JPH028518B2 - - Google Patents
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- JPH028518B2 JPH028518B2 JP55098388A JP9838880A JPH028518B2 JP H028518 B2 JPH028518 B2 JP H028518B2 JP 55098388 A JP55098388 A JP 55098388A JP 9838880 A JP9838880 A JP 9838880A JP H028518 B2 JPH028518 B2 JP H028518B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
-
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- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
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- H04N9/80—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback
- H04N9/82—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only
- H04N9/825—Transformation of the television signal for recording, e.g. modulation, frequency changing; Inverse transformation for playback the individual colour picture signal components being recorded simultaneously only the luminance and chrominance signals being recorded in separate channels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラー映像信号の記録再生装置に関
し、特に、放送用のニユース取材用などに適しう
る高品質な記録再生システムを構成し、スタジオ
編集機内に時間軸補正器を内蔵させダビングによ
る画質の劣化を大きく改善せんとするものであ
る。
し、特に、放送用のニユース取材用などに適しう
る高品質な記録再生システムを構成し、スタジオ
編集機内に時間軸補正器を内蔵させダビングによ
る画質の劣化を大きく改善せんとするものであ
る。
従来、カラー映像信号の磁気記録再生装置(以
下VTRと称す)の主流は回転ヘツドでテープに
斜めに映像トラツクを形成するヘリカルスキヤン
形である。特に家庭用VTRでは、放送用に比べ
ると画質をある程度犠牲にし、そのかわりテープ
消費量を大幅に少なくした小形でしかも高密度記
録がなされている。例えばVHS方式VTRでは直
径62mmの回転シリンダに互に180゜の回転角を有す
るように配置された2つのビデオヘツドでカラー
映像信号を1/2インチ(12.65mm)幅のテープに対
し斜めに記録されている。又放送用VTRにおい
ては、ニユース取材(ENG)ポータブルVTRと
して、従来2″VTRや1″VTRが使われれていたが
装置が大きく、重いため、小形軽量化が切望さ
れ、工業用に開発された3/4インチU規格VTRも
最近ニユース取材用にかなり使用されるようにな
つた。この3/4インチU規格VTRはシリンダ径
110mm、テープ幅3/4インチ(18.98mm)であるた
め、小形化にも限度があり、さらに映像信号の記
録方法として、カラー映像信号から輝度信号(約
3MHz帯域)と直角2相変調された色信号
(NTSC方式の場合、3.58MHz±500KHz帯域)を
分離し、分離された輝度信号を周波数の高域側で
周波数変調し、その低域を除去して、前記色信号
を低域周波数に変換した信号(例えば、688KHz
±500KHz)と重畳して、第1図に示すようなス
ペクトラムで記録する方法を用いるため、輝度信
号や色信号帯域が制限され、通常再生輝度信号帯
は3MHzで約−6dB、色信号帯域は副搬送波周波
数から500KHz離れた点で約−6dB程度である。
さらにこのような記録方法では、信号が振幅と位
相をもつた情報で記録されるため、VTRの時間
軸変動の影響を受け、カラーモニタ上で色相むら
や飽和度むらが発生するなどの問題があり、画質
としても放送用として十分でない。さらに、
ENGシステムでは第2図に示すように何回かの
ダビングが行なわれる。すなわち、第2図におい
て、50はカラーカメラとポータブルVTRが一
体化して示してある。このポータブルVTR50
でニユース取材が行なわれ、取材されたテープ5
1は52のスタジオVTR1で再生され、その再
生信号は必要な期間だけ53のスタジオVTR2
に記録される。いわゆる電子編集によるダビング
が行なわれる。第2図には図示しないが、このよ
うな手法が何回か行なわれたのち、時間軸補正器
54により、時間軸変動を除去して、放送局のカ
ラー映像信号を得るように構成される。そのた
め、前述したように、帯域制限の多い3/4インチ
U規格VTRのダビング画質は、解像度が低くな
り、ぼけた画質であり、色信号帯域のせまさから
くる色にじみ、さらには、色相むらや飽和度むら
が多くなる欠点があつた。また、ダビングする際
に、時間軸補正器を通さないので時間軸変動が累
積し、ダビング後時間軸補正器を通しても時間軸
変動成分が残留していた。
下VTRと称す)の主流は回転ヘツドでテープに
斜めに映像トラツクを形成するヘリカルスキヤン
形である。特に家庭用VTRでは、放送用に比べ
