JPS59223309A - 導電性アクリル系合成繊維の製造方法 - Google Patents

導電性アクリル系合成繊維の製造方法

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JPS59223309A
JPS59223309A JP9348683A JP9348683A JPS59223309A JP S59223309 A JPS59223309 A JP S59223309A JP 9348683 A JP9348683 A JP 9348683A JP 9348683 A JP9348683 A JP 9348683A JP S59223309 A JPS59223309 A JP S59223309A
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elastic polymer
electrically
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義和 近藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は導電性アクリル系合成繊維の製造方法に関する
◇ 一般に合成繊維は制電性に乏しく特に冬季の低湿度雰囲
気においては静電気発生が著しく衣料、インテリア、寝
装等はもちろん工業用等においてもそ゛の改良が望まれ
各種の提案がなされてきた。これらの欠点を解消する方
法として金属繊維や余聞メッキ繊維または炭素繊維を用
いる方法があり、他の繊維と混用することによシ制電性
の向上が図られているが、これらの繊維は一般にその機
械的性質や光沢、色、染色性等が通常の合成繊維や天然
繊維と相達するため特殊な混紡、紡績方法、染色方法、
加工方法が必要でアリ、用途的にもカーペットなどに限
定されるのが普通である。
上記導電性繊維の欠点を改良する為に合成繊維の一部或
いは全体にカーボンブランク等の導電性物質を混入せし
める方法が提案された。繊維全体に導電性物質を混入さ
せる方法は、導電性物質の使用量が大きくコスト高及び
操業性、生産性の低下及び紡績性、絨編性の低下及び染
色性異常等の欠点が尚多く存在している。
繊維の一部に導電性物質を混入させる方法としては複合
紡糸法、海島状繊維紡糸法、導電層筋状分数紡糸法に大
別できる。
特公昭52−31450号公報或いは特開昭51−1.
45723号公報等ではシース・コテ型或いはサイドバ
イサイド型の導電性複合繊維が提案されているが製造の
困難さ、生産性の低さ及びフィブリル化や各成分の剥離
による導電性の低下、染色性の変化及び外観の劣化等を
生じるO特公昭56−3447号公報、特開昭56−6
8109号公報、特開昭56−58008号公報等では
よシ複雑な製造法により、上記複合繊維の欠点の改良を
試みているかやはυ製造上の困難さ、生産性の低さは尚
大きく又、性能、品質の向上もわずかしか期待できない
と思われる。
特公昭55−41971号公報、特公昭57−2040
4号公報、特開昭54−112212号公報、特開昭5
5−45856号公報、特開昭52−103525号公
報にはカーボンブラック、銀、銅、アルミニウム、鉄な
どの導電性物質を繊維軸方向に連続的に配向、分散する
方法が提案されているが繊維軸方向に連続的に配向分散
させるためにはブロックポリエーテル、ブロックポリエ
ーテルにAN等のビニルモノマーをグラフトした共重合
体などを該導電性物質ノ分・散マトリックスポリマーと
して用いなければならず、工業的に容易でないはかルか
該マトリックスポリマーの耐熱性の低さや強伸度の低さ
が導電繊維の物性、性能まで低下させる。又製造工程、
加工段階での延伸及び製品となってからも引っ張シ、曲
げ等の外力によって導電性の低下が生じやすい。これは
湿式紡糸に於いては導電成分と非導電成分との相溶性の
なさによるにJA達した。
本発明の目的は浸れた導電性を有しかつ優れた加工性、
高いKM品像性能もつ導電性アクリル系合成繊維を提供
