JPS6120435B2 - - Google Patents

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JPS6120435B2
JPS6120435B2 JP20879A JP20879A JPS6120435B2 JP S6120435 B2 JPS6120435 B2 JP S6120435B2 JP 20879 A JP20879 A JP 20879A JP 20879 A JP20879 A JP 20879A JP S6120435 B2 JPS6120435 B2 JP S6120435B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
paint
top coat
substrate
entire surface
Prior art date
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Expired
Application number
JP20879A
Other languages
English (en)
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JPS5593446A (en
Inventor
Manzo Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Noda Plywood Mfg Co Ltd filed Critical Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Publication of JPS6120435B2 publication Critical patent/JPS6120435B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は基板表面に木目模様状の立体的な凹凸
模様を形成されてなる化粧板及びその製造方法に
関するものである。
(従来技術の問題点および本発明の構成、目的) 合板の表面に下地塗料を塗布乾燥後、木目模様
を彫刻した型ロールで圧搾し凹凸模様を形成し、
凹凸模様の凸部に下地塗料よりやや濃い塗料を次
に凹部に向つて漸次薄い色彩の塗料を順次塗布
し、その表全面に艷出し剤を塗布することによつ
て塗り重ねられた色彩の境界面を漠として天然木
の色彩を表現しようとした方法はすでに提案され
ている。(特公昭34−648) しかし該方法によつて得られた化粧板はなお次
のような問題点を有する。
表全面に凹凸模様が形成されているにもかか
わらず、その表面化粧は天然木の色彩を凹凸部
形成後、塗料により大まかに表現されたもので
あり、天然木のもつ複雑な木目模様(木正目、
木反目)を表現されたものではなかつた。
表全面を艷出し剤にて塗装しているため、表
全面が均一な光沢となり天然木の表面光沢(木
肌のテリ、秋目、春目によつてテリ具合いが異
なる)が表現されたものではない。
本発明化粧板はこのような従来方法と異なり、
予め木目模様などの柄模様3印刷しておき、つぎ
に上塗り塗料4上面から基板1に達する柄模様3
に同調した凹凸模様5,6を形成し、さらに凹部
塗装7凹部5のみに金属光沢を与えたものであ
る。
このような構成を有することにより、本発明は
予め印刷柄模様3に凹凸模様5,6が同調するこ
とにより、従来技術による塗料による色彩表現に
比べ、印刷柄模様3の細かい模様が立体的に表現
できることを目的とするものである。
さらにまた凹部塗装7により、金属光沢が凹部
5のみに表現され、より自然感が附与される特色
を有する。
以下に本発明を添付図実施例に基づいて説明す
る。
基板1としては合板、繊維板、木質板、石膏
板、セメント板、金属板、合成樹脂板、などの
有機質あるいは無機質または有機質無機質の混
合体などの板状体を用いる。またその表面に
紙、布、樹脂フイルムなどのシート状物を貼着
したものなどでもよく、その表面に凹凸模様を
圧設することのできるものであればいずれでも
よく何等限定されるものではない。
基板1の表面に必要に応じて目止塗装、シー
