JP3436750B2 - 船外機構造 - Google Patents
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- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
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Description
排気構造に係わり、特に、4サイクル船外機用V型エン
ジンの吸・排気構造に関する。
るために、複数の気筒をV型に対向配置する、いわゆる
V型エンジンが実用化されている。特に、船外機は軽量
コンパクトであることが望まれているから、最近ではこ
のようなV型エンジンが広く適用されるようになってき
ている。従来、カウリング内にV型エンジンをよりコン
パクトに配置して船外機を小型化するために、エンジン
の吸・排気系のレイアウトの改良が種々試みられてきて
おり、例えば、特開昭62−267561号に記載のも
のが存在する。
数のシリンダをV字型に対向配置するとともに、クラン
ク軸を略鉛直方向に向けて配置してなるV型エンジンで
あって、吸気ポートをV字型に形成したバンクの内側に
配設するとともに、この吸気ポートに連なる吸気管が少
なくとも部分的にバンク挟角の中心線に沿ってクランク
軸から遠ざかる方向に延出され、かつ互いに対向する一
対のシリンダに対し、各一基の気化器が設けられるよう
にしたものである。
比較的小さくしてV型エンジンの幅方向寸法を小さくで
きることから、V型エンジンを船外機に用いる場合など
では、設置スペースを削減できる等有効なものとなって
いる。
来例では、吸気ポート含む吸気系統をV型に配置された
両バンク(以下、「Vバンク」という。)の内側に配置
していることから、気化器等がエンジンより後方に突出
し、船外機の寸法が後方に大きくなる。
のVバンクの外側に設けていることから、各バンクの排
気マニホールドをエンジンの下端部分で中心方向に屈曲
させ、エンジンの下を通過させた後排気管に集合させる
必要がある。その結果、エンジンの高さに、エンジン下
方を横方向に横断する排気通路が加わって船外機の高さ
が大きくなってしまう問題があった。
方向や後方に大型化する等コンパクト性を達成する上で
十分でなく、この結果、例えば、船外機の重心が後方か
つ上方寄りになって操縦安定性が十分でない等の問題が
あった。また、Vバンクの内側に吸気系統が配設されて
いるため、気化器や各気筒のスロットルバルブを開閉さ
せるリンク機構もVバンク内に配置しなくてはならず、
カウリングの幅方向寸法を削減する上でも十分でない。
そこで、この発明はV型エンジンをよりコンパクトにす
るための吸・排気構造を備えた船外機構造の提供を目的
とする。
るために、本発明は、船体の後部に支持されるケース
(アッパーケーシング)と、このケースの上面に載置さ
れるプロペラ駆動用の内燃機関(エンジン)とを備え、
この内燃機関は、その前側にクランク軸を有し、このク
ランク軸を中心として複数の気筒を後方に向けV型に対
向配置したV型4サイクルエンジンからなる船外機構造
において、前記V型に配置された気筒列の内側に向けて
排気ポートを形成し、前記V型に配置された気筒列の外
側にそれぞれの気筒毎に吸気ポートを配置し、この各吸
気ポートに連通する吸気通路をそれぞれ独立して形成し
て前方に向けて延設し、各気筒列の吸気通路をエンジン
一側部と他側部においてそれぞれ集合させる吸気集合管
を有し、各吸気集合管はそれぞれ吸気集合管の上流にお
いてスロットルバルブに接続されることを特徴としてい
る。
吸気集合管の上流において共通のスロットルバルブに接
続されることを特徴としている。
は、クランクケース前方に配置されることを特徴として
いる。
の内側に向けて排気ポートを構成し、かつ前記バンクの
下方に前記排気ポートと連通する排気通路を形成すると
ともに、この排気通路をエンジン下方の排気管に接続し
たため、排気通路を排気管に連結するための通路をエン
ジンの下方で横断させる必要がないことから、エンジン
の高さを低減することができる。また、V型に配置され
たバンクの外側に、吸気ポートおよびこの吸気ポートに
連通する吸気通路を配設したことから、気化器等の吸気
系を後方に突出することなく配置することができる。こ
れらのことにより、V型エンジンをよりコンパクトにす
ることができる。
て4サイクルV型エンジンを用い、そのクランク軸を鉛
直方向に配置した縦置き配置とした場合、エンジンの後