ると画質をある程度犠牲にし、そのかわりテープ
消費量を大幅に少なくした小形でしかも高密度記
録がなされている。例えばVHS方式VTRでは直
径62mmの回転シリンダに互に180゜の回転角を有す
るように配置された2つのビデオヘツドでカラー
映像信号を1/2インチ(12.65mm)幅のテープに対
し斜めに記録されている。又放送用VTRにおい
ては、ニユース取材(ENG)ポータブルVTRと
して、従来2″VTRや1″VTRが使われれていたが
装置が大きく、重いため、小形軽量化が切望さ
れ、工業用に開発された3/4インチU規格VTRも
最近ニユース取材用にかなり使用されるようにな
つた。この3/4インチU規格VTRはシリンダ径
110mm、テープ幅3/4インチ(18.98mm)であるた
め、小形化にも限度があり、さらに映像信号の記
録方法として、カラー映像信号から輝度信号(約
3MHz帯域)と直角2相変調された色信号
(NTSC方式の場合、3.58MHz±500KHz帯域)を
分離し、分離された輝度信号を周波数の高域側で
周波数変調し、その低域を除去して、前記色信号
を低域周波数に変換した信号(例えば、688KHz
±500KHz)と重畳して、第1図に示すようなス
ペクトラムで記録する方法を用いるため、輝度信
号や色信号帯域が制限され、通常再生輝度信号帯
は3MHzで約−6dB、色信号帯域は副搬送波周波
数から500KHz離れた点で約−6dB程度である。
さらにこのような記録方法では、信号が振幅と位
相をもつた情報で記録されるため、VTRの時間
軸変動の影響を受け、カラーモニタ上で色相むら
や飽和度むらが発生するなどの問題があり、画質
としても放送用として十分でない。さらに、
ENGシステムでは第2図に示すように何回かの
ダビングが行なわれる。すなわち、第2図におい
て、50はカラーカメラとポータブルVTRが一
体化して示してある。このポータブルVTR50
でニユース取材が行なわれ、取材されたテープ5
1は52のスタジオVTR1で再生され、その再
生信号は必要な期間だけ53のスタジオVTR2
に記録される。いわゆる電子編集によるダビング
が行なわれる。第2図には図示しないが、このよ
うな手法が何回か行なわれたのち、時間軸補正器
54により、時間軸変動を除去して、放送局のカ
ラー映像信号を得るように構成される。そのた
め、前述したように、帯域制限の多い3/4インチ
U規格VTRのダビング画質は、解像度が低くな
り、ぼけた画質であり、色信号帯域のせまさから
くる色にじみ、さらには、色相むらや飽和度むら
が多くなる欠点があつた。また、ダビングする際
に、時間軸補正器を通さないので時間軸変動が累
積し、ダビング後時間軸補正器を通しても時間軸
変動成分が残留していた。
以上のような点に鑑み、本発明は、放送用のニ
ユース取材などに適しうる高品質な再生画像を得
る方式を提供し、特にその方式におけるダビング
画質の劣化の非常に少ないダビング方式を提供す
る。
ユース取材などに適しうる高品質な再生画像を得
る方式を提供し、特にその方式におけるダビング
画質の劣化の非常に少ないダビング方式を提供す
る。
本発明によれば前述したVHS方式VTRと同程
度かそれ以下の大きさのシリンダ径およびカセツ
トでも高品質の画像と良好なダビング特性を得る
ことができ、従来のENG用VTRに比べ小形軽量
にすることができる。
度かそれ以下の大きさのシリンダ径およびカセツ
トでも高品質の画像と良好なダビング特性を得る
ことができ、従来のENG用VTRに比べ小形軽量
にすることができる。
以下本発明の詳細な説明を行なう。
第3図は本発明によるシリンダ上でのヘツド配
置、第4図にそのヘツドの前面図、第5図に記録
パターンの一例、第6図に本発明の一実施例ブロ
ツク図を示す。
置、第4図にそのヘツドの前面図、第5図に記録
パターンの一例、第6図に本発明の一実施例ブロ
ツク図を示す。
第3図、第4図において、A,A′およびB,
B′はシリンダ円周上で互いに同じ高さで180゜角間
隔に配置された2組のヘツドを表わしている。
B′はシリンダ円周上で互いに同じ高さで180゜角間
隔に配置された2組のヘツドを表わしている。
このヘツドA,Bにより、第5図の映像トラツ
クTA,TBが形成され、ヘツドA′,B′により映像
トラツクTA′,TB′が形成され、これが交互に映
像トラツクを形成する。第4図および第5図で、
TA,TBはそれぞれA(A′),B(B′)ヘツドのト
ラツク幅を、TPはトラツクピツチを、TSはスペ
を表わす。今、シリンダの直径、回転数、x、y
の値、TA、TB、TSの値、テープ速度、テープと
記録軌跡の成す角度を適切に定めると第5図のよ
うな記録パターンとなる。一例をあげると、TA
>TBに設定し、VHS方式VTRと同程度の径のシ
リンダを有し、VHSカセツトで約20分の記録が
可能なVTRを構成することができる。
クTA,TBが形成され、ヘツドA′,B′により映像
トラツクTA′,TB′が形成され、これが交互に映
像トラツクを形成する。第4図および第5図で、
TA,TBはそれぞれA(A′),B(B′)ヘツドのト
ラツク幅を、TPはトラツクピツチを、TSはスペ
を表わす。今、シリンダの直径、回転数、x、y
の値、TA、TB、TSの値、テープ速度、テープと
記録軌跡の成す角度を適切に定めると第5図のよ
うな記録パターンとなる。一例をあげると、TA
>TBに設定し、VHS方式VTRと同程度の径のシ
リンダを有し、VHSカセツトで約20分の記録が
可能なVTRを構成することができる。
さて本発明による高品質を得る記録再生方式の
一実施例を第6図に示し詳細な説明を行なう。第
6図において、1は輝度信号入力端である。2は
色信号の色差入力端。例えばR−Y信号又はI信
号である。以下I信号として説明する。3は色信
号のもう一つの色差信号入力端。例えばB−Y信
