JPS6120584Y2 - - Google Patents

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JPS6120584Y2
JPS6120584Y2 JP1980029425U JP2942580U JPS6120584Y2 JP S6120584 Y2 JPS6120584 Y2 JP S6120584Y2 JP 1980029425 U JP1980029425 U JP 1980029425U JP 2942580 U JP2942580 U JP 2942580U JP S6120584 Y2 JPS6120584 Y2 JP S6120584Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、一眼レフレツクスカメラにおける
可動反射鏡の駆動機構、更に詳しくは、一眼レフ
レツクスカメラの撮影光路中に配設された可動反
射鏡を跳ね上げ跳ね下し作動させるための駆動機
構に関する。
従来の一眼レフレツクスカメラにおける可動反
射鏡の駆動機構には、反射鏡駆動部材をチヤージ
レバーに向けて付勢するための反射鏡駆動ばね
と、絞り駆動部材をチヤージレバーに向けて付勢
するための絞り駆動ばねと、チヤージレバーを非
付勢位置に復帰させるための復動用ばねとの、全
部で3つのばね手段が配設されていた(特開昭54
−91317号公報参照)。上記復動用ばねは、チヤー
ジレバーを復動させるばかりでなく、同レバーの
復動に連動して、反射鏡駆動部材、絞り駆動部材
をも復動させるものであり、弾性係数の大きい強
力なばねで形成されていた。従つて、従来の可動
反射鏡の駆動機構においては、上記チヤージレバ
ーを復動用ばねに抗して付勢位置まで移動させる
ためのチヤージ力量が大きくなるという欠点があ
つた。そして、上記チヤージレバーの付勢位置へ
の位動は、フイルムの巻上動作に連動して行なわ
れるようになつているので、フイルムの巻上動作
が重くなるという欠点があつた。
また、従来の可動反射鏡の駆動機構において
は、チヤージレバーの復動時に、同レバーより延
出された押動片によつて反射鏡駆動部材に植設さ
れた被押動用ピンを押し下げ、反射鏡駆動部材を
復動させるようにしていた。しかし、上記押動片
の被押動用ピンとの当接部は、小さな部位にしか
すぎず、チヤージレバーおよび反射鏡駆動部材の
復動動作中に、上記押動片を被押動用ピンに常に
衝合させるためには、微妙な支点や位置の調整を
必要とするという欠点があつた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を解消するた
めに、チヤージレバーに押動用カム部を、反射鏡
駆動部材に被押動部をそれぞれ設け、チヤージレ
バーと反射鏡駆動部材とに掛け渡された反射鏡駆
動ばねの蓄勢弾力により、上記チヤージレバーを
非付勢位置に復動させると共に、このチヤージレ
バーの復動の際に、上記押動用カム部で被押動部
を押し動かして、上記反射鏡駆動部材を、可動反
射鏡の跳ね下し位置に復動させるようにした、一
眼レフレツクスカメラにおける可動反射鏡の駆動
機構を提供するにある。
本考案によれば、可動反射鏡を跳ね上げるため
の反射鏡駆動ばねの蓄勢弾力により、チヤージレ
バーの復動をも行なわせるようにしたので、従来
設けられていた復動用ばねが不要となる。よつ
て、チヤージレバーのチヤージ力量が減少し、フ
イルムの巻上動作が軽く行なえるようになる。
また、チヤージレバーに設けた押動用カム部に
よつて被押動部を押し動かして反射鏡駆動部材を
復動させるようにしたので、チヤージレバーおよ
び反射鏡駆動部材の復動時に常に被押動部に押動
用カム部を確実に衝合させることができる。よつ
て、チヤージレバーと反射鏡駆動部材との微妙な
支点や位置の調整が不要になると共に、可動反射
鏡の復動がより確実となる。