方に向けてシリンダヘッド部が延設されるため、通常で
は船外機が前後方向に長くなる構成となるが、本発明で
は吸気通路を前側に向けて延設し吸気集合管をエンジン
の左右両側に配置するとともにその上流側のクランクケ
ース前方にスロットルバルブを設けたため、エンジン前
後方向とともに、エンジン幅方向をコンパクトに構成で
き、よって船外機全体の幅をコンパクトにでき、外観デ
ザインを向上できる。
する。図1は、本発明の吸・排気構造が適用される船外
機全体の概略が示されている。機関本体1はエンジン1
0を備え、エンジン10は推進ユニットのアッパーケー
シング(ケース)12上に載置され、かつカウリング1
4により覆われている。
グ12を貫通してロアーケーシング16まで延在するド
ライブ軸18に伝達されて、シフト機構20を介してロ
アーケーシング16に設けられたプロペラ軸22に伝達
される。
ベルブラケット24に担持されるとともにスイベル軸
(図示しない)の回りに左右に回動可能である。スイベ
ルブラケット24は船体の船尾板30に固定されたクラ
ンプブラケット26に対してスイベルブラケット24の
前側に位置するチルト軸28の回りに上下に回動可能に
連結され、これにより推進ユニットは上下、左右に船体
に対して回動可能に取付られる。
る排気管であり、排気膨張室34に連なっている。この
膨張室34はロワーケーシング16を貫通して、プロペ
ラ軸のボス部に形成された排気出口に連結している。
シリンダブロック36、シリンダブロックの軸方向の端
面に固着されたシリンダヘッド38、このシリンダヘッ
ドの開放端に装着されるヘッドカバー40を備えてい
る。これらシリンダブロック等は、互いにV状に配置さ
れた二つの右バンク42A、左42Bを形成している。
それぞれのバンクは3つの気筒をクランクケース44内
のクランク軸45の軸線に沿って配設している。各気筒
は円筒状のシリンダスリーブ46と、このシリンダスリ
ーブの内面を燃料の燃焼によって進退摺動するピストン
48を備え、このピストン48は図示しないコンロッド
を介して前記クランク軸45に連結している。なお、符
号50は、ピストン48の端面とシリンダヘッド38と
の間に画成される燃焼室を示す。また、符号52はクラ
ンク軸45の上端で嵌装されたリングギヤを示す。
ッド38には、前記燃焼室50に開口し、シリンダブロ
ック36の軸線にほぼ直角で前記Vバンクの外方に屈曲
した吸気ポート54と、吸気ポートに対向して左右のバ
ンクの内側でシリンダブロック36の軸線に略平行に前
方に向かって屈曲した排気ポート56が形成されてい
る。これら各ポートには、燃焼室50との開口を開閉す
る吸気弁58、排気弁60が嵌装されている。各バンク
の排気ポートは、左右のバンクの内側でシリンダブロッ
ク36の軸線に略平行に前方に向かって屈曲して構成さ
れていることから、ヘッドカバー40の端部から突出す
ることなく左右のバンク間に効率良く配置される。
比を持って前記クランク軸45に図示しない連結機構を
介して連結されたカム軸62が当該クランク軸に沿って
支持されており、このカム軸には、一体に回転するカム
64が嵌着されている。
気用の一対のロッカーアーム66が支持されており、こ
のロッカーアームは、軸68を中心としてカム44に従
動し、所定のタイミングでその端部が前記排気弁60ま
たは吸気弁58の終端と当接する。したがって、各弁は
このタイミングで燃焼室50に向かって押圧されて、こ
の押圧時各ポートが開口され、燃焼室50に連通するよ
うになっている。なお、前記排気弁または吸気弁は、弾
性ばね70によって常時各ポートを閉鎖する方向に付勢
されている。
シリンダブロック36の部分には、排気マニホールド7
4がシリンダブロックと一体に形成されている。この排
気マニホールドは、両方のバンクのシリンダブロック3
6によって挟まれた略菱形状の域内に、両方のシリンダ
ブロックの後端面に揃えてクランク軸の軸方向に沿って
船外機の下方に延在するように形成され、図3に示すよ
うに、隔壁76によって二つの排気通路75,77が画
成されている。
ように、エキゾーストガイド78を介してエンジンの下
に存在する排気管32に連接している。そして、この排
気管32の部分において、前記隔壁76は省略されてお
り、この結果、両方排気通路75、77を流れてきた排
気が集合されて、船外機外に排出される。
ド74の後端に形成された開口80を介して当該排気マ
ニホールドと連接している。したがって、左右のバンク
の排気弁60が所定のタイミングで開放すると、燃焼室
