JPS639751Y2 - - Google Patents

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JPS639751Y2
JPS639751Y2 JP1979117524U JP11752479U JPS639751Y2 JP S639751 Y2 JPS639751 Y2 JP S639751Y2 JP 1979117524 U JP1979117524 U JP 1979117524U JP 11752479 U JP11752479 U JP 11752479U JP S639751 Y2 JPS639751 Y2 JP S639751Y2
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JP
Japan
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cutter
blade
blades
cutting
cutting edge
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JP1979117524U
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JPS5636840U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えば鉄筋コンクリート建てビルの
取り壊し解体工事に用いられる鉄筋コンクリート
破断用カツター装置に関するものである。
従来のビル解体工事において、インパクトブレ
ーカーを使用するか或いは、鋼球を打ち当てるな
どしてコンクリートを破砕し、鉄筋はガス切断す
るという非能率さを解消するため、本考案者は先
に特願昭53−76070号として鉄筋コンクリート破
壊用カツター装置を提案したところであつて、こ
の発明装置によれば、鋏状に形成した開閉自在な
カツター刃によつて、コンクリートの破砕と鉄筋
の切断を高能率且つ低騒音、低振動裡に行うこと
ができるものである。
しかし、この鋏状のカツターでは鉄筋等の切断
の際にカツター刃の噛合と共に鉄筋等の被切断物
が回動刃元から刃先に滑つて逃げ勝手となるた
め、剪断力の弱い刃先付近の噛合いでは破断が必
ずしも能率的ではないという問題が残つている。
そこでこの考案においては被切断物の逃げを防
止するためカツター部に設けられた切刃の噛合
時、2つの噛合点を生ずる如く構成し、一方の噛
合点が回動刃先付近から回動刃元方向へ、他方の
噛合点が回動刃元付近から回動刃先方向へそれぞ
れ移動するように形成して被切断物を能率よく切
断できるようにするとともにカツター刃の回動軸
の両側にカツター刃の回動によつて交互に上記の
如く噛合う2つのカツター部を設け、作業能率を
更に向上した鉄筋コンクリート破断用カツター装
置を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
第2図と第3図に示したように、ケース本体1
の下方側板1a,1aの下端部にカツター刃2を
その刃長方向中央部を挾持する如き状態で固着
し、結合一体化する。今1つのカツター刃3の刃
長方向中央部をケース本体1に内挿し、このカツ
ター刃3を前記カツター刃2に対向させながら、
回動軸4にてケース本体1に枢着する。
一方、ケース本体1に内挿したシリンダ5の一
端をピン6にて枢着し、ピストンロツド7の突出
端とカツター刃3とをピン8にて枢着連結するこ
とにより、ピストンロツド7の突出或いは後退動
作によつて回動側のカツター刃3をケース本体1
に固定されているカツター刃2に向かつて接近、
或いは離反可能としている。しかして、第1カツ
ター部30と第2カツター部31が回動軸4の両
側に設けられ、、カツター刃3の回動によつて第
1カツター部30、第2カツター部31は交互に
噛合う。そして、第4図に示したようにカツター
刃2,3の第1カツター部30に夫々、切刃9,
10を、カツター刃基部3aの左右横幅中心にそ
の切刃面9a,10aが一致するように取付ねじ
11,……にて取付け、同様にして切刃12,1
3が取付ねじ14,……を介してカツター刃2,
3の第2カツター部31に取り付けられる。しか
してカツター刃2,3は相互の噛合により剪断作
用を行うものである。互に噛合う切刃9,10は
第3図の2点鎖線のように互に噛合したとき、回
動刃先付近に刃先噛合点Pが発生してこの刃先噛
合点Pが次第に回動刃元方向へ移動するように、
又、回動刃元付近にも刃元噛合点Qが生じてこの
刃元噛合点Qは次第に回動刃先方向へ移動するよ
うにこの切刃9,10の形状を同図のように共に
側面視凹んだくの字状に形成する。第2カツター
部31において、一方の切刃12は凹んだくの字
状に形成し、他方の切刃13は突出したくの字状