ラー塗装、サンデイングなどの下地処理を適宜
1回ないし複数回施し平滑面とすると共に表面
強化を行なう。
基板1の表全面に木下地色その他任意色に着
色された塗料をロールコーター、フローコータ
ーなどの塗装装置を用いてほぼ均一に塗装し下
塗り塗装2を施す。下塗り塗装2は基板1の表
面の材色の不揃い、欠点を隠蔽し、同一色調に
調整し後工程での印刷、色調また塗膜の密着を
良好にする。
下塗り塗装2として形成される木下地色その
他任意の色に着色された塗料は加熱することに
よつて柔軟性を有する熱可塑性塗料が好まし
い。
熱可塑性塗料を用いることによつて表面に凹
凸を有するロールあるいはプレートによる加熱
成型時下塗り塗装2塗膜が軟化するため押圧成
型し易く、しかも塗膜割れなどの発生がない。
下塗り塗装2として形成される塗料は熱可塑性
塗料と該塗料の可塑温度よりも高い温度で硬化
する熱硬化性塗料との混合塗料であつてもよ
い。
該混合塗料を用いることによつて先に示した
如く熱可塑性塗料の軟化により押圧、成型し易
く、しかも塗膜の割れの発生がないばかりか押
圧成型時の熱により熱硬化性塗料が硬化するた
め成型後の基板の反発によるもどりを固着す
る。
下塗り塗装2を施された表面にグラビア印刷
あるいはオフセツト印刷またはグラビアオフセ
ツト印刷などの印刷方法により任意の木目模様
などの柄模様3を印刷形成する。
柄模様3は木目模様の印刷に限らず抽象柄模
様でもよく1色印刷また多色印刷を施してもよ
い。
柄模様3に使用される印刷インキは基板1の
表面に施された下塗り塗装2また印刷方法など
の条件によつて決定されるが、たとえば一般的
に用いられるグラビア用インキ、オフセツト用
インキ、グラビアオフセツト用インキなどを用
いればよい。
また基板1の表面に木目模様3の印刷形成あ
るいは後に該木目模様3と同調する如く導管溝
模様状の小凹部を多数形成してもよい。
木目模様3を印刷形成後、その表全面に透明
あるいは半透明塗料をロールコーター、フロー
コーターなどの塗装装置を用いてほぼ均一に塗
装し上塗り塗装4を施す。(第1図) 上塗り塗装4を形成する塗料は下塗り塗装2
として用いる塗料と同様、熱可塑性塗料あるい
は熱可塑性塗料と熱硬化性塗料との混合塗料を
用いればよい。
上塗り塗装4は必要に応じて着色を施しても
よい。またシリカ粉、タルク、クレー、珪藻
土、アルミナなどの艷消し剤を添加された透明
あるいは半透明塗料を塗布し艷消し上塗り塗装
とすることが望しい。
表面に木目模様凹凸を刻設されてなるロール
あるいはプレートを用いて上塗り塗装4を施さ
れた基板1の表面を加熱押圧し、凸部5凹部6
からなる立体的な凹凸模様を形成する。(第2
図) ロールあるいはプレート表面に刻設される模様
凹凸は木目模様に限らず抽象柄模様でもよい。立
体的な凹凸模様は予じめ印刷形成された木目模様
3と同調して形成する。立体的な凹凸模様を木目
模様3と同調して形成し、その凸部5を秋目、凹
部6を春目に表現し木目模様3における秋目を濃
く春目を淡く印刷することによつて表面の立体感
を増し浮出し模様が表現される(第2図) 立体的な凹凸模様を形成する凸部5凹部6の表
全面にフローコーター印刷機などの装置によつて
合成樹脂塗料に金属粉末顔料を混入された塗料C
を塗布し、直ちにリバースコーター、プレートな
どを用いて凸部5表面の該塗料を除去し、上塗り
塗装4面を現わすと共に凹部6表面に塗料を残置
した後、乾燥し凹部塗装7を形成する。(第3
図) 金属粉末顔料とは、金粉、銀粉、銅粉、アルミ
ニウム粉、真鍮粉などであり任意選択して用い
る。
また金属粉末顔料を混入された塗料のかわりに
パール仕上げ塗料を用いて凹部塗装を施してもよ
い。凹部塗装7は金属粉末顔料を混入されている
ので天然木の表面光沢と同様の光沢(テリ)を放
ち天然木と酷似したものとなる。
本発明の結果: 印刷形成された柄模様3と同調した立体的な
凹凸模様を形成することによりその表面は浮出
し表面を呈する。
木目模様3を形成した表面に上塗り塗装4を
施した後、凹凸模様5,6をロールあるいはプ
レートにより加熱成型するため、成型時の熱に
より木目模様3を形成する塗膜内の顔料が変色
することがない。
