JPS5849861Y2 - エンジンカバ−装置における保持具 - Google Patents

エンジンカバ−装置における保持具

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JPS5849861Y2
JPS5849861Y2 JP1978141038U JP14103878U JPS5849861Y2 JP S5849861 Y2 JPS5849861 Y2 JP S5849861Y2 JP 1978141038 U JP1978141038 U JP 1978141038U JP 14103878 U JP14103878 U JP 14103878U JP S5849861 Y2 JPS5849861 Y2 JP S5849861Y2
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JP
Japan
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engine cover
hook
holder
annular body
engine
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978141038U
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English (en)
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JPS5556734U (ja
Inventor
健一 安田
Original Assignee
トヨタ車体株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンカバー装置に訃ける該エンジンカバ
ーの開放時の保持具に関する。
自動車の運転室の下方にエンジンを配設したいわゆるキ
ャブオーバ型自動車に釦いては、エンジンの点検、修理
のためにその上方のフロアに開口部が設けられ、該開口
部を常時閉鎖するためにエンジンカバーが設けられてい
る。
第1図および第2図に示すように、前記エンジンカバー
2は、一般に、その後端が開口部11の後縁部のフロア
1にヒンジ4により回動可能に枢着され、該エンジンカ
バー2を倒伏させるとともにその前縁に固着したフック
31をフロアに設けた掛は金具32によって固縛するこ
とによりエンジンカバー2を閉鎖し、また、該エンジン
カバー2を起立させて開放する場合には、例えば、該エ
ンジンカバー2の前端縁の前記フック31とは別の位置
に第5図に示すようなコ字状の係止棒100を固着し、
一方運転室内の後壁等に一端を取付けた布ベルト101
の先端にU・字状のフック102を設けて保持具103
を形成し、該保持具103のフック102を前記係止棒
100に係合することにより、エンジンカバー2の起立
状態を保持している。
かかる従来の保持具の構成によれば、エンジンの点検・
修理の際に人体、工具等がエンジンカバー2に接触して
エンジンカバー2が後方へ回動シた場合に、フック10
2の開口部から係止棒100が離脱するおそれがある。
本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって
、帯状もしくは紐状の本体と、その一端に設けた環状体
と、該環状体の枠内空間を部分的に閉塞するごとく環状
体の一方の枠辺から対向する他方の枠辺に向けて突設し
た変形可能な舌片とよりなり、前記環状体の枠内に嵌入
したフックの基部を舌片によって規制することによりフ
ックが環状体から離脱するのを防止してエンジンカバー
の起立状態を確実に保持するようにした自動車のエンジ
ンカバー装置における保持具を提供することを目的とす
る。
以下、本考案の一実施例について、図面に基き詳細に説
明する。
第1図および第2図において、1はキャブオーバ型自動
車の運転室を構成するフロアであり、該フロア1にはそ
の下方に配設されたエンジン(図示せず)に対応してそ
の点検・修理のための開口部11が設けられている。
2は前記開口部11を閉塞するエンジンカバーであって
、該エンジンカバー2の後端を該開口部11の後縁のフ
ロア1にヒンジ4,4を介して回動可能に枢着しである
前記エンジンカバー2の前端には、板状の基部31aの
先端に頭部となるU字状の鉤部31bを全体として杓子
