JPS61125940A

JPS61125940A - シ−ト取付装置

Info

Publication number: JPS61125940A
Application number: JP59244646A
Authority: JP
Inventors: Yoshimi Fukatsu; 深津　吉実
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1984-11-21
Filing date: 1984-11-21
Publication date: 1986-06-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、車両用シートを車体側に取付（づるため等
に用いるシート取付装置に関する。

（ロ）技術的背景及び問題点従来のシート取付装置としては、例えば第３図、第４図
に示すようなものがある（実開昭５８−５２０３０号公
報参照）。すなわち、シート１０１のシートフレーム１
０３の前底部中央に、シート側部材としてのサポータ１
０５が垂設されている。

このサポータ１０５は車体側パネル１０７に形成された
取付孔１０９に挿入されている。前記サポータ１０５に
は、保合部１１１及び操作部１１２を備えた操作レバ１
１３の中間部が枢支ビン１１４を介して回動自在に取付
けられている。この係合部１１１の先端にｔよシート１
０１の前方側へ突出した鉤部１１５が形成され、取付孔
１０９に係合している。前記操作部１１２はシート１０
１の前方へ突出するように形成されている。また枢支ビ
ン１１４には、サポータ１０５と操作レバ１１３の操作
部１１２とに係止されたトルクスプリング１１９が取付
けられ、係合部１１１を取付孔１０９への係合方向へ付
勢するように構成されている。

このように構成されたシート取付装置において、シート
１０１を車体側パネル１０７に取付ける際は、ナボータ
１０５を車体側パネル１０７の取付孔１０９に対向させ
てシート１０１と共に下方へ押圧すれば、サポータ１０
５は取付孔１０９に挿入されると共に、鉤部１１５がト
ルクスプリング１１９の付勢力に抗した乗り越えを介し
て取付孔１０９に係止される。この状態で、鉤部１１５
の保合はトルクスプリング１１９による付勢で保持され
る。

また、シート１０１を車体側パネル１０７から取外すに
は、操作レバ１１３の操作部１１２を第３図、第４図反
時針回転方向へ押下げる。すると、係合部１１１がトル
クスプリング１１９の付勢力に抗して枢支ビン１１４回
りに回動し、鉤部１１５の係合が外れ、シート１０１の
取外しを行なうことができる。

しかしながら、このような従来のシート取付装置にあっ
ては、シート１０１の着脱をワンタッチ操作で行なうこ
とができるものの、取付孔１０９が開放されたままとな
っているため、車体側パネル１０７の下側から埃や排気
ガス、騒音等が車室内へ侵入する恐れがあった。

これに対して、第５図〜第７図に示すようなシート取付
装置が提案されている（実開昭５８−６３４１３号公報
参照）。このシー１−取付装置は、外周部が車体側パネ
ル１２１の取付孔１２３に嵌合されたケース１２５と、
このケース１２５に収まる中子部材１２７とを有してい
る。前記ケース１２５は上部に挿入用間口１２９を備え
、この挿入用開口１２９の周縁に車体側パネル１２１に
上面側から係合するフランジ部１３１が形成されている
。このフランジ部１３１の下方においてケース１２５の
外周部には車体側パネル１２１に下面側から係合する係
合爪１３３．１３３が対向して形成されいる。前記中子
部材１２７は、ケース１２５の下方内周形状に沿う外周
形状を呈し、ケース１２５内に収めたときに外周面がケ
ース１２５表の下方内周面に接するようになっている。この中　　　
゛子部材１２７も内部は中空となっており、上部に開口
１３５を有している。前記中子部材１２７内には、シー
ト側部材としてのフック１３７を係止する係止部材１３
９．１３９が突設されている。

前記中子部材１２７の外周面には、ケース１２５の係止
孔１４１に係止される係合突起１４３が形成されている
。

従って、フランジ部１３１と係合爪１３３．１３３によ
るケース１２５の取付孔１２３周囲への係合、係止孔１
４１と係合突起１４３とによる中子部材１２７のケース
１２５への係合、及び係合フック１３７の係止部材１３
９への係合により、図示しないシートの取付を行なわせ
ることかできる。そして、取付状態では、ケース１２５
の外周部が取付孔１２３に嵌合することにより取付孔１
２３が閉塞され、取付孔１２３からの埃、排気ガス、音
等の侵入を抑制することができる。

