JP3606822B2 - V型エンジンの吸排気構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、V型エンジンの吸・排気構造に係わり、特に、4サイクル船外機用V型エンジンの吸・排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりエンジンをコンパクトに配置するために、複数の気筒をV型に対向配置する、いわゆるV型エンジンが実用化されている。特に、船外機は軽量コンパクトであることが望まれているから、最近ではこのようなV型エンジンが広く適用されるようになってきている。従来、カウリング内にV型エンジンをよりコンパクトに配置して船外機を小型化するために、エンジンの吸・排気系のレイアウトの改良が種々試みられてきており、例えば、特開昭62−267561号に記載のものが存在する。
【0003】
この従来例は、クランク軸を中心として複数のシリンダをV字型に対向配置するとともに、クランク軸を略鉛直方向に向けて配置してなるV型エンジンであって、吸気ポートをV字型に形成したバンクの内側に配設するとともに、この吸気ポートに連なる吸気管が少なくとも部分的にバンク挟角の中心線に沿ってクランク軸から遠ざかる方向に延出され、かつ互いに対向する一対のシリンダに対し、各一基の気化器が設けられるようにしたものである。
【0004】
この従来例によれば、両バンク間の角度を比較的小さくしてV型エンジンの幅方向寸法を小さくできることから、V型エンジンを船外機に用いる場合などでは、設置スペースを削減できる等有効なものとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例では、吸気ポート含む吸気系統をV型に配置された両バンク(以下、「Vバンク」という。)の内側に配置していることから、気化器等がエンジンより後方に突出し、船外機の寸法が後方に大きくなる。
【0006】
また、前記従来例では排気系統がエンジンのVバンクの外側に設けていることから、各バンクの排気マニホールドをエンジンの下端部分で中心方向に屈曲させ、エンジンの下を通過させた後排気管に集合させる必要がある。その結果、エンジンの高さに、エンジン下方を横方向に横断する排気通路が加わって船外機の高さが大きくなってしまう問題があった。
【0007】
したがって、従来構造では、船外機が高さ方向や後方に大型化する等コンパクト性を達成する上で十分でなく、この結果、例えば、船外機の重心が後方かつ上方寄りになって操縦安定性が十分でない等の問題があった。また、Vバンクの内側に吸気系統が配設されているため、気化器や各気筒のスロットルバルブを開閉させるリンク機構もVバンク内に配置しなくてはならず、カウリングの幅方向寸法を削減する上でも十分でない。
【0008】
そこで、この発明はV型エンジンをよりコンパクトにするための吸・排気構造を備えた船外機構造の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、縦置きに配置されたクランク軸を中心として複数の気筒が水平V型に対向配置され、カウリングで覆われた船外機の縦置き配置型のV型4サイクルエンジンの吸・排気構造において、V型に配置された左右両バンクの内側に向けて各気筒ごとに排気ポートを形成し、各排気ポートに連通して排気を下方に導く共通の排気マニホールドをそれぞれのバンクのシリンダヘッド部に設け、前記排気マニホールドは、各バンクのシリンダブロックより後方に配置され、クランクケースの左右斜め後方に向けてシリンダブロックおよびその端部にシリンダヘッドが装着され、左右バンクの排気カム同士を共通のタイミングベルトでクランク軸に連結するとともに、このタイミングベルトの循環経路で囲まれた領域内に前記排気マニホールドを配設したことを特徴とする船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造を提供する。
【0010】
この構成によれば、V型配置の各気筒に排気ポートが左右Vバンクの内側に向けて設けられ、各排気ポートに連通する上下方向の共通の排気マニホールドが左右バンクそれぞれのシリンダヘッド部分に設けられるため、V型バンクの形状を利用してスペース的に効率よくVバンクの内側に排気系統を配置し、コンパクトなレイアウトを達成できる。
【0011】
好ましい構成例では、前記排気マニホールドは、各バンクのシリンダブロックより後方に配置されたことを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、左右各排気マニホールドがシリンダブロックより後方に配置されるので、Vバンク間の角度を狭くしても排気通路長さを十分とれるようになり、排気系の干渉に対する設計自由度が大きくなり、部品構成に応じて最適なレイアウトが得られる。
【0013】
また、排気マニホールドとシリンダブロックとの間に間隔が設けられるため、排気熱を有効に発散させることができる。
【0014】
