JPH019946Y2 - - Google Patents

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JPH019946Y2
JPH019946Y2 JP13780079U JP13780079U JPH019946Y2 JP H019946 Y2 JPH019946 Y2 JP H019946Y2 JP 13780079 U JP13780079 U JP 13780079U JP 13780079 U JP13780079 U JP 13780079U JP H019946 Y2 JPH019946 Y2 JP H019946Y2
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charge lever
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、一眼レフレツクスカメラの可動反射
ミラーのバウンド防止装置に関する。
一眼レフレツクスカメラは、周知のように、フ
イルム面の前方に、撮影光路に対して45゜傾斜し
た可動反射ミラーが配設されていて、このミラー
は、シヤツター釦が押下された時、跳ね上げら
れ、撮影光を、シヤツターを介して、フイルム面
に露光するようになつている。そして、この跳ね
上げられた可動反射ミラーは、上方に設けられた
ストツパーなどに当接して、所定の露光時間停止
し、撮影光路を完全に開いていることが必要であ
る。しかしながら、可動反射ミラーが跳ね上げら
れ、上方のストツパーに当接した時には、同ミラ
ーは跳ね返されて、バウンドを起し、このバウン
ドによつて一時的に撮影光路の一部を遮えぎると
いうことが発生する。
そこで、従来、この可動反射ミラーのバウンド
を防止するために、可動反射ミラーを跳ね上げる
駆動力を弱くする方法や、このミラーの上昇完了
時の位置を高くして、バウンドの影響を減らす方
法や、エア・ダンパーを用いる方法などの種々の
方法が考えられているが、可動反射ミラーを跳ね
上げる駆動力を弱くする方法は、ミラーの動作が
不安定となり、またミラーの上昇完了時の位置を
高くして、バウンドの影響を減らす方法は、カメ
ラボデイの寸法が大きくなり、更にエア・ダンパ
ーを用いる方法は、確実で、効果が高いが、コス
トがかかる等の種々の欠点があつた。
また、ミラーが上昇完了付近にきた時に、ミラ
ー上昇動作に制動をかける方法もあるが、この方
法は、余計な部品が必要な上に、ミラーの上昇速
度が遅くなり、時間の遅れが発生するなどの欠点
があつた。
本考案の目的は、上記従来の欠点を除去するた
めに、可動反射ミラーの上昇駆動と共に動作する
バウンド防止用係止部材を設け、これによつて、
ミラー上昇時に発生する可動反射ミラーのバウン
ドを防止するようにした一眼レフレツクスカメラ
の可動反射ミラーのバウンド防止機構を提供する
にある。
以下、本考案を図示の一実施例によつて説明す
る。
第1図に示す本考案のバウンド防止機構は、一
眼レフカメラの不動部材、例えばミラーボツクス
の右側板20上に取り付けられているミラー駆動
部材2と、バウンド防止用係止部材4と、チヤー
ジレバー6と、絞り用部材7と、解除レバー14
と、復帰レバー15とから構成されている。ま
た、上記右側板20と対称に、左方に配設されて
いる左側板21との間には、カメラの撮影光路O
に対して45゜傾斜した可動反射ミラー1が、図示
されないフイルム面およびフオーカルプレーンシ
ヤツターの前方に配設されていて、この可動反射
ミラー1は、その上側部がピン22によつて上記
右側板20、左側板21の上部後方に回動自在に
取り付けられている。
上記右、左側板20,21の上部後方寄りに
は、部分円弧状の案内長孔20a,21aが穿設
されており、この案内長孔20a,21aには、
上記可動反射ミラー1の左右両側の上端部寄りに
対称的に突設されたミラー駆動用ピン1aがそれ
ぞれ緩く嵌合している。また、上記ミラー駆動用
ピン1aの突出先端部は、右側板20の長孔20
aを貫通し、ミラー駆動部材2の上端部に設けら
れた長孔2aを挿通し、挿通した先端部は、上記
ミラー駆動部材2の長孔2aが容易に抜けないよ
うに、有頭部になつている。