号又はQ信号である。以下Q信号として説明す
る。各信号入力端1,2,3は第2図のニユース
取材用ポータブルVTR内のカラーカメラの出力
に相当し、広帯域の輝度信号、I信号、Q信号で
ある。
一実施例を第6図に示し詳細な説明を行なう。第
6図において、1は輝度信号入力端である。2は
色信号の色差入力端。例えばR−Y信号又はI信
号である。以下I信号として説明する。3は色信
号のもう一つの色差信号入力端。例えばB−Y信
号又はQ信号である。以下Q信号として説明す
る。各信号入力端1,2,3は第2図のニユース
取材用ポータブルVTR内のカラーカメラの出力
に相当し、広帯域の輝度信号、I信号、Q信号で
ある。
さて、この輝度信号入力端1からの輝度信号に
はSYNC端子からの同期信号が加算器28におい
て加算され、例えば4MHzの帯域に制限する低域
ろ波器4により帯域制限されたのち、図示してい
ないが分離された輝度信号をクランプする回路、
高域周波数成分を強調するエンフアシス回路、記
録可能な最高周波数に相当するレベルに信号をク
リツプする回路を通過させ次のFM変調器7によ
り例えば4.4〜6.0MHzの周波数偏移をもつように
FM変調され、記録増幅器10で増幅された後、
スイツチS3のR端子を介してビデオヘツド15に
より第7図イに示すようなスペクトラムで記録媒
体に記録される。
はSYNC端子からの同期信号が加算器28におい
て加算され、例えば4MHzの帯域に制限する低域
ろ波器4により帯域制限されたのち、図示してい
ないが分離された輝度信号をクランプする回路、
高域周波数成分を強調するエンフアシス回路、記
録可能な最高周波数に相当するレベルに信号をク
リツプする回路を通過させ次のFM変調器7によ
り例えば4.4〜6.0MHzの周波数偏移をもつように
FM変調され、記録増幅器10で増幅された後、
スイツチS3のR端子を介してビデオヘツド15に
より第7図イに示すようなスペクトラムで記録媒
体に記録される。
一方色差信号入力端2からのI信号には、
SYNC端子からの同期信号あるいはそれと同期し
た信号が加算器20において加えられ例えば1M
Hzの帯域をもつ低域ろ波器5により帯域制限さ
れ、前述の輝度信号と同様のクランプ回路、エン
フアシス回路、クリツプ回路などを通過したの
ち、FM変調器8で例えば周波数偏移が5〜6M
HzとなるようにFM変調され、帯域ろ波器11で
約3MHz〜8MHzに帯域制限され加算器13に導か
れる。
SYNC端子からの同期信号あるいはそれと同期し
た信号が加算器20において加えられ例えば1M
Hzの帯域をもつ低域ろ波器5により帯域制限さ
れ、前述の輝度信号と同様のクランプ回路、エン
フアシス回路、クリツプ回路などを通過したの
ち、FM変調器8で例えば周波数偏移が5〜6M
HzとなるようにFM変調され、帯域ろ波器11で
約3MHz〜8MHzに帯域制限され加算器13に導か
れる。
さらに、もう一つの色差信号入力端3からのQ
信号は例えば0.5MHzの帯域をもつ低域ろ波器6
により、帯域制限され、前述の輝度信号と同様の
クランプ回路、エンフアシス回路、クリツプ回路
などを通過したのち、FM変調器9で例えば周波
数偏移が0.7MHz〜1.25MHzとなるようにFM変調
さ、低域ろ波器12で約2MHzに帯域制限された
後、加算器13でFMI信号と加算され、記録増
幅器14で増幅され、スイツチS2のR端子を介し
てビデオヘツド16により第7図ロに示すような
スペクトラムで記録媒体に記録される。
信号は例えば0.5MHzの帯域をもつ低域ろ波器6
により、帯域制限され、前述の輝度信号と同様の
クランプ回路、エンフアシス回路、クリツプ回路
などを通過したのち、FM変調器9で例えば周波
数偏移が0.7MHz〜1.25MHzとなるようにFM変調
さ、低域ろ波器12で約2MHzに帯域制限された
後、加算器13でFMI信号と加算され、記録増
幅器14で増幅され、スイツチS2のR端子を介し
てビデオヘツド16により第7図ロに示すような
スペクトラムで記録媒体に記録される。
前記輝度信号用ビデオヘツド15とは第3図A
(A′)ヘツドであり、前記色信号用ビデオヘツド
16とは第3図B,(B′)ヘツドである。このよ
うに記録すれば、輝度信号のトラツク幅を大きく
でき、かつ色信号を重畳させないため、高S/
N、高解像度の再生画を得ることができる。又色
信号のトラツク幅は狭いが、帯域が輝度信号に対
しI信号が約1/4、Q信号が約1/8程度であり、そ
れだけFM変調に起因する三角ノイズも少なくな
り高S/Nの再生色信号を得ることができる。
(A′)ヘツドであり、前記色信号用ビデオヘツド
16とは第3図B,(B′)ヘツドである。このよ
うに記録すれば、輝度信号のトラツク幅を大きく
でき、かつ色信号を重畳させないため、高S/
N、高解像度の再生画を得ることができる。又色
信号のトラツク幅は狭いが、帯域が輝度信号に対
しI信号が約1/4、Q信号が約1/8程度であり、そ
れだけFM変調に起因する三角ノイズも少なくな
り高S/Nの再生色信号を得ることができる。
以上は記録用回路についての説明である。通常
ポータブルVTRとして、ニユース取材のために
持ち歩くVTRとしては、以上の記録機能があれ
ば十分である。第2図に示したポータブルVTR
は通常この様な記録専用機である。ポータブル
VTRで録画してきたテープをスタジオに持ち帰
り、第2図の様にスタジオVTR1で編集する。編
集するときは当然記録機能も必要なので、スタジ
オVTRには常述の様な記録機能とこれから述べ
る再生機能をもつている。
ポータブルVTRとして、ニユース取材のために
持ち歩くVTRとしては、以上の記録機能があれ
ば十分である。第2図に示したポータブルVTR
は通常この様な記録専用機である。ポータブル
VTRで録画してきたテープをスタジオに持ち帰
り、第2図の様にスタジオVTR1で編集する。編