さらに好ましい構成例では、前記各バンクの排気マニホールドは相互に隙間を隔てて対向配置されたことを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、左右各バンクの内側に対向して配置された左右の排気マニホールド間に隙間が形成されるため、排気熱が有効に発散できるとともに、それぞれのシリンダヘッドおよびシリンダブロックに対する取付け精度に影響されることなく左右排気マニホールドを対向配置してエンジンを構成できる。
【0016】
別の好ましい構成例では、左右両バンクの排気マニホールド同士が一体的に設けられたことを特徴としている。
【0017】
この構成によれば、一体構成の排気マニホールドによりシンプルな構成となり冷却系も共通化できコンパクトなレイアウトが達成される。
【0018】
別の好ましい構成例では、前記左右バンクの排気マニホールドの対向壁にそれぞれウォータジャケットが設けられたことを特徴としている。
【0019】
この構成によれば、左右各排気マニホールド間にウォータジャケットが設けられるため、両方の排気マニホールドによる熱的相乗効果を抑えて各排気マニホールドごとに有効に冷却することができる。
【0020】
さらに好ましい構成例では、前記V型に配置されたバンクの左右の外側に、吸気ポートおよびこの吸気ポートに連通する吸気通路を設けたことを特徴としている。
【0021】
この構成によれば、気化器等の吸気系をエンジン後方に突出させることなく、エンジンの左右外側に配設できるため、特にエンジンの前後方向の長さを短くしてコンパクトな形状が得られる。
【0022】
さらに好ましい構成例では、エンジンの左右両側に配置された左右の吸気通路の軸線間隔が前方で狭くなるように吸気通路を配置し、エンジンを覆うカウリングの左右方向の幅が前部で狭くなるように構成したことを特徴としている。
【0023】
この構成によれば、エンジン前側の左右方向の幅が狭くなるように構成されるため、コンパクトな形状の船外機が得られる.
【0024】
さらに好ましい構成例では、左右バンクの排気カム同士を共通のタイミングベルトでクランク軸に連結するとともに、このタイミングベルトの循環経路で囲まれた領域内に前記排気マニホールドを配設したことを特徴としている。
【0025】
この構成によれば、Vバンクの内側に配置された排気カム同士を1本のタイミングベルトでクランク軸とともに巻き掛け、その内側に排気マニホールドを配置することにより、コンパクトなレイアウトが達成される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の吸・排気構造が適用される船外機の概略構成図である。
機関本体1はエンジン10を備え、エンジン10はエキゾーストガイド78を介して推進ユニットのアッパーケーシング12上に載置され、かつカウリング14により覆われている。
【0027】
エンジン10の出力は、アッパーケーシング12を貫通してロアーケーシング16まで延在するドライブ軸18に伝達されて、シフト機構20を介してロアーケーシング16に設けられたプロペラ22に伝達される。
【0028】
アッパーケーシング12はその前側をスイベルブラケット24に担持されるとともにスイベル軸(図示しない)の回りに左右に回動可能である。スイベルブラケット24は船体の船尾板30に固定されたクランプブラケット26に対してスイベルブラケット24の前側に位置するチルト軸28の回りに上下に回動可能に連結され、これにより推進ユニットは上下、左右に船体に対して回動可能に取付られる。
【0029】
符号32はエンジン10から下方に延在する排気管であり、排気膨張室34に連なっている。この膨張室34はロアーケーシング16を貫通して、プロペラ軸のボス部に形成された排気出口に連結している。
【0030】
図2は本発面の実施形態に係るV型エンジンの水平断面図である。この実施例は電子燃料噴射式エンジンを備えた船外機に係るものである。
クランクケース44内に各気筒共通の縦置き(上下方向(図面に垂直))配置のクランク軸45が装着される。クランクケース44の左右斜め後方に向けてシリンダブロック36およびその端部にシリンダヘッド38が装着され、水平V字形状の左右のバンク42A,42Bが形成される。シリンダブロック36は、各気筒のシリンダスリーブ46およびその内部を摺動するピストン48やこれとクランク軸45とを連結するコンロッド等により構成される。ピストン48の端面とシリンダヘッド38との間に各気筒の燃焼室50が形成される。
【0031】
各気筒の燃焼室50には吸気ポート54および排気ポート56が連通し、その開口端部に吸気弁58および排気弁60が開閉可能に備わる。各気筒の排気ポート56は、左右Vバンクの内側に向けて形成され、吸気ポート54はVバンクの外側に向けて形成される。各排気ポート56は、各バンクごとにその内側に形成した共通の排気マニホールド74に連通する。各排気マニホールド74はそれぞれのバンクのシリンダヘッド38の内側に一体形成される。左右に間隔を隔てて対向配置された両排気マニホールド74の対向面側にウォータジャケット108が設けられ冷却水が循環する。
【0032】
各気筒の吸気ポート54は吸気マニホールド82を介して各バンクごとに共通の吸気集合管128に連通する。
【0033】
