JPH02187433A - 防臭性合成樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

防臭性合成樹脂発泡体の製造方法

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JPH02187433A
JPH02187433A JP749489A JP749489A JPH02187433A JP H02187433 A JPH02187433 A JP H02187433A JP 749489 A JP749489 A JP 749489A JP 749489 A JP749489 A JP 749489A JP H02187433 A JPH02187433 A JP H02187433A
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JP
Japan
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deodorant
synthetic resin
resin foam
agent
thermoplastic resin
Prior art date
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JP749489A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Arai
新井 俊弘
Hirobumi Inoue
博文 井上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、防臭性を有する合成樹脂発泡体の製造方法に
関する。
[従来の技術] 熱可塑性樹脂に発泡剤を加え予め架橋させた後に加熱発
泡させて得られる合成樹脂発泡体は、緩衝材や断熱材な
どとして各種の分野で幅広く使用されている。合成樹脂
発泡体の一般的な用途としては、トイレマット、風呂場
や流し用のすのこ、カークーラや屋根板用などの断熱材
などが広く知られており、さらには紙オムツのクツショ
ン祠などとしても使用されている。
ところで、上述したような各種緩衝材や断熱材などは、
比較的湿気の多い場所や結露しやすい場所で使用される
ことが多い。しかし、従来の合成樹脂発泡体は湿気の多
い場所や結露しやすい場所において使用すると、表面に
カビが発生し易く、発生したカビが繁殖して悪臭を発生
するという問題があった。
一方、実公昭83−45985号公報に記載されている
ように、アルミニウム箔などの基体の表面に吸湿性を有
する防臭剤層を設けた防臭シートが提案されているが、
このような防臭性シートは弾力性や断熱層を有しておら
ず、緩衝材や断熱材などの用途には使用できない。
[発明が解決しようとする課ml 上述したように、従来の合成樹脂発泡体は湿気の多い場
所や結露しやすい場所において使用すると悪臭を発生し
やすいという問題があり、一方上述したような防臭シー
トは緩衝材や断熱材などの用途としては使用することが
できなかった。
また、合成樹脂発泡体に防カビ剤を添加することも行わ
れているが、充分に悪臭の発生を防止することはできな
かった。
本発明は、このような従来技術の課題に対処するために
なされたもので、湿気の多い場所や結露しやすい場所で
使用する際に好適な防臭効果の高い防臭性合成樹脂発泡
体の製造方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明の防臭性合成樹脂発泡体の製造方法は、
少なくとも熱可塑性樹脂と発泡剤と防臭剤との混合物を
所望の形状に成形し、この成形体を化学架橋剤もしくは
電子線の照射によって架橋した後、加熱発泡させること
を特徴としている。
本発明において使用する熱可塑性樹脂としては、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体など、各種の熱可塑
性樹脂を使用することが可能であり、これらを単独であ
るいは2種以上の混合物として用いてもよい。
また、本発明に使用する防臭剤としては、下記(1)式
で一例を示すポリフェノール縮合体、リンゴ酸、クエン
酸、酒石酸などの金属塩、グリオキザール、二酸化塩素
、次亜塩素酸ナトリウム、アルファオレフィン不飽和カ
ルボン酸共重合体、シリカゲル、アルミナゲル、Al1
03・ZnO・TlO2を主成分としたセラミックスな
どが例示される。
(以下余白) これら防臭剤の配合量は、用途に応じて適宜設定される
ものであるが、たとえば熱可塑性樹脂100重量部に対
して0.1〜20重量部程度が好ましい。
さらに本発明においては、防臭剤とともに防カビ剤およ
び抗菌剤の少なくとも一方を、出発原料に添加すること
によってさらに防臭効果を高めることができる。また、
断熱材として用いる際には、難燃剤を練り込んでもよい
。この難燃剤としては、熱可塑性樹脂や発泡剤の種類、
あるいは製品の用途に応じて公知のものを適宜選択使用
し得るが、一般的にはハロゲン、リン、酸化アンチモン
など添加型無機系難燃剤の使用が好ましい。
なお、本発明においては、上記各出発原料の他に必要に
応じて顔料、抗酸化剤、充填剤などを使用することも可
能である。
[作 用] 本発明においては、熱可塑性樹脂と発泡剤と防臭剤とを
混合して所望の形状に成形し、架橋した後に加熱発泡し
ているので、防臭剤が発泡体中に一体内に存在し、これ
