JP2741544B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents
静電荷像現像用トナーInfo
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- JP2741544B2 JP2741544B2 JP1214244A JP21424489A JP2741544B2 JP 2741544 B2 JP2741544 B2 JP 2741544B2 JP 1214244 A JP1214244 A JP 1214244A JP 21424489 A JP21424489 A JP 21424489A JP 2741544 B2 JP2741544 B2 JP 2741544B2
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- Japan
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- toner
- water
- heated
- cooled
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電子写真、静電記録および静電印刷等におけ
る静電潜像を現像するためのトナーに関する。
る静電潜像を現像するためのトナーに関する。
(従来の技術) 静電潜像はその静電引力によりトナーを付着せしめる
ことにより顕像化することができ、さらに熱あるいは溶
剤、場合によっては圧力によって定着されるが、この現
像剤として、液体現像剤の他に粉末現像剤が広く一般に
使用されている。
ことにより顕像化することができ、さらに熱あるいは溶
剤、場合によっては圧力によって定着されるが、この現
像剤として、液体現像剤の他に粉末現像剤が広く一般に
使用されている。
この粉末現像剤は、天然樹脂あるいは合成樹脂に着色
剤、電荷調整剤、流動化剤等を分散させたトナーと呼ば
れる微粒子粉末と、キャリアと呼ばれる微細な鉄粉また
はガラス粉の混合物から成る2成分系現像剤と、天然樹
脂あるいは合成樹脂に着色剤、電荷調整剤、流動化剤、
フェライト等を分散させた微粒子粉末のトナーのみから
成る1成分系現像剤とに大別することができる。
剤、電荷調整剤、流動化剤等を分散させたトナーと呼ば
れる微粒子粉末と、キャリアと呼ばれる微細な鉄粉また
はガラス粉の混合物から成る2成分系現像剤と、天然樹
脂あるいは合成樹脂に着色剤、電荷調整剤、流動化剤、
フェライト等を分散させた微粒子粉末のトナーのみから
成る1成分系現像剤とに大別することができる。
2成分系現像剤は、トナーをキャリアとの摩擦により
荷電せしめ、静電潜像に付着することにより顕像化さ
れ、さらに像を定着することで現像が達成される。1成
分系現像剤は、トナーをキャリアの代わりとなるブラシ
状または板状の摩擦部材との摩擦により荷電せしめ、静
電現像に付着させるものであるが、フェライトを分散状
態に保ち、このフェライトとの相互摩擦によって荷電さ
れるトナーもある。これらの現像用トナーは現像される
静電潜像の極性に応じて、正または負の電荷が保たれ
る。
荷電せしめ、静電潜像に付着することにより顕像化さ
れ、さらに像を定着することで現像が達成される。1成
分系現像剤は、トナーをキャリアの代わりとなるブラシ
状または板状の摩擦部材との摩擦により荷電せしめ、静
電現像に付着させるものであるが、フェライトを分散状
態に保ち、このフェライトとの相互摩擦によって荷電さ
れるトナーもある。これらの現像用トナーは現像される
静電潜像の極性に応じて、正または負の電荷が保たれ
る。
トナーの電荷を保つには、トナーの主成分である樹脂
の摩擦帯電性を利用することが提案されているが、この
方法ではトナーの電荷が小さく、また、固体表面抵抗値
も大きいため、得られる画像はカブリ易く、不鮮明なも
のとなる。このため、必要な電荷を保つために、荷電を
付与する染料、顔料さらには電荷調整剤を添加すること
が行なわれている。
の摩擦帯電性を利用することが提案されているが、この
方法ではトナーの電荷が小さく、また、固体表面抵抗値
も大きいため、得られる画像はカブリ易く、不鮮明なも
のとなる。このため、必要な電荷を保つために、荷電を
付与する染料、顔料さらには電荷調整剤を添加すること
が行なわれている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の電荷調整剤は一般に、構造が複
雑で安定性に乏しく、熱、機械的摩擦および衝撃、温
度、湿度条件の変化などにより、分解または変質して、
電荷調整剤として機能が失われ易い。また、それ自体が
有色物質であるため、その色調のトナーには適している
が、異なる色調のトナーには適さない。さらに熱可塑性
樹脂中に均一に分散せしめることが困難なため、微粉砕
して得られるトナー粒子間の摩擦帯電量に差異を生じる
という欠点がある。これらの電荷調整剤の欠点を改良す
る提案がいくつもあり、異なる系統の化合物が提案され
ているが、総合的に満足できるものは見出されていな
い。
雑で安定性に乏しく、熱、機械的摩擦および衝撃、温
度、湿度条件の変化などにより、分解または変質して、
電荷調整剤として機能が失われ易い。また、それ自体が
有色物質であるため、その色調のトナーには適している
が、異なる色調のトナーには適さない。さらに熱可塑性
樹脂中に均一に分散せしめることが困難なため、微粉砕
して得られるトナー粒子間の摩擦帯電量に差異を生じる
という欠点がある。これらの電荷調整剤の欠点を改良す
