JP3614881B2 - 船外機用エンジンの吸気加熱装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、船外機用エンジンに関し、詳細には吸気マニホールド内の燃料の霧化を促進して燃料の滴下付着を防止でき、かつ排気ガス系の冷却性を向上できるようにした吸気加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、船舶に搭載される船外機は、推進機(スクリュ)が配設されたロアケースの上部にアッパケース,トップカウルをそれぞれ接続するとともに、該トップカウル内にエンジンを搭載し、該エンジンにより上記推進機を回転駆動するように構成されている。
【0003】
この種の船外機用エンジンでは、排気管が排気熱により腐食したり,変形したりするのを防止するために上記排気管を冷却している。この場合、従来、冷却水ポンプで海水や湖水等を汲み上げて上記エンジンの冷却ジャケットに供給し、該冷却ジャケットを通過した冷却水を上記排気管に供給し、この排気管を冷却した冷却水を上記ロアケースから外部に排出するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記船外機用エンジンでは、エンジンの冷却によって昇温した冷却水を用いて高温の排気管を冷却するようにしていることから、多量の冷却水を必要とするという問題がある。
【0005】
また、上記船外機用エンジンでは、吸気マニホールド内を通過する混合気の燃料が該マニホールドの内壁に付着して液膜化する場合があり、このような燃料の付着を防止することが要請されている。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、必要な冷却水量を低減することができ、かつ燃料の霧化を促進して内壁への付着の問題を防止できる船外機用エンジンの吸気加熱装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、吸気マニホールドの外壁部に加熱用ジャケットを設け、該ジャケット内にエンジン冷却水を導入するようにした船外機用エンジンの吸気加熱装置であって、上記エンジン冷却水が導入されるエンジン冷却ジャケットは、少なくともシリンダブロックのシリンダボア,排気マニホールドの周囲に形成されており、上記吸気マニホールドは、上流側にキャブレタが接続され、クランク室及びブロックの側方をクランク軸と交差する方向にかつ上流側から下流側に下向きに傾斜して延びており、上記加熱用ジャケットは、上記吸気マニホールドの全周に渡って形成されており、外部の水が吸い上げられてエンジンの上記冷却ジャケットに供給され、該冷却ジャケットを通過した冷却水は、上記加熱用ジャケット内に導入され、該加熱用ジャケットから排出された冷却水は排気管を冷却しつつロアケースを通って推進機から外部に排出されることを特徴としている。この場合、冷却ジャケットとサーモスタット弁との間から冷却水を取り出し、加熱用ジャケットに供給しても良い。
【0008】
また請求項2の発明は、エンジンの冷却ジャケットの出口にサーモスタット弁を設け、該サーモスタット弁からの排出通路を上記加熱用ジャケットに接続したことを特徴としている。
【0009】
【作用】
本発明に係る船外機用エンジンの吸気加熱装置によれば、冷却水は、エンジンの冷却ジャケット内を通過する際にエンジンの熱を吸収して昇温し、この後、吸気マニホールドの加熱用ジャケット内を通過する際に混合気に熱を与えて降温し、最後に排気ガス冷却系に供給されて排気系を冷却する。
【0010】
このように本発明では、上記加熱用ジャケットにて降温した冷却水を排気ガス冷却系に供給したので、冷却水量を増加することなく排気管を十分に冷却できる。なお、上述のように従来の排気管冷却では、エンジンで昇温した冷却水を排気管に直接供給するようにしていることから、排気管を十分に冷却するには冷却水量を増加する必要があり、またエンジンに導入する前の冷却水を別系統で供給する必要があり、構造が複雑となり易いという問題があった。
【0011】
また本発明では、吸気マニホールドの加熱用ジャケットにエンジンを通過した冷却水を導入したので、加熱用ジャケット内を通過する燃料の霧化を促進でき、該燃料の内壁への付着を防止できる。
【0012】
さらにまた請求項2の発明では、本来、外部に排出していた冷却水を利用して吸気を加熱しているので、冷却水の有効利用を図ることができる。また加熱用ジャケットには、サーモスタット弁を通過した所定温度以上の冷却水が供給されるので、燃料の霧化がより一層促進される。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図について説明する。
図1ないし図5は、本発明の一実施例による船外機用エンジンの吸気加熱装置を説明するための図であり、図1は本実施例エンジンの断面平面図、図2〜図4は本実施例エンジンの正面図,左側面図,右側面図(図1のII,III,IV 矢視図)、図5は本実施例エンジンが搭載された船外機の斜視図である。本実施例では、船外機用4サイクルエンジンに適用した場合を例にとって説明する。
