JPS6118253B2 - - Google Patents

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JPS6118253B2
JPS6118253B2 JP51108182A JP10818276A JPS6118253B2 JP S6118253 B2 JPS6118253 B2 JP S6118253B2 JP 51108182 A JP51108182 A JP 51108182A JP 10818276 A JP10818276 A JP 10818276A JP S6118253 B2 JPS6118253 B2 JP S6118253B2
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signal
circuit
supplied
track
recording
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JP51108182A
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Minoru Morio
Masahiro Kanbara
Yukio Kubota
Hidehiko Okada
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Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS5333106A publication Critical patent/JPS5333106A/ja
Publication of JPS6118253B2 publication Critical patent/JPS6118253B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、VTR(磁気録画再生装置)におい
て、例えば1時間用のテープで、1時間の記録再
生及び3時間の記録再生ができるようにすると共
に、いずれの再生時においても、良質な再生画像
が得られるようにしようとするものである。
以下その一例について説明しよう。
第1図において、31〜46は記録系、51〜
66は再生系、70はヘツドドラム用のサーボ回
路、11〜16は記録再生切り換えスイツチを示
し、これらスイツチ11〜16は、記録時には接
点Rに切り換えられ、再生時には接点Pに切り換
えられる。また、21〜24は、記録再生時間切
り換えスイツチを示し、例えば1時間用のテープ
で1時間の記録または再生を行うときには、接点
Nに切り換えられ、3時間の記録または再生を行
うときには、接点Lに切り換えられる。
まず、1時間用のテープで1時間の記録を行う
場合について説明する。
カラー映像信号が、入力端子31を通じてロー
パスフイルタ32に供給されて輝度信号が取り出
され、この信号が、AGCアンプ33及びクラン
プ回路34を通じてプリエンフアシス回路35に
供給されプリエンフアシスが行われる。このプリ
エンフアシス回路35は、例えば第2図の曲線3
5Eのようなプリエンフアシス特性を有し、これ
にてプリエンフアシスされた輝度信号は、さら
に、プリエンフアシス回路35→スイツチ21の
1時間側接点N→ホワイト及びダーククリツプ回
路37→FM変調回路38のラインを通じて変調
回路38にその変調入力として供給される。
またこのとき、直流電源48から所定の値の直
流電圧が取り出され、この直流電圧がスイツチ2
2の1時間側接点Nを通じて変調回路38にその
搬送周波数及び周波数偏移の設定用電圧として供
給される。
こうして変調回路38において、輝度信号は、
例えば第3図Aに示すように、シンクチツプで
3.5MHzとなり、ホワイトピークで4.8MHzとな
る周波数偏移のFM信号に変換される。そしてこ
のFM信号が、ハイパスフイルタ39を通じて加
算回路41に供給される。
また端子31からのカラー映像信号が、バンド
パスフイルタ44に供給されて搬送色信号Sc
(搬送周波数fc〓3.58MHz)が取り出され、この
信号ScがACC回路45を通じて周波数コンバー
タ46に供給されて搬送周波数fs(例えばfs
