JPS61145976A - 車載用テレビ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、テレビ電波の電界強度が弱いところでの乱れ
た映像の表示を解消した車載用テレビシステムに関する
。

（ロ）従来技術 従来の車載用テレビシステムとして、たとえば複数のア
ンテナとダイパーシティアンテナ回路とを備え、伝搬す
るテレビ電波の中で最も電界強度の大きい電波を受信し
ているアンテナを選択し、そのアンテナで受信された放
送信号を用いて受像するものがある。

このようなテレビシステムにおいては、車両がトンネル
内やガード下あるいは反射波の多いビルの谷間などにさ
しかかるとどの電波も電界強度が弱いために良い映像が
映らなかったり映像が乱れたりするという問題がある。

（ハ）発明の目的および構成 本発明は、上記の点にかんがみてなされたもので、テレ
ビ電波の電界強度が弱いところでの乱れた映像の表示を
解消することを目的とし、この目的を達成するために、
受信したテレビ電波に含まれる少なくとも一画面分の映
像データを記憶するメモリを設け、受信したテレビ電波
の受信状態を判別し、受信状態が悪いときはメモリへの
新たな映像データの書込みを禁止し、すでにメモリに記
憶しである映像データを読み出して映像を出力するよう
に構成した。

（ニ）実施例 以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明によるテレビシステムの一実施例であり
、テレビシステムは、アンテナ１、チューナ回路２、映
像中間周波回路３、映像検波回路４、映像増幅回路５、
色再生回路６、同期偏向回路７、ブラウン管８、音声中
間周波回路９、ＦＭ検波回路１０、低周波増幅回路１１
、スピーカ１２、電界強度検出回路１３、ゴースト検出
回路１４、Ａ／Ｄ変換回路Ｉ５、スイッチング回！１６
、デジタルメモリ１７、Ｄ／Ａ変換回路１８から成り、
回Ｉａｒ１〜１２は、一般のテレビ受像機に含まれる回
路と同じであるので説明を省略する。

電界強度検出回路１３は、チューナ回路２で同調された
特定の周波数（チャンネル）の放送信号の電界強度を映
像検波回路４で分離された垂直同期信号のレベルに基づ
いて検出する回路で、垂直同期信号のレベルが一定レベ
ル以下に低下したときは受信電波の電界強度が弱いと判
断してレベル低下信号を出力する受信状態検出手段であ
る。

ゴースト検出回路１４はゴースト波を受信したときは映
像検波回路４で分離した垂直同期信号にパルス状のゴー
スト波が混入することを検出してゴースト波の有無を検
出する回路である。

Ａ／Ｄ変換回路１５は、映像検波回路４で処理された色
信号などを含んだアナログ信号である映像信号をデジタ
ル信号に変換する回路である。

またスイッチング回路１６は、Ａ／Ｄ変換回路１５で変
換されたデジタル信号をデジタルメモリ１７に入力する
か否かを電界強度検出回路Ｉ３およびゴースト検出回路
１４の出力信号によって制御する（切替える）書込み制
御手段である。

デジタルメモリ１７は、デジタル信号に変換された映像
信号のデータを順次、一画面分だけ記憶するものである
。

Ｄ／Ａ変換回路１８は、デジタルメモリ１７にたくわえ
られた一画面分の映像データを順次読出し、アナログ信
号に変換するものである。

次に上記システムの動作を説明する。

アンテナ１で受信されたテレビ信号のうちチューナ回路
２で同調された特定の周波数（チャンネル数）の放送信
号が映像中間周波回路３に送られて、まだ変調されてい
る状態で映像信号と音声信号に分離される。分離された
一方の変調されている映像信号は映像検波回路４で復調
され、色信号等が含まれている映像信号が取り出される
。この映像信号はＡ／Ｄ変換回路１５に送られて次々と
デジタル映像信号すなわち映像データに変換され。