以下、本考案を図示の一実施例に基づいて説明
する。
第1図ないし第3図は、本考案の一実施例を示
す一眼レフレツクスカメラにおける可動反射鏡の
駆動機構の作動態様を示している。
周知のように、一眼レフレツクスカメラには、
撮影フイルム面の前方に、撮影光路に対して45゜
傾斜した可動反射鏡1が配設されており、この可
動反射鏡1は、カメラのミラーボツクスの左右両
側壁(図において、右側壁を符号2で示す。)に
取り付けられた支軸3によつて左右両側の上端部
を回転自在に支持されている。上記可動反射鏡1
の両側上端部寄りから垂下された突片には、反射
鏡駆動用ピン4が固植されており、このピン4
は、上記ミラーボツクスの側壁2に穿設された部
分円弧状の案内長孔2a内に緩く嵌入されてい
る。そして、このピン4の先端部は、上記長孔2
aを貫通して、次に述べる反射鏡駆動部材5の長
孔5a内に嵌入されている。
上記反射鏡駆動部材5は、上記右側壁2の外が
わの中央部に縦方向に配設された浮動部材で形成
されており、その下部は前方(図において左方)
に傾斜し、上部は後方(図において右方)に向け
て折れ曲つてその先端部に上記長孔5aが穿設さ
れている。そして、下端部には固定板6に穿設さ
れた部分円弧状の長孔6aに緩く嵌入するピン7
が固植されていて、このピン7を支軸として反射
鏡駆動部材5は、反時計方向に回動し、先端部に
設けられた上記長孔5aを介して上記反射鏡駆動
用ピン4を時計方向に回動させて、可動反射鏡1
を跳ね上げるようになつている。また、この反射
鏡駆動部材5の中程の裏面には、右側壁2に向け
て突出する被押動部としての被押動用ピン8が固
植されており、同ピン8は、後述するチヤージレ
バー10が非付勢位置に復動する際に、同レバー
10に設けられた押動用カム部10cによつて押
し動かされて、反射鏡駆動部材5を可動反射鏡1
の跳ね下し位置に復動させる役目をする。さら
に、上記反射鏡駆動部材5の中程の表面には、後
述する反射鏡解除レバー11の掛止部11aに掛
り止めされる被掛止用ピン12が植立されてお
り、同ピン12の先端部は後述するシヤツターレ
リーズバー13の長孔13aに緩く嵌入されてい
る。さらにまた、部材5の下部中程の表面には、
後述する反射鏡駆動ばね22の一端を係着するピ
ン26が植設されている。
上記固定板6は、右側壁2の外がわの下部の前
方寄りに、その両端部が固定軸14および15に
取り付けられることによつて右側壁2と一体とな
るように配設されており、その中程に上記長孔6
aが穿設されている。この固定板6の前端部の上
縁より上方に向けて延び出した突出片の先端部
は、右側壁2に向けて折曲されていて、絞り駆動
部材9を受けるための係止部6bとなつている。
また、固定板6の中程の上縁より上方に向けて延
び出した突出片には、上記シヤツターレリーズバ
ー13の揺動支点となる支軸16が枢着されてい
る。さらに、固定板6の後端部の上縁より上方に
向けて延び出した突出片には、上記反射鏡解除レ
バー11の揺動支点となる支軸17が枢着されて
いて、この突出片より後方に向けて延び出した延
出部に上記固定軸15が取り付けられている。
上記反射鏡解除レバー11は、縦長のレバーで
形成されていて、その中程を上記支軸17に揺動
自在に枢着されており、その上方に向けて延び出
した一腕端にフツク状の上記掛止部11aが設け
られている。また、このレバー11の他腕は、下
方の前方に向けて弓状に曲りながら、右側壁2よ
り突出するように延び出しており、その先端部が
シヤツターレリーズ釦(図示されず)が押下され
たときに、押動部材(図示されず)によつて矢印
a(第2参照)の方向に押し動かされる被押動部
11bとなつている。この押動部11bには、一
端がカメラの不動部材(図示されず)に固着され
た緊縮性のコイルばね18の他端が取り付けられ
ており、このコイルばね18の緊縮弾力により、