50内の排気が排気ポート56を介して、排気マニホー
ルド74に至り排気通路75,77にまで誘導される。
42Bの外側には、吸気マニホールド82がシリンダス
リーブ46の軸線に沿って船外機の進行方向前側に向か
って配設されており、この吸気マニホールドの開始端8
4は前記吸気ポート54に連結されている。この吸気マ
ニホールド82は、図示しない吸気口から取り入れられ
た吸気を左右のバンクの各気筒に分岐して供給するもの
であり、各バンクの吸気マニホールドは各気筒に対応す
るキャブレタ86に接続され、吸気方向のさらに上流側
には一体のサイレンサ88が配設されている。前記各キ
ャブレタはスロットルバルブ90を有し、このスロット
ルバルブを開閉することにより各気筒へ供給される燃料
の量が制御されるようになっている。このスロットルバ
ルブの開閉は、次に説明するリンク装置92によって制
御される。
A,42Bにそれぞれ設けられている。 図4は右バン
ク48Aのキャブレタ付近の側面を示したものであり、
リンク装置92は支軸91の回りに揺動自在で各気筒の
キャブレタ86のスロットルバルブ90を開閉するリン
クレバー94と、これらレバーを連結するリンクロッド
96とを備え、最下端レバー94Aの前方側端部と下方
に存在するコントロールレバー98の後端を連結する第
2リンクロッド100を備えてなる。前記コントロール
レバー98の後端は左右のバンク42A,42Bのコン
トロールレバーを互いに連結するためのコントロールシ
ャフト102(図2参照)の端部に嵌着されており、こ
のコントロールシャフトにはフランジ104が形成さ
れ、このフランジに偏心してカウリング外からカウリン
グ内に配設されたスロットルケーブル106が固着され
ている。
リング外から進退させることによって、コントロールシ
ャフト102が回動し、当該シャフトと一体になってコ
ントロールレバー98が一点鎖線に示すように回転する
(図4参照)。すると、前記第1および第2リンクロッ
ド100,96を介して各リンクレバー94,94Aが
一点鎖線に示すように一体に揺動し、左右のバンクの各
気筒のスロットルバルブ90を同時に開閉する。
外側に形成されていることから整備性を向上することが
できる。また、Vバンクの内側にリンク装置を設けてい
ないことから、キャブレタ86をエンジン側に寄せるこ
とができエンジンの幅方向の寸法を低減することができ
る。さらに、吸気の流れが平行でないキャブレタを同時
に開閉することができる。
よびシリンダスリーブ46の周囲には、冷却水が供給さ
れるウォータージャケット108が形成されており、排
気ポート及びシリンダスリーブを効果的に冷却してカウ
リング内の温度上昇を防ぐようにしている。これによ
り、吸気効率を向上してエンジン出力の向上を図ってい
る。なお、カウリング14内の前側のスペースにはオイ
ルポンプ等の補機類110が配設されている。
気マニホールド等)をVバンクの内側に配置してエンジ
ン10の下方に向けて鉛直に延設していることから、こ
の排気通路をエンジン下方のエキゾーストガイド78お
よび排気管32に直結することができ(図3により明瞭
に示されている。)、従来の吸・排気構造のように、両
方バンクの外側に配置された各排気通路と中央の排気管
とを連結するためにエンジン下方を横断する通路を省略
することができる。したがって、機関本体の高さを小さ
くすることができる。また、エキゾーストガイドを小型
化できると共に、合面の占める面積を少なくしてシール
性を向上することができる。
に向けて配設しているため、前記従来構造のようにVバ
ンクの内側に吸気系を配置した場合に比較して、気化器
等がエンジン後方に突出することなく船外機をその進行
方向に短縮することができる。そして、吸気系はシリン
ダスリーブ46の軸線に沿って配設していることから、
エンジンを幅方向にコンパクトにすることもできる。ま
た、両バンクの挟角を小さくすることにより、エンジン
を幅方向にコンパクトにすることができる。
ンパクトに配置することができるとともに、機関本体の
高さを低して重心を下方にし、さらに、吸気系をVバン
クの側面に設けたことより重心を前寄りにすることがで
きることから、操縦安定性を向上することができる。な
お、エンジンをV状に配置すると機関本体の前方寄りの
側面には比較的スペースが発生し、このスペース内に吸
気系統を効率的に配置することができる。
いて説明する。この第2の参考例が前記第1の参考例と
異なる点はリンク装置の構成であり、その他の構成は特
に変わらない。
112の回りに搖動する第1のコントロールレバー11
