JPS61215613A - プロピレン共重合体の製造法 - Google Patents

プロピレン共重合体の製造法

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JPS61215613A
JPS61215613A JP5765185A JP5765185A JPS61215613A JP S61215613 A JPS61215613 A JP S61215613A JP 5765185 A JP5765185 A JP 5765185A JP 5765185 A JP5765185 A JP 5765185A JP S61215613 A JPS61215613 A JP S61215613A
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JP
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propylene
polymerization
compound
ethylene
copolymer
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JP5765185A
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English (en)
Inventor
Mitsuyuki Matsuura
松浦 満幸
Takashi Fujita
孝 藤田
Katsumi Hirakawa
平川 勝己
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、高剛性かつ高衝撃強度で流動性の良いプロピ
レンブロック共重合体を、高活性でしかも低結晶性成分
の副生を減少させて提供する重合方法に関するものであ
る。
先行技術 結晶性ポリプロピレンは、剛性、耐熱性に優れた特性を
有する反面、耐衝撃強度、特に低温における耐衝撃強度
、が弱いという問題があった。
この点を改良する方法として、プロピレンとエチレンま
たはその他のオレフィンとを段階的に重合させてブロッ
ク共重合体を生成させる方法はすでに公知である(特公
昭43−11230号、特公昭44−16668号、特
公昭44−20621号、特公昭49−24593号、
持分[49−30264号、特開昭48−25781号
、特開昭50−115296号、特開昭53−3578
9号、特開昭54−11007210072号各 公報しながら、プロピレンとエチレンとを、二段もしく
は多段で重合させた場合は、耐衝撃性が改良される反面
、生成物は共重合部分を含むものとなるので、低結晶性
の重合体くみるべき用途がない)が大量に副生ずるとい
う工業的な問題を内包している。そこで、副生ずる低結
晶性成分を減少させるべく、多くの試みがなされてきた
一方、オレフィン立体規則性触媒として三塩化チタン型
触媒は周知のものであるが、これは活性が低くて生成ポ
リオレフィン中の含量が大きいので、その除去のための
工程(肌触工程)が必要である。
肌触工程が不要となるまでに活性を大きく向上させる方
法として、固体触媒成分にマグネシウム化合物を導入す
ると効果があることが知られている(特公昭39−12
105号、特公昭47−41676号、及び特公昭47
−46269号各公報等)。しかし、これらの方法によ
り、オレフィンの重合を行なった場合は、活性は高いけ
れども副生する低結晶性成分が多くて実用価値は低い。
そこで、低結晶性成分のn1生を抑制するために、固体
触媒成分や重合第三成分として電子供与体を用いる方法
が提案された(特開昭47−9842号、特開昭50−
126590号、特開昭51−57789号各公報等)
。そして、これらの触媒系を用いてプロピレンブロック
共重合体を製造する手法についても提案がなされている
(特開昭52−98045号、特開昭53−88049
号各公報等)。しかし、これらの方法では、まだ副生ず
る低結晶性成分が多くて、実用上満足のいくものではな
い。
したがって、これを改良するために、重合第三成分とし
て5i−0−Cもしくは5i−0−N結合を有する有機
ケイ素化合物を用いることが提案された(特開昭58−
83016号公報)。
しかしながら、この手法では、従来の三塩化チタン型触
媒の場合に比べてエチレン/プロピレンゴム部分もしく
はポリエチレン部分の分子量が小さいので次の問題点が
あると思われる。
(1)  生成するゴムが重合体から抽出され易くて副
生低結晶性成分となり、特にゴム部分が多い場合は生成