集するときは当然記録機能も必要なので、スタジ
オVTRには常述の様な記録機能とこれから述べ
る再生機能をもつている。
再生においては、ビデオヘツド15より再生さ
れたFM変調輝度信号は前置増幅器17で増幅さ
れ、図示していないが、テープヘツドの当たりむ
らの振幅変動をリミツタ回路で除去し、FM変調
器18と約4MHz帯域の低域ろ波器19により再
生輝度信号が得られる。一方ビデオヘツド16よ
り再生された色信号は前置増幅器21で増幅さ
れ、帯域ろ波器22と低域ろ波器23に導かれ、
FM変調I信号とFM変調Q信号が分離される。
この2信号はそれぞれ前記輝度信号と同様のリミ
ツタ回路を通過し、FM変調器24と25、及び
低域ろ波器26と27で、FM変調された再生I
信号、再生Q信号が得られる。ここで得られた再
生輝度信号および色差信号I、Qは時間タイミン
グがずれている。この理由としては以下の3つの
主なものである。
れたFM変調輝度信号は前置増幅器17で増幅さ
れ、図示していないが、テープヘツドの当たりむ
らの振幅変動をリミツタ回路で除去し、FM変調
器18と約4MHz帯域の低域ろ波器19により再
生輝度信号が得られる。一方ビデオヘツド16よ
り再生された色信号は前置増幅器21で増幅さ
れ、帯域ろ波器22と低域ろ波器23に導かれ、
FM変調I信号とFM変調Q信号が分離される。
この2信号はそれぞれ前記輝度信号と同様のリミ
ツタ回路を通過し、FM変調器24と25、及び
低域ろ波器26と27で、FM変調された再生I
信号、再生Q信号が得られる。ここで得られた再
生輝度信号および色差信号I、Qは時間タイミン
グがずれている。この理由としては以下の3つの
主なものである。
1 ポータブルVTRの輝度信号ヘツドと色信号
ヘツドの取付間隔とスタジオVTRのそれに誤
差があることによるもの。VHS方式VTRの場
合シリンダ径が62mmであるのでビデオトラツク
長は 62×π/2 となり、1水平期間の長さは 62×π/525≒372μm となる。これが約63.5μsに相当するので、1μm
の誤差は 63.5/372=236ns の時間差となつて現われる。通常輝度信号と色
信号の遅延時間誤差は30ns以下程度が要求され
ており、0.12μmの精度で輝度信号ヘツドと色
信号ヘツドを取付ける必要があり、これは機械
精度上、現状技術では不可能に近い値である。
ヘツドの取付間隔とスタジオVTRのそれに誤
差があることによるもの。VHS方式VTRの場
合シリンダ径が62mmであるのでビデオトラツク
長は 62×π/2 となり、1水平期間の長さは 62×π/525≒372μm となる。これが約63.5μsに相当するので、1μm
の誤差は 63.5/372=236ns の時間差となつて現われる。通常輝度信号と色
信号の遅延時間誤差は30ns以下程度が要求され
ており、0.12μmの精度で輝度信号ヘツドと色
信号ヘツドを取付ける必要があり、これは機械
精度上、現状技術では不可能に近い値である。
2 記録時の温度・湿度と再生時のそれが異なる
ためテープの伸びの量が異なることによるも
の。これは通常のVTRでもSKEWエラーの発
生原因となるもので大きな問題となる。前述の
ように輝度信号と色信号のヘツドを分けた場
合、その間隔がたとえば約3mmあいていれば、
温度が0゜〜50℃、湿度が0%〜85%と変化する
と最大±3μm程度の伸びちぢみが起き、時間
になおせば±700ns程度の遅延時間誤差となつ
てしまう。このため、色ずれのおきた見難い画
面となる。
ためテープの伸びの量が異なることによるも
の。これは通常のVTRでもSKEWエラーの発
生原因となるもので大きな問題となる。前述の
ように輝度信号と色信号のヘツドを分けた場
合、その間隔がたとえば約3mmあいていれば、
温度が0゜〜50℃、湿度が0%〜85%と変化する
と最大±3μm程度の伸びちぢみが起き、時間
になおせば±700ns程度の遅延時間誤差となつ
てしまう。このため、色ずれのおきた見難い画
面となる。
3 輝度信号と色信号の通過帯域が異なるために
おこる遅延時誤差によるもの。色信号処理回路
内の低域波器5,6,26,27は輝度信号
処理回路内の低域波器4,19に較べて、通
過帯域が狭いため、遅延時間も多くなる。通常
テレビジヨンセツト等においても、輝度信号と
色信号の遅延時間差を補償するため、輝度信号
回路内に約0.8μs程度の遅延線を設けている。
第6図の例では変復調回路の両方でこの遅延時
間誤差が発生するため、約1.6μs程度の遅延が
必要になる。放送用の広帯域の輝度信号を
1.6μsも画質劣化なく遅延させるためには、か
なり高級な遅延線が必要でスペースも大きくな
るし、価格も高くなる。しかも1.6μsもの遅延
時間でその偏差を前述のように30ns以内に抑え
ることは非常に難かしい。
おこる遅延時誤差によるもの。色信号処理回路
内の低域波器5,6,26,27は輝度信号
処理回路内の低域波器4,19に較べて、通
過帯域が狭いため、遅延時間も多くなる。通常
テレビジヨンセツト等においても、輝度信号と
色信号の遅延時間差を補償するため、輝度信号
回路内に約0.8μs程度の遅延線を設けている。
第6図の例では変復調回路の両方でこの遅延時
間誤差が発生するため、約1.6μs程度の遅延が
必要になる。放送用の広帯域の輝度信号を
1.6μsも画質劣化なく遅延させるためには、か
なり高級な遅延線が必要でスペースも大きくな
るし、価格も高くなる。しかも1.6μsもの遅延
時間でその偏差を前述のように30ns以内に抑え
ることは非常に難かしい。
以上述べた3つの理由の他にも、輝度信号用ヘ
ツドと色信号用ヘツドを異なつた位置に取りつけ
ているため、それぞれの受けるジツタが異なるこ
とによる時間タイミングのずれも考えられるが、
前述の様に第4図xの値として3mm程度に選んだ
場合にはそれほど問題にならない。
