JPS6120209A - 磁気ヘツド - Google Patents

磁気ヘツド

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JPS6120209A
JPS6120209A JP14007584A JP14007584A JPS6120209A JP S6120209 A JPS6120209 A JP S6120209A JP 14007584 A JP14007584 A JP 14007584A JP 14007584 A JP14007584 A JP 14007584A JP S6120209 A JPS6120209 A JP S6120209A
Authority
JP
Japan
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layer
magnetic head
magnetic
glass
gap
Prior art date
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Pending
Application number
JP14007584A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ooya
大矢 一雄
Masao Kakizaki
柿崎 征夫
Sadao Iwatani
岩谷 貞夫
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP14007584A priority Critical patent/JPS6120209A/ja
Publication of JPS6120209A publication Critical patent/JPS6120209A/ja
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/21Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features the pole pieces being of ferrous sheet metal or other magnetic layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 技術分野 本発明は磁気ヘッド、特に非晶質磁性合金を用いたフロ
ッピーディスク等のデジタル記録に用いるナローギャッ
プ型の磁気ヘッドに関するものである。
II  先行技術 近年、情報機器の性能の向上とOA化が進むなかで記録
媒体の1つであるフロッピーディスクの高性能化と小型
化が望まれている。
このような要求に応えて、8インチのフロ。
ビーディスクからさらに小型化された5、25インチの
フロッピーディスクが開発されてきた。
また、最近さらに小型化し、記憶容量も8インチフロッ
ピーディスクと同容量の3.5インチのマイクロフロッ
ピーディスク(MFD)が実用化に向けて開発されてい
る。
このように小型化し、かつ大記憶容量をもったフロッピ
ーディスクを実現するには、高密度記録を実現しなけれ
ばならない。 高密度記録を実現するには、記録媒体と
磁気ヘッドとに関して新たな特性が要求される。
記録媒体では性能向上の1つとして高保磁力の磁性材料
の開発が必要になっている。
磁気ヘッドにも新たに特性の向上が要求される。 従来
、フロッピーディスク用の磁気ヘッドは、フロッピーデ
ィスクの実用化の初期の段階では磁気ヘッド用コア材に
パーマロイが使用されていた。
しかし、パーマロイでは種々の問題がある。
例えば、フロッピーヘッドの使用周波数帯域(125K
Hz 〜250KHz)とオーディオヘ−。
ドの使用周波数帯域(20KHz以下)を比較すると、
フロッピーヘッドの使用周波数帯域は高周波数の帯域で
ある。
しかし、パーマロイは比抵抗が50〜150琲ΩcIm
と小さいので、高周波帯域での実効透磁率は急激に減少
し、再生出力、S/N比、分解能等の磁気特性が悪くな
る。
他方、同じく多様されているフェライトは比抵抗lX1
06gΩcmと大きく、しかも磁気ギャップもガラス溶
着法を用いるので、強固な狭磁気ギャップが製造できる
したがって、最近ではフロッピー用磁気ヘッドのコア材