重合体にべたつきがあって重合体が凝集、固着等を起こ
して運転トラブルとなる。
(2)  低温耐衝撃性が向上しない。
(3)  ポリマー全体のVFRを保つには、必然的に
結晶性ポリプロピレン部分の分子量を大きくしなければ
ならず、このためにスパイラルフロー即ちポリマーの金
型内での流動性が悪化する。
1肚史11 要旨 本発明は上記の問題点に解決を与えることを目的とし、
特定組成の触媒の特定態様での使用によるプロピレンの
共重合によってこの目的を達成しようとするものである
従って、本発明によるプロピレン共重合体の製造法は、
下記の触媒成分(A>、(8)および(C)の存在下に
下記工程(甲)および(乙)を実施することからなるプ
ロピレン共重合体の製造法において、該触媒成分(A)
、(B)および<c−1>の共存下に工程(甲)を実施
し、次いで、該触媒成分(C−2)を追加して工程(乙
)を実施すること、を特徴とするものである。
触媒成分 (A)  マグネシウム、チタン、およびハロゲンを必
須成分とする固体組成物。
(B)  有機アルミニラ化合物。
(C)  下記の(C−1)および(C−2)からなる
群から選ばれるs 1−o−c結合含有ケイ素化合物。
(C−1)  少なくとも一個の芳香族置換基が直)1
si原子に結合しかつ少なくとも一個の3i−O−C結
合を有する化合物。
(C−2>  直接に3i原子と結合した芳香族置換基
を有しない、少なくとも一個の5i−0−C結合を有す
る化合物。
工程 下記(甲)および(乙)よりなり、全エチレン含量が3
〜40重量%であるブロックコポリマーをIll造する
工程。
(甲) プロピレンまたはプロピレン/エチレン混合物
を一段もしくは多段に重合させて、プロピレン単独重合
体またはエチレン含ff151量%以下のプロピレン・
エチレン共重合体を全重合量の60〜95重Φ%に相当
する量形成させる工程。
(乙) プロピレン/エチレン混合物を一段もしくは多
段に重合させてエチレン含量20〜100重量%のプロ
ピレン・エチレン共重合体を得る工程。
効  果 本発明による方法でブOピレン共重合体を製造すること
により、高活性でしかも低結晶性成分の副生を抑制して
、プロピレン/エチレン共重合部分および(または)ポ
リエチレン部分の分子量が増大した、高剛性で高衝撃強
度のプロピレン/エチレンブロック共重合体を製造する
ことができる。
また、本発明の方法によれば、重合体パウダーのべたつ
きがなく、そのために重合体パウダーの凝集、固着等に
よる運転トラブルがない。
さらに本発明によれば結晶性ポリプロピレン部分の分子
量を低下させることができるので、生成共重合体はスパ
イラルフロー即ち金型内での流動性が向上している。
本発明で使用する触媒は、成分(A)〜(C)の重合せ
からなるものである。
毘1」口(1ユ」」一 固体組成物(A)は、マグネシウム、チタンおよびハロ
ゲンを必須成分とする高活性固体触媒成分である。この
固体触媒は、前記必須成分以外に、他の元素あるいは無
機ないし有機化合物、特に電子供与体化合物、を含有し
ても良い。電子供与体化合物の含有は、特に好ましいも
のである。さらに、無機ないし有機の希釈剤で希釈され
ていも良い。
このような触媒成分は、下記のような方法によってyi
l造することができる。
(1)  活性化させたハロゲン化マグネシウムと、チ
タン化合物および必要に応じて電子供与体化合物とを、
同時もしくは段階的に共粉砕もしくは液状状態で接触さ
せることによる方法。いずれかの過程でハロゲン化剤を
接触させても良い(特開昭53−45688号、特開昭
55−90510号客公報等)。
(2)  均一状態にあるマグネシウム化合物に電子供
与体の存在もしくは不存在下に、ハロゲン化剤、還元剤
等を作用させることによって得られた析出物に、チタン
化合物および必要に応じて電子供与体化合物を接触させ
ることによる方法(特開昭54−40293号、特開昭
56−811@、特開昭58−183708号、特開昭
58−183709@各公報)。
(3)  グリニヤール試薬等の有機マグネシウム化合
物にハロゲン化剤、還元剤等を作用させた後、これに電
子供与体とチタン化合物とを接触させることによる方法
(特開昭52−14672号、特開昭53−10098
600986号客公報らの方法のうちでは、(2)の方
法が好ましい。
この固体触媒成分(A)を調製するにあたって使用され
るマグネシウム化合物としては、酸化マグネシウム、水
酸化マグネシウム、ヒドロキシマグネシウムハライド、
マグネシウムシバライド、アルコキシマグネシウムハラ