状に形成したフック31を前端縁から突出させて固着し
、該フック31.31に対応するフロア1には掛は金具
32.32を取付け、前記エンジンカバー2が倒伏した
状態で掛は金具32のリング32aを前記フックに引掛
けてロックできるように構成されている。
前記エンジンカバー2の上部には運転席(図示せず)に
隣接する座席5が配設され、前記エンジンカバー2の上
面に該座席5の座部51が載置固着してあり、該座部5
1はエンジンカバー2の回動に伴い該エンジンカバー2
と一体的に回動するように構成されている。
前記座席5の背凭52は側面の下部を前記座部51の後
部にピン53を介して回動可能に枢着するとともに上部
側面をリンク61を介して運転室の後壁に連結しである
前記座席5は、エンジンカバー2が閉鎖されて掛は金具
32によってロックされることにより第1図に示す正規
の着座状態にセットされ、また、エンジンカバー2を起
立させる時には、第2図に示すように座部51はエンジ
ンカバー2と一体的に回動すると同時にピン53を中心
に回動して該座部51と背凭52が折畳まれる状態とな
り、座席50着座状態から折畳み状態までの間背凭52
は座部51の回動に従ってピン53およびリンク61を
介して変位するようになっている。
次に、保持具7は第3図および第4図に示すように、柔
軟性を有するポリエチレン樹脂材料により一体成形され
、帯状の本体71と、その先端に形成した四角形状の環
状体72と、該環状体72における本体71と接する枠
辺72aからその対向する枠辺72bに向けて突設した
舌片73と、前記枠辺72bから外方に向は舌片73と
ほぼ平行に突設したプレート部74とからなる。
該保持具7の環状体720枠内空間75は前記舌片73
によって大半が閉塞され、該舌片73の先端と対向する
枠辺72bとにより前述のフック31の基部31aを挿
嵌可能でかつ該フック310頭部よりも小なる挾少な間
隙Cを形成している。
前記舌片73はその先端部を垂直方向に押圧したときに
は、第3図の点線あるいは2点鎖線で示す如き状態に湾
曲可能である。
前記保持具7はその本体710基端を座席5の背1凭5
2の後方における前記エンジンカバー2の一方のフック
31とほぼ対応するバックパネルまたは背凭52の裏面
の位置に固着するとともに全体を背凭52の後方に格納
しである。
起立状態のエンジンカバー2は、第3図に示すように、
フック31の基部31aを前記保持具7ノ環状体72の
間隙C内に嵌入することにより、前記基部31aを環状
体72の枠辺72bの内側によって支持してエンジンカ
バー2の起立状態を保持するようになっている。
以上のように構成された本考案の作用について説明すれ
ば、エンジンカバー2によってフロア1の開口部11が
閉鎖されている状態から、エンジンの点検等のために開
口部11を開放する場合には、まず掛は金具32を第2
図に示す状態に解除する。
次に、座席50座部51とともにエンジンカバー2を持
上げてヒンジ4を中心に後方へ回動させて該エンジンカ
バー2を起立状態にし、同時に、背凭52の裏側に格納
されている保持具7の本体71を背凭52の上面を越え
て移動せしめ該保持具7の環状体72を前記エンジンカ
バー2のフック31の上方に臨ませるとともに、第3図
に示すように、保持具7のプレート部74を把持して該
フック31の鉤部31bを突入させるごとく環状体72
を所定の力で押下げれば舌片73は鉤部31bによって
点線で示す状態に湾曲するため鉤部31bが通過できる
間隙C%;形成されフック31の鉤部31bは環状体7
20枠内空間75を貫通して枠内空間75から上方に突
出して該枠内空間15にはフック31の基部31aが嵌
入されこれと同時に舌片73は平常の自由状態に復元す
る。
かくしてフック31の基部31aが舌片73と枠辺72
bとで形成する間隙C内に挿嵌されるとともにフック3
1の基部31bが前記枠辺72bに支持されてエンジン
カバー2は、第2図に示すように、解放状態に保持され
る。
エンジンカバー2が開放状態に保持された状態でエンジ
ンの点検・修理を行う。
この間に身体、工具等がエンジンカバー2あるいは座席
5に接触して該エンジンカバー2が回動した場合でも、
フック31の鉤部31bの寸法Aは間隙Cよりも大であ
りしかも鉤部31bが舌片73を変形させて環状体72
から離脱させる力は作用しないためエンジンカバー2は
起立状態に確実に保持される。