しかしながら、このようなシート取付装置にあっては、
フック１３７を係止部材１３９間に対し押し込み、ある
いは引き抜くことによりシートの着脱を行なうものであ
るため、フック１３７の着脱に大きな押込力および引抜
力を必要とする。このためシート着脱の作業性が悪くな
り、また、繰返しの着脱で係止部材１３９等の係合作用
が弱くなる恐れがある。

（ハ）発明の目的この発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたも
ので、簡単な操作でシートの着脱を行なうことができる
とともに、防塵性等に優れ、しかも耐久性、安全性の高
いシート取付装置の提供を目的とする。

（二〉発明の構成上記目的を達成するために、この発明は車体側パネルの
取付孔に外周部が嵌合支持され上部にシート側部材の挿
入用開口を有するケースと、前記ケースにおける挿入用
開口のシート前後方向前側に中間部が枢支され、この中
間部からケース内のシート前後方向後壁側に至り、ケー
ス内に挿入された前記シート側部材を抜け方向に係止す
る係止部及び前記中間部からケース外のシー１−前後方
向前側に延設され前記係止部の回動操作を可能にする操
作部を備えた操作レバと、この操作レバをシ−ト側部材
の係止位置に保持する保持手段とよりなる構成とした。

（ホ）実施例以下、この発明の一実施例を第１図、第２図に基づいて
説明する。

第１図はシート取付装置の断面図、第２図は第１図に示
すシート取付装置の分解斜視図である。

まず構成を説明すると、防音材１を有する車体側パネル
３に形成された取付孔５に外周部が嵌合支持されたケー
ス７と、このケース７に枢支された操作レバ９とからな
り、いずれも樹脂により一体成形されている。

前記ケース７は、上部に後述するシート側部材を挿入す
る挿入用開口１１を有した内部中空のもので、この実施
例では、外周面輪郭および内周面輪郭とも横断面略矩形
状に形成され、底部を有している。そして、前記挿入用
開口１１の縁に沿って外側方に張出したフランジ部１３
が設けられ、このフランジ部１３は、車体側パネル３に
敷設された防音材１上に支持されている。このフランジ
部１３の下方においてケース７のシート前後方向に相対
向する両壁７ａ、７ｂの外面には、取付孔５の周縁に車
体側パネル３の下側から当接し、フランジ部１３との間
に防音材１及び車体側パネル３を挾持する抜止用突起１
５．１５が設けられている。

前記操作レバ９は、ベルクランク状に形成されており、
操作部１７と係止部１９とを有している。

係止部１９の下端部には係止用突起２１が形成されてい
る。前記操作レバ９は、係止部１９をケース７の内部に
収めた状態で、その中間部９ａがケース７の上部におけ
る挿入用間口１１のシート前後方向前側に設けられた取
付ブラケット７Ｃ９７Ｃに枢支ビン２３を介して回動自
在に取付けられている。従って、操作部１７はケース７
外のシート前後方向前側に延設され、係止部１９の係止
用突起２１側は、第１図のようにケース７内のシート耐
後方向後壁７ｂ側に至っている。また、係止部１９の上
下中間部には横方向のスリット２５が形成されており、
このスリット２５には操作レバ９を後述するシート側部
材の係止位置く第１図の位置）に回動操作可能な状態で
保持する保持手段とし・ての板ばね２７が掛合部２７ａ
の挿入により掛止められている。前記操作レバ９は、こ
の板バネ２７によって係止部１９の係止用突起２１がシ
ート側部材としてのフック２９を係止する側であるケー
ス７の後壁７ｂ側へ付勢されている。

前記フック２９は、Ｕ字状に形成されており、その上部
はシー１−３１の図示しないシートフレームに固定され
ている。

つぎに、上記構成の作用を説明する。

シート取付装置を車体側パネル３に取付ける場合は、ま
ずケース７を底の方から防音材１及び車体側パネル３に
形成された取付孔５に押し込む。

すると、前後壁７ａ、７ｂの外面に突設されている抜止
用突起１５．１５が取付孔５を抜けるときだけケース７
０前後壁７ａ、７ｂが内側へ撓み、抜止用突起１５．１
５が取付孔５の車体側パネル３下面側へ抜け出ると復元
する。従って、法止用突起１５．１５とフランジ部１３
とで防音材１及び車体側パネル３を挟み込むようにして
ケース７はその外周部が取付孔５に嵌合支持される。・
このようにして車体側パネル３に取付けられたシート取
付装置にシート２日を取付ける際は、フック２９をケー
ス７の挿入用開口１１に対向させてシート２８と共に下
方に押圧する。すると、フック２９は、操作レバ９の係
止用突起２１を板ばね２７の付勢力に抗して第１図時針
回転方向へ鎖線図示のように回動させながら、係止用突
起２１とケース７の後壁７ｂとの間から係止用突起２１
の先端側へ抜ける。

