JPS6096490A - 高感度感熱記録紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感熱記録紙に関し、特に感度を向上した感熱記
録紙に関するものである。

本発明における感熱記録紙とは９通常無色または淡色の
ロイコ染料と有機醐、・フェノール化合物等の顕色剤と
の呈色反応を利用したものであり。

ロイコ染料と有機酸トフェノール化合物等の顕色剤を主
成分とし更に必要に応じて高分子結着剤。

増感剤、充填剤、滑剤その他の補助材料を添加してなる
組成物を支持体上に塗着したものである。

か−かる感熱記録紙はファクシミリ、コンピュータ一端
末機、電卓用プリンター、自動勢売機、医療甲・工業用
計測器その他で広く使用されている。

近年情報処理の高速化の要請が高まり、Ｓ熱記録方式に
おいてもより高速化の方向へ進んでいる。

感熱記録方式の高速化においては、装置特にサーマルヘ
ッドの改良技術によるところも大きいが。

感熱記録紙の高感度化も大きな要素の一つであり。

感熱記録紙の高感度化を計るべく種々の方法が行われて
いる。例えに高級脂肪酸アミド等の熱り触性増感剤を添
加して融点降下により発色温度を下げる。ロイコ染料・
顕色剤等の分散粒色を小さくして反応面積を増加する。

スーパーカレンダー。

クロスカレンダー等圧より感熱記録紙の平滑性を鳥め記
碌層とサーマルヘッドとの密着性を高める。

染料の塗布量を増加し発色ｎ度を高くする等である。２
これらの方法により感熱記録紙の高感度化はある程度達
成されるが、ますます高速化されつつ゛ある装置への適
合は不充分であり、また他の特性が損なわれるという欠
点を有している。即ちサーマルヘッドへのカス付着、ス
ティッキング等が生じやすくなり、サーマルヘッドとの
適合性が悪くなる。白色度の低下、熱・湿度により地肌
着色しやすくなる等の欠点がある。

本発明者等は上記事情に鑑みて鋭意検討した結果、ロイ
コ染料を熱特発色させる顕色剤としてレゾルシノールモ
ノベンゾエートと下記一般式（Ｉ）で示されるｐ−ヒド
ロキシ安息香酸エステルとを併用することにより極めて
優れた品質を有する感熱記録紙が母られることを見い出
した。

１−Ｉ （ＲはＣＩから０７のアルキル基、フェニル基、ベンジ
ル基、メチルベンジル基、クロルベンジル基）レゾルシ
ノールモノベンゾエートは本発明者等が特願昭５７−４
４６２６で出願した顕色剤であシ、一般式（１）で示さ
れるｐ−ヒドロキシ安息香酸エステルは特開昭５４−７
００５６．１％開昭５４−１７７４１等に記載されてい
る顕色剤であり。

夫々単独で無色または淡色のロイコ染料を熱特発色させ
る顕色能を有する。レゾルシノールモノベンゾエートは
融点１８２〜１８５℃の白色の結晶であり、ポリ塩化ビ
ニル、ポリスチレン、酢酸上セロース５．エチルセルロ
ース等の高分子化合物の光安定剤として市販されている
。

一般式（１）で示されるｐ−ヒドロキシ安息香酸エステ
ルとしてはｐ−ヒドロキシ安息香酸エチル。

ｐ−ヒドロキシ安息香酸ブチル、ｐ−ヒドロキシ安息香
酸フェニル、ｐ−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、ｐ−ヒ
ドロキシ安息香酸クロルベンジル等が挙げられる。

レゾルシノールモノベンゾエートとｐ−ヒドロキシな息
香酸エステルとの割合は、ｐ−ヒドロキシ安息香酸エス
テルの種類によって多少異なるが。

レゾルシノールモノベンゾエート／ｐ−ヒドロキシ安息
香酸エステル＝　５　／　９５〜８０／２０の重量比で
併用するのが好ましい。

尚、従来顕色剤として一般に用いられているビスフェノ
ールＡと本発明で１吏用するレゾルシノールモノベンゾ
エートやｐ−ヒドロキシ安息香ｆｔ＋−ステルとを併用
しても感度は高くなるが、地肌着色が著しく実用性はな
い、またｐ−ヒドロキシ安息香酸エステルを二種類以上
併用しても同様であり実用性に乏しい。