次に、エンジンの点検、修理が終了してエンジンカバー
2を閉鎖する場合には、前記保持具7のプレート部74
を把持して所定の力で上方に持上げれば、フック31の
鉤部31bによって舌片73は第3図に2点鎖線で示す
状態に湾曲して該鉤部31bは枠内空間75を通り抜け
て環状体72の下方に離脱する。
。なお、前記保持具Iは一体成形品に限るもので
なく、各部分を別個に形成して結合したものであっても
よい。
また、材料はポリエチレン樹脂に限らずその他の合成樹
脂、ゴム等を用いることも可能であり、保持具7の各部
分を別個に形成する場合に異種材料とすることも可能で
ある。
また、保持具7の環状体72の形状は四角形状に限るも
のではない。
以上のように、本考案のエンジンカバー装置における保
持具は、一端を運転室内の後部適所に結合し帯状もしく
は紐状に形成した変形可能な本体と、該本体の他端に設
けた環状体と、該環状体の枠内空間を部分的に閉塞する
ごとく前記環状体の一方の枠辺から対向する他方の枠辺
に向けて形成した変形可能な舌片とよりなり、前記環状
体の枠辺と舌片の先端とにより前記フックの基部を挿嵌
可能でかつ該フックの頭部よりも小なる間隙を形成した
保持具であって、フックに保持具の環状体を係合、離脱
するに際して該フックの頭部が舌片を押圧して変形させ
ることにより容易に通り抜けが可能であり、フックの基
部を枠辺と舌片の間隙内に嵌入させてエンジンカバーを
開放状態に保持した場合にエンジンカバーが身体等の接
触により回動しても舌片によってフックの頭部の離脱を
規制するため、エンジンカバーの開放状態は確実に保持
される。
また、本考案の保持具によればエンジンカバーの閉鎖時
の固縛に用いるフックと開放時の保持に用いるフックと
を兼用することが可能であり、全体として構造が簡単に
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例、第5図は従来
例を示したもので、第1図は本考案の保持具を備えたキ
ャブオーバ−型自動車の運転室内の要部斜視図であって
エンジンカバーを閉鎖した状態を示し、第2図はエンジ
ンカバーを開放した状態を示す第1図と同様の斜視図、
第3図は第2図のlll−[線に沿う断面図、第4図は
保持具の全体斜視図、第5図は従来の保持具の要部斜視
図である。 1・・・・・・フロア、11・・・・・・開口部、2・
・・・・・エンジンカバー、31・・・・・・フック、
31a・・・・・・フックの基部、31b・・・・・・
フックの鉤部、7・・・・・・保持具、71・・・・・
・本体、T2・・・・・・環状体、72a、72b・・
・・・・枠辺、73・・・・・・舌片、75・・・・・
・枠内空間、C・・・・・・間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転室のフロアに設けたエンジンサービス用の開口部を
    覆うエンジンカバーの一端を該フロアに回動可能に枢着
    し、該エンジンカバーを起立させることによって前記開
    口部を開放して該エンジンカバーの他端に設けた鉤状の
    フックに、一端を室内適所に結合した保持具の先端を係
    合することによって前記エンジンカバーの開放状態を保
    持するようにした自動車のエンジンカバー装置において
    、前記保持具は、一端を運転室の後部適所に結合し帯状
    もしくは紐状に形成した変形可能な本体と、該本体の他
    端に設けた環状体と、該環状体の枠内空間を部分的に閉
    塞するごとく前記環状体の一方の枠辺から他方の対向す
    る枠辺に向けて形成した変形可能な舌片とよりなり、前
    記環状体の枠辺と舌片の先端とにより前記フックの基部
    を挿嵌可能でかつ該フックの頭部よりも小なる間隙を形
    成したことを特徴とする自動車のエンジンカバー装置に
    おける保持具。
JP1978141038U 1978-10-13 1978-10-13 エンジンカバ−装置における保持具 Expired JPS5849861Y2 (ja)

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JPS5556734U JPS5556734U (ja) 1980-04-17
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