JPS61194221A - 弾性複合繊維およびこれを用いた布 - Google Patents
弾性複合繊維およびこれを用いた布Info
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- JPS61194221A JPS61194221A JP60029828A JP2982885A JPS61194221A JP S61194221 A JPS61194221 A JP S61194221A JP 60029828 A JP60029828 A JP 60029828A JP 2982885 A JP2982885 A JP 2982885A JP S61194221 A JPS61194221 A JP S61194221A
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- Japan
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- yarn
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は熱可動性ポリウレタンとポリオレフインとから
成る弾性に富んだ複合繊維およびこの繊維を用いた編織
布もしくは不織布に関する。
成る弾性に富んだ複合繊維およびこの繊維を用いた編織
布もしくは不織布に関する。
詳しくは優れた弾性回復性、耐変色性およびこう着防止
性を有するポリウレタン系弾性複合繊維およびこの繊維
を用いた種々の布に関する。
性を有するポリウレタン系弾性複合繊維およびこの繊維
を用いた種々の布に関する。
従来技術とその問題点
ポリウレタン系弾性糸は主として湿式紡糸法または乾式
紡糸法で製造されてきたが、これらの方法は大量の溶媒
を使用するという欠点を有するため、近年熱可塑性ポリ
ウレタンを用いた溶融紡糸法が利用されるように表って
きた。
紡糸法で製造されてきたが、これらの方法は大量の溶媒
を使用するという欠点を有するため、近年熱可塑性ポリ
ウレタンを用いた溶融紡糸法が利用されるように表って
きた。
しかし、ポリウレタン系弾性糸はゴム的な風合を有し、
ブロッキングし易く、かつ、光や燃焼ガス等により変色
し易いという欠点を有し、特に溶融紡糸法においてはポ
リウレタンの冷却固化速度の遅いことから巻き取られた
糸が融着を起こし易いという問題点を有する。
ブロッキングし易く、かつ、光や燃焼ガス等により変色
し易いという欠点を有し、特に溶融紡糸法においてはポ
リウレタンの冷却固化速度の遅いことから巻き取られた
糸が融着を起こし易いという問題点を有する。
問題を解決するための手段
本発明者らは溶融紡糸法によるポリウレタン系弾性糸の
上記諸問題を解決するため鋭意研究の結果、熱可塑性ポ
リウレタンを芯成分とし、この芯成分の融点よ、９２０
″Ｃ以上低い融点を有するポリオレフィンを鞘成分とし
、単繊維繊度が３０デニール以下となるように複合紡糸
することにより所期の目的が達せられることを知り本発
明を完成するに到った。
上記諸問題を解決するため鋭意研究の結果、熱可塑性ポ
リウレタンを芯成分とし、この芯成分の融点よ、９２０
″Ｃ以上低い融点を有するポリオレフィンを鞘成分とし
、単繊維繊度が３０デニール以下となるように複合紡糸
することにより所期の目的が達せられることを知り本発
明を完成するに到った。
本発明で用いるポリウレタンとは分子中にウレタン結合
、ウレア結合を有する広義のポリウレタンであり、溶融
紡糸が可能な熱可塑性ポリウレタンであれば線状ポリウ
レタンであっても架橋ポリウレタンであっても良い。例
えば、ジヒドロキシポリエーテル、ジヒドロキシポリエ
ステル等の分子量５００〜６０００のポリオールと、ｐ
、ｐ−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート等の分子量８００以下の有機ジイソシアネートと、