ツドと色信号用ヘツドを異なつた位置に取りつけ
ているため、それぞれの受けるジツタが異なるこ
とによる時間タイミングのずれも考えられるが、
前述の様に第4図xの値として3mm程度に選んだ
場合にはそれほど問題にならない。
以上のような理由でずれる輝度信号と色信号の
時間タイミングを補正するのに、本発明では電荷
転送素子(CCD)を用いた構成例を示している。
CCDは電荷を転送するためのクロツクの周波数
を可変することによつて可変遅延線として動作す
るので、輝度信号と色信号のI信号の方に重畳し
た同期信号の時間誤差を検出し、その誤差電圧に
よつて電圧制御発振器(VCO)の発振周波数を
制御し、この制御された発振器の出力をCCDに
加えて、CCDの出力側で輝度信号と色信号の時
間誤差を吸収するような構成をしている。さらに
再生信号からジツタを含んだ水平同期信号或いは
それと同期した信号を分離し、ジツタをもたない
基準の水平同期信号と位相比較して、その出力電
圧でVCOを制御し、CCDに加えることにより、
時間軸補正器(TBC)としても動作させること
ができる。本発明はこのように、再生されたベー
スバンド輝度信号、色信号の時間タイミング誤差
を補正するとともに、再生信号の時間軸補正を行
ない高品質の再生画像を得ようとするものであ
る。
時間タイミングを補正するのに、本発明では電荷
転送素子(CCD)を用いた構成例を示している。
CCDは電荷を転送するためのクロツクの周波数
を可変することによつて可変遅延線として動作す
るので、輝度信号と色信号のI信号の方に重畳し
た同期信号の時間誤差を検出し、その誤差電圧に
よつて電圧制御発振器(VCO)の発振周波数を
制御し、この制御された発振器の出力をCCDに
加えて、CCDの出力側で輝度信号と色信号の時
間誤差を吸収するような構成をしている。さらに
再生信号からジツタを含んだ水平同期信号或いは
それと同期した信号を分離し、ジツタをもたない
基準の水平同期信号と位相比較して、その出力電
圧でVCOを制御し、CCDに加えることにより、
時間軸補正器(TBC)としても動作させること
ができる。本発明はこのように、再生されたベー
スバンド輝度信号、色信号の時間タイミング誤差
を補正するとともに、再生信号の時間軸補正を行
ない高品質の再生画像を得ようとするものであ
る。
第6図において、低域ろ波器19の出力に得ら
れた再生輝度信号をCCD33に導くとともに、
水平同期分離回路29にも導く。この同期分離回
路29の出力には、輝度信号に含まれるジツタを
持つた水平同期信号が得られる。端子30には局
内の基準の水平同期信号を加え、位相比較器31
において前記同期分離回路29の水平同期信号出
力と端子30に加えられた基準水平同期信号とを
位相比較し、ジツタに応じて得られる位相誤差電
圧を可変発振器(VCO)32に加え、位相誤差
電圧に対応した周波数で発振させる。このVCO
32で発生したクロツクに応じて、低域ろ波器1
9から加えられた輝度信号情報がCCD33内を
転送されていく。同期分離回路29からの同期信
号位相が端子30からのものに較べて進んでいれ
ば、VCO32の発振周波数が低くなるようにま
た逆に遅れていれば高くなる様に位相誤差電圧の
極性およびVCO32の特性を設計しておくと、
CCD33の出力には時間軸の補正された輝度信
号が得られる。輝度信号ヘツドと色信号ヘツドの
取付け位置があまり離れていない場合はそのジツ
タ成分にあまり差がないことは前述のとおりなの
で、VCO32の発生するクロツクでI信号遅延
用CCD39、Q信号遅延用CCD40を駆動すれ
ばその出力には輝度信号同様時間軸補正された色
信号が得られるはずである。しかし、ここでは輝
度信号用VCO32とは別に色信号用VCO38を
設けている。VCO38を制御する位相誤差電圧
は位相比較器31からの出力だけでなく位相比較
器36からの電圧によつても制御される。位相比
較器36は輝度信号から同分離回路35で分離し
た同期信号と色信号から同期分離回路34で分離
した同期信号とを比較し、その位相誤差電圧を発
生させるものである。この同期分離回路34およ
び35で分離する同期信号は水平同期信号より、
垂直同期信号で十分である。これは前述した時間
タイミングの起る理由がいづれも固定量はあるい
は緩慢な変化をするものであるから、必ずしも速
い応答速度を必要としないためである。しかも色
信号に同期信号を加える場合、色信号は0レベル
を基準に正極性側にも負極性側にも変化するの
で、同期信号をどちらの極性にしても分離しにく
いことから、ブランキング期間が広い垂直同期信
号を用いた方が、容易に誤動作なく取り出すこと
ができる。
れた再生輝度信号をCCD33に導くとともに、
水平同期分離回路29にも導く。この同期分離回
路29の出力には、輝度信号に含まれるジツタを
持つた水平同期信号が得られる。端子30には局
内の基準の水平同期信号を加え、位相比較器31
において前記同期分離回路29の水平同期信号出
力と端子30に加えられた基準水平同期信号とを
位相比較し、ジツタに応じて得られる位相誤差電
圧を可変発振器(VCO)32に加え、位相誤差
電圧に対応した周波数で発振させる。このVCO
32で発生したクロツクに応じて、低域ろ波器1
9から加えられた輝度信号情報がCCD33内を
転送されていく。同期分離回路29からの同期信
号位相が端子30からのものに較べて進んでいれ
ば、VCO32の発振周波数が低くなるようにま
た逆に遅れていれば高くなる様に位相誤差電圧の
極性およびVCO32の特性を設計しておくと、
CCD33の出力には時間軸の補正された輝度信
号が得られる。輝度信号ヘツドと色信号ヘツドの
取付け位置があまり離れていない場合はそのジツ
タ成分にあまり差がないことは前述のとおりなの
で、VCO32の発生するクロツクでI信号遅延
