JPS59191113A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPS59191113A
JPS59191113A JP58064140A JP6414083A JPS59191113A JP S59191113 A JPS59191113 A JP S59191113A JP 58064140 A JP58064140 A JP 58064140A JP 6414083 A JP6414083 A JP 6414083A JP S59191113 A JPS59191113 A JP S59191113A
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    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/10Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following
    • G11B21/103Track finding or aligning by moving the head ; Provisions for maintaining alignment of the head relative to the track during transducing operation, i.e. track following on tapes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/584Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on tapes

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録装置及び磁気記録再生装置に係り、特
に音声信号を周波数変調して得た被周波数変調波を、1
トラック走査期間毎にその搬送波周波数を切換えて映像
信号と同じトラックに記録し、これを再生すると共に、
トラックずれ情報を上記被周波数変調波から得て記録再
生をする装置に関する。
従来技術 ヘリカルスキャニング方式磁気記録再生装置(VTR)
においては、回転ドラム等の回転体に等角度間隔で複数
個、例えば2個の回転ヘッドを取付け、この回転体に例
えば180°強の角度範囲に亘って磁気テープを添接巻
回しつつ走行せしめ、その磁気テープ上に映像信号を回
転ヘッドにより記録し、音声信号は磁気テープ走行経路
の途中に設けられた固定ヘッドにより記録し、また再生
時には回転ヘッドにより映像信号を再生すると共に′固
定ヘッドにより音声信号を再生することは周知の通りで
ある。
一方、VTRの記録再生時間は近年長詩間化の傾向にあ
り、磁気テープの走行速度はそれに伴って低速化の傾向
にある。また音声信号はより高品質で再生されることが
望まれている。しかるに、音声信号は固定ヘッドにより
磁気テープ上に記録。
再生されるからテープ・ヘッド間相対線速度が低く、磁
気テープの走行速度を遅くすると、回転ヘッドにより記
録、再生される映像1六号の周波数特性に比し、音声信
号の周波数特性がより大幅に劣化してしまい、高品質な
音声信号の記録再生ができなかった。
そこで、従来、音声信号を所定の信号形態に変換して映
像信号に重畳し、この重畳信号を映像信号記録再生用回
転ヘッドにより磁気テープに記録し、これを再生する方
式が提案されている。この記録再生方式によれば、音声
信号は回転ヘッドによりテープ・ヘッド間相対線速度の
高い磁気テープ上に記録され、また再生されるから、磁
気テープの走行速度が遅い場合であっても、固定ヘッド
により音声信号を磁気テープ走行速度を遅くすることな
く記録、再生する場合に比し、はるかに高品質で記録、
再生することができる。
他方、特に家庭用の簡易型VTR(以下「ホームVTR
Jと称す)は、磁気テープの改良、回転ヘッドの高感度
化等と相まって記録再生密度の一層の高密度化が図られ
、テープスピード、トラックピッチ等の例えば従来の2
時間の記録再生可能な場合のそれの約1/3に減少して
6時間の記録再生を行なうような長時間のホームVTR
が商品化されるに至っている。しかるに、上記の高密度
化は低コスト化のためテープ走行系が簡略化されている
ホームVTRでは、ビデオトラックの曲りに追従して所
要のトラックキング精度を安定に保持することが難しく
、特に他のホームVTRで記録された磁気テープを別の
ホームVTRで再生する所謂互換再生時には上記の所要
のトラッキング精度を安定に保持することは難しかった
そこで、上記の高密度な記録再生に伴う1〜ラヅキング
問題を解決し、更にはスローモーション再生、ステイル
再生、ファーストモーション再生等の特殊再生(トリッ
クプレー)時のノイズバーを除去する方法として、回転
ヘッドをその回転面と直交する平面上を変位させ、トラ
ック長手方向と直交する方向(すなわちトラックの幅方
向)上に回転ヘッドを変位させるヘッドムービング機構
を具備したホームV 1− Rの開発が近年盛んに行な
われている。
かかるヘッドムービング機構を具備したホームVTRに
おいては、トラックの曲りに追従させ、あるいは記録時
とは異なるテープ走行速度として行なう特殊再生時にお
けるヘッド走査軌跡をトラックに追従させるため、走査
すべきトラックと現に磁気テープ上を走査中の回転ヘッ
ドとの相対的なずれ情報(トラックずれ情報)を検出し
、それに基づいてトラッキング誤差信号を生成して回転
ヘッドのトラックずれを補正せしめるトラッキングザー
ボ回路を有して′いるが、上記トラックずれ情報を正確
に検出することがトラックずれの補正にとって極めて重
要である。
このように、特に長時間の記録再生が可能なように、テ
ープ走行速度が遅くされているホームVTRにおいては
、音声信号の高品質な再生と、トラッキング精度の安定
な保持とか問題となるが、音声信号を所定の信号形態に
変換して映像信号に重畳し、同一の回転ヘッドにより磁
気テープに記録し、これを再生することにより、テープ
走行速度が遅くても音声信号を高品質で再生することが
でき、またトラックずれの検出に関しては、4種類のパ
イロット信号を各トラック毎に連続的に記録し、これを
再生してその包絡線検波レベルを検出したり、又は再生
時に回転ヘッドを480H7程度でトラックの幅方向に
揺動して再生FMレベルの変動を検出づることにより、
トラックずれを正確に検出することができ、これにより
回転ヘッドをトラック幅方向に変位して所要のトラッキ
ング精度を確保することができる。
本発明が解決しようとする問題点 しかるに、上記トラックずれ情報を検出する方′法とし
て、相隣るトラックでは互いに異なる周波数で記録され