ヒドラジン、ジアミン、グリコール等の鎖伸長剤とＯ反
応によって得られるポリウレタンの中から選ぶことがで
きる。
、ウレア結合を有する広義のポリウレタンであり、溶融
紡糸が可能な熱可塑性ポリウレタンであれば線状ポリウ
レタンであっても架橋ポリウレタンであっても良い。例
えば、ジヒドロキシポリエーテル、ジヒドロキシポリエ
ステル等の分子量５００〜６０００のポリオールと、ｐ
、ｐ−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネ
ート等の分子量８００以下の有機ジイソシアネートと、
ヒドラジン、ジアミン、グリコール等の鎖伸長剤とＯ反
応によって得られるポリウレタンの中から選ぶことがで
きる。
本発明で用いるポリオレフィンとは、エチレン、フロピ
レン、フテンー１．４−メチルペンテン−１等のα−オ
レフィンの重合体あるいは共重合体のみならず、α−オ
レフィンを主成分とする共重合体やこれらのｔ（共）重
合体を主成分とする他種重合体との混合物であシ、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン／プロピレ
ン共重合体、エチレン／フロピレン／ブテン−１共重合
体、エチレン／酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンとエ
チレン／酢酸ビニル共重合体との混合物等の中から選ぶ
ことができるが、芯成分に用いる熱可塑性ポリウレタン
の融点より２０℃以上低い融点のものを選ぶことが必要
である。鞘成分であるポリオレフィンに芯成分より低い
融点のものを使用することにより、本発明の弾性複合繊
維を熱接着性複合繊維としての特徴を付与することがで
きる。
レン、フテンー１．４−メチルペンテン−１等のα−オ
レフィンの重合体あるいは共重合体のみならず、α−オ
レフィンを主成分とする共重合体やこれらのｔ（共）重
合体を主成分とする他種重合体との混合物であシ、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン／プロピレ
ン共重合体、エチレン／フロピレン／ブテン−１共重合
体、エチレン／酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンとエ
チレン／酢酸ビニル共重合体との混合物等の中から選ぶ
ことができるが、芯成分に用いる熱可塑性ポリウレタン
の融点より２０℃以上低い融点のものを選ぶことが必要
である。鞘成分であるポリオレフィンに芯成分より低い
融点のものを使用することにより、本発明の弾性複合繊
維を熱接着性複合繊維としての特徴を付与することがで
きる。
複合紡糸は、従来公知の芯鞘型複合紡糸口金を用い、熱
可塑性ポリウレタンを８側に１ポリオレフインを精側に
配して溶融紡糸する。複合比（重量）は芯／鞘−３０／
７０〜７０／３０の範囲から選ぶことができ、複合形態
は同心円状芯鞘型、偏心芯鞘型あるいは多芯（島海型）
芯鞘型のいずれであっても良い。芯成分の複合比が３０
ｗｔ％未満では複合繊維が弾性の劣ったものとなシ、鞘
成分の複合比が３０ｗｔ％未満では複合繊維の変色防止
効果が不充分となり、また鞘成分の破裂や剥離によりブ
ロッキング防止効果も不充分となり易い。
可塑性ポリウレタンを８側に１ポリオレフインを精側に
配して溶融紡糸する。複合比（重量）は芯／鞘−３０／
７０〜７０／３０の範囲から選ぶことができ、複合形態
は同心円状芯鞘型、偏心芯鞘型あるいは多芯（島海型）
芯鞘型のいずれであっても良い。芯成分の複合比が３０
ｗｔ％未満では複合繊維が弾性の劣ったものとなシ、鞘
成分の複合比が３０ｗｔ％未満では複合繊維の変色防止
効果が不充分となり、また鞘成分の破裂や剥離によりブ
ロッキング防止効果も不充分となり易い。
上記弾性複合繊維は、所望にょシ延伸、捲縮付与、切断
等の処理を施して、長繊維あるいは短繊維の形で編織布
、不織布等の素材として使用されるが、この場合単繊維