4と、第1のコントロールレバーに重ねてその下方に、
略くの字状の第2のコントロールレバー116を備える
とともに、右バンク42Aの最下端のキャブレタに対応
するリンクレバー94Aは下方に延設され、その下端と
第1のコントロールレバー114の端部とがリンクケー
ブル118によって連結され、第2のコントロールレバ
ー116の左端と左バンクのリンクレバー(図示しな
い)の下端とが他のリンクケーブル118Aによって連
結されている。
もので、吸気系に沿って屈曲することによりリンクレバ
ーとコントロールレバー114、116を確実に連結す
ることができる。カウリングには外よりスロットルケー
ブル106がカウリング内に導入され、第1および第2
のコントロールレバー114、116の右端に当該ケー
ブルが連結されている。したがって、図示しないスロッ
トルコントロール機構を操作することによりスロットル
ケーブルが進退制御され、第1および第2のコントロー
ルレバーが支軸112を中心に回動してリンクケーブル
118、118Aを矢示のように進退させ各リンクレバ
ーを一点鎖線のように回動させる。
ンクケーブルを用いてスロットル弁の開閉を行っている
ため、第1の参考例のように左右のバンクのキャブレタ
にコントロールロッドを掛け渡す必要もなく、簡単な構
成によりリンク機構を構成することができる。
て説明する。この第1の実施例は電子燃料噴射式エンジ
ンを備えた船外機に係わるものである。この第1の実施
例が前記第1および第2の参考例と異なる点は、吸気系
統の構成と排気系統の構成についてである。このうち、
排気系統において、排気ポート56はシリンダスリーブ
46の径方向に配設され、シリンダヘッド38の下方に
前記クランク軸45に沿って形成されている排気マニホ
ールドに連設される。
の排気マニホールド74はVバンクの内寄りではある
が、シリンダブロック36ではなくシリンダヘッド38
に一体に設けられている。なお、符号120は排気弁用
カムを回動させるギヤであり、クランク軸上端のギヤ1
22との間に巻回されたベルト124によって回動され
る。吸気弁用カムは図示しないリンク機構によってギヤ
120により回動される。
8をも参照して詳説する。スロットルバルブを備えたス
ロットルボディ126をエンジン前方の中心に配置し、
このスロットルボディと左右のバンクの吸気マニホール
ド82に接続され、吸気を集合する膨張室を有する吸気
集合管128との間を吸気管130によって連設してい
る。
42Bの側面でエンジン10の上下にクランク軸に沿っ
て形成され、その下端より吸気管がエンジンの前方に向
かい左右のバンクに沿ってその後上昇して配設され、エ
ンジンの前方の中間高さに設けられたスロットルボディ
126に接続されている。このスロットルボディの上端
には燃料供給制御必要な空気センサ132が接続され、
その上端に吸気ガイド134が接続されている。
らスロットルボディ126に至る吸気管130が図示す
るようにコ字状に形成されているために、吸気集合管と
吸気管との解放箇所に燃料ポンプ136、ベーパーセパ
レータ138、スターターモータ140等の補機類を効
率良く収容することができる。この結果、これら補機類
をコンパクトに配置することができるとともに、船外機
の前方寄り配置することができるために重心を前方より
にして操縦安定性を向上することができる。また、これ
ら補機類を大型化することもできる。
28を配設することにより、吸入空気量を十分確保する
ことができる。さらにまた、スロットルボディ126を
船外機の前方かつ中央に配設することによりスロットル
ボディから左右のバンクの吸気集合管128に至るまで
の距離を均等にすることができる。この時、スロットル
ボディを一つ設ければ良い。第1の実施例では吸気集合
管を設けることにより十分な量の空気を確保することが
できる。
る。この第2の実施例は第1の実施例の変形例であり、
前記吸気管130が吸気集合管の上端に接続され、スロ
ットルボディ126まで下降して配設されているもので
ある。この第2の実施例によれば、補機類を第1の実施
例よりも下方に配置することができるために、重心がよ
り下方になって操縦安定性がさらに向上する。
に、吸気集合管128の上端に直接スロットルボディ1
26を連結することにより、吸気集合管の前方よりによ
り広いスペースを確保することができる。なお、この第
2の実施例では、左右のバンク毎にそれぞれスロットル
ボディ126が設けられている。
基づいて説明する。この第4の実施例は第2の参考例と
