JP2002097948A - V型エンジンの吸排気構造 - Google Patents

V型エンジンの吸排気構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 V型エンジンをコンパクトにするための吸・
排気構造を備えた船外機構造を提供する。 【解決手段】 縦置きに配置されたクランク軸45を中
心として複数の気筒が水平V型に対向配置され、カウリ
ング14で覆われた船外機の縦置き配置型のV型エンジ
ンの吸・排気構造において、V型に配置された左右両バ
ンク42A,42Bの内側に向けて各気筒ごとに排気ポ
ート56を形成し、各排気ポート56に連通して排気を
下方に導く共通の排気マニホールド74をそれぞれのバ
ンクのシリンダヘッド部38に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、V型エンジンの
吸・排気構造に係わり、特に、4サイクル船外機用V型
エンジンの吸・排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりエンジンをコンパクトに配置す
るために、複数の気筒をV型に対向配置する、いわゆる
V型エンジンが実用化されている。特に、船外機は軽量
コンパクトであることが望まれているから、最近ではこ
のようなV型エンジンが広く適用されるようになってき
ている。従来、カウリング内にV型エンジンをよりコン
パクトに配置して船外機を小型化するために、エンジン
の吸・排気系のレイアウトの改良が種々試みられてきて
おり、例えば、特開昭62−267561号に記載のも
のが存在する。
【0003】この従来例は、クランク軸を中心として複
数のシリンダをV字型に対向配置するとともに、クラン
ク軸を略鉛直方向に向けて配置してなるV型エンジンで
あって、吸気ポートをV字型に形成したバンクの内側に
配設するとともに、この吸気ポートに連なる吸気管が少
なくとも部分的にバンク挟角の中心線に沿ってクランク
軸から遠ざかる方向に延出され、かつ互いに対向する一
対のシリンダに対し、各一基の気化器が設けられるよう
にしたものである。
【0004】この従来例によれば、両バンク間の角度を
比較的小さくしてV型エンジンの幅方向寸法を小さくで
きることから、V型エンジンを船外機に用いる場合など
では、設置スペースを削減できる等有効なものとなって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、吸気ポート含む吸気系統をV型に配置された
両バンク(以下、「Vバンク」という。)の内側に配置
していることから、気化器等がエンジンより後方に突出
し、船外機の寸法が後方に大きくなる。
【0006】また、前記従来例では排気系統がエンジン
のVバンクの外側に設けていることから、各バンクの排
気マニホールドをエンジンの下端部分で中心方向に屈曲
させ、エンジンの下を通過させた後排気管に集合させる
必要がある。その結果、エンジンの高さに、エンジン下
方を横方向に横断する排気通路が加わって船外機の高さ
が大きくなってしまう問題があった。
【0007】したがって、従来構造では、船外機が高さ
方向や後方に大型化する等コンパクト性を達成する上で
十分でなく、この結果、例えば、船外機の重心が後方か
つ上方寄りになって操縦安定性が十分でない等の問題が
あった。また、Vバンクの内側に吸気系統が配設されて
いるため、気化器や各気筒のスロットルバルブを開閉さ
せるリンク機構もVバンク内に配置しなくてはならず、
カウリングの幅方向寸法を削減する上でも十分でない。
【0008】そこで、この発明はV型エンジンをよりコ
ンパクトにするための吸・排気構造を備えた船外機構造
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、縦置きに配置されたクランク軸を中心
として複数の気筒が水平V型に対向配置され、カウリン
グで覆われた船外機の縦置き配置型のV型エンジンの吸
・排気構造において、V型に配置された左右両バンクの
内側に向けて各気筒ごとに排気ポートを形成し、各排気
ポートに連通して排気を下方に導く共通の排気マニホー
ルドをそれぞれのバンクのシリンダヘッド部に設けたこ
とを特徴とするV型エンジンの吸・排気構造を提供す
る。