上記ミラー駆動部材2は、上記右側板20の外
側の中央部に縦方向に配設された揺動腕で形成さ
れており、その下部は前方に傾斜し、上部は後方
に向けて折り曲つて、その先端部に上記長孔2a
が穿設されている。そして下端部には、固定板2
4に穿設された部分円弧状の長孔25に緩く嵌合
するピン23が固植されていて、このピンを支軸
としてミラー駆動部材2は、反時計方向に回動
し、先端部に設けられた上記長孔2aを介して上
記ミラー駆動用ピン1aをピン22の周りに時計
方向に回動させて、可動反射ミラー1を跳ね上げ
るようになつている。また、このミラー駆動部材
2の中程の裏面には、右側板20に向けて突出す
るピン26が固植されており、同ピン26は、前
記絞り用部材7の中程の下端部に当接していて、
上記絞り用部材7が移動する時、同部材7の動作
に追従して移動する役目をする。また、上記ミラ
ー駆動部材2の上部の、後方に向けて延び出して
いる折曲部分の裏面にも、右側板20に向けて突
出する係合ピン3が固植されていて、同ピン3
は、前記バウンド防止用係止部材4の中程寄りの
上面部に当接している(第2図参照)。
上記固定板24は、右側板20の外側の下部の
前部寄りに、その左端部が支軸20によつて取り
付けられ、右端部は右側板20に向つて折り曲げ
られてから、更に右側板20に密着するように折
り曲げられ、この折曲部分をねじ28によつて右
側板20に固定されている。
前記チヤージレバー6と絞り用部材7は、右側
板20の外側の中央部の後方に固定された支軸2
9に枢着されている。チヤージレバー6は、逆L
字状に形成されていて、下方に延び出した一腕6
aの中程には、復帰レバー15に係脱する折曲片
からなる係合部6bが設けられており、下端部に
は、被押動部6cが形成されている。この被押動
部6cはフイルムの巻上によつてシヤツターがチ
ヤージされる際、これに連動する押動部材(図示
されず)によつて矢印30の向きに押し動かさ
れ、チヤージレバー6を支軸29の周りに、係合
部6bが復帰レバー15に係合するまで時計方向
に回動させ、後述する駆動ばね8,9をチヤージ
する役目をする。また、チヤージレバー6の他腕
6dは、上記ミラー駆動部材2とクロスするよう
に左方に延び出しており、その支軸29寄りの部
分には、チヤージレバー6が支軸29の周りに反
時計方向に回動する際、絞り用部材7を共に回動
させるための折曲段部6eが形成されている。そ
して、この他腕6dの先端部寄りに固植されたピ
ン31と前記ミラー駆動部材2に固植されたピン
32とには、駆動ばね9がかけ渡されており、更
に他腕6dの先端部に固植されたピン33と絞り
用部材7に固植されたピン34とには、他の駆動
ばね8がかけ渡されている。これらの駆動ばね
8,9は、それぞれ緊縮性のコイルばねで形成さ
れており、駆動ばね9は、チヤージレバー6の他
腕6dとミラー駆動部材2とが互に相寄る方向
に、また駆動ばね8は、チヤージレバー6の他腕
6dと絞り用部材7とが互に相寄る方向にそれぞ
れ引張している。
また、上記チヤージレバー6には、右側板20
に固定された軸35に巻回されていて、一端を他
腕6dの側縁にかけられ、他端を固定ピン36に
かけられた、強力な閉脚習性を有する捻りばね1
2により、支軸29の周りに反時計方向に回動す
る習性が与えられている。そして、この習性によ
る回動によつて一腕の係合部6bが復帰レバー1
5に係合するようになつている。
上記復帰レバー15は、逆L字型のレバーで形
成されており、その中程の支点が支軸37に揺動
自在に枢着されていて、前方に水平に延び出した
一腕15aの中程の下側縁部に、上記チヤージレ
バー6の係合部6bに係合する段部15bが形成
されている。そして、このレバー15には、その
支軸37に巻回されていて、一端が上記固定ピン
36にかけられ、他端が他腕15cにかけられた
捻りばね38により支軸37の周りに反時計方向
に回動する習性が与えられており、この習性によ
る回動によつて段部15bが係合部6bに係合す
るようになつている。また、この復帰レバー15
は、シヤツターが作動し、後幕の走行が終了した
露光完了時に、下方に延び出した他腕15cが矢
印39の方向に押されて、支軸37の周りに時計
