JP2891611B2 - 破砕切断機 - Google Patents

破砕切断機

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JP2891611B2 JP5203779A JP20377993A JP2891611B2 JP 2891611 B2 JP2891611 B2 JP 2891611B2 JP 5203779 A JP5203779 A JP 5203779A JP 20377993 A JP20377993 A JP 20377993A JP 2891611 B2 JP2891611 B2 JP 2891611B2
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友之 橋本
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F3/00Dredgers; Soil-shifting machines
    • E02F3/04Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven
    • E02F3/96Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements
    • E02F3/965Dredgers; Soil-shifting machines mechanically-driven with arrangements for alternate or simultaneous use of different digging elements of metal-cutting or concrete-crushing implements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mining & Mineral Resources (AREA)
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、解体したコンクリート
製の構造物または、鉄骨構造物の残骸となった鉄筋,鉄
骨,パイプ等の切断作業を極めて効率的に行うことがで
きる破砕切断機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、解体した鉄筋コンクリート製或い
は鉄骨の構造物(ビル等)から出た鉄筋,鉄骨或いはパ
イプ等の残骸を切断可能とした装置が種々存在している
が、その多くは固定顎と可動顎とを油圧シリンダ機構等
にて開閉自在に設け、その固定顎と可動顎に、これらと
ともに開閉する切断刃をそれぞれ設けて残骸を切断する
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造としたときに、固定顎及び可動顎にそれぞれ形成した
切断刃が比較的外周の大きな残骸を切断すると、切断刃
はその残骸に切り込むことはできるが、切断刃にて残骸
を切断完了するまえに、その残骸の表面が固定顎及び可
動顎に当接してしまい、固定顎に対して可動顎が閉じる
方向に進まなくなり、残骸の切断ができなくなることが
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は上記課
題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本発明を固定
顎側切断体を形成した固定顎本体と、可動顎側切断体を
形成した可動顎本体とを開閉自在として破砕切断機外筺
に設け、その固定顎本体には固定顎側括れ部を固定顎側
切断体の切断側面に沿って形成するとともに、該固定顎
側括れ部の開閉方向外方箇所に固定顎側補強部を形成
し、その可動顎本体には可動顎側括れ部を可動顎側切断
体の切断側面に沿って形成するとともに、可動顎側括れ
部の開閉方向外方箇所に可動顎側補強部を形成してなる
破砕切断機としたことにより、構造物の大型の鉄骨或い
は鉄筋コンクリート製の柱等を破砕且つ切断することが
でき、上記課題を解決したものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、破砕切断機Aは、図1,図2等に示すように、