凹凸模様5,6の凹部6に施された凹部塗装
7による光沢と凸部表面の上塗り塗装光沢(艷
消し)とが相俟つて天然木、特に針葉樹のもつ
表面光沢(テリ)が表現され、天然木と酷似し
たものとなる。
実施例 合板の表面にシーラ塗装を施した後、目止塗装
を複数回繰り返し行ないサンデイングをして表面
のランダムな導官溝を埋め平滑面とする。
木下地に着色されたビニール系樹脂塗料をロー
ルコーターを用いて全面均一に30g/m2塗装布す
る。
グラビアオフセツト用印刷インキを用いグラビ
アオフセツト印刷機によつて1色目木目模様、2
色目木目模様を順次印刷形成する。
表全面にシリカ粉15%添加されたアルキド系樹
脂塗料をロールコーターを用いて全面均一に2
g/m2塗布し、熱風乾燥機を用いて70〜20℃、5
分間乾燥を行ない艷消し上塗り塗装を形成する。
表面に木目模様と同調した凹凸模様を形成す
る。この凹凸模様の形成に際しては表面の春目部
分を凸部、秋目部分を凹部に形成されてなるプレ
ートを配設した熱圧プレスで、上塗塗装上から
100〜200℃、60〜120秒45Kg/m2の条件で押圧す
る。
表全面に真鍮粉を20%添加されたウレタン系樹
脂塗料をフローコーターを用いて塗布した後、直
ちにリバースコーターを用いて凸部表面の該塗料
を除去し凹部塗装を施す。熱風乾燥機を用いて70
〜120℃10分間の乾燥を行なう。
以上の如くして木目浮出し模様が形成され天然
木表面光沢と酷似した表面を有する化粧合板を得
た。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明方法において凹凸模様を形成す
る前の化粧板の断面図、第2図:本発明方法にお
いて凹凸模様形成時の化粧板の断面図、第3図:
本発明合板の断面図、第4図:本発明合板の要部
斜視図、 1…基板、2…下塗り塗装、3…木目模様、4
…上塗り塗装、5…凸部、6…凹部、7…凹部塗
装、C…凹部塗装用塗料。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 必要に応じて下地処理された基板1の表全面
    に柄模様3が印刷された下塗り塗装2が施され、
    柄模様3上には上塗り塗装4が積層されており、
    上塗り塗装4から基板1に達する凹凸模様5,6
    が柄模様3に同調して形成されており、しかも該
    凹凸模様5,6を形成する凹部6を金属粉末顔料
    が混入された塗料にて凹部塗装7が施されてなる
    化粧板。 2 上塗り塗装4の塗料に艷消し剤を混入した特
    許請求の範囲第1項記載の化粧板。 3 基板1の表面に必要に応じて下地処理を施し
    た後、その表全面に木下地色に着色された塗料を
    塗布し下塗り塗装2を施し、 つぎに下塗り塗装2上に柄模様3を印刷し、つ
    ぎにその表全面に透明あるいは半透明塗料を塗布
    し上塗り塗装4を形成し、 つぎに上塗り塗装4上面から基板1に達するよ
    うに柄模様3に同調する凹凸模様5,6を形成
    し、 次に表全面に金属粉末顔料を混入された塗料を
    塗布直後、凹凸模様の凸部5表面の該塗料のみを
    除去し、凹部塗装7を形成する化粧板の製造方
    法。 4 上塗り塗装4の塗料としてシリカ粉、タル
    ク、珪藻土、アルミナなどの艷消し剤を添加混合
    した透明あるいは半透明塗料を用いる特許請求の
    範囲第3項記載の化粧板の製造方法。
JP20879A 1979-01-08 1979-01-08 Ornamental board and making method thereof Granted JPS5593446A (en)

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Publication Number Publication Date
JPS5593446A JPS5593446A (en) 1980-07-15
JPS6120435B2 true JPS6120435B2 (ja) 1986-05-22

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