反射鏡解除レバー11に支軸17の周りに反時計
方向に回動する習性が与えられている。なお、こ
の回動習性は、平生は上記押動部材(図示され
ず)によつて受けられていて、反射鏡解除レバー
11は、第3図に示す状態以上には反時計方向に
回動しないようになつている。
上記シヤツターレリーズバー13は、縦長のレ
バーで形成されており、上方に延び出した一腕端
部に、上記ピン12の嵌入する長孔13aが穿設
されている。このシヤツターレリーズバー13
は、反射鏡駆動部材5がピン7を支軸として反時
計方向に回動したときに、ピン12および長孔1
3aによつて支軸16の周りに反時計方向に回動
し、その回動最終位置において、下方に延び出し
た他腕端部でなるレリーズ部13bによつて、シ
ヤツターをレリーズし、フオーカルプレンシヤツ
ターのシヤツター先幕(図示されず)をスタート
させるようになつている。
一方、上記右側壁2の外がわの中央部の右寄り
には支軸19が固定されていて、この支軸19に
は、上記絞り駆動部材9の基部とチヤージレバー
10の揺動支点とが共軸的に枢着されている。上
記チヤージレバー10は、逆L字状に形成されて
いて、下方に延び出した一腕の中程には、後述す
る復帰レバー20に係脱する折曲片でなる被係合
部10aが設けられており、下端部には、被押動
部10bが形成されている。この被押動部10b
は、フイルムの巻上によつてシヤツターがチヤー
ジされる際に、これに連動する押動部材(図示さ
れず)によつて矢印b(第1図参照)の向きに押
し動かされ、チヤージレバー10を支軸19の周
りに、被係合部10aが復帰レバー20の係合部
20aに係合するまで時計方向に回動させて、後
述する絞り駆動ばね21および反射鏡駆動ばね2
2をチヤージする役目をする。また、チヤージレ
バー10の他腕は、上記反射鏡駆動部材5と交叉
するように水平に延び出しており、その中程の下
側縁部が下方に向けて膨出されていて、上記押動
用カム部10cが形成されている。この押動用カ
ム部10cは、右斜下方(第1図において)に向
けて円弧状となる扇状に形成されていて、その円
弧状のカム面10dが作動面となつており、チヤ
ージレバー10が支軸19の周りに反時計方向に
回動する際に、反射鏡駆動部材5の被押動用ピン
8を上記カム面10dで押し動かすことによつ
て、反射鏡駆動部材5をピン7の周りに時計方向
に回動させる役目をする。また、レバー10の他
腕の先端部寄りの下側面は、上記絞り駆動部材9
の被衝合片9aと当接する衝合部10eとなつて
おり、この衝合部10eは、チヤージレバー10
が支軸19の周りに反時計方向に回動する際に、
上記被押動片9aに当接して絞り駆動ばね21の
弾力を受け、チヤージレバー10と絞り駆動部材
9とを一体化して、絞り駆動部材9をチヤージレ
バー10と一緒に支軸19の周りに反時計方向に
回動させる役目をする。さらに、レバー10の他
腕の先端部寄りには、ピン23および24がそれ
ぞれ固植されており、このピン23と絞り駆動部
材9に植立されたピン25とには、絞り駆動ばね
21が掛け渡されている。また、ピン24と反射
鏡駆動部材5に植立されたピン26とには、反射
鏡駆動ばね22が掛け渡されている。上記駆動ば
ね21,22は、それぞれ緊縮性のコイルばねで
形成されており、駆動ばね21は、レバー10の
他腕と絞り駆動部材9とが互いに相寄る方向に、
また駆動ばね22は、レバー10の他腕と反射鏡
駆動部材5の下部とが互いに相寄る方向に、それ
ぞれ引張している。
上記復帰レバー20は、逆L字型のレバーで形
成されており、その中程が支軸27に揺動自在に
枢着されていて、前方に水平に延び出した一腕の
中程の下側縁より下方に向けて延び出した延出片
が、上記チヤージレバー10の被係合部10aに
係脱する係合部20aとなつている。また、この
レバー20の下方に向けて延び出した他腕端は、