方向に回動して段部15bと係合部6bとの係合
が外れるようになつている。
他方、上記絞り用部材7は、その自由端部が前
記ミラー駆動部材2とクロスするように配設され
た揺動腕で形成されていて、前記可動反射ミラー
1の跳ね上げに連動して、予め設定された絞り位
置に絞りを絞る役目をするもので、上記チヤージ
レバー6の他腕6dの下方に配設されている。同
部材7の自由端部の先端部は、まつすぐに延びて
左方に折曲した折曲部7aと下方に伸びた下腕7
bに分岐しており、上記折曲部7aは、絞りをプ
リセツト位置に絞り込む作動部となつている。そ
して、下方に伸びた下腕7bの先端部には、フツ
ク7cが形成されている。
また、上記絞り用部材7の自由端部の中程の下
側縁は、前記ミラー駆動部材2のピン26に適時
当接している。これは、絞り用部材7が支軸29
の周りに反時計方向に回動復帰する際に、ピン2
6を押し動かしてミラー駆動部材2をピン23を
支点として時計方向に回動させて、これを初期位
置に復動させる役目をする。また絞り用部材7が
支軸29の周りに時計方向に回動する際には、ピ
ン26が絞り用部材7の動作に追従して移動す
る。また、ピン26は、駆動ばね9がチヤージさ
れたとき、ミラー駆動部材2がピン23を支点と
して反時計方向に回動しようとするのを、ピン2
6が絞り用部材7の下側縁に当接することによつ
て阻止する役目もする。
上記絞り用部材7のフツク7cは、解除レバー
14のフツク部14aに係合するようになつてい
る。解除レバー14は、ミラーボツクスの右側板
20の外がわにその揺動支点を軸支されて配設さ
れており、その上方に延び出した一腕端に上記フ
ツク部14aが形成されている。
また、この解除レバー14は、その支軸に巻回
され、一端を固定ピン(図示されず)にかけられ
た弱い復動用ばね(図示されず)により反時計方
向の回動習性が与えられており、この習性による
回動によつて、上記フツク7cにフツク部14a
が掛止されるようになつている。そして、この解
除レバー14は、下方に延び出した他腕の先端部
に、シヤツター釦が押下されたとき、矢印40の
方向に押し動かされる被押動部14bが形成され
ていて、同部14bが押動さたときには、解除レ
バー14は支軸の周りに時計方向に回動して、フ
ツク部14aのフツク7cに対する掛止が解除さ
れるようになつている。
前記バウンド防止用係止部材4は、その拡大図
が第2図に示されているように、上記右側板20
の外側の上方中央部に横方向に配設された揺動腕
で形成されていて、その右端部は支軸41に揺動
自在に支持されている。このバウンド防止用係止
部材4の下側縁の中程には、折曲部4aが形成さ
れている。また、この係止部材4の自由端部の先
端部寄りの上側縁には、前記ピン3に当接する、
なだらかな円弧状部4cが形成されており、更に
その先端部の上側縁には、切欠部4bが形成され
ている。バウンド防止用係止部材4には、上記支
軸41に巻回されていて、一端を上記折曲部4a
にかけられ、他端を軸35にかけられた、開脚習
性を有する捻りばね5により、支軸41の周りに
時計方向に回動する習性が与えられている。そし
て、この習性による回動によつて、この係止部材
4の上側縁の中程が、前記ミラー駆動部材2の係
合ピン3に当接している。
一方、チヤージレバー6の他腕6dの支軸29
寄りの上側縁の1部には、上方に向けて突出し、
その先端部を前方に折曲したフツク部6fが形成
されている。このフツク部6fは、チヤージレバ
ー6がばね12の弾力によつて反時計方向に回動
した時には、上記バウンド防止用係止部材4の折
曲部4aに当接し、これにより、上記係止部材4
を支軸41の周りに反時計方向に回動させて、係
止部材4を元位置に復動させるためのものであ
る。
なお、右側板20の前部中程に固植されたピン
45は、チヤージレバー6の他腕6dと、絞り用
部材7のストツパーピンである。
次に、このように構成された一眼レフレツクス
カメラの可動反射ミラー1のバウンド防止機構の
作用について、第1〜4図を参照して説明する。
第1図の状態は、フイルムの巻上に連動してシヤ
ツターがチヤージされると共に、これに連動して
チヤージレバー6の被押動部6cが矢印30の向
きに押動され、チヤージレバー6が自己の習性に