フック２９が上記のように抜け出ると、係止用突起２１
が板ばね２７によってフック２９を係止する後壁７ｂ側
に実線図示のように付勢回動され、フック２９が係止用
突起２１に抜け方向に係止される。この係止によりシー
ト２８は車体側パネル３に固定される。

また、シート２８を車体側パネル３から取外１際には、
操作レバ９の操作部１７を第１図鎖線図示のように持上
げると、係止部１９が板ばね２７に抗して時針回転方向
へ鎖線図示のように回動し、係止用突起２１がフック２
９の係止を解き、この状態でシート２８を持上げると車
体側パネル３　ｈｌらの取外しができる。

また、車両衝突時等に、シート２８が第１図左方の前方
側に荷重移動を受け、シート２８の前側が操作レバ９の
操作部１７に当たることがある。

この場合、操作レバ９は第１図反時針回転方向の回動力
を受け、係止用突起２１がケース７の後壁７ｂに対する
当接力を増加させる。従って、フック２９は係止用突起
２１と後壁７ａとの間から抜けることができないと共に
、前記荷重移動によりフック２９が係止用突起２１から
外れても、フック２９は板ばね２７側へ移動する。この
ため、フック２９は、ケース７から抜けなくなり、シー
ト２８の車両前方側への飛び出しが防止される。

なお、この発明は上記一実施例に限定されるものではな
い。例えば、操作レバ９の保持手段は板ばねに代えて、
クリック係合によって係合する係合手段等で構成するこ
ともできる。また、この発明は船舶、航空機等のシート
に応用することもできる。

［発明の効果ｊ以上より明らかなように、この発明の構成によれば、操
作レバの操作によりシート側部材を係止部に容易に係止
させることができ、シートの着脱を簡単な操作で行なわ
せることができる。また、ケースの外周部が車体側パネ
ルの取付孔に嵌合支持されるから、防塵性、防音性等の
向上を図ることができる。しかも操作レバの係止部によ
るシート側部材の係止解除は、操作レバの回ｖＪ操作に
より無理なく行なわせることができ、耐久性の向上を図
ることができる。さらに、操作レバの操作部がシート側
から荷重を受けたとき、これと一体の係止部に対しケー
ス７内のシート前後方向後壁側へ回動力を与えることが
でき、シート側部材が係止部とケースの後壁との間から
ケース外へ抜けるのを防止することができる。従って安
全性をも向　　（上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係るシート取付装置の断
面図、第２図は第１図に示すシート取付装置の分解斜視
図、第３図は従来例によるシート取付装置の断面図、第
４図は同要部拡大断面図、第５図は他の従来例のシート
取付装置の分解斜視図、第６図および第７図は第５図に
示すシート取付装置を車体フレームに装着した時の断面
図および平面図である。（図面の主要部を表わす符丹の説明）３・・・車体側パネル　　５・・・取付孔７・・・ケー
ス　　　　　９・・・操作レバ９ａ・・・中間部１１・・・挿入用開口　　１７・・・操作部１９・・・
係止部　　　　２７・・・板ばね（保持手段）２９・・
・フック（シート側部材）第１図３・−串体倒パネｒｖ　　　５−、取イ′ＩＪシアー・
・サース　　　　７ｂ・・・１Ａ！９−・操作レバ　　
　９ａ・−中藺帥１１・−・挿入用間口　　　１７・−・操１′５０１９
・Ｉは帥　　　　２７−ｔぼね（４５ｋ１％＋亀）２８
・−・シート　　　　　２９・・−フック（シート側部
材）第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

車体側パネルの取付孔に外周部が嵌合支持され上部にシ
ート側部材の挿入用開口を有するケースと、前記ケース
における挿入用開口のシート前後方向前側に中間部が枢
支され、この中間部からケース内のシート前後方向後壁
側に至りケース内に挿入された前記シート側部材を抜け
方向に係止する係止部及び前記中間部からケース外のシ
ート前後方向前側に延設され前記係止部の回動操作を可
能にする操作部を備えた操作レバと、この操作レバをシ
ート側部材の係止位置に保持する保持手段とよりなるこ
とを特徴とするシート取付装置。