るように周波数が1本の1へラック記録単位毎に切換え
られる4種類のパイロット信号を各トラック毎に連続的
に記録し、再生時は再生パイロワ1〜信号を周波数弁別
し、その再生レベルよりトラックずれ情報を検出する従
来の方法は、特別にパイロット信号を必要とするもので
あり、このためパイロット信号発生器等の回路を更に必
要とするものであった。
一方、再生時に回転ヘッドを480Hz程度でトラック
の幅方向へ振動させつつ、トラックに被周波数変調波信
号(FM信号)の形態で記録されている情報信号の再生
FMレベルの変動よりトラックずれを検出する方式も従
来あったが、この従来方式は再生FMレベルの変動の影
響がFM復調信号に現われることがあるという問題点が
あった。
そこで、本発明は1トラック走査期間毎に、互いに異な
る搬送波周波数を有する被周波数変調音声信号を回転ヘ
ッドにより磁気記録媒体に記録し、これを再生づること
により、高品質な音声信号の記録、再生ができ、更には
記録時及び再生時のいずれの場合も、回転ヘットが走査
すべきトラックの片側又は両側のトラックからクロスト
ークとして再生される被周波数変調音声信号の再生レベ
ルからトラックずれ検出情報を得て回転ヘッドを正しく
走査せしめ得る磁気記録装置及び磁気記録再生装置を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、記録系は搬送波周波数が回転ヘッドの1トラ
ツク走査毎に異なる周波数に切換えられた被周波数変調
音声信号を発生して直列に出力する手段と、走行する磁
気記録媒体に被周波数変調音声信号を上記回転ヘッドに
よりトラックを形成して記録する記録手段とよりなり、
再生系は上記磁気記録媒体の既記録被周波数変調音声信
号を上記回転ヘッドにより再生する再生手段と、この再
生被周波数変調音声信号をFM復調して再生音声信号を
連続的に取り出す復調手段とよりなり、更にはクロスト
ークとて再生された被周波数変調音声信号の再生レベル
に基づいて回転ヘッドのトラ゛ツクずれ情報を得る手段
と、このトラックずれ情報に基づい−て回転ヘッドをそ
のトラックずれが最小となるようにトラック幅方向に変
位させるヘッドムービング機構とより構成したものであ
り、以下その各実施例について図面と共に説明する。
実施例 第1図及び第2図は夫々本発明装置におけるヘッド配置
関係等の一実施例を示す。両図中、同一構成部分には同
一符号を付しである。両図において、回転体の一例とし
ての回転ドラム1の回転面には、映像信号記録再生用回
転ヘッドH1及びト12が夫々 180°間隔で相対向
して成句けられており、かつ、回転ヘッドH1及びト1
2に対して回転方向に角度θだけ先行する位置に音声信
号記録再生用回転ヘッドHAI及び1」A2が夫々取イ
」け固定されている。回転ヘッドH1及びHlは第2図
に示す如く同一高さ位置に取付けられており、かつ、回
転ヘッドHAI及びHA2よりもdなる高さだけ高く取
付けられている。回転ドラム1はその下面が固定ドラム
2の上面に対して僅かな距離だけ離間対向する位置に設
けられており、また磁気テープ3がガイドポール4a 
、4bにより案内されて180°強の角度範囲に亘って
、かつ、傾斜して回転ドラム1に添接巻回されている。
記録再生時には回転ドラム1は第1図中反時計方向に回
転せしめられ、かつ、磁気テープ3はX方向へ走行せし
められる。
また回転ヘッドH+、ト12は互いにアジマス角度が異
ならしめられており、回転ヘッドト(A1゜HA2は回
転ヘッドH1及びHlのアジマス角度よりも十分大なる
アジマス角度に選定されている。
後述する如く、回転ヘッドトI2.t−1+により記録
形成される映像トラックと回転ヘッドHAI。
ト1A2により記録形成される音声トラックとは、同じ
位置に記録形成されるため、筒回転ヘッドH2と]」A
1とのアジマス角度差、並びにHlとトIA2とのアジ
マス角度差は夫々回転ヘッドH1とHAl’、又はHl
とHA2とのそれに比し大なる方が好都合である。また
音声信号を映像信号との相互干渉を少なくして再生する
ためには、回転ヘッドHA I 、 HA 2のアジマ
ス角度は、回転ヘッドH+、I12のアジマス角と異な
らしめる必要があり、上記相互干渉をできるだけ少なく
して再生できるよう、回転ヘッドH+ 、Hlのアジマ
ス角度よりも十分大に選定することが望ましい。以上の
点に鑑み、−例として回転ヘッド1」1のアジマス角度
は一6°、1−42のそれは+6°、t−L+のそれは
一30°、そしてHA2のそれは+30゜に選定されで
いる。
また、回転ヘッドH2,8+により記録形成される映像
トラックと回転ヘッドHΔI、HA2により記録形成さ
れる音声トラックとを夫々同一位置に記録形成するため
、前記した如く回転ヘッドHA1.HA2は回転ヘッド
H+ 、Hlよりも角度θだ【プ回転方向に先行し、か
つ、dなる高さだけ低い位置に設けられている。−例と
して、回転ドラム1の直径は62+nmで、θは55°
、dは18μmに選定されている。なお、上記の距離d
だり高さ位置が異なるため、回転ヘッドHA’i。
HA2により記録形成される音声トラックの始端は、回
転ヘッドH2、H+により記録形成される映像トラック
の始端よりも18μm程度ずれるが、このずれは極めて
微小であり、実質上無視することができる。更に、回転
ヘッドH1,82゜1」AI及びHA2は、夫々バイモ
ルフ等のへラドムービング機構に取付けられ、トラック
幅方向に変位するように構成されている。
次に本発明の信号処理系について説明するに、第3図は
本発明の記録系の各実施例のブロック系統図を示す。同
図中、第1図及び第2図と同一構成部分には同一符号を
イ」シである。第3図において、入力端子5と6には例
えば左チャンネルの音声信号と右チャンネルの音声信号
とが別々に入来し、入力端子7には標準方式カラー映像
信号が入来する。ただし、本発明装置の第1実施例は入
力端子5に単チャンネルの音声信号が入来した場合の例
で、まずこの第1実施例について説明する。
入力端子5よりの音声信号は、周波数変調器8゜9.1
0及び11に夫々同時に供給され、周波数f+(例えば
1.1MHz ) 、f 3  (例えば1.6MHz
)、f4(例えば1.85 MH2)及びf2(例えば
1.35 MH2)の搬送波を周波数変調して被周波数
変調音声信号(FM音声信号)に変換される。周波数変
調器8,9.10及び11から夫々取り出された、例え
ばその最大周波数偏移が±100k)−12に選定され
ている第1.第2.第3及び第4のFM音声信号は、ス
イッチング回路12に供給され、ここで公知の手段によ
り生成された上記回転ヘッド1−IAI、HA2の回転
位相に応じたドラムパルスにより、回転ヘッドHA1.