各吸気弁58および排気弁60の端部には、これらをクランク軸45に連動して開閉駆動するための吸気カム64aおよび排気カム64bが備わる。排気カム64bは、これと同軸のギヤ120により回転駆動される。ギヤ120はさらにリンクまたはベルト機構等により吸気カム64aを回転駆動する。左右Vバンクの内側にそれぞれ設けられた排気カム駆動用の両方のギヤ120およびクランク軸45の上端に装着したカム駆動用のギヤ122間を連結して無端タイミングベルト124が架渡される。この無端タイミングベルト124の循環経路内にVバンク内側の排気マニホールド74が配設される。
【0034】
この実施例の排気系統において、排気ポート56はシリンダスリーブ46の径方向(軸と略直角方向)に配設され、シリンダヘッド38の内側前方(図では下方)に前記クランク軸45に沿って形成されている排気マニホールド74に連設される。
【0035】
左右のバンクの排気マニホールド74は、Vバンクの内寄りでシリンダヘッド38に一体に設けられている。前述のように、符号120は排気弁用カムを回動させるギヤであり、クランク軸上端のギヤ122との間に巻回されたベルト124によって回動される。吸気弁用カムは図示しないリンク機構によってギヤ120により回動される。
【0036】
図3は、上記実施例の吸気系統の構成図である。
スロットルバルブを備えたスロットルボディ126をエンジン前方の中心に配置し、このスロットルボディと左右のバンクの吸気マニホールド82に接続され、吸気を集合する膨張室を有する吸気集合管128との間を吸気管130によって連設している。
【0037】
吸気集合管128は左右のバンク42A、42Bの側面でエンジン10の上下にクランク軸に沿って形成され、その下端より吸気管がエンジンの前方に向かい左右のバンクに沿ってその後上昇して配設され、エンジンの前方の中間高さに設けられたスロットルボディ126に接続されている。このスロットルボディの上端には燃料供給制御必要な空気センサ132が接続され、その上端に吸気ガイド134が接続されている。
【0038】
この実施例では吸気集合管128からスロットルボディ126に至る吸気管130が図示するようにコ字状に形成されているために、吸気集合管と吸気管との解放箇所に燃料ポンプ136、ベーパーセパレータ138、スターターモータ140等の補機類を効率良く収容することができる。この結果、これら補機類をコンパクトに配置することができるとともに、船外機の前方寄りに配置することができるために重心を前方よりにして操縦安定性を向上することができる。また、これら補機類を大型化することもできる。
【0039】
また、吸気管130の途中に吸気集合管128を配設することにより、吸入空気量を十分確保することができる。さらにまた、スロットルボディ126を船外機の前方かつ中央に配設することによりスロットルボディから左右のバンクの吸気集合管128に至るまでの距離を均等にすることができる。この時、スロットルボディを一つ設ければ良い。なお、本実施例では吸気集合管を設けることにより十分な量の空気を確保することができる。
【0040】
図4は本発明の別の実施例の吸気系の構成図である。
吸気管130が吸気集合管128の上端に接続され、スロットルボディ126まで下降して配設される。この実施例によれば、補機類を前述の実施例よりも下方に配置することができるために、重心がより下方になって操縦安定性がさらに向上する。
【0041】
図5は本発明のさらに別の実施例の吸気系の構成図である。
この例では、吸気集合管128の上端に直接スロットルボディ126を連結している。これにより、吸気集合管128の前方よりに、さらに広いスペースを確保することができる。なお、この実施例では、左右のバンク毎にそれぞれスロットルボディ126が設けられている。
【0042】
図6および図7は本発明のさらに別の実施例の水平断面図および縦断面図である。
この例では、排気マニホールド142がシリンダヘッド38およびシリンダブロック36とは別体に形成されている。図に示すように、排気マニホールド142がVバンクの内側後方でシリンダヘッド38に接続され、左右バンクの各気筒の排気ポート56と連接している。そして、エキゾーストガイド78を介して後方よりに配設された排気管32(図1)に連結されている。
【0043】
本実施例によれば、排気マニホールド142の径方向の断面積を大きく採れるため、エンジンが高回転の場合では排気を円滑に行うことができ、背圧を低減してエンジン出力を向上することができる。さらにVバンクの内側および排気マニホールドの内部にに十分な断面積を有するウォータージャケット108を形成することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、V型配置の各気筒に排気ポートが左右Vバンクの内側に向けて設けられ、各排気ポートに連通する上下方向の共通の排気マニホールドが左右バンクそれぞれのシリンダヘッド部分に設けられるため、V型バンクの形状を利用してスペース的に効率よくVバンクの内側に排気系統を配置し、コンパクトなレイアウトを達成できる。
【0045】