て、スイソチグ回路１６がＯＮ状態であれば、デジタル
メモリ１７に順次、一画面分書込まれる。

デジタルメモリ１７に書込まれた映像データはＤ／Ａ変
換回路１８で順次読出され、再びアナログ信号に変換し
て映像増幅回路５に送られ、映像信号、色信号、水平・
垂直同期信号に分離される。

色信号および水平・垂直同期信号は、さらに色再生回路
６および同期偏向回路７を介してブラウン管８のカーソ
ド、偏向ヨークなどの所定の部分に送られて映像が映し
出される。

また、もう一方の変調されている音声信号は、音声中間
周波回路９を介してＦＭ検波回路１０で復調され、音声
信号が取り出される。この取り出された音声信号は低周
波増幅回路１１で増幅され、スピーカＬ２で音声として
再生される。

一方、電界強度検出回路１３およびゴースト検出回路１
４は放送信号の受信状態を常に検出しており、ある一定
以上のレベルがある場合にはスイッチング回路１６をＯ
Ｎ状態にし、ない場合にはレベル低下信号を出力してス
イッチング回路１６をＯＦＦ状態にする。

それ故、車両がトンネル内やガード下などの電波状態が
悪い所にさしかかるとスイッチング回路１ＧがＯＦＦ状
態になり、デジタルメモリ１７に新たな映像信号が入力
されなくなるので、ブラウン管８には、その直前の良い
状態のときに記憶された映像信号が静止映像として映し
出されるため乱れた映像を表示することがない。また受
信状態判別の闇値を複数段は第１の闇値レベルより低下
した場合は静止映像として映し出されるようにし、第１
の閾値レヘルより低い第２の閾値レヘルまで低下した場
合は音声の再生をも中止して開き苦しい音を出力しない
ようにしてもよい。

なおデジタルテレビ放送が開始されれば、映像データを
作るためのＡ／Ｄ変換回路やメモリから読み出した映像
データをアナログ映像信号に変換するためのＤ／Ａ変換
回路が不要となる。

（ホ）発明の詳細 な説明したように、本発明においては受信したテレビ電
波に含まれる少なくとも一画面分の映像データを記憶す
るメモリを設け、受信したテレビ電波の受信状態を判別
し、受信状態が悪いときはメモリへの新たな映像データ
の書込みを禁止し、すでにメモリに記憶しである映像デ
ータを読み出して映像を出力するように構成したので、
車両がトンネル内やガード下などの電波の弱い場所やビ
ルの谷間などの反射波の多い場所を通過したときでも質
の悪い映像やゴーストのある映像が映らず、情報量はや
や減少するが鮮明な映像が常に見られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は発明による車載用のテレビシステムのブロック
線図である。 １・・・アンテナ、２・・・チューナ回路、３・・・映
像中間周波回路、４・・・映像検波回路、５・・・映像
増幅回路、６・・・色再生回路、７・・・同期偏向回路
、８・・・ブラウン管、９・・・音声中間周波回路、１
０・・・ＦＭ検波回路、１１・・・低周波増幅回路、１
２・・・スピーカ、１３・・・電界強度検出回路、１４
・・・ゴースト検出回路、１５・・・Ａ／Ｄ変換回路、
１６・・・スイッチング回路、１７・・・デジタルメモ
リ、１８・・・Ｄ／Ａ変換回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 受信したテレビ電波に含まれる少なくとも一画面分の映
   像データを記憶するメモリと、該メモリに記憶された映
   像データを読み出して映像として出力する映像出力手段
   と、受信したテレビ電波の受信状態を判別する受信状態
   判別手段と、該受信状態判別手段による判別の結果受信
   状態が良好なときは前記メモリへの新たな画面の映像デ
   ータの書込みを許容し、受信状態が悪いときは映像デー
   タの書込みを禁止する書込み制御手段とを有することを
   特徴とする車載用テレビシステム。