JPS61155464A - 金属錯塩化合物および電子写真用トナ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属錯塩化合物および電子写真、静電記録な
どの靜電潜儂を現像するためのトナーに関する。

電子写真は光導電性物質などにより構成された光導電体
上に潜像を構成し、これを粉末現像剤で現偉し顕儂化、
さらに熱あるいは溶剤、場合によりては圧力によって紙
上に定着する方法が一般的である。このよりな電子写真
の現像剤としては現像粉あるいはトナーと呼ばれる樹脂
と着色剤とから成る微粒子粉末とキャリヤーと呼ばれる
微小なガラス玉あるいは鉄粉または各種樹脂表面処理し
た鉄粉などの混合物が使用される。またこの場合、キャ
リアーとして極めて微細な７エライトらるいはマグネタ
イトなどを使用したものが一成分系現偉剤と呼ばれ、前
者のものと区別することもできる。本発明はこれらの現
像剤のトナーと呼ばれる現像粉に関するものである。光
導電体層は正または負く荷電することができるので、オ
リジナルの下で露光により正または負の静電Ｉ！儂が得
られる。

そこで負の静電１１儂上に正に帯電したポジーポジ偉が
生ずる。しかし正の静電潜像上に負に帯電した現像粉で
現像を行うと黒白のトーンが逆になってオリジナルの陰
画すなわちポジーネガ偉が得られる。このように電子写
真用の現像粉としては正に帯電した現像粉と負に帯電し
た現像粉の二種類がある。

本発明はこのうち負に帯電する現像粉に関するものであ
る。

一般に現像粉は合成樹脂に染料、顔料などの着色剤を混
合した微粒子粉末である。

現像粉を負に帯電するため、そｆ’ＬＫ混合する染料は
着色とともに荷電制御剤としての静電特性が重要な役割
を果している。とくに着色剤として従来使用されている
染料、顔料はほとんど正に帯電するものが多く、負に帯
電するとしても帯電性が弱く、正反像が入りまじったり
、かぶりを生じたりして鮮明な画儂が得られなかった。

本発明者らは、この点に着目して負の特性を有し、とく
（使用樹脂との相客性がきわめて良好な金属錯塩化合物
を開発した。この結果従来使用されていた着色剤の欠点
をすべて改良した静電特性のすぐれた現像粉を製造する
ことができた。すなわち、本発明の第１の発明は、次式 ％式％） 〔式中、ＸｌおよびＸ２は水素原子、低級アルキル基、
低級アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を表わ
し、ＸｌとＸ２は同じであっても異なっていてもよ＜ｓ
ｍおよびｄは１〜３の整数を表わし、ＲＩおよびＲ３は
水素原子１　ｃａｔｓ　　のアルキル、アルケニル、ス
ルホンアミド、メタル、スルホン酸、カルボキシエステ
ル、ヒドロキシ％　Ｃｌ−１８のアルコキシ、アセチル
アξ）、ベンゾイルアミノ基またはハロゲン原子を表わ
し、Ｒ１と鳥は同じでありても異なっていてもよく、ｎ
およびｎ′は１〜３の整数を表わし、Ｒ２および瓜は水
素原子またはニトロ基を表わし、・０は水素イオン、ナ
トリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン
を表わす。〕 で表わされる金属錯塩化合物で８９、第２の発明は、上
記一般式（１）で表わされる金属錯塩化合物を荷電制御
剤および着色剤として含有する電子写真用トナーである
。

上記金属錯塩化合物は静電的に負に帯電する性質を有し
、したがって適当な現偉用樹脂と所望の割合で混合して
負に帯電する現偉粉をきわめて容易にうろことができる
。

また上記式（１）で示される化合物に類似するトナー用
着色剤としての金属錯塩化合物は次に詳述するよ５に数
多くあるが、本発明に係る化合物は公知化合物と比較し
て、現儂粉用樹脂に対する相客性がとくに良好である。

したがって現偉粉微粒子のそれぞれに均−九分布する。

このことは現儂粉の帯電特性く対し重要な点である。さ
らに本発明の染料はそれ自身、負帯電量がきわめて大で
ある。

金ｍ錯塩化合物を含有する電子写真用トナー（ついては
、例えば、特公昭４１−２０１５３．特公昭４３−１７
９５５および特公昭４３−２７５９６号公報等により既
知であるが、本発明の一般式（１）で表わされる金属錯
塩化合物を含有するトナーは、これら公報に記載のもの
に比較して、帯電性において優れてお夛、また変異原性
試験（エームズテス））Ｉｃおｈても陰性を示すもので
あり、電子写真用トナーとして好適である。