は、フェライトが主に使用されている。 そして、高密
度記録は、磁気ヘッドのコア材にフェライトを用いるこ
とによって、ある水準までは達成することができる。
ところで、さらに高密度記録を達成するためには、磁気
記録媒体であるフロッピーディスクの保磁力(He)は
初期の頃のHc=2700e(磁性体としてγ−Fe2
O3を使用)から、高保磁力の記録媒体(磁性体として
COをドープしたCO−γ−Fe2O3を使用)のHc
=6300eに移行している。
そして、さらに合金粉を磁性体としだ高保磁力の記録媒
体ではHc=13000eに至っている。
従って、磁気ヘッド用コア材はこのような高保磁力記録
媒体に記録するために、高飽和磁束密度をもち、かつ高
周波帯域において実効透磁率が減少しない材料の開発が
必要になってきた。
このため、磁気ヘッド用コア材としてセンダストと非晶
質合金とが注目されている。
これらの材料は、フェライトと比較すると飽和磁束密度
も大きいので、高保磁力記録媒体への記録も可能になる
しかし、磁気ヘッドの問題は、コアの材質の磁気特性だ
けの問題でなく、信頼性の点から強固なナローギャップ
を有する磁気ヘッドのギャップ製造法の確立も必要であ
る。
センダストについては、銀ロウ溶接による接合が検討さ
れている。
しかし、非晶質合金の場合には、結晶化温度が低いので
、一定温度以上の処理ができない。
特開昭55−110241号のように2.3の磁気ギャ
ップ製造方法に関する提案もあるが未だ十分な解決をみ
るには至っていない。
ナローギャップで高磁束密度の磁気ヘッドを実現する際
には、作製時の性能とともに、経時的な劣化が問題にな
る。
すなわち、非晶質磁性合金コア材とギャップ材との相対
的な温度特性、接着性または固着性、残留応力、比抵抗
等によって電磁変換特性が、経時的に、あるいは多数回
の走行により劣化する。
例えば、特にギャップ長の安定度と関係のある、分解能
、オーバーライド特性、ピークシフト特性、消去特性等
に大きな問題があった。
■発明の具体的目的 本発明は、前記の問題を解決するためになされたもので
ある。
すなわち、非晶質合金を用いた磁気ヘッドにおいて、狭
ギャップ長の強固な磁気ギャップを有し、分解能、オー
バライド特性、ピークシフト特性、消去特性が良好で、
しかも長時間使用ないし保存しても電磁変換特性、特に
分解能やオーバーライド特性やピークシフト特性や消去
特性等が劣化しない磁気ヘッドを提供することを目的と
する。
このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち本発明は、 非晶質磁性合金からなるコア半体を、ギャップ材を介し
てつきあわせ一体化してなる磁気ヘッドにおいて、 ギャップ材が、両コア半体の少なくともギャップ面に被
着されたBおよびSfのうちの少なくとも1種以上から
なる第1層と、この第1層上に被着された酸化アルミニ
ウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウムおよびチタ
ン酸バリウムの少なくとも1種以上からなる第2層と、
この第2層間に介在するガラス膜とからなることを特徴
とする磁気ヘッドである。
■ 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明の磁気ヘットにおけるコアは、通常、非晶質磁性
合金の薄板から形成される。
非晶質磁性合金をコア材として用いるときには、コアと
しての特性が良好で、またきわめて長期にわたる使用に
よって、もヘッドの媒体摺接面の偏摩耗が少なく、周波
数特性や出力レベル変動が少ない点で、良好な結果を得
る。
コア材として、非晶質磁性合金薄板を用いる場合、その
組成としては、磁気ヘッドのコア用のものとして知られ
ている種々の組成であってもよいが、特に飽和磁束密度
Bsが高く、高保磁力磁気記録媒体に好適であるという
点で、下記式(I)で示される組成であることが好まし
い。
式(I)TxTy 上記式中において、Tは、FeおよびCOlまたはFe
およびCOと他の遷移金属元素の1種以上との組合せを
表わす。
この場合、必要に応じFeおよびCOとともに組合せ添
加される他の添加元素は、FeおよびCo以外の他の遷
移金属元素(Sc−Zn;Y−Cd;La−Hg;Ac
以り、)であり、例えばNi、Ti、2r、Hf、V、