本発明に月１いられる通常無色または淡色のロイコ染料
としてｊｄ、例えば８．８−ビス−（ｐ−ジメチルアミ
ノフェニル）−６−シメチルアミノフタリド（クリスタ
ルバイオルレットラクトン、３．８−ビス−（ｐ−ジメ
チルアミノフェニル）−６−ジメチルアミノフェニル等
のトリフェニルメタン系。

８−ジエチルアミノ−６−メチル−７−アニリノフルオ
ラン、３−ジエチルアミノ−７−クロロアニリノフルオ
ラン、８−ジブチルアミノ−７−クロロアニリノフルオ
ラン、３−（Ｎ−シクロヘキシル−Ｎ−メチルアミン）
−６−メチル−７−アニリノフルオラン、８−（Ｎ−エ
チル−ｐ−トルイジノ）−６−メチル−７−アニリノフ
ルオラン。

３−ピペリジノ−６−メチル−７−アニリノフルオラン
、３−ピロリジノ−６−メチル−７−アニリノフルオラ
ン、８−ジエチルアミノ−？−ｍ−トリフルオロメチル
アニリノフルオラン等のフルオラン系、更にはスピロピ
ラン系、オーラミン系。

コーダミンラクタム系、フェノチアジン系、フェノオキ
サジン系などの化合物が公知であり、一種または二種以
上を組合せて使用されるが本発明はこれら代表例に限定
されるものではない。

更に感熱記録体の感度調節、保存性改良、白色度向上、
筆記性の改善、サーマルヘッドへのカス付着防止、圧力
かぶりの防止、塗工性改善等柚々の目的でワックス類、
芳香酸エステル誘導体、金属石ケン、アミン系・フェノ
ール系等の酸化防止剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリ
アゾール系等の紫外線吸収剤、天然または合成の無機粉
体、澱粉粒子、尿素ホルムアルデヒド樹脂等の有機高分
子粉体、螢光染料、シリコーン離型剤、フッ化アルキル
系活性剤等の各種助剤を添加することができる。

ワックス類としては例えばパラフィンワックス。

マイクロクリスタリンワックス、カルナバワックス、ポ
リエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、モンタ
ン酸ワックス、高級脂肪酸アマイド等が用いられる。

芳香酸エステル誘導体としては例えば、アルキルベンゾ
エート、アリルベンゾエート、アルキルサリチレート、
アリルサリチレート、モノアルキルテレフタレート、ジ
アルキルテレフタレート。

ジアルキル−２−メチル−テレフタレート、ジアルキル
−２−メトキシテレフタレート、ジフェニルテレフタレ
ート、ジベンジルテレフタレート。

ジアルキルイソフタレート等が用いられ、前述の高級脂
肪酸アマイドと同様に感度調節剤として有効である。

金楓石グンとしてはステアリン酸カルシウム。

ステアリン酸岨鉛、ステアリン酸アルミニウム等の高級
脂肪酸金属塩が用いられる。

載持粉体としてはクレー、カオリン、タルク。

炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸叱鉛。

酸化マグネシウム、酸化岨鉛、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム、酸化ケイ素、水酸化マグネシウム、。

水酸化アルミニウム、水酸化アルミナマグネシウム、ケ
イ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム。

ケイ酸カルシウム、ホワイトカーボン、アルミノ体上に
接着させるために結着剤を用いる。結着剤としては、塗
剤が通常水系塗料の状態で取扱われるため、水溶性高分
子が好適であり１例えばメチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセ
ルロース誘導体。

酸化澱粉、カチオン村粉、ヒドロキシエチル鹸粉。

ヒドロキシグロピル澱粉、リン酸エステル化澱粉。

カルボキシメチル澱粉、ジアルデヒド澱粉等の澱粉系化
合物、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
カゼイン、ゼラチン、アラビアゴム。

ポリアクリルアミド、スチレン−無水マレイン酸共重合
体のアルカリ塩・アンモニウム塩、メチルビニルエーテ
ル・無水マレイン酸共重合体のアルカリ塩等が用いられ
る。更にスチレン−ブタジェン共重合体ラテックス、ア
クリレート系エマルジョンなども用いられる。