イド、アリロキシマグネシウムハライド、ジアルコキシ
マグネシウム、ジアルキルマグネシウム、マグネシウム
カルボン酸塩、アルキルマグネシウムハライド、ジアル
キルマグネシウム、等を例示することができる。
この固体組成物(A)を調製するにあたって使用される
チタン化合物としては、テ1〜ラハロゲン化チタン、ア
ルコキシチタンハライド、アリロキシチタンハライド、
アルコキシチタン、アリロキシチタン等を例示すること
ができる。これらの中で特に好ましいのは、四塩化チタ
ンである。これらのチタン化合物に電子供与体化合物を
反応させた分子化合物でもよい。
この固体組成物(A>の構成必須要素のハロゲン原子は
フッ素、塩素、臭素およびヨウ素またはこれらの混合物
であり、特に塩素が好ましい。
この固体組成物(A>に必要に応じて用いられる電子供
与体化合物としては、有機および無機酸のエステル、酸
アミド、酸ハライド、酸無水物、アルコキシチタン、ケ
トン、エーテルのような含酸素化合物が挙げられる。酸
としては有機酸、特にC1〜C8程度の脂肪族−塩基性
〜二塩基性カルボン酸ならびに07〜01□程度の芳香
族−塩基性〜二塩基性カルボン酸が適当であり、そのカ
ルボキシル基についての機能的誘導体の一つとしてのエ
ステルとしてはC〜C12程度の一価またはに 価アルコールとのエステルが代表的である。この場合の
アルコールは、エーテルアルコールであってもよい。本
発明でとくに、好ましいのは、酢酸セロソルブ、0−プ
ロピオニル安息香酸ブチル、フタル酸ジヘブチルのよう
な有amエステル、塩化フタロイルのような酸ハライド
である。
この固体組成物(A)の構成成分の層比関係は、Ti/
MQモル比が1×10−2〜1の範囲にあり、ハロゲン
/Mgモル比が0.5〜4の範囲にあり、電子供与体化
合物を用いる場合は電子供与体化合物/MQモル比が、
1X10−2〜1の範囲にあること、が好ましい。
アルミニ ム 合物(B) 本発明にいう有機アルミニウム化合物(B)としては一
般式 %式% で、R、R、R、Rは同一または異なっても良い炭素数
1〜20程度の炭化水素残基または水素、Xはハロゲン
原子である。a+b+c+d+8=3でO≦a≦3、O
≦b、3.0≦c≦3、O≦d≦3.0≦e≦3〉で表
わされる有機アルミニウム化合物が適当である。
このような化合物の具体例としては、(イ)トリエチル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキ
シルアルミニウム、ジエチルイソプチルアルミニウのよ
うなl−リアルキルアルミニウム、(O)ジエチルアル
ミニウムモノクロライド、ジイソブチルアルミニウムモ
ノクロライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、
エチルアルミニウムジクロライドのようなアルキルアル
ミニウムハライド、(ハ)ジエチルアミニウムハイドラ
イド、ジイソブチルアルミニウムハイドライドのような
アルキルアルミニウムハイドライド、(ニ)ジエチルア
ルミニウムエトキサイド、ジエチルアルミニウムブトキ
サイド、ジエチルアルミニウムフェノキサイドのような
アルキルアルミニウムアルコキサイドやアリロキサイド
等、を挙げることができる。これらは、単独でも二種以
上併用することもできる。
有機アルミニウム化合物(B)の使用量は、前記固体組
成物(A)に対して重信比で0.1〜1000の範囲内
が好ましい。
S i −0−C結合金 ケイ素化合部(C)本発明で
は、二種類のS i −〇−C結合結合金白化合物用す
る。
本発明において、工程(甲)(詳細後記)で用いられる
ケイ素化合物(C−1)は、少なくとも一個の芳香族置
換基が直接に3i原子と結合し、かつ少なくとも一個の
S i −0−C結合を有するケイ素化合物である。芳
香族置換基としてはフェニル基およびメチル置換フェニ
ル基、特にフェニル基、が代表的であり、また5i−0
−C結合のCは低級アルキル〈特にC〜C4)またはフ
エに ル(特に前者)の炭素原子であるものが代表的である。
このケイ素化合物のケイ素の原子価は、上記のような芳
香族置換基および上記のようなS +−0−C結合のみ
によって充足されていることがふつうであるが、必要に
応じて炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル基
、ハロゲン等で充足されていてもよい。
このような化合物(C−1)としては、具体的には、フ
ェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、フェニルメチルジメトキシシラン、ジフェニルジメ