HA2の1トラック走査期間毎に順次巡回的に切換えら
れて−のFM音声信号が取り出され、ロータリートラン
ス13.14を経て回転ヘッドHAI。
HA2に夫々供給される。
他方、入力端子7に入来した標準方式カラー映像信号は
輝度信号記録系15及び搬送色信号記録系16に夫々供
給され、輝度信号と搬送色信号とに分離され、輝度信号
再生系15からは例えばシンクチップレベルが3.4M
 Hzでホワイトピークレベルが4.4M Hzとなる
ような搬送波周波数偏移をもつFM輝度信号に変換され
て取り出され、また搬送色信号記録系16からは上記F
M輝度信号の帯域よりも低い帯域へ周波数変換され、か
つ、クロストーク対策のため公知の位相推移処理等の処
理を受けた低域変換搬送色信号とされて取り出される。
上記のFM輝度信号と、例えば色副搬送波周波数629
kl−1zの低域変換搬送色信号とは混合回路17に供
給されて周波数分割多重された後ロータリートランス1
8.19を経て回転ヘッドH+ 、H2に夫々供給され
る。
第4図は本発明装置により磁気テープ3上に記録され、
再生される各信号の周波数スペクトラムの一例を示す。
同図中、FM−Yは、輝度信号記録系15から取り出さ
れたFM輝度信号の周波数スペクトラムを示し、Cは搬
送色信号記録系16から取り出された低域変換搬送色信
号の周波数スペクトラムを示す。またA+ 、A2 、
A3及びA4は夫々前記第1.第2.第3及び第4のF
M音声信号の周波数スペクトラムを示す。第4図に示す
ように第1乃至第4のFM音声信号は、ぞの帯域がFM
輝度信号の下限周波数付近の周波数に選定されており、
また飽和レベルで記録される。
次に本発明におけるテープパターンについて説明する。
いま、磁気テープ3上に回転ヘッドトIAIにより第1
のFM音声信号の記録が開始されたものとすると、テー
プ長手方向に対して傾斜した音声トラックが記録形成さ
れ始め、その時刻より更に回転ドラム1の第1図に示す
角度θの回転期間だけ経過した時刻より、回転ヘッドH
1により上記音声トラックと同一角度傾斜し、かつ、音
声トラックに対してテープ上流側の異なる位置に前記F
M輝度18号と低域変換搬送色信号とよりなる周波数分
割多重信号が記録された映像トラックが形成され始める
。回転ヘッドト1八1による音声トラックと回転ヘッド
]」1による映像トラックとが夫々一定時間差をもって
同時に形成され、更に回転ヘッドH1が第1図に示すガ
イドポール4b付近にくると、回転ヘッドH1による1
本の映像トラックの記録が終了しくこれより上記一定時
間前に1−IAIによる1本の音声トラックの記録は既
に終了している)、次に回転ヘッドH2により映像トラ
ックが記録形成され始める。
ここで、回−転ヘッドH2が映像トラックを記録形成す
る位置は、回転ヘッドH1にJ:り記録形成された映像
トラックに対しテープ下流側に1トラックピッチ分異な
る位置であり、ここには既に1本の音声トラックが記録
形成されている。従って、回転ヘッドH2は既に記録形
成されている1本の音声トラック上に重ねて映像トラッ
クを記録形成することになる。ここで、音声トラックに
は第4図にA1−A4で示したような低周波数の第1乃
至第4のFM音声信号のうち−のFM音声信号が記録さ
れているが、これらのFM音声信号は記録波長が比較的
長いために磁気テープ3の磁性層の深層にまで飽和レベ
ルで記録されている。
これに対して、音声トラック上に重ねて記録される映像
信号のうち、FMII度信号は第4図にFM−Yで示し
たように高周波数であるため、磁気テープ3の磁性層の
表層部分に主として記録されるので、既に記録されてい
る上記F、M音声信号を殆ど消去することがなく記録さ
れる。一方、低域変換搬送色信号は第4図にCで示した
ようにFM音声信号よりも低周波数であるため、磁気テ
ープ3の磁性層の深層部分にまで記録されるから、音声
トラックが既に記録形成されている所を重ねて記録する
と、既記縁FM音声信号を略消去してしまうことになる
。しかし、[M音声信号は前記した如く飽和レベルで記
録されているのに対し、後に重ねて記録される低域変換
搬送色信号は飽和レベルよりも小なるレベルで記録され
るから、低域変換搬送色信号によるFM音声信号の消去
の程度はそれほど大きくはなく、FM音声信号は再生可
能なレベルで残る。
従って、回転ヘッドH2により既記録音声トラック上に
重ねて映像トラックを記録形成しても、FM音声信号は
再生可能なレベルで記録されており、かつ、低域変換搬
送色信号及びFMH度信号も同じ磁気テープ位置に記録
されることになる。
回転ヘッド1」2により既記録音声トラック上に重ねて
映像トラックが記録されている1トラック走査期間より
も上記ヘッド取付角度差θの回転期間分先行して、この
既記録音声トラックに対してテープ下流側の1トラツク
ピツチ分離れた位置に回転ヘッドHA2により音声トラ
ックが記録され始め、そして記録され終る。
そして回転ヘッド1−12がガイドボール4b付近にき
て1本の映像1〜ラツクの記録を終了すると、次に回転
ヘッド1」1により上記映像トラックに対してテープ下
流側の1トラツクピツチ分離れた位置に次の映像トラッ
クの記録が開始される。ここで、この回転ヘッドH1に
より映像トラックが記録形成される位置には、既に回転
ヘッドhl A 2により1本の音声トラックが記録形
成されており、従って、回転ヘッドH+も回転ヘッドH
2と同様に既記録音声トラック上に重ねて映像トラック
を記録形成することになる。
以下、上記と同様の動作が繰り返されることにより、磁
気テープ3上には、回転ヘッドHAI。
HA2によりFM音声信号が記録された音声トラックが
1トラツクピツチで形成されると共に、回′転ヘッドH
z、hhにより低域変換搬送色信号及びF M 1ii
i度信号が記録された映像トラックが1トラツクピツチ
で既記録音声1〜ラック上に重ねて記録形成される。
第5図は本発明におけるテープパターンの一例を示す図
で、磁気テープ3の長手方向に対して傾斜した各1〜ラ
ツクのうち、例えば右下りの斜線を付して示す傾斜トラ
ックtl、t3.IIs、j7゜・・・は、回転ヘッド
1」A1により記録形成された音声トラックに、回転ヘ
ッド1」2により映像トラックが重ねて記録されている
トラックを示し、左下すの斜線を施した傾斜トラックt
2.ta、js+t8.・・・は回動ヘツ1〜HA2に
J:り記録形成された音声1〜ラツクに、回転ヘッドH
1により映像トラックが重ねて記録されているトラック
を示す。
またカッコ内の符号は記録FM音声信号の搬送波周波数
を示す。またTWは1本のトラックのトラック幅で、こ
こでは音声トラック及び映像トラック共に同一トラック
幅であり、またー「Pはトラックピッチを示す。ここで