するにあ如、他の目的は斯かる繊維を安価にかつ容易に
製造する方法を提供するにある。
本発明はアクリル系重合体溶液と導電性微粒子10〜7
0重量%とアクリル系重合体と混和性はめるが非相溶性
の弾性重合体90〜30重量%とからなる導電性弾性重
合体の溶液とをアクリル系重合体/導電性弾性重合体=
5[1750〜90/10  (重量比)で混合し、紡
糸ドラフト20倍以下にて乾式紡糸した後、3倍以下の
熱水延伸を行ない水洗、乾燥後湿熱下で収縮させる事を
特徴とする。
アクリル系重合体溶液と導電性弾性歪合体溶液はアクリ
ル系重合体、/ 2!4VL性弾性重合体;50150
〜90/10 (重量比)、好ましくは55/45〜8
5/15(重量比)、更に好・ましくは60/40〜8
0/20  (−ミル)で両溶液を混合する。アクリル
系重合体が90部を越え導電性弾性重合体が10部未満
であると導電成分が少なくかつ繊維軸方向への伸びが不
十分であるという点の為に導電性の発現が十分でない。
又アクリル系重合体が5D部未満で導電性弾性重合体が
50部を越えると繊維中での導電性弾性重合体成分の分
数形態が異常に大きくなル、又形状の分布も広がDM造
工程中での糸切れ中のトラブル及び紡績、&編工程での
トラブル等が多発したシ繊維の柴色性元沢が低下する。
本発明に趙用するアクリル系重合体には、アクリロニト
リルを” 0>K fit%υ上含有するアクリロニト
リル系重合体、及びアクリロニトリルを80重iA%未
満かつ塩化ビニル塩化ビニリデン臭化ビニル、臭化ビニ
リデン等のハロゲン含有モノマーの少なくとも一8f 
20〜6o重」%と刀・らなる創を燃アクリル系’! 
841’lがあげられる。
アクリル系重合体に共本合可能なモノマーとして、例え
ばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸
エチル等のアクリル酸エステル又はメタクリル酸アルキ
ルエステル類、アクリルアミド及びメタクリルアミド等
のアミド類、及びそれらのN−モノ置換或いはN N−
ジ置換アミド類、酢酸ビニル、及びスチレンスルホン酸
すどのスルホン酸基含有のモノマー及びそiらの塩類等
をあげる事が出来る。
I待にアリルスルホン酸又はメタリルスルホン酸及びそ
れらの垣を、0.3〜5.0重量%、好ましくは0.5
〜五〇重量%共重合せしめることにょシ単に染色性を向
上するに留捷らず無数の微小なヰζイドの発生を抑制す
ることによシ耐熱性の低下を抑えることができる。
又、本発明に適用される弾性重合体は、アクリル系重合
体と混和性は有るが相溶性はないものが必要である。こ
うした弾性重合体としてはポリウレタン系重合体、アク
リロニトリル・ブタジェンゴム、アクリルゴム等である
が、溶剤溶解性、織細形成性及びゴム弾性等物性の点で
、ポリウし/タン系重合体が好ましい。
ポリウレタン系重合体としては、ポリエステル型、ポリ
エーテル型、ポリエステルエーテル型、ポリエステルア
ミド屋およびポリチオエーテル型ポリウレタンの総称で
あシ、詳細にはエチレンクリコール、フロピレンゲリコ
ール、フチレンクリコール、ヘキサメチレングリコール
、1・1 4−シクロヘキシルグリコール、P−キシレングリコー
ル、またはビスフェノールAとアジピン酸、スベー°リ
ン酸、セパチン酸、テレフタル酸、イン7タル酸または
γ−ラクトン等からなるポリエステル、アジピン酸−ジ
ェタノールアミドまたはテレフタール酸−ビス−プロパ
ノ−ルアミドおよび前述のジカルボン酸類とからできる
ポリエステルアミド、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1・4−フ二二しンピスオキシエチル
エーデルまたは2・2′−ジフェニルプロパン−4・4
−ビスオキシエチルエーテル及び前述のジカルボン酸類
とを原料とするポリエステルエーテル、エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、デトラヒドロフランから