に形成してあるが、この場合も同様に、刃先噛合
点が次第に回動刃元方向へ移動し、且つ刃元噛合
点が次第に回動刃先方向へ移動するものである。
尚、図示は省略したが一方の切刃のみを凹んだ
くの字状として他の切刃は直線状としても良く、
この場合でも前述したと同様な噛合点の移動があ
るものである。この様な一方の切刃のみを凹んだ
くの字状とし、他の切刃を直線状とた場合、或い
は第3図の第2カツター部の如く一方の切刃を凹
んだくの字状、他方の切刃を突出したくの字状に
した場合、各切刃の凹み具合、突出具合を調整す
ることにより2つの噛合点が生じる。例えば、第
2カツター部の様な場合、凹んだくの字状切刃の
凹みを大きく、突出したくの字状切刃の突出度を
小さくすれば2つの噛合点が生じる。
そして、このように構成したカツター装置15
にブラケツト16,16を固着し、第1図に示し
たようなシヨベルローダの如き移動作業機17の
リフトアーム18の先端をこのブラケツト16,
16間にのぞかせてピン軸19にてブラケツト1
6,16を軸支し、又、このリフトアーム18に
ピン軸20にて枢着したリンク21の先端とブラ
ケツト16,16にピン軸22にて枢着したリン
ク23の先端とをシリンダ24のピストンロツド
25へピン軸26にて枢着して、このピストンロ
ツド15を突出或いは後退させることにより、カ
ツター装置15がピン軸19を中心に上下に回動
するように構成してある。尚、図示は省略したが
このカツター装置15を例えば移動作業機の伸縮
及び起伏自在なリフトアームの先端に設けた巻上
装置にて吊り下げて使用しても良く、又、固定装
置の剪断機にこのカツター装置15を装着して使
用しても良い。
この考案に係るカツター装置を第1図に示す如
きビルのコンクリート壁27の破壊作業に使用す
る場合の実施例についてその作用を説明すれば、
シリンダ5内に圧力液を供給してピストンロツド
7をシリンダ5に向かつて引き込ませることによ
り第1カツター部30を開き(このとき第2カツ
ター部31は閉じられる)、コンクリート壁27
をカツター刃2,3にて狭んだ後、ピストンロツ
ド7を突出させれば、カツター刃3は回動軸4を
中心にカツター刃2に向かつて接近して切刃9,
10によつてコンクリート壁27は破断される。
この場合、コンクリートのみならず、内部の鉄筋
も共に破断される。そしてこの切刃9,10はそ
の双方が凹んだくの字状に形成されていて第3図
の2点鎖線のように切刃9,10を噛合したとき
回動刃先付近に刃先噛合点Pがまず発生し、又、
回動刃元付近にも刃元噛合点Qを生じて、カツタ
ー部30がさらに閉じるときに噛合点Pは回動刃
元方向へ移動し、噛合点Qは回動刃先方向へ移動
する。従つて、例えば第3図に示すように、回動
刃先付近の切刃9,10は挾まれた被切断物(例
えば鉄筋)28は刃先から刃元に向かつて移動す
るが、切刃の略中央部から刃元部にかけて次第に
切刃上下間隔が狭くなつているので刃元付近まで
は移動せず、切刃の略中央で動きかが停止し、こ
の噛合点の集まつた剪断力のより大きい中央付近
にて被切断物28が剪断されるのである。
又、同図に示す被切断物29のように切刃9,
10の回動刃元付近にて挾まれたとき、カツター
刃3の閉運動に伴つて被切断物29が刃先に向か
つて移動するが、同様に切刃の略中央部から刃先
部にかけて次第に切刃上下間隔が狭くなつている
ので刃先付近までは移動せず、切刃の略中央で動
きが停止し、ここで同様に剪断される。
又、特に図示しないが、床面等の破壊作業を行
うに当たつては、第1カツター部30、第2カツ
ター部31相互が略水平となるようにカツター装
置15を位置せしめ、第1カツター部30と第2
カツター部31とによつて交互に破壊を行う。こ
の場合、従来の鋏状カツター装置に比して破壊の
作業能率が向上する。即ち、この種カツター装置
では、被破壊物の破壊に際してカツター装置をリ
フトアーム等により移動させて順次破壊していく
ものであるが、従来の装置ではそのカツター装置
の移動に手間がかかり、特にカツター刃の向いて
いる逆方向にカツター装置を移動させるには時間
がかかる。本考案の装置では逆方向にもカツター
部を有しているため、その移動が容易で能率良く
前後の破壊を行えるものである。
従来のこのようなカツター装置においては、切
断動作の際に鉄筋等の被切断物が切刃の刃元から
刃先に向かつて滑り逃げるのを阻止するために、
切刃の側方にストツパーなどを設ける必要があつ
て、被切断物の大きさとその外形がその都度異な
るこの種のコンクリート壁の破断作業において
は、一定の形状のストツパーでは充分に滑り止め
の役目を果たすことが難しいものであり、却つて
このストツパーのために切刃が充分に被切断物へ
食い込まないなどの欠点があつたが、この考案の
カツター装置によれば、上述したように、被切断
物は切刃の或る一定位置でその動きが停止するの
で、従来のようにストツパーを設けなくとも確実