は相隣るトラック間にはガートバンドは形成されていな
いから、トラックピッチTPとトラック幅TWとは等し
い。また各トラックは1本当り1フイ一ルド分の映像信
号が記録されているものとする。更に第5図中、Tcは
コントロール信号記録トラックを示し、TAは音声信号
記録トラックを示し、これらの記録系及び再生系の説明
は、本発明の要旨とは直接の関係がないので省略する。
なお、上記1へラックTAは、従来と同様に音声信号を
周波数変調することなく直接に固定ヘッドで記録形成さ
れた1〜ラツクであり、これにより、従来のVT’Rで
磁気テープ3を再生した場合はトラックTAより音声信
号を再生することができる。
次に本発明装置の再生系について説明する。第6図及び
第7図は本発明装置の再生系の一実施例のブロック系統
図を示す。同図中、第3図と同一構成部分には同一符号
をイ」シである。第6図において、回転ヘッドHAI、
l−1Δ2は第5図に示す音声トラックと映像トラック
とが重ねて記録されたトラック(以下説明の便宜上、重
複記録トラツ′夕という)を交互に走査する。ここで、
前記したように音声トラックは例えばアジマス角度が 
−30° (又は+30°)の回転ヘッドHAI(又は
HA2)により記録されており、またこの音声トラック
に重ねて記録された映像トラックは例えばアジマス角度
+6° (又は−6°)の回転ヘッドH2(又は]」1
)により記録されたトラックであるから、回転ヘッドH
AIが上記の重複記録トラックを走査した場合はアジマ
ス損失効果により前記第1又は第3のFM音声信号のみ
が再生され、次の重複記録トラックを回転ヘッドHA2
が走査した場合は前記第2又は第4のFM音声信号が再
生される。
また、磁気テープ3上の相隣る重複記録トラックは、ア
ジマス角度が異なる回転ヘッドにより記録されたトラッ
クであるが、回転ヘッドHAI。
HA2が重複記録トラックを走査した場合は、前記した
如<FM音声信号は比較的低周波数帯域を占有しており
、若干ではあるが隣接トラックからクロストークとして
再生FM音声信号中に混入する。しかし、このクロスト
ーク成分は後述する帯域フィルタ25〜28により完全
に除去することができる。
このようにして、回転ヘッドHAI及びHA2が、走査
する重複記録トラックから再生された第1乃至M4のF
M音声信号は、ロータリートランス13.14及び前置
増幅器23.24を夫々経て帯域フィルタ25.26.
27及び28に夫々供給される。帯域フィルタ25.2
6.27及び28は夫々の通過周波数帯域の中心周波数
がfl。
f3.f4及びf2に夫々選定されているため、第1.
第2.第3及び第4の再生FM音声信号を周波数選択し
て取り出し、FM復調器29.30゜31及び32に供
給する。
これにより、FM復調器29,30.31及び32から
は1トラック走査期間毎に順次に再生音声信号が取り出
されてスイッチング回路33に供給され、ここで公知の
手段により生成された回転ヘッドHAI及びHA2の回
転位相に同期したパルスにより1トラック走査期間毎に
切換えられて連続した再生音声信号とされて出力端子3
4へ出力される。
他方、上記の回転ヘッドH’A1.HA2の重複記録ト
ランク再生時には、第1図に示したヘッド取イ4角度差
θの回転期間弁である僅かな一定時間遅れて、回転ヘッ
ドH+ 、H2が自己と同じアジマス角度の回転ヘッド
で映像トラックが記録形成されている重複記録トラック
を交互に走査する。
例えば回転ヘッドl」AIが第5図に示す重複記録トラ
ンクL3の走査を開始してから上記の一定時間経過後に
、回転ヘッド1」1が同図に示づ重複記録トラックt2
の走査を開始し、1トラック走査期間後は回転ヘッドH
A2が重複記録トラックt4の走査を開始した後一定時
間後に回転ヘッドH2が重複記録1〜ラツクt3の走査
を開始する。
これにより、回転ヘッドH1により再生された映像トラ
ックの再生信号が第7図に示すロータリートランス18
.前置増幅器38.及びスイッチング回路40を夫々経
て輝度信号再生系41及び搬送色信号再生系42に夫々
供給される。輝度信号再生系41は再生FM輝度信号を
分1IltI波した後、これをFM復調してもとの帯域
の再生輝度信号を得て、これを混合回路43へ出力する
。また搬送色信号再生系42は再生低域変換搬送色信号
を分離ろ波してこれをもとの帯域に戻し、かつ、隣接す
る重複記録トラックからクロストークとして再生された
低域変換搬送色信号をくし形フィルタを用いて除去して
走査トラックの再生搬送色信号のみを取り出し、これを
混合回路43へ出力する。混合回路43は上記の両信号
を混合し、再生標準方式カラー映像信号として出力端子
44へ出力する。
上記の回転ヘッドHA1.1−11の各トラックの走査
が終ると、次にスイッチング回路35.40が切換接続
されると共に、回転ヘッドH2により重複記録トラック
が走査され始める。これにより、回転ヘッドH2は前記
したアジマス損失効果により重複記録トラック中の音声
トラックの既記針FM音声信号は殆ど再生せず、映像ト
ラックの既記緑信号を再生する。すなわち、回転ヘッド
H2からは重複記録トラックに記録されている低域変4
灸搬送色信号及びFM輝度信号よりなる周波数分割多重
信号が再生出力され、かつ、この再生信号中に隣接トラ
ックからクロストークとして再生されたFM音声信号が
僅かに混入している。この再生周波数分割多重信号はロ
ータリートランス19゜前置増幅器39.スイッチング
回路40を夫々jmして輝度信号再生系41及び搬送色
信号再生系42に夫々供給される。輝度信号再生系41
及び搬送色信号再生系42は前記したと同様の動イ乍を
行なうため、混合回路43から出力端子44へ(よ、重
複記録1〜ラツクに記録されている1フイ一ルド分の映
像信号が再生標準方式カラー映像信号とされて出)jさ
れる。このように、本実施例によれ番よ、互いにアジマ
ス角度の異なる回転ヘッドH2とHAI、又はHlとH
A2により重ねて記録形成された重複記録トラックを、
夫々のアジマス角度の回転ヘッドにより順次に再生する
ので、同一の回転ヘッドによりFM音声信号と低域変換
搬送色信号及びFM輝度信号とを同時に記録し、再生し
た場合に生ずるFM音声信号と低域変換搬送色信号及び
FM輝度信号とのビー1へによる相互干渉は、殆ど生じ
ない。従って、高品質にカラー映像信号や音声信号を再
生することができる。
次に音声信号記録再生用回転ヘッドHAI。
HA2のトラッキング制御動作について説明する。
第6図に示す音声信号再生系において、切換スイッチ4
9.50は回転ヘッドHAI、HA2の再生トラックに
応じて連動して切換わるよう構成されており、回転ヘッ