(44−1/4)fh;fhは水平周波数)の搬送色信号
sに周波数変換され、この信号Ssが加算回路4
1に供給される。
そしてこの場合、コンバータ46において周波
数変換を行うための交番信号Sqが、次のように
して形成される。
すなわち、AGCアンプ33からの輝度信号
が、スイツチ11の記録側接点Rを通じて同期分
離回路81に供給されて水平同期パルスが取り出
され、このパルスがAFC回路82に供給されて
水平同期パルスに同期して周波数が44fhの交番信
号が形成され、この信号が周波数コンバータ83
に供給される。またACC回路45からの搬送色
信号Scが、スイツチ12の記録側接点Rを通じ
てバーストゲート回路85に供給されてバースト
信号が取り出されこのバースト信号が、APC回
路86に供給されてバースト信号に同期して周波
数が(fc−1/4fh)の交番信号(連続波信号)
が形成され、この信号がコンバータ83に供給さ
れる。
従つてコンバータ83からは、両入力信号の和
の周波数 44fh+(fc−1/4fh)=fc+fs で、かつ、互いに逆相の交番信号+Sq、−Sqが取
り出される。そしてこの信号+Sd、−Sqが、スイ
ツチ回路84に供給される。
さらに、分離回路81からの水平同期パルス
が、フリツプフロツプ回路87に供給されて第4
図Aに示すように、1水平期間ごとに反転する矩
形波信号Shが形成され、この信号Shがオア回路
88に供供される。またアンプ33からスイツチ
11を通じて得られる輝度信号が、同期分離回路
71に供給されて垂直同期パルスが取り出され、
このパルスがフリツプフロツプ回路80に供給さ
れて第4図Bに示すように、1フイールド期間ご
とに反転する矩形形波信号Svが形成され、この
信号Svがオア回路88に供給される。従つてオ
ア回路88からは、第4図Cに示すように、1つ
おきのフイールド期間Taには立ち上がつてい
て、残る1つおきのフイールド期間Tbには1水
平期間ごとに反転する信号Swが取り出される。
そしてこの信号Swが、スイツチ回路84にその
制御信号として供給される。
従つてスイツチ回路84からは、第4図Dに示
すように、フイールド期間Taには信号+Sqが連
続して取り出され、フイールド期間Tbには、信
号+Sqと−Sqとが、1水平期間ごとに交互に取
り出される。そしてこの取り出された信号Sq
が、コンバータ46に供給される。
従つてコンバータ46において、ACC回路4
5からの搬送色信号Scは、搬送周波数が周波数
sの搬送色信号Ssに周波数変換される。
そしてこの場合、変換前の搬送色信号Scの基
準位相は、第4図Eに示すように、1水平期間ご
とに、ある位相+と、これとは逆相の位相−に反
転しているので、変換後の搬送色Ss信の基準位相
は、第4図Fに示すように、フイールド期間Ta
には1水平期間ごとに、位相+と、位相−とに反
転し、フイールド期間Tbには連続して位相+と
なる。
そしてこの搬送色信号Ss及びFM信号が、加算
回路41に供給されて所定のレベル比で加算され
るので、加算回路41からは、記録再生が可能な
帯域の高域にFM信号が分布し、低域に搬送色信
号Ssが分布する周波数多重化信号が取り出され
る。そしてこの多重化信号が、記録アンプ42を
通じ、さらにスイツチ13の記録側接点Rを通じ
て回転ヘツド1A,1Bに供給される。
このヘツド1A,1Bは、例えば第5図に示す
ように、互いに180゜の角間隔を有し、モータ4
によりフレーム周波数で回転させられていると共
に、その回転周面に対してほぼ180゜の角範囲に
わたつて磁気テープ2が斜めに巡らされ、またこ
のテープ2は、キヤブスタン及びピンチローラに
より一定の速度、例えば毎秒4cmの速度で走行さ
せられている。さらにヘツド1A,1Bは、例え
ば第6図に示すように、その作動ギヤツプGa,
Gbの角度、すなわち、アジマス角が互いに違え
られている。またヘツド1A,1Bのコアのトラ
ツク幅は、例えば30μmとされている。
そして、70はサーボ回路を示す。すなわち、
分離回路71からの垂直同期パルスが、単安定マ
ルチバイブレータ72に供給されて1フレームご
とに例えば立ち上がり、かつ、1フイールド期間
よりもやや長い期間立ち上がつている矩形波信号
が形成され、この信号がスイツチ14の記録側接