【0014】
図5において、1は船体2の船尾2aに配設された船外機であり、これは推進機3が配設されたロアケース4の上部にアッパケース5を接続し、これの上部に本実施例の水冷式4サイクル2気筒エンジン6が収容されたカウリング7を接続して構成されている。上記船外機1は、上記船体2に固定されたクランプブラケット8に図示しないスイベルアームを介して上下方向に揺動自在に枢支されている。
【0015】
上記アッパケース5内には垂直方向に延びる駆動シャフト9が配設されている。この駆動シャフト9の上端は上記エンジン6のクランク軸15の下端15bに接続され、また下端は上記推進機3に結合された推進軸3aにベベルギヤを介して接続されている。
【0016】
上記4サイクルエンジン6はこれのクランク軸15を航走時に略垂直をなす縦置き配置した構造のもので、該エンジン6はシリンダブロック16にシリンダヘッド17を締結し、これにシリンダカバー12を締結して構成されている。上記シリンダブロック16には一対のシリンダボア16aが上,下に形成されている。この各シリンダボア16a内にはピストン22が挿入配置されており、該ピストン22はコンロッド23で上記クランク軸15のクランクピン15aに連結されている。
【0017】
また上記シリンダヘッド17の上記各シリンダボア16aに臨む部分には燃焼室を構成する燃焼凹部17aが形成されており、該各燃焼凹部17aには吸気ポート18a,18b,及び排気ポート19が開口している。この各吸気ポート18a,18b,及び排気ポート19の開口には該開口を開閉する吸気弁20,排気弁21がそれぞれ配設されており、この各吸気弁,排気弁20,21は図示しないロッカアームを介してカム軸で開閉駆動されるようになっている。
【0018】
上記シリンダブロック16の右側部には上記各排気ポート19に連通する排気通路14aが形成されており、該各排気通路14aは上記シリンダブロック16の右側部に形成された排気マニホールド14bで合流した後、マフラとしての排気管13に連通している。この排気管13はクランク軸15と平行に延び、かつアッパケース5内に向かって開口しており、該開口から出た排気ガスはアッパケース5からロアケース4内を通って推進機3の後端から外部に排出される。
【0019】
上記シリンダブロック16にはクランク室の一部を構成するスカート部16bが一体形成されており、該スカート部16bの合面フランジ16cにはクランクケース26の合面フランジ26aがボルト締め固定されている。これにより形成されたクランク室A内に上記クランク軸15が収納されており、該クランク軸15の軸方向両端部は軸受27を介して上記両合面部分に回転自在に支持されている。
【0020】
上記クランク軸15の上端部には発電機28が装着されており、該発電機28の外周にはリングギヤ29が固着されている。また上記クランクケース26の外側部にはエンジン補機としてのスタータモータ30がクランク軸15と平行に配置固定されており、該モータ30の出力軸30aの上記リングギヤ29に臨む部分にはスタータギヤ31が軸方向に進退可能に接続されている。このスタータギヤ31はモータ30が起動すると上方に移動して上記リングギヤ29に噛合するようになっている。なお、32はモータ30の代わりに用いられるマニュアルスタータである(図1参照)。
【0021】
上記クランク室Aの左, 右側方下部にはエンジン振動を抑制するバランサ軸40,40が配置されている。このバランサ軸40は、上記クランクケース26,スカート部16bに形成された膨出部40a,40bを接合して形成されたハウジング40c内に収容され、バランサ本体42は軸受41を介してハウジング40cに回転自在に支持されるとともに上記クランク軸15と平行に配置されている。
【0022】
また上記各バランサ本体42の下端部にはこれにより大径の駆動用バランサギヤ42aが形成されており、該バランサギヤ42aは上記クランク軸15の下端部に固着された歯数の等しいクランクギヤ15cに噛合している。
【0023】
そして上記クランク室Aの右側方に配置されたバランサ軸40の前側に上記スタータモータ30が配置されており、該バランサ軸40の後側に上記排気マニホールド14bが配置されている(図1参照)。このようにバランサ軸40の配置によって生じたデッドスペースにスタータモータ30と排気マニホールドとを配置することによってエンジン全体のコンパクト化を図っている。
【0024】
また上記クランク室Aの左側方に配置されたバランサ軸40の上方には吸気マニホールド45が配設されている。この吸気マニホールド45は上記クランク室A及びシリンダブロック16の左側方を、側面視(図3参照)でクランク軸15と略交叉する方向に延びており、かつ上流側から下流側に下向きに傾斜している。
【0025】