る提案がいくつもあり、異なる系統の化合物が提案され
ているが、総合的に満足できるものは見出されていな
い。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、熱可塑性樹脂との相溶性が良好で、樹
脂溶融温度以上の熱安定性を有し、トナー粒子に均一で
十分な電荷を付与し、カラートナー組成物の着色物質の
色特性を損なわない無色の化合物を見い出し、本発明を
完成するに至った。
脂溶融温度以上の熱安定性を有し、トナー粒子に均一で
十分な電荷を付与し、カラートナー組成物の着色物質の
色特性を損なわない無色の化合物を見い出し、本発明を
完成するに至った。
すなわち、下記一般式(I) (式中、Rは炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、
ニトロ基、ハロゲンであり、これらは同一でも異なって
いてもよく、nは0〜3の整数を示し、mは0〜5の整
数を示し、Mは2価の金属を示す。)で表わされるサリ
チル酸金属塩を含有することを特徴とする静電荷像現像
用トナーである。
ニトロ基、ハロゲンであり、これらは同一でも異なって
いてもよく、nは0〜3の整数を示し、mは0〜5の整
数を示し、Mは2価の金属を示す。)で表わされるサリ
チル酸金属塩を含有することを特徴とする静電荷像現像
用トナーである。
本発明のサリチル酸金属塩は、熱可塑性樹脂との相溶
性が良好で樹脂溶融温度以上の熱安定性を有し、無色ま
たはほとんど無色に近い淡色で、カラートナーの着色物
質の色特性を損なわず、経時使用による温湿度変化にも
安定なトナーの調整が可能である。
性が良好で樹脂溶融温度以上の熱安定性を有し、無色ま
たはほとんど無色に近い淡色で、カラートナーの着色物
質の色特性を損なわず、経時使用による温湿度変化にも
安定なトナーの調整が可能である。
本発明で使用する一般式(I)で表わされるサリチル
酸金属塩は、相当するシクロヘキシリデンジフェノール
誘導体を酸化してサリチル酸誘導体とし、さらに金属塩
と反応させると、高収率で得られる。
酸金属塩は、相当するシクロヘキシリデンジフェノール
誘導体を酸化してサリチル酸誘導体とし、さらに金属塩
と反応させると、高収率で得られる。
金属塩には、例えば、酸化亜鉛、塩化ニッケル、塩化
第二銅、塩化コバルト、塩化クロム、塩化マンガン、塩
化スズ、塩化カルシウム、塩化バリウム、硫酸第一鉄、
硫酸マグネシウム、硫酸銅、硝酸鉛などがあげられる。
第二銅、塩化コバルト、塩化クロム、塩化マンガン、塩
化スズ、塩化カルシウム、塩化バリウム、硫酸第一鉄、
硫酸マグネシウム、硫酸銅、硝酸鉛などがあげられる。
本発明のトナーは、一般式(I)で表わされるサリチ
ル酸金属塩の他に、接着性、保存性、流動性、微砕性等
を考慮して、スチレン樹脂、スチレン−アクリル系樹
脂、スチレン−ブタジエン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、パラフィンワックス等を1種または数種を
混合して用いられる。また着色剤としては、公知の多数
の染料、顔料を用いることができるが、本発明に使用さ
れる着色剤として、カーボンブラック、ニグロシン染
料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、ハンザイエローG、ベンジジンイエロ
ー、ローダミン6G、キナクドリン、カルコオイルイエロ
ー、クロムイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタ
ン系染料、モノアゾ系染料等から単独あるいは複数種を
混合して用いられる。
ル酸金属塩の他に、接着性、保存性、流動性、微砕性等
を考慮して、スチレン樹脂、スチレン−アクリル系樹
脂、スチレン−ブタジエン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂、パラフィンワックス等を1種または数種を
混合して用いられる。また着色剤としては、公知の多数
の染料、顔料を用いることができるが、本発明に使用さ
れる着色剤として、カーボンブラック、ニグロシン染
料、アニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、ハンザイエローG、ベンジジンイエロ
ー、ローダミン6G、キナクドリン、カルコオイルイエロ
ー、クロムイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタ
ン系染料、モノアゾ系染料等から単独あるいは複数種を
混合して用いられる。
本発明においてトナー組成物中に添加させる一般式
(I)で表わされるサリチル酸金属塩の量は、樹脂100
重量部に対し、一般に0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜
5重量部の割合で含有せしめる。
(I)で表わされるサリチル酸金属塩の量は、樹脂100
重量部に対し、一般に0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜
5重量部の割合で含有せしめる。
本発明のサリチル酸金属塩を含有するトナーは、キャ
リアと混合して2成分系現像剤を提供するが、1成分系
現像剤としても使用できる。
リアと混合して2成分系現像剤を提供するが、1成分系
現像剤としても使用できる。
(実 施 例) 以下、実施例により本発明を詳細に説明する。なお実
施例中の部とは、重量部を表わす。
施例中の部とは、重量部を表わす。
