JPS58118015A - 磁気ヘツド - Google Patents
磁気ヘツドInfo
- Publication number
- JPS58118015A JPS58118015A JP21287381A JP21287381A JPS58118015A JP S58118015 A JPS58118015 A JP S58118015A JP 21287381 A JP21287381 A JP 21287381A JP 21287381 A JP21287381 A JP 21287381A JP S58118015 A JPS58118015 A JP S58118015A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- amorphous alloy
- ferrite
- magnetic head
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は優れた電磁変換特性と耐摩耗特性を兼2 ′
− ね備えた磁気ヘッドに関するものである。
− ね備えた磁気ヘッドに関するものである。
従来より磁気ヘッド用コア材としてはパーマロイ、セン
ダスト、フェライトなどが用いられているが、それぞれ
に一長一短があり、現在のところ耐摩耗と磁気特性の両
方に優れた月料は得られていない。
ダスト、フェライトなどが用いられているが、それぞれ
に一長一短があり、現在のところ耐摩耗と磁気特性の両
方に優れた月料は得られていない。
近年、液体超急冷法の発達により磁気特性の優れた非晶
質磁性合金が得られるようになった。この非晶質合金の
うち、現在知られている代表的なものには、Fe4CO
71S11゜B1.のようなメタル−メタロイド系のも
のとC05d401oZ r 1゜のようなメタル−メ
タル系のものとがある。前者は空気中で容易に作製され
、量産性があるのに対して、後者は酸化性が激しいため
、不活性雰囲気中もしくは真空中でないと作製が困難で
ある。これら非晶質合金はメタル系材料でありながらフ
ェライトに近い周波数特性を示すだめ、ビデオテープレ
コーダ(VTR)のような高周波帯域での磁気ヘッド用
コア材に適していることがわかっていたd、Jさ2o〜
50μmの薄帯形状のものしか得られず磁気ヘッドを作
製する際きわめて取扱いが不便であったことと、センダ
ストと同等もしくはそれ以下の面4摩耗特性しか示さず
、フェライトのそれには現 及ばないことなどの理由により、実用化が藷在寸で外さ
れてい々かった。本発明はこれらの問題点を解決し酬摩
耗と電磁変換特性の双方に優れた磁気ヘッドを提供する
ものである。
質磁性合金が得られるようになった。この非晶質合金の
うち、現在知られている代表的なものには、Fe4CO
71S11゜B1.のようなメタル−メタロイド系のも
のとC05d401oZ r 1゜のようなメタル−メ
タル系のものとがある。前者は空気中で容易に作製され
、量産性があるのに対して、後者は酸化性が激しいため
、不活性雰囲気中もしくは真空中でないと作製が困難で
ある。これら非晶質合金はメタル系材料でありながらフ
ェライトに近い周波数特性を示すだめ、ビデオテープレ
コーダ(VTR)のような高周波帯域での磁気ヘッド用
コア材に適していることがわかっていたd、Jさ2o〜
50μmの薄帯形状のものしか得られず磁気ヘッドを作
製する際きわめて取扱いが不便であったことと、センダ
ストと同等もしくはそれ以下の面4摩耗特性しか示さず
、フェライトのそれには現 及ばないことなどの理由により、実用化が藷在寸で外さ
れてい々かった。本発明はこれらの問題点を解決し酬摩
耗と電磁変換特性の双方に優れた磁気ヘッドを提供する
ものである。
発明者らは磁気へラドコア用に適した高飽和磁束密度、
高透磁率、高耐摩耗材料という観点から耐摩耗性の良好
な基板に、耐摩耗性が良好で高飽和磁束密度を有する非
晶質合金層をスパッタする方法によった。他に面1摩麻
