JPS59223313A - 導電性アクリル系合成繊維及びその製造方法 - Google Patents

導電性アクリル系合成繊維及びその製造方法

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JPS59223313A
JPS59223313A JP9348583A JP9348583A JPS59223313A JP S59223313 A JPS59223313 A JP S59223313A JP 9348583 A JP9348583 A JP 9348583A JP 9348583 A JP9348583 A JP 9348583A JP S59223313 A JPS59223313 A JP S59223313A
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acrylic polymer
spinning
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義和 近藤
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Kanebo Synthetic Fibers Ltd
Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は導電性アクリル系合成繊維及びその製造方法に
関する。
一般に合成繊xttはjltll電性に乏しく特に冬季
の低湿度雰囲気においては静電気発生が著しく衣料、イ
ンテリア、寝装等はもちろん工業用等においてもその改
良が望まれ各種の提案がなされてきた。これらの欠点を
解消する方法として金属繊維や金属メッキ繊維または炭
素繊維を用いる方法があり、他の繊維と混用することに
ょ)制電性の向上が図られているが、これらの繊維は一
般にその機械的性質や光沢、色、染色性等が通常の合成
繊維や天然繊維と相違するため特殊な混紡、紡績方法、
架色方法、加工方法が必要であシ、用途的にもカーペッ
トなどに限定されるのが普通である。
上記導電性t#、維の欠点を改良する為に合成繊維の一
部或いは全体にカーボンブラック等の導電性物質を混入
せしめる方法が提案された。
繊維全体に導電性物質を混入させる方法は、導電性物質
の使用量が大きくコスト高及び操業性、生産性の低下及
び紡績性、織編性の低下及び染色性異常等の欠点が尚多
く存在している。
繊維の一部に導電性物質を混入させる方法としては、複
合紡糸法、海島状線維紡糸法、導電層筋状分散紡糸法に
大別できる。特公昭52−61450号公報或いは特開
昭51−143723号公報等ではシース・コア屋或い
はサイドバイサイド型の24電性複合繊維が提案されて
いる   ゛が製造の困難さ、生産性の低さ及びフィブ
リル化や各成分の剥離による導電性の低下、染色性の変
化及び外観の劣化等を生じる。
特公昭56−6447号公報、特開昭56−68109
号公報、特1ノ+1昭56−58008号公。
報等ではより複雑な製造法によシ、上記複合繊維の欠点
の改良を試みているかやはシ製造上の困雑さ、生産性の
低さは向火きく又、性能、品質の向上もわずかしか期待
できないと思われる。
特公昭53−61971号公報特公昭57−20404
号公報、特開昭54−112212号公移、111しに
++355−45 [356号公報、特開昭52−10
352.5号公報にはカーボンブラック、銀、銅、アル
ミニウム、鉄などの導電性物質をイ汐維軸方向に連続的
に配向、分散する方法が提案されているが繊維軸方向に
連続的に配向分散させるためにはプロックゼリエーテル
、ブロック7ゾリエーテルにAN等のビニルモノマーを
グラフトした共重合体などを該導電性物質の分散マトリ
ックスポリマーとして用いなければならず、工業的に容
易でないばかシか該マトリックスポリマーの耐熱性の低
さや強伸度の低さが導電繊維の物性、性能を低下させる