に被切断物の滑り逃げを防止することができる。
また被切断物の前記停止位置(即ち切断位置)に
は噛合点が集中するので、大きな剪断力が生じ、
極めて容易且つ高能率に切断を行うことができる
ものである。
しかも従来のカツター装置では、カツター刃の
1回の開閉によつて1回の破壊しか行えないが、
この考案のカツター装置では回動軸の両側に2箇
所のカツター部が存在するため、前後或いは上下
の破壊を容易に行うことができ、被破壊物を破壊
する際の作業能率を大幅に向上することができる
ものである。
又、図示の実施例のカツター刃2はケース本体
下方側板1a,1aに固定されていて回動軸支部
をもたないので、カツター刃3との噛合の際にガ
タツキを生ずることが無く、剪断作用はいたつて
良好となるものである。
さらに、回動するカツター刃3の切刃10の切
刃面10aをカツター刃基部3aの左右横幅中心
に一致させているので、固定側のカツター刃2の
切刃9に切刃10が噛合うとき、切刃面9a,1
0aの左右方向のガタツキは少なくなるものであ
つて、カツター刃基部の端面に切刃面を一致させ
た従来の鋏状のカツター装置に較べ前記ガタツキ
は著しく減少し、カツター刃2,3間にネジレが
生じる事態を防止できる。
以上述べたようにこの考案のカツター装置は被
切断物を適確に捉えて、大きな剪断力で効率良く
切断でき、しかも作業能率を大幅に向上できるも
のであつて、コンクリート壁、コンクリート床な
どの破壊作業のほか、種々の応用範囲を備えてい
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はこの考案装置のビル解体作業に用いた場合の
側面図、第2図はこの考案装置の斜視図、第3図
はその正面図、第4図はカツター刃3が閉じた場
合の第3図における−線に沿う縦断面図であ
る。 2,3……カツター刃、15……カツター装
置、P……刃先噛合点、Q……刃元噛合点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相互の噛合により剪断作用を行う一対のカツタ
    ー刃をケース本体に取付けてなり、少なくとも一
    方のカツター刃は回動軸を介してケース本体に回
    動自在に設けられ、回動軸の両側に、前記カツタ
    ー刃の回動によつて交互に噛合う2つのカツター
    部を有し、前記各々のカツター部には各々一対の
    切刃が設けられ、一対の切刃は前記回動自在に設
    けられたカツター刃の回動によつて噛合したと
    き、相互の切刃が刃先及び刃元から噛合い始め切
    刃相互の交差点である2つの噛合点を生じ、カツ
    ター刃の回動に伴い、一方の噛合点は回動刃先付
    近から次第に回動刃元方向へ、他方の噛合点は回
    動刃元付近から回動刃先方向へそれぞれ移動する
    ように構成したことを特徴とする鉄筋コンクリー
    ト破断用カツター装置。
JP1979117524U 1979-08-28 1979-08-28 Expired JPS639751Y2 (ja)

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JP1979117524U JPS639751Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28

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JP1979117524U JPS639751Y2 (ja) 1979-08-28 1979-08-28

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JPS5636840U JPS5636840U (ja) 1981-04-08
JPS639751Y2 true JPS639751Y2 (ja) 1988-03-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6294992B1 (ja) * 2017-04-17 2018-03-14 株式会社坂戸工作所 小割用破砕機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104656A (en) * 1979-02-05 1980-08-11 Maekawa Kogyosho Kk Crusher

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JPS55104656A (en) * 1979-02-05 1980-08-11 Maekawa Kogyosho Kk Crusher

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