トキシシラン、ジフェニルジェトキシシラン等を例示す
ることができる。これらは、併用してもよい。
本発明において、工程(乙)(詳細後記)で添加される
ケイ素化合物(C−2)は、直接に3i原子に結合した
芳香族置換基を有さず、かつ少なくとも一個のS i 
−0−C結合を有するケイ素化合物である。この場合も
、5i−0−C結合のCは低級アルキルまたはフェニル
(特に前者)によって供給されることがふつうである。
このケイ素化合物のケイ素の原子価は、5i−0−C結
合のみによって充足されている場合の外に、炭素数1〜
12のアルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン等で充
足されていもよい。
このような化合物(C−2)としては、具体的には、テ
トラエチルシリケート、テトラブチルシリケート、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ブ
チルトリメトキシシラン、ノルボルニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、メタクリルトリメト
キシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジェ
トキシシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメデル
エトキシシラン、トリメチルフェノキシシラン、クロル
トリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジ
メチルテトラエトキシジシロキサン等を例示するここと
ができる。これらは、併用してもよい。
これらのケイ素化合物の使用mは、工程(甲)および工
程(乙) (詳細後記)いずれにおいても、Si/At
モル比0.01〜1゜0の範囲で用いることが好ましい
。特に好ましいのは、0.05〜0.5の範囲内である
。そして、さらに工程(甲)で用いる(C−1)と工程
(乙)で用いる(C−2)の量比関係は(C−1)/ 
(C−2)モル比で0.2〜20の範囲にあることが好
ましい。特に好ましいのは、0.5〜10の範囲内であ
る。
ム旦ヱ」G仁へ1澄 前記触媒の存在下に行なう本発明の重合工程は、少なく
とも工程(甲)および工程(乙)の二段階よりなる。工
程(甲)および(乙)は、この順序で実施することが工
業的に有利である。
工1」」リ一 工程(甲)は、プロピレン単独かプロピレン/エチレン
混合物を前記触媒成分(△)、(B)および(C−1)
を有する重合系に供給して、ブOピレン単独重合体また
はエチレン含1511%以下、好ましくは0.5重量%
以下、のプロピレン・エチレン共重合体を一段もしくは
多段に、全重合量の50〜95重量%、好ましくは60
〜90重量%、に相当する量形成させる工程である。
工程(甲)でプロピレン・エチレン共重合体中のエチレ
ン含量がこれ以上増加すると、最終共重合体の嵩密度が
低下し、低結晶性重合体の副生量が大巾に増加する。ま
た、重合割合が上記範囲未満であっても、やはりプロピ
レン・エチレン共重合体中のエチレン含量が多い場合と
同様な現象が起こる。一方、重合割合が上記範囲を越す
と、低結晶性重合体の副生量が減少する方向になるけれ
ども、ブロック共重合の目的である耐Iii撃強度が低
下するので、好ましくない。
工程(甲)での重合温度は30〜90℃、好ましくは5
0〜80℃、程度である。重合圧力は、1〜30Kg/
cJl程度である。
工程(甲)で、最終重合体が流動性の適当なものとなる
ように分子m調節剤を使用することが好ましい。分子量
調節剤としては、水素を用いることが好ましい。
工五二しこ上 工程(乙)は、工程(甲)で用いた触媒成分にさらに触
媒成分(C−2>を追加した重合系にプロピレン/エチ
レン混合物をさらに導入してエチレン含j!20〜10
0重量%、好ましくは30〜100重量%、更に好まし
くは75〜95重量%、のプロピレン・エチレン共重合
体を一段または多段に得る工程である。この工程では、
全重合体量の5〜50重量%、好ましくは10〜40重
M%、に相当する量形成させることが望ましい。
工程(乙)の重合割合が上記範囲未満では耐衝撃性(特
に低温耐衝撃性)が悪く、また上記範囲を越すと低結晶
性重合体の副生量が大巾に増加しかつ重合溶剤粘度の上
昇が著しくなるなどの運転上の問題が起こる。
工程(乙)では、少量の他のコモノマーを共存させても
良い。そのようなコモノマーとして、例えば、1−ブテ