実施例1 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−シクロヘキサン35.6部と苛性ソーダ8.
6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次に塩化ニッ
ケル24.3部を水100部に溶解した溶液を徐々に加えた。
その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温まで冷
却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜60℃で
減圧乾燥して、淡黄緑色粉末40部を得た。
シ)フェニル]−シクロヘキサン35.6部と苛性ソーダ8.
6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次に塩化ニッ
ケル24.3部を水100部に溶解した溶液を徐々に加えた。
その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温まで冷
却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜60℃で
減圧乾燥して、淡黄緑色粉末40部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、カーボンブ
ラック10部と、上記のようにして合成したサリチル金属
塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して黒色のトナーを得た。こ
の黒色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ラック10部と、上記のようにして合成したサリチル金属
塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して黒色のトナーを得た。こ
の黒色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例2 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−シクロヘキサン35.6部と苛性ソーダ8.
6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次に塩化亜鉛
14.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に加えた。その
後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温まで冷却し
た。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜60℃で減圧
乾燥して、白色粉末41部を得た。
シ)フェニル]−シクロヘキサン35.6部と苛性ソーダ8.
6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次に塩化亜鉛
14.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に加えた。その
後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温まで冷却し
た。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜60℃で減圧
乾燥して、白色粉末41部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、ベンジジイ
ンイエロー6部と、上記のようにして合成したサリチル
酸金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、
冷却後、ジェットミルで微粉砕して黄色のトナーを得
た。この黄色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が
得られ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良
好な複写画像が得られた。
ンイエロー6部と、上記のようにして合成したサリチル
酸金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、
冷却後、ジェットミルで微粉砕して黄色のトナーを得
た。この黄色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が
得られ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良
好な複写画像が得られた。
実施例3 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−シクロヘキサン35.6部と苛性ソーダ8.
6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次に塩化カル
シウム11.7部を水100部に溶解した溶液を徐々に加え
た。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温ま
で冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜60
℃で減圧乾燥して、白色粉末37部を得た。
シ)フェニル]−シクロヘキサン35.6部と苛性ソーダ8.