抗して支軸29の周りに時計方向に回動して駆動
ばね8,9をチヤージした状態を示している。
この状態において、今、シヤツター釦を押し下
げると、解除レバー14の被押動部14bが矢印
40の方向に押動されるので、解除レバー14は
その支軸の周りに時計方向に回動し、フツク部1
4aとフツク7cの掛止が解除される。これが解
除されると、チヤージされていた駆動ばね8の緊
縮弾力によつて絞り用部材7は支軸29の周りに
時計方向に回動して、その先端部7aの作動部に
より絞りを所定値まで絞り込む。この絞り用部材
7の上昇回動は、第3図からわかるように、自由
端部の上側縁がストツパーピン45およびチヤー
ジレバー6の折曲段部6eの下側縁に当接する位
置にて停止する。
この絞り用部材7が回動すると、これと同時に
ミラー駆動部材2も、その係止ピン26と絞り用
部材7の下側縁との係合が解かれるため、チヤー
ジされた駆動ばね9の緊縮弾力によつてピン23
(第1図参照)を支点として反時計方向に回動す
る。この回動は、ピン26が上記絞り用部材7の
移動に追従して行なわれる。
上記ミラー駆動部材2が回動すると、その先端
部の上記長孔2aを介して、上記ミラー駆動用ピ
ン1aは右側板20の案内長孔20aに沿つて移
動するので、ミラー1は図の位置から45゜回動し
て水平位置迄、上昇して跳ね上がる。
また、ミラー駆動部材2の係合ピン3には、バ
ウンド防止用係止部材4の上側縁が当接している
が、上記ピン3は、係止部材4の切欠部4bから
隔たつた位置にあるので、上記ミラー駆動部材2
が回動すると、上記ピン3は上記バウンド防止用
係止部材4の上側縁の円弧状部4cと当接しなが
ら移動する。そして、ミラー駆動部材2が更に回
動して、ミラー1が上昇完了位置にくると、上記
係合ピン3は、第3図に示すように、バウンド防
止用係止部材4の切欠部4bに落ち込む。その結
果、ミラー1が上方に設けられたストツパー(図
示されず)などに当接してバウンドしようとして
も、ミラー駆動部材2は、その係合ピン3が上記
切欠部4bに落ち込んで、これにロツクされるの
で、ミラー駆動部材2は戻ることができない。従
つて、ミラー1のバウンドは生じない。
このようにして、可動反射ミラー1が上昇を完
了すると、これに連動して、図示しないシヤツタ
ーレリーズ機構が作動して、シヤツターがレリー
ズされ、シヤツター先幕(図示されず)が走行
し、露光が開始される。そして、適正露光が得ら
れると、シヤツター後幕(図示されず)が走行し
て露光々路を閉じる。シヤツター後幕が走行を終
了すると、終了信号が発せられ、これによつて復
帰レバー15の他腕15cが矢印39の向きに押
動される。これが押動されると、復帰レバー15
は支軸37の周りに自己の習性に抗して時計方向
に回動するので、同レバーの段部15bとチヤー
ジレバー6の係合部6bとの掛止は外れ、チヤー
ジレバー6は、捻りばね12の弾力によつて支軸
29の周りに反時計方向に回動する。このチヤー
ジレバー6が回動すると、第4図に示すように、
そのフツク部6fが上記バウンド防止用係止部材
4の折曲部4aに当接して、上記係止部材4を押
し下げる。その結果、ミラー駆動部材2は自由に
なる。また、上記チヤージレバー6が反時計方向
に回動すると、このチヤージレバー6の折曲段部
6eによつて、絞り用部材7が押し上げられるの
で、今度は同部材7は支軸29の周りに反時計方
向に回動復帰し、その復帰終了時点でフツク7c
が解除レバー14のフツク部14aに掛止して初
期位置に戻る(第1図参照)。
また、絞り用部材7が回動復帰すると、絞りは
初期状態に開放されると共に、絞り用部材7の下
側縁によつてミラー駆動部材2のピン26が押動
されるので、ミラー駆動部材2もピン23の周り
に時計方向に回動し、これを初期位置に回動復帰
させるため、可動反射ミラー1も撮影光路Oに対
して45゜傾斜する初期位置に復動する。
次いで、フイルムの巻上動作によりシヤツター
をチヤージすると、これに連動してチヤージレバ
ー6の被押動部6cが矢印30の方向に押動され
るので、チヤージレバー6は、ばね12の弾力に
抗して、支軸29の周りに時計方向に回動し、駆
動ばね8,9をそれぞれチヤージする。そして、