。本発明達した。
本発明の目的とするところのものは殴れた導電性を有し
かつ優れた加工性、高い商品性能を有する導電性アクリ
ル系合成繊維を提供するにあシ、他の目的は導電性にす
ぐれたアクリル系合成繊維の容易かつ安価な製造方法を
提供するにある。
本発明はアクリル系重合体50〜90部と、導電性微粒
子10〜50重量%とアクリル系重合体と混和性はある
が非相溶性の弾性重合体90〜50重量%とからなる導
電性弾性重合体50〜10部とよりなシ、導電性弾性重
合体が繊維軸方向へ非連続の細長い島状に分散した構造
を有する導電性アクリル系合成繊維であシ、本発明方法
はアクリル系重合体溶液と、導電性微粒子10〜50重
量%とアクリル系重合体と混和性はめるが非相溶性の弾
性重合体20〜50重量%とからなる導電性弾性重合体
溶液とを(アクリル系重合体)/(導電性弾性重合体)
=50150〜90/10(重社比)で混合し、凝固浴
中へ、防糸ドラフト0.2〜2.0で紡出し、水洗、乾
燥後湿熱下で収縮させる事を特徴とする。
本発明繊維はアクリル系重合体を50〜90部、好寸し
くは55〜85部、更に好ましくは60〜80部と導電
性微粒子を含有した弾性重合体からなる導電性弾性取合
体50〜10部、好ましくは45〜15部、更に好まし
くは40〜20部とよりなる。アクリル系重合体が90
5を越え導電性弾性重合体が10部未満であると導′I
′i!成分が少なくかつ線維軸方向への伸びが不十分で
あるという点の為に導電性の発現が十分でない0又、ア
クリル系重合体が50部未満で心?d、性弾性重合体が
50部を越えると臘維中での導′1n性;’il性重合
体成分の分散形態が異常に大きくなり、又形状の分布も
広がり製造工程中での糸切れ中のトラブル及び紡績、絃
編工程でのトラブル等が多発したシ繊維の染色性光沢が
低下する。
本発明に適用するアクリル系重合体としては少なくとも
80重量%のアクリロニトリルを含有するものが好まし
く、20重量%未満の共重合可能なモノマー、例えばア
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル等のアクリル酸エステル又はメタクリル酸アルキルエ
ステル類、アクリルアミド及びメタクリルアミド等のア
ミド類、及びそれらのN−モノ置換或いはNN−ジ置換
アミド類、酢酸ビニル、及びスチレンスルホン酸などの
スルホン酸基含有の七ツマ−及びそれらの塩類等を含有
する事が出来る。
特にアリルスルホン酸又はメタリルスルホン酸及びそれ
らの塩を、0.6〜2.5重量%、好ましくはμ5〜2
.0重量%共重合せしめることにより単に栗色性を向上
するに留まらず無数の微小なボイドの発生を抑制するこ
とによシ耐熱性の低下を抑えることができる。
脣に好ましくはアクリロニトリル90重量%以上、メタ
リルスルホン酸ンーダ0.5〜2.0重量%及びアクリ
ル酸メチル又は酢酸ビニルよシな)分子量45000〜
60000  のものである゛0又娯燃性が侠求される
物には80重量%以下のアクリロニトリルと塩化ビニル
又は塩化ビニリデンを20〜60重量%含有したアクリ
ル系重合体が好1しく、更に好ましくは塩化ビニル又は
塩化ビニリデン60〜50重量%及びスルホン酸基含有
モノマー0.5〜6.0重量%及びアクリロニトリルか
らなる難燃アクリル系重合体を使用する。
又、本発明に通用される弾性重合体は、アクリル系重合
体と混和性は有るが相溶性はないものが必要である。こ
うした弾性重合体としてはポリウレタン系重合体、アク
リロニトリル・ブタジェンゴム、アクリルゴム等である
が、溶剤溶解性、繊維形成性及びゴム伸性等物性の点で
、ポリウレタン系重合体が好ましい。
ポリウレタン系重合体としては、ポリエステル型、ポリ
エーテル型、ポリエステルエーテル型、ポリエステルア
ミド型およびポリチオエーテル型のポリウレタンの総称
であシ、詳細にはエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、1・4−シクロへキシルグリコール、P7キシレン