一方発明者らは、すでに類似化合物として金属錯塩化合
物を含有する電子写真用トナー１特開昭５７−１４１４
５２および５８−１１１０４９号として出願しているが
、その発明にくらべ本願発明のものは鉄錯化合物である
ために先履の重金属類の錯化合物に対し、本発明の化合
物はその製造上の安全性からも極めて有利なものである
。

更にトナーの主成分のバイダーである各種樹脂類に対し
、相溶性あるいは溶解性が極めて良好となるために、電
子写真用トナーの添加剤として使用した場合、トナーの
連続複写における帯電安定性に優れ、かつ着色力が大き
いことから複写ｉｉｊ像が極めて鮮明となり、しかも階
調性のある優れた複写物を得ることができた。

本発明の金属ｎ塩化合物は、まず特開昭５８−１１１０
４９号公報の記載に準じ下記式〔式中、人、為、Ｑ、ｍ
およびＡのは上記（１）式で定義した通りである。〕 で示される金属錯塩化合物を容易に合成することが出来
る。

本発明のトナーは前記金属錯塩化合物の他に、結着物質
と着色物質を含有するが、本発明のトナーに好適に使用
できる結着物質としては、ポリスチレン、ポリビニルト
ルエンなどのスチレン及ヒその置換体の単量体、スチレ
ン−置換スチレン共重合体、スチレン−アクリル酸エス
テル系の共重合体、スチレン−メタアクリル酸エステル
系の共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、
ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン、シリコーン樹脂、ポ
リエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹脂
、変性ロジン、フェノール樹ｊ￥ｒなどの単独あるいは
混合して用いることができる。

着色物質としては、たとえばＣ，１，ピグメントイエロ
ー１２、Ｃ，１，ンルペントイエロー１６、Ｃ，Ｉ。

ディスバーズイエロー３３、Ｃ，１，ビグメントレ。

ド１２２、Ｃ，１，：／にへ：ｙ　）　Ｌ／、　ｌ’　
１９、Ｃ，Ｉ、ピグメントブルー１５、Ｃ，１，ビグメ
ンドプラ、り１、Ｃ，Ｌソルペントプラ、り３．Ｃ，Ｌ
ソルベントブク、り２２およびカーボンプラ、りなどを
用いる事ができる。また従来の公知の電荷制御剤の作用
を有する有色染料と併用する事によって、公知の電荷制
御剤の長期安定性に欠ける欠点を大幅に改良できること
も本発明の特徴の一つである。

以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、部とは
、重量部である。

実施例１ １４．４部の４−クロロ−２−アミンフェノールｆ：２
６部の濃塩酸および水４００部と共にかきまぜた後、氷
冷し０〜５°Ｃとし、亜硝酸ナトリウム６．９部を加え
、同温で２時間かきまぜてジアゾ化した。このジアゾ化
物をθ〜５℃Ｔ水３ｏｏｉ、１０部の水酸化ナトリウム
および２９．３部の３−ヒドロキシ−２−ナフト−Ｏ−
アニシジッドの混合液に注入しカップリング反応を行っ
た後、次の構造式を有するモノアゾ化合物を単離した。

仁のモノアゾ化合物のペースト１１２０部のエチレング
リコールに溶解し、５部の水酸化ナトリウムおよび８５
部の塩化第二鉄を加え、１１０〜１２０°Ｃで３時間か
きまぜ金属化を行った後、常温まで冷却し、析出した生
成物を口側し５０〜６０℃減圧乾燥して下記式で示され
る黒褐色微粉末の鉄錯塩化合物４５部を得た。

この鉄錯塩化合物をジメチルホルムアミドに溶解させる
と黒褐色（最大吸収波長４５０ｎｍ）ｔ−呈した。

トナーの製造： スチレン−アクリル共重合系樹脂１００部にカーボンプ
ラ、り７部と前記合成した鉄錯体化合物１．２部を加え
、よく混合後、加熱溶融させて冷却後ボールミル中で粉
砕して負帯電する微細な現偉粉を得た。

次にコロナ放電（＋５０００Ｖ）Ｋより帯電させたセレ
ン感光板上に正の静電潜像を形成させ、このポジ像を紙
に転写させて加熱定着することによりてかぶりのない鮮
明でしかもハーフトーンの明確な画像が得られ、また連
続複写（ランニング）９万枚目でもトナーの現像特性−
はとんど変化なく初期画像と同じ良好な複写物ｆ：得た
。またトナーの帯電量ｔブローオフ法で測定、初期帯電
−２３、０ｐｃ／ｌ　　でちり、ランニング１０万枚目
におけるトナーの帯電量は−２２−５μｃ／？　　で初
期値とほとんど差がなく、さらに帯電分布については−
２２４〜−２３，２μｃ／ｌ　　ではソ均一であり、い
ずれもトナーとして極めて優れていた。