点Rを通じて位相比較回路73に供給されると共
に、ヘツド1A,1Bの例えば回転軸3にパルス
発生手段74が設けられてヘツド1A,1Bの回
転位相を示すパルスが、ヘツド1A,1Bの1回
転ごとに例えば1つの割り合いで取り出され、こ
のパルスが整形アンプ75を通じて比較回路73
に供給される。そして比較回路73の比較出力
が、サーボアンプ76を通じてモータ4に供給さ
れてヘツド1A,1Bの回転位相がサーボ制御さ
れる。
従つてアンプ42からの多重化信号は、第7図
Aに示すように、その1フイールドが1本の斜め
の磁気トラツク5となるようにテープ2に記録さ
れる。すなわち、フイールド期間Taには、この
期間Taの多重化信号が、ヘツド1Aによつてト
ラツク5Aとして記録され、またフイールド期間
Tbには、この期間Tbの多重化信号が、ヘツド1
Bによつてトラツク5Bとして記録される。
ただし、この場合、ヘツド1A,1Bのコアの
トラツク幅に対応してトラツク5の幅は30μmと
なるが、ヘツド1A,1Bの回転半径などを選定
しておくことにより、トラツク5の間のガードバ
ンドの幅は、例えば30μmとされる。また各トラ
ツク5の対応する水平同期パルスは、トラツク5
と直交する線上に位置するように、いわゆるH並
べが行われる。
なお、1つおきのトラツク5Aと、残る1つお
きのトラツク5Bとでは、ヘツド1A,1Bのア
ジマス角に対応してトラツク5A,5Bのアジマ
ス角は異なる。
またこのとき、マルチバイブレータ72からの
矩形波信号が、記録アンプ77を通じ、さらにス
イツチ15の記録側接点Rを通じて磁気ヘツド7
8に供給され、再生時のコントロールパルスとし
てテープ2の縁部に同時に記録される。
さらに、アンプ75からのパルスが、整形回路
89を通じてフリツプフロツプ回路87,80に
その反転動作の規正信号として供給され、信号
Sh,Svの位相が常に第4図A,Bの状態となる
ように制御される。
次に再生系について説明しよう。
ヘツド78によりテープ2からコントロールパ
ルスが再生され、このパルスが、スイツチ15の
再生側接点P及び再生アンプ79を通じ、さらに
スイツチ14の再生側接点Pを通じて比較回路7
3に供給され、従つて再生時のヘツド1A,1B
の回転位相がサーボ制御されてヘツド1A,1B
は記録時と同一の関係でトラツク5を走査するよ
うにされる。
そしてヘツド1A,1Bによりテープ2から多
重化信号が再生され、この信号が、スイツチ13
の再生側接点Pを通じ、さらに再生アンプ51を
通じてバンドパスフイルタ52に供給されてFM
信号が取り出され、この信号が、リミツタ53を
通じてFM復調回路54に供給されて輝度信号が
復調され、この信号がデイエンフアシス回路55
に供給されてデイエンフアシスされる。このデイ
エンフアシス回路55は、第2図の曲線35Eと
は相補なデイエンフアシス特性を有するもので、
従つてデイエンフアシス回路55からは平坦な周
波数特性の輝度信号が取り出される。そしてこの
輝度信号は、スイツチ23の1時間側接点Nを通
じて加算回路58に供給される。
またアンプ51からの多重化信号が、ローパス
フイルタ61に供給されて搬送色信号Ssが取り
出され、この信号SsがACC回路62を通じて周
波数コンバータ63に供給されると共に、スイツ
チ回路84からの信号Sqがコンバータ63に供
給される。従つてコンバータ63において、搬送
色信号Ssは、搬送周波数が周波数fcのもとの搬
送色信号Scに周波数変換されると共に、搬送色
信号Ssにおいて第4図Fに示すように変化して
いた基準位相も、第4図Eに示すように、もとの
位相にもどされる。
そしてこの信号Scが、C型くし形フイルタ6
4に供給される。すなわち、信号Scが遅延回路
65に供給されて1水平期間遅延されると共に、
この遅延した信号Scと、コンバータ63からの
信号Scとが減算回路66に供給されて本来の搬
送色信号Scのみが取り出される。
そしてこの信号Scが、加算回路58に供給さ
れ、従つて加算回路58からは、輝度信号の高域
部分に搬送色信号Scを有するものとカラー映像
信号が得られ、これは出力端子59に取り出され
る。
なおこのとき、デイエンフアシス回路55から
スイツチ23を通じて得られる輝度信号が、スイ