主に破砕切断機外筺1,固定顎本体2及び可動顎本体3
から構成され、まず破砕切断機外筺1に固定顎本体2が
形成され、該固定顎本体2上において可動顎本体3が開
閉動作を行うものである。その可動顎本体3は略中間箇
所が破砕切断機外筺1に枢支P1 されている。
【0006】ここで、固定顎本体2及び可動顎本体3の
開閉方向において互いに対向する側を固定顎本体2及び
可動顎本体3の作業面側と称し、また該作業面側の反対
側を固定顎本体2及び可動顎本体3の外方側と称する。
さらに、固定顎本体2及び可動顎本体3の長手方向と
は、破砕切断機外筺1から外方に突出する方向とし、幅
方向はその長手方向に直交する方向とする。
【0007】その固定顎本体2及び可動顎本体3は、内
部が中空に形成されたものであって、可動顎本体3は、
図1,図2に示すように、破砕切断機外筺1の内部に装
着されているシリンダ4により可動する。該シリンダ4
は、図1に示すように、シリンダ筒体4aが破砕切断機
外筺1内に破砕切断機外筺1の垂直面上を回動自在に設
けられ、ピストンロッド4bの先端が可動顎本体3の刃
先反対側端に枢支P2されている。
【0008】その固定顎本体2の作業面側には、図2,
図3等に示すように、長手方向に沿って固定顎側切断体
Cfが設けられており、また可動顎本体3の作業面側に
は長手方向に沿っ可動顎側切断体Cmがそれぞれ設けら
れ、その固定顎本体2上を可動顎本体3が開閉するとき
に、これらとともに固定顎側切断体Cfと可動顎側切断
体Cmとが鋏状に可動して剪断により被切断物Sを切断
することができるものである(図1,図4参照)。
【0009】その固定顎本体2と可動顎本体3との開閉
方向に直交する面にて、固定顎側切断体Cfと可動顎側
切断体Cmとが対向する側面を切断側面Cf1 及び切断
側面Cm1 とする(図4参照)。その固定顎側切断体C
fは、固定顎側切断体Cf側の切断刃5及び切断刃受部
6とから構成され、また可動顎側切断体Cmも同様に可
動顎側切断体Cm側の切断刃7及び切断刃受部8から構
成されている。
【0010】そして、前記固定顎側切断体Cf及び可動
顎側切断体Cmのそれぞれの切断側面Cf1 及び切断側
面Cm1 は固定顎側切断体Cfの切断刃5及び切断刃7
の側面に該当する。その切断刃5は、適宜の厚さを有す
る帯板状に形成されたり或いは略直方体状に形成された
ものであって、該直方体状に形成された金属材の長手方
向における一稜線が被切断物Sの切断作用に使用される
ものである。
【0011】さらに、固定顎側切断体Cfの切断刃受部
6及び可動顎側切断体Cmの切断刃受部8は、固定顎本
体2及び可動顎本体3のそれぞれの作業面側2a,3a
に形成されており、具体的にはその固定顎本体2及び可
動顎本体3と一体形成されている。
【0012】その固定顎側切断体Cf側の切断刃受部6
の幅方向の、切断刃5が納まるように切断刃収容凹部6
aが形成され、該切断刃収容凹部6aに切断刃5がボル
ト等の固着具9にて固着される。同様に可動顎側切断体
Cm側の切断刃受部8の幅方向の、切断刃7が納まるよ
うに切断刃収容凹部8aが形成され、該切断刃収容凹部
8aに切断刃7がボルト等の固着具9にて固着される
(図14参照)。
【0013】また、固定顎側切断体Cfの切断刃受部6
の切断刃収容凹部6aにはボルト等の複数の固着具用貫
通孔6b,6b,…が形成されており、該固着具用貫通
孔6b,6b,…と切断刃受部6の頂部との間に、図1
3及び図14等に示すように、突出条6cが形成されて
いる。
【0014】その突出条6cは、切断刃受部6の長手方
向に沿って形成されるもので、全ての固着具用貫通孔6
b,6b,…の開口箇所から極めて近い位置に形成さ
れ、且つ開口箇所に対して庇形状に形成されたものであ
る。
【0015】その可動顎側切断体Cmも、前記固定顎側
切断体Cfと同様の構成であり、可動顎側切断体Cmの
切断刃受部8の切断刃収容凹部8aにはボルト等の複数
の固着具用貫通孔8b,8b,…が形成されており、該
固着具用貫通孔8b,8b,…と切断刃受部8の頂部と
の間に突出条8cが形成されている。
【0016】その突出条8cも固定顎側切断体Cfの突
出条6cと同様に、切断刃受部8の長手方向に沿って形
成されるもので、全ての固着具用貫通孔8b,8b,…
