JPS6114519Y2 - - Google Patents

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JPS6114519Y2
JPS6114519Y2 JP1978002746U JP274678U JPS6114519Y2 JP S6114519 Y2 JPS6114519 Y2 JP S6114519Y2 JP 1978002746 U JP1978002746 U JP 1978002746U JP 274678 U JP274678 U JP 274678U JP S6114519 Y2 JPS6114519 Y2 JP S6114519Y2
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rotating
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crushing
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JP1978002746U
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【考案の詳細な説明】 この考案は、移動可能な作業車のブーム等に取
付けてコンクリート製その他の構築物を咬圧破砕
するための構築物破砕機にするものであつて、低
振動低騒音で解体作業が行なえるものである。
構築物の破砕においては、その破砕対象がスラ
ブ、梁、柱等高さ、位置及び方向或は形状も様々
であるから、実際の作業現場においては種々な作
業態様が要求される上、鉄筋コンクリートをも破
砕する強大な圧砕・力が得られるものでなければ
らない。
従つて定置されたコンクリート製品を上方から
のみ咬圧して破砕する装置(例えば実開昭51−
125378又は実開昭51−162378)によつて構築物を
破砕することは不可能である。
而して、従来の解体機は、破砕部が固定刃と可
動刃で構成されていて破砕力に対して大型で大重
量であるため構築物への当接作業が困難であり、
回動刃が最初に構築物に当接した状態で可動刃が
駆動されるとその反力がブームに伝達されブーム
の破損又は旋回ギヤの破損を起し易い他、この反
力によつて作業車が浮き上がり、その後構築物の
破砕と同時に作業車が落下するので大きな振動及
び騒音を生ずる。
その上、被破砕物は可動刃側から破砕され始め
るとは限らず固定刃側から破砕が始まる場合は、
その反力が直接作業車に伝達されることになる。
更に、従来装置においては、固定刃と可動刃はそ
れ自体の構成は勿論、関連構成も異なるので、装
置の重心を装置の中心線上に位置させることは困
難で重量的に不安定なものであつた。
このような被対称性を解決するために、一本の
可動刃(回動アーム)をペンチの如く一本のピン
に枢着する機構も考えられるが、このような機構
で破砕部及び後端部の夫々を対面させるには回動
アームそれ自身の形状が複雑且つ大型になるばか
りでなくその枢軸のボス部が重なるために長い枢
軸ピンが必要になり、更に必然的に生ずる捩れに
対向するため太いピンを彩用しなければならずア
ーム形状の大型化と共に無用な材料とそれに伴な
う重量増加を避けることができない。
更にこの構成ではシリンダーのストローク長を
長くとることが困難である他、破砕部間の開口範
囲を広くすることも困難である。
本案は、同一形状の一対の支持板間に枢着して
先端を破砕部とすることによつてその開口範囲を
より大きくすると共にその後端間に油圧シリンダ
を介装して各回動アームのテコ作用により強力な
破砕力が得られ、同一破砕能力に比して軽量で重
量対称性もよい解体機を提供でき、作業車上から
の操作性がよく、破砕過程における作業車への反
動が少なく破砕作業を高能率且つ安全に行なえる
ようにしたものである。
本案解体機は、作業車のブーム先端に連結され
る取付部を基端部に備えて互いに並行して対面す
る一対の同一形状の支持板と、先端内面に咬圧破
砕部が設けられ、後端側に1個の油圧シリンダの
両端が夫々枢着連結されると共に中間部に軸挿通
孔を有する一対の同一形状の回動アームと、前記
回動アームの夫々の軸挿通孔を前記一対の支持板
間に所定の間隔で夫々回動自在に枢着する一対の
枢軸と、該枢軸より前面側及び基端側の前記支持
板間に夫々固設され前記回動アームと当接して回
動アームの回動範囲を規制する回動規制片とを備
えて構成されている。
上記構成を有する本案解体機の形状は、図に見
る如くその中心線M−Mについて対称であり、従
つて重量的にも対称である。更に、各回動アーム
は、回動範囲規制片によつて夫々の回動範囲が規
制されているので被破砕物の咬え込み及びその位
置設定が容易となる他、閉止位置も規制され、前
記対称性のよさと相俟つて機体の操作性がよく、
従つて作業能率も向上する。
この他、本案装置においては回動アームが共に
可動であるので破砕過程において仮りに一方が停
止すると他方の動きが加速されて破砕が能率的に
行なわれ最終的には両破砕部が中心線近傍に位置
する状態で破砕が完了するので安全である上、次
の開動操作も容易になる。
以下に本案を具体的に説明する。
本案解体機3は、第1図に示す如く、パワーシ
ヨベル等の作業機1のブーム2の先端部に取付け
ると共に該ブームに併設されている操作用油圧シ
リンダ4に連結されて使用されるものである。
本案解体機の実施例は第2図乃至第4図に示す
ようであつて、5a,5bは並行して対面する一
対の同形の支持板であつてその基端側は連結端板
5′によつて連結され全体としてコ状に形成され
ている。
8は、支持板の延長上又は端板5に垂設した取
付用ブラケツトであつて支持板の取付部となるも
のである。7,8はブームの先端に連結するため
のピン孔である。
9a,9bは略同形の一対の回動アームであつ
て夫々の先端内面に破砕部10a,10bを有
し、後端部11a,11bが複動油圧シリンダ1
2の端部13及びピストンロツド先端14に夫々
ピン15連結され、その中間部にボス部と共に軸
挿通孔16a,16bが設けられている。
一方、支持板5a,5bの前面側には所定の間
隔で対称的に二つの軸受孔16a′,16b′が設け
られており、これらに前記回動アームの各軸挿通
孔16a,16bを夫々一致させて支持板外部か
ら枢軸17a,17bを挿通することによつて各
回動アームは支持板間に回動自在に枢着されてい
る。
而して油圧シリンダ12が伸縮することによつ
て先端破砕部10b,10bが開閉されるが、本
案においては固定刃がなく一対の回動アームは