また、耐水性を向上するために各種耐水化剤も用いられ
る〇 大発明の感熱記録紙の形成方法は特に限定するものでは
ないが、一般的には、ロイコ染料と顕色剤、また必要に
応じて感ｒ＃Ｉ調節剤、無轡粉体などをそれぞれ別々か
またはロイコ染料と顕色剤とが相互に混ざらない組合せ
で水中に分散した分散液となし、該分散液をさらに結着
剤、その他動剤などと混合して塗工液を作製しそれを支
持体上に塗着・乾燥することによって得られる。更にキ
ャレンダー等の表面処理装置により記録体表面の平滑性
を高めることもできる。

支持体としては紙１合成組、プラスチックフィルムなど
が用いられるが１価格、塗工適性等の点から通常は紙が
最もよく用いられる。

以下に本発明を史に具体的に説明するために実施例を示
すが、勿論これらに限定されるものではない。

実施例１−４：比較例１．２ リン酸エステル化澱粉　２０％水溶液　８５部を攪拌混
合して感熱塗液を調製した。

これを５０６？の上質紙に乾燥塗布量４５シーになるよ
うに塗工・乾燥し、さらにスーパーカレンダーにて平滑
度が４００〜５００秒になるように表面処理して感熱記
録紙を得た。

このようにして得られた感熱記録紙の評価結果を表１に
示す。表から明らかなように、レゾルシノールモノベン
ゾエートとｐ−ヒドロキシ安息香酸ベンジルとを併用す
ることにより高感度で保存性の良好ｆｔＩ＋ｅＧ熱δピ
録紙が得られる。

〔以下余白〕

注４０　耐湿性 ５０℃、８０％１硅Ｉの高湿条件下に２４時間放置した
後の画Ｉｌ！濃度。

特許出願人　株式会社　興人 手続ネ１１１正書 昭和５９年７月２４日 特許庁長官　志賀　学殿 １、事件の表示 昭和５８年特ｆＩ願第　９４０９４号 ２６発明の名称 高感度感熱記録体 ３、補正をする者 事件との関係　出願人 住所　東京都港区新橋−丁目１番１号 発明の詳細な説明の欄 ５、補正の内容 １）明細書の第５頁第１５行目に ［・・バイオレットラクトン　３．３−Ｊとあるのを ［・・バイオレットラクトン）、３．３−」 に訂正づる。

２）明細内の第１２頁第１５１１目に ｆ：　−・１００６．１１？圧２５０Ｑ／ｃｍＪとある
のを ［・・１００　Ｇ’、接触圧２　Ｅ５０　Ｑ　／　Ｃｒ
ＴＩ　ＪとＫｌ正す゛る。

手　続　ン市　Ｊ、−Ｅ　ンｑ 昭和Ｅ）！−）　（ｌ”Ｉ　２月５１．’：１特許庁長
官　志賀　学殿 １、事イ′［の表示 昭和５８イＩ　Ｑｈ　ａＱ願第９４０９　／Ｉ弓２、発
明の名称 烏感曳感熱記録紙 ３、補正をする者 事件どの関係　出願人 住所　東京都港区新橋−丁目１番′１月昭和５９　ａｔ
：　１０月２６０ （発送日　５９．１１．２７） ５、補正のり・Ｊ象 昭和５０づ１７Ｊ］２／ＩＬ：口・］出顎’？ｌ＜　、
ｅｉ　請求；１１及び手続補正ｕ１ ６、補正の内容 別紙のとお、す 丁　わ°ｅ和ｊｊ丁　譜 １１（（和５９嘔１７月２４日 特泊庁長官　志賀　学殿 １、事１′１のｊｌｉ示 昭（（目’）　Ｅ”ｒ　”Ｌ　Ｑ’ｌ　ｉｌ’ｌ顎第９
／１０９４号２、発明の名称 １１１（県商感熱記録紙 ３、補正４リ−る名 中１′１どの関係　特６′１出願人 住所　東Ｓｒ−／ａｉ港区新橋−丁目１番１号発明の詳
細な説明の欄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 無色または淡色のロイコ染料とレゾルシノールモノベン
   ゾエートと下記一般式（１）で示されるｐ−ヒドロキシ
   安息香酸エステルとを含有することを特徴とする高感度
   感熱記録紙。 （ｒｔｈｃｌからＣ１のアルキル基、フェニル基、ベン
   ジル基、メチルベンジル基、クロルベンジル基）