JPS61193949A - 自動車用リヤ−シ−ト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆるトランクスルー機能を備えた自動車
用リヤーシートに関する。

〔従来の技術〕

近年、自動車のリヤーシートにおいては、例えば「実開
昭５０−１１７，５２２号公報」に開示されるもののよ
うに、シートパックの所定箇所にトランクルームへ貫通
する開口部を形成してこの開口部にアームレストな回動
自在に取り付け、例えばスキー板等の長尺物を運ぶ際に
はアームレストを倒した状部で長に物を開口部を貫通さ
せてトランクルーふと車室内にわたって積載するように
した、いわゆるトランクスルー機能を有するシートが提
案され、また実施されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら従来のこの種のリヤーシートにおいては、
長尺物は車室内に露出した状態で積載されるので、この
積載物がシートクッションやアームレストを汚したり、
あるいは表皮を破損したりするおそれがあり、またこの
長尺物の積載時にはトランクルーム内の汚れや冷風が車
室内に持ち込まれてしまうこともある等、種々の問題点
を有していた。

本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、長尺物をトラ
ンクルームから車室内に突出するように積載した際にこ
の積載物から車室内、を保護するようにした自動車用リ
ヤーシートを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上述の目的を達成するために、シートバック（
３）に凹部（４）を形成し、この凹部（４）に前倒れク
ッション部としてのアームレスト（５）を回動自在に収
納し、このアームレスト（５）の収納時にその上面部と
なる裏面と凹部（４）の上面部及び両側面部とによりト
ランクルームＴＫ貫通する開口部（４ａ）を形成し、こ
の開口部（４ａ）に、その周辺から車室内に向って伸張
する収納袋（８）を、トランクルームＴ側に開放するよ
うに取り付けて構成したものである。

〔作用〕

このようにシートバック（３）に形成された開口部（４
ａ）に収納袋（８）を取り付けたことにより、トランク
ルームＴから開口部（４ａ）を通して車室内に積載され
るスキー板等の長尺物は車室内においては収納袋（８）
に収納された状態で積載され、また収納袋（８）の不使
用時はトランクルームＴ側に収納することによりアーム
レスト（５）を通常の如く使用でき、また凹部（４）に
収納できる。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。

第１図〜第４図は本発明の第１の実施例で、図において
（１）はリヤーシート全体を示し、（２）はシートクッ
ション、　（３）はシートバックで、このシートバック
（３）の略中央部には凹部（４）が形成され、蓋体（５
ａ）と匣体（５ｂ）からなる小物入れ兼用のアームレス
ト（５）が軸（６）によって起伏回動自在に収納される
。

この凹部（４）の後面側は開閉自在な化粧蓋体（７）に
より形成され、この化粧蓋体（７）はアームレスト（５
）と同一の回動中心、即ち同軸（６）でアームレスト（
５）とは別個に起伏回動するように軸支されており、こ
れらアームレスト（５）及び化粧蓋体（７）は起立した
状態で凹部（４）内に収納され、またこれらが前倒され
た状態ではその上面部、即ち化粧蓋体（７）の裏面と凹
部（４）の上面部及び両側面部とによって開口部（４ａ
）が形成され、トランクルームＴと連通される。

そしてこのようにアームレスト（５）及び化粧蓋体（７
）の前倒時に形成される開口部（４ａ）に、車室内に向
って収納袋（８）が取り付けられる。即ちこの収納−ｒ
Ｒ１けｗｒ尊ハ写代弔辻於π嵌虐（柄　）ハ箭鮪ｎ部（
８ａ）の外側端縁には係合部材としてのホック（９）の
一方（９ａ）が複数取り付けられており、これに対応し
て凹部（４）の上面部及び両側面部とアームレスト（５
）の後端面部にはホック（９）の他方（９ｂ）が取り付
けられ、これら両ホック（９ｇ）　（９ｂ）の係合によ
って収納袋（８）は開口部（４ａ）を塞ぐようにして固
定されて車室内にアームレスト（５）の上面側、即ち化
粧蓋体（７）の裏面に載置される状態で導出される。

尚、本例においては係合部材としてホックを用いである
が、これに代えて例えば面ファスナ等を用いてもよい。

以上のように構成される本例のリヤーシート（１）が装
着された自動車に長尺物例えばスキー板Ｓを積載する際
には、上述の如くシートバック（３）のアームレスト（
５）及び化粧蓋体（７）を前倒させて開口部（４ａ）を
形成した状態で収納袋（８）を車室内へ伸張させ、トラ
ンクルームＴ側からスキー板Ｓを、その前半部が開口部
（４ａ）を貫通して収納袋（８）内に収納されるように
搬入する。

こうしてトランクルームＴと車室内にわたって積載され
たスキー板Ｓは、車室内においては収納袋（８）を被っ
た状態にあるので、シートクッション（２）やアームレ
スト（５）を汚損することはない（第１図参照）。