の開口箇所から極めて近い位置に形成され、且つ開口箇
所に対して庇形状に形成されている(図13,図14参
照)。
【0017】その固定顎本体2には、図2,図4に示す
ように、固定顎側括れ部2bが形成され、さらに詳しく
は該固定顎側括れ部2bが前記固定顎側切断体Cfの形
成箇所で、その切断側面Cf1 に沿って、且つ該切断側
面Cf1 と同一面(略同一面も含む)となるようにして
固定顎側括れ部2bが固定顎本体2の内部に食い込むよ
うに形成されている。
【0018】また可動顎本体3にも図3,図4に示すよ
うに、可動顎側括れ部3bが形成されており、該可動顎
側括れ部3bが前記可動顎側切断体Cmの形成箇所で、
その切断側面Cm1 に沿って、且つ該切断側面Cm1
同一面(略同一面も含む)となるようにして可動顎側括
れ部3bが可動顎本体3の内部に食い込むように形成さ
れている。
【0019】上記固定顎側括れ部2bは、固定顎本体2
の作業面側2aから外方側に向かって偏平状の窪みとし
て形成されたものであり、さらに換言すると固定顎本体
2の幅方向において部分的に薄く形成されたものであ
る。また可動顎側括れ部3bも固定顎側括れ部2bと同
様に可動顎本体3の作業面側3aから外方側に向かって
偏平状の窪みとして形成されたものであって、その可動
顎側括れ部3bも可動顎本体3の幅方向において部分的
に薄く形成されたものである(図4参照)。
【0020】上記固定顎側括れ部2b及び可動顎側括れ
部3bは、切断刃5及び切断刃7により切断された鋼材
が固定顎本体2及び可動顎本体3のそれぞれの作業面側
2a,3aに食い込むように移動するが、前記固定顎側
括れ部2b及び可動顎側括れ部3bがそれぞれ形成され
ていることにより、被切断物Sが切断されて二つに分離
された鋼材小片s,sとなり、それぞれが固定顎側括れ
部2b及び可動顎側括れ部3bに逃げ込み、被切断物S
が固定顎本体2及び可動顎本体3の作業面側2a,3a
に当たることなく、極めて良好に切断作業を行うことが
できるものである。
【0021】その固定顎本体2に形成した固定顎側括れ
部2b及び可動顎本体3に形成した可動顎側括れ部3b
の形成箇所には固定顎側補強部2c及び可動顎側補強部
3cがそれぞれ形成されている。その固定顎側補強部2
c及び可動顎側補強部3cは固定顎本体2及び可動顎本
体3の外方側に形成されたもので、固定顎側括れ部2b
及び可動顎側括れ部3bに対して略直角状(固定顎本体
2と可動顎本体3の開閉方向に直交する方向)に突出状
に形成されたものである。
【0022】上記固定顎側補強部2cを固定顎側括れ部
2b箇所に、また可動顎側補強部3cを可動顎側括れ部
3b箇所にそれぞれ形成したことにより、固定顎本体2
の固定顎側括れ部2b箇所及び可動顎本体3の可動顎側
括れ部3b箇所の断面係数が小さくなることがなく、充
分に力学的強度を維持することができる。
【0023】その固定顎本体2及び可動顎本体3の長手
方向先端には固定顎側先端部2d及び可動顎側先端部3
dが形成されており、その幅方向における一方側は前記
切断側面Cf1 及び切断側面Cm1 の面上に近づいて形
成されている。その固定顎本体2の場合では、図17
(a)に示すように、固定顎側先端部2dの幅方向一方
側側面と切断側面Cf1 の面上との距離をt2 とする
と、該寸法t2 は極めて小さい数値となり、両者が近接
状態となっている。
【0024】そして固定顎側先端部2dについては、図
17(a)に示すように、一般の従来形破砕機の幅方向
の寸法をW20(想像線にて図示)とすると、本発明の固
定顎側先端部2dの幅方向寸法はW2 であり、幅方向寸
法W2 は幅方向寸法がW20より小さく、本実施例では略
半分としている。
【0025】同様に、図17(b)に示すように、可動
顎側先端部3dの幅方向一方側側面と切断側面Cm1
面上との距離をt3 とすると、該寸法t3 は極めて小さ
い数値となり、両者が近接状態となっている。また可動
顎本体3の可動顎側先端部3dは、17(b)に示すよ
うに、一般の従来形破砕機の幅方向の寸法をW30とする
と本発明の可動顎側先端部3dの幅方向寸法はW3 であ
り、幅方向寸法W3 は幅方向寸法がW30より小さく本実
施例では略半分となっている。
【0026】さらに、可動顎本体3の先端箇所には縦割
