JPS61132725A - 自動二輪車用ｖ型２気筒エンジンの吸気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

りに曵且ユニ１ 本発明は、シリンダ　角が狭い前後Ｖ型２気筒４サイク
ルエンジンを燃料タンクの下方に位置して搭載した自動
二輪車用Ｖ型２気筒エンジンの吸気装置に関するもので
ある。

【米且Ｉ 従来の自動二輪車用前後Ｖ型４サイクルエンジンにおい
ては、特開昭５９−３２６６６号公報および第１図に図
示されるようにそのシリンダ　角が通常９０”のものが
有った。 第１図に図示されるシリンダ　角が９０′″のエンジン
０１においては、前後シリンダ０２．０３の間隔が広い
ため、前後シリンダ０２．０３の間の空間に向ってシリ
ンダヘッド０４．０５の吸気００６．０１が開口され、
前記シリンダ０２．０３間の空間中央上部に配置された
１個のエアクリーナ０８の両底部と前記各゛吸気口０６
．０７とにそれぞれ気化器０９．０１０が１１１１ｉｌ
ずつ介装されていた。 、　が　”しようとするり 第１図に図示のエンジン０１において、エンジン０１を
小型化するために、シリンダ　角を狭くすると、前後シ
リンダ０２．０３間の空間が狭くなって、吸気装置全体
が上方へせり上がり、その結果、エンジン０１の上方に
配置された燃料タンク０１１の上下中が薄くなってタン
ク容口が減少し、これを避けるにはエンジン０１の上方
の燃料タンク０１１の外に吸気装置の下方にサブ燃料タ
ンクを付設し、これに付随して燃料ポンプも必要となっ
た。 ｌ１ｌＩｔ　　　　るための　　　　び本発明はこのよ
うな難点を克服した自動二輪車用Ｖ型２気筒エンジンの
改良に係り、シリンダが前後に７０°より狭いシリンダ
　角でＶ型に配置されたＶ型２気筒４サイクルエンジン
を燃料タンクの下方に位置してフレームに装架し、前記
シリンダの上部に設けられるシリンダヘッドの排気口を
前記シリンダ　角の範囲より前後外側に向けて開口させ
るとともに前記シリンダヘッドの吸気口を前記シリンダ
　角範囲内に向けて開口させた自動二輪車において、エ
アクリーナ、７気化器および吸気管からなる２組の吸気
装置は前記前侵両シリンダヘッドの各吸気口にそれぞれ
独立して連通ずるとともに、前記エアクリーナおよび気
化器を前記シリンダより左右両外側に配置することによ
り、前記吸気装置を前記シリンダヘッドと同じ程度の高
さに設定することができる。 また本発明では、前記気化器を前記シリンダより左右両
外側に配置したため、エンジン運転俊の停止状態におい
ても、シリンダ周囲から発散される加熱空気より前記気
化器をそられることができて、同気化器の加熱を抑制で
きる。 えＬ思 以下第２図ないし第８図に図示された本発明の一実施例
について説明する。 自動二輪車１の車体フレーム２のメインフレーム３に燃
料タンク４が跨った状態で取付けられ、同燃料タンク４
の下方に位置してＶ　３’！　２気筒４サイクルエンジ
ン１０が装架されている。 しかして前記Ｖ型２気筒４サイクルエンジン１０のシリ
ンダｉｉｔ’、ｉｉｒは前後に７０”のシリンダ角をな
すとともに、第４図に図示されるように前方のシリンダ
ヘッド１２ｆは左側へ寄り、かつ後方のシリンダヘッド
１２ｒは右側へ奇って前後Ｖ型に配置され、前方のシリ
ンダ１１ｆの上部に設けられたシリンダヘッド１２ｆの
後方で車体中心より右側に吸気口１３ｆが接方に向って
開口されるとともに、同シリンダヘッド１２ｆの前方右
側に排気口１４ｆが前方に向って開口され、かつ後方の
シリンダ１１ｒの土部に設けられたシリンダヘッド１２
ｒの前方で車体中心より左側に吸気口１３ｒが前方に向
って開口されるとともに同シリンダヘッド１２ｒの後方
左側に排気口１４ｒが後方に向って開口されている。 また前記前方吸気口１３ｆには吸気管１５ｆの一端が接
続されるとともに、同吸気管１５ｆは右方に向って略直
角に弯曲され、同吸気管１５ｆの他端に気化器１６ｆを
介してエアクリーナ１７ｆが接続され、さらに前記後方
吸気口１３ｒにも吸気管１５ｒの一端が接続されるとと
もに、同吸気管１５ｒは左方へ向って略直角に弯曲され
、同吸気管１５ｒの他端に気化器１６ｒを介してエアク