グリコール、またはビスフェノールAとアジピン酸、ス
ベ゛リン酸、七ノくチン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸またはγ−ラクトン等からなるポリエステル、アジピ
ン酸−ジェタノールアミドまたはテレフタル酸−ビスー
プロノ(ノールアミドおよび前述のジカルボン酸類とか
ラテキるポリエステルアミド、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、1−4−フェニレンビスオキ
シエチルエーテルまたは2#2′−ジフェニルプロノ(
ンー4・4−ビスオキシエチルエーテル及び前述のジカ
ルボン酸類とを原料とするポリエステルエーテル、エチ
レンオキサイド、プロピレンオキサイド、テしラヒドロ
フランからなるポリエーテル、チオジグリコール塩どの
ポリチオエーテル類など分子量200〜3000の末端
水酸基を有する線状重合体を有機ジイソシアネート例え
ば1・3−フェニレンジイソシアネ−)、1・4−7二
二レンジイン7アネート、2・4−)!Iレンジイソシ
アイード、4・4′−ジフェニルメタンジインシアネー
ト、ヘギサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソ
シアネートまたば1・5−ナフチレンジイソシアネート
と2価アルコールの鎖延長剤と共に公知の重合方法で反
応せしめたポリウレタン系重合体が挙げられる。
ポリウレタン重合体はポリエステル型或いはポリエステ
ルエーテル型のポリウレタンが好ましく、ポリウレタン
重合体の重合度は低い方が好ましい。例えば溶液粘度で
表わせば重合度濃度20正量%のジメチルホルムアミド
溶液の5Oしての粘匣が700ボイズ以下のものが好ま
17く、特に好−1t、 <は500ボイズ以下である
アクリル系重合体と弾性重合体は混和性は有するが非相
溶性である事が必要である。
混和性を有するとはアクリル系重合体と弾性重合体を混
合する場合(例えば双方の溶液の混合或いは片方の溶液
へ他方の重合体の溶解混合)にシいてゲル化又は凝集せ
ず一方の成分が他方の成分中によく分散、混合する事を
示す。又相溶性がないときはアクリル系重合体に弾性重
合体を混合させた場合肉眼による観察はもとよシ顕微鏡
観察(約600〜1000倍)においても混合溶液が不
均質である事によシ旬別できる。
導電性弾性重合体は導電性微粒子10〜50重量%及び
アクリル系重合体と混和性はあるが非相溶性の前述した
弾性重合体よシなる。導電性微粒子が10重旦%未渦で
は導電性の付与が十分でなく又、50ffi量%を越え
ると、操業性、加工性が着しく低下するば力・りか導電
性も飽和に達し極めて不都合である。
本発明に適用する導電性酸化錫にカーボンブラック、仙
、銃、アルミニウム、鉄などの金属、酸化錫、酸化亜鉛
、及び酸化錫又は酸化亜鉛を被覆した酸化チタンなどの
粒子が挙げられる。
これらの粒子の粒子径は通常1μm以下、好ましくはα
7μm以下、特に好ましく iqJ: o、 5μ〃l
乃至0゜01μm程度のものが使用される〇 導電性粒子としてのカーボンブラックは粒子径1μ7n
以下のものが好ましく、その拙類は特に制限式ノ′ムず
、J3[謂アセナレンブラック、オイルファーネストプ
ラソク、チャンイルブラック等が晶げられる。
銀、≦トす、アルミニウム、鉄などの金属粒子は通常柁
径が1μ〃)以[、好ましくは0.5μm以下のもので
、比抵抗が100・1以下のものが使用される。
導電性酸化、!1!鉛又は酸化錫の導磁性は粉末状での
比抵抗が1υ4Ω・m程度以下、特に1020・cm程
度以下が好ましく、101Ω・cys程度以下が最も好
ましい。実際には102Ω−cm〜10−2Ω・備程度
のものが得られており、本発明の目的に好適に応用する
ことか出来る。
酸化亜鉛又は酸化錫の被膜をMする酸化チタンは粒子径
、粉末状での比抵抗が酸化亜鉛、酸化錫と同程度のもの
