JPS61141861A - 耐冷凍性乳化食品 - Google Patents
耐冷凍性乳化食品Info
- Publication number
- JPS61141861A JPS61141861A JP59262988A JP26298884A JPS61141861A JP S61141861 A JPS61141861 A JP S61141861A JP 59262988 A JP59262988 A JP 59262988A JP 26298884 A JP26298884 A JP 26298884A JP S61141861 A JPS61141861 A JP S61141861A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- freeze
- emulsified food
- emulsified
- food
- protein
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(a)産業上の利用分野
本発明は耐冷凍性を有するマヨネーズ、マヨネーズ様食
品、乳化型ドレッシングなどの乳化食品(以下単に乳化
食品という)に係るもので、冷凍食品やその関連業界に
とって極めて利用価値が高い。
品、乳化型ドレッシングなどの乳化食品(以下単に乳化
食品という)に係るもので、冷凍食品やその関連業界に
とって極めて利用価値が高い。
(bl従来の技術
現在流通している乳化食品のほとんどは、−30℃以下
に凍結後、解凍すると、乳化安定性を失い、油分を分離
してしまう、このため−30℃での凍結処理を施す必要
のある冷凍食品の中には、乳化食品や、乳化食品を添加
したものは全くみられない。
に凍結後、解凍すると、乳化安定性を失い、油分を分離
してしまう、このため−30℃での凍結処理を施す必要
のある冷凍食品の中には、乳化食品や、乳化食品を添加
したものは全くみられない。
乳化食品には乳化剤として卵黄、卵白等が使用されてお
り、冷凍によってこれらのたん白質が凍結変性を起こし
てしまい、乳化粒子が破壊される。
り、冷凍によってこれらのたん白質が凍結変性を起こし
てしまい、乳化粒子が破壊される。
凍結による乳化破壊を防ぐために、糖分を大量に添加し
て氷晶の形成状態をある程度変化させ、耐冷凍性を付与
している例があるが、これは通常の乳化食品の糖分が0
.3〜3.0%であるのに対し、糖分を14%も含有し
ているものであって、甘く乳化食品本来の風味は損なわ
れてしまっている。
て氷晶の形成状態をある程度変化させ、耐冷凍性を付与
している例があるが、これは通常の乳化食品の糖分が0
.3〜3.0%であるのに対し、糖分を14%も含有し
ているものであって、甘く乳化食品本来の風味は損なわ
れてしまっている。
(C)発明が解決しようとする問題点
本発明の目的は、乳化食品に対し、風味を損うことなく
、耐冷凍性を付与することである。
、耐冷凍性を付与することである。
(d)問題点を解決するための手段
本発明者らは上記の目的を達成すべく鋭意研究の結果、
乳化食品に対し、熱凝固性たん白質を添加し、加熱する
ことによって、−30℃に凍結後解凍しても安定な乳化
食品が得られることを見い出し本発明に到達した。
乳化食品に対し、熱凝固性たん白質を添加し、加熱する
ことによって、−30℃に凍結後解凍しても安定な乳化
食品が得られることを見い出し本発明に到達した。
即ち本発明は乳化食品の製造に際し、熱凝固性たん白質
を添加し、加熱してなる耐冷凍性乳化食品である。
を添加し、加熱してなる耐冷凍性乳化食品である。
熱凝固性たん白質としては、乾燥卵白、ラクトアルブミ
ン、大豆たん白質などが使用でき、その添加量は0.5
〜20%(固形分として、以下同じ)、好ましくは2〜
10%である。形態としては濃厚たん自溶液または粉末
などが採用できる。
ン、大豆たん白質などが使用でき、その添加量は0.5
〜20%(固形分として、以下同じ)、好ましくは2〜
10%である。形態としては濃厚たん自溶液または粉末
などが採用できる。
+81発明の効果
本発明による乳化食品は、冷凍食品の製造に必要な一3
0℃の凍結条件下はもちろん、−35℃で2力月冷凍後
に解凍しても油分の分離を生じることなく安定である。
0℃の凍結条件下はもちろん、−35℃で2力月冷凍後
に解凍しても油分の分離を生じることなく安定である。
そのため従来不可能であったマヨネーズ、マヨネーズ様
食品、乳化型ドレッシングなどの冷凍食品やこれらを用
いた冷凍食品を得ることができる。
食品、乳化型ドレッシングなどの冷凍食品やこれらを用
いた冷凍食品を得ることができる。
従来のような効果は次の機構に基づ(ものと考えられる
。
。
即ち、本発明によれば、たん白質の三次元的綱目構造が
エマルジョン内に形成され、エマルジョン粒子がその網
目構造内に組み入れられることによって安定化する。具
体的には、熱凝固性たん白質を含む系を加熱することに
よって、油の粒子のまわりをおおう形でエマルジョン粒
子を形成している卵黄たん白質、大豆たん白質、レシチ
ン、卵白たん白質、からしなどおよび乳化剤としてのた
ん白質、リン脂質などの高分子と相互作用が起こると同
時に、加熱により凝固する。
エマルジョン内に形成され、エマルジョン粒子がその網
目構造内に組み入れられることによって安定化する。具
体的には、熱凝固性たん白質を含む系を加熱することに
よって、油の粒子のまわりをおおう形でエマルジョン粒
子を形成している卵黄たん白質、大豆たん白質、レシチ
ン、卵白たん白質、からしなどおよび乳化剤としてのた