性良好なセラミックやフェライト、センダスト等の磁性
体と非晶質合金の複合体を作る方法には蒸着法や溶射法
も考えられる。しかし、蒸着法は組成の制御が非常にむ
ずかしく、組成によって磁歪が微妙に変化する非晶質合
金には不適当である。また、実験の結果フェライトと蒸
着膜との剥離の生じやすいことがわかった。溶射法は、
基板温度の上昇が著しいことや、合金粉末を高温炎で溶
かして溶射するため前述のメタル−メタル系のよう々酸
化性の激しい非晶質合金組成には適さない。
高透磁率、高耐摩耗材料という観点から耐摩耗性の良好
な基板に、耐摩耗性が良好で高飽和磁束密度を有する非
晶質合金層をスパッタする方法によった。他に面1摩麻
性良好なセラミックやフェライト、センダスト等の磁性
体と非晶質合金の複合体を作る方法には蒸着法や溶射法
も考えられる。しかし、蒸着法は組成の制御が非常にむ
ずかしく、組成によって磁歪が微妙に変化する非晶質合
金には不適当である。また、実験の結果フェライトと蒸
着膜との剥離の生じやすいことがわかった。溶射法は、
基板温度の上昇が著しいことや、合金粉末を高温炎で溶
かして溶射するため前述のメタル−メタル系のよう々酸
化性の激しい非晶質合金組成には適さない。
一般に非晶質合金はフェライトに比べて高飽和磁束密度
を示すが、而」摩耗性に劣る。しかし外から発明者らは
特定のスパッタされた非晶質合金においてはセンダスト
の3〜5倍の耐摩耗特性を示すことを発見した。これら
の非晶質合金は次の組成式で示される。
を示すが、而」摩耗性に劣る。しかし外から発明者らは
特定のスパッタされた非晶質合金においてはセンダスト
の3〜5倍の耐摩耗特性を示すことを発見した。これら
の非晶質合金は次の組成式で示される。
Co aMb Tc Xd
ただし、
70≦a≦96.O≦b≦20,3≦C≦20゜0≦d
≦10.a+b+c+d=100このうち合金が非晶質
化するためには、7o≦a≦95かつ3≦C≦20であ
ることが必要である。寸だ、Mは磁歪を調節したり耐蝕
性を向上させたり、非晶質化範囲を広げたりするのに有
用な添加物で、Cr、Mo、 Wについては磁束密度を
あまり減少させないためには20%以下であることが、
またFe。
≦10.a+b+c+d=100このうち合金が非晶質
化するためには、7o≦a≦95かつ3≦C≦20であ
ることが必要である。寸だ、Mは磁歪を調節したり耐蝕
性を向上させたり、非晶質化範囲を広げたりするのに有
用な添加物で、Cr、Mo、 Wについては磁束密度を
あまり減少させないためには20%以下であることが、
またFe。
1’Ti、Mn についてはあ捷り磁歪を零よりずら
さないためにやはり20%以下であるととが望ましい。
さないためにやはり20%以下であるととが望ましい。
Xば、やはり非晶質化範囲を広げるためにきわめて有用
なものであるが、これを10係より多く添加したものは
耐摩耗特性の劣化が激しくなることが実験よりわかった
。
なものであるが、これを10係より多く添加したものは
耐摩耗特性の劣化が激しくなることが実験よりわかった
。
このような知見を踏甘えて、さらに耐摩耗性の優れた高
飽和磁束密度メタル系磁気ヘッドの検討を押し進めた結
果、耐摩耗性に優れたセラミック板に磁気記録媒体と接
する非晶質磁性合金部を挾んで保護すれば、現用品のフ
ェライトヘッドと同等もしくはそれ以上の耐摩耗性が得
られることを発見した。ただ一つ重大な問題となるのは
セラミック部と非晶質合金部との耐摩耗である。VTR
などに用いる場合には、記録波長が短いために0.17
1mの偏摩耗があってもスペーシングロスとなり、犬1
〕な出力低下を招く。・ 発明者らによる実験の結果、耐摩耗性に優れたAl2O
3,フォルステライト、チタン酸バリウム等6 ぺ′2
′ (でより挾んで保護しても、偏摩耗が実用上無視し得る
非晶質合金としては、前述した組成範囲よりもさらに狭
い組成範囲で、上述のXすなわちSL。
飽和磁束密度メタル系磁気ヘッドの検討を押し進めた結