が使用される。これらの被I良はグUえば真空蒸着法、
金属化合物を付着させ焼成して酸化物にする方法、又に
それを部分還元する方法によ多形成することができる。
カーボンブラックを導電性粒子として用いた場合、a 
mの色が黒色にな乙という欠点は有するが、その比重の
小ささ及びクラスター(微小な連鎖)構造を有するとい
う点で使用量が少なくてよく、カーボンブラックの導電
性弾性重合体中での含有率は好ましくは10〜45重1
%、更に好ましくは15〜40重量%である。カーボン
ブランク以外の導電性粒子は比重が大きい為使用量もカ
ーボンブラ・ツクの場合よシ大きくfzJコストアップ
の要因となるが名工紅の色が黒色でないという大きなメ
リ、トがある。l#4゛に導電性酸化錫、酸化亜鉛汲び
それらを表面コーティングした酸化チタン等では白色の
導電性繊維が得られる。
本発明繊維中にて導電性弾性重合体は多数の島状成分と
して繊維軸方向に細長いが非連続に伸びた構造を有する
この繊維断面方向及び繊維軸方向への多数の導電性成分
の存在が除電と放電という作用を5′−i〈行なってい
る。特に細長い非連続の島状として存在する為、多くの
先鋭端を有する事も制電性能を向上させる効果を有して
いるようである。
又、導電性成分として弾性重合体を使用している事も制
′亀性能を維持するのに不可欠である。
それは口奴維が引っ張シ、曲げという日常的な外力、変
形を受ける場合、導電性成分に弾性重合体を使用しない
場合はくシ返しの外力、変形により導電性粒子とそれを
含有する重合体との境にクラックが生じ導電性の著しい
低下が生じるという欠点を有する。
従って本発明に示した重合体の組合せによシ初めて安(
+lliで高性能で、操業性、加工性の良好なかつ外力
に対し導電性の低下のガい導電性アクリ)し系合成繊維
が得られる。
本宛明械維はアクリル系重合体溶液と4電性微粒子を含
有し7cアクリル系重合体と混和性はあるが非相浴性の
91℃性重合体(導′屯性弾性重合体と工ぶ)浴液の混
合紡糸に上シ得られる。アクリル系重合体は前述した重
合体が使用出来、浴液の調製はアクリル系重合体を溶剤
に溶解するか或いは溶剤中でアクリル系重合体を重合す
る事によシ得られる。アクリル系重合体の溶剤はジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセ
トアミド、エチレンカーボネート或いはγ−ブチロラク
トンその他の有機溶剤及び硝酸、ロダン酸塩水溶液、塩
化亜鉛水溶液等の無機溶剤が使用出来る。弾性重合体の
溶剤は弾性重合体の溶剤を使用出来るが、アクリル系重
合体に使用した溶剤と同一のものが、凝固性、溶剤回収
性等の点で好ましい。特に好ましくはジメチルホルムア
ミドを共;+J+ 溶剤に用いアクリル系重合体及びポ
リウレタンを各々溶液重合を行なう。ジメチルホルムア
ミドを溶剤として使用17た場合アクリル系重合体溶液
のM(合体浸度は15〜65皇′JJ!′%、好ましく
U 20〜50 重量%で69、ポリウレタン浴液の重
合体濃度もアクリル系重合体よシ小さいか、はソ同程度
でよい◇アクリル系重合体溶液と弾性重合体溶液はお互
いに混和性はあるが非相溶である事が必要であり又、導
電性微粒子が弾性重合体溶液中へ残留する事も必要であ
る。
アクリル系重合体溶液と弾性重合体溶液の粘度も操業性
、製品品質、導電性能に大きな影響を与える。ここでい
う粘度とは同一重合体濃度、同一温度に訃ける粘度を1
う。重合体濃度20′Mmk%のジメチルホルムアミド
溶液の50℃での粘度を通常使用する。
例えばアクリル系重合体溶液の粘度が弾性重合体溶液の
粘度よシずっと小さい場合は繊維の紡出時及び紡糸延伸
においても弾性重合体の変形が十分おきる皇がなく、そ
の部分のデニールむらとなったシ又、糸切れが発生した
ち、揺、穎1性が不十分でりるという結果になる〇一方
アクリル糸正合体溶液の粘度が弾性重合体溶液の粘度よ
シ大きい場合には紡出時及び紡糸延伸において!f!l