また、V型に配置されたバンクの内側に向けて排気ポートを構成し、かつ前記バンクの下方に前記排気ポートと連通する排気通路を形成するとともに、この排気通路をエンジン下方の排気管に接続したため、排気通路を排気管に連結するための通路をエンジンの下方で横断させる必要がない。したがって、エンジンの高さを低減することができる。また、V型に配置されたバンクの外側に、吸気ポートおよびこの吸気ポートに連通する吸気通路を配設したため、スロットルボディ等の吸気系を後方に突出することなく配置することができる。これらのことにより、V型エンジンをよりコンパクトにすることができる。
【0046】
特に、船外機用内燃機関(エンジン)として4サイクルV型エンジンを用い、そのクランク軸を鉛直方向に配置した縦置き配置とした場合、エンジンの後方に向けてシリンダヘッド部が延設されるため、船外機後方側の荷重(重量)が増加する。この場合、本発明では吸気通路を前側に向けて延設し、補機をクランクケースの前側に配置しているので、エンジンの重量バランスがよくなる。特に船外機の場合、チルトアップするので、後方荷重が大きくなるとチルトアップ動作速度が遅くなったり、あるいはチルトアップ駆動装置の駆動力を大きなものにしなければならないが、本発明では後方荷重の増加が抑えられるのでこのような不具合を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される船外機の概略構成図。
【図2】本発明の実施形態の水平断面図。
【図3】図2の実施形態の吸気系の構成図。
【図4】本発明の別の実施形態の吸気系の構成図。
【図5】本発明のさらに別の実施形態の吸気系の構成図。
【図6】本発明のさらに別の実施形態の水平断面図。
【図7】図6の実施形態の縦断面図。
【符号の説明】
1:機関本体、10:エンジン、12:アッパーケーシング、
14:カウリング、16:ロアーケーシング、18:ドライブ軸、
20:シフト機構、22:プロペラ、24:スイベルブラケット、
26:クランプブラケット、28:チルト軸、30:船尾板、
32:排気管、34:排気膨張室、36:シリンダブロック、
38:シリンダヘッド、42A,42B:バンク、44:クランクケース、
45:クランク軸、46:シリンダスリーブ、48:ピストン、
50:燃焼室、54:吸気ポート、56:排気ポート、58:吸気弁、
60:排気弁、64a:吸気カム、64b:排気カム、
74:排気マニホールド、78:エキゾーストガイド、
82:吸気マニホールド、108:ウォータジャケット、120:ギヤ、
126:スロットルボディ、128:吸気集合管、130:吸気管、
132:空気センサ、134:吸気ガイド、136:燃料ポンプ、
138:ベーパセパレータ、140:スタータモータ、
142:排気マニホールド。

Claims (6)

  1. 縦置きに配置されたクランク軸を中心として複数の気筒が水平V型に対向配置され、カウリングで覆われた船外機の縦置き配置型のV型4サイクルエンジンの吸・排気構造において、
    V型に配置された左右両バンクの内側に向けて各気筒ごとに排気ポートを形成し、各排気ポートに連通して排気を下方に導く共通の排気マニホールドをそれぞれのバンクのシリンダヘッド部に設け、
    前記排気マニホールドは、各バンクのシリンダブロックより後方に配置され、
    クランクケースの左右斜め後方に向けてシリンダブロックおよびその端部にシリンダヘッドが装着され、
    左右バンクの排気カム同士を共通のタイミングベルトでクランク軸に連結するとともに、このタイミングベルトの循環経路で囲まれた領域内に前記排気マニホールドを配設したことを特徴とする船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造。
  2. 前記各バンクの排気マニホールドは相互に隙間を隔てて対向配置されたことを特徴とする請求項に記載の船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造。
  3. 左右両バンクの排気マニホールド同士が一体的に設けられたことを特徴とする請求項に記載の船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造。
  4. 前記左右バンクの排気マニホールドの対向壁にそれぞれウォータジャケットが設けられたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造。
  5. 前記V型に配置されたバンクの外側に、吸気ポートおよびこの吸気ポートに連通する吸気通路を設けたことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造。
  6. エンジンの左右両側に配置された左右の吸気通路の軸線間隔が前方で狭くなるように吸気通路を配置し、エンジンを覆うカウリングの左右方向の幅が前部で狭くなるように構成したことを特徴とする請求項に記載の船外機用V型4サイクルエンジンの吸・排気構造。
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