なるポリエーテル、チオジグリコールなどのポリチオエ
ーテル類など分子量200〜so o。
の末端水酸基を有する線状重合体を有機ジイソシyネー
)例、tば1・3−7二二レンジーfンシアネート、1
・4−7エニレンジイソ7アネート、2・4−トリレン
ジイノシアネート、4・4′−シフェニルメタンジイノ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシレ
ンジインシアネートまたは1・5−ナフチレンジイソシ
アネートと2価アルコールの鎖延長剤と共に公知の重合
方法で反応せしめたポリウレタン系重合体である。アク
リル系重合体と弾性重合体は混和性は有するが非相溶性
である事が必要である。
混和性を有するとはアクリル系重合体と弾性重合体を混
合する場合(例えは双方の溶液の混合或いは片方の溶液
へ他方の重合体のU1!!混合)においてゲル化又は凝
集せず一方の成分が他方の成分中によく分散、混合する
事を示す。又相溶性がないときはアクリル系重合体に弾
性重合体を混合させた場合肉眼による観察はもとよシ顕
微鏡観察(約600′〜1000倍)においても混合溶
液が不均質である事によシ判別できる。
導゛亀性弾性重合体は導′屯性粒子10〜70重量%及
びアクリル系重合体と混和性はめるが非相溶性の前述し
た弾性重合体90〜60重証%とよりなる。導電性粒子
が10重蓋%未満では導電性の付与が十分でなく又、7
0重蓋%を越えると、操業性、加工性が著しく低下する
ばかpか導電性も飽和に達し極めて不都合である〇本ジ
′1−i明に適用する導電性粒子はカーボンブランク、
銀、銅、アルミニウム、鉄などの金属、酸化錫、酸化亜
鉛、及び酸化錫又は酸化亜鉛を被包した酸化チタンなど
の粒子が拳げられる。
これらの粒子の粒子径は通常1μII+以下、好ましく
tよ07μIノー以下、特に好ましくは0.5μm乃至
0゜01μ?n程度のものが使用される。
導電性粒子としてのカーボンブラックは粒子径1μ?n
以下のものが好壕しく、その種類は特に制限されず、所
mlアセチレンブラック、オイルファーネスドブラック
、チャンイ・ルブラツク等が4tけられる。
銀、銅、アルミニウム、鉄などの金属粒子は通常粒径が
1μ〃1以下、好ましくは0,5μηl以下のもので、
比抵抗が1uΩ・cm以下のものが使用される。
導′+を性酸化亜鉛又は皺化錫の導電性は粉末状での比
抵抗が10 Ω・(至)程度以下、特に102Ω・1程
度以下が好ましく、101Ω・a、程度以下が最も好ま
しい。実際には102Ω・−〜10−2Ω・箔程度のも
のが得られておシ、本発明の目的に好適に応用すること
が出来る。
酸化亜鉛又は酸化錫の被膜を有する酸化チタンは粒子径
、粉末状での比抵抗が酸化亜鉛、酸化錫と同程度のもの
が使用される。これらの被膜は例えば真空蒸着法、金属
化合物を付着させ焼成して酸化物にする方法、又はそれ
を部分還元する方法によシ形成することができる・カー
ボンブラックを導電性粒子として用いた場合、繊維の色
が黒色になるという欠点は有するが、その比重の小ささ
及びクラスター(微小な連鎖)構造tiするという点で
使用量が少なくてよくカーホンブラックの導電性弾性重
合体中での含有率は好tしくは10〜50重量%、更に
好ましくけ15〜40重量%でりる。カーボンブラック
以外の24電性粒子は比重が大きい為使用量も刀−ボン
ブラソフの一合よシ大きくな   79コストアツプの
要因となるが繊維の色が黒色でないという大@なメリツ
トかりる。%に導電性酸化錫、酸化亜鉛及びそれらを表
面コーティングした酸化チタン等では白色の導′肱性繊
維が得られる。アクリル系重合体の溶剤はジメチルホル
ムアミド、ジメチールスルホキシド、ジメチルアセトア
ミド、エブーレIンン;−ボネート或いはγ−ブチロラ
クトンその他の有機溶剤が使用出来る□弾性重合体の溶
剤は弾性重合体の溶剤を使用出来る。アクリル系重合体
に使用した溶剤と同一のものが、溶剤回収の点で好まし
い。特に好1しくはジメチルホルムアミドを共通溶剤に