性1合体力・十分引き伸ばされ、線維軸方向に細長い島
状成分として形成される。その為、デニールむらや操東
性の低下という現象は見られず、又導電性も良好である
。アクリル系重合体浴液と弾性重合体溶液の粘度の比は
10071以下が好ましく、更に好ましくは14〜5当
  である。
導心性弾性屯合体は導電性微粒子10〜50重量%と弾
性重合体90〜50M屋%とよシなる。
導電性粒子としてカーボンブラックを使用する場合はカ
ーボンブラックを好ましくは10〜45重量%、史に好
ましくは15〜40重量%゛と外性電合体を好1しくは
90〜55重社%、更に好ましくは85〜60重量%と
よシなる。
導電性微粒子の弾性重合体への混入は各種の方法が採用
される0飼えば弾性重合体を重合する際に添加する方法
とか弾性重合体溶液へ添加する方法等があるが注意する
事は導電性微粒子が十分に分散するたけの攪拌力を与え
る事及びカーボンブラックの場合はカーボンブラックの
クラスターを切断しないような攪拌を行なう事であり、
導電性微粒子を添加後この導層性弾性重合体り液を或い
はアクリル系重合体浴液と導電性弾性重合体溶液を混合
した紡糸原液をp紙、p布、焼結金属フィルター、金網
或いは高分子多孔質膜にて濾過する事が好ましい。ここ
での濾過精度は約10μの粒子を除去する位のもので十
分でりる。
又、導i性粒子の弾性重合体への分散性及び安定性を同
上させるのに各種分散剤の使用も可能である。
アクリル系M合体溶液と導電性弾性重合体溶液との7i
%合は各A重混合方法を用いる事が出来るが、混合状態
を顕微鏡等で確認しながら行なう方がよい。混合液はア
クリル系重合体溶液中へ顕微鯨−下では黒色に見える導
電性弾性重合体が多数の小さな球状或いは変形した球状
として浮遊、分散しているが、この分散の大きさが均一
でかつ5〜100μ位が好x L < 、Kに好寸しく
は20〜フOμ位がよい。
両′#iを混合してイ七られた紡糸原液は通常の紡糸口
金を用いて凝固浴中へ紡出さノLる。凝固浴は紡糸原液
に使用しでいる溶剤の水溶液を用いるのが好ましいが特
別の目的の為には他の溶剤水溶液或いはグロシン、イン
グロビルアルコール及び他の溶剤等を使用出来る。
凝固浴の条件は通常アクリル系合成繊維を紡糸する時の
条件を採用出来るが、凝固浴温度は低い方が導電性向上
の為には好ましい。ジメチルホルムアミド水溶液を用い
る場合ジメチルホルムアミド濃度は50〜65N量%、
更に好ましくは55〜60重量%でわシ温度は20℃以
下が好ましく、更に好ましくは5〜15℃である。
凝固浴へ紡出された繊維は紡糸ドラフトの値(第10−
ラーの%き上は速度と口金面での紡出速糺の比)か0.
2〜2.0にて扼10−ラーへ巻き上ける。紡糸ドラフ
トか02未7114では凝固時の配向が十分でなく繊維
がもろく、又導電性の発塊が不十分でめシ、又紡糸ドラ
フトが2.0を越えると4電性の低下、ボイドの増大及
び染色性の低下等の製品品質の低下と糸切れの増大等 
  1操業性の低下がある。
紡糸ドラフトは好ましくは0.3〜1.5、更に好まし
くは0.4〜1.0である。第10−ラーで巻き上げら
れた繊維は直ちに溶剤濃度、温度の異なる複数の紡糸浴
にて紡糸延伸を受ける。紡糸延伸は通常95℃よシ低温
で行ない、好ましくは50〜90℃、更に好呼しくは6
0〜85℃、特に好ま1−〈は50〜70℃の紡糸浴と
70〜90℃の紡糸浴(でて2段延伸を行なうのがよい
紡糸延伸での温度が25℃ケ越えると導電性の低下があ
る。紡糸延伸倍率は通常2〜7倍、好瞥しくは3〜6倍
行なう0延伸倍率が低い場合繊維の延伸が十分でなく乾
燥工程或いは延伸工程での繊維の切断等の操業性の低下
及び強伸度、染色性′9品質が低下することがある。紡
糸延伸後、繊維は水洗工程を経て残留溶i1jの洗浄後
、オイル伺与工程を経て乾燥焼きつぶしを行なう。
乾燥焼きつぶしは十分に行なう必要がろシ、好1しくは
100〜18[3℃の熱風及び100〜150℃の熱ロ