り大刃11が設けられ、図1に示すように、半円算盤珠
形状をなしている。その断面扁平長手方向と可動顎本体
3の長手方向とは一致しており、可動顎本体3の開閉面
上に沿って縦割り大刃11もともに移動する構成となっ
ている。
【0027】さらに、可動顎本体3の先端に設けられた
可動側先端刃12は、前記縦割り大刃11とともに鉄筋
コンクリート等の被切断物Sの破砕を行うものであり、
図1,図2に示すように、可動顎本体3の先端部に設け
られている。
【0028】本発明にてH形鋼等の鉄骨材の被切断物S
を切断するときには、その被切断物Sが剪断状態で切断
されるもので、図5乃至図8に示すように、固定顎側括
れ部2b及び可動顎側括れ部3bに被切断物Sの切断箇
所両側部分s1 ,s1 が逃げ込むことができる構造とな
っている。
【0029】さらに、被切断物Sが鉄筋コンクリートの
場合には、まず図9に示すように、表面のコンクリート
を破砕し、内部の鉄筋s2 ,s2 ,…を外部に露出させ
て、該鉄筋s2 ,s2 ,…を固定顎側切断体Cfと可動
顎側切断体Cmにて内部の鉄筋を切断するものである。
【0030】
【発明の効果】請求項1においては、固定顎側切断体C
fを形成した固定顎本体2と、可動顎側切断体Cmを形
成した可動顎本体3とを開閉自在として破砕切断機外筺
1に設け、その固定顎本体2には固定顎側括れ部2bを
固定顎側切断体Cfの切断側面Cf1 に沿って形成する
とともに、該固定顎側括れ部2bの開閉方向外方箇所に
固定顎側補強部2cを形成し、その可動顎本体3には可
動顎側括れ部3bを可動顎側切断体Cmの切断側面Cm
1 に沿って形成するとともに、可動顎側括れ部3bの開
閉方向外方箇所に可動顎側補強部3cを形成してなる破
砕切断機としたことにより、先ず第1に極めて大型の被
切断物Sを極めて良好に切断することができるし、第2
に大きな切断力を有しながら、なお且つ固定顎本体2及
び可動顎本体3が大型化することなく製造できる等の効
果を奏する。
【0031】上記効果を詳述すると、固定顎本体2に設
けた固定顎側切断体Cfと可動顎本体3に設けた可動顎
側切断体Cmにより柱状の被切断物Sを挟んで切断する
ときに、被切断物Sは固定顎側切断体Cfと可動顎側切
断体Cmから受ける剪断力にて、その切断箇所を中心と
して回転モーメントがかかり、図6,図7に示すよう
に、固定顎本体2及び可動顎本体3の開閉方向に対して
傾斜状態となる。
【0032】そのために、被切断物Sは切断箇所より両
側部分が固定顎本体2及び可動顎本体3の表面にぶつか
り、それ以上切断が進まなくなる現象が生じることがあ
った。しかし、本発明において、固定顎本体2には固定
顎側括れ部2bを形成しており、また可動顎本体3には
可動顎側括れ部3bを形成しているので、図7に示すよ
うに、被切断物Sの切断箇所の一方側が固定顎側括れ部
2bに逃げ込み、他方側が可動顎側括れ部3bに逃げ込
むこととなり、被切断物Sが固定顎本体2及び可動顎本
体3の表面にぶつかり切断作業が邪魔されることなく、
固定顎本体2と可動顎本体3と完全に閉鎖状態にするこ
とができ、良好な切断作業とすることができる。
【0033】さらに、固定顎側切断体Cf及び可動顎側
切断体Cmにて被切断物Sの切断作業が進み、被切断物
Sの切断が完了する直前の状態では、切断箇所を中心と
してその両側が上下又は左右に大きくずれることになる
が、そのよう状態で二つに分断された切断箇所両側部分
1 ,s1 は、図8に示すように、前記固定顎側括れ部
2b及び可動顎側括れ部3bにそれぞれ収容することが
でき、被切断物Sの不完全な切断を防止し、完璧な切断
を行うことができる。
【0034】次に、前述したように、被切断物Sを二つ
の切断箇所両側部分s1 ,s1 は、その逃げ場を固定顎
側括れ部2b及び可動顎側括れ部3bとして固定顎本体
2及び可動顎本体3に形成したものであるが、その固定
顎本体2及び可動顎本体3の外方箇所には固定顎側括れ
部2b及び可動顎側括れ部3bのために固定顎側補強部
2c及び可動顎側補強部3cをそれぞれ形成しており、
該固定顎側補強部2c,可動顎側補強部3cにより、固
定顎本体2及び可動顎本体3の断面係数を大きくし、充
分な力学的強度を確保することができるものである。
【0035】それゆえに、固定顎本体2及び可動顎本体