用いアクリル系重合体及びポリウレタンを各々溶液重合
を行なう。ジメチルポルムアミドを溶剤として使用した
場合アクリル系重合体溶液のA(合体濃度は20〜50
重に%、好ましく7は25〜35貫:aTh%であシ、
ポリウレタン溶液の′Jk合体濃度もアクリル系重合体
よシ小さいか、VJ、 K同程辰でよい。アクリル系重
合体溶液と弾性重合体溶液はお互いに混和性はおるが非
相溶である41か必要であり父、等電性微粒子が弾性m
合体溶液中へ残留する事も必要である。
アクリル系重合体溶液と弾性重合体溶液の粘度も操業性
、製品品質導電性能に大きな影響を与える。ここでいう
粘度とは同一重合体濃度、同一11ご一゛げる結反をd
う。亜合体一度20重景%のジメチルホルムアミド溶液
の50℃での粘度を通常使用する。
例えばアクリル系重合体溶液の粘度が弾性重合体溶液の
粘度よ〕ずっと小Jい場ばは、繊維の紡出時に弾性重合
体の変形が十分おきる事がなく、その部分のfニールむ
らとなったり父、糸切izがソロ生じたり、導電性が不
十分であるという結果になる。一方アクリル系重合体溶
躾の粘度が弾性重合体溶液の粘度と同等か大きい場合に
は紡出時において弾性重合体が十分引き沖ばされ、斌維
則方同に訓長い島状成分として形成される。その為、f
ニールひらや操業性の低下という現象は見られず、又4
4L性も良好である。
アクリル系重合体溶液とjl+i性重合体重合体溶液の
比は10071  以下が好ましく、更に好ましくは!
/′〜5!/  でφる・ 1 4電性弾性重合体は導電性憾粒子1o〜70重社%と弾
性重合体90〜60重量%とよシなる。
尋電性毅子と1〜てカーボンブラックを使用する場合は
カーボンブランクを好ましくは10〜50重量%、更に
好ましくは15〜40重量%と弾性ILe本を好捷しく
は20〜50重量%、更に好ましくは85〜60重量%
とよ)なる。
導電性微粒子の弾性重合体への混入は6細の方法が法用
される。例えば弾性重合体を重合する際に添刀口する方
法とか弾性重合体溶液へ添加する方法等があるが注意す
る事は導電性微粒子が十分に分散する1どけの攪拌力を
与える事及びカーボンブラックの場合tより−ボンブラ
ックのクラスターをLA11ノ1シないような撹拌を行
なう事であシ、導電性微粒子全添加後との尋電性弾性本
合体浴液を或いはアクリル系重合体溶液と等電性弾性亜
合体溶7反【混合した紡糸原液を枦祇、r布、焼結金属
フィルター、金網或いは詞分子多孔質狭にで濾過する挙
が好ましい。ここでのp過梢鹿は約10μ〜50μの粒
子を除去する位のもので十分である〇 又、導電性粒子の弾性重合体への分散性及び安定性を向
上させるのに各種分散剤の使用も可能である。
アクリル系重合体溶液と導電性弾性重合体溶液との混合
は各ら混合方法を用いる事が出来るが、混合状態を顕微
鏡等で必読しムから行なう方がよい。混合1′y、はア
クリル系重合体浴液中へ顕微53下ではIへ已に兄える
尋翫性弾性重合伺;ン賓液〃:多数の小さな球状或い(
rよ銃形した球状として浮遊、分散しているが、この分
散の大きさが均一でかつ10〜150μ位が好ましく、
更に好ましくはご)0〜100μ位かよいO 両者を混合して得られた紡糸原板は通りこの乾式紡糸用
の紡糸口輩を用すて紡糸する。紡糸ドープ(・工童合体
一度が隨い為、適鹿σ)粘(I夏ICなるよう加熱する
必要かあ、す、大体50〜100ポイズになるよう加熱
する4エカ=lIJ”l:Lい。但し紡糸原?f:tよ
7jli熱される事によυ着色が生じやすい為に加熱は
なるべく短時間行なう。加熱さ)した空気又は呈累、ヘ
リウム専の不活性気体中に紡出された繊維は紡糸筒中に
て溶媒を蒸発除去する。
加熱温度は150℃以上が好ましい。気体の量は含有さ
れる溶媒の爆発範囲をはずすように流す事が必要であシ
通常は爆発下限以下とする。
気体の流通方向は繊維と同一方向とするのが糸ゆれ、デ
ニールむら、膠着等のトラブル防止の点で好ましい。
紡糸ドラフトは20倍以下、好ましくは3〜15倍、更
に好ましくは5〜12倍行なう。紡糸ドラフトが20倍