上記吸気マニホールド45の上流端にはキャブレタ46が接続されており、該キャブレタ46には図示しないエアクリーナが接続されている。このキャブレタ46はスロットルバルブ47と、エンジンの吸気負圧で自動的に開閉するピストンバルブ48とを有する自動可変ベンチュリ式のものである。
【0026】
上記吸気マニホールド45は、上記キャブレタ46がキャブジョイント46aを介して接続される上流側の合流部50と、該合流部50から上側気筒用吸気ポート18a,下側気筒用吸気ポート18bに向かって二股に分岐する第1,第2分岐部51,52とから構成されている。
【0027】
上記第1,第2分岐部51,52の分岐部近傍部分は該吸気マニホールド45の中心線Cを挟んで略対称をなすよう屈曲形成されている。上記第1分岐部51は上記合流部50から外側に膨出し、かつ側面視で略直線状に延びており、これの下流端は上側の吸気ポート18aに接続されている。また第2分岐部52は合流部50からシリンダブロック16側に膨出し、かつ側面視で斜め下方に延びており、これの下流端は下側の吸気ポート18bに接続されている。これにより上記第1,第2分岐部51,52の吸気管長は略同等の長さに設定されており、吸気量の均等配分が可能となっている。
【0028】
また上記第1,第2分岐部51,52の分岐部分にはこれの中心線Cと略直交する平面状の分配面53が形成されており、該分配面53は上記キャブレタ46の吐出側開口と対向している。この分配面53によりキャブレタ46からの混合気をバランス良く均一に両分岐部51,52に分配するようになっている。
【0029】
ここで、図1に示すように、エンジン幅方向寸法の最も大きい上記第1,第2分岐部51,52はエンジン側方への張り出しが小さい上記シリンダブロック16のシリンダボア16aの側方に、また上記合流部50はシリンダブロック16のスカート部16b側方にそれぞれ位置しており、また小径のキャブジョイント46a部分はエンジン側方への張り出しが大きいクランク室Aの合面部側方に、さらに上記キャブレタ46はクランクケース26の前部側方に位置している。このようにエンジン形状に即したレイアウトを行うことによってコンパクト化に対応している。
【0030】
上記シリンダブロック16の各シリンダボア16a,排気通路14a,及び排気マニホールド14bの周囲、またシリンダヘッド17の各ポート18,19の周囲にはそれぞれ冷却ジャケット24が順次連通させて形成されている。上記シリンダブロック16の下部には上述の冷却供給管11が接続される図示しない冷却水導入口が形成されており、該シリンダブロック16の上部には冷却水排出口25が形成されている。
【0031】
上記シリンダブロック16の冷却水排出口25には、図3に示すように、サーモスタット弁35が接続されている。このサーモスタット弁35のハウジング35aは上記排出口25に連通する弁室36と、該弁室36の上部に連通する排出通路37と、下部に連通する循環通路38とを備えている。
【0032】
上記排出通路37には排出ホース37aが接続されており、該ホース37aの延長端はアッパケース5内において上記排気管13の外壁に向けて開口している(図5実線の→印a参照)。また、上記循環通路38には循環ホース38aが接続されており、該ホース38aの延長端は上記供給管11の冷却水ポンプ10上流側部分に接続されている(図5破線の→印b参照)。
【0033】
上記弁室36内には弁体39が配設されている。この弁体39は冷却水温度の変化によって上下移動する一対の弁板39a,39bを備えた構造のもので、上側の弁板39aは上記弁室36と排出通路37との連通孔を開閉し、下側の弁板39bは循環通路38との連通孔を開閉するようになっている。上記サーモスタット弁39は冷却水温度が下限温度以下のときは上記排出通路37を閉じて循環通路38を開き(実線参照)、また上記冷却水温度が上限温度以上のときは排出通路37を開いて循環通路38を閉じる(二点鎖線参照)循環制御弁として機能する。なお、上記下限温度と上限温度との間の温度状態では、排出通路37及び循環通路38の両方が開くこととなる。
【0034】
ここで冷却水温度が下限温度(例えば80℃)以下の低温時には、エンジン6内を通った冷却水は循環通路38から循環ホース38aを通って供給管11に導入され、ここからエンジン6の冷却ジャケット24に再度供給されて循環する。これにより低温時において冷却ジャケット24内における冷却水温度を均一化し、かつ暖機を促進するようになっている。また冷却水温度が上記80℃を越えると排出通路37が開き、冷却水はここから排出ホース37aを通って後述する加熱用ジャケット49に供給され、さらに排出ホース37aを通って排気管13を冷却しつつロアケース4を通って推進機3から外部に排出され、その分だけ外部の水が給水口11aから吸い上げられてエンジンに供給される。なお、11aは冷却水供給が正常に行われていることを確認するためのパイロットウォータである。
【0035】