シヤツターが作動し、シヤツター後幕(図示され
ず)の走行が終了した露光完了時に、押動部材
(図示されず)によつて矢印c(第3図参照)の
方向に押し動かされる被押動部20bとなつてお
り、この被押動部20bが押し動かされることに
よつて、レバー20が支軸27の周りに時計方向
に回動して係合部20aと被係合部10aとの係
合が外れるようになつている。さらに、このレバ
ー20の他腕には、一端がカメラの不動部材(図
示されず)に固着された緊縮性のコイルばね28
の他端が取り付けられており、このコイルばね2
8の緊縮弾力によつてレバー20に支軸27の周
りに反時計方向に回動する習性が与えられてい
る。
上記絞り駆動部材9は、その自由端部が前記反
射鏡駆動部材5と交叉するように水平に延び出し
た謡動腕で形成されていて、前記可動反射鏡1の
跳ね上げに連動して、予め設定された絞り位置ま
で絞り(図示されず)を自動的に絞り込む役目を
するものである。この絞り駆動部材9の自由端部
の先端部は、上腕、中腕、下腕の3つに分岐して
いて、上方に向けて延び出した上腕は、上記チヤ
ージレバーの衝合部10eと対向する被衝合片9
aとなつている。また、斜め下前方に向けて延び
出した後、斜め上前方に延長され、再び水平とな
つている中腕の先端部は、絞りをプリセツト位置
まで絞り込む作動部9bとなつている。そして、
この中腕の中程に、上記ピン25が植設されてい
る。さらに、斜め下後方に向けて延び出した下腕
の先端部には、フツク9cが形成されていて、次
に述べる絞り解除レバー29のフツク部29aに
係脱するようになつている。
上記絞り解除レバー29は、縦長のレバーで形
成されていて、その中程が支軸30によつて右側
壁2の外がわに揺動自在に枢着されている。そし
て、この絞り解除レバー29の上方に向けて延び
出した一腕端には、上記フツク部29aが形成さ
れ、また下方に向けて延び出した他腕端が、シヤ
ツターレリーズ釦が押下されたときに、押動部材
(図示されず)によつて矢印aの方向に押し動か
される被押動部29bとなつている。この被押動
部29bが押し動かされたときに、レバー29が
支軸30の周りに時計方向に回動して、フツク部
29aのフツク9cに対する掛合が解除されるよ
うになつている。また、この被押動部29bに
は、一端がカメラの不動部材(図示されず)に固
定された緊縮性のコイルばね31の他端が取り付
けられており、このコイルばね31の緊縮弾力に
より、絞り解除レバー29に支軸30の周りに反
時計方向に回動する習性が与えられている。この
回動習性は、平生は上記押圧部材によつて受けら
れていて、レバー29は、第3図に示す状態以上
には回動しないようになつている。
なお、上記右側壁2の中程の前端縁部に絞り駆
動部材9およびチヤージレバー10の係止用ピン
32が植立されており、このピン32には、衝撃
吸収用のゴムリング33が嵌装されている。この
ピン32およびゴムリング33は、絞り駆動部材
9の最小絞り口径までの絞り込み作動完了時に同
部材9の中腕に衝合し、また、チヤージレバー1
0の復動完了時に同レバー10の先端部に衝合し
て、部材9およびレバー10をそれぞれ弾性的に
停止させて係止するようになつている。
以上のように、本考案の反射鏡駆動機構は構成
されている。
次に、この反射鏡駆動機構の作動について説明
する。
第1図は、この装置のフイルム巻上前の状態を
示している。この状態において、カメラのフイル
ム巻上用ノブ(図示されず)を操作してフイルム
を撮影ずみの1駒分巻き上げると、巻上機構と連
動する押動部材が移動して、チヤージレバー10
の被押動部10bを矢印bで示す方向に押し動か
し、絞り駆動ばね21および反射鏡駆動ばね22
に復元弾力を蓄勢しながら、チヤージレバー10
を支軸19の周りに時計方向に回動させる。する
と、コイルばね28によつて反時計方向に回動習
性を与えられた復帰レバー20の係合部20aが