ツチ11の再生側接点Pを通じて分離回路81に
供給されると共に、減算回路66からの搬送色信
号Scが、スイツチ12の再生側接点Pを通じて
バーストゲート回路85に供給され、これにより
スイツチ回路84から信号Sqが取り出される。
以上のようにして、1時間用のテープ2で、1
時間の記録あるいは再生が行われる。
これに対し、テープ2として1時間用のテープ
を使用して3時間の記録あるいは再生を行う場合
には、次のようにされる。
すなわち、第1図においてクランプ回路34か
らの輝度信号がプリエンフアシス回路36に供給
されてプリエンフアシスされる。このプリエンフ
アシス回路36は、第2図の曲線36Eのような
特性を有し、プリエンフアシス回路35の特性よ
りもプリエンフアシス量が多くされている。
そしてプリエンフアシス回路36からの輝度信
号が、スイツチ21の3時間側接点Lを通じ、さ
らにクリツプ回路37を通じて変調回路39に供
給される。
またフリツプフロツプ回路80からの短形波信
号Svが、可変直流電源49にその制御信号とし
て供給され、信号Svのレベルに対応して1フイ
ールド期間ごとに交互に第1の値及び第2の値に
変化する直流電圧が取り出され、この直流電圧が
スイツチ22の3時間側接点Lを通じて変調回路
38にその搬送周波数及び周波数偏移の設定用と
して供給される。
こうして変調回路38において、輝度信号は、
トラツク5Aが形成される一方のフイールド期間
Taには、例えば第3図B及び第8図の直線6A
で示すように、第3図Aの特性よりも周波数偏移
が小さく、シンクチツプで3.85MHzとなり、ホ
ワイトピークで4.5MHzとなるFM信号に変換さ
れ、また、トラツク5Bが形成される他方のフイ
ールド期間Tbには、第8図の直線6Bで示すよ
うに、第3図Bの特性及び第8図の直線6Aより
も1/2fHだけ低いFM信号に変換される。
すなわち、FM信号は、1フイールド期間ごと
に変調特性が第8図の直線6Aあるいは6Bに切
り換えられる。
そしてこのFM信号が、フイルタ39を通じて
加算回路41に供給される。
また搬送色信号Scの記録系については、1時
間記録時と同様とされ、さらにサーボ回路70
も、1時間記録時と同様にされる。
またテープ2は1時間記録時の場合の1/3の速
度、すなわち、毎秒1.3cmの速度で走行させられ
る。
従つてテープ2には、第7図Bに示すパターン
で、多重化信号が記録される。またこの場合、
FM信号は、1フイールド期間ごとに変調特性が
第8図の直線6Aあるいは6Bに切り換えられて
いるので、トラツク5AのFM信号は、直線6A
の変調特性を有し、トラツク5BのFM信号は、
直線6Bの変調特性を有する。
こうしてテープ2には、第7図Bのパターンで
多重化信号が記録されるが、このとき、テープ2
の走行速度は1/3にされているので、1時間用の
テープ2で3時間の記録ができる。
そしてこの3時間の記録に対する再生を行う場
合には、まずサーボ回路70によつてトラツク5
に対するヘツド1A,1Bのトラツキングが行わ
れる。
そして復調回路54からの輝度信号が、デイエ
ンフアシス回路56に供給されデイエンフアシス
される。このデイエンフアシス回路56は、第2
図の曲線36Eの特性とは相補な特性を有し、従
つてデイエンフアシス回路56からは平坦な周波
数特性の輝度信号が取り出される。
そしてこの輝度信号が、直流レベル補正回路5
7に供給される。すなわち、輝度信号は変調回路
38においてFM信号に変換されるとき、1フイ
ールド期間ごとに第8図の直線6Aあるいは6B
の変調特性とされているので、このFM信号から
復調された輝度信号は、1フイールド期間ごとに
その直流レベルが変化していることになる。
そこでこの直流レベルの変化を補正するための
回路が、補正回路57であり、輝度信号が入力信
号として供給されると共に、フリツプフロツプ回
路80からの矩形波信号Svがその制御信号とし
て供給され、輝度信号の直流レベルは一定値に補
正される。
そしてこの補正された輝度信号が、スイツチ2
3の3時間側接点Lを通じて加算回路58に供給
される。
また搬送色信号Scの再生系については、1時
間再生時と同様とされる。
従つて端子59からはカラー映像信号が取り出