果、耐摩耗性に優れたセラミック板に磁気記録媒体と接
する非晶質磁性合金部を挾んで保護すれば、現用品のフ
ェライトヘッドと同等もしくはそれ以上の耐摩耗性が得
られることを発見した。ただ一つ重大な問題となるのは
セラミック部と非晶質合金部との耐摩耗である。VTR
などに用いる場合には、記録波長が短いために0.17
1mの偏摩耗があってもスペーシングロスとなり、犬1
〕な出力低下を招く。・ 発明者らによる実験の結果、耐摩耗性に優れたAl2O
3,フォルステライト、チタン酸バリウム等6 ぺ′2
′ (でより挾んで保護しても、偏摩耗が実用上無視し得る
非晶質合金としては、前述した組成範囲よりもさらに狭
い組成範囲で、上述のXすなわちSL。
B等の半金属を含捷ない。すなわち、
Co x My Tz
々る組成範囲が望ましいことがわかった。上記組成範囲
のうちXおよび2はこの系の合金が非晶質化するのに必
要な範囲であるが、メタル系磁気へノドとしてフェライ
トより飽和磁束密度Bs が高いという条件ではX≧7
6であることがより望ましい。
のうちXおよび2はこの系の合金が非晶質化するのに必
要な範囲であるが、メタル系磁気へノドとしてフェライ
トより飽和磁束密度Bs が高いという条件ではX≧7
6であることがより望ましい。
Mは磁歪を調整するのに有効でかつ非晶質化を妨げない
添加物であるが、Feと庵についてはあまり磁歪を犬き
く正にずらさないために、また他の元素について一コあ
捷りBs を低下させないために20%以下にするのが
望寸しい。さらに、原料の価格面からは、」二記組成中
Tとして主にTa、Hfを含むものは高価になるので、
許される範囲でその使用を避けることが好ましい。T1
を主として含むものでBs O犬なるものは結晶化
温度が400℃程度と低く、磁気ヘッドのギャップ面の
ガラス接着Cてはあ捷り好丑しくない。しだがって、価
格と加工性という面から口1、Tとしては主にNb、Z
rを含むものが現在のところもつとも実際的と考えられ
る。
添加物であるが、Feと庵についてはあまり磁歪を犬き
く正にずらさないために、また他の元素について一コあ
捷りBs を低下させないために20%以下にするのが
望寸しい。さらに、原料の価格面からは、」二記組成中
Tとして主にTa、Hfを含むものは高価になるので、
許される範囲でその使用を避けることが好ましい。T1
を主として含むものでBs O犬なるものは結晶化
温度が400℃程度と低く、磁気ヘッドのギャップ面の
ガラス接着Cてはあ捷り好丑しくない。しだがって、価
格と加工性という面から口1、Tとしては主にNb、Z
rを含むものが現在のところもつとも実際的と考えられ
る。
磁気ヘッドコア材としては、以上のような諸条件のほか
に、耐蝕性が必要である。Nbはそれ自体が耐蝕性を向
上させるのに有用な元素である。
に、耐蝕性が必要である。Nbはそれ自体が耐蝕性を向
上させるのに有用な元素である。
Zr はそれ自体では耐蝕性が悪い。したがって、耐蝕
性を向上させるだめにはCr、Nb、Tiのいずれか少
なくとも一つを加えてやればよい。スノ(ツタ手されだ
Co−Nbは磁歪が負、’Co −Zrは磁歪が正であ
るので、この場合には磁歪を小さくするためには適当量
のF e + Mn + N lr Cr+ MOr
W等を添加すればよい。以上の考際より、磁気へソドコ
ア材としてより厳密な条件の下では次の二つの組成がよ
り好捷しいものと言える。
性を向上させるだめにはCr、Nb、Tiのいずれか少
なくとも一つを加えてやればよい。スノ(ツタ手されだ
Co−Nbは磁歪が負、’Co −Zrは磁歪が正であ
るので、この場合には磁歪を小さくするためには適当量
のF e + Mn + N lr Cr+ MOr
W等を添加すればよい。以上の考際より、磁気へソドコ
ア材としてより厳密な条件の下では次の二つの組成がよ
り好捷しいものと言える。
(A) Co xNby M’z T’u(B)
Co x Zr y M”z T”u上述の組成(A)