6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次に塩化カル
シウム11.7部を水100部に溶解した溶液を徐々に加え
た。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温ま
で冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜60
℃で減圧乾燥して、白色粉末37部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、ベンジジイ
ンイエロー6部と、上記のように合成したサリチル酸金
属塩化合物1.6部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して黄色のトナーを得た。こ
の黄色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ンイエロー6部と、上記のように合成したサリチル酸金
属塩化合物1.6部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して黄色のトナーを得た。こ
の黄色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例4 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−2,6−ジメチルシクロヘキサン38.4部
と苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温し
た。次に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐
々に加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次い
で室温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した
後、50〜60℃で減圧乾燥して、白色の粉末42部を得た。
シ)フェニル]−2,6−ジメチルシクロヘキサン38.4部
と苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温し
た。次に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐
々に加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次い
で室温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した
後、50〜60℃で減圧乾燥して、白色の粉末42部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、フタロシア
ニンブルー5部と、上記のように合成したサリチル酸金
属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して青色のトナーを得た。こ
の青色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ニンブルー5部と、上記のように合成したサリチル酸金
属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して青色のトナーを得た。こ
の青色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例5 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−2,6−ジメチルシクロヘキサン38.4部
と苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温し
た。次に塩化マンガン19.8部を水100部に溶解した溶液
を徐々に加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、
次いで室温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗し
た後、50〜60℃で減圧乾燥して、茶色の粉末41部を得
た。
シ)フェニル]−2,6−ジメチルシクロヘキサン38.4部
と苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温し
た。次に塩化マンガン19.8部を水100部に溶解した溶液
を徐々に加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、
次いで室温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗し
た後、50〜60℃で減圧乾燥して、茶色の粉末41部を得
た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、カーボンブ
ラック10部と、上記のように合成したサリチル酸金属塩
化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却後、
ジェットミルで微粉砕して黒色のトナーを得た。この黒
色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得られ、長
期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な複写画
像が得られた。
ラック10部と、上記のように合成したサリチル酸金属塩
化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却後、
ジェットミルで微粉砕して黒色のトナーを得た。この黒
色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得られ、長
期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な複写画
像が得られた。
実施例6 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−4−ter−ブチルシクロヘキサン41.2
部と苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温し
た。次に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐
々に加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次い
で室温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した
後、50〜60℃で減圧乾燥して、白色粉末46部を得た。
シ)フェニル]−4−ter−ブチルシクロヘキサン41.2
部と苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温し
た。次に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐
々に加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次い
で室温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した
後、50〜60℃で減圧乾燥して、白色粉末46部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、フタロシア
ニングリーン5部と、上記のように合成したサリチル酸
金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷
却後、ジェットミルで微粉砕して緑色のトナーを得た。
この緑色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ニングリーン5部と、上記のように合成したサリチル酸
金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷
却後、ジェットミルで微粉砕して緑色のトナーを得た。
この緑色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例7 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−4−フェニルシクロヘキサン43.3部と
苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。
次に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に
加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室
温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50
〜60℃で減圧乾燥して、白色粉末47部を得た。
シ)フェニル]−4−フェニルシクロヘキサン43.3部と
苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。
次に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に
加えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室
温まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50
〜60℃で減圧乾燥して、白色粉末47部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、キナクドリ
ン系顔料8部と、上記のように合成したサリチル酸金属
塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して赤色のトナーを得た。こ
の赤色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ン系顔料8部と、上記のように合成したサリチル酸金属
塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して赤色のトナーを得た。こ