ドHAI、HA2が第1.第4のFM音声信号が記録さ
れている重複記録トラックを再生する期間中は固定端子
49a、50aに夫々接続され、第2.第3のFM音声
信号が記録されている重複記録トラックを再生する期間
中は、固定端子49b、50b側に夫々切換接続される
。この結果、切換スイッチ49の共通端子より差動増幅
器51の非反転入力端子には回転ヘッドHAI。
HA2が再生すべきトラックの両側のトラックのうち、
常にテープ上流側のトラックからクロストークとして再
生されたFM音声信号の検波信号が゛供給され、かつ、
切換スイッチ50の共通端子より差動増幅器52の反転
入力端子には回転ヘッドHA1.H八2が再生すべきト
ラックに隣接するテープ下流側のトラックからクロス1
〜−りとして再生されたFM音声信号の検波信号が供給
されることになる。なお、スイッチング回路53は回転
ヘッド I」A+、HA2が再生すべきトラックから再
生されたFM音声信号の伝送を阻止すると共に、クロス
トークとして再生されるFM音声信号のみを伝送づるよ
うに、例えばドラムパルスによりスイッチング制御され
る。
いま、回転ヘッド1」A1が第1のFM音声信号(搬送
波周波数[1)が記録されている第5図のトラックt5
を再生すべき1トラック走査期間であるものとすると、
再生すべきトラックt5のテープ上流側の隣接トラック
t6に記録されている第2のFM音声信号(搬送波周波
数[3)と、テープ下流側の隣接トラックt4に記録さ
れている第4のFM音声信号(搬送波周波数f2>とが
夫々1〜ラツクt5の再生FM音声信号中にクロスト−
りとして再生されて混入する。再生すべきトラックt5
の再生FM音声信号は帯域フィルタ25により周波数選
択されてFM復調器29に供給される一方、スイッチン
グ回路53によりその伝送が阻止される。一方、隣接ト
ラックt6からクロストークとして再生された第2のF
M音声信号は、帯域フィルタ26により周波数選択され
た後、1M復調器30へ供給される一方、スイッチング
回路53.レベル検波回路46を夫々通してその再生F
Mレベルに応じた直流電圧に変換された後、固定端子4
9aに接続されている切換スイッチ49を通して差動増
幅器51の非反転入力端子に印加される。
また隣接トラックt4からクロストークとして再生され
た第4のFM音声信号は、帯域フィルタ28により周波
数選択された後、FM復調器32へ供給される一方、ス
イッチング回路53.レベル検波回路48を夫々通して
その再生FMレベルに応じた直流電圧に変換された後、
固定端子50aに接続されている切換スイッチ50を通
して差動″増幅器51の反転入力端子に印加される。
しかして、ごの1トラック走査期間中に回転ヘッドH△
1がトラックt6側にずれて走行したものとすると、こ
の場合はトラックt6のクロストーク再生FM音声信号
レベルの方がトラックt4のクロストーク再生FM音声
信号レベルに比しトラックずれ聞に応じて相対的に高く
なる。従って、差動増幅器51の出力端子52にはトラ
ックずれの無い正常再生時に比しトラックずれ聞に応じ
て高くなる。逆に、回転ヘッドHAIがトラック側4側
にずれて走行した場合は、トラックt4のクロストーク
再生FM音声信号レベルの方がトラックt6のクロスト
ーク再生FM音声信号レベルに比し1−ラックずれ量に
応じて相対的に高くなるから、出力端子52にはトラッ
クずれの無いときに比しトラックずれ量に応じた低い電
圧が得られる。
次に回転ヘッドHA2が第2のFM音声信号が記録され
ている重複記録トラックt6を再生する。
この1トラック走査期間中は重複記録トラックt6から
再生された第2のFM音声信号はスイッチング回路53
によりその伝送が阻止されると共に、t6の両側に隣接
する重複記録トラックt5゜t7からクロストークとし
て再生された第1.第3のFM音声信号が、帯域フィル
タ25.27、スイッチング回路53、レベル検波回路
45゜47に供給される。切換スイッチ49.50はこ
の1トラック走査期間中は固定端子49b、50b側に
切換接続されているから、レベル検波回路45がら取り
出されたt5よりのクロストーク再生FM音声信号レベ
ルに応じた直流電圧は切換スイッチ50を通して差動増
幅器51の反転入力端子に印加され、他方、レベル検波
回路47から取り出された[7よりのクロストーク再生
FM音声信号レベルに応じた直流電圧は切換スイッチ4
9を通して差動増幅器51の非反転入力端子に印加され
る。
従って、回転ヘッドHA2が重複記録トラックt6を再
生すべき1トラック走査期間中において、仮に回転ヘッ
ドHA2がテープ上流側の重複記録トラック[7側にず
れて走行した場合は、隣接ドラックt7の第3のFM音
声信号のクロストークレベルの方が、隣接トラックt5
の第1のFM音声信号のクロストークレベルに比しトラ
ックずれ量に応じて相対的に高くなるから、差動増幅器
51の出力電圧はトラックずれが無いときに比しそのト
ラックずれ量に応じて高くなる。他方、回転ヘッド1」
△2がテープ下流側の重複記録トラック15側にずれて
走行した場合は、上記の説明から容易に類推できるよう
に、差動増幅器51の出)j電圧は1〜ラツクずれが無
いときに比しトラックずれ吊に応じて低くなる。以下、
上記と同様の動作が繰り返される。
このようにして、スイッチング回路53からは再生すべ
き重複記録トラックの両側の隣接1−ラックからクロス
トークとして再生されるFM音声信号が切換出力され、
回転ヘッド1−(A I 、 HA 2か第5図中、テ
ープ上流側にトラックずれを生じて再生しているときに
はトラックずれ量に応じた高い値となり、他方、テープ
下流側にトラックずれを生じて再生しているときにはト
ラックずれ量に応じた低い値となる電圧が差動増幅器5
1より取り出され、この電圧は1〜ラツクずれ検出電圧
として出力端子52より公知のへッドムーヒング機構(
図示せず)に印加される。このヘッドムービング機構は
トラックずれ検出電圧の値に応じて、回転ヘッドHA+
、HA2のトラックずれが最小になる方向及び変位量で
、回転ヘッドHAI。
HA2をトラック幅方向に変位さゼる。これにより、回
転ヘッドHAI、HA2はトラックずれが最小となるよ
うなトラッキング制御により、再生すべぎ重複記録トラ
ック上を正確に走査せしめられる。
次に映像信号記録再生用回転ヘッドH+ 、H2のトラ
ッキング制御動作について説明する。第7図において、
スイッチング回路40から取り出された再生周波数分割
多重信号は帯域フィルタ54゜55.56及び57に夫
々供給され、ここで隣接トラックからクロストークとし
て再生されたFM音声信号が分離−波された後スイッチ
ング回路58へ供給される。帯域フィルタ54,55.