において、耐蝕性を得るだめに、Nb は8%以上必
要であり、したがってXく92゜8<yとなる。また、
T’−Zr、Ta は結晶化温度を上昇させるのに有効
なものである。しかし、zrは耐蝕性を低下させ、また
、Taは価格を」二昇させるほかに、これらばBs を
下げるので、5係以内にすることが望せしい。M′は上
述のように磁歪を零にするために有効である。特にNb
の場合にはFe、Mn が有効であるがM′のいろい
ろな組合せを用いても磁歪を小さくすることができる。
Co x Zr y M”z T”u上述の組成(A)
において、耐蝕性を得るだめに、Nb は8%以上必
要であり、したがってXく92゜8<yとなる。また、
T’−Zr、Ta は結晶化温度を上昇させるのに有効
なものである。しかし、zrは耐蝕性を低下させ、また
、Taは価格を」二昇させるほかに、これらばBs を
下げるので、5係以内にすることが望せしい。M′は上
述のように磁歪を零にするために有効である。特にNb
の場合にはFe、Mn が有効であるがM′のいろい
ろな組合せを用いても磁歪を小さくすることができる。
上述の組成(B)においては、耐蝕性を得るだめにCr
を6%以上、Ti、Nbを8%以」ユ添加する。
を6%以上、Ti、Nbを8%以」ユ添加する。
ただ、これらはやけりBs を低下させるので1゜係以
下にすることが望ましい。Zr が5%以上であれば
Co −Zr非晶質膜が得られるが、上記のようにTi
、Cr、Nbを5%以上添加するのでBsをあまり低下
させないためにもZr は12襲以下にするのが望まし
い、M“の添加は一ヒ述と同様磁歪の調節に必要である
が、Co−Zr 系では磁歪が正であるだめに、Ni
、Mo 、 W等が特に有効である。
下にすることが望ましい。Zr が5%以上であれば
Co −Zr非晶質膜が得られるが、上記のようにTi
、Cr、Nbを5%以上添加するのでBsをあまり低下
させないためにもZr は12襲以下にするのが望まし
い、M“の添加は一ヒ述と同様磁歪の調節に必要である
が、Co−Zr 系では磁歪が正であるだめに、Ni
、Mo 、 W等が特に有効である。
次に、本発明の実施例について、比較例と対比させて説
明する。
明する。
〔実施例1〕
真空槽内を3X10 Torrに排気した後、Arガ
スを導入してlX10 Torrでフォルステライ1
0 ′− ト基板上に第1表に示す組成の非晶質合金を約5時間ス
パッタした。なお、基板表面はあらかじめ鏡面研摩し、
十分洗浄しておいた。
スを導入してlX10 Torrでフォルステライ1
0 ′− ト基板上に第1表に示す組成の非晶質合金を約5時間ス
パッタした。なお、基板表面はあらかじめ鏡面研摩し、
十分洗浄しておいた。
次に、第1図に示すように二枚の基板1,1′を非晶質
合金膜2,2′が対向するように貼り合わせ、磁気テー
プ摺動面を研摩仕上げして擬似ヘッドを作製した。次に
市販のVTRデツキにこの擬似ヘッドを取りつけ、市販
のCo ドープγF e 203テープによる500
時間時間後の偏摩耗量Δ℃を調べだ。偏摩耗の状態の一
例を第2図に示す。実験に使用したヘッド形状は厚さ4
20μm1巾2閣で、非晶質合金部分の厚み、す々わち
トラックに相当する部分の厚みは約2071mであった
。結果を第1表に示す。
合金膜2,2′が対向するように貼り合わせ、磁気テー
プ摺動面を研摩仕上げして擬似ヘッドを作製した。次に
市販のVTRデツキにこの擬似ヘッドを取りつけ、市販
のCo ドープγF e 203テープによる500
時間時間後の偏摩耗量Δ℃を調べだ。偏摩耗の状態の一
例を第2図に示す。実験に使用したヘッド形状は厚さ4
20μm1巾2閣で、非晶質合金部分の厚み、す々わち
トラックに相当する部分の厚みは約2071mであった
。結果を第1表に示す。
第 1 表
1ま
ただし、試料番号16〜28は比較例
」−表の結果よりもわかるように、本発明の実施例は偏
摩耗が非常に少なかった。それに対して、比較例は0.
