JPS61152258A - 乾燥ポテトの製造法 - Google Patents

乾燥ポテトの製造法

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JPS61152258A
JPS61152258A JP59273419A JP27341984A JPS61152258A JP S61152258 A JPS61152258 A JP S61152258A JP 59273419 A JP59273419 A JP 59273419A JP 27341984 A JP27341984 A JP 27341984A JP S61152258 A JPS61152258 A JP S61152258A
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JP
Japan
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potato
potatoes
drying
dried
chips
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Jiro Kuze
次郎 久世
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Nagatanien Honpo Co Ltd
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Nagatanien Honpo Co Ltd
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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、湯に戻した場合の復元性が迅速でその食感
が良好な乾燥ポテトの製造法に関するものであり、特に
熱湯を注ぐだけで数10秒以内という極めて短い時間で
茹煮したポテトに復元することができ、グラタン、スー
プ、味噌汁、サラダ、シチーー等のような比較的手間の
かかるポテト料理に対して有効に活用できる製造法に関
するものである。
〔発明の技術的背デ〕
従来よりマツシュポテト等の粉状、フレーク状のIテト
加工食品は、その物性、簡便性により広く利用されてい
る。しかし現在市場に出廻ってい−るダイス状、チップ
状の乾燥ポテト製品は、その熱湯復元に長時間を要し、
まだその茹煮したポテトとはほど遠いものであり、この
ためポテト料理に利用できるより高品質の乾燥ポテトの
開発が望まれていた。これら従来の製品の製造法として
は、ブランチングしたポテト片を種々の乾燥手段により
乾燥する方法が一般的であり、その方法としては例えば
通気乾燥、マイクロ波乾燥、フリーズドライ乾燥、真空
乾燥等が挙げられる。また蒸煮ポテトを膨化処理し熱風
乾燥する方法も知られている。しかしながらブランチン
グ処理したポテト片を単に上述の、フリーズドライ乾燥
以外の乾燥手段により乾燥したのでは、復元には沸騰水
中で7〜10分□の加熱宛理が必′要−であり、またフ
リーズドライ乾燥や真空乾燥では通気乾燥に比し多孔質
の性状を示すため、復元性は良好であるが、その反面ポ
テト片は熱湯に浮き、かつ組織が脆弱となるため扱いに
くくコスト高になるのを免かれ得ないという難点を有し
ていた。
また上記膨化処理による方法にしても製造工程が繁雑で
あるばかりでなく復元時間、食感いずれにも未だ不充分
であるというのが実状である。
〔発明の目的〕
この発明は上述のことに着目してなされたもので、熱湯
により即時復元し、かつ食感的にも満足のゆく乾燥ポテ
トの製造法を提供することを目的とするものである。
〔発明の概要〕
上述の目的を達成するためにこの発明では、洗浄、剥皮
後、ダイスやチップ状等に適宜切断し水さらしした生ポ
テト片を茹煮などによりブランチングし適度の堅さにし
て放冷し、次いで・上記ポテト片を緩慢凍結処理し、そ
の最大氷結晶生成帯通過時に生じる氷結晶により上記ポ
テト片の細胞や組織を破壊した後、通気乾燥、マイクロ
波乾燥もしくは、両者の併用により乾燥処理して水分約
5%以下の乾燥ポテトを得、これによって長期保存が可
能で、しかも復元性、食感ともに良好な乾燥ポテトを得
ることが出来るようにしたものである。なお上記凍結処
理における最大氷結晶生成帯通過時間は略10分以上で
あり、原料となるポテト片の性状、あるいは形状により
異々るが上記緩慢凍結は1回以上反復して行々うもので
ある。またこの発明のポテトとは馬鈴薯のみならず薩嗜
芋を含むものである。
さらに上記製造工程としては、先ず生ポテトの表面の汚
れや異物を洗浄除去した後、剥皮工程に送り機械的、化
学的等いずれか適宜の方法により剥皮を行なう。皮を除
去したポテトは、ダイス、チップ状、あるいはスライス
状、せん切り状等所望の形状、大きさに切断する。形状
の大小は、その凍結、乾燥、復元性に影響を与えるが、
特にこの発明でいう即時復元性を求め゛るためには、そ
の切断形状が例えばスライス状の場合は厚さを2〜5i
i、拍子木状必場合では、その長袖に垂直な断面の1辺
を10mm以下とすることが望ましい。次いで上記ポテ
ト片を水にさらして表面の澱粉を洗い流し、かつその形
状にもよるが沸騰水中や蒸気中で約5分間程度ブランチ
ングして、ポテト中の酵累を失活させ、澱粉のαイ1、
及び組織の軟化を行なう。なおこの加熱が過剰な場合、
最終製品5は脆弱、となり、逆に加熱不足は復元に長時
間を要することになる。次にブランチングしたポテト片
は放冷後、緩慢凍結処理する。この凍結処理はポテトの
細胞外″に成長する氷結晶により、その細胞壁の一□゛
□部を破壊する。      □       ゛これ
に対する急速冷凍は上記細胞外氷晶の生成に先だち、細
胞内に微細な氷結晶が生成するため上記同様の効果を得
ることは出来ない。したがってこの細胞内氷晶の生成を
防ぐため、上記緩慢凍結としてはθ〜−5℃の範囲に位
