンジルアミンなどの第3
級アミン;フェノール、クレゾール、ブチルフェノール
、ノニルフェノール、クロルフェノール、レゾルシノー
ル、ポリビニルフエーノールなどのフェノ−・ル類;イ
ミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなど
のイミダゾール類またはこれらの酢酸塩などの塩類をあ
げることができる。
本発明のエポキシ樹脂組成物には前記硬化剤と必要に応
じて硬化促進剤を加えてそのまま硬化できるが、アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、ジエチ
ルケトンなどのケトン類。
ジオキサン、テトラヒト0フランなどの環状エーテル類
、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−
メチルピロリドンなどのアミド類。
ベンゼン、トルエン、キシレン、クメンなどの芳香族炭
化水素などに溶解させて硬化剤(必要に応じて更に硬化
促進剤)を均一に分散または溶解させてから溶媒を除去
して硬化させることもできる。
またこの硬化反応は60℃以上でも進行するが、好まし
くは100〜250℃の間の温度に加熱して行うことが
できる。
硬化時間は通常0.5〜5時間である。
またここで得られる硬化物は好ましくは150℃以鳩の
温度でキユアリングすることによって耐熱性の向上がは
かられる。
本発明の新規エポキシ樹脂組成物はそれ自体単独で前記
硬化剤と共に硬化させてすぐれた硬化物を与えるが更に
必要に応じて他の従来公知のエポキシ化合物と併用して
使用することもできる。
作  用 本発明の新規エポキシ樹脂組成物は低融点で溶解性にす
ぐれたまたこの硬化物は耐熱性がたかく且つ吸水性が小
さい。
したがってこの硬化物を高弾性繊維(たとえば炭素II
m、アラミドl1llfなど)で補強すると耐熱性、耐
湿熱性の良好な複合材料を与えることができる。
参考例1 α−ナフトール144部、クロルベンゼン144部及び
10%シュウ酸水溶液16部を仕込み、80℃に加熱し
つつ35%ホルマリン60部を徐々に滴下、90〜11
0℃に加熱して8時間反応後、減圧下で乾−して−α−
ナフトールノボラック(分子l 540)を得た。この
ノボラック 150部にエピクロルヒドリン1250部
とトリメチルベンジルアンモニウムクロライド2部を加
え120℃で3時間付加反応させ、しかるのち50%苛
性ソーダー水溶液を減圧下10〜65℃で3時間を要し
て滴下し、滴下後向条件で2時間反応させた。この間エ
ピクロルヒドリンは水と共沸させ、留出してくる水は系
外に除去した。
反応終了後不溶物を濾別し、エピクロルヒドリンの一部
を減圧上留出させてから、水洗及びリン酸水溶液による
洗浄ののち、水洗液が中性になるまで水洗後減圧下でエ
ピクロルヒドリンを留去し、目的のポリグリシジルエー
テル(Ia)184部(エポキシ当量230 (g/当
量)分子量850)を得た。
参考例2 α−ナフトール144部、P−ヒドロキシベンズアルデ
ヒド82部に濃塩酸0.2部、P−t−ルエンスルホン
酸0.3部を混合し、100〜110℃で1時間→いて
180〜190℃まで昇渇し同温度で8時間加熱反応さ
せた。
ついでこの反応混合物を冷却後反応器よりとりだし、粉
砕し、熱水で洗浄した後乾燥した。得られたノボラック
型樹脂は207部で、融点は300℃以上、ジオキサン
にとかし、凝固点降下法により求めた分子量は535(
分子中にナフトール成分を平均2.6個、P−ヒドロキ
シベンズアルデヒド成分を平均1.6個含む)であった
。ついでこのノボラブク型樹脂200部にエビクロルヒ
ドリン1440部。
トリメチルベンジルアンモニウムクロライド2.4部を
加えて120℃で3時間加熱し、つぎに減圧下75℃に
加熱しつつ50%苛性ソーダー水溶液135部を2時間
かけて加えた。
この量水とエピクロルヒドリンとの共沸によって水を系
外に除去した。ついで苛性ソーダー水溶液を加えてから
更に2時間同温度で水を系外に除去しつつ加熱反応させ
た。
反応終了後不溶物を濾別し、減圧下でエピクロルヒドリ
ンの1部を除去し、水洗リン酸水溶液による洗浄の後更
に、中性になるまで水洗し、最後にエピクロルヒドリン
を減圧下で除去し、ポリグリシジルエーテル(Ib)2
50部を得た。
ここで得られたポリグリシジルエーテル(Ib)は融点