Nb。
Ta、Cr、Mo、W、Mn、Ru’、Rh、Pd、O
s、I r、Pt等の1種類以上をその具体例として挙
げることができる。
−力、Xは、B、5it−+J:びB、マタはBもしく
はSiおよびBと他のガラス化元素の1種類以上との組
合せを表わす。
この場合、必要に応じ、B、またはSiおよびBととも
に組合せ添加される他のガラス化元素の例としては、P
、C,Ge、Sn、AM等の1種類以上を挙げることが
できる。
他方、上記式CI)において、 X+Y=100at%であり、yは20〜27at%で
ある。
すなわち、FeおよびCOを必須成分とする遷移金属元
素性分量Xは73〜80at%であり、BまたはSiお
よびBギ必須成分とするガラス化元素成分量yは20〜
27at%である。
yが20it%未満となると、非晶質化が困難となり、
また、27it%を越えると残留磁束布1炙Bsが減少
してしまう。
さらに、遷移金属元素成分中の必須成分FeおよびGo
の含有量は、それぞれFe;1.5〜5.6it%およ
び、Co;45〜78.5at%ある。
Fe含有量が1.5it%未満(Co含有量が78.5
it%より大)、あるいは5.6it%を越えると、磁
歪が大きなものとなってしまい、また透磁率が減少する
Coか45it%未満となるとBsが減少してしまう。
この場合、上記式CI)において、Tは、上記含有量範
囲内にて、FeおよびCOのみからなっても、FeとC
Oと上記した他の添加元素の1種以上からなってもよい
TがFeとCOのみからなる場合、Fe含有廣は1.5
〜5゜6it%、より好ましくは2〜5.5it%、C
o含有量は67.4〜78.5it%、より好ましくは
67.5〜78it%である。 TがFeおよびCOに
加え、他の元素の1種以上を含む場合、他の遷移金属元
素の1種以上は、通常、総計で最大25at%まで含有
することができる。
これ以上の含有量となると、Bsが低下し、表面性が悪
くなる等の不都合が生じる。
このような元素の1例としてはNiがある。
Ni添加は、COを置換して、材料コストを低減する等
の効果があるが、Ni1lが増大するとBsが減少する
ので、Ni含有量は、好ましくは8it%以下である。
一方、他の元素の1挿具−ヒとしては、鉄族(Fe、C
o、Ni)以外の遷移金属元素であってよいが、鉄族以
外の遷移金属元素の1種以上は、総計12at%以下で
あることが好ましい。 このとき、Bsの低下は少なく
、各添加元素特有のすぐれた効果が実現する。
このような元素としては、特に、Ru。
Cr、Tiのうちの1種以上が好ましい。
特に、0.5〜8at%のRuを添加すると。
耐摩耗性が向上し、表面性や打抜加工性等が向トする。
また、1〜8at%のCrを添加すると、耐食性が向上
する。
そして、0.5−8at%のRuと、1〜8at%、特
に2〜6at%のCrを併用添加すると、これらの効果
はさらに向上し、より好ましい結果を得る。
また、0.05〜2at%c7) T iを、これらに
かえ、より好ましくはこれらに加えて添加するとより好
ましい結果をうる。
さらに、これらRu、Cr、Ti、Ni等に加え、Ta
、W、Mo等の1種以上を含有させることもできる。
なお、このようにFe、Co以外の他の遷移金属元素を
含有させる場合、これらの総計は20at%以下となり
、Go含有量が47.4〜78.5at%、より好まし
くは47.5〜78at%、またFe含有量が1 、5
〜5 、6at%、より好ましくは、2〜5.5at%
となることが好ましい。
これに対し、ガラス化元素成分Xは、B、あるいはSi
およびBを必須成分とする。
この場合、B含有量が3.3〜278t%、Si含有量
がO〜16.2at%となると、Bsが高くなり、薄板
の表面性が向−トし、好ましい結果を得る。
そして、B含有量が14.1〜26.9at%、Si含
有量が0.1〜5.4at%となると、Bsがさらに高
くなり、表面性もさらに向上し、ざらにRu、Cr等の
添加元素の添加効果も顕著となり、より好ましい結果を
得る。
なお、ガラス化元素成分X中には、必要に応じ、Siお
よびB以外の他の元素の1種以上が含まれていてもよい
、ただ、その総計が0.5at%を越えると非晶質化し
にくくなるので、その含有量は0.5at%以下である
ことが好ましい。 以−L詳述したような組成をもつ薄