繊度が３０デニール以下であることが望ましく、３０デ
ニールを超すものは繊維の伸長性が小さく剛性の高いも
のとなるので好ましくない。
等の処理を施して、長繊維あるいは短繊維の形で編織布
、不織布等の素材として使用されるが、この場合単繊維
繊度が３０デニール以下であることが望ましく、３０デ
ニールを超すものは繊維の伸長性が小さく剛性の高いも
のとなるので好ましくない。
編織布あるいは不織布の素材としては、上記弾性複合繊
維のみを使用することもできるが、これを他の繊維と混
合して使用することもできる。混合使用の方法としては
、短繊維の形で他種繊維と混綿し不織布化する方法ある
いは混紡して編織布とする方法、長繊維の形で他種繊維
と引きそろえて撚糸としあるいは弾性複合繊維をコアヤ
ーンとするカバリング糸の形で編織布とする方法、さら
には弾性複合繊維から成る糸と他種繊維から成る糸を混
編織する方法等がいずれも利用できる。このように他種
繊維と混合使用する場合には、編織物あるいは不織布に
伸縮性、弾性を付与するために本発明の弾性複合繊維を
１０ｗｔ％以上含有させることが必要である。
維のみを使用することもできるが、これを他の繊維と混
合して使用することもできる。混合使用の方法としては
、短繊維の形で他種繊維と混綿し不織布化する方法ある
いは混紡して編織布とする方法、長繊維の形で他種繊維
と引きそろえて撚糸としあるいは弾性複合繊維をコアヤ
ーンとするカバリング糸の形で編織布とする方法、さら
には弾性複合繊維から成る糸と他種繊維から成る糸を混
編織する方法等がいずれも利用できる。このように他種
繊維と混合使用する場合には、編織物あるいは不織布に
伸縮性、弾性を付与するために本発明の弾性複合繊維を
１０ｗｔ％以上含有させることが必要である。
本発明の弾性複合繊維’ｉｌｏｗｔ％以上含有する編織
布あるいは不織布は、これを弾性複合繊維の芯成分の融
点以下で鞘成分の軟化点以上の温度で熱処理することに
より、鞘成分による熱融着を起こさせ、毛羽の減少、目
ずれ防止、布強力の向上、風合を硬目に変化させる等の
新規な性能を付与することができる。また、不織布では
、バインダーを必要としないので嵩高零学寮掌なものと
することができるとか、編織布では、弾性複合繊維の鞘
成分の融着による目詰り効果により通気性をコントロー
ルすることができる等の効果も発揮される。熱処理の方
法としては、熱風、赤外線、ホットプレス、熱ロール等
の方法を製品の目的に応じて適宜選択すればよい。
布あるいは不織布は、これを弾性複合繊維の芯成分の融
点以下で鞘成分の軟化点以上の温度で熱処理することに
より、鞘成分による熱融着を起こさせ、毛羽の減少、目
ずれ防止、布強力の向上、風合を硬目に変化させる等の
新規な性能を付与することができる。また、不織布では
、バインダーを必要としないので嵩高零学寮掌なものと
することができるとか、編織布では、弾性複合繊維の鞘
成分の融着による目詰り効果により通気性をコントロー
ルすることができる等の効果も発揮される。熱処理の方
法としては、熱風、赤外線、ホットプレス、熱ロール等
の方法を製品の目的に応じて適宜選択すればよい。
実施例
実施例および比較例によって本発明を具体的に説明する
。各側で用いた物性値の測定方法は以下の通りである。
。各側で用いた物性値の測定方法は以下の通りである。
布接着性：巾２１、長さ１５（ｍの試験片２枚の間に、
重ね代である端部５１を残してテフロンシートを挿入し
、この全体をテフロンシート２枚で挾み、加熱プレス機
で１４０℃、１０＆９／Ｃ−で３分間プレスして試料片
を熱接着させた。
重ね代である端部５１を残してテフロンシートを挿入し
、この全体をテフロンシート２枚で挾み、加熱プレス機
で１４０℃、１０＆９／Ｃ−で３分間プレスして試料片
を熱接着させた。
この試料片の未接着部の両端を手で持って引張り、１８
００剥離試験を行い、容易に剥離するものを１、強く引
張ると徐々に剥離するものを２、強く引張っても接着面
では剥離しないものを３と評価した。