56及び57は夫々搬送波周波数fl、f3.f4及び
[2の第1.第2.第3及び第4のFM音声信号を分離
ろ波することができるように構成されている。スイッチ
ング回路58は公知の手段により生成された回転ヘッド
H1及びH2の回転位相に同期した回転検出パルスに応
じて切換制御され、回転ヘッドf−h 、H2が再生す
べき重複記録トラックの両側の重複記録トラックからク
ロストークとして再生された2種のFM音声信号のみを
選択出力する。
スイッチング回路58から取り出された2種のクロスト
ーク再生FM音声信号はレベル検波回路59〜62のう
ち対応する2つのレベル検波回路に供給されてここでそ
の包絡線レベルに応じた直流電圧に変換された後、一方
は切換スイッチ63の固定端子63a又は63bに供給
され、他方は切換スイッチ64の固定端子64a又は6
4bに供給される。切換スイッチ63.64は夫々回転
ヘッドH+、H2の回転位相に同期した回転検出パルス
により、回転ヘッドトI+ 、H2の1トラック走査期
間毎に連動して交互に切換接続される。具体的には、回
転ヘッドH+ 、H2が第1.第4のFM音声信号が記
録されている重複記録トラックを再生する期間中は固定
端子63a 、 64aに夫々接続され、第2.第3の
FM音声信号が記録されている重複記録トラックを再生
する期間中は固定端子63b 、 64bに夫々切換接
続される。これにより切換スイッチ63の共通端子から
は回転ヘッドH1又はH2が再生すべき重複記録トラッ
クに対してテープ上流側に位置する隣接トラックからク
ロストークとして再生されたFM音声信号レベルに応じ
た直流電圧が取り出されて差動増幅器65の非反転入力
端子に供給され、他方、切換スイッチ64の共通端子か
らはテープ下流側に位置する隣接トラックからクロスト
ークとして再生されたFM音声信号レベルに応じた直流
電圧が取り出されて差動増幅器65の反転入力端子に供
給される。
これにより、前記した回転ヘッドHAI。
HA2のトラッキング制御動作と同様に、回転ヘッドH
1又はH2が第5図中、テープ上流側にドラックずれを
生じて再生しているときには、トラックずれが無いとぎ
に比しそのトラックずれ量に応じた高い値の電圧が差動
増幅器65より取り出され、他方、テープ下流側に1−
ラックずれを生じて再生しているときには、トラックず
れが無いときに比しそのトラックずれ(イ)に応じた低
い電圧が差動増幅器65より取り出される。この差動増
幅器65の出力電圧はトラックずれ検出電圧として回転
ヘッドH+ 、H2をトラック幅方向に変位させるヘッ
ドムービング機構(図示せず)に印加され、回転ヘッド
H1又はH2のトラックずれが最小となるようにこれを
駆動制御する。
このように、本実施例によれば、FM音声信号の搬送波
周波数を1トラツク毎に切換えて記録し、再生すべき1
〜ラツクの両側の隣接トラックからクロストークとして
再生される2種のFM音声信号レベルをレベル比較する
ことにより、回転ヘットHA+ 、HA2 、H+ 、
H2のトラックずれ情報を得、更にこれに基づいてヘッ
ドムービング機構を駆動づるようにしているので、トラ
ッキング制御用のパイロット信号の記録再生をしなくて
も、また回転ヘッドを揺動Jることなく、回転ヘッドH
AI 、HA2 、H+ 、H2のトラッキング制御が
できる。
ところで、以上の説明では記録再生される音声信号は単
チャンネルとして説明したが、2チヤンネルの場合の第
2.第3及び第4実施例の夫々について次に説明する。
本発明の第2実施例は、第3図に示す入力端子5に左(
又は右)チャンネルの音声信号を供給し、かつ、入力端
子6に右(又は左)チャンネルの音声信号を供給すると
共に、第3図に破線でホーた音声信号記録回路67と混
合回路68とを夫々記録系に設けたものであり、また再
生系には第6図に破線で示したFM音声信号再生回路6
9を設けたものであり、その他は第1実施例と同様であ
る。
そして、上記の音声信号記録回路67は第8図に示す如
く、入力端子6よりの2チヤンネルのうちの一方のチャ
ンネルの音声信号で周波数fs(例えば2.1MH2)
の搬送波を周波数変調する周波″数変調器71で構成さ
れており、これより取り出された第5のFM音声信号を
混合回路68へ供給し、ここでスイッチング回路12よ
りの他方のチ17ンネルの第1乃至第4のうちの−のF
M音声信号に周波数分割多重する。これにより、上記一
方のチャンネルの第5のFM音声信号はすべての音声ト
ラックに同一の搬送波周波数[5で連続的に記録され、
かつ、他方のチャンネルのFM音声信号は前記した如く
その搬送波周波数が1トラック走査期間毎にf1→f3
→f4→f2→f1→・・・という順序で巡回的に切換
えられて音声トラックに記録される。
また再生系においては、第6図に示すFM音声信号再生
回路69は第9図に示す如く、帯域フィルタ72とFM
復調器73とが縦続接続された構成とされており、帯域
フィルタ72によりスイッチング回路35から取り出さ
れた再生FM信号中から上記の第5のFM音声信号を弁
別分離してからFM復調器73に供給する構成とされて
いる。
これにより、FM復調器73からは一方のチャンネルの
復調音声信号が連続的に取り出されて第6図に示す出力
端子70へ出力される。また他方のチャンネルの音声信
号は第1実施例と同様にして第6図に示す出力端子34
から連続的に取り出される。更にトラックずれ情報は第
1乃至第4のFM音声信号レベルから第1実施例と同様
にして得られる。
次に本発明装置の第3実施例について説明するに、本実
施例は第3図の音声信号記録回路67を第10図に示す
如き構成とし、かつ、第6図のFM音声信号再生回路6
9を第11図に示す構成とした点が第2実施例と異なる
。第10図において、入力端子6に入来した一方のチャ
ンネルの音声信号は、周波数変調器74.75.76及
び77に夫々供給され、ここで周波数[5(例えば2.
