JPS61190607A - 異常停止機能を備えた数値制御工作機械 - Google Patents

異常停止機能を備えた数値制御工作機械

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JPS61190607A
JPS61190607A JP60031218A JP3121885A JPS61190607A JP S61190607 A JPS61190607 A JP S61190607A JP 60031218 A JP60031218 A JP 60031218A JP 3121885 A JP3121885 A JP 3121885A JP S61190607 A JPS61190607 A JP S61190607A
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stop control
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米田 孝夫
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榊原 やすじ
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、異常の発生を検出して工作機械可動部の移動
を停止するようにした異常停止機能を備えた数値制御工
作機械に関するものである。
〈従来の技術〉 一般の数値制御工作機械においては、自動運転中に異常
が発生すると事故の発生につながるため、かかる異常の
発生を検出して非常停止をかけるようになっている。す
なわち、数値制御工作機械を制御する制御装置は、サー
ボモータを駆動する駆動回路の異常、可動体のオーバス
トローク等の異常の発生をチェックし、かかる異常の発
生が検出された場合には、自動運転を解除するとともに
、サーボモータへの電源の供給を遮断して非常停止を行
っている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、かかる従来のものにおいては、可動体の
暴走につながるような重大な異常だけでな(、数値デー
タを記憶するRAMをバックアップするバッテリーの電
圧低下といった末梢的な異常の場合でも、非常停止を行
うようにしていたので、異常復帰後における加工の再開
に時間がかかる問題があった。
すなわち、非常停止が行われると、パルス分配が即時に
停止されるが、工作機械の可動部はこの後も慣性によっ
て移動するため、制御装置の内部で記憶されてる可動部
の現在位置座標と実際の可動部の位置との間にずれが生
じる。従って、かかる非常停止が行われた後においては
、異常の原因を取り除いた後で、可動部を原位置に復帰
させるとともに、制御装置内部の現在位置カウンタを初
期設定し直す必要があり、加工の再開が面倒であった。
く問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明は即時停止を必要としないような異常の
場合には、可動部の停止によって制御装置内の現在位置
記憶と可動部の現実の位置との間にずれが生じることが
ない状態にしてから可動部の移動を停止させるようにし
たものである。
第1図は本発明を明示するための全体構成図であり、可
動部の移動を即時に停止させる即時停止制御手段Aと、
前記可動部の停止によって可動部の位置を表わす現在位
置記憶と前記可動部の現実の位置との間にずれが生じな
いようにスローダウンを行ってから前記可動体の移動を
停止するスローダウン停止制御手段Bと、異常の状況に
よって前記即時停止制御手段Aもしくはスローダウン停
止制御手段Bのいずれかを作動させる異常処理手段Cと
を備えたことを特徴とするものである。
く作用〉 運転中に異常が発生した場合、異常処理手段Cは発生し
た異常が可動部りを即時停止させる必要がある異常であ
るかどうかを判断し、即時停止させる必要があると判断
した場合には即時停止制御手段Aを作動させ、即時に停
止させる必要がないと判断した場合にはスローダウン停
止制御手段Bを作動させる。即時停止制御手段Aが作動
された場合には、工作機械の可動部りが即時停止され、
スローダウン停止制御手段Bが作動された場合には、可
動部りの移動を停止しても制御装置に記憶された現在位
置と可動部の実際に位置との間に位置ずれが生じないよ
うにスローダウンを行ってから可動部りが停止される。
これにより、即時停止を必要としない異常の場合には異
常停止後における可動部の現実の位置と制御装置内に記
憶された現在位置との間にずれが発生することがなく、
異常復旧後においては、可動部を原位置に復帰させるこ
となく加工を再開することができる。
〈実施例〉 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図において研削盤のベッド10にはテーブル11と
砥石台12が互いに直交する方向に摺動可能に案内され
、それぞれ送りねし13.14を介してサーボモータ1