【0010】この構成によれば、V型配置の各気筒に排
気ポートが左右Vバンクの内側に向けて設けられ、各排
気ポートに連通する上下方向の共通の排気マニホールド
が左右バンクそれぞれのシリンダヘッド部分に設けられ
るため、V型バンクの形状を利用してスペース的に効率
よくVバンクの内側に排気系統を配置し、コンパクトな
レイアウトを達成できる。
【0011】好ましい構成例では、前記排気マニホール
ドは、各バンクのシリンダブロックより後方に配置され
たことを特徴としている。
【0012】この構成によれば、左右各排気マニホール
ドがシリンダブロックより後方に配置されるので、Vバ
ンク間の角度を狭くしても排気通路長さを十分とれるよ
うになり、排気系の干渉に対する設計自由度が大きくな
り、部品構成に応じて最適なレイアウトが得られる。
【0013】また、排気マニホールドとシリンダブロッ
クとの間に間隔が設けられるため、排気熱を有効に発散
させることができる。
【0014】さらに好ましい構成例では、前記各バンク
の排気マニホールドは相互に隙間を隔てて対向配置され
たことを特徴としている。
【0015】この構成によれば、左右各バンクの内側に
対向して配置された左右の排気マニホールド間に隙間が
形成されるため、排気熱が有効に発散できるとともに、
それぞれのシリンダヘッドおよびシリンダブロックに対
する取付け精度に影響されることなく左右排気マニホー
ルドを対向配置してエンジンを構成できる。
【0016】別の好ましい構成例では、左右両バンクの
排気マニホールド同士が一体的に設けられたことを特徴
としている。
【0017】この構成によれば、一体構成の排気マニホ
ールドによりシンプルな構成となり冷却系も共通化でき
コンパクトなレイアウトが達成される。
【0018】別の好ましい構成例では、前記左右バンク
の排気マニホールドの対向壁にそれぞれウォータジャケ
ットが設けられたことを特徴としている。
【0019】この構成によれば、左右各排気マニホール
ド間にウォータジャケットが設けられるため、両方の排
気マニホールドによる熱的相乗効果を抑えて各排気マニ
ホールドごとに有効に冷却することができる。
【0020】さらに好ましい構成例では、前記V型に配
置されたバンクの左右の外側に、吸気ポートおよびこの
吸気ポートに連通する吸気通路を設けたことを特徴とし
ている。
【0021】この構成によれば、気化器等の吸気系をエ
ンジン後方に突出させることなく、エンジンの左右外側
に配設できるため、特にエンジンの前後方向の長さを短
くしてコンパクトな形状が得られる。
【0022】さらに好ましい構成例では、エンジンの左
右両側に配置された左右の吸気通路の軸線間隔が前方で
狭くなるように吸気通路を配置し、エンジンを覆うカウ
リングの左右方向の幅が前部で狭くなるように構成した
ことを特徴としている。
【0023】この構成によれば、エンジン前側の左右方
向の幅が狭くなるように構成されるため、コンパクトな
形状の船外機が得られる.
【0024】さらに好ましい構成例では、左右バンクの
排気カム同士を共通のタイミングベルトでクランク軸に
連結するとともに、このタイミングベルトの循環経路で
囲まれた領域内に前記排気マニホールドを配設したこと
を特徴としている。
【0025】この構成によれば、Vバンクの内側に配置
された排気カム同士を1本のタイミングベルトでクラン
ク軸とともに巻き掛け、その内側に排気マニホールドを
配置することにより、コンパクトなレイアウトが達成さ
れる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の吸・排気構造
が適用される船外機の概略構成図である。機関本体1は
エンジン10を備え、エンジン10はエキゾーストガイ
ド78を介して推進ユニットのアッパーケーシング12
上に載置され、かつカウリング14により覆われてい
る。
【0027】エンジン10の出力は、アッパーケーシン
グ12を貫通してロアーケーシング16まで延在するド
ライブ軸18に伝達されて、シフト機構20を介してロ
アーケーシング16に設けられたプロペラ22に伝達さ
れる。
【0028】アッパーケーシング12はその前側をスイ
ベルブラケット24に担持されるとともにスイベル軸
(図示しない)の回りに左右に回動可能である。スイベ
ルブラケット24は船体の船尾板30に固定されたクラ
