JPS61190534A - 臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法 - Google Patents
臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法Info
- Publication number
- JPS61190534A JPS61190534A JP3309685A JP3309685A JPS61190534A JP S61190534 A JPS61190534 A JP S61190534A JP 3309685 A JP3309685 A JP 3309685A JP 3309685 A JP3309685 A JP 3309685A JP S61190534 A JPS61190534 A JP S61190534A
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- JP
- Japan
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- polyethylene resin
- odor
- foam
- production
- followed
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- Pending
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法に
関する。
関する。
(従来の技術)
従来ポリエチレン系樹脂に発泡剤(例えばアゾジカルボ
ンアミド、或はベンジルスルホン酸ジフェニルヒドラジ
ド、又はP、P−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
等)と架橋剤(例えばジグミルペルオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物)を添加して
加熱発泡をさせる架橋発泡体の製造方法は一般的に広く
採用されている。
ンアミド、或はベンジルスルホン酸ジフェニルヒドラジ
ド、又はP、P−オキシベンゼンスルホニルヒドラジド
等)と架橋剤(例えばジグミルペルオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド等の有機過酸化物)を添加して
加熱発泡をさせる架橋発泡体の製造方法は一般的に広く
採用されている。
(発明が解決しようとする問題点)
周知の如く、前記の従来の製造方法で製造された発泡体
は発泡剤の分解時に発生するアンモニヤ臭と架橋剤の分
解生成物の中にアセトフェノンを副成して刺激臭が残る
問題点を有し、そのため前記アセトフェノン臭の軽減方
法として少しでも刺激臭の少ない架橋剤、ビス(t−ブ
チルペルオキシジイソプロビル)ベンゼン等ヲ使用した
製造方法等も知られているが、此れらの製造方法でも完
全に刺激臭を除去することは不可能であり、そのために
此れらの発泡体の用途は履物用底材、道路の伸縮目地材
等、主として屋外で使用されるものが大部分をしめ、上
述の刺激臭が嫌がられ屋内用の用途は、極一部に限定さ
れていた。本発明は従来品の嫌な臭気を発散しないポリ
エチレン系樹脂の架橋発泡体を提供する目的で発明され
たものである。
は発泡剤の分解時に発生するアンモニヤ臭と架橋剤の分
解生成物の中にアセトフェノンを副成して刺激臭が残る
問題点を有し、そのため前記アセトフェノン臭の軽減方
法として少しでも刺激臭の少ない架橋剤、ビス(t−ブ
チルペルオキシジイソプロビル)ベンゼン等ヲ使用した
製造方法等も知られているが、此れらの製造方法でも完
全に刺激臭を除去することは不可能であり、そのために
此れらの発泡体の用途は履物用底材、道路の伸縮目地材
等、主として屋外で使用されるものが大部分をしめ、上
述の刺激臭が嫌がられ屋内用の用途は、極一部に限定さ
れていた。本発明は従来品の嫌な臭気を発散しないポリ
エチレン系樹脂の架橋発泡体を提供する目的で発明され
たものである。
(問題点を解決するだめの手段)
以上述べた如く、発泡剤の分解時に発生するアンモニヤ
臭と架橋剤が副成するアセトフェノン臭を消去する方法
として本発明は各種研究の結果ゼオライト(モルデン沸
石)の吸着分離性を利用すると好結果が得られることを
見出したものである。即ち本発明の発泡体の製造方法は
通常の加熱発泡と同様に90℃〜120℃で各成分を混
練し得られる混合物中にゼオライトを混入し、該混合物
を密閉金型内に装入し、加圧しながら180℃〜230
℃の温度に加熱し、加熱後金星を開放することにより製
造を完了し、架橋発泡体を得るものである。
臭と架橋剤が副成するアセトフェノン臭を消去する方法
として本発明は各種研究の結果ゼオライト(モルデン沸
石)の吸着分離性を利用すると好結果が得られることを
見出したものである。即ち本発明の発泡体の製造方法は
通常の加熱発泡と同様に90℃〜120℃で各成分を混
練し得られる混合物中にゼオライトを混入し、該混合物
を密閉金型内に装入し、加圧しながら180℃〜230
℃の温度に加熱し、加熱後金星を開放することにより製
造を完了し、架橋発泡体を得るものである。
(実施例)
エチレン−酢酸ビニル共重合体
100重量部
(酢酸ビニル含量15重量%)
1−3ビス(t−プチルペルオキンジイノプロピル)ベ
ンゼン 1.3重1部(化薬ヌーリー■ 商品名
バーカドツクス14/40) アゾジカルボンアミド 3.5重量部(水和化成工
業■ AC−3) 炭酸カルシウム 20重量部ゼオライト
20重量部(日東粉化工業■) 上記配合の混合物を通常の加熱発泡と同様の手順にて9
0℃〜120℃で混練し、ゼオライトを混入した混合物
を密閉金星内に装入し、加圧しながら180℃〜230
℃の温度に加熱し、加熱後金型を開放して架橋発泡体の
製品を取出しする。こ\に上記各配合物の比率はかなら
ずしも限定されるものではなく、又、ポリエチレン系樹
脂としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン
の何れでもよく、更だエチレンと各種オレフィンの共重
合体やエチレンと酢酸ビニル、アクリル酸との共重合体
等でも同一効果が期待出来るものである。又、勿論前記
高密度ポリエチレ/と低密度ポリエチレンとの混合物で
も好結果が得られ、又ポリエチレン系樹脂の一部を他の
熱可塑性樹脂、例えば他のポリオレフィンの重合体で置
換したものでも同様の効果が期待出来るものである。猶
、本発明の構成要件であるゼオライトの吸着能テスト結
果を示すと下記の通りである。
ンゼン 1.3重1部(化薬ヌーリー■ 商品名