ーラーを併用して水分率が1%以下になるまで行なう。
乾燥工程におい“Lトルクモーター等によ910%前後
の収縮を行なわせる月1も導電性の向上には好−ましい
◎乾燥焼きつぶしを行なった繊維は、必要々らば延伸を
行ないjの後湿熱下にて収縮を行なわせる。延伸は1,
6倍以下が好ましい。この収I+o処理にょ)繊維の等
電性の向上及び導電性の均一性の向上がみられる0収縮
は100〜150℃、好ましくは115〜130℃の湿
熱で行ない、処理は連続でもバッチでもよいが、処理中
なるべく繊維に大きな張力をかけない事が直要である。
大きな張力を)b生するような収縮処理方法では導電性
の改良が余シ望めない。収縮率は大体5〜30%位で十
分であるが最適の収縮率の値はアクリル系重合体の組成
、2!4.電性弾性重合体の含有率及び製造工程条件に
より各々設定する。収縮工程を経た繊維は必要ならば油
剤付与、クリンプ付与等を実施されフィラメント、トウ
或いはステーフルファイバーの形で製品となる。
本発明の導電性アクリル系合成繊維は製造するのに特殊
なポリマーやモノマーを用いる事なく又、特殊な様器や
製造工程を必要とせずかつ導電性能や加工性能及び他の
商品性能も十分満足されZ)ものである等従来にない優
れた点を有している。
1階に木発り」埴維のもつ特長としては引張シ、曲げ等
の外力に対し−て導電性の低下がないか或いは極めて小
さい事が上げられ、この為に使用中に々を電性の経時変
化がなくいつまでも良好な導電性能を有する事も上げら
れる。
木発す」の4電性アクリル系合成繊維の用途としては、
口元生活における静電気障害があるカーベント、作業衣
、各極側JJfj等の衣服類及びインテリア製品等はも
ちろんであZ−示、静電気障害をムらう電子機器類、産
業機器類等のシールド羽や庁業資月等に大いに有用であ
る。
以下実施例を示して本発明を更に詳細に説明してい< 
o (を維の導電性の測定は1000〜10000デニ
ールの一組束を長さ5〜j5cm位に切断し繊維未の四
端を導電接着剤(DOTITE D−550藤倉化成輌
」)にて固着し、この部分をクリンプで十分よく把持し
て、この間に電圧、100■をかけ電気抵抗値R(Ω/
cs)を測定する。
繊維の電気比抵抗値 (Ω・aB)は下式によシ求める
尚、実施fit中に示す部、%は特にことわらない限シ
重址部、重量%を示す。
実施例1 アクリロニトリル:アクリル酸メチル:メタリルスルホ
ン酸ソーダー91.2 二8.0 二〇、 8%の組成
を有するアクリル系重合体をジメチルホルムアミド(以
下D M F’と呼称する)中にて溶液重合し残存上ツ
マ−を回収・除去後重合体濃度24%のアクリル系重合
体溶液を得た。又、MW  1500  のポリエチレ
ンアジペート300部と1.4−ブタンジオール27部
とジフェニルメタンジイソシアネート(以下MDIと呼
称する)113部とをDMF600部中にて重合開始し
、重合物の粘匪を見ながらDMFで希釈し最終的に電合
体濃度15%のポリウレタン溶液を得た@ ポリウレタン溶液にカーボンブラック(アセチレンブラ
ック)をポリウレタンとカーボンブラックとの全量に対
して第1表に示すカーボンブランクを派加した。カーボ
ンブラックを添加したポリウレタン溶液とアクリル系重
合体溶液とをカーボンブラック添加ポリウレタン30部
及びアクリル系重合体70部と鹿るように両者を混合1
−だものを紡糸ドープ七し、これを直径α06Fノa4
,000ケの孔数を有する口金がらDMF :水−60
二40%、15℃の凝固浴中へ紡出する◎紡出された糸
を紡糸ドラフトo7になるようt、第10−ラースピー
ドで巻き上は紡糸倍率を5倍行ない水洗、オイル付与、
乾蝶焼きつぶし後、120℃の湿熱)で15%収縮させ
5デニールの叔&を得た。結果を第1表に示す。
第1表 を 実施例2 実施例1で用いたアクリル系重合体溶液と25%のカー
ボンブラック人りポリウレタン溶液とを第2表に示す亜
合体比率になるよう混合し、紡糸ドープとした。紡糸条