夫々支持板に対して自由であるから先端破砕部の
閉止位置又は開口開始位置が一定しない。
18は破砕部の咬圧閉止位置を規定するための
回動規制片であつて、枢軸17より前面側の支持
板間に固設され、夫々の端部18a,18bが各
回動アームの先端側の内面19a,19bと夫々
当接すると回動アームの破砕部が解体機の正面中
央において対向閉止される。
20は、枢軸17の後方即ち基端側の支持板間
に固設された回動規制片であつて、その端部20
a,20bが各回動アームの衝合部21a,21
bに共に当接すると両回動アームは最大開口位置
となる。
このように規制片18及び20はその両端が
夫々回動アームの対応個所に当接した場合は閉止
位置及び最大開口位置を規制するものであるが、
本案解体機において被破砕物を咬える場合常に最
大開口位置で咬えるとは限らず又破砕終了が必ず
しも前記閉止位置において終了するものではない
から実際の解体作業においては前記各規制片は回
動アームの回動範囲を規制するものとして機能す
るものである。
更に上記各規制片18,20は夫々枢軸17
a,17bの近傍にあつて両支持板の補強材とし
ての役目も兼用している他、破砕部からの破砕片
が支持板間に飛込むのを防ぎ、油圧シリンダ等の
損傷防止の効果を有するものである。
なお、本案において取付部6は支持板5と一体
であつてもよいが、取付部を支持板基端部に対し
て分離着脱可能に構成したり、更に旋回用装置2
2を介装することによつて取付部に対するアーム
の作業回動面を変更することが容易になる。
また、回動アームの先端内面の破砕部の形状は
任意であることは勿論、図の如く該部に鉄筋切断
用のカツター10′を設けておくと鉄筋切断に便
利である。
上記の如く構成された本案解体機は、支持板の
取付部のピン孔を介して作業車のブーム等の先端
に角度変更可能に取付られる。
而して作業車上からブーム角度及び作業角度変
更用油圧シリンダの他、解体機の油圧シリンダ1
2を収縮操作して被破砕物の近傍において回動ア
ーム9a,9bを開く。
この場合の両アームの開き角度は、被破砕物を
挿入できる程度で十分であり、アームのいずれか
一方が基端側規制片20に当接しているので被破
砕物の咬え込み作業が容易に行なえる。
なお、最大開き角ではアームの双方が共に基端
側規制片に当接していて振動等によつても揺動せ
ずに安定であることは勿論である。
被破砕物を挿入して油圧シリンダ12を伸張さ
せると基端破砕部はテコ作用による強大な力で被
破砕物を圧砕する。
この圧砕過程において、回動アームのいずれか
一方が閉止用規制片18に当接した場合でも該ア
ームは外方に回動自在であるから圧砕過程中、支
持板従つて作業車には何らの反力も加わらない。
その後回動アームの一方が規制片18に当接す
るとその反力は作業車にも伝達されるが、この段
階では破砕が相当程度進行しており被破砕物は既
に小塊となつている上、該規制片に当接していな
い側の回動アームが回動し最終的に両回動アーム
が共に規制片に当接して破砕を完了させるのであ
る。
本案解体機は一対の回動アームを支持板間に二
本の枢軸で別々に枢着した構成であるから、油圧
シリンダのストロークを比較的大きくとれる他、
強大な力を受ける回動アームのボス部の厚さを回
動アームの先端部の厚さと同厚又はこれより以上
に厚くするこてができるから同一重量でも一本ピ
ン方式に比して強力な破砕力を発現できるのであ
る。加えて本案解体機の形状は解体機の中心軸線
に対して回動アームの回動方向にも、またそれと
垂直な支持板間方向にも対称的であつて重量的に
も安定であつて移動操作の安定性も優れているも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の解体機をパワーシヨベルに取
付けた状態の外観図、第2図は解体機の一方の支
持板を除去した側面図、第3図は平面図、第4図
はその−線の断面図である。 1はパワーシヨベル、3は解体機、5a,5b
は支持板、8a,8bは軸、9a,9bは回動ア
ーム、12は複動シリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 作業車のブーム先端に連結される取付部を基
    端側に備えた並行対面する一対の支持板と、先
    端内面に咬圧破砕部が設けられ、後端側に前記
    作業車上から操作される1個の油圧シリンダの
    両端が夫々枢着連結されると共に中間部に軸挿
    通孔を有する一対の回動アームと、前記回動ア
    ームの夫々の軸挿通孔を前記一対の支持板間に
    所定の間隔で夫々回動自在在に枢着する一対の
    枢軸と、該枢軸より前面側及び基端側の前記支
    持板間に夫々固設され前記回動アームと当接し
    て回動アームの回動範囲を規制する回動規制片
    とを備えて構成されたことを特徴とする構築物
    解体機。 (2) 取付部と支持板基端部との間に回動アームの
    回動面変更用の旋回装置が介装されてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の構築物解体
    機。
JP1978002746U 1978-01-13 1978-01-13 Expired JPS6114519Y2 (ja)

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JP1978002746U JPS6114519Y2 (ja) 1978-01-13 1978-01-13

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JPS54107132U JPS54107132U (ja) 1979-07-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977423A (ja) * 1972-11-29 1974-07-25

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51125378U (ja) * 1975-03-31 1976-10-09
JPS5344125Y2 (ja) * 1975-06-18 1978-10-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4977423A (ja) * 1972-11-29 1974-07-25

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