17!m以上の偏摩耗を示し、実用的でない。
摩耗が非常に少なかった。それに対して、比較例は0.
17!m以上の偏摩耗を示し、実用的でない。
〔実施例2〕
非晶質のC08oNb1゜Z r 1oを第2表に示す
基板上に形成した場合の絶対摩耗量および非晶質合金部
の偏摩耗量を、実施例1におけると同じ形状の擬似ヘッ
ドについて調べだ。比較例としてのフェライトヘッドに
ついては単結晶Mn −Znnフシイ)・を用い、磁気
テープ摺動面が(2,1,1)面となるようにしだ。結
果を第2表に示す。
基板上に形成した場合の絶対摩耗量および非晶質合金部
の偏摩耗量を、実施例1におけると同じ形状の擬似ヘッ
ドについて調べだ。比較例としてのフェライトヘッドに
ついては単結晶Mn −Znnフシイ)・を用い、磁気
テープ摺動面が(2,1,1)面となるようにしだ。結
果を第2表に示す。
ただし、0内は偏摩耗量を示す。
13−゛
上表から明らかなように絶対摩耗量においてもフェライ
トを上回る磁気ヘッドを得ることができる。
トを上回る磁気ヘッドを得ることができる。
〔実施例3〕
第3表に示す組成のスパッター膜を温度40℃、相対湿
度90〜95%の雰囲気中に240時間放置し、耐蝕試
験を行なった。試験後、非晶質薄膜の変色度を調べた。
度90〜95%の雰囲気中に240時間放置し、耐蝕試
験を行なった。試験後、非晶質薄膜の変色度を調べた。
その結果を第3表に示す。
第 3 表
14 ページ
以上の結果より、耐蝕性が実用的な非晶質合金はCr
を5%以上、Ti、Nbでは8チ以上含んでいることが
わかる。したがって、実用上耐蝕性を問題とする場合に
は、Cr、Ti、Nbを適当量添加含有させるのが好ま
しい。
を5%以上、Ti、Nbでは8チ以上含んでいることが
わかる。したがって、実用上耐蝕性を問題とする場合に
は、Cr、Ti、Nbを適当量添加含有させるのが好ま
しい。
〔実施例4〕
次に従来のMn −Zn系フェライトのVTR用ヘッド
と本発明にかかる磁気ヘッドの特性の比較を行々っだ。
と本発明にかかる磁気ヘッドの特性の比較を行々っだ。
本発明の磁気ヘッドは次のようにして作製した。
1×10 TorrのAr ガス中でのスパッタリン
グ法で、第4表に示す非晶質合金薄膜をフォルステライ
ト基板上に形成した。それぞれの厚さを6μmとした。
グ法で、第4表に示す非晶質合金薄膜をフォルステライ
ト基板上に形成した。それぞれの厚さを6μmとした。
それから、非晶質合金薄膜上に厚さ0.1μmの810
2薄膜をそれぞれスパッタリング法で形成し、再び厚さ
6μmの同種の非晶質合金薄膜、続いて厚さ0.1μm
のSiO2薄膜というように順次積層して、トラック幅
30.4μmのフロントコア部を作製した。これと7オ
ルステライトとMn −Znフェライトの複合体バック
コアとを貼り合せ、第3図に示す」:う々磁気ヘッドを
作製した。
2薄膜をそれぞれスパッタリング法で形成し、再び厚さ
6μmの同種の非晶質合金薄膜、続いて厚さ0.1μm
のSiO2薄膜というように順次積層して、トラック幅
30.4μmのフロントコア部を作製した。これと7オ
ルステライトとMn −Znフェライトの複合体バック
コアとを貼り合せ、第3図に示す」:う々磁気ヘッドを
作製した。
第3図において、11.12はそれぞれ7オルステライ
ト部分とMn −Znフェライト部分で、これらによっ
て複合体バックコアが構成されている。
ト部分とMn −Znフェライト部分で、これらによっ
て複合体バックコアが構成されている。
13は上述のようにして5IO2薄膜と交互に積層され
た非晶質合金薄膜部、14はフォルステライト基板、1
5はガラスからなる磁気ギャップ接合部、16は磁気ギ
ャップであり、これらによって複合フロントコアが構成
されている。17は巻線である。
た非晶質合金薄膜部、14はフォルステライト基板、1
5はガラスからなる磁気ギャップ接合部、16は磁気ギ
ャップであり、これらによって複合フロントコアが構成
されている。17は巻線である。
このような形状の磁気ヘッドの磁気摺動面を研摩加工に