置するとされる最大氷結晶生成帯通過時間を10分以上
とすることが必要であり、この工程は通常冷凍市内に放
置する等の手段によって処理することが出来る。またこ
のような処理を施すことによりポテトの細胞や組織はフ
リーズドライ乾燥はど著しくはないが、多孔質となり、
復元時における熱湯の組織や細胞内浸透が容易となり、
復元を速やかに行わせるととが出来る。また凍結された
上記ポテト片を室温に戻して解凍し、再び凍結処理を施
す等、対象とするポテトの種類や品質、あるいはその性
状によって必要に応じ行うことが出来、またこのことを
利用して復元性や復元時の食感等を適宜調節することが
可能となる。上述のごとく凍結処理したポテト片は、乾
燥工程に運ばれ最終製品となる。その乾燥方法は、通気
乾燥、マイクロ波乾燥あるいはその両者の併用により行
われるが、通気乾燥の場合は風温を70℃以下で行うの
が望ましく、それ以上の高温で行うとポテト表面が硬化
し復元性を損うという問題が生じ、又マイクロ波の場合
も同様に品温が70℃以上にならないように処理する必
要がある。なお乾燥時間の短縮や乾燥エネルギーコスト
の低減などの観点から熱風で予備乾燥し、次いで上記乾
燥法により仕上げを行うことも可能であるが、いずれの
場合もす 保存性を付与よるためには水分を5チ以下にすることが
必要である。
〔発明の実施例〕
以下この発明を具体的な実施例について説明する。
実施例1 馬鈴薯、(刃群)IKrを洗浄後、剥皮して2龍幅にス
ライスし水中に3時間さらした後、沸騰水中で5分間ブ
ランチングし水で急冷する。
次に上記スライスポテトを冷凍庫にいれ最大氷結晶生成
帯通過時間を40分間掛けて凍結させ、さらにそれを解
凍後、再度上記と同一条件で凍結する。次に通気乾燥機
にかけ60℃で4時間乾燥して乾燥ポテト180りを得
た。得られた乾燥ポテトを熱湯で復元させたところ20
秒以内で復元し、本来の馬鈴博が有する食感に極めて近
いものが得られた。
実施例2 馬鈴薯(メイクィーン)1〜を洗浄後、剥皮し、7vr
n角のダイス状に切断し水に3時間さらした後、沸騰水
中で5.5分間ブランチングして水で急冷する。この冷
したダイス状ポテトを冷凍庫において最大氷結晶生成帯
通過時間を1時間掛けて凍結し、さらにとれを解凍後、
再度同一条件で凍結させる。この操作を都合3回行った
後、60℃の通気乾燥機で4時間乾燥し、乾燥ポテト1
802を得た。
得られた乾燥ポテトを粉末乾燥味噌とともに熱湯で戻し
たところ、約30秒で復元し口当りの良好彦じゃが芋入
り味噌汁が得られた。
実施例3 馬鈴薯I Kgを洗浄後、剥皮し2羽幅にス2イスして
水にさらした後、沸騰水中で4.5分間ブランチングし
て水で急冷する。冷したスライス状ポテトを冷凍庫にい
れ最大氷結晶生成帯通過時間を約30分間掛けて凍結す
る。次いでマイ下 クロ波乾燥機で上記ポテトの品温を70℃以lに制御し
つつ2時間乾燥し、乾燥ポテト180ダを得た。得られ
た乾燥ポテトにグラタンソ゛楔スを注ぎオープンで20
0℃、10分間焼いたところ、ポテトはソ※スが十分し
みこんだ状態で復元し、良好な食感を有する風味良好な
ポテトグラタンをえた。
〔発明の効果〕
この発明は以上述べたようにダイス、チップ状等の適宜
形状に切断し、ブランチング処理したポテト片を緩慢凍
結し、その最大氷結晶生成帯通過時、細胞外に生じる氷
結晶により上記ポテト片の細胞や組織を破壊し、次いで
ポテト片を乾燥処理することにより、熱湯を注ぐだけで
数10秒以内という極めて短い時間で速やかに復元し、
いわゆる茹煮ポテトの食感、風味を忠=8− 実に再現しつる乾燥ポテトを得ることが出来、又ブラン
チング時間と凍結処理回数とを適宜調節することにより
、その使用目的に応じた所望のものを得るととが可能で
ある。又さらに通風乾燥法などを採用しても表面が堅く
なるようなこともなく、かつ従来のフリーズドライ乾燥
などに比べるとコストも著しく低減することが出来る。
そしてこれらのことから調理に時間を要していた従来の
ポテト料理に対し、簡便に処理できる茹煮ポテトを提供
しうるものであり、併せてインスタント食品用の具とし
ても広く活用できるという実用上の効果は犬である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ダイス、チップ状等に適宜切断した生ポテトをブ
    ランチング処理して放冷し、さらに上記ポテト片を1回
    以上緩慢凍結処理を施した後、乾燥処理することを特徴
    とする乾燥ポテトの製造法。
  2. (2)上記緩慢凍結処理が凍結される上記ポテトの最大
    氷結晶通過時間が略10分以上であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の乾燥ポテトの製造法。
  3. (3)上記乾燥が通気乾燥、マイクロ波乾燥もしくは両
    者の併用で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の乾燥ポテトの製造法。
JP59273419A 1984-12-26 1984-12-26 乾燥ポテトの製造法 Granted JPS61152258A (ja)

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JPS61152258A true JPS61152258A (ja) 1986-07-10
JPH0322137B2 JPH0322137B2 (ja) 1991-03-26

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Cited By (11)

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JPH0322137B2 (ja) 1991-03-26

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