ん白質、リン脂質などの高分子と相互作用が起こると同
時に、加熱により凝固する。
実施例1
特許第1108707号の方法に基づきアルコール洗浄
濃縮大豆たん白を酵素分解処理により三塩化酢酸可溶率
が30%になるまで部分加水分解したもの0.8部(重
量、以下同じ)グアーガム 。
濃縮大豆たん白を酵素分解処理により三塩化酢酸可溶率
が30%になるまで部分加水分解したもの0.8部(重
量、以下同じ)グアーガム 。
0.8部、食塩2.2部、調味・香辛料8.0部および
水14.6部を調合して分散・溶解させ、この中にかく
はんしながら綿実油52部を滴下して充分乳化した後、
食酢14部を加えさらにかくはんしてから、乾燥卵白を
水7.6部に溶かした濃厚卵白溶液を添加し、かくはん
した。これを薄いシート状のフィルム容器の中へ充てん
し、85・’C20分間加熱したところ、マヨネーズ様
スプレッドを得、このものは−30℃の凍結−解凍操作
を施しても、油分の分離を起こさなかった。
水14.6部を調合して分散・溶解させ、この中にかく
はんしながら綿実油52部を滴下して充分乳化した後、
食酢14部を加えさらにかくはんしてから、乾燥卵白を
水7.6部に溶かした濃厚卵白溶液を添加し、かくはん
した。これを薄いシート状のフィルム容器の中へ充てん
し、85・’C20分間加熱したところ、マヨネーズ様
スプレッドを得、このものは−30℃の凍結−解凍操作
を施しても、油分の分離を起こさなかった。
Claims (2)
- (1)乳化食品の製造に際し、熱凝固性たん白質を添加
し、加熱してなる耐冷凍性乳化食品。 - (2)熱凝固性のたん白質として乾燥卵白を0.5〜2
0%(固形分として)用いる特許請求の範囲第1項記載
の耐冷凍性乳化食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59262988A JPS61141861A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 耐冷凍性乳化食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59262988A JPS61141861A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 耐冷凍性乳化食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61141861A true JPS61141861A (ja) | 1986-06-28 |
Family
ID=17383335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59262988A Pending JPS61141861A (ja) | 1984-12-14 | 1984-12-14 | 耐冷凍性乳化食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61141861A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259450A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Q P Corp | 酸性水中油型乳化食品 |
JP2009000061A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Q P Corp | 酸性水中油型乳化食品 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823764A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-12 | Q P Corp | 水中油型乳化食品の製造方法 |
JPS61135566A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-23 | Ajinomoto Co Inc | マヨネ−ズ様食品 |
-
1984
- 1984-12-14 JP JP59262988A patent/JPS61141861A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5823764A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-12 | Q P Corp | 水中油型乳化食品の製造方法 |
JPS61135566A (ja) * | 1984-12-04 | 1986-06-23 | Ajinomoto Co Inc | マヨネ−ズ様食品 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259450A (ja) * | 2007-04-12 | 2008-10-30 | Q P Corp | 酸性水中油型乳化食品 |
JP4638465B2 (ja) * | 2007-04-12 | 2011-02-23 | キユーピー株式会社 | 酸性水中油型乳化食品 |
JP2009000061A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Q P Corp | 酸性水中油型乳化食品 |
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