JPS6088086A - 安定化された有機化合物 - Google Patents

安定化された有機化合物

Info

Publication number
JPS6088086A
JPS6088086A JP19532983A JP19532983A JPS6088086A JP S6088086 A JPS6088086 A JP S6088086A JP 19532983 A JP19532983 A JP 19532983A JP 19532983 A JP19532983 A JP 19532983A JP S6088086 A JPS6088086 A JP S6088086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tert
organic compound
butyl
weight
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19532983A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kawamoto
圭司 河本
Toru Yamanaka
徹 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP19532983A priority Critical patent/JPS6088086A/ja
Publication of JPS6088086A publication Critical patent/JPS6088086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は安定化された有機化合物に関する。
さらに詳しくは、高温雰囲気下に晒されても酸化による
劣化を起こすことのない有機化合物に関する。
有機化合物は酸素の存在下で熱を受けると酸化反応が促
進されて劣化を起こす。このため通常は有機化合物中に
酸化防止剤を配合して酸化反応を防止することが行われ
ている。
たとえば代表的な例である合成樹脂の成形加工、とくに
熱可塑性樹脂の溶融成形加工のように酸素の存在下で高
い熱や大きな剪断応力を受けるような場合には、酸化反
応が著しく促進されて樹脂の劣化が生じる。劣化した樹
脂は着色していたりまたは機械的強度が低下していたり
して、製品としての価値がなくなることも多い。したが
って合成樹脂の成形加工の際には酸化防止剤の併用が必
要不可欠である。
ところで合成樹脂などの有機化合物の成形や使用分野に
よっては、200℃を越える、時には300℃以上の温
度領域で成形されたり使用されたりすることがある。こ
のような極めて温度の高い領域では、従来から知られて
いる酸化防止剤の多くは、それ自体が分解を起こして、
充分な酸化反応抑制効果を示さないものが多い。このた
め低い温度領域から高い温度領域に亘り酸化反応の抑制
効果を示す酸化防止剤が渇望されている。
本発明者らは、かかる現状に鑑み、広い温度範囲に亘り
酸化防止効果を示す安定剤が得られないか鋭意研究を重
ねた結果、従来増感剤として知られている、す方わち合
成樹脂に添加すると光分解性を付与する性質を有したア
ントロン類が酸化防止効果を示すことを見出した。しか
し単にアントロン類を添加しても耐光安定性に問題があ
り、用途分野が制限されてしまう。そこで光安定剤を併
用すると、光に晒されても分解が生ぜずに本発明の目的
が達成できることを見い出した。
アントロン類については、前述したように光分解性を付
与する性質を有していることが知られている。たとえば
特開昭48−54153号公報には、ポリエチレンまた
はポリスチレンにアントロンを配合すると紫外線や日光
に晒された場合に分解を生じることが開示されている。
また特開昭49−73436号公報にも熱可塑性樹脂に
アントロンを配合して光分解性を付与したものが、米国
特許第3219566号公報にもポリ壬チレン、ポリプ
ロピレン、エチレン・プロピレン共重合体に有機溶媒の
存在下アントロンを配合して紫外線を照射すると架橋反
応を起こすことが開示されている。しかしながらこれら
の各先行文献には、アントロンが有機化合物の熱劣化を
抑える作用、とくに250℃を越えるような熱雰囲気下
でも前記作用を持続し、耐熱安定剤として優れた性質を
有していることについては全く記載も示唆もない。むし
ろアントロンのような光増感化合物は熱的に不安定であ
るために、上記各文献の実施例でも例示されているよう
に、できる限り低い温度で(通常220℃以下)で成形
しているのが一般的である。
またアントロンの光分解性または架橋反応性と耐熱安定
剤としての性能をその機構上から推考してみるに、前者
の光分解性や架橋反応性はアントロンが200mμ〜3
20mμの波長を有する紫外線領域光を吸収し易く、そ
のため吸収した光エネルギーによってかまたはアントロ
ン自身の光分解による生成物によって、有機化合物の分
子鎖が切断されて分解するかまたは分子鎖間の橋かけを
行うためと考えられる。一方後者の耐熱安定剤としての
性質は、熱により発生する分子鎖のラジカル発生点に本
発明に用いられるアントロン系化合物が集中的に作用し
てラジカル反応をトラップするのであって、その作用、
効果は前者の場合と全く異り、むしろ従来の知見とは全
(逆に有機化合物の分解あるいは架橋反応を抑制すると
いう作用、効果を有することを見出したのである。
すなわち本発明は、有機化合物と光安定剤および下記の
一般式(I)で示される化合物とからなることを特徴と
する安定化された有機化合物に関する。
一般式、 (ここでR1〜〜は、水素、置換されてもよいアルキル
、シクロアルキル、アリールまたはアルアルキル、アル
コキシ、アシルオキシ、カルボキシル、ヒドロキシル、
アミ八ニトロ、)\ロゲンであり、各間−または異って
いてもよい。胸は、水素、五 ′摸されてもよいアルキ
ル、シクロアルキル、アリ−ルまたはフルアルキル、カ
ルボキシル、ハロゲンである。) 本発明の一般式(I)で示される化合物は基本的にはア
ントロンまたはその誘導体であるが、本発明の目的であ
る熱に対する酸化防止作用を