される。
そして以上の3時間の記録再生方法によれば、
再生時、トラツク間クロストークの影響を受ける
ことがない。
すなわち、テープ2上の記録パターンについて
考えると、1時間記録の場合には、第7図Aに示
すパターンとなり、トラツク5の幅は30μm、ガ
ードバンドの幅は30μmであるから、トラツク5
の幅方向におけるトラツク5のピツチ、すなわ
ち、ヘツド1A,1Bの走査ピツチは60μmとな
る。
これに対し、3時間記録の場合には、テープ2
の走行速度が1/3になるので、ヘツド1A,1B
の走査ピツチは1/3の20μmとなる。ところが、
このとき、ヘツド1A,1Bのコアのトラツク幅
は、30μmである。従つてこの3時間記録時に
は、第7図Bに示すように、例えばトラツク5A
は、初めは30μmの幅に形成されるが、次にトラ
ツク5Bが形成されるとき、ヘツド1Bが、その
30μmのトラツク5Bの縁部を10μmだけオーバ
ーラツプして走査することになり、トラツク5A
はその10μmのオーバーラツプ部分がヘツド1B
により消去ないし減衰させられてしまう。従つて
最終的には、第7図Bに示すように、トラツク5
の幅は20μmとなり、かつ、トラツク5は互いに
接することになる。
従つて3時間再生時には、トラツク5の幅が20
μmであるのに対し、ヘツド1A,1Bの幅が30
μmであるから、ヘツド1A,1Bは本来のトラ
ツク5を走査すると同時に、隣りのトラツク5も
走査してしまい、ヘツド1A,1Bの再生出力に
は、トラツク間クロストークが含まれるはずであ
る。
しかしながら、FM信号については、その占有
周波数帯域が高く、かつ、ヘツド1Aとトラツク
5Bとではアジマス角が異なると共に、ヘツド1
Bとトラツク5Aとでもアジマス角が異なつてい
るので、アジマス損失によりトラツク間クロスト
ークを生じることがない。
また搬送色信号Ssについてはその占有周波数
帯域が低いので、アジマス損失によるトラツク間
クロストークの減少は期待できない。従つてフイ
ルタ61からの搬送色信号Ssには、第4図Gに
示すように、隣りのトラツク5からの搬送色信号
がクロストーク信号Skとして含まれてしまう。
しかしこのクロストーク信号Skは、隣りのト
ラツク5からのものなので、クロストーク信号
Skの基準位相は、第4図Gに示すように変化
し、すなわち、フイーツル期間Taには、トラツ
ク5Bからフイールド期間Tbの搬送信号Ssがク
ロストーク信号Skとして取り出されるので、そ
のクロストーク信号の基準位相は、連続して位相
+となり、フイールド期間Tbには、トラツク5
Aからフイールド期間Taの搬送色信号Ssがクロ
ストーク信号Skとして取り出されるので、その
クロストーク信号Skの基準位相は、1水平期間
ごとに位相+と位相−とに反転する。
そしてこのようなクロストーク信号Skを含む
搬送色信号Ssが、コンバータ63において、信
号Sqで周波数変換されるのであるから、搬送色
信号Ssは、第4図Hに示すようにもとの基準位
相の搬送色信号Scに変換されるが、この搬送色
信号Scに含まれるクロストーク信号Skは、周波
数変換されると同様に、その基準位相が、いずれ
のフイールド期間Ta,Tbでも、すべて位相+と
されてしまう。
そしてこのようなクロストーク信号Skを含む
搬送色信号Scが、C形くし形フイルタ64に供
給されるのであるから、1水平期間ごとに基準位
相が反転する本来の搬送色信号Scは取り出され
るが、基準位相が常に一定で反転することのない
クロストーク信号Skは、相殺される。従つてト
ラツク間クロストークのない搬送色信号Scだけ
が取り出される。
すなわち、トラツク間クロストークに対して
は、1時間用のテープ2で記録密度を高めて3時
間の記録再生を行つても問題はない。
しかし、この3時間再生時には、トラツク5を
ヘツド1A,1Bが走査するときのトラツキング
が問題となる。
すなわち、3時間再生時には、トラツク5の幅
が20μmと狭くなるが、この幅の狭いトラツク5
をヘツド1A,1Bは正しく走査しなければなら
ない。しかし、機械的誤差やテープ2の伸縮、あ
るいはテープ2の互換性などのため、そのように
狭いトラツク5をヘツド1A,1Bで正確に走査
することは困難である。
本発明は、このような点にかんがみ、3時間再