そのチヤージ終了時に、係合部6bが復帰レバー
15の段部15bに係止してチヤージを終了す
る。
第5図は、本考案の他の実施例を示すバウンド
防止機構の部分拡大図であつて、この防止機構
は、前記第1〜4図に示した防止機構と原理的に
は全く同じものであるが、たゞバウンド防止用係
止部材7が支持される位置およびこのバウンド防
止用係止部材4の動作用ばね5と、チヤージレバ
ー6の動作用ばね12のかけ渡されている位置が
異なつているだけである。
即ち、第5図の防止機構においては、バウンド
防止用係止部材4は、その基部をチヤージレバー
6のフツク部6fが形成されている突出部の基部
に固植された支軸41′に揺動自在に支持されて
いる。そして、このバウンド防止用係止部材4に
は、上記支軸41′に巻回されていて、一端を前
記折曲部4aにかけられた、他端をチヤージレバ
ー6の他腕6dの側縁にかけられた、開脚習性を
有する捻りばね5′により、支軸41′の周りに時
計方向に回動する習性が与えられている。また、
上記チヤージレバー6には、右側板20に固定さ
れた軸35に巻回されていて、一端をチヤージレ
バー6の下方に延び出した一腕6aの後側縁に形
成された折曲片6gにかけられ、他端を固定ピン
36にかけられた強力な閉脚習性を有する捻りば
ね12′により支軸29の周りに反時計方向に回
動する習性が与えられている。
以上説明した点だけが、上記第1〜4図の機構
と異なるだけであつて、他の機構およびこの第5
図に示す実施例の防止機構の機能は、全く上記第
1〜4図に示した実施例の機構の機能と同じであ
る。従つて、その説明は省略する。
以上説明したように、本考案によれば、可動反
射ミラーの上昇駆動を行うミラー駆動部材と共に
動作を開始し、ミラーの上昇完了時にミラー駆動
部材に係止して、これを拘束するバウンド防止用
係止部材を設けるだけで、ミラー駆動部材の上昇
終了時点における作動位置がロツクされるので、
これによつて可動反射ミラーのバウンドは完全に
防止され、従つて、ミラーのバウンドによつて撮
影光路の一部が遮えぎられるという欠点は見事に
解消される。
また、従来のように、ミラーの上昇動作に制動
をかけるようなことをしていないので、ミラーの
上昇速度が遅くなつて、時間の遅れなどが発生す
ることもなく、従来の欠点を悉く解決したバウン
ド防止機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す一眼レフレ
ツクスカメラの可動反射ミラーのバウンド防止機
構の斜視図、第2図は、上記第1図のバウンド防
止機構の部分拡大図、第3,4図は、上記第1図
のバウンド防止機構の作動態様を示す部分拡大
図、第5図は、本考案の他の実施例を示す一眼レ
フレツクスカメラの可動反射ミラーのバウンド防
止機構の部分拡大図である。 1……可動反射ミラー、2……ミラー駆動部
材、4……バウンド防止用係止部材、6……チヤ
ージレバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一眼レフレツクスカメラの可動反射ミラーを駆
    動するミラー駆動部材2と、 フイルムの巻上動作によるシヤツターチヤージ
    動作に連動して回動し、回動終了時に係止される
    チヤージレバー6と、 上記ミラー駆動部材とチヤージレバーとの間に
    設けられ、上記チヤージレバーの回動時に、上記
    ミラー駆動部材の上昇駆動力を付与されるばね部
    材9と、 上記可動反射ミラーを上昇完了位置で当接させ
    る位置決め部材と、 上記ミラー駆動部材の一部に、付勢弾力をもつ
    て当接していて、上記ミラー駆動部材が可動反射
    ミラーを上昇駆動した時、これに伴つて変移し、
    上記可動反射ミラーがその上昇完了位置に達した
    とき、上記ミラー駆動部材に係合し、上記ミラー
    駆動部材の下降動作を阻止することにより、上記
    可動反射ミラーのバウンドを防止するバウンド防
    止用係止部材4と、 を具備することを特徴とした一眼レフレツクスカ
    メラの可動反射ミラーのバウンド防止機構。
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