の赤色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例8 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキ
シ)フェニル]−4−フェニルシクロヘキサン43.3部と
苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。
次に硫酸銅25.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、淡黄緑色粉末47部を得た。
シ)フェニル]−4−フェニルシクロヘキサン43.3部と
苛性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。
次に硫酸銅25.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、淡黄緑色粉末47部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、カーボンブ
ラック10部と、上記のように合成したサリチル酸金属塩
化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却後、
ジェットミルで微粉砕して黒色のトナーを得た。この黒
色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得られ、長
期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な複写画
像が得られた。
ラック10部と、上記のように合成したサリチル酸金属塩
化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却後、
ジェットミルで微粉砕して黒色のトナーを得た。この黒
色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得られ、長
期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な複写画
像が得られた。
実施例9 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ
−3−ニトロ)フェニル]−シクロヘキサン44.6部と苛
性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次
に塩化スズ23.4部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、白色粉末54部を得た。
−3−ニトロ)フェニル]−シクロヘキサン44.6部と苛
性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次
に塩化スズ23.4部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、白色粉末54部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、フタロシア
ニングリーン5部と、上記のように合成したサリチル酸
金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷
却後、ジェットミルで微粉砕して緑色のトナーを得た。
この緑色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ニングリーン5部と、上記のように合成したサリチル酸
金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷
却後、ジェットミルで微粉砕して緑色のトナーを得た。
この緑色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例10 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ
−3−ニトロ)フェニル]−シクロヘキサン44.6部と苛
性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次
に塩化亜鉛14.6部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、白色粉末49部を得た。
−3−ニトロ)フェニル]−シクロヘキサン44.6部と苛
性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次
に塩化亜鉛14.6部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、白色粉末49部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、フタロシア
ニンブルー5部と、上記のように合成したサリチル酸金
属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して青色のトナーを得た。こ
の青色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
ニンブルー5部と、上記のように合成したサリチル酸金
属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、冷却
後、ジェットミルで微粉砕して青色のトナーを得た。こ
の青色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が得ら
れ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良好な
複写画像が得られた。
実施例11 1,1−ビス[5−(1−カルボキシ−2−ヒドロキシ
−3−クロル)フェニル]−シクロヘキサン42.5部と苛
性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次
に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、白色粉末45部を得た。
−3−クロル)フェニル]−シクロヘキサン42.5部と苛
性ソーダ8.6部を水300部に溶解し、80℃に加温した。次
に塩化亜鉛14.2部を水100部に溶解した溶液を徐々に加
えた。その後、80℃で2時間撹はんを続け、次いで室温
まで冷却した。反応生成物をろ別し、水洗した後、50〜
60℃で減圧乾燥して、白色粉末45部を得た。
スチレン−アクリル共重合体樹脂100部、、ベンジジ
ンイエロー6部と、上記のようにして合成したサリチル
酸金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、
冷却後、ジェットミルで微粉砕して黄色のトナーを得
た。この黄色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が
得られ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良
好な複写画像が得られた。
ンイエロー6部と、上記のようにして合成したサリチル
酸金属塩化合物1.5部をよく混合してから加熱溶融し、
冷却後、ジェットミルで微粉砕して黄色のトナーを得
た。この黄色トナーからは、カブリのない鮮明な画像が
得られ、長期間にわたる繰り返し使用にも変化のない良
好な複写画像が得られた。
(発明の効果) 本発明に使用する電荷調整剤は、機械的摩擦および衝
撃安定性、温度および湿度安定性等に優れ、かつ無色で
あるので、画像が鮮明で連続使用可能な電子写真用トナ
ーが得られた。
撃安定性、温度および湿度安定性等に優れ、かつ無色で
あるので、画像が鮮明で連続使用可能な電子写真用トナ
ーが得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−221756(JP,A) 特開 平2−230163(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】下記一般式(I) (式中、Rは炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基、
ニトロ基、ハロゲンであり、これらは同一でも異なって
いてもよく、nは0〜3の整数を示し、mは0〜5の整
数を示し、Mは2価の金属を示す。)で表わされるサリ
チル酸金属塩を含有することを特徴とする静電荷像現像
用トナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214244A JP2741544B2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | 静電荷像現像用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1214244A JP2741544B2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | 静電荷像現像用トナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0378764A JPH0378764A (ja) | 1991-04-03 |
JP2741544B2 true JP2741544B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=16652565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1214244A Expired - Lifetime JP2741544B2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | 静電荷像現像用トナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741544B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-22 JP JP1214244A patent/JP2741544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0378764A (ja) | 1991-04-03 |
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