生時にも、トラツク5に対するヘツド1A,1B
のトラツキングが正確に行われるようにしようと
するものである。
今、3時間の記録再生の場合について考える
と、記録の場合には、第9図A(第7図Bと同
じ)に示すように、トラツク5Aが形成された次
にヘツド1Bが、そのトラツク5Aの縁部を消去
するのであるから、ヘツド1Bが前のトラツク5
Aの縁部を消去するとき、トラツク5Aの両側の
縁部のうち、斜線で示すように、テープ2の供給
側の縁部5Sを消去することになり、巻き取り側
の縁部5Tは消去しない。
そして再生の場合には、ヘツド1A,1Bは、
サーボ回路70によつて記録時と等しい位置関係
でトラツク5を走査するのであるから、第9図B
に示すように、ヘツド1A,1Bのトラツク幅方
向における両側の縁部のうち、テープ2の巻き取
り側となる縁部1Tは、トラツク5の縁部5Tに
一致し、供給側となる縁部1Sは、縁部5Sから
10μmだけ供給側にはみ出すことになる。
そこでヘツド1Aをトラツク5の幅方向に移動
させると、ヘツド1Aの再生出力は、第10図に
示すように変化する。すなわち、第10図A(第
9図Bと同じ)に示すように、ヘツド1Aの縁部
1Tが、トラツク5Aの縁部5Tに接している状
態(正しいトラツキング状態)にあるとき、この
位置を基準位置とする。すると、ヘツド1Aが、
この基準位置からトラツク5の幅方向に移動した
とき、ヘツド1Aによりトラツク5Aから再生さ
れる搬送色信号Ss(またはSc)のレベルは、第
10図Bに実線で示すように変化する。またこの
とき、ヘツド1Aによりトラツク5Bから同時に
搬送色信号Ssがクロストークとして再生される
が、このクロストーク信号Skのレベルは、第1
0図Bに破線で示すように変化する。そして以上
のことは、ヘツド1B及びトラツク5Bについて
も同じである。
そしてコンバータ63からの搬送色信号Scに
含まれるクロストーク信号Skの基準位相は、第
4図Hに示すように、常に位相+である。
本発明は、以上の点に着目してヘツド1A,1
Bのトラツキングを行うものである。
すなわち、例えば第11図に示すように、ヘツ
ド1A,1Bが、圧電素子、例えばバイモルフ板
101の一端に取付けられ、バイモルフ板101
の他端が、接着剤102により基板103に取り
付けられると共に、基板103の折り曲げ部10
3aとバイモルフ板101との間に、ダンパ材1
04が設けられる。そして基板103が例えばね
じにより回転ドラム(テープ案内ドラム)に、第
5図において説明したように取り付けられる。
なお、この場合、バイモルフ板101に電圧を
供給したとき、その極性及びレベルに応じてヘツ
ド1A,1Bが、矢印105で示すように、トラ
ツク幅方向に変位するように、バイモルフ板10
1の分極方向が選定させる。
そして1時間記録時及び再生時には、スイツチ
24の1時間側接点Nによりバイモルフ板101
には電圧は供給されず、従つてヘツド1A,1B
は基準位置とされ、この位置で上述のように記録
及び再生が行われる。
一方、1時間用のテープ2で3時間の記録を行
う場合にも、スイツチ16の記録側接点Rにより
バイモルフ板101には電圧は供給されず、ヘツ
ド1A,1Bは基準位置とされ、この位置で記録
が行われる。
そして3時間再生時には、ヘツド1A,1Bの
トラツキングが、サーボ回路90によつて次のよ
うに行われる。すなわち、減算回路66からの搬
送色信号Scが、整流回路91に供給されて第1
0図B,Cに示すように、ヘツド1A,1Bの走
査位置に対応してレベルが変化する直流電圧Ec
が取り出され、この電圧Ecが電圧比較回路92
に供給される。
またコンバータ63からの搬送色信号Sc(ク
ロストーク信号Skを含む)が加算回路96に供
給されると共に、遅延回路65からの遅延信号が
加算回路96に供給されてY径くし型フイルタ9
4が構成される。従つて加算回路96において
は、コンバータ63からの搬送色信号Sc及びク
ロストーク信号Sk(第4図H)と、その1水平
期間遅延した信号とが加算されるので、加算回路
96からは、クロストーク信号Skが取り出され
る。
そしてこの信号Skが、整流回路97に供給さ
れて第10図Bに示すように、ヘツド1A,1B
の走査位置に対応してレベルが変化する直流電圧