００剥離試験を行い、容易に剥離するものを１、強く引
張ると徐々に剥離するものを２、強く引張っても接着面
では剥離しないものを３と評価した。
糸の強度、伸度：引張試験機を用い、区長５α、引張速
度２５ｃＭ／ｍの条件で測定した破断点での値。
度２５ｃＭ／ｍの条件で測定した破断点での値。
糸の伸長弾性率： ＪＩＳ Ｌ １０１５の７・１０−
Ａ法に準じ、つかみ間隔１ＯｃＩ１１、伸長速度５ｔ：
ｍ ／ ｍで測定した。
Ａ法に準じ、つかみ間隔１ＯｃＩ１１、伸長速度５ｔ：
ｍ ／ ｍで測定した。
光変色性：フェードメーターを用い、６３℃でカーボン
アークを２０時間照射した２０Ｈ×６４ｆｌの試料■と
未照射の試料を対比し、ＪＩＳＬ ０８０４の変退色用
グレースケールの１級、（悪い）から５級（良い）の格
付けで表示した。
アークを２０時間照射した２０Ｈ×６４ｆｌの試料■と
未照射の試料を対比し、ＪＩＳＬ ０８０４の変退色用
グレースケールの１級、（悪い）から５級（良い）の格
付けで表示した。
ガス変色性二市販の石油ストーブで灯油を燃焼量２．３
１／日で燃焼し、このストーブの真上で燃焼ガス温度８
５℃の位置に試料片（布）を設置し、３時間曝露した後
ＪＩＳ Ｌ ０８０４の変退色グレースケールと対照し
、１〜５級に格付けした。
１／日で燃焼し、このストーブの真上で燃焼ガス温度８
５℃の位置に試料片（布）を設置し、３時間曝露した後
ＪＩＳ Ｌ ０８０４の変退色グレースケールと対照し
、１〜５級に格付けした。
融点：差動熱量計（ＤＳＣ）により昇温速度２０″Ｃ／
ｍの条件で測定した吸熱ピークの頂点の値。
ｍの条件で測定した吸熱ピークの頂点の値。
布強カニ引張試験機を用い、巾５１？ｌＩｇ長さ１５１
の試験片をつかみ間隔１０ｃｍ、引張速度１０ａｘ ／
ＨＨの条件で引張り破断強度を測定し、５回の測定の
平均値を示した。
の試験片をつかみ間隔１０ｃｍ、引張速度１０ａｘ ／
ＨＨの条件で引張り破断強度を測定し、５回の測定の
平均値を示した。
実施例１〜６、比較例１〜３
孔径１．０朋、孔数２４０個の芯鞘型複合紡糸口金を用
い、第１表に示した各種熱可塑性ポリウレタンおよびポ
リオレフィンを複合比（芯／鞘−１／１）、総押出涜ｉ
２０ ｙ７鱈、捲き取速度５６３７７１／ａｍの条件
で紡糸し、総繊度１９２０ｄ／２４Ｏｆ （単繊維繊度
８ｄ／ｆ）の芯鞘型複合繊維束を得た。この繊維束をよ
り数（４０／ ｔｎ ）のより糸とし、経緯共に１１本
／２５酊の密度の平織布を得た。
い、第１表に示した各種熱可塑性ポリウレタンおよびポ
リオレフィンを複合比（芯／鞘−１／１）、総押出涜ｉ
２０ ｙ７鱈、捲き取速度５６３７７１／ａｍの条件
で紡糸し、総繊度１９２０ｄ／２４Ｏｆ （単繊維繊度
８ｄ／ｆ）の芯鞘型複合繊維束を得た。この繊維束をよ
り数（４０／ ｔｎ ）のより糸とし、経緯共に１１本
／２５酊の密度の平織布を得た。
原料の組み合せ、紡糸温度、糸物性および布物性を第１
表に示した。表中の布接着性（１）は各側で得た布同志
の接着性であり、布接着性（２）は久硼１で也今左〉錦
窯ｒ錦ネ：３０番半９０木／２５ｆｆ、緯糸４０番手６
０本／２５２１）との接着性である。また原料を示す記
号は、 ｐｕ−１：ポリエステル系ポリウレタン（融点１７５℃
） ｐｕ−２：ポリカプロラクトｙ系ポリウレタン（融点１
９６℃） ｐｕ−３：ポリエーテル系ポリウレタン（融点１６８℃
） ｐｏ−１：高密度ポリエチレン（融点１１８℃）９５ｗ
ｔ％とエチレン／酢酸ビニル共重 合体（融点９６℃） ５ ｗｔ％ との混合物 ｐｏ−２：エチレン／フロピレン／ブテン−１三元共重
合体（融点１２２℃）ｐ ｏ−３： ｐｏ−２９５ｗｔ％とエチレン／酢酸ビニル
共重合体（融点９６℃）５ｗｔ ％との混合物 ｐｏ −４：高密度ポリエチレン（融点１１８℃）第１
表から明らかなように、本発明の弾性複合繊維は強度、
伸度ならびに伸長弾性率は熱可塑性ポリウレタンのみか
ら成る繊維にほぼ等しく、耐変色性ならびに接着性に優