によって長期間に渡って防臭効果を維持する合成樹脂発
泡体が得られる。
[実施例コ 次に、本発明の実施例について説明する。
ジカルボンアミドを15重量部と上記(1)式で表され
るポリフェール縮合体からなる脱臭剤を1重量部、2重
量部、5重量部の配合比でそれぞれ混合した。次いで、
これら3種類の混合原料をミキサーで混練した後、押出
機に投入してシート状の成形体をそれぞれ作製した。次
に、これらシート状成形体の両面に電子線照射装置によ
って電子線を照射して架橋し、この後260℃の加熱炉
内で加熱発泡させて3種類の合成樹脂発泡体を得た。
このようにした得た各合成樹脂発泡体は、防臭剤を添加
しないで同様に作製した合成樹脂発泡体と気泡径や発泡
状態など遜色のないものであった。
次に、上記3種類の合成樹脂発泡体を501×100m
mの大きさに切断し、これらを用いて以下に示す方法に
より消臭効果代用試験を行った。
(A)アンモニア消臭試験 まず、アンモニア(11001)I)l )を投入した
500eeの三角フラスコ内に測定試料を針金で吊し、
この三角フラスコをシリコンW栓付きゴム栓で密閉する
。そして、1時間後、5時間後、24時間後の各測定時
間に応じてヘッドスペースガスを5cc取り、これを水
i 、 sCa+フェノールフタレイン指示薬−滴の入
った吸収セルに注入し、分光光度計で552nm付近の
吸光度を測定する。同様にアンモニア(1100ppm
 )のみのブランク試験を行い、その吸光度を100%
としてアンモニア臭の残存率を求める。
(B)硫化水素消臭試験 まず、硫化水素(40ppm )を投入した500cc
の三角フラスコ内に測定試料を針金で吊し、この三角フ
ラスコをシリコンW栓付きゴム栓で密閉する。
そして、1時間後、5時間後、24時間後の各n1定時
間に応じてヘッドスペースガスを30cc取り、吸収液
20ccに注入し、P−アミノジメチルアニリン溶液i
ceを加えて軽く振った後、さらに塩化第二鉄溶液0.
5ccを加えて軽く振り、20分静置後、分光光度計で
665nIIl付近の吸光度を71111定する。同様
に硫化水素(40ppi )のみのブランク試験を行い
、その吸光度を100%として硫化水素臭の残存率を求
める。
以上の方法にしたがって行った消臭効果代用試験の結果
を第1図および第2図に示す。
第1図および第2図の結果からも明らかなように、上記
実施例で作製した3種類の合成樹脂発泡体はいずれも良
好な消臭効果ををしていた。
次に、上記実施例と同一条件で第3図に示すトイレマッ
ト1を作製し、これを実際にトイレに敷いて1年間実用
試験を行った結果、防臭剤を添加しないものに比較して
明らかに防臭性を有するとの官能評価を得た。ただし、
防臭剤の添加量が多いものほど効果は大きかった。
また、上記実施例と同一条件で第4図に示す裏面に排水
溝2が凹設され、かつ排水孔3が穿設された風呂場用す
のこ4を作製した。これを実際に風呂場に敷いて1年間
実用試験を行った結果、防臭剤を添加しないものに比較
して明らかに防臭性を有するとの官能評価を得た。
さらに、上記実施例で作製した合成樹脂発泡体をカーク
ーラの熱交換器部分のケース内側に貼告し、1年間実用
試験を行った結果、防臭剤を添加しないものに比較して
明らかに防臭性を有するとの官能評価を得た。
またさらに、上記実施例で作製した合成樹脂発泡体を紙
オムツのクツション材に用い、実用試験を行った結果、
防臭剤を添加しないものに比較して明らかに防臭性を有
するとの官能評価を得た。
なお、本発明によって得られる合成樹脂発泡体をトイレ
マット、風呂場や流し用のすのことして使用する場合に
は、表面に模様を印刷したポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレンなどのフィルム(防臭剤を添加した
ものが望ましい)を積層して用いても同等な効果が得ら
れる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、湿気の多い場所や
結露しやすい場所で使用してもカビの繁殖などによる悪
臭を長期間有効に防止することが可能な合成樹脂発泡体
が得られる。また、本発明によって得られる防臭性合成
樹脂発泡体は、トイレのような悪臭の多い場所で使用し
た際には、消臭効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例によって得た防
臭性合成樹脂発泡体の消臭効果代用試験の結果をそれぞ
れ示すグラフ、第3図は本発明の一実施例によって作製
したトイレマットを示す図、第4図は本発明の一実施例
によって作製した風呂場用マットを示す図である。 1・・・・・・トイレマット、4・・・・・・風呂場用
マット。 出願人   積水化学工業株式会社 代表者   廣 1) 馨 残 存 率 [%] 第3図 第4図 [%] 貫畏貫

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも熱可塑性樹脂と発泡剤と防臭剤との混
    合物を所望の形状に成形し、この成形体を化学架橋剤も
    しくは電子線の照射によって架橋した後、加熱発泡させ
    ることを特徴とする防臭性合成樹脂発泡体の製造方法。
JP749489A 1989-01-14 1989-01-14 防臭性合成樹脂発泡体の製造方法 Pending JPH02187433A (ja)

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