Ekが取り出され、この電圧Ekがレベル補正回路
98に供給されて第10図Cに示すように、直流
レベルが例えば1/4だけ高くされ、この直流レベ
ルが高くされた電圧Ekが比較回路92に供給さ
れる。
そして比較回路92において、電圧EcとEkと
が比較されその比較出力として例えば第10図D
に示すような電圧(Ec−Ek)が取り出され、こ
の電圧(Ec−Ek)がアンプ93を通じ、さらに
スイツチ16の再生側接点P及びスイツチ24の
長時間側接点Lを通じてバイモルフ板101に供
給される。
従つて3時間再生時、ヘツド1A,1Bが例え
ば第10図Aに示すように、基準位置にあるとき
には、電圧(Ec−Ek)は正なので、これに対応
してバイモルフ板101が一方にたわんでヘツド
1A,1Bは基準位置からトラツク5の縁部5S
側に変位することになる。
一方、ヘツド1A,1Bが、第10図Eに破線
で示すように、基準位置から、トラツク5の縁部
5S側に10μmだけ変位した位置にあるときに
は、電圧(Ec−Ek)は負となり、これに対応し
てバイモルフ板101が上述とは逆方向にたわん
で、ヘツド1A,1Bは、その変位している位置
からトラツク5の縁部5T側に変位することにな
る。
そしてヘツド1A,1Bが、第10図Eに実線
で示すように、基準位置からトラツク5の縁部5
S側に、2.5μmだけ変位した位置にあるときに
は、電圧(Ec−Ek)は0であり、従つてバイモ
ルフ板101はたわむことなく、ヘツド1A,1
Bは、この位置のままとなる。
従つて最終的には、ヘツド1A,1Bは、第1
0図Eに実線で示すように、基準位置からトラツ
ク5の縁部5S側に2.5μmだけ変位した位置に
安定することになる。そしてこの状態で3時間再
生が行われる。
こうして3時間再生時には、サーボ回路90に
よつてトラツク5に対するヘツド1A,1Bのト
ラツキングサーボが行われ、ヘツド1A,1Bは
常に第10図Eに実線で示す位置でトラツク5を
再生走査する。従つて機械的誤差やテープ2の伸
縮、あるいはテープ2の互換性などに対しても確
実にトラツキングができる。
しかもこのトラツキングを行うために、特別の
信号をトラツク5に記憶しておく必要がなく、簡
単である。またヘツド1A,1Bの感度やテープ
2に対する当りにむらがあつても搬送色信号Sc
及びクロストーク信号Skは、同様に変化するの
で、その感度や当たりのむらの影響を受けること
がない。
なおこの場合、ヘツド1A,1Bは、トラツク
5を走査するとき、常に基準位置から2.5μmだ
けずれていることになり、従つてヘツド1A,1
Bの再生出力が低下するが、これは、1.9dB(=
2.5/20部)程度なので、無視できる。またトラツ
ク間クロストークも増加するはずであるが、上述
したように、アジマス損失及びくし型フイルタ6
4によつて除去できる。
第12図に示す例においては、1時間の記録再
生時及び3時間記録時は、第1図の例と同様の動
作が行われる。
そして3時間再生時には、ACC回路62から
の搬送色信号Ss(クロストーク信号Skを含む)
がコンバータ63に供給されると共に、コンバー
タ83からの交番信号+Sqがコンバータ63に
供給されて搬送色信号Ssは、搬送周波数fcの搬
送色信号Scに周波数変換される。この場合、交
番信号+Sqの位相は一定であるから、コンバー
タ63において変換された搬送色信号Scの基準
位相は、第13図Aに示すように、フイールド期
間Taには1水平期間ごとに位相+と位相−とに
反転し、フイールド期間Tbには連続して位相+
となる。またこの搬送色信号Ssに含まれていた
クロストーク信号Skも同時に周波数変換されて
搬送色信号Scに含まれているが、その基準位相
は、第13図Aに示すように、フイールド期間
Taには連続して位相+となり、フイールド期間
Tbには1水平期間ごとに位相+と位相−とに反
転する。
そしてこの搬送色信号Scが、くし型フイルタ
96に供給されて第13図Bに示すように、フイ
ールド期間Taには、基準位相が位相+のクロス
トーク信号Skが取り出され、フイールド期間Tb
には基準位相が位相+の搬送色信号Scが取り出
される。そしてこの信号Sk,Scが、スイツチ回
路68の一方入力接点に供給されると共に、イン