実施例２〜１５ 冥施例ＩＫ準じ、金属錯塩化合物を合成し、次表に示す
現像剤組成で、実施例１と同様の操作によｐトナーを得
、これらのトナーの画像性および帯電特性についてもあ
わせ表中にまとめて示した。

実施例１６ 金属錯塩化合物の合成； 実施例１で合成したモノアゾ化合物のペーストｔ−１５
０１Ｂのエチレングリコールに溶解シ、ついで濃硫１１
’ｌ　０ｆＦＢ訃よぴ硫酸第二鉄４０１１Ｓを加え、９
５〜１００℃で３時間かきまぜ錯塩化を行った壷、実施
例１に準じ０．１モルスケールで合成した下記モノアゾ
化合物のペーストｌ加え、１２部の水散化ナトリウムお
よび１１部の酢酸ナトリウムを加えて９５〜１００℃で
２時間かきまぜて非対称ｌ：２型鉄錯塩化合物を生成し
、析出した生成物を常温で口側、単離したウェットケー
キは５０〜６０℃減圧乾燥して下記式で示される黒色微
粉末の鉄錯塩化合物９５部を得た。

この鉄錯塩化合物をジメチルホルムアミドに溶解゛させ
ると黒色（最大吸収波長４４ｓｎｍ）１ｋｊｋＬだ。

トナーの製造； この鉄錯塩化合物を用いて実施例１と同様に処理し、現
像剤を得た。

次にコロナ放電（＋５ｏｏｏｖ）により帯電させたセレ
ン感光板上に正の静電潜像を形成させ。

このポジ像を紙に転写させて加熱定着することによりて
かぶシのない鮮明でしかもハーフトーンの明確な画像が
得られ、また連続複写（９ン二ング）９万枚目でもトナ
ーの現像特性にほとんど変化なく初期画像と同じ良好な
複写物を得た。またトナ−の帯を量をブローオフ法で測
定したところ、初期帯Ｍｌ　−２１，３ｐｃ７？　　で
あり、ランニングｌＯ万枚目におけるトナーの帯電盆は
−２１，０μｃ／ｆ　　で初期値とほとんど差がなく、
さらに帯電分布については−２１，０〜−２１，４μｃ
／ｆ　　ではｙ均一であり、いずれもトナーとして極め
て優れていた。

実施例１６の鉄錯塩化合物のかわりＫ、下記に示す金Ｊ
ＩＥ錯塩化合物を使用することＫよっても実施例１６と
同様に極めて優れたトナーｔ−得ることができた。

実施例１７ 実施例１８

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼……（１） 〔式中、Ｘ＿１およびＸ＿２は水素原子、低級アルキル
   基、低級アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を
   表わし、Ｘ＿１とＸ＿２は同じであっても異なっていて
   もよく、ｍおよびｍ′は１〜３の整数を表わし、Ｒ＿１
   およびＲ＿３は水素原子、Ｃ＿１＿〜＿１＿８のアルキ
   ル、アルケニル、スルホンアミド、メシル、スルホン酸
   、カルボキシエステル、ヒドロキシ、Ｃ＿１＿〜＿１＿
   ８のアルコキシ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ基
   またはハロゲン原子を表わし、Ｒ＿１とＲ＿３は同じで
   あっても異なつていてもよく、ｎおよびｎ′は１〜３の
   整数を表わし、Ｒ＿２およびＲ＿４は水素原子またはニ
   トロ基を表わし、Ａ■は水素イオン、ナトリウムイオン
   、カリウムイオン、アンモニウムイオンを表わす。〕 で表わされる金属錯塩化合物。 ２、下記一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼……（１） 〔式中、Ｘ＿１およびＸ＿２は水素原子、低級アルキル
   基、低級アルコキシ基、ニトロ基またはハロゲン原子を
   表わし、Ｘ＿１とＸ＿２は同じであっても異なつていて
   もよく、ｍおよびｍ′は１〜３の整数を表わし、Ｒ＿１
   およびＲ＿３は、水素原子、Ｃ＿１＿〜＿１＿８のアル
   キル、アルケニル、スルホンアミド、メシル、スルホン
   酸、カルボキシエステル、ヒドロキシ、Ｃ＿１＿〜＿１
   ＿８のアルコキシ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノ
   基またはハロゲン原子を表わし、Ｒ＿１とＲ＿３とは同
   じであっても異ってもよく、ｎおよびｎ′は１〜３の整
   数を表わし、Ｒ＿２およびＲ＿４は水素原子またはニト
   ロ基を表わし、Ａ■は水素イオン、ナトリウムイオン、
   カリウムイオン、アンモニウムイオンを表わす。〕で表
   わされる金属錯塩化合物を含有することを特徴とする電
   子写真用トナー。