板は、実質的に長範囲規則性をもたない非晶質体である
。 また、板厚は、概ね、10〜200 pm程度であ
る。 このような非晶質磁性合金薄板は、公知の高速急
冷法に従い製造される。
すなわち、対応する組成の合金を、気相または液相から
超急冷する。 この場合、通常は。
合金を融液となし、液相から104℃/ s e c以
上1適常104〜106℃/ s e c ty)冷却
速度で超急冷し、固化させることによって非晶質磁性合
金を得る。
溶融状態の合金を超急冷するには、溶融合金をノズルか
ら噴射させ、双ロール法、片ロール法、遠心急冷法等公
知の種々の方式、なかでも片ロール法に従い急冷すれば
よい。
このような非晶質磁性合金薄板は、それを好ましくは絶
縁性接着剤層を介して積層して、所望の形状のコア半体
とされ、これを後述のように突き合わせて磁気ヘッド、
特にフロッピーディスク用、ビデオ映像用等の磁気ヘッ
ドとされる。
あるいは、薄板を積層せず、薄板自体を所♀の形状のコ
ア半体となし、このコア半体を突き合わせて磁気ヘッド
、特にフロッピー用、ビデオ用等の磁気ヘッドとされる
このような磁気ヘッド用コア半体は、通常以下のように
して作製される。
まず、好ましくは、超急冷法によって得られた薄板に対
し、所定の熱処理を施す。
この熱処理としては、例えば′、結晶化温度未満、キュ
リ一点以上の温度で施す無磁場中での、特に内部歪取り
を目的とする焼鈍処理でもよく、また、結晶化温度およ
びキュリ一点未満の温度で行う、歪取りと磁気特性の改
良を目的とする磁場中での焼鈍処理であってもよい。
そして、この後者の磁場中での焼鈍処理としては、^)
磁場、回転磁場等のいずれかを用いてもよい、 これら
焼鈍熱処理およびその条件は、非晶質磁性合金の組成と
所望の磁気特性とから、適宜選択して行えばよい。
次いで、通常は、このような非晶質磁性合金薄板を金型
により打抜き、所定の形状となし、一般に、その複数枚
を絶縁性接着剤により所定トラック巾となるよう積層し
て、コア半体を作製する。
なお、コア半体11は、第1図、第2図に示されるよう
な1字状、C字状等公知の種々の形状とすればよい。
次いで、これらコア半体は、以下のようなギャップ材を
介してつきあわされ、磁気ヘッドとされる。
すなわち、第1図、第2図に1例として示すようにコア
半体ll上の少なくともギャップ端面には、Si、Bの
うちの1種以上からなる第1層22を設層する。
この第1層22は、Si、Bの単一元素や合金を用いて
スパッタリング法や蒸着法を用いて設層することができ
る。
このような第1層は、Si、B単独でも良い。
またSi、Bの2種でもよいが、そのときには、添加元
素は、主たる元素の10wt%以下、より好ましくは5
wt%以下であることが好ましい。
このような第1層成分は、酸素との親和力の大きい元素
からなるので、非晶質磁性合金の表面の酸化膜と相互拡
散をして、高い密着強度を得ることができる。
一般に、相異なる成分の膜を積層する場合、多層股間に
共通の元素がないときには、薄膜形成の初期の段階で、
同軸成長が行なわれるので、格子歪が大きくなり、薄膜
に残留応力が導入されてしまう。
これに対し、下地層成分Si、Bは、非晶質合金基材元
素と共通のものであるので、成膜時の格子歪が小さく、
残留応力が導入されることが回避される。
なお、2種以上の元素を含むとき、添加分が10wt%
以上になると金属間化合物と共晶合金になり、熱膨張係
数の差異により、薄膜にクラックが入りやすいので10
wt%以下とすることが好ましい。
被着に際しては、第1NIとコア半体の密着強度をあげ
るために被着体(コア半体)の温度をあげるのがよい、
 温度は、被着体の結晶化温度以下である必要があり、
好ましくは250℃以下である。
なお、第1層と磁気ヘッドを形成する非晶質磁性合金材
料の熱膨張係数に差異があると、薄膜に応力が残留し、
薄膜にクラックが入るか、さらにすすんでコア半体から
薄膜が剥離してしまう。 しかし、Si、Hの少なくと
も1挿具りからなる薄膜は、熱膨張係数60〜150×
10−6 (”(1)−1であるので、このような不都
合はない。
このような第1層の厚みとしては、0.01−1.0g
+i、特に好ましくは0.01〜0゜5μ層であること
が好ましい。
膜厚が、1.0gmをこえると、十分な接着強度を得る