件は実施例1と同じ(C行ない、6デニールのイシ維を
得た。
結果を第2表に示す。
実施例3 アクリロニトリル:アクリル酸メチル:メタリルスルホ
ン酸ンーダー90.5 : 9.0 : 0.7(財)
の組成を有する分子−3i50000のアクリル系重合
体をDMF溶液重合により重合し、モノマー回収後、重
合体濃度23%、水分率2%のアクリル系重合体溶液を
得た。分子11500のポリプロピ;/二/アジペート
150部と1.4−ブタンジオール27部とM D I
 90.4部とを400部のDMF中で重合させ反応終
了後DMFで希釈し重合体濃度50%の25℃での粘度
が1200ポイズのポリウレタン溶液を得た。ポリウレ
タン溶液を希釈し重合体濃度15%にし、その溶液に平
均粒径0.05μの導電性酸化錫粒子をポリウレタン1
00部に対し80部添加し、サンドグラインダーにて十
分分散させた。導電性酸化錫を含有したポリウレタン溶
液とアクリル系重合体溶液とをポリウレタン/アクリル
系重合体の重量比が25/75になるよう混合し紡糸原
液とした。紡糸原液は第6表に示す口金を用いて種々の
紡糸ドラフトの値で紡出した0凝固浴はDMF二水−5
4:416(%)で10℃である◎紡糸条件以後は実施
例1と同条件にて処理を行なった。結果を第3表に示す
。尚nip 21にて乾燥後に湿熱処理を行なわないも
のは比電導度が217.70・(至)であシ導電性の低
下がみられた0

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)アクリル系重合体50〜90部と、導電性微粒子1
    0〜50重量%とアクリル系重合体と混和性はあるが非
    相溶性の弾性重合体90〜50重量%とからなる導電性
    弾性重合体50〜10部とよシなシ、導電性弾性重合体
    が繊維軸方向へ非連続の細長い島状に分散した構造を有
    する導電性アクリル系合成繊維。 2)アクリル系重合体がアクリロニトリルを80重量%
    以上含有する特許請求の範囲第1項記載の繊維。 5)導電性微粒子かカーポンプ゛ラック、金属又は金属
    酸化物である特許請求の範囲第1項記載の繊維。 4)導電性微粒子が酸化錫、酸化亜鉛、及び酸化チタン
    に酸化錫又は酸化亜鉛を被覆したものである特許請求の
    範囲第1項記載の繊維。 5)弾性重合体がポリウレタンである特許請求の範囲第
    1項記載の繊維。 6)アクリル系重合体溶液と、導電性微粒子10〜50
    重量%とアクリル系重合体と混和性はあるが非相溶性の
    弾性重合体90〜50重1%とからなる導電性弾性重合
    体の溶液とを(アクリル系重合体)/(導電性弾性重合
    体)= 50150〜90/10 (重量比)で混合し
    、凝固浴中へ紡糸ドラフトa2〜2.0で紡出し、水洗
    、乾燥後温熱下で収縮させる事を特徴とする4 W、性
    アクリル系合成繊維の製造方法◎7)アクリル系重合体
    がアクリロニトリルを80亘駄%以上含有する特許請求
    の範囲第6項記載の方法。 8)導電性微粒子が刀−ポンプラック、金属又は金属酸
    化物である特許請求の範囲第6項記載の方法◎ 9)導電性微粒子が酸化錫、酸化亜鉛、及び酸化チタン
    に酸化錫又は酸化亜鉛を被覆したものである特許請求の
    範囲第6項記載の方法。 10)弾性重合体がポリウレタンである特許請求の範囲
    第6項記載の方法。 11)紡糸ドラフトが0.5〜1.5である特許請求の
    範囲第6項記載の方法。 12)紡糸延伸を95℃以下で行なう特許請求の範囲第
    6項記載の方法。 16)紡糸延伸を3〜7倍行なう特許請求の範囲第6項
    記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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