5.16と連結されている。
テーブルll上にはワークWの両端を支持する主軸台1
7と心神台18が載置されている。砥石台12とテーブ
ル11の相対運動は数値制御装置20の指令パルスによ
りサーボモータ15.16を制御することにより達成さ
れ、これによって工作物Wの研削加工がなされる。
かかるテーブル11と砥石台12の相対運動を制御する
数値制御措置20はコンピユータ化されたものであって
、CPU21、メモリ22、インタフェース23,24
、パルス発生回路25より構成され、インタフェース2
3にはデータ入力装置26が接続され、インタフェース
24にはシーケンス制御装置30が接続されている。
また、パルス発生回路25には、サーボモータ15.1
6をそれぞれ駆動するドライブユニット27.28が接
続されている。
前記メモリ22内には数値制御データ及びこのデータに
基づきパルス分配作用等を行い研削盤の送り制御を行わ
しめる第5図、第6図のプログラムが記憶されている。
第5図のプログラムは数値制御データを1ブロツクづつ
読出し、これに基づいて移動量を算出するものであり、
第6図に示すプログラムは計算された移動量と指令速度
に基づき、一定時間の間に発生すべきパルス分配数と分
配速度を演算してパルス発生回路25にセットし、かか
る条件のパルス分配をパルス発生回路25によって行わ
せるものである。なお、このプログラムはパルス発生回
路25からパルス分配完了信号が送出される度に実行さ
れるようになっている。
また、前記メモリ22内には、第3図に示す異常検出用
プログラムACCRと第4図に示す異常処理プログラム
APRが記憶されており、これらのプログラムによって
異常の検出と異常処理が行われる。
一方、前記シーケンス制御装置30には数値制御装置2
0から供給される異常処理信号によって第7図から第9
図に示す異常処理を選択的に実行するためのシーケンプ
ログラムが記憶されている。
次に上記した装置における異常検出と異常処理について
詳細に説明する。自動運転中における異常の発生は、第
3図に示す異常検出プログラムACCRによって定期的
にチェックされるほか、それぞれの処理プログラムの中
で異常の発生がチェックされるようになっている。
第3図りプログラムおいては、ステップ(40a)〜(
40b’)によってサーボ異常、CPU異常、各軸オー
バストローク等の異常の発生を検出し、ステップ(41
a)〜(4l b)によって異常状態に応じたエラーコ
ードをエラーコードレジスタECRに設定する。またこ
れに引き続き、ステップ(42a)、  (42b)に
おいて、発生した異常の重要性を表わす異常モード情報
をエラーモードレジスタEMRに設定する。
表  1 本実施例における異常モードは表1に示されるようにモ
ード1からモード6まであり、これらの異常モードの内
、モード1からモード3が即時停止を必要とする異常で
あり、モード4とモード5は可動体をスローダウンさせ
た後で停止すればよい異常であり、モード6は異常表示
のみで停止を必要としない異常である。
一方、第4図に示す異常処理プログラムも一定時間毎に
実行され、エラーモードレジスタEMRに異常モード情
報が設定されていることがステップ(50)で判別され
た場合には、ステップ(51)以降の異常処理を行う。
まずステップ(51)、  (52)において、エラー
コードレジスタECRにセットされたエラーコードを生
み出してデータ入力装置26の表示画面に表示する処理
を行い、この後発生した異常がモード1〜モード3のい
ずれかであるかどうかをステップ(53)〜(55)に
おいて判定する。そして、発生した異常がモード1であ
る場合には、ステップ(56)において非常停止指令を
シーケンス制御装置3oに送出し、発生した異常がモー
ド2である場合にはステップ(57)において即戻し指
令をシーケンス制御装置30に供給し、検出した異常が
モード3である場合にはステップ(58)において即停
止を旨令をシーケンス制御装置30に送出する。
また、発生した異常がモード1〜モード3である場合に
は、第6図に示すパルス分配プログラムPGRのステッ
プ(71)においてこれが検出され、ステップ(74)
以降のパルス分配処理を迂回する。従って、モード1〜
モード3の異常が発生した場合には、スローダウン処理
を行うことなくパルス分配が即時停止される。
一方、シーケンス制御装置30に異常停止指令が送出さ
た場合には、シーケンス制御装置30は第7図に示す処
理を行い、サーボユニットとポンプユニットの電源を遮
断した後(80)、自動運転を解除する(81)。また
即戻し指令が与えられた場合には自動運転を解除しく8
2)、この後数値制御装置20のメモリ22内に予め記
憶された定量戻しプログラムの実行を数値制御装置に対
して行う(83)。さらに、即停止指令が与えられた場
合には、自動運転の解除のみを行う(84)。
このような数値制御装置20とシーケンス制御語W30
の動作により、モードlの異常が発生した場合には、パ
ルス分配が即時に停止されるとともにサーボユニットと