を越えると紡糸段階での糸切れが多くなる。紡糸上シの
繊維は熱水中或いは溶剤水溶液中にて6倍以下、好まし
くは1.1〜2倍の延伸を行なう。延伸倍率が3倍を越
えると繊維中の導電層の連続性が切断しやすく導電性の
低下がある。延伸後、好ましくは温水又は熱水中にて水
洗し、油剤付与′後乾燥焼きつぶしを行なう。乾燥焼き
つぶしは十分に行なう必要が69好ましくは100〜1
80℃の熱風及び100〜150℃の熱ローラーを併用
して水分率が1%以下になるまで行なう。乾燥工程にお
いてトルクモーター等により10%前後の収縮を行なわ
せる事も導電性の向上には好ましい。
乾燥後の繊維は温熱下で収縮を行なわせる。?Cの収縮
工程によ)繊維の導電性を飛躍的に向上させる事が出来
る。
収縮は湿熱100〜150℃、好ましくは115〜15
0℃で行なう。収縮処理は連続或いはバッチでも可能で
ある。処理中に重要な事は繊維に大きな張力をかけない
ようにする事である。
大きな張力を発生する収縮処理方法では導電性の改良が
余夛望めない。収縮率は大体5〜30%位で十分である
が最適の収縮率の値はアクリル系重合体の組成、導電性
弾性重合体の含有率及び製造工8灸件により各々設定す
る。収縮工程を経た繊維は必要ならば油剤付与、クリン
プ付与等を実施され、フィラメント、トウ或いはステー
フルファイバーの形で製品となる。
本発′jA繊維中にて導電性弾性重合体は多数の島状成
分として、繊維軸方向に細長いが非連続に伸びた構造を
有する。
この繊維断面方向及び繊維軸方向への多数の導電性成分
の存在が除電と、放電という作用をうまく行なっている
。特に細長い非連続の島状として存在する為、多くの先
鋭端を有する事も制電性能を向上させる効果を有L2て
いるようであるO 又、導電性成分として弾性重合体を使用している事も制
を性能を維持するのに不可欠である。
それは繊維が引っ張シ、曲げという日常的な外力、変形
を受ける場合、導電性成分に弾性重合体を使用しない場
合は〈シ返しの外力、変形によシ導電性粒子とそれを含
有する重合体との境にクラックが生じ導電性の著しい低
下が生じるとし15欠点を有する。
従って本発明に示した重合体の組合せによシ初めて安価
で高性能で、操業性、加工性の良好なかつ外力に対し導
電性の低下のない導′14L性アクリル系合成繊維が得
られる。
本発明の導電性アクリル系合成繊維は製造するのに特殊
なポリマーやモノマーを用いる事なく又、9毎殊な機器
や製造工程を必要とせずかつ導電性能や加工性能及び池
の商品性能も十分満足されるものである等、従来にない
優れた点を有してbる。
特に本発明繊維のもつ特長としては、引張力、曲げ等の
外力に対して導電性の低下がないか或いは極めて小さい
事が上げられ、この為に使用中に導電性の経時変化がな
くいつまでも良好な導電性能を有する事も上げられる◇
更に乾式紡糸独特のソフトでしなやかな風合いを有する
繊維が得られる。
本発質の導電性アクリル系合成繊維の用途としては日常
生活における静電気障害があるカーペット、作業衣、各
種制服等の衣服類及びインテリア製品等はもちろんであ
るが、静電気障害をきらう電子機器類、産業機器類等の
シールド材や産業資材等に大いに有用である◎ 以下実施例を示して本発明を更に詳細に説明してい〈0
繊細の導電性の測定は1000〜10000デニールの
繊維束を長さ5〜15+11位に切断し繊維束の両端を
導電接着剤(DOTITE D−5,50藤倉化成@)
にて固着し、この部分をクリンプで十分よく把持して、
この間に電圧10口■をかけ電気抵抗値R(Ω/CjI
)を測定する。
繊維の電気比抵抗 (Ω−1)は下式によシ求める。
尚、実施例中に示す部、%は特にことわらな1限9、重
九部重量%を示す。
実施例1 アクリロニトリル:アクリル酸メチル:メタリルスルホ
ン酸ソーダー95.75 : 5.bO: 0.75(
%)の組成と分子量57000を有するアクリル系重合
体をジメチルホルムアミド(以下D M Fと吋−称す
る)中にて溶液重合し残存モノマーを回収、除去後、重
合体濃度62%のアクリル系重合体溶液を得た。