バーカドツクス14/40) アゾジカルボンアミド 3.5重量部(水和化成工
業■ AC−3) 炭酸カルシウム 20重量部ゼオライト
20重量部(日東粉化工業■) 上記配合の混合物を通常の加熱発泡と同様の手順にて9
0℃〜120℃で混練し、ゼオライトを混入した混合物
を密閉金星内に装入し、加圧しながら180℃〜230
℃の温度に加熱し、加熱後金型を開放して架橋発泡体の
製品を取出しする。こ\に上記各配合物の比率はかなら
ずしも限定されるものではなく、又、ポリエチレン系樹
脂としては、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン
の何れでもよく、更だエチレンと各種オレフィンの共重
合体やエチレンと酢酸ビニル、アクリル酸との共重合体
等でも同一効果が期待出来るものである。又、勿論前記
高密度ポリエチレ/と低密度ポリエチレンとの混合物で
も好結果が得られ、又ポリエチレン系樹脂の一部を他の
熱可塑性樹脂、例えば他のポリオレフィンの重合体で置
換したものでも同様の効果が期待出来るものである。猶
、本発明の構成要件であるゼオライトの吸着能テスト結
果を示すと下記の通りである。
吸着能テスト (破過度試験)
試 料 破過時間(分)
ヤシガン活性炭 38
造粒活性炭 102
ゼオライト 240
酸処理ゼオライト 400
(発明の効果)
以上述べた如く、本発明を実施すると嫌な臭気を消去し
た臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体が製造可
能となり、しかも従来品と変わらぬ作業手項で簡遂に製
造出来るためコストも安く、無臭であるため屋内製品の
あらゆるものにも広範囲に利用出来る架橋発泡体の製品
が得られる発明である。
た臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体が製造可
能となり、しかも従来品と変わらぬ作業手項で簡遂に製
造出来るためコストも安く、無臭であるため屋内製品の
あらゆるものにも広範囲に利用出来る架橋発泡体の製品
が得られる発明である。
Claims (1)
- (1)ポリエチレン系樹脂に、臭気消去剤として天然産
ゼオライトを、発泡剤、架橋剤と共に添加し、加熱発泡
して製造することを特徴とする臭気の無いポリエチレン
系樹脂の架橋発泡体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3309685A JPS61190534A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3309685A JPS61190534A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61190534A true JPS61190534A (ja) | 1986-08-25 |
Family
ID=12377130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3309685A Pending JPS61190534A (ja) | 1985-02-20 | 1985-02-20 | 臭気の無いポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61190534A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62169835A (ja) * | 1986-01-22 | 1987-07-27 | Daiichi Kagaku:Kk | 臭いを吸着するポリエチレン系樹脂の架橋発泡体の製造方法 |
JPS63113035A (ja) * | 1986-10-31 | 1988-05-18 | Nippon Yunikaa Kk | シリカ系多孔質物質を含有する連続気泡型架橋エチレン系樹脂発泡体用組成物 |
JPH01263130A (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-19 | Nippon Kiyouiku Sozai Kk | ポリエチレン系樹脂発泡体及びその製造方法並びに前記ポリエチレン系樹脂発泡体を用いてなる積木 |
JPH02187433A (ja) * | 1989-01-14 | 1990-07-23 | Sekisui Chem Co Ltd | 防臭性合成樹脂発泡体の製造方法 |
WO2018062562A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4934963A (ja) * | 1972-08-04 | 1974-03-30 | ||
JPS5085669A (ja) * | 1973-11-30 | 1975-07-10 | ||
JPS5943037A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-09 | Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd | 無臭発泡体およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-02-20 JP JP3309685A patent/JPS61190534A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4934963A (ja) * | 1972-08-04 | 1974-03-30 | ||
JPS5085669A (ja) * | 1973-11-30 | 1975-07-10 | ||
JPS5943037A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-09 | Toyo Rubber Chem Ind Co Ltd | 無臭発泡体およびその製造方法 |
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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WO2018062562A1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体 |
JP2018053226A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡体 |
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