ンプブラケット26に対してスイベルブラケット24の
前側に位置するチルト軸28の回りに上下に回動可能に
連結され、これにより推進ユニットは上下、左右に船体
に対して回動可能に取付られる。
【0029】符号32はエンジン10から下方に延在す
る排気管であり、排気膨張室34に連なっている。この
膨張室34はロアーケーシング16を貫通して、プロペ
ラ軸のボス部に形成された排気出口に連結している。
【0030】図2は本発面の実施形態に係るV型エンジ
ンの水平断面図である。この実施例は電子燃料噴射式エ
ンジンを備えた船外機に係るものである。クランクケー
ス44内に各気筒共通の縦置き(上下方向(図面に垂
直))配置のクランク軸45が装着される。クランクケ
ース44の左右斜め後方に向けてシリンダブロック36
およびその端部にシリンダヘッド38が装着され、水平
V字形状の左右のバンク42A,42Bが形成される。
シリンダブロック36は、各気筒のシリンダスリーブ4
6およびその内部を摺動するピストン48やこれとクラ
ンク軸45とを連結するコンロッド等により構成され
る。ピストン48の端面とシリンダヘッド38との間に
各気筒の燃焼室50が形成される。
【0031】各気筒の燃焼室50には吸気ポート54お
よび排気ポート56が連通し、その開口端部に吸気弁5
8および排気弁60が開閉可能に備わる。各気筒の排気
ポート56は、左右Vバンクの内側に向けて形成され、
吸気ポート54はVバンクの外側に向けて形成される。
各排気ポート56は、各バンクごとにその内側に形成し
た共通の排気マニホールド74に連通する。各排気マニ
ホールド74はそれぞれのバンクのシリンダヘッド38
の内側に一体形成される。左右に間隔を隔てて対向配置
された両排気マニホールド74の対向面側にウォータジ
ャケット108が設けられ冷却水が循環する。
【0032】各気筒の吸気ポート54は吸気マニホール
ド82を介して各バンクごとに共通の吸気集合管128
に連通する。
【0033】各吸気弁58および排気弁60の端部に
は、これらをクランク軸45に連動して開閉駆動するた
めの吸気カム64aおよび排気カム64bが備わる。排
気カム64bは、これと同軸のギヤ120により回転駆
動される。ギヤ120はさらにリンクまたはベルト機構
等により吸気カム64aを回転駆動する。左右Vバンク
の内側にそれぞれ設けられた排気カム駆動用の両方のギ
ヤ120およびクランク軸45の上端に装着したカム駆
動用のギヤ122間を連結して無端タイミングベルト1
24が架渡される。この無端タイミングベルト124の
循環経路内にVバンク内側の排気マニホールド74が配
設される。
【0034】この実施例の排気系統において、排気ポー
ト56はシリンダスリーブ46の径方向(軸と略直角方
向)に配設され、シリンダヘッド38の内側前方(図で
は下方)に前記クランク軸45に沿って形成されている
排気マニホールド74に連設される。
【0035】左右のバンクの排気マニホールド74は、
Vバンクの内寄りでシリンダヘッド38に一体に設けら
れている。前述のように、符号120は排気弁用カムを
回動させるギヤであり、クランク軸上端のギヤ122と
の間に巻回されたベルト124によって回動される。吸
気弁用カムは図示しないリンク機構によってギヤ120
により回動される。
【0036】図3は、上記実施例の吸気系統の構成図で
ある。スロットルバルブを備えたスロットルボディ12
6をエンジン前方の中心に配置し、このスロットルボデ
ィと左右のバンクの吸気マニホールド82に接続され、
吸気を集合する膨張室を有する吸気集合管128との間
を吸気管130によって連設している。
【0037】吸気集合管128は左右のバンク42A、
42Bの側面でエンジン10の上下にクランク軸に沿っ
て形成され、その下端より吸気管がエンジンの前方に向
かい左右のバンクに沿ってその後上昇して配設され、エ
ンジンの前方の中間高さに設けられたスロットルボディ
126に接続されている。このスロットルボディの上端
には燃料供給制御必要な空気センサ132が接続され、
その上端に吸気ガイド134が接続されている。
【0038】この実施例では吸気集合管128からスロ
ットルボディ126に至る吸気管130が図示するよう
にコ字状に形成されているために、吸気集合管と吸気管
との解放箇所に燃料ポンプ136、ベーパーセパレータ