1MH2)、f7 (例えば2.6MH2)、f a(
例えば2.85 M日l)及びfs(例えば2.35M
H2)を周波数変調する。周波数変調器74〜77から
取り出された第5乃至第8のFM音声信号はスイッチン
グ回路78に供給される。スイッチング回路78は第3
図のスイッチング回路12と連動して切換制御されるよ
うに構成されており、1トラック走査期間毎に搬送波周
波数がf5→[7→[8→[6→f5→・・・という順
序で切換えられたFM音声信号を出力し、第3図の混合
回路68へ供給する。上記の搬送波周波数f5.fy。
fs及びf6の第5.第6.第7及び第8のFM音声信
号の周波数スペクトラムは第4図1こ破線のAs 、 
As 、△7及びAsで示ず如くになる。
以下、前記第1実施例と同様にして記録が行なわれる。
これにより、第5図に示したテープパターンにおいて、
例えばトラック[1には第1及び第5のFM音声信号が
周波数分割多重されて記録され、トラックt2には第2
及び第6のFM音声信号が、トラックt3には第3及び
第7のFM音声信号が、更にトラック[4には第4及び
第8のFM音声信号が夫々周波数分割多重されて記録さ
れたものとなり、以下上記と同様の組合せで2つのFM
音声信号が順次のトラックに記録されたトラックパター
ンとなる。
一方、この第3実施例の再生系は第6図に示すFM音声
信号再生回路69が第11図に示す如き構成とされてい
る。第11図において、第6図のスイッチング回路35
より取り出された再生FM音声信号は帯域フィルタ79
〜82により上記第5乃至第8の再生FM音声信号が分
離ろ波された後、FM復調回路83〜86へ供給され、
ここでFM復調されてからスイッチング回路87へ供給
される。スイッチング回路87はスイッチング回路33
と連動して切換ねるよう構成されているため、スイッチ
ング回路87は出力端子70へ一方のチャンネルの再生
音声信号を連続的に出力する。
またこのときは、第6図の出力端子34には他方のチャ
ンネルの再生音声信号が連続的に出力される。
なお、第3実施例において、トラックずれ情報は、左右
2つのチャンネルのFM音声信号のクロストーク再生レ
ベルを合成して得ることもできるし、第1実施例や第2
実施例の如く、一つのチャンネルのFM音声信号のクロ
ストーク再生レベルから得ることもできる。
次に本発明装量の第4実施例について説明するに、第1
2図は本実施例の記録系によるテープパターンの一例を
示す。同図中、第5図と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
第12図において、各重複記録トラックの下半分(間隔
の疎なる斜線を付して示す)には2つのチャンネルのう
ちの一方のヂ′VンネルのFM音声信号が時間軸を約2
倍に圧縮されて記録されており、また上半分(間隔の密
なる斜線を付して示す)には他方のチャンネルのFM音
声信号が時間軸を約2倍に圧縮されて記録されている。
また、左右2つのチャンネルのFM音声信号は、その搬
送波周波数がいずれも1トラック走査期間毎に、例えば
「j→[3→f4→[2→f1→・・・という順序で順
次巡回的に切換えられて記録されている。従って、本実
施例によれば、2つのチャンネルのFM音声信号の搬送
波周波数はf1〜f4の4種類であり、第2及び第3実
施例と同様に2チャンネルステレオ音声信号の高品質な
記録、再生と、FM音声信号のクロストーク再生レベル
に基づく回転ヘッドH+ 、H2’、HA + 、1−
IA2のトラッキング制御とができる。
応用例 なお、本発明は上記の各実施例に限定されるものではな
く、その他種々の応用例が考えられる。
まず、回転ヘッドH+ 、H2、HAI 、HA2のト
ラッキング制御動作は記録時にも行なうことができる。
この場合、回転ヘッドHA1.HA2が音声トラックを
或いは回転ヘッドH+ 、H2が映像トラックを記録形
成しているときに、一本のトラック記録開始時点から一
定期間後に、所定の極めて僅かの期間(これは再生画像
に悪影響が無いように例えば垂直帰線消去期間内に選定
される)だけ回転ヘッドHAノ、HA2.H+又はH2
を再生ヘッドとして動作させてその直前に記録された隣
接音声トラックの既記録FM音声信号をクロストークと
して再生し、しかる後に回転ヘッドHAI 、HA2 
、H+ T又はH2を再び記録ヘッドとして動作するよ
うに切換えることを各トラン゛りの記録の都度繰り返し
、相隣る2木のトラックから1トラック走査期間毎にク
ロストークとして順次に再生されたFM音声信号レベル
を比較してトラックずれ検出電圧を取り出し、そのレベ
ル及び極性から回転ヘッドfix + 、’HA 2 
、 l」+又はH2のトラックずれが最小となるように
前記へラドムービング機構が駆動制御される。
また、FM音声信号をFM輝度信号と低域変換搬送色信
号とに夫々周波数分割多重し、これを同一の回転ヘッド
により記録し、再生するようにしてもよい。この場合も
隣接トラックからクロストークとして再生されるFM音
声信号は帯域フィルタ25〜28のうちの−の帯域フィ
ルタにより除去され再生すべきトラックの再生FM音声
信号のみが周波数選択されて取り出されるから、高品質
な音声信号の記録、再生ができる。
また回転ヘッドH+、H2をトラック幅方向に変位させ
る第1のへラドムービング機構と、回転ヘッドHA+、
HA2をトラック幅方向に変位させる第2のへッドムー
ヒングtaMIiとを夫々設けるようにしてもよいが、
1対の回転ヘッドt−1+。
H2と回転ヘッドHAI、HA2とを1つのへラドムー
ビング機構に設けることもでき、その場合は前記の回転
ヘッドHAI、HA2のトラッキングサーボ回路と回転
ヘッドl−1+、l12のトラッキングサーボ回路との
うち、いずれか一方を省略することもできる。
更に前記の各実施例では、一対の回転ヘッドHAI、H
A2のアジマス角度を+30°と−30゜とに夫々違え
ているが、トラックずれ検出の容易さ、精度等より、ア
ジマス角度を同一とすることもできる。この場合のFM
音声信号の隣接トラックよりのクロストークは通常の帯
域フィルタにより除去することができる。また更に、回
転ヘッド11+ 、H2、HAI 、HA2は上下の固
定ドラム間に挾まれたディスクプレート等の回転体に成
句【プてもよいことは勿論である。
効  果 上述の如く、本発明によれば、トラック毎に互いに異な
る搬送波周波数のFM音声信号を記録しているので、再
生時にフィルタ回路により再生すべきトラックから再生
されたFM音声信号のみを周波数選択すると共に、隣接
トラックからのクロス1〜−り成分は除去することがで
き、J:って音声信号を高品質で記録再生することがで
き、また特別にトラッキング制御のためのパイロット信
号を記録しなくとも、又回転ヘッドを揺動しなくとも記
録又は再生時に再生信号中にクロストークとして再生さ
れて混入している隣接トラックのFM音声信号のレベル
によりトラックずれ情報を得ることができ、よって音声
信号記録再生用回転ヘッドのトラッキング制御が再生画
質に悪影響をもたらすことなくでき、また、音声トラッ
クと映像トラックとを同じ位置に、一定の時間差をもっ
て又は同時に記録形成しているので、両トラックを重複
することなく記録する場合に比し記録再生時間を減少さ
せることがなく、更にFM音声信号を映像信号記録用と
は別の回転ヘッドを用いて記録し、これに映像トラック
を重ねて記録するようにしているから、FM音声信号と
FMされた映像信号とを多重して同一回転ヘッドにより