ためのlt中間層としての効果が失われるためである。
つまり、第1層成分は酸化されやすい元素であるので、
高温高湿(例えば40℃ 90%RH)で保存すると、
薄膜が酸化され、ギャップ強度が弱くなり、また体積膨
張し、磁気ギヤップにクラックが入ってしまい、特性の
劣化をまねく。
また、膜厚が0 、01 gtaより少ないと、十分な
密着強度が得られないからである。
このような第1層22上には酸化アルミニウム(通常、
Au203)、酸化ジルコニウム(通常、Zr02)、
酸化マグネシウム(通常、Mg0)、チタン酸バリウム
(通常、Ba2Ti04)のうちの少なくとも1種以上
からなる第2層24を設層する。
この第2層は、対応する酸化物を用いて、スパッリング
などにより設層することかでさる。
また、対応する金属ないし合金から、02を用いる反応
性スパッタリングによって設層することもできる。
このような薄膜は、A1203  、Z r02  。
MgO,Ba2TiO4単独でもよい。
あるいは、これらの2種以上であってもよい。
2種ないし4種であるときには、添加酸化物は、主たる
酸化物の20wt%以下、より好ましくは10wt%で
あることが好ましい。
この場合、Au203  、Z r02  、MgO。
Ba2TiO4は、化学量論組成から多少偏倚したもの
をも含むものである。
このような下地層成分は、Si、B薄膜第1層、ないし
それを介しての非晶質磁性合金の表面の醜化膜、あるい
は上層のガラス薄膜と相互拡散をして、高い密着強度を
得ることができる。
なお、2種以上の酸化物を含むとき、添加分が20wt
%以上になると、第1層、非晶質磁性合金、ガラス薄膜
との相互拡散が阻害され、また、薄膜形成時に格子歪が
生じやすく、薄膜にクラックが入りやすいので、20w
t%以下とすることが好ましい。
被着に際しては、薄膜とコア半体との密着強度をあげる
ために被着体(第1暦被着ずみのコア半体)の温度をあ
げるのがよい、 温度は、被着体の結晶化温度以下であ
る必要があり、好ましくは250℃以下である。
なお、この第2層薄膜と非晶質磁性合金材料および第1
層の熱膨張係数に差異があると、第2層薄膜に応力が残
留し、薄膜にクラックが入るか、さらにすすんでコア半
体から薄膜が剥離してしまう。
しかし、上記の酸化物の少なくとも1種以上からなる飾
膜は、熱膨張係数的120 X 10−7(”C)−1
であるので、このような不都合はない。
このような82層薄膜の厚みとしては、0゜05〜2.
0μm、特に好ましくは0.01〜1.6μmであるこ
とが好ましい。
膜厚が2.OjLmをこえると、ナローギャップをうろ
ことができず、また十分な接着強度を得るための中間層
の効果が失われるためである。
また、膜厚が0.05.腸より少ないと、十分な密着強
度が得られないからである。
このような第2層24上にはガラス薄膜32を積層する
本発明では、ガラス薄[32は例えば、低融点ガラス、
例えばPbO−B2O3系のガラスを用いる。
コノ場合、Pb080 〜90wt%、B203 20
〜10wt%程度が好ましい。
そして、必要な場合には融点を下げる元素としてBi2
O3やv20s等を加えて、所望の融点の低融点ガラス
とする。
ガラス薄膜は、通常、スパッタリングにより、積層する
ガラス薄H32は、第2層24と良好に接着し、充分強
固なギャップを形成する。  し かも、第2層薄膜上
に設層する際に、醇化物薄膜を損傷しない。
ガラス薄膜の軟化温度は500〜700”Cであること
が好ましい。
さらに、ガラス薄膜の厚みは、所望の磁気ギャップ長の
0.05〜0.7程度であることが望ましい。
ガラス薄膜層が薄い場合、ギャップ長の0゜05未満で
あると、強固な接着強度が得られない。
また、0.7より大であると、中間層である第1層、第
2層sII!Jにより、ガラス薄膜層形成時の応力を吸
収することができず、小さなりラックが入ってしまう。
この場合、ガラス薄膜の厚みは、ギャップ長の、好まし
くは、0.1〜0.6である。
なお、ガラス薄膜の厚みは、0.1〜1.0μlである
ことが好ましい。
このようにして、少なくとも前部および後部ギャップ突
き合わせ面に、第1暦22と、第2層24と、ガラスM
M32とを形成したコア半体11はギャップ突き合わせ
面を突き合わせてて一体化される。
この際、WIJS図に示されるようにガラス薄膜32.