3の開閉方向(前記幅方向に直交する方向)における寸
法を小さくしても断面係数を充分なものにすることがで
き、固定顎本体2及び可動顎本体3を比較的小型なもの
にでき、ひいては切断破砕機の形状を比較的コンパクト
なものにすることができる。
【0036】請求項2においては、前記固定顎側切断体
Cf及び可動顎側切断体Cmは複数の固着具用貫通孔6
b,8bを形成した切断刃受部6,8に、切断刃5,7
を固着具9を介して固着するものとし、前記固着具用貫
通孔6b,8bと切断刃受部6,8の頂部との間に突出
条6c,8cを形成してなる破砕切断機としたことによ
り、固定顎側切断体Cf及び可動顎側切断体Cmの切断
刃5,7の固定するための固着具用貫通孔6b,6b,
…及び固着具用貫通孔8b,8b,…が切断作業時に潰
されて塞がれてしまうことを防止することができる。
【0037】上記効果を詳述すると前記固定顎側切断体
Cf及び可動顎側切断体Cmは複数の固着具用貫通孔6
b及び固着具用貫通孔8bを形成した固定顎側切断体C
fの切断刃受部6と可動顎側切断体Cmの切断刃受部8
に、切断刃5及び切断刃7を固着具9,9,…を介して
固着するものであるが、例えば図16(b)に示すよう
に、従来タイプ切断刃受16では、固着具用貫通孔16
bが被切断物Sの鉄筋s2 の切断時に該鉄筋s2 のはね
返りにより潰され、その開口部分が小さくなり、内部の
六角孔付きボルト等の固着具9が取り出せなくなり、ひ
いては切断刃15の交換さえも不可能となることがあっ
た。
【0038】ここに、本発明では固着具用貫通孔6b,
6b,…及び固着具用貫通孔8b,8b,…を庇状に保
護する突出条6c及び突出条8cを形成することで、図
15(a),(b)及び図16(a)に示すように、切
断時の鉄筋s2 のはね返りが前記突出条6c及び8cに
て防御されることとなり、直接固着具用貫通孔6b及び
8bの開口部分に当たることがなく、固着具用貫通孔6
b及び8bが保護されるものである。
【0039】そのために、固着具用貫通孔6b及び8b
の周囲が潰されて閉鎖状態となるように開口部分が狭く
なることがなく、ひいては切断刃5及び7を固定する固
着具9,9,…の取出しが不可能となることを防止し、
いかに激しい使用条件であっても切断刃5及び6の交換
を常時、良好に行うことができるものである。
【0040】請求項3においては、固定顎本体2と可動
顎本体3の長手方向先端箇所の固定顎側先端部2d及び
可動顎側先端部3dの幅方向一方側を切断側面Cf1
Cm1 の面上に近接するようにして形成してなる破砕切
断機としたことにより、被切断物Sに食い込んだ固定顎
本体2及び可動顎本体3の先端部分が前記被切断物Sに
からみつきにくく、容易に抜き出すことができる。
【0041】上記効果を詳述すると、固定顎本体2と可
動顎本体3の長手方向先端箇所の固定顎側先端部2d及
び可動顎側先端部3dをそれぞれ切断側面Cf1 及び切
断側面Cm1 の面上に近づけて形成したもので、これに
よって固定顎側切断体Cf及び可動顎側切断体Cmによ
る切断状態に略近接したものにできる。
【0042】それゆえに、鉄筋が入っている鉄筋コンク
リート等の被切断物Sでは、食い込んだ固定顎本体2及
び可動顎本体3が内部の鉄筋s2 ,s2 ,…が絡みつ
き、固定顎本体2と可動顎本体3とが被切断物Sから抜
き出しにくくなるものであり、作業員の操作も極めて面
倒となるものであった。
【0043】そこで、固定顎本体2の固定顎側先端部2
dを切断側面Cf1 の面上に近づけて形成し、また可動
顎本体3の可動顎側先端部3dを切断側面Cm1 の面上
に近づけて形成したものである。
【0044】それゆえに、固定顎本体2と可動顎本体3
との先端が幅方向において極めて小寸法のものとなり、
切断側面Cf1 と固定顎側先端部2d、及び切断側面C
1と可動顎側先端部3dとがそれぞれ略直線上に並ぶ
状態となる。
【0045】そのために、固定顎側切断体Cfと可動顎
側切断体Cmとで被切断物Sを切断し、該被切断物Sか
ら固定顎本体2と可動顎本体3とを抜き出すときには、
図18(a)及び(b)に示すように、鉄筋s2
2 ,…が絡みつきにくくなり、被切断物Sから受ける
抵抗が極めて小さくなって容易に抜き出すことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図