ン、1−ペンテン、1−ヘキセン等のα−オレフィンを
例示することができる。
工程(乙)の重合温度は30〜90℃、好ましくは50
〜80℃、程度である。重合圧力は、1〜30 K9 
/ d程度である。
工程(甲)から工程(乙)に移る際に、工程(甲)由来
のプロピレンガスまたはプロピレン/エチレン混合ガス
と水素ガスとをパージして工程(乙)に移ることが好ま
しい。
工程(乙)では、分子ffi調節剤は目的に応じて用い
ても用いなくても良い。すなわち、最終重合体の耐衝撃
性を上昇させたいときには、分子量調節剤の実質的不存
在下にこの工程を実施することが好ましく、一方、透明
性、光沢、白化等を重視する場合は、分子量調節剤を用
いることが好ましい。
重j口り匹 本発明による共重合体の!ll造法は、回分式、連続式
、半回分式のいずれの方法によっても実施可能である。
この際に、ヘプタン等の不活性炭化水素溶媒中で重合を
行なう方法、使用する単は体自身を媒質として利用する
方法、媒質を使用せずにガス状の単量体中で重合を行な
う方法、さらに、これらを組み合わせた方法、を採用す
ることができる。
また、固体触媒を重合に供する前に、予定している重合
条件よりも温和な条件で予備重合を行なうこともできる
(特開昭55−71712号、特開昭56−57814
号公報春照)。
本発明による重合は上記のようにして実施するのである
が、そのような本発明の趣旨、特にエチレンの重合量に
応じて触媒成分(C)を変化させること、を不当に損な
わない限り、各種の改変が可能である。
そのような改変の一つは、工程(甲)および(乙)の前
、中間または後に、両工程で規定したちの以外の重合工
程を追加することである。その場合に生成させるべき重
合体は、最終全重合体量の20重量%までである。その
ような改変の他の一つは、工程(乙)に触媒成分(A>
および(B)を追加することである。その場合の追加伝
は、工程(甲)で使用した成分(A)および(B)のそ
れぞれ重量で2倍量までである。
工程(甲)および(乙)は、各々全工程を通じて同一重
合条件を維持しなければならないという訳ではなく、各
工程の進行に応じて重合条件を変化さぼることができる
実   験   例 実施例−1 1)固体触媒成分の合成 充分に窒素置換した1リツトルのフラスコに、充分に脱
水、脱酸素したn−へブタン2001dを導入し、次い
でMaCI 2を0.2モル、T I (QC,sHg
)4を0.4モル導入して、95℃にて2時間反応させ
た。反応終了後、40℃に温度を下げ、次いでメヂルヒ
ドロボリシロキサンを301111!導入して3時間反
応させた。反応終了後、生成した固体成分をn−へブタ
ンで洗浄した。
充分に窒素置換した0、5リツトルのフラスコにn−へ
ブタン1001dlを導入し、上記固体成分をMa原子
換算で0.09モル導入した。次いで、S i C+ 
40 、15モルを30℃で30分間に導入シて、70
℃で1時間反応させた。さらに、フェニルトリエトキシ
シラン0.012モルを加えて、70℃で1時間反応さ
せた。反応終了後、n−へブタンで洗浄した。
次いで、フタル酸ジヘブチル0.009モルを30℃で
30分間で導入して、50℃で1時間反応させた。反応
終了後、n−へブタンで洗浄した。
最後に、TiC1425〆を加えて、100℃で2時間
反応させた。反応終了後、n−へブタンで洗浄して、固
体組成物(A)を得た。
このようにして得られた固体組成物のTi担持率は、2
゜4重量%であった。
2)  重  合 内容積1゜5リツトルの撹拌式オートクレーブ内をプロ
ピレンで充分置換した後、充分に脱水、脱酸素したn−
へブタン500I11を導入し、さらに前記固体触1(
A)15q、トリエチルアルミニウム(B)12511
g、ジフェニルジメトキシシラン(C−1)26.81
1gを60℃でプロピレン雰囲気下に導入した。
第一段重合は、重合反応器を75℃に昇温し、水素22
0dを添加した後、プロピレンを55.9g/時間の定
速で導入することによって開始した。
3時間摸、プロピレンの導入をやめ、さらに重合を75
℃で1.5時間継続させた。
その後、気相部プロピレンを大気圧となるまでパージし
、ジメチルジメトキシシラン(C−2)を26.3■添
加した。
第二段重合は、重合反応器を60℃に降温し、プロピレ
ンを0.2幻/dゲージ迄導入した後、プロピレンを3
.649/時間およびエチレンを14.6g/時間の定
速で導入して、1.5時間実施した。
このようにして得られたスラリーをか過、乾燥して15
6.39のポリマーを得た。ポリマーの嵩密度は、0.