れた繊維である。なお比較例の繊維は紡糸時に糸道ガイ
ド金具との接触点で摩擦抵抗による糸切れが時折発生し
たが、実施例の繊維ではそのようなトラブルは発生しな
かつ念。
表に示した。表中の布接着性（１）は各側で得た布同志
の接着性であり、布接着性（２）は久硼１で也今左〉錦
窯ｒ錦ネ：３０番半９０木／２５ｆｆ、緯糸４０番手６
０本／２５２１）との接着性である。また原料を示す記
号は、 ｐｕ−１：ポリエステル系ポリウレタン（融点１７５℃
） ｐｕ−２：ポリカプロラクトｙ系ポリウレタン（融点１
９６℃） ｐｕ−３：ポリエーテル系ポリウレタン（融点１６８℃
） ｐｏ−１：高密度ポリエチレン（融点１１８℃）９５ｗ
ｔ％とエチレン／酢酸ビニル共重 合体（融点９６℃） ５ ｗｔ％ との混合物 ｐｏ−２：エチレン／フロピレン／ブテン−１三元共重
合体（融点１２２℃）ｐ ｏ−３： ｐｏ−２９５ｗｔ％とエチレン／酢酸ビニル
共重合体（融点９６℃）５ｗｔ ％との混合物 ｐｏ −４：高密度ポリエチレン（融点１１８℃）第１
表から明らかなように、本発明の弾性複合繊維は強度、
伸度ならびに伸長弾性率は熱可塑性ポリウレタンのみか
ら成る繊維にほぼ等しく、耐変色性ならびに接着性に優
れた繊維である。なお比較例の繊維は紡糸時に糸道ガイ
ド金具との接触点で摩擦抵抗による糸切れが時折発生し
たが、実施例の繊維ではそのようなトラブルは発生しな
かつ念。
実施例７〜１０、比較例４〜７
実施例１および比軟例１で得られた繊維をそれぞれクリ
ンパ−で１２山／２５１１ＩＩの捲縮を付与し、ついで
繊維長６５１ｍ１Ｋ切断してスフ綿とした。これらのス
フ綿と、単繊維繊度２．５ｄ／ｆ、繊維長５１ｍのレー
ヨンスフ綿とを種々の割合で混綿し、カード機を通して
目付３０１／ゴのウェブとした後、このウェブをテフロ
ンシートで挾み、１５０℃のヤンキードライヤーを２回
連続的に通過させることによりネ織布とした。
ンパ−で１２山／２５１１ＩＩの捲縮を付与し、ついで
繊維長６５１ｍ１Ｋ切断してスフ綿とした。これらのス
フ綿と、単繊維繊度２．５ｄ／ｆ、繊維長５１ｍのレー
ヨンスフ綿とを種々の割合で混綿し、カード機を通して
目付３０１／ゴのウェブとした後、このウェブをテフロ
ンシートで挾み、１５０℃のヤンキードライヤーを２回
連続的に通過させることによりネ織布とした。
繊維の混合比ならびに不織布の物性を第２表に示した。
なお、比較例７では２００℃のヤンキードライヤーを用
いた。
いた。
第２表
第２表から明らかなように、本発明の弾性複合繊維を１
０ｗｔ％以上含有する実施例７〜１０の不織布は強力が
高く、かつ、耐変色性に優れたものであるのに対し、弾
性複合繊維含量の少い不織布（比較例４）は強力が低く
、ポリウレタン系弾性糸とレーヨンとの混合繊維から成
る不織布（比較例８．９．１０）は強力が低いうえに変
色し易いものである。なお、高温で熱処理したもの（比
較例７）は熱収縮が大きく表面に凹凸の多い風合、外観
の劣ったものであった。
０ｗｔ％以上含有する実施例７〜１０の不織布は強力が
高く、かつ、耐変色性に優れたものであるのに対し、弾
性複合繊維含量の少い不織布（比較例４）は強力が低く
、ポリウレタン系弾性糸とレーヨンとの混合繊維から成
る不織布（比較例８．９．１０）は強力が低いうえに変
色し易いものである。なお、高温で熱処理したもの（比
較例７）は熱収縮が大きく表面に凹凸の多い風合、外観
の劣ったものであった。
また、実施例７〜１０の不織布は手で引張ると適度な伸
縮性を示し、粘着テープ基布、衣料用詰綿カバー材、衣
料用芯地等に好適である。
縮性を示し、粘着テープ基布、衣料用詰綿カバー材、衣
料用芯地等に好適である。
実施例１１
実施例１で得られた総繊度１９２０ｄ／２４Ｏｆの弾性
複合繊維□のより糸全経糸とし、２０番手の綿糸を緯糸
として、経１２本／２５ａｏｒ、緯６０本／２５ｆｆの
密度の平織物を得た。この織布は伸縮性に富み、包帯、
サポータ−、バッグ剤の基布等の分野に適当なものであ
る。