バータ67にて位相反転されてからスイツチ回路
68の他方の入力接点に供給され、またフリツプ
フロツプ回路87からの1水平期間ごとに反転す
る矩形波信号Shが、スイツチ回路68にその制
御信号として供給される。従つてスイツチ回路6
8からは、第13図Cに示すように、フイールド
期間Taには、1水平期間ごとに基準位相が位相
+と位相−とに反転するクロストーク信号Skが
取り出され、フイールド期間Tbには、1水平期
間ごとに基準位相が位相+と位相−とに反転する
搬送色信号Scが取り出される。
そしてこの信号Sk,Scが、スイツチ回路69
の一方の入力接点及びスイツチ回路99の他方の
入力接点に供給される。
またコンバータ63からの搬送色信号Scが、
くし型フイルタ64に供給されて第13図Dに示
すように、フイールド期間Taには、基準位相が
1水平期間ごとに位相+と位相−とに反転する搬
送色信号Scが取り出され、フイールド期間Tbに
は、基準位相が同様に反転するクロストーク信号
Skが取り出される。そしてこの信号Sc,Skが、
スイツチ回路69の他方の入力接点及びスイツチ
回路99の一方の入力接点に供給される。
さらにフリツプフロツプ回路80からの1フイ
ールド期間ごとに反転する矩形波信号Svが、ス
イツチ回路69,99にその制御信号として供給
される。
従つてスイツチ回路69からは、搬送色信号
Scが連続して取り出され、スイツチ回路99か
らはクロストーク信号Skが連続して取り出され
る。そして搬送色信号Scが加算回路58に供給
されると共に、信号Sc,Skがサーボ回路90に
供給されてトラツク5に対するヘツド1A,1B
のトラツキングが行われる。
なお上述においては、レベル補正回路98にお
いて、電圧Ekの直流レベルを変更して電圧Ec,
Ekの変化部分(傾斜部分)の関係を第10図C
のようにしたが、交流レベルを変更して同様の関
係にすることもできる。またバイモルフ板101
の代わり、他の電気機械変換素子を使用すること
もできる。さらに電圧(Ec−Ek)によつてヘツ
ド78またはパルス発生手段74からのパルスの
位相を制御してもトラツク5に対するヘツド1
A,1Bのトラツキングをとることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の系統図、第2図〜第1
1図はその説明のための図、第12図は本発明の
他の例の一部の系統図、第13図はその説明のた
めの図である。 31〜46は記録系、51〜66は再生系、7
0,90はサーボ回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定周波数の同期信号を有する情報信号を記
    録媒体上に記録するに際し、上記情報信号の搬送
    周波数スペクトラムが上記媒体上の隣り合う順次
    のトラツクにおいて上記同期信号周波数に関して
    互いにインターリーブ関係となるように記録した
    情報信号を再生するにあたり、磁気ヘツドの再生
    出力から本来の情報信号とトラツク間クロストー
    クによる信号とをくし形フイルタにより分離し、
    この分離された本来の信号とトラツク間クロスト
    ークによる信号とをレベル比較し、その比較出力
    によつて上記本来の信号が記録されている磁気ト
    ラツクに対する上記磁気ヘツドのトラツキングを
    とるようにした磁気再生装置。
JP10818276A 1976-09-09 1976-09-09 Magnetic Granted JPS5333106A (en)

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JPS558673A (en) * 1978-07-04 1980-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Auto-tracking device
JPS62227282A (ja) * 1986-03-28 1987-10-06 Victor Co Of Japan Ltd 複合映像信号の駒撮り記録装置

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