138、スターターモータ140等の補機類を効率良く
収容することができる。この結果、これら補機類をコン
パクトに配置することができるとともに、船外機の前方
寄りに配置することができるために重心を前方よりにし
て操縦安定性を向上することができる。また、これら補
機類を大型化することもできる。
【0039】また、吸気管130の途中に吸気集合管1
28を配設することにより、吸入空気量を十分確保する
ことができる。さらにまた、スロットルボディ126を
船外機の前方かつ中央に配設することによりスロットル
ボディから左右のバンクの吸気集合管128に至るまで
の距離を均等にすることができる。この時、スロットル
ボディを一つ設ければ良い。なお、本実施例では吸気集
合管を設けることにより十分な量の空気を確保すること
ができる。
【0040】図4は本発明の別の実施例の吸気系の構成
図である。吸気管130が吸気集合管128の上端に接
続され、スロットルボディ126まで下降して配設され
る。この実施例によれば、補機類を前述の実施例よりも
下方に配置することができるために、重心がより下方に
なって操縦安定性がさらに向上する。
【0041】図5は本発明のさらに別の実施例の吸気系
の構成図である。この例では、吸気集合管128の上端
に直接スロットルボディ126を連結している。これに
より、吸気集合管128の前方よりに、さらに広いスペ
ースを確保することができる。なお、この実施例では、
左右のバンク毎にそれぞれスロットルボディ126が設
けられている。
【0042】図6および図7は本発明のさらに別の実施
例の水平断面図および縦断面図である。この例では、排
気マニホールド142がシリンダヘッド38およびシリ
ンダブロック36とは別体に形成されている。図に示す
ように、排気マニホールド142がVバンクの内側後方
でシリンダヘッド38に接続され、左右バンクの各気筒
の排気ポート56と連接している。そして、エキゾース
トガイド78を介して後方よりに配設された排気管32
(図1)に連結されている。
【0043】本実施例によれば、排気マニホールド14
2の径方向の断面積を大きく採れるため、エンジンが高
回転の場合では排気を円滑に行うことができ、背圧を低
減してエンジン出力を向上することができる。さらにV
バンクの内側および排気マニホールドの内部にに十分な
断面積を有するウォータージャケット108を形成する
ことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
V型配置の各気筒に排気ポートが左右Vバンクの内側に
向けて設けられ、各排気ポートに連通する上下方向の共
通の排気マニホールドが左右バンクそれぞれのシリンダ
ヘッド部分に設けられるため、V型バンクの形状を利用
してスペース的に効率よくVバンクの内側に排気系統を
配置し、コンパクトなレイアウトを達成できる。
【0045】また、V型に配置されたバンクの内側に向
けて排気ポートを構成し、かつ前記バンクの下方に前記
排気ポートと連通する排気通路を形成するとともに、こ
の排気通路をエンジン下方の排気管に接続したため、排
気通路を排気管に連結するための通路をエンジンの下方
で横断させる必要がない。したがって、エンジンの高さ
を低減することができる。また、V型に配置されたバン
クの外側に、吸気ポートおよびこの吸気ポートに連通す
る吸気通路を配設したため、スロットルボディ等の吸気
系を後方に突出することなく配置することができる。こ
れらのことにより、V型エンジンをよりコンパクトにす
ることができる。
【0046】特に、船外機用内燃機関(エンジン)とし
て4サイクルV型エンジンを用い、そのクランク軸を鉛
直方向に配置した縦置き配置とした場合、エンジンの後
方に向けてシリンダヘッド部が延設されるため、船外機
後方側の荷重(重量)が増加する。この場合、本発明で
は吸気通路を前側に向けて延設し、補機をクランクケー
スの前側に配置しているので、エンジンの重量バランス
がよくなる。特に船外機の場合、チルトアップするの
で、後方荷重が大きくなるとチルトアップ動作速度が遅
くなったり、あるいはチルトアップ駆動装置の駆動力を
大きなものにしなければならないが、本発明では後方荷