被係合部10aと係合して、チヤージレバー10
が、第2図に示す付勢位置で係止される。このの
ち、上記押動部材は、フイルムの巻上終了に伴つ
て原位置に復帰する。
続いて、第2図に示す状態からシヤツターレリ
ーズ釦が押下されてシヤツターがレリーズされる
と、このレリーズ動作と連動する押動部材が移動
して、被押動部11bおよび29bを矢印aに示
す方向に押し動かし、絞り解除レバー29および
反射鏡解除レバー11を支軸30および17の周
りに時計方向にそれぞれ回動させる。上記反射鏡
解除レバー11の回動により、掛止部11aとピ
ン12との掛合が外れ、反射鏡駆動部材5が、反
射鏡駆動ばね22の緊縮弾力により、ピン7を揺
動支点として反時計方向に回動されて、第3図に
示すように、可動反射鏡1が水平となる位置まで
跳ね上げられる。また、これと同時に、上記絞り
解除レバー29の回動により、フツク部29aと
フツク9cとの掛合が外れ、絞り駆動部材9が、
絞り駆動ばね21の緊縮弾力により支軸19を揺
動中心として時計方向に回動されて、作動部9b
が絞りを所定のプリセツト位置まで絞り込む。な
お、第3図は、絞り駆動部材9が絞りを最小絞り
口径となるまで絞り込んだ状態を示しており、絞
りが、最小絞り口径より大きい絞り口径にプリセ
ツトされている場合には、絞り駆動部材9は、係
止用ピン32に嵌装されたゴムリング33に衝合
する手前の状態にその回動を停止する。
可動反射鏡1が跳ね上げられ、絞りが絞り込ま
れると、反射鏡駆動部材5の回動を受けて、ピン
12と長孔13aとの作用により、シヤツターレ
リーズバー13が支軸16の周りに反時計方向に
回動され、作動部13bが移動して、シヤツター
をレリーズし、シヤツター先幕を走行させる。
シヤツター先幕が走行し、続いてシヤツター後
幕が走行してフイルム面への被写体像の露光が終
了すると、シヤツター後幕に連動する押動部材が
移動し、復帰レバー20の被押動部20bを矢印
cで示す方向に押し動かして、復帰レバー20を
支軸27の周りに時計方向に回動させる。する
と、復帰レバー20の係合部20aとチヤージレ
バー10の被係合部10aとの係合が外れ、チヤ
ージレバー10は、反射鏡駆動ばね22の残余の
緊縮弾力により、支軸19の周りに反時計方向へ
の回動を開始する。
チヤージレバー10が反時計方向への回動を開
始すると、まず、同レバー10の衝合部10eが
被衝合片9aに当接し、絞り駆動部材9がチヤー
ジレバー10に一体化されながら支軸19の周り
に反時計方向に回動され、絞り駆動部材9の中腕
の下側面が固定板6の係止部6bに当接すると共
に、チヤージレバー10の他腕の先端部が係止用
ピン32に嵌装されたゴムリング33に衝合し
て、絞り駆動部材9が第1図に示す状態に復帰す
る。また、上記絞り駆動部材9は、上記復帰動作
中にフツク9cを形成する下腕によつて絞り解除
レバー29を支軸30の周りに時計方向に若干回
動させ、フツク9cとフツク部29aとを掛合さ
せる。
一方、この絞り駆動部材9の復帰動作と並行し
て、反射鏡駆動部材5の復帰動作が行なわれる。
即ち、反射鏡駆動ばね22は緊縮弾力により、チ
ヤージレバー10には支軸19を中心として反時
計方向の力が加わり、反射鏡駆動部材5にはピン
7を中心として反時計方向の力が加わつている。
従つて、チヤージレバー10の押動用カム部10
cのカム面10dと、反射鏡駆動部材5の被押動
用ピン8とを当接することになる。よつて、反射
鏡駆動部材5は、チヤージレバー10が反時計方
向に回転する時に、上記押動用カム部10cと被
押動用ピン8とを介して時計方向に回転されるよ
うになる。
この時の作用を詳しく述べると次のようにな
る。上記反射鏡駆動部材5の時計方向への力と、
上記反射鏡駆動ばね22による反時計方向への力
とを比較する。チヤージレバー10の押動用カム
部10cに加わる上記ばね22による反時計方向