リー−１−１７ｒが接続され、しかも前記気化器１６ｆ
およびエアクリーナ１７ｆはシリンダ１１ｆ、１１ｒの
バンク角を２等分する分割面よりΔだけ後方へずれると
ともに、前記気化器１６ｒおよびエアクリーナ１７ｒは
前記分割面よりΔだけ前方へずれた位置に配置されるよ
うに、気化器１６ｆと気化器１６ｒとは図示されないプ
レートによって一体的に連結されている。 さらに前記エアクリーナ１７ｒ、　１７ｆでは、図示さ
れない濾紙の上流側共志または下流共志が圧力同調用配
管１８で相互に連通されており、気化器１６ｆ、１６ｒ
の吸気圧力が均等化されるようになっている。 さらにまた気化器１６ｆ、１６ｒのスロットル弁１９ｆ
、１９ｒは第８に図示されるようにリンク機構２０を介
して相互に連結されており、いずれか一方のスロットル
弁１９ｆ、１９ｒを開閉操作すると、他方もそれに追従
して開閉操作されるようになっている。 また前記前方シリンダ１１ｆの左側にカムチェーン２１
ｆが配設されるとともに後方シリンダ１１ｒの右側にカ
ムチェーン２１ｒが配設されている。 さらに前記シリンダヘッド１２には、第５図に図示され
るように前記吸気口１３、排気口１４にそれぞれ通ずる
吸気通路２２、排気通路２３に、吸気弁２４、排気弁２
５が介装されるとともに、吸排気弁用カム軸２６と吸排
気弁用カム２１とロッカーアーム２８と油圧式ラッシュ
アジャスタ２９とが設けられ、前記Ｖ型２気筒４サイク
ルエンジン１０の回転力がカムチェーン２１および吸排
気弁用カム軸２６を介して吸排気弁用カム２γに伝達さ
れ、同吸排気弁用カム２７の回転によってロッカー７−
ム２Ｂを介して吸気弁２４、排気弁２５が所定のタイミ
ングで開閉駆動されるようになっている。 ざらにまたシリンダ１１に空冷フィン３０が直接付設さ
れているが、■型２気筒４サイクルエンジン１０のウォ
ータジャケットに空冷フィン３０が付設されていてもよ
い。 しかもＶ型２気ＩＩ４サイクルエンジン１０の下部には
、クランク軸３１の前方に１軸バランサ３２が配設され
るとともに、クランク軸３１の後方にメインシャフト３
３とカウンタシャフト３４とが配置されている。 また前記排気口１４ｆ、１４ｒに一端が接続された排気
管３５ｆ１３５ｒはそれぞれの気化器ｆ６ｆ、１６ｒの
下方を通って後方のマフラー３６ｆ　、　３６ｒ　（右
方マフラー３６ｆは図示されず）に接続されている。 さらに点火栓３７は各シリンダヘッド１２ｆ、１２ｒに
それぞれ左右２個ずつ付設されている。 第２図ないし第８図に図示の実施例は前記したように吸
気管１５ｆ、１５ｒは吸気口１３ｆ１１３ｒより側方へ
弯曲され、シリンダ１１ｆ、ｌｌｒより側方へずれて同
吸気ｆ（１５ｆ、１５ｒに気化器１６ｆ、１６ｒおよび
エアクリーナ１７ｆ、１７ｒが接続されているため、シ
リンダヘッド１２ｆ、１２ｒ間の間隔が狭くても、気化
器１６ｆ　、　１６ｒ　、およびエフクリーナ１７ｆ１
１７ｒは共に吸気口１３ｆ、１３ｒと同じ高さに位置す
ることができ、従って大型の燃料タンク４がシリンダー
ラド１２ｆ、１２ｒに接近した状態でメインフレーム３
に取付けられる。このため、サブタンクや燃料ポンプを
必要とせず、自動二輪車１の付近がコンパクトになり、
しかもコ、ストが安くなる。 また気化器１６はシリンダ１１より外側方にずれて配置
されているため、空冷フィン３０で加熱された空気に気
化器１６がさらされることが少なく、運転停止後の気化
器１６の燃料の蒸発が抑制される。 さらにエフクリーナ１γは圧力同調用配管１８により相
互に連通され、しかも気化器１６は一体的に結合されて
、そのスロットル弁１９は１つのリンク機［２０で開閉
駆動されるため、構造が簡単であるにもかかわらず、前
後シリンダ１１ｆ、１１ｒへ混合気が均等にかつ適正に
供給される。 さらにまた前方のシリンダ１１ｆは右側に位置し、後方
のシリンダＩｌｒは左側に位置していても、前方のシリ
ンダ１１ｆには左側にカムチェーン２１が配置され、か
つ後方にシリンダ１１ｒは右側に配置されているため、
シリンダ１１ｆ１１１ｒは外観的に左右アンバランスに
は見えない。 しかもエアクリーナ１７は左右両外側に位置しているた
め、エアクリーナ１７の整備を容易に行うことかできる
。 第２図ないし第８図に図示の実施例では、クランク軸３