105℃で塩酸ジオキサン法で求めたエポキシ当量は2
35 (9/当量)でジオキサンにとかし凝固点降下法
で求めた分子量は830であった。
実施例1〜2.比較例1〜2 参考例1で合成したポリグリシジルエーテル<Ia)と
N、N−ジグリシジル−m−アミノフェニルグリシジル
エーテル(IIaと略す)を用いて炭素繊維とのコンポ
ジットをつくり性能を評価した。
すなわち参考例1で得たポリグリシジルエーテル(Ia
)およびまたはN、N−ジグリシジル−請−アミノフェ
ニルグリシジルエーテル(IIa )(エポキシ当量1
05 (9/当量))に4.4℃−ジアミノジフェニル
スルホン(I[[aと略す)を加えこれをアセトンを加
えて溶解させて45%溶液をつやり、この溶液に炭素繊
維(束しT 400.3600デニール、  6000
フイラメント)をドラムワインデング法により浸漬し、
オーブン中80℃でアセトンを蒸発させてプリプレグを
得た。ここで得たプリプレグは一方向にならべ金型温度
180℃にて1時間加圧成型し、厚み2 m 、幅12
mm長さ120部w’1lft含165体積%の一方向
炭素繊維強化樹脂成型片を得た。
この成型片は220℃で4時間ボストキュアを行ってか
ら25℃と200℃で0°曲げ強度をスパン64履で3
点曲げ試験法により測定し、一方、デュポン社DMA 
(モデル1090)によってガラス転移温度(Tg)を
しらべ樹脂の耐熱性を評価した。結果は表1に示した。
(以下余白) 表1 (以下余白) また上記フンポジットは潮水中10日間処理し吸水率を
求めた結果、実施例1は1.4%、比較例1は0.9%
、比較例2は1.9%であった。
実施例2.比較例3〜4 参考例2で得たポリグリシジルエーテル(Ib)とN、
N−ジグリシジル−P−アミノフェニルグリシジルエー
テル(エポキシ当1110g/当量。
mbと略す)および3.3′ −ジアミノジェニルスル
ホン(I[[bと略す)を用い、実施例1と同様にして
、表2の如き樹脂組成で一方向炭素繊維強化樹脂形成片
をつくり、耐熱性をしらべた。結果は表2に示した。
表2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、α−ナフトールを主たるフェノール成分とするナフ
    トールノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテル(
    I )とN,N−ジグリシジルアミノフェニルグリシジル
    エーテル類を主成分として含むポリグリシジル化合物(
    II)とよりなり、( I )と(II)の割合が( I ):(
    II)=95:5〜5:95であるエポキシ樹脂とエポキ
    シ用硬化剤とよりなるエポキシ樹脂組成物。 2、α−ナフトールを主たるフェノール成分とするナフ
    トールノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテル(
    I )とN,N−ジグリシジルアミノフェニルグリシジル
    エーテル類を主成分として含むポリグリシジル化合物(
    II)とよりなり、( I )と(II)の割合が( I ):(
    II)=95:5〜5:95であるエポキシ樹脂組成物を
    エポキシ用硬化剤で硬化させた硬化物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02189326A (ja) * 1989-01-18 1990-07-25 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 電子部品封止用エポキシ樹脂組成物
JPH03717A (ja) * 1989-05-30 1991-01-07 Nippon Steel Chem Co Ltd 新規エポキシ樹脂及びその製造法
US20180244880A1 (en) * 2015-09-03 2018-08-30 Toray Industries, Inc. Epoxy resin composition, prepreg, and carbon fiber reinforced composite material

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