用CCD39、Q信号遅延用CCD40を駆動すれ
ばその出力には輝度信号同様時間軸補正された色
信号が得られるはずである。しかし、ここでは輝
度信号用VCO32とは別に色信号用VCO38を
設けている。VCO38を制御する位相誤差電圧
は位相比較器31からの出力だけでなく位相比較
器36からの電圧によつても制御される。位相比
較器36は輝度信号から同分離回路35で分離し
た同期信号と色信号から同期分離回路34で分離
した同期信号とを比較し、その位相誤差電圧を発
生させるものである。この同期分離回路34およ
び35で分離する同期信号は水平同期信号より、
垂直同期信号で十分である。これは前述した時間
タイミングの起る理由がいづれも固定量はあるい
は緩慢な変化をするものであるから、必ずしも速
い応答速度を必要としないためである。しかも色
信号に同期信号を加える場合、色信号は0レベル
を基準に正極性側にも負極性側にも変化するの
で、同期信号をどちらの極性にしても分離しにく
いことから、ブランキング期間が広い垂直同期信
号を用いた方が、容易に誤動作なく取り出すこと
ができる。
このように、CCD33,39,40の出力に
は、時間軸、時間タイミングとも補正された輝度
信号、I信号、Q信号が得られる。これらの信号
をダビング端子41を通して必要な内容だけ別の
VTRによりダビングされる。時間軸もタイミン
グも合わせてからダビングすると、ジツタおよび
時間誤差が累積することもなく、しかもベースバ
ンドのままダビングするので高品質な画質を維持
することができる。
は、時間軸、時間タイミングとも補正された輝度
信号、I信号、Q信号が得られる。これらの信号
をダビング端子41を通して必要な内容だけ別の
VTRによりダビングされる。時間軸もタイミン
グも合わせてからダビングすると、ジツタおよび
時間誤差が累積することもなく、しかもベースバ
ンドのままダビングするので高品質な画質を維持
することができる。
このようにして、編集が終了したのち、CCD
39,40からの色信号IおよびQを平衡変調器
42,44に加える。この平衡変調器44では端
子45からの局内の基準色副搬送波SC(0゜)を加
え平衡変調し、平衡変調器42では端子43から
前記色副搬送波より90゜位相の進んだSC(90゜)を
加え、やはり平衡変調している。これら変調器4
2,44の出力を加算器46で加算するとこの出
力には直角2相変調波が得られ、さらに加算器4
7で輝度信号を加算すると出力端子48には複合
カラー映像信号が得られる。
39,40からの色信号IおよびQを平衡変調器
42,44に加える。この平衡変調器44では端
子45からの局内の基準色副搬送波SC(0゜)を加
え平衡変調し、平衡変調器42では端子43から
前記色副搬送波より90゜位相の進んだSC(90゜)を
加え、やはり平衡変調している。これら変調器4
2,44の出力を加算器46で加算するとこの出
力には直角2相変調波が得られ、さらに加算器4
7で輝度信号を加算すると出力端子48には複合
カラー映像信号が得られる。
本発明のようにベースバンド再生輝度信号、色
信号の時間軸を局内の水平同期信号を基準に補正
し、それを局内の基準色副搬送波で直角二相変調
して複合カラー信号を得る構成とすれば、輝度信
号と色信号がインターリーブした標準信号を、色
相むらや飽和むらなく非常にすぐれた画質として
再生することができる。しかもダビングするごと
にベースバンドで時間軸を補正しているので、ジ
ツタが累積することもなく、本発明は特にダビン
グの画質劣化を防止する点で非常に効果の多い方
式である。
信号の時間軸を局内の水平同期信号を基準に補正
し、それを局内の基準色副搬送波で直角二相変調
して複合カラー信号を得る構成とすれば、輝度信
号と色信号がインターリーブした標準信号を、色
相むらや飽和むらなく非常にすぐれた画質として
再生することができる。しかもダビングするごと
にベースバンドで時間軸を補正しているので、ジ
ツタが累積することもなく、本発明は特にダビン
グの画質劣化を防止する点で非常に効果の多い方
式である。
第6図の実施例では時間タイミングを合わすた
めの位相比較器36の出力を加算器37で位相比
較器31の出力と加算し、VCO38に加え、色
信号用CCD39,40を制御しているが、位相
比較器36の出力を位相比較器31の出力と加算
してVCO32に加え輝度信号用CCD33を制御
しても同様に構成できる。このとき色信号用
CCD39,40へのクロツクは位相比較器31
の出力のみによつて制御されたVCO38から得
る様に変更されることは明らかである。また、同
期分離回路29は、LPF19の出力より輝度信
号中の同期信号を分離しているが、LPF26の
出力より、色信号に挿入された同期信号、或いは
それと同期した信号を分離する構成とすることも
できる。
めの位相比較器36の出力を加算器37で位相比
較器31の出力と加算し、VCO38に加え、色
信号用CCD39,40を制御しているが、位相
比較器36の出力を位相比較器31の出力と加算
してVCO32に加え輝度信号用CCD33を制御
しても同様に構成できる。このとき色信号用
CCD39,40へのクロツクは位相比較器31
の出力のみによつて制御されたVCO38から得
る様に変更されることは明らかである。また、同
期分離回路29は、LPF19の出力より輝度信
号中の同期信号を分離しているが、LPF26の
出力より、色信号に挿入された同期信号、或いは
それと同期した信号を分離する構成とすることも
できる。
さらに同期分離回路34および35の入力を取
り出すところはいづれもCCDの出力側になつて
いるが必ずしもここに限ることはなく、CCDの
入力側から取り出してもよい。さらに水平同期分
離回路29の入力もCCDの入力側に限ることな
く、出力側から取り出す構成にしてもよい。
り出すところはいづれもCCDの出力側になつて