より形成し、市販のVTRの回転シリンダに塔載した。
より形成し、市販のVTRの回転シリンダに塔載した。
上述のようにして作製された種々の非晶質合金磁気ヘッ
ドとほぼ同じトラック幅を有し、テープ摺動面に(2,
1,1)面を用いた単結晶Mn −Znフェライトとの
特性比較を同じ条件の下で行なった、特性評価用テープ
として抗磁力Ha が110゜Oe のいわゆるメタル
テープを使用し、8 MHzにおける基準シグナル自己
録再感度の相対比をMn −Zn単結晶フェライトヘッ
ドを。dBとして第4表に示しだ。摺動ノイズの測定に
はなんら信号を記録していない磁気テープを使用し、8
MH2成分の値をMn −Zn単結晶フェライトのノイ
ズを。dBとして比較した。この結果も第4表にあわせ
て示す。
ドとほぼ同じトラック幅を有し、テープ摺動面に(2,
1,1)面を用いた単結晶Mn −Znフェライトとの
特性比較を同じ条件の下で行なった、特性評価用テープ
として抗磁力Ha が110゜Oe のいわゆるメタル
テープを使用し、8 MHzにおける基準シグナル自己
録再感度の相対比をMn −Zn単結晶フェライトヘッ
ドを。dBとして第4表に示しだ。摺動ノイズの測定に
はなんら信号を記録していない磁気テープを使用し、8
MH2成分の値をMn −Zn単結晶フェライトのノイ
ズを。dBとして比較した。この結果も第4表にあわせ
て示す。
第 4 表
17 べ−″
第4表の結果から明らかなように、適当量のFe。
N i 、 Cr 、Mo 、 W、 Mn を含む
非晶質合金ヘッドは、録再感度と摺動ノイズにおいて、
Mn −Zn単結晶フェライトヘッドの特性を上回って
いる。そして、耐摩耗特性においてもフェライ]・ヘッ
ドと同等もしくはそれ以」二の特性を示すことは、第2
表の結果からも明らかである。さらに、本発明の磁気ヘ
ッドの長所の一つは、金属薄膜を用いた磁気ヘッドであ
るため、従来のフェライトを用いたヘッドに比べてコア
材料自体の電磁変換周波数特性が優っているということ
とBs が高いということである。したがって、これは
メタルテープ対応の高周波磁気特性を必要とする磁気ヘ
ッドにきわめて適代 した磁気ヘッドとなるものである。第5表に相表的な本
発明磁気ヘッドコア材の緒特性をMn−Znフェライト
と比較して示す。ただしコア材の厚さはフェライト1o
○μm、非晶質合金3μmとした。
非晶質合金ヘッドは、録再感度と摺動ノイズにおいて、
Mn −Zn単結晶フェライトヘッドの特性を上回って
いる。そして、耐摩耗特性においてもフェライ]・ヘッ
ドと同等もしくはそれ以」二の特性を示すことは、第2
表の結果からも明らかである。さらに、本発明の磁気ヘ
ッドの長所の一つは、金属薄膜を用いた磁気ヘッドであ
るため、従来のフェライトを用いたヘッドに比べてコア
材料自体の電磁変換周波数特性が優っているということ
とBs が高いということである。したがって、これは
メタルテープ対応の高周波磁気特性を必要とする磁気ヘ
ッドにきわめて適代 した磁気ヘッドとなるものである。第5表に相表的な本
発明磁気ヘッドコア材の緒特性をMn−Znフェライト
と比較して示す。ただしコア材の厚さはフェライト1o
○μm、非晶質合金3μmとした。
以 下 余 白
18 ページ
19 パ′
以上、本発明の磁気へノドの特長をまとめると、次のと
おりになる。
おりになる。
B。
(1) フェライトヘッドに比べて例が高い。
(2)耐摩耗特性がフェライトヘッドに比べて優れてい
る。なお、従来の非晶質合金ヘッドはフェライトヘッド
に比べて耐摩耗特性に劣っていた。
る。なお、従来の非晶質合金ヘッドはフェライトヘッド
に比べて耐摩耗特性に劣っていた。
(3)摺動ノイズは適当な添加物により磁歪を調整して
フェライトヘッドに比較して小さくすることができる。
フェライトヘッドに比較して小さくすることができる。
(4)再生感度2周波数特性においてフェライトヘッド
を上回る。
を上回る。
(5)トラック幅が狭いヘッドが容易に作製され、フェ
ライトヘッドのような加工時のチッピングの問題が生じ
ない。
ライトヘッドのような加工時のチッピングの問題が生じ
