JPS61115640A - 軽合金製ホイ−ルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、軽合金製ホイールの製造方法に関する。

（従来の技術とその問題点） 従来実施されている一体鍛造型の軽合金製ホイールの製
造方法は、一般に鍛造カップ状に形成された素材を、ス
ピニング機に仕掛け、同機のロールによるしごき加工に
より、外側リムと内側リムを形成する方法が知られてい
るが、ロールによるリム成形上、外側リムはディスク部
分から急激に立ち上げねばならないので、６スピニング
機での加工時間が長くかかり、しかも精度よく加工する
ことは極めて困難であった。従来の製造方法は、具体的
には第３図に示すような略Ｈ型断面をもつ鍛造後の素材
（実線部分）からスピニング加工によって一点鎖線で示
すリムの形態を得るものであり、図中（５）はスピニン
グ加工により外側リムを形成するための厚肉部、（６）
は内側リムを形成するための厚肉部であり、（７）は成
形後のリムであって、その加工過程を第４図により説明
すると、（８）は外側リム（１０）の外径側を形成する
ためのローラー、（９）は同様に外側リム（１０）の内
径側を形成するためのローラー、（１１）はマンドレル
（１２）に素材を強固に押圧するための心押捧である。

素材はマンドレル（１２）の回転により、ホイールの寸
法にもよるが、大体３００〜４０Ｏｒｐｍで強制的に回
転させられ、ローラー（８）及びローラー（９）を図中
の矢印（１３）の方向に適当量移動させることにより、
第３図の厚肉部（５）が第４図においてローラー（８）
及び（９）に挟持され次第に外側リム（１０）が形成さ
れる。しかしながらこの方式で形成された外側リム（１
０）は、真円度が低く１５”径のホイールで直径の誤差
が２．５〜３　ｍ／ｍにも及び、この誤差をカバーする
ために、外側リム（１０）の厚みを仕上寸法に対して片
側３　ＩＩｌ／ｍ以上も厚くスピニング加工しなければ
ならない欠点があった。しかもこの直径の誤差をより小
さくするためにローラー（８）及び（９）の矢印（１３
）の方向での移動スピードを極めて遅くしなければなら
ず、必然的に長い加工時間を必要とした。又本方法では
。

更に別のローラー（図示せず）で内側リム用の厚肉部（
１４）がスピニング加工され加工を完了することとなる
ので、全体として非常に多くの加工時間を要していた。

（発明の解決課題） 本発明は上記欠点を解消し、外側リムにおいても精度が
あり、しかもホイール製造のための加工時間を短縮する
ことができる製造方法を提供せんとするものである。

（問題を解決するための手段） 本発明は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等から
なる一体鍛造型の自動車用軽合金製ホイールの製造にお
いて、外側リムを鍛造した後内側リムのみをスピニング
機でロール形成するようにしたものである。

（実施例） 第１図は１本発明の製造方法において製造された一体鍛
造型軽合金製ホイールの概略断面図であり、（１）は外
側リム、（２）は内側リム、（３）はディスク部分であ
り、外側リム（１）は当該ホイールの中心線（４）に対
してα°の角度でディスク部分（３）から立ち上がり、
一方向側リム（２）は同様に０６の角度を成している。

ホイールのタイプにより若干の差はあるが、一般にα。

は６５″〜８０ｅ、θ０は１５″〜２０’であり、Ｗは
ホイールの巾、Ｄはホイールの径を示す。次にその加工
過程を第２図により説明すると、外側リム（１）は既に
鍛造で形成されており、破線で示す内側リム（２）のみ
をスピニング機でロール形成するものであり、次にこの
加工過程を順を追って説明する。まず外側リム（１）が
鍛造で形成されたホイール素材（１５）がスピニング機
の左右のマンドレル（１６）と（１７）に強力に挾持さ
れ、マンドレル（１７）は、スピード変換装置（図示せ
ず）を介して電動機（図示せず）に連結されており、３
００〜４００ｒｐｍで回転させられ、同時にマンドレル
（１６）とホイール素材（ＩＳ）も回転され、次に矢印
（１８）と（１９）の方向に油圧電気サーボ（図示せず
）又は油圧サーボ（図示せず）等でならい制御されるロ
ーラー（２０）により、内側リム形成のために、厚肉部
（２１）がしごかれ、次第に破線で示す内側リム（２）
が形成される。更にローラー（２０）の矢印（１８）と
（１９）方向への動きは、実施例の６　、５　”巾で１
５′″径のホイールの場合で３往復のみでよく、外側リ
ム（１）に対しては全くスピニング加工の必要がなく、
第４図に示す従来の方法に比べて約６０％も加工時間を
短縮できた。

（発明の効果） 本発明は以上のように、アルミニウム合金、マグネシウ
ム合金等からなる一体鍛造型の自動車用軽合金製ホイー
ルの製造において、外側リムを鍛造で形成した後、内側
リムをスピニング加工により形成するようにしたので、
一体鍛造型のホイールの製造時間を大幅に短縮できると
ともに、高い加工精度が得られ、従来の製造方法に比べ
て、生産性及び品質の向上を図ることが出来るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の製造方法により形成されたスピニン
グ完了後の軽合金製ホイー ルの概略断面図であり、 第２図は、第１図ホイールの製造方法を説明するための
加工部材を含む軽合金製ホ イールの概略断面図であり、 第３図は、従来の製造方法により形成するためのホイー
ルの略Ｈ型断面図であり、 第４図は、第３図ホイールの製造のための加工部材を含
む軽合金製ホイールの概略 断面図である。 （１）・・・外側リム　（２）・・・内側リム（１５）
・・・ホイール素材 （１６）　、　（１７）・・・マンドレル　（１ｇ）　
、　（１９）・・・矢印（２０）・・・ローラー　（２
１）・・・厚肉部特　　許　　出　　願　　人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アルミニウム合金、マグネシウム合金等からなる一体鍛
   造型の自動車用軽合金製ホイールの製造において、外側
   リムを鍛造で形成した後、内側リムをスピニング加工に
   より形成することを特徴とする軽合金製ホイールの製造
   方法。