【図2】本発明の要部斜視図
【図3】可動顎本体の要部斜視図
【図4】固定顎本体と可動顎本体の縦断正面図
【図5】固定顎側切断体と可動顎側切断体にて被切断物
を切断する直前の略示図
【図6】固定顎側切断体と可動顎側切断体とが被切断物
に食い込んだ状態の略示図
【図7】固定顎側切断体と可動顎側切断体とが被切断物
に深く食い込んだ状態の略示図
【図8】被切断物が略切断状態となった状態の略示図
【図9】固定顎側切断体と可動顎側切断体にて鉄筋コン
クリートの鉄筋部分を切断しようとする状態を示す略示
【図10】固定顎側切断体と可動顎側切断体にて鉄筋部
分を切断した状態を示す略示図
【図11】固定顎側括れ部及び可動顎側括れ部に被切断
物が逃げ込んだ状態を示す略示図
【図12】可動側先端刃にて鉄筋を摘む様子を示す略示
【図13】固定顎本体の要部斜視図
【図14】(a)は固定顎本体及び可動顎本体の一部を
示す縦断正面図 (b)は固定顎側切断体箇所の断面図
【図15】(a)は鉄筋を切断するところの略示図 (b)は鉄筋が突出条にかかる状態の略示図
【図16】(a)は鉄筋が突出条にかかる状態の拡大略
示図 (b)は従来タイプの拡大略示図
【図17】(a)は固定顎側先端部の平面図 (b)は可動顎側先端部の平面図
【図18】(a)及び(b)は固定顎本体が鉄筋から抜
け出す状態を示す略示図
【符号の説明】
1…破砕切断機外筺 2…固定顎本体 2b…固定顎側括れ部 2c…固定顎側補強部 2d…固定顎側先端部 3…可動顎本体 3b…可動顎側括れ部 3c…可動顎側補強部 3d…可動顎側先端部 Cf…固定顎側切断体 Cf1 …切断側面 Cm…可動顎側切断体 Cm1 …切断側面 5,7…切断刃 6,8…切断刃受部 6b,8b…固着具用貫通孔 6c,8c…突出条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永吉 勇 千葉市花見川区千種町314番地 株式会 社坂戸工作所内 (72)発明者 久野 利之 千葉市花見川区千種町314番地 株式会 社坂戸工作所内 (56)参考文献 実開 昭55−128842(JP,U) 特公 昭57−7264(JP,B2) 特公 平6−35761(JP,B2) 実公 平1−44270(JP,Y2) 実公 平7−5161(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 23/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定顎側切断体を形成した固定顎本体
    と、可動顎側切断体を形成した可動顎本体とを開閉自在
    として破砕切断機外筺に設け、その固定顎本体には固定
    顎側括れ部を固定顎側切断体の切断側面に沿って形成す
    るとともに、該固定顎側括れ部の開閉方向外方箇所に固
    定顎側補強部を形成し、その可動顎本体には可動顎側括
    れ部を可動顎側切断体の切断側面に沿って形成するとと
    もに、可動顎側括れ部の開閉方向外方箇所に可動顎側補
    強部を形成してなることを特徴とした破砕切断機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記固定顎側切断体
    及び可動顎側切断体は複数の固着具用貫通孔を形成した
    切断刃受部に、切断刃を固着具を介して固着するものと
    し、前記固着具用貫通孔と切断刃受部の頂部との間に突
    出条を形成してなることを特徴とした破砕切断機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、固定顎本体と可動顎
    本体の長手方向先端箇所の固定顎側先端部及び可動顎側
    先端部の幅方向一方側を切断側面の面上に近接するよう
    にして形成してなることを特徴とした破砕切断機。
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JP6294992B1 (ja) * 2017-04-17 2018-03-14 株式会社坂戸工作所 小割用破砕機

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