432であった。
また、1戸液を乾燥することにより、副生低結晶性重合
体1.66gを得た。
結果の詳細は、表1に示す通りである。
皿東五ニュ 第二段重合で重合添加剤ジメチルジメトキシシランを添
加しないこと以外は実施例1と同様の重合を行なった。
結果の詳細は、表1に示す通りであった。
この場合は、低結晶性重合体のa1生により、パウダー
粒子に粘着性があった。
11且に1 第二段重合で重合添加剤としてジメチルジメトキシシラ
ンの代わりに、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
メトキシシランおよびテトラエチルシリケートをそれぞ
れ添加したこと以外は実施例1と同様の重合を行なった
結果の詳細は、表1に示す通りであった。
比較例−2 第二段重合で重合添加剤ジメチルジメトキシシランの代
わりに、ジフェニルジメトキシシランを再度添加したこ
と以外は実施例1と同様の重合を行なった。
結果の詳細は、表1に示す通りであった。
例−3および4 第二段重合で重合添加剤ジメチルジメトキシシランの代
わりにジフェニルジェトキシシランおよびフェニルトリ
メトキシシランをそれぞれ用いたこと以外は実施例1と
同様の重合を行なった。
結果の詳細は、表1に示す通りであった。
1狡且二1 第一段重合で重合添加剤ジフェニルジメトキシシランを
用いる代わりにジメチルシトキシシランを用いたこと以
外は実施例1と同様に第一段重合を行なった。
触媒活性が低く、従ってプロピレンの定速導入による重
合の圧力上昇が激しくて、反応開始後1時間30分で圧
力が7に’J/alゲージを越えたので重合を中断した
匿狡五二ヱ 第一段重合で重合添加剤としてジフェニルジメトキシシ
ランとジメチルジメトキシシランとを同時に添加して実
施例1と同様に第一段重合を行なった。
触媒活性が低く、従って重合の圧力上昇が激しくて、反
応開始後2時間で圧力が7 K9 / dゲージを越え
たので重合を中断した。
Ki五二玉 (1)  固体触媒成分の合成 充分に窒素置換した1リツトルのフラスコに、充分に脱
水、脱酸素したn−へブタン200tdを導入し、次い
でMoCI 2を0.2モルTi(OC4H9)4を0
.4モル導入して、95℃にて2時間反応させた。反応
終了後、40℃に温度を下げ、次いでメチルヒトポリシ
ロキサンを30M1導入して、3時間反応させた。反応
終了後、生成した固体成分をn−ヘプタンにて洗浄した
充分に窒素置換した0、5リツトルのフラスコにn−へ
ブタン100−を導入し、上記固体成分をMO原子換算
で0309モル導入した。次いで、酢酸セロソルブ0.
01モルを導入し、さらに、T i CI 40 、0
9モルを30℃で15分で添加して、さらに1時間反応
させた。反応終了後、n−へブタンにて洗浄した。
次いで、T i C140,18モルを30℃で15分
で添加してさらに50℃で1時間反応さ往た。反応終了
後、n−へブタンで洗浄した。
最後に、T i CI 425 agを加えて、90℃
で2時間反応させた。反応終了後、n−へブタンで洗浄
して、固体触媒成分(△)を得た。
このようにして得られた固体触媒のTi担持率は、3.