複合繊維□のより糸全経糸とし、２０番手の綿糸を緯糸
として、経１２本／２５ａｏｒ、緯６０本／２５ｆｆの
密度の平織物を得た。この織布は伸縮性に富み、包帯、
サポータ−、バッグ剤の基布等の分野に適当なものであ
る。
次に、上記織布を１４５℃の熱風乾燥器で１５分間熱処
理したところ、弾性複合繊維同志が、また、経糸と緯糸
がその交点で熱融着していた。この熱処理後の織布は熱
処理殉の織布より風合が硬く、伸縮性も小さいが、毛羽
型の減少や目ずれ防止という特徴を有し粘着テープ基布
、包装材、芯地等の用途に好適である。
理したところ、弾性複合繊維同志が、また、経糸と緯糸
がその交点で熱融着していた。この熱処理後の織布は熱
処理殉の織布より風合が硬く、伸縮性も小さいが、毛羽
型の減少や目ずれ防止という特徴を有し粘着テープ基布
、包装材、芯地等の用途に好適である。
上記２種の織布の変色性はいずれも光変色性は４級、ガ
ス変色性は４〜５級と曳好であった。
ス変色性は４〜５級と曳好であった。
以上
Claims (3)
- （１）熱可塑性ポリウレタンを芯成分とし、この芯成分
の融点より２０℃以上低い融点を有するポリオレフィン
を鞘成分とし、単繊維繊度が３０デニール以下であるこ
とを特徴とする弾性複合繊維。 - （２）熱可塑性ポリウレタンを芯成分とし、この芯成分
の融点より２０℃以上低い融点を有するポリオレフィン
を鞘成分とし、単繊維繊度が３０デニール以下である弾
性複合繊維を少くとも１０ｗｔ％以上含有することを特
徴とする編織布もしくは不織布。 - （３）弾性複合繊維の熱融着により組織が安定化されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の編織
布もしくは不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60029828A JPS61194221A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 弾性複合繊維およびこれを用いた布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60029828A JPS61194221A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 弾性複合繊維およびこれを用いた布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61194221A true JPS61194221A (ja) | 1986-08-28 |
Family
ID=12286884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60029828A Pending JPS61194221A (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 弾性複合繊維およびこれを用いた布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61194221A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63264915A (ja) * | 1987-04-15 | 1988-11-01 | Teijin Ltd | 熱接着性中空複合繊維 |
| JPH01298240A (ja) * | 1988-05-26 | 1989-12-01 | Goosen:Kk | シートサスペンジョン材 |
| JPH02182941A (ja) * | 1988-12-28 | 1990-07-17 | Katsukura Shiyokufu Kk | 複合繊維を使用した保形性素材 |
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