記録再生する従来方式に比し、キャリア周波数間のビー
トによる相互干渉を大幅に低減することかでき、従って
再゛生画面中のモアレを略なくずことができる等の数々
の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明装置におけるヘッド配置
関係等の一実施例を示す平面図及び側面図、第3図は本
発明装置の記録系の各実施例を示すブロック系統図、第
4図は本発明装置により記録再生される信号の周波数ス
ペクトラムの各個を示す図、第5図は本発明により記録
、再生されるテープパターンの一例を示す図、第6図及
び第7図は夫々本発明装置の再生系の各実施例の各要部
を示すブロック系統図、第8図及び第10図は夫々第3
図図示ブロック系統中の要部の各実施例を示すブロック
系統図、第9図及び第11図は夫々第6図図示ブロック
系統中の要部の各実施例を示すブロック系統図、第12
図は本発明により記録。 再生されるテープパターンの他の例を示す図で訴る。 1・・・回転ドラム、3・・・磁気テープ、5,6・・
・信号入力端子、7・・・標準方式カラー映像信号入力
端子、8〜11.71.74〜77−・・周波数変調器
、15・・・輝度信号記録系、1G・・・搬送色信号記
録系、25〜28.54〜57.72.79〜82・・
・帯域フィルタ、29〜32,73.83〜86・・・
FM復調器、34・・・再生音声信号出力端子、41・
・・輝度信号再生系、42・・・搬送色信号再生系、5
1゜65・・・差動増幅器、52・・・ヘッドHA+ 
、HA 2の1−ラックずれ検出電圧出力端子、66・
・・ヘッドH+、Hzのトラックずれ検出電圧出力端子
、67・・・音声信号記録回路、69・・・FM音声信
号再生回路、70・・・再生音声信号出力端子、)−I
AI。 HAz・・・音声信号記録再生用回転ヘッド、H+。 ト12・・・映像信号記録再生用回転ヘッド。 第8図 第9図 第it図 第12図 TI)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)搬送波周波数が回転ヘッドの1トラック走査期間
    毎に異なる周波数に切換えられた被周波数変調音声信号
    を発生して直列に出力する手段と、走行する磁気記録媒
    体に該被周波数変調音声信号の記録トラックを上記回転
    ヘッドにより形成して記録する記録手段とよりなること
    を特徴とする磁気記録装置。 ■ 該被周波数変調音声信号を出力する手段は、該被周
    波数変調音声信号の搬送波周波数を4種類のうちいずれ
    か−の搬送波周波数に順次巡回的に切換えるよう構成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記
    録装置。 0 WI送波周波数が回転ヘッドの1トラック走査期間
    毎に異なる周波数に切換えられた被周波数変調音声信号
    を発生して直列に出力する手段と、走行する磁気記録媒
    体に該被周波数変調音声信号の記録トラックを上記回転
    ヘッドにより形成して記録する記録手段と、該磁気記録
    媒体の既記縁被周波数変調音声信号を上記回転ヘッドに
    より再生する再生手段と、該再生被周波数変調音声信号
    をFM復調して再生音声信号を連続的に取り出す復調手
    段とよりなることを特徴とづる磁気記録再生装置。 (4)該被周波数変調音声信号を出力する手段は、該被
    周波数変調音声信号の搬送波周波数を4種類のうちいず
    れか〜の搬送波周波数に順次巡回的に切換えるよう構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の磁気
    記録再生装置。 6)搬送波周波数が回転ヘッドの1トラック走査期間毎
    に異なる周波数に切換えられた被周波数変調音声信号を
    発生して直列に出力する手段と、走行する磁気記録媒体
    に該被周波数変調音声信号の記録トラックを上記回転ヘ
    ッドにより相隣るトラック間のガートバンド無く又は極
    めて小に形成して記録する記録手段と、該磁気記録媒体
    の既記縁被周波数変調音声信号を該回転ヘッドにより再
    生する再生手段と、該再生被周波数変調音声信号の搬送
    波周波数の違いに応じて該再生被周波数変調音声信号を
    周波数選択して出力するフィルタ回路と、該フィルタ回
    路より取り出された信号のうち再生すべき−のトラック
    から再生された被周波数変調音声信号のみをFM復調し
    て再生音声信号を連続的に取り出す手段と、記録時又は
    再生時に上記回転ヘッドが走査すべきl・ラックの片側
    又は両側に記録されているトラックからクロストークと
    して再生された該被周波数変調音声信号を該フィルタ回
    路より取り出し、その再生レベルに基づいて該回転ヘッ
    ドのトラックずれ情報を得る手段と、該トラックずれ情
    報に基づいて該回転ヘッドをそのトラックずれが最小と
    なるようにトラック幅方向に変位させるヘッドムービン
    グi横とよりなることを特徴とする磁気記録再生装置。 (6)該被周波数変調音声信号を出力する手段は、該被
    周波数変調音声信号の搬送波周波数を4種類のうちいず
    れか−の搬送波周波数に順次巡回的に切換えるよう構成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の磁気
    記録再生装置。
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DE8484302505T DE3475977D1 (en) 1983-04-12 1984-04-12 Recording and/or reproducing apparatus with tracking servo-mechanism responsive to fm crosstalk components
US06/599,670 US4724494A (en) 1983-04-12 1984-04-12 Tracking apparatus responsive to multiple frequency-modulated carriers on different tracks
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53113517A (en) * 1977-03-15 1978-10-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Recording/reproducing system
JPS5955687A (ja) * 1982-09-24 1984-03-30 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気録画における音声信号記録方式

Patent Citations (2)

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JPS5955687A (ja) * 1982-09-24 1984-03-30 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気録画における音声信号記録方式

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