2重量%であった。
(2)  重  合 内容積1.5リツトルの撹拌式オートクレーブ内をプロ
ピレンで充分置換した後、充分に脱水、脱酸素を施した
n−へブタン500dを導入し、さらに前記固体触媒(
A)18aI9、トリエチルアルミニウム(B)125
Mg、フェニルトリエトキシシラン(C−1)26.3
■を60℃でプロピレン雰囲気に導入した。
第一段重合は、重合反応器を75℃に昇温し、水素12
0JIIi!添加した後、プロピレンを51.6g/時
間の定速で導入することによって開始した。
3時間後、プロピレンの導入を止め、さらに重合を75
℃で1.5時間継続させた。
その後、気相部のプロピレンを大気圧となる迄パージし
、ジメチルジメトキシシラン(C−2)を26.3q添
加した。
第二段重合は、重合反応器を60℃に降温し、プロピレ
ンを0.2に9/cr!ゲージ迄導入した後、エチレン
を16.8g/時間で定速で導入して1.5時間実施し
た。
このようにして得られたスラリーを濾過、乾燥して、1
54.2gのポリマーを得た。ポリマーの嵩密度は、0
.459であった。
また、炉液を乾燥することにより、nll生詰結晶性重
合体172gを得た。
結果の詳細は、表2に示す通りであった。
監箆亘ニュ 第二段重合で重合添加剤ジメチルジメトキシシランを添
加しないこと以外は実施例5と同様の重合を行なった。
結果の詳細は、表2に示す通りであった。
艷i亙I (イ1VFR(メルトフローレート) VFRは、ASTM−01238に準拠して測定した。
VFR−2は、工程(甲)でのMFR−1および全体の
VFR−Aより、次式から導かれる工程(乙)で生成す
る重合体のVFRの推定計算値である。
aloa  (VFR−1) +blog(MFR−2
)=cloo  (VFR−A) a:重合条件下の温度および圧力でのブ0ピレン溶解量
とフィードmから推定される一段生成ボリマー重聞。
b:重合条件下の温度および圧力でのプロピレンおよび
エチレンの溶解mとフィード聞から推定される二段生成
ポリマー重量0 c:a+bで与えられるπ1算上のポリマー重量。
この値は、実際に得られたポリマーの重量とばぼ一致し
ていた。
なお、MFR1は第1段重合終了優、一部をサンプリン
グして測定したものであり、各段の生成重合割合および
エチレン含量は、重合条件下の温度、圧力におけるプロ
ピレンおよびエチレンの溶解量とフィード吊および気相
部ガス組成から推定したものである。
(ロ) エチレン含量 製品中のエチレン含量は、赤外吸収スベク]−ルによっ
た。
(ハ)  APP副生率 非晶質ポリマーの副生割合を表わすインデックスであっ
て、下記の計算式によったものである。
製品パウダー重量

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記触媒成分(A)、(B)および(C)の重合せから
    なる触媒の存在下に下記工程(甲)および(乙)を実施
    することからなるプロピレン共重合体の製造法において
    、該触媒成分(A)、(B)および(C−1)の共存下
    に工程(甲)を実施し、次いで該触媒成分(C−2)を
    追加して工程(乙)を実施することを特徴とする、プロ
    ピレン共重合体の製造法。 ¥触媒成分¥ (A)マグネシウム、チタン、およびハロゲンを必須成
    分とする固体組成物。 (B)有機アルミニウ化合物。 (C)下記の(C−1)および(C−2)からなる群か
    ら選ばれるSi−O−C結合金有ケイ素化合物。 (C−1)少なくとも一個の芳香族置換基が直接Si原
    子に結合しかつ少なくとも一個のSi−O−C結合を有
    する化合物。 (C−2)直接にSi原子と結合した芳香族置換基を有
    しない、少なくとも一個のSi−O−C結合を有する化
    合物。 ¥工程¥ 下記(甲)および(乙)よりなり、全エチレン含量が3
    〜40重量%であるブロックコポリマーを製造する工程
    。 (甲)プロピレンまたはプロピレン/エチレン混合物を
    一段もしくは多段に重合させて、プロピレン単独重合体
    またはエチレン含量5重量%以下のプロピレン・エチレ
    ン共重合体を全重合量の60〜95重量%に相当する量
    形成させる工程。 (乙)プロピレン/エチレン混合物を一段もしくは多段
    に重合させてエチレン含量20〜100重量%のプロピ
    レン・エチレン共重合体を得る工程。
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