32間にはガラス質34を配設する。
そして、これを熱処理して磁気ヘッドを形成する。
この場合、ガラス質34は、前部および後部ギャップ1
4.15に配設する。
ここで用いるガラス質は、低融点ガラスを用いる。
この場合、その軟化温度は300〜500℃が好ましい
組成としては、特に、PbO−8203系のガラスが好
適である。  そして、通常Pb080〜90vt%、
B203 10〜20wt%とし、他に添加物としてB
i2O3または■203などを添加して所望の軟化温度
に調整する。
このような低融点ガラスからなる粒状のガラス質34を
、ガラス薄膜32を積層した両ギャップ突合せ部近傍に
配設した後、aa気ココア全体300〜500℃で熱処
理する。 これにより、ガラス薄膜32を積層したギャ
ップ突合せ面を融着し、ガラス膜とする。
ガラス薄膜を、機械的に充分接着し、しかも他のコア本
体や第1層ないし第2層を損傷しないためには、熱処理
温度がガラス質の軟化温度から溶融温度であることが必
要である。
以上のようにして形成されたギャップは全体として4g
m以下であることが好ましく、よりtlfましくは0 
、5〜2−0.LLIである。 このとき、本発明の効
果はより顕著に実現する。
なお第1層22と、第2層24と、ガラス薄+!!23
2との膜厚の総計は、全体として、所望とする磁気ヘッ
ドのギャップ長と等しいが、または1.2倍以下とする
ことが必要である。
このように作製される磁気ヘットはフロッピーディスク
用の用途において、きわめて有用である。
なお、1g4図には、第1図、$2因に示されるコア半
体を、第3図に示されるように突き合わせてなる2つの
コアをスペーサー16を介して−化して、3ギヤツプ型
のフロッピーヘッドとした例が示される。
■ 発明の具体的作用効果 本発明のSi、Hの少なくとも1挿具トからなる第1層
と、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネ
シウム、チタン酸バリウムの少なくとも1種以上からな
る第2層と、ガラス膜とからなるギャップを有する磁気
ヘッドは、以下のような効果を有する。
すなわち、第1層と、第2W!Iは比抵抗が小さいので
、高周波帯域にて渦電流を生じ、そのために磁気ギャッ
プの磁気抵抗が大きくなり、磁気ギャップからのもれ磁
界もシャープになり磁気再生効率が良好であり、オーバ
ーライド特性や、分解能や、ピークシフト特性や、消去
特性が良好である。
本発明における磁気ギャップは、第1!J、第2層およ
びガラス膜の密着強度がきわめて高く、劣慈な条件下で
長時間走行させたり、保存した場合でも、磁気ギャップ
からのもれ磁界をシャープに保つことができ、オーバー
ライド特性壱、分解能や、ピークシフト特性や、消去特
性がよく、高密度記録を行うことができ高温高湿の使用
ないし保存条件にも耐えられる。
■ 発明の具体的実施例 以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳細に説明する
実施例 70 (5、5Fe−94,5Co) −24(lO5
i −9OB) −6Ruからなる合金を用い1片ロー
ル法によって非晶質磁性合金薄板を得た。 板厚は50
 ILmとした。
この非晶質磁性合金薄板を焼鈍処理し、内部φ取りを行
った後、第1図、第2図に示されるコア半体をえた。
このコア半体上に、スパッタリングにより、下記、表1
に示される組成を膜厚0.05g+sにて被着し第1暦
とした。
次に、表1に示される酸化物を用いスパッタリング法で
、膜厚0.5μ薦の第2層を成膜した。
なお、表1中、第1層、第24の組成は、wt%である
次に、第3層として、コーニング社製(C−14l6)
を膜厚0.2#L腸に設層した。 この軟化温度は58
0℃である。
以上のコア半体をつきあわせ、ビーズ状のガラス質〔コ
ーニング社製ガラス(8463))を、第3図に示され
るように、磁気ギャップ近傍に設置し、温度400℃に
て熱処理して、WIJ4図に示されるようなスリーギャ
ップの磁気ヘッドとした。
ギャップ長は1.5Fmである。
別に比較のために、ギャップ材として、1゜5ルm厚の
Ti箔を用い、熱硬化性樹脂で固着して磁気ヘッドを作
製した。
これら各サンプルについて以下の測定を行なった。
l)分解能 内周を12.5KHz(この際の出力をIFとする)で
書き込みを行い、外周を250KHz(この際の出力を
2Fとする)で書き込み、録再の出力を測定して2F/
IFを百分率で示し、分解能とする。
この分解能を初期のものと200パス後のもので測低す
る。
2)オーバーライド(0マer write)特性12
5K)12(出力=lF)で書き込みを行った後に、2
50K)Iz(出力=2F)で消去しながら書き込みを
行い(重ね書き)、2Fを書き込み後のIFの出力IF
’を測定する。
1F′/2Fをオーバーライド特性として表す、 単位
はdBである。 この消去率を初期のものと200パス
後のもので測定する。
3)消去特性 所定トラックにIFの信号を書き、その出力をV とす
る、 その後、磁気ヘッドを所f 定長移動し、消去して、前のトラック位置に磁気へ一2
ドを戻して、記録する。 その出力をVeとすると、 
 20 1 og V e / V 1rとして算出す
る。