ない。
第1図は本発明の磁気ヘッドにおける偏摩耗量の測定を
説明するだめの要部断面図、第2図は偏摩耗量の定義を
説明するだめの要部断面図、第3図は本発明にかかる磁
気ヘッドの一実施例の斜視図である。 11.12 ・、バックコアkJmf&fるフォルス
テライト部、Mn−zHフェライト部、13 、・非晶
質合金薄膜部、14・・−・・フォルステライト基板、
15・・・・・磁気ギャップ接合部、16・・・・・磁
気ギャップ、17・・・・・・巻線。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名92
説明するだめの要部断面図、第2図は偏摩耗量の定義を
説明するだめの要部断面図、第3図は本発明にかかる磁
気ヘッドの一実施例の斜視図である。 11.12 ・、バックコアkJmf&fるフォルス
テライト部、Mn−zHフェライト部、13 、・非晶
質合金薄膜部、14・・−・・フォルステライト基板、
15・・・・・磁気ギャップ接合部、16・・・・・磁
気ギャップ、17・・・・・・巻線。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 はが1名92
Claims (2)
- (1)耐摩耗性の良好な基板とCo x My Tz
なる原子組成を有する非晶質合金膜とからなる複合体
で磁心部の少なくとも一部分が構成されており、前記非
晶質合金の組成においては、 Fe 、Ni 、Cr
、Mo 、W。 およびMn からなる群より選ばれる1千重もしくは2
種以上の金属、TはNb、Zr、Ti 、Ta、および
Hfからなる群より選ばれる1種もしくは2種以上の金
属であり、x、y、zはそれぞれ75<X<95゜○く
Y<、2o、5くzく20.x+y+z=100である
ことを特徴とする磁気ヘッド。 - (2)少なくとも磁気コア部の磁気テープが接するヘッ
ド。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21287381A JPS58118015A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 磁気ヘツド |
US06/445,721 US4578728A (en) | 1981-12-09 | 1982-11-30 | Magnetic head |
DE8282111354T DE3279871D1 (en) | 1981-12-09 | 1982-12-08 | Magnetic head |
EP82111354A EP0081239B1 (en) | 1981-12-09 | 1982-12-08 | Magnetic head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21287381A JPS58118015A (ja) | 1981-12-29 | 1981-12-29 | 磁気ヘツド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58118015A true JPS58118015A (ja) | 1983-07-13 |
Family
ID=16629678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21287381A Pending JPS58118015A (ja) | 1981-12-09 | 1981-12-29 | 磁気ヘツド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58118015A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1981
- 1981-12-29 JP JP21287381A patent/JPS58118015A/ja active Pending
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