いるが必ずしもここに限ることはなく、CCDの
入力側から取り出してもよい。さらに水平同期分
離回路29の入力もCCDの入力側に限ることな
く、出力側から取り出す構成にしてもよい。
さらに本発明の説明では、I信号、Q信号をそ
れぞれ周波数変調して、多重記録する場合につい
て述べたが、本発明はこのようなものだけでな
く、たとえば、I信号とQ信号を時間軸圧縮した
信号を加算して、これを周波数変調して記録し、
再生側で周波数復調し、これを時間軸伸長して、
再生I信号、Q信号を得、第6図で述べた様な時
間軸補正部、時間タイミング処理部およびエンコ
ーダ部を、通過させて、標準複合カラー信号を得
てもよい。
れぞれ周波数変調して、多重記録する場合につい
て述べたが、本発明はこのようなものだけでな
く、たとえば、I信号とQ信号を時間軸圧縮した
信号を加算して、これを周波数変調して記録し、
再生側で周波数復調し、これを時間軸伸長して、
再生I信号、Q信号を得、第6図で述べた様な時
間軸補正部、時間タイミング処理部およびエンコ
ーダ部を、通過させて、標準複合カラー信号を得
てもよい。
この方法について、第8図を用いて簡単に説明
する。第8図において、n1,n2,…は各水平走査
番号、I1,I2…はI信号のn1,n2…水平走査期間
内の情報を示す。イは各水平走査期間内の輝度信
号を、ロは各水平走査期間内の例えば帯壁1MHz
のI信号を、ハは各水平走査期間内の例えば帯域
0.5MHzのQ信号を示している。このロとハの信
号を例えばCCDなどの電荷転送素子に書込み、
I信号を2/3H(H:1水平走査期間)の時間で読
み出し、Q信号を1/3Hの時間で読出した信号を
加算すると、I信号、Q信号とも約1.5MHz帯域
で、しかも、I信号、Q信号が時間的に重複しな
い時間軸圧縮された1つの色信号ニを得ることが
できる。このニの信号を一つの搬送波で周波数変
換して記録し、再生時、周波数復調すれば、前記
ニの再生色信号を得ることができる。この再生色
信号を時間軸伸長し、記録と逆の操作をすると、
I信号ロ、Q信号ハを得ることができ、このI信
号、Q信号が第6図の時間軸補正部、時間軸タイ
ミング処理回路通過後直角2相変調される。第8
図から分かるように記録時輝度信号に対し、色信
号が1H遅ているので、これを補償するには、再
生輝度信号を2H遅らせるが、記録時と再生時、
それぞれ輝度信号を1Hづつ遅らせねばならない。
この様に時間軸圧縮、伸長を用いれば1つの周波
数変調波で記録することができるので、第6図に
示した例のようにI、Qの2つのFM信号を周波
数多重して記録する場合より、混変調が少なくな
る利点がある。
する。第8図において、n1,n2,…は各水平走査
番号、I1,I2…はI信号のn1,n2…水平走査期間
内の情報を示す。イは各水平走査期間内の輝度信
号を、ロは各水平走査期間内の例えば帯壁1MHz
のI信号を、ハは各水平走査期間内の例えば帯域
0.5MHzのQ信号を示している。このロとハの信
号を例えばCCDなどの電荷転送素子に書込み、
I信号を2/3H(H:1水平走査期間)の時間で読
み出し、Q信号を1/3Hの時間で読出した信号を
加算すると、I信号、Q信号とも約1.5MHz帯域
で、しかも、I信号、Q信号が時間的に重複しな
い時間軸圧縮された1つの色信号ニを得ることが
できる。このニの信号を一つの搬送波で周波数変
換して記録し、再生時、周波数復調すれば、前記
ニの再生色信号を得ることができる。この再生色
信号を時間軸伸長し、記録と逆の操作をすると、
I信号ロ、Q信号ハを得ることができ、このI信
号、Q信号が第6図の時間軸補正部、時間軸タイ
ミング処理回路通過後直角2相変調される。第8
図から分かるように記録時輝度信号に対し、色信
号が1H遅ているので、これを補償するには、再
生輝度信号を2H遅らせるが、記録時と再生時、
それぞれ輝度信号を1Hづつ遅らせねばならない。
この様に時間軸圧縮、伸長を用いれば1つの周波
数変調波で記録することができるので、第6図に
示した例のようにI、Qの2つのFM信号を周波
数多重して記録する場合より、混変調が少なくな
る利点がある。
以上のように本発明によれば、ベースバンド再
生輝度信号、色信号の時間軸を局内の水平同期信
号を基準に補正し、輝度信号色信号の時間タイミ
ングも補正してダビングするので、ジツタも累積
せず、タイミングの狂いによるクランプパルスの
タイミングずれ等も問題にならない。この様に補
正された信号を局内の基準色副搬送波で直角二相
変調して複合カラー映像信号を得る構成なので、
輝度信号と色信号が完全にインターリーブして、
色相むらや飽和度むらもなく非常にすぐれた画質
として再生することができる。
生輝度信号、色信号の時間軸を局内の水平同期信
号を基準に補正し、輝度信号色信号の時間タイミ
ングも補正してダビングするので、ジツタも累積
せず、タイミングの狂いによるクランプパルスの
タイミングずれ等も問題にならない。この様に補
正された信号を局内の基準色副搬送波で直角二相
変調して複合カラー映像信号を得る構成なので、
輝度信号と色信号が完全にインターリーブして、
色相むらや飽和度むらもなく非常にすぐれた画質
として再生することができる。
第1図は従来のVTRの記録信号スペクトラム
の一例を示す図、第2図はENGを説明するシス
テム図、第3図は本発明による映像信号記録再生
装置の一実施例におけるヘツド配置を示す平面
図、第4図は同前面図、第5図は本発明による記
録パターンの一実施例を示す図、第6図は本発明
の記録再生系の基本ブロツク図、第7図は第6図
の要部の記録信号スペクトラムを示す図、第8図
は本発明の色信号の他の記録例を示す原理説明図
である。 1……輝度信号入力端子、2,3……色差信号
入力端子、4,5,6,12,19,23,2
6,27……低域ろ波器、7,8,9……FM変