これを初期と200パス後で測定する。
4)保存性 40℃、90%RHで、240時間後の上記のオーバ−
ライト特性の変化率を測定する。
5)ピークシフト特性 同一パルスを同一パターンでくりかえし記録し、再生し
たのち、これをさらにパルス波形に変換する。 このと
きのもとのパルス波形のパルス巾と再生パルスのパルス
lJとの変化率を%で表わす。
これらの結果を表1に示す。
表1に示される結果により本発明の効果が明らかである
すなわち本発明の組成、膜厚からなるギャップ材からな
る磁気ヘッドは初期、多数回走行後、劣悪な条件下での
保存後とも、すぐれた分解部、オーバーライド特性、ピ
ークシフト特性および消去特性を示すことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコア半体の1例を示す斜視図、第2図
は本発明のコア半体の別の例を示す斜視図である。 第3図は、第1図に示すコア半体と第2図に示すコア半
体を突き合わせたときの正面図、第4図は、第3図に示
すコアからなるスリーヘッド型の磁気ヘッドを示す斜視
図である。 11・・・コア本体 22・・・第1層 24・・・第2層 32・・・ガラス薄膜 34・・・カラス質

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)非晶質磁性合金からなるコア半体を、ギャップ材
    を介してつきあわせ一体化してなる磁気ヘッドにおいて
    、 ギャップ材が、両コア半体の少なくとも ギャップ面に被着されたBおよびSiのうちの少なくと
    も1種以上からなる第1層と、この第1層上に被着され
    た酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシ
    ウムおよびチタン酸バリウムの少なくとも1種以上から
    なる第2層と、この第2層間に介在するガラス膜とから
    なることを特徴とする磁気ヘッド。 (2)第1層の膜厚が0.01〜0.5μmである特許
    請求の範囲第1項に記載の磁気ヘッド。 (3)第1層が、BまたはSi単独からなるか、あるい
    はSiおよびBのうちの1種と他の1種10wt%以下
    とからなる特許請求の範囲第1項または第2項に記載の
    磁気ヘッド。 (4)第2層の膜厚が0.05〜2μmである特許請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の磁気ヘッ
    ド。 (5)第2層が、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム
    、酸化マグネシウムまたはチタン酸バリウム単独からな
    るか、あるいは酸化アルミニウ、酸化ジルコニウム、酸
    化マグネシウムおよびチタン酸バリウムのうちの1種と
    他の1〜3種20wt%以下とからなる特許請求の範囲
    第1項ないし第4項のいずれかに記載の磁気ヘッド。 (6)ガラス膜が、ガラス薄膜を第2層上に設層し、し
    かもガラス薄膜間にガラス質を配設した後、熱処理して
    形成される特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    かに記載の磁気ヘッド。 (7)ガラス薄膜が、軟化温度500〜700℃である
    特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の
    磁気ヘッド。 (8)ガラス質が、軟化温度300〜500℃である特
    許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の磁
    気ヘッド。 (9)ガラス薄膜の厚みが、ギャップ長の 0.05〜0.7である特許請求の範囲第1項ないし第
    8項のいずれかに記載の磁気ヘッ ド。 (10)ガラス薄膜の厚みが、0.1〜1μmである特
    許請求の範囲第1項ないし第9項のいずれかに記載の磁
    気ヘッド。 (11)熱処理温度が、ガラス質の軟化温度から溶融温
    度である特許請求の範囲第1項ないし第10項のいずれ
    かに記載の磁気ヘッド。 (12)磁気ヘッドのギャップ長が、4μm以下である
    特許請求の範囲第1項ないし第11項のいずれかに記載
    の磁気ヘッド。 (13)第1層、第2層およびガラス薄膜の膜厚の総計
    が、所望とする磁気ヘッドのギャップ長と等しいか、ま
    たは1.2倍以下であるように設層する特許請求の範囲
    第1項ないし第13項のいずれかに記載の磁気ヘッド。 (14)非晶質磁性合金がFeとCoとBまたはBおよ
    びSiとを主体とし、Ru、CrおよびTiの1種以上
    を含む組成からなる特許請求の範囲第1項ないし第13
    項のいずれかに記載の磁気ヘッド。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0539664U (ja) * 1991-10-30 1993-05-28 株式会社イナツクス マツサージシヤワーヘツド

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