分子量750のポリエチレンアジペート225部と、1
・4−ブタンジオール18部とジフェニルメタンジイソ
シアネート113部とをDMF656部中にて重合し、
粘度調節にDMFを添加し最終的に重合体濃度15%の
ポリ久レタン浴液を得た□ カーボンブラック(アセチレンブラック)100部をD
MF 100部に分散させた溶液を調製しポリウレタン
溶液と1=10で混合しカーボンブラック添加したポリ
ウレタン溶液を得た。
ポリウレタンとアクリル系重合体が第1表に示した比率
になるよう内溶液をプロペラ屋攪拌機にて混合、攪拌し
、紡糸原液を得た。
紡糸原液は紡糸原液の粘度が70〜80ボイズになるよ
うに加熱し、ギアポンプによシ35αン′minの吐出
速度で孔径0.20 turf’孔数18ケの紡糸口金
よシ200℃の窒素中へ紡出する。紡糸筒の下端を出た
繊維は残留溶剤を5〜10%含有しており 488 m
/minにてティクアップローラ、−に巻き取られた。
ティクアップローラーでボビンに巻き取られた繊維はト
ータルデニールが1soooデニールに湿熱125℃で
自由端熱処理した0結果を第6表に示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  アクリル系重合体溶液と、導電性微粒子10
    〜70重量%とアクリル系重合体と混和性はあるが非相
    溶性の弾性重合体90〜30重量%とからなる導電性弾
    性重合体の溶液とをアクリル系重合体/導電性弾性重合
    体=50150〜90/10 (重量比)で混合し、紡
    糸ドラフト20倍以下にて乾式紡糸した後3倍以下の熱
    水延伸を行ない水洗乾燥後湿熱下で収縮させる事を特徴
    とする導電性アクリル系合成繊維の製造方法。
  2. (2)  アクリル系重合体がアクリロニトリルを80
    重部製以上含有す特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)  アクリル系重合体がアクリロニトリルを80
    車量%以下、塩化ビニル及び/又は塩化ビニリデン20
    〜60重量%よりなる特許請求の範囲第1項記載の方法
  4. (4)  導電性微粒子がカーボンブランク、金属又は
    金属酸化物である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. (5)  導電性微粒子゛が酸化錫、酸化亜鉛、及び酸
    化チタンに酸化錫′又は酸化亜鉛を核種したものである
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. (6)  弾性重合体がポリウレタンである特許請求の
    範囲第1項記載の方法。
  7. (7)  紡糸ドラフトを5〜15倍行なう特許請求の
    範8第1項記載の方法。
  8. (8)  収縮を湿熱100〜150℃で行なう特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
JP9348683A 1983-05-26 1983-05-26 Dodenseiakurirukeigoseiseninoseizohoho Expired - Lifetime JPH0227441B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100646648B1 (ko) * 2001-06-05 2006-11-17 주식회사 코오롱 폴리우레탄우레아 원착사 및 그의 제조방법

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KR100646648B1 (ko) * 2001-06-05 2006-11-17 주식회사 코오롱 폴리우레탄우레아 원착사 및 그의 제조방법

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