同様に第1の参考例の変形例である。この第4の実施例
が第2の参考例と異なる部分は、排気マニホールド14
2がシリンダヘッド38およびシリンダブロック36と
は別体に形成されていることである。図12にも示すよ
うに、排気マニホールド142がVバンクの内側後方よ
りシリンダヘッド38に接続され、左右バンクの各気筒
の排気ポート56と連接している。そして、エキゾース
トガイド78を介して後方よりに配設された排気管に連
結されている。
142の径方向の断面積を大きく採れるため、エンジン
が高回転の場合では排気を円滑に行うことができ、背圧
を低減してエンジン出力を向上することができる。さら
にVバンクの内側および排気マニホールドの内部に十分
な断面積を有するウォータージャケット108を形成す
ることができる。
V型に配置されたバンクの内側に向けて排気ポートを構
成し、かつ前記バンクの下方に前記排気ポートと連通す
る排気通路を形成するとともに、この排気通路をエンジ
ン下方の排気管に接続したため、排気通路を排気管に連
結するための通路をエンジンの下方で横断させる必要が
ないことから、エンジンの高さを低減することができ
る。また、V型に配置されたバンクの外側に、吸気ポー
トおよびこの吸気ポートに連通する吸気通路を配設した
ことから、気化器等の吸気系を後方に突出することなく
配置することができる。これらのことにより、V型エン
ジンをよりコンパクトにすることができる。
て4サイクルV型エンジンを用い、そのクランク軸を鉛
直方向に配置した縦置き配置とした場合、エンジンの後
方に向けてシリンダヘッド部が延設されるため、通常で
は船外機が前後方向に長くなる構成となるが、本発明で
は吸気通路を前側に向けて延設し吸気集合管をエンジン
の左右両側に配置するとともにその上流側のクランクケ
ース前方にスロットルバルブを設けたため、エンジン前
後方向とともに、エンジン幅方向をコンパクトに構成で
き、よって船外機全体の幅をコンパクトにでき、外観デ
ザインを向上できる。
る。
部横断面図である。
考例の詳細図である。
示す一部横断面図である。
示す一部横断面図である。
る。
る。
示し、一部のみ破断した横断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】船体の後部に支持されるケースと、このケ
ースの上面に載置されるプロペラ駆動用の内燃機関とを
備え、この内燃機関は、その前側にクランク軸を有し、
このクランク軸を中心として複数の気筒を後方に向けV
型に対向配置したV型4サイクルエンジンからなる船外
機構造において、 前記V型に配置された気筒列の内側に向けて排気ポート
を形成し、前記V型に配置された気筒列の外側にそれぞ
れの気筒毎に吸気ポートを配置し、 この各吸気ポートに連通する吸気通路をそれぞれ独立し
て形成して前方に向けて延設し、 各気筒列の吸気通路をエンジン一側部と他側部において
それぞれ集合させる吸気集合管を有し、 各吸気集合管はそれぞれ吸気集合管の上流においてスロ
ットルバルブに接続されることを特徴とする船外機構
造。 - 【請求項2】前記各吸気集合管はそれぞれ吸気集合管の
上流において共通のスロットルバルブに接続されること
を特徴とする請求項1に記載の船外機構造。 - 【請求項3】前記スロットルバルブは、クランクケース
前方に配置されることを特徴とする請求項1または2に
記載の船外機構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001102512A JP3436750B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 船外機構造 |
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JP2001102512A JP3436750B2 (ja) | 2001-03-30 | 2001-03-30 | 船外機構造 |
Related Parent Applications (1)
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JP7854493A Division JP3250686B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | V型エンジンの吸排気構造 |
Publications (2)
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