１からの回転力をカムチェーン２１によって吸排気弁用
カム軸２Ｇに伝え、吸排気弁用カム軸２６と・一体の吸
排気弁用カム２１を回転させて、吸気弁２４、排気弁２
５を開閉させたダブルオーバヘッドカム方式（ｏｏｕｃ
　）であったが第９図に図示するように、クランク軸３
１と一体のドライブギヤ３８にカムギヤ３９を噛合せ、
同カムギヤ３９にカム４０を一体に設け、同カム４０に
接するロアーロッカーアーム４１にブツシュロッド４２
の下端を連結し、同ブツシュロッド４２の上端にアッパ
ーロッカーアーム４３を連結したオーバーヘッドバルブ
方式（ＯＨ１ｌ）であってもよく、または第１０図に図
示するように、ドライブギヤ３８にギヤ４４を噛合せ、
同ギヤ４４と一体のドライブスプロケット４５とカム４
８と一体のドリブンスプロケット４６とをチェノ４７で
連結し、ブツシュロッド４９の下端を直接カム４８に衝
接させたヂエン伝動式のオーバヘッドバルブ方式であっ
てもよい。 ｌ且立ｌ】 本発明では、前記したように前記吸気装置を前記シリン
ダヘッドと同じ程度のａさに設定することができるので
、エンジンをコンパクトにまとめることかでき、しかも
エンジンの上方に配置された燃料タンクの高さを上げず
にそのタンク容量を一定に保持することができて、サン
プ燃料タンクや燃料ポンプが不必要となり、コストダウ
ンが可能となる。 また本発明では、エンジン運転後の加熱を防止できるた
め、燃費を節減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の■型２気筒エンジンの吸気装置を備えた
自動二輪車の側面図、第２図は本発明に係る吸気装置を
備えたＶ型２気筒エンジンを搭載した自動二輪車の側面
図、第３図はその要部拡大側面図、第４図はその平面図
、第５図および第６図は第４図のｖ−ｖ線、ｖｔ−ｖｔ
線に沿って截断した縦断側面図、第７図は第３図の■−
■線に沿って截断した横断平面図、第８図は同実施例の
気化器の要部斜視図、第９図および第１０図はそれぞれ
他の実施例の要部縦断側面図である。 １・・・自動二輪車、２・・・車体フレーム、３・・・
メインフレーム、４・・・燃料タンク、 １０・・・Ｖ型２気筒４サイクルエンジン、１１・・・
シリンダ、１２・・・シリンダヘッド、１３・・・吸気
口、１４・・・排気口＾１５・・・吸気管、１６・・・
気化器、１７・・・エアクリーナ、１８・・・圧力同調
用配管、１９・・・スロットル弁、２０・・・リンク機
構、２１・・・カムチェーン、２２・・・吸気通路、２
３・・・排気通路、２４・・・吸気弁、２５・・・排気
弁、２６・・・吸排気弁用カム軸、２７・・・吸排気弁
用カム、２８・・・ロッカーアーム、２９・・・油圧式
ラッシュアジャスタ、３０・・・空冷フィン、３１・・
・クランク軸、３２・・・１軸バランサ、３３・・・メ
インシャフト、３４・・・カウンタシャフト、３５・・
・排気管、３６・・・マフラー、３７・・・点火栓、３
８・・・ドライブギヤ、３９・・・カムギヤ、４０・・
・カム、４１・・・ロアーロッカーアーム、４２・・・
ブツシュロッド、４３・・・アッパーロッカーアーム、
４４・・・ギヤ、４５・・・ドライブスプロケット、４
６・・・ドリブンスプロケット、４７・・・チェノ、４
８・・・カム、４９・・・ブツシュロッド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シリンダが前後に７０°より狭いシリンダ角でＶ型に配
   置されたＶ型２気筒４サイクルエンジンを燃料タンクの
   下方に位置してフレームに装架し、前記シリンダの上部
   に設けられるシリンダヘッドの排気口を前記シリンダ角
   の範囲より前後外側に向けて開口させるとともに前記シ
   リンダヘッドの吸気口を前記シリンダ角範囲内に向けて
   開口させた自動二輪車において、エアクリーナ、気化器
   および吸気管からなる２組の吸気装置は前記前後両シリ
   ンダヘッドの各吸気口にそれぞれ独立して連通されると
   ともに、前記エアクリーナおよび気化器は前記シリンダ
   より左右両外側に配置されたことを特徴とする自動二輪
   車用Ｖ型２気筒エンジンの吸気装置。