ポンプユニットの電源が遮断され、自動運転が解除され
ることになる。また、モード2の異常が発生した場合に
は、パルス分配が停止されて自動運転が解除されるだけ
でなく、数値制御装置20によって一定量の戻しのプロ
グラムが実行され、砥石台12が一定量だけ後退される
。砥石車の送りに直接関係する異常はモード2の異常と
して処理されるようになっており、工作物の加工中にお
いてモード2の異常が発生した場合には、工作物に付与
されたたわみが取り除かれかつ砥石車が工作物から離れ
た状態で砥石台12が停止されることになり、安全性が
高い。さらに、モード3の異常が発生した場合には、パ
ルス分配の停止処理と自動運転の解除のみが行われるこ
とになる。
一方、異常のモードがモード4〜モード6である場合に
は、第4図に示すプログラムからも明らかなようにシー
ケンス制御装置30に対しては指令信号を送出せず、数
値制御装置20だけで異常処理を行う。発生した異常が
モード4の異常である場合には、第6図に示すパルス分
配プログラムPGRのステップ(72)においてこれが
検出され、ステップ(73)において残り移動量をスロ
ーダウン開始量にセットする処理を行う。これにより第
6図のステップ(74)においてスローダウン処理が行
われ、可動体の移動速度が徐々に低減されて、残り移動
量が零になった時点で移動が停止される。このように残
り移動量が零になると、数値制御装置20のCPU21
は、可動体が終点に達したと判定し、第5図に示すプロ
グラムのステップ(61)以降の処理を行うが、モード
1〜5の異常が発生している場合にはステップ(61)
においてこれが判別され、ステップ(62)以降の処理
を迂回するため、前記したスローダウンの処理が完了し
た時点で、数値制御データに基づく処理が停止されるこ
とになる。
また、モード5の異常が発生した場合には、現在実行中
のパルス分配は継続され、第5図のステップ(61)の
処理が実行された時点で異常の発生が検出され、引き続
く数値制御データの読出しを中止して停止状態になる。
従ってモード4の異常が発生した場合には、現在実行中
のブロックの移動指令に基づくパルス分配が完了し、可
動体がスローダウン停止した時点で可動体の移動制御が
停止されることになる。
以上のように、モード4.5の異常発生時においては、
可動体がスローダウン停止した状態で可動体の移動制御
を停止するようにしているので、異常の原因を取り除い
た後で加工を再開する場合においても、可動体を原位置
まで復帰させる必要がなく、加工を再開するのに必要な
操作が簡単になる。
〈発明の効果〉 以上述べたように本発明においては、発生した異常の内
容を識別し、可動体を即時に停止させる必要がない場合
には、可動体をスローダウン処理によって減速停止した
後で可動体の移動制御を中断するようにしたので、かか
る異常の発生時においては、異常停止後においても、可
動体の現実の位置と制御装置内に記憶された位置との間
にずれが発生することがない。従って、かかる異常の場
合には、異常の復旧後において可動体を原位置復帰させ
て可動体の現実の位置と制御装置内の記憶位置とを一致
させる必要がなく、異常状態が解除された後における加
工の再開に必要な操作が簡単になる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を明示するための全体構成図、第2図か
ら第9図は本発明の実施例を示すもので、第2図は研削
盤の概略平面図に制御装置のブロック図を併記した図、
第3図から第6図は第2図におけるCPU21の処理を
示すフローチャート、第7図から第9図は第2図におけ
るシーケンス制御装置30の動作を示すフローチャート
である。 12・・・砥石台、11・・・テーブル、15゜16・
・・サーボモータ、20・・・数値制御装置、21・・
・CPU、22・・・メモリ、23゜24・・・インタ
フェース、25・・・パルス発生回路、30・・・シー
ケンス制御装置。 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)異常の発生を検出して可動部の移動を停止するよ
    うにした数値制御工作機械において、前記可動部の移動
    を即時に停止させる即時停止制御手段と、前記可動部の
    位置を表わす現在位置記憶と前記可動部の現実の位置と
    の間にずれが生じないようにスローダウンを行ってから
    前記可動体の移動を停止するスローダウン停止制御手段
    と、異常の状況によって前記即時停止制御手段もしくは
    スローダウン停止制御手段のいずれかを作動させる異常
    処理手段とを備えたことを特徴とする異常停止機能を備
    えた数値制御工作機械。
JP60031218A 1985-02-18 1985-02-18 異常停止機能を備えた数値制御工作機械 Granted JPS61190607A (ja)

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