重の増加が抑えられるのでこのような不具合を回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される船外機の概略構成図。
【図2】本発明の実施形態の水平断面図。
【図3】図2の実施形態の吸気系の構成図。
【図4】本発明の別の実施形態の吸気系の構成図。
【図5】本発明のさらに別の実施形態の吸気系の構成
図。
【図6】本発明のさらに別の実施形態の水平断面図。
【図7】図6の実施形態の縦断面図。
【符号の説明】
1:機関本体、10:エンジン、12:アッパーケーシ
ング、 14:カウリング、16:ロアーケーシング、18:ド
ライブ軸、 20:シフト機構、22:プロペラ、24:スイベルブ
ラケット、 26:クランプブラケット、28:チルト軸、30:船
尾板、 32:排気管、34:排気膨張室、36:シリンダブロ
ック、 38:シリンダヘッド、42A,42B:バンク、4
4:クランクケース、 45:クランク軸、46:シリンダスリーブ、48:ピ
ストン、 50:燃焼室、54:吸気ポート、56:排気ポート、
58:吸気弁、 60:排気弁、64a:吸気カム、64b:排気カム、 74:排気マニホールド、78:エキゾーストガイド、 82:吸気マニホールド、108:ウォータジャケッ
ト、120:ギヤ、 126:スロットルボディ、128:吸気集合管、13
0:吸気管、 132:空気センサ、134:吸気ガイド、136:燃
料ポンプ、 138:ベーパセパレータ、140:スタータモータ、 142:排気マニホールド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/42 F02M 35/16 Z F02M 35/116 35/10 102U 35/16 B63H 21/26 T

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦置きに配置されたクランク軸を中心とし
    て複数の気筒が水平V型に対向配置され、カウリングで
    覆われた船外機の縦置き配置型のV型エンジンの吸・排
    気構造において、 V型に配置された左右両バンクの内側に向けて各気筒ご
    とに排気ポートを形成し、各排気ポートに連通して排気
    を下方に導く共通の排気マニホールドをそれぞれのバン
    クのシリンダヘッド部に設けたことを特徴とするV型エ
    ンジンの吸・排気構造。
  2. 【請求項2】前記排気マニホールドは、各バンクのシリ
    ンダブロックより後方に配置されたことを特徴とする請
    求項1に記載のV型エンジンの吸・排気構造。
  3. 【請求項3】前記各バンクの排気マニホールドは相互に
    隙間を隔てて対向配置されたことを特徴とする請求項2
    に記載のV型エンジンの吸・排気構造。
  4. 【請求項4】左右両バンクの排気マニホールド同士が一
    体的に設けられたことを特徴とする請求項2に記載のV
    型エンジンの吸・排気構造。
  5. 【請求項5】前記左右バンクの排気マニホールドの対向
    壁にそれぞれウォータジャケットが設けられたことを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載のV型エンジ
    ンの吸・排気構造。
  6. 【請求項6】前記V型に配置されたバンクの外側に、吸
    気ポートおよびこの吸気ポートに連通する吸気通路を設
    けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    のV型エンジンの吸・排気構造。
  7. 【請求項7】エンジンの左右両側に配置された左右の吸
    気通路の軸線間隔が前方で狭くなるように吸気通路を配
    置し、エンジンを覆うカウリングの左右方向の幅が前部
    で狭くなるように構成したことを特徴とする請求項6に
    記載のV型エンジンの吸・排気構造。
  8. 【請求項8】左右バンクの排気カム同士を共通のタイミ
    ングベルトでクランク軸に連結するとともに、このタイ
    ミングベルトの循環経路で囲まれた領域内に前記排気マ
    ニホールドを配設したことを特徴とする請求項1から7
    のいずれかに記載のV型エンジンの吸・排気構造。
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