への力は、上記押動用カム部10cが上記ばね2
2の取付点であるピン24よりも支軸19に対し
近い位置にあるので、上記ピン24に加えられる
ばね力よりも、強い力が加わる。一方、反射鏡駆
動部材5の被押動部であるピン8に加えられる上
記ばね22による力は、この被押動部材であるピ
ン8がばね取付点であるピン26よりも支軸とな
るピン7から離れた位置にあるので、上記ピン2
6にかかるばね力よりも弱いものとなつている。
よつて、上記押動用カム部10cは上記被押動部
であるピン8を押すので、反射鏡駆動部材5を時
計方向に回転させ、可動反射鏡1の復動動作が行
なわれる。そして、この反射鏡駆動部材5の回動
により、可動反射鏡1が第1図に示す跳ね下し位
置まで降下される。上記反射鏡駆動部材5の回動
は、上記チヤージレバー10の復動完了によつて
停止するようになつており、この停止位置では第
1図に示すように、反射鏡解除レバー11の掛止
部11aがピン12に掛合して、反射鏡駆動部材
5を可動反射鏡1の跳ね下し位置に掛止する。こ
のようにして、本考案の可動反射鏡の駆動機構
は、第1図に示すフイルム巻上前の状態に復帰す
る。
以上述べたように、本考案によれば、明細書冒
頭に述べた従来の欠点を解消する、使用上甚だ便
利な一眼レフレツクスカメラにおける可動反射鏡
の駆動機構を提供することにある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す、一眼レフ
レツクスカメラにおける可動反射鏡の駆動機構の
正面図、第2図および第3図は、上記第1図に示
した可動反射鏡の駆動機構の作動態様をそれぞれ
示す正面図である。 5……反射鏡駆動部材、8……被押動用ピン
(被押動部)、10……チヤージレバー、10c…
…押動用カム部、22……反射鏡駆動ばね、5a
……長孔(反射鏡駆動部)、10c……押動用カ
ム部(押動部)、19……支軸、24……ピン
(反射鏡駆動ばねの第1の取付点)、26……ピン
(反射鏡駆動ばねの第2の取付点)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フイルムの巻上動作に連動して付勢位置に往動
    し、シヤツターの作動完了後に非付勢位置に復動
    するチヤージレバーと、シヤツターレリーズ作動
    に連動して可動反射鏡を撮影光路外の位置に移動
    させる反射鏡駆動部材と、上記チヤージレバーと
    反射鏡駆動部材とに掛け渡されていて、上記チヤ
    ージレバーの往動により蓄勢され、この蓄勢弾力
    によつて上記反射鏡駆動部材を作動させる反射鏡
    駆動ばねと、を具備する一眼レフレツクスカメラ
    における可動反射鏡の駆動機構において、 上記チヤージレバーを固定部材に対して回動自
    在に支軸で支持し、このチヤージレバー上の上記
    反射鏡駆動ばねの第1の取付点と上記支軸との間
    に上記反射鏡駆動部材と係合させる押動用カム部
    を設けるとともに、上記反射鏡駆動部材の回動中
    心軸と反射鏡駆動部との間に上記反射鏡駆動ばね
    の第2の取付点を設け、さらにこの反射鏡駆動ば
    ねの第2の取付点よりも上記反射鏡駆動部に近い
    位置に上記押動用カム部に対応する被押動部を設
    け、上記反射鏡駆動ばねによる上記チヤージレバ
    ーの復動の際に、上記押動用カム部で上記被押動
    部を押し動かして、上記反射鏡駆動部材を復動さ
    せるようにしたことを特徴とする、一眼レフレツ
    クスカメラにおける可動反射鏡の駆動機構。
JP1980029425U 1980-03-07 1980-03-07 Expired JPS6120584Y2 (ja)

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