そして上記吸気マニホールド45の外壁部45aには2重壁構造の加熱用ジャケット49が全周にわたって形成されている。この加熱用ジャケット49には上記エンジン6の各冷却ジャケット24からサーモスタット弁35を通った所定温度以上の冷却水が排出ホース37aを介して導入される。また上記加熱用ジャケット49内を通った冷却水は上記排気管13に供給される。これにより本実施例の吸気加熱装置が構成されている。
【0036】
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の吸気加熱装置によれば、吸気マニホールド45の加熱用ジャケット49にエンジン6で昇温されサーモスタット弁35を通過した所定温度以上の冷却水を導入したので、吸気マニホールド45の加熱により内部を通過する燃料の霧化を促進でき、該燃料のマニホールド内壁への付着を防止できる。
【0037】
また本実施例では、上記加熱用ジャケット49から排出された冷却水を排気管13に供給したので、上記吸気マニホールド45の加熱によって温度低下した冷却水を排気管13に供給することができ、従来のエンジンによって昇温した冷却水を直接供給する場合に比べて冷却効率を向上できる。
【0038】
また、上記実施例では、加熱用ジャケットを上記吸気マニホールド45の分配面53部分に形成したが、この分配面53はキャブレタ46からの混合気を直接受けることから、燃料の滴下付着の問題が生じ易くなっており、加熱用ジャケットを形成することが、燃料の付着防止に有効である。
【0039】
また上記実施例では、サーモスタット弁35を通過した冷却水を加熱用ジャケットに供給したが、サーモスタット弁35とエンジン用冷却ジャケット24との間から冷却水を取り出し、これを加熱用ジャケットに供給するようにしても良い。さらにまた上記実施例では、4サイクルエンジンを例にとって説明したが、本発明は船外機用2サイクルエンジンにも勿論適用できる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る船外機用エンジンの吸気加熱装置によれば、吸気マニホールドの加熱用ジャケットにエンジンの冷却ジャケットを通過した冷却水を導入し、該加熱用ジャケットから排出された冷却水を排気ガス冷却系に供給したので、排気ガス系の冷却効率を向上できる効果があり、また、燃料の霧化を促進して内壁への付着を防止できる効果がある。また請求項2の発明では、サーモスタット弁を通過した所定温度以上の冷却水を加熱用ジャケットに供給したので、燃料の霧化をより一層促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による船外機用4サイクルエンジンの吸気加熱装置を説明するための断面平面図である。
【図2】上記実施例エンジンの正面図である。
【図3】上記実施例エンジンの左側面図である。
【図4】上記実施例エンジンの右側面図である。
【図5】上記実施例エンジンが搭載された船外機の斜視図てある。
【符号の説明】
1 船外機
6 4サイクルエンジン
24 冷却ジャケット
13 排気管
45 吸気マニホールド
49 加熱用ジャケット
Claims (2)
- 吸気マニホールドの外壁部に加熱用ジャケットを設け、該ジャケット内にエンジン冷却水を導入するようにした船外機用エンジンの吸気加熱装置であって、上記エンジン冷却水が導入されるエンジン冷却ジャケットは、少なくともシリンダブロックのシリンダボア,排気マニホールドの周囲に形成されており、上記吸気マニホールドは、上流側にキャブレタが接続され、クランク室及びブロックの側方をクランク軸と交差する方向にかつ上流側から下流側に下向きに傾斜して延びており、上記加熱用ジャケットは、上記吸気マニホールドの全周に渡って形成されており、外部の水が吸い上げられてエンジンの上記冷却ジャケットに供給され、該冷却ジャケットを通過した冷却水は、上記加熱用ジャケット内に導入され、該加熱用ジャケットから排出された冷却水は排気管を冷却しつつロアケースを通って推進機から外部に排出されることを特徴とするエンジンの吸気装置。
- 請求項1において、エンジンの冷却ジャケットの出口に、冷却水温度が所定温度以上のとき冷却水の排出通路を開くサーモスタット弁を設け、上記排出通路を上記加熱用ジャケットに接続する。
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Cited By (1)
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1994
- 1994-01-11 JP JP00128594A patent/JP3614881B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US8328111B2 (en) | 2010-01-29 | 2012-12-11 | Gebr. Faller Gmbh | Roadway system for model vehicles with energy-independent propulsion |
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