調器、10,14……記録増幅器、13,20,
28,37,46,47……加算器、17,21
……前置増幅器、18,24,25……FM復調
器、29,35,34……同期分離回路、31,
36……位相比較器、32,38……可変発振
器、33,39,40……CCD、42,44…
…平衡変調器。
の一例を示す図、第2図はENGを説明するシス
テム図、第3図は本発明による映像信号記録再生
装置の一実施例におけるヘツド配置を示す平面
図、第4図は同前面図、第5図は本発明による記
録パターンの一実施例を示す図、第6図は本発明
の記録再生系の基本ブロツク図、第7図は第6図
の要部の記録信号スペクトラムを示す図、第8図
は本発明の色信号の他の記録例を示す原理説明図
である。 1……輝度信号入力端子、2,3……色差信号
入力端子、4,5,6,12,19,23,2
6,27……低域ろ波器、7,8,9……FM変
調器、10,14……記録増幅器、13,20,
28,37,46,47……加算器、17,21
……前置増幅器、18,24,25……FM復調
器、29,35,34……同期分離回路、31,
36……位相比較器、32,38……可変発振
器、33,39,40……CCD、42,44…
…平衡変調器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 同期信号の加算された輝度信号を周波数変調
して第1の磁気ヘツドで磁気記録媒体に記録し、 前記同期信号に同期した第2の同期信号が加算
された色差信号を周波数変調して第2の磁気ヘツ
ドで前記記録媒体に記録し、 再生時に再生された前記周波数変調された輝度
信号および色差信号をそれぞれ周波数復調して、
再生輝度信号と再生色差信号を得、 その再生輝度信号中の同期信号と局内基準同期
信号を第1の位相比較器で位相比較して再生輝度
信号の時間軸補正を行うとともに、 前記第1の位相比較器の出力を用いて、再生色
信号の時間軸補正を行つた後、 時間軸再生後の輝度信号および色信号から同期
信号を分離し第2の位相比較器で両信号の位相差
を比較し、 その出力を第1の位相比較器の出力と加算して
色信号の時間軸を補正する構成とし、 時間軸変動および互の遅延時間差の除去された
再生輝度信号と再生色差信号を得る ことを特徴とする映像信号記録再生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9838880A JPS5723373A (en) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | Video signal recording and reproducing device |
DE8181302583T DE3169131D1 (en) | 1980-06-11 | 1981-06-10 | Phase difference compensation between separately recorded luminance and chrominance signals |
US06/272,372 US4399472A (en) | 1980-06-11 | 1981-06-10 | Phase difference compensation between separately recorded luminance and chrominance signals |
EP81302583A EP0041872B1 (en) | 1980-06-11 | 1981-06-10 | Phase difference compensation between separately recorded luminance and chrominance signals |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9838880A JPS5723373A (en) | 1980-07-17 | 1980-07-17 | Video signal recording and reproducing device |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5723373A JPS5723373A (en) | 1982-02-06 |
JPH028518B2 true JPH028518B2 (ja) | 1990-02-26 |
Family
ID=14218465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9838880A Granted JPS5723373A (en) | 1980-06-11 | 1980-07-17 | Video signal recording and reproducing device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5723373A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59226591A (ja) * | 1983-06-08 | 1984-12-19 | Sony Corp | カラ−ビデオ信号記録再生装置 |
JPH0722411B2 (ja) * | 1985-05-13 | 1995-03-08 | 株式会社日立製作所 | デイジタル記録再生装置 |
-
1980
- 1980-07-17 JP JP9838880A patent/JPS5723373A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5723373A (en) | 1982-02-06 |
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