また、収納袋（８）の不使用時、即ち通常の着座時には
ホック（９ａ）　（９ｂ）の係合を解除させて収納袋（
８）を取り外すと共にアームレスト（５）及び化粧蓋体
（７）を起立させて凹部（４）に収納し、また収納袋（
８）は小さく折りたたんだ状態で化粧蓋体（７）の裏面
に設けられた止めバンド（７ａ）に挟んで格納しておく
（第３図参照）。

また、アームレスト（５）を使用する場合は、化粧蓋体
（７）は起立させた状態でアームレスト（５）のみを”
倒伏させる。この状態では開口部（４ａ）は化粧蓋体（
７）によって閉塞された状態にあるので開口部（４ａ）
からトランクルームＴ内が見えることはない（第４図か
照）。

また第５図は本発明の第２の実施例を示すもので、上述
の第１の実施例と同一の部分には同一符号を付してその
説明は省略するも、このリヤーシー）（１υの収納袋α
Ｑは、周側面部が蛇腹状に形成されて奥行方向に伸縮自
在となされ、その収納口部（１８ａ）においてトランク
ルームＴの口部ｔの内側面に固定部材α２によって固着
されており、また先端にはトランクルームＴの口部ｔに
対応した大きさに形成された化粧蓋体０が取り付けられ
て底面部を形成している。本例においてトランクルーム
Ｔの口部ｔは、後面が開放された形状のアームレスト収
納部（４）の上面部及び両側面部とアームレスト（５）
を前倒した状態におけるその上面部とにより形成される
開口部（４ａ）と連通して略同大に形成されている。

そして収納袋側の不使用時には収納袋α梯を収縮させて
化粧蓋体α騰をトランクルームＴの口部ｔの周縁に形成
された係合段部α荀に嵌合させることによりトランクル
ームＴの口部ｔを閉基し、また長尺物の積載時には化粧
蓋体α［有］を係合段部α４から外して収納袋α樽を開
口部（４ａ）を貫通して前方へ伸張させ、その内部に長
尺物を収納する如くなされている。

このように構成される本例のリヤーシートαυは、収納
袋α〜が常に固定された状態にあるため、長尺物の積載
にあたっては、その都度収納袋を装着させる必要がなく
、化粧蓋体α謙を外して収納袋α梯を伸張させるだけの
簡単な操作で済み、迅速に長尺物の積載状態に設定でき
るという利点がある。

尚、以上の実施例においては前倒れクッション部として
アームレスト（５）を設け、このアームレスト（５）を
前倒させて開口部（４ａ）を形成するようにしたリヤー
シートを示しであるが、本発明はこれに限ることなく例
えばシートバックをその縁部な残して略全面にわたって
前倒させたり、またシートバックを分割して前倒させて
広口の開口部を形成するようにしたリヤーシートにおい
ても適用できるものである。この場合、開口部を閉塞す
る蓋体な備える必要はなく、収納袋をトランクルームの
口部側に取外し可能に又は固着状に取り付けることにな
る。

〔発明の効果〕

以上の如く本発明によれば、シートバックにトランクル
ームへ貫通するように形成された開口部に収納袋を取り
付けたことにより、トランクルームから車室内に突出さ
せる状態で積載する長尺物は車室内においては収納袋に
収納され【突出されることになるので、この積載物によ
って車室内を汚したり、シート等を破損したり、また乗
員に不快感を与える等の不都合が解消され、しかもトラ
ンクルームと車室内は収納袋によって遮断された状態と
なるのでトランクルーム内の汚れや冷風が車室内に持ち
込まれることが防止される等、禰々の実用的効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のリヤーシートの第１の実施例を示す一
部切断した側面図、第２図は同、斜視図、第３図は収納
袋の不使用時の収納状態の説明図、第４図はアームレス
ト使用状態の説明図、第５図は本発明のりャーシートの
第２の実施例を示す一部切断した側面図である。 図中、（１）、αυはリヤーシート、（３）はシートバ
ック、（４）は凹部、（４ａ）は開口部、（５）は前倒
れクッシ３７部としてのアームレス）、（８）、α槌は
収納袋である。 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、座席のシートバツクに形成される凹部と、該凹部に
   収納される前倒れクツシヨン部と、該前倒れクツシヨン
   部の前倒時に上記凹部と上記クツシヨン部の裏面部とで
   トランクルームへ貫通して形成される開口部と、該開口
   部周辺に収納口部が取り付けられ、座席前方に伸張可能
   な収納袋とを有する自動車用リヤーシート。 ２、上記前倒れクツシヨン部がアームレストであること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自動車用リヤ
   ーシート。 ３、上記収納袋が上記開口部に係合部材を介して着脱自
   在に取り付けられていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の自動車用リヤーシート。 ４、上記凹部に上記開口部を閉塞する蓋体を取り付け、
   該蓋体の裏面に上記収納袋を格納するようにしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自動車用リヤー
   シート。 ５、上記収納袋の周側面部が蛇腹状に形成され、伸縮可
   能となされていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載の自動車用リヤーシート。 ６、上記収納袋の底部が上記収納袋の収納時に上記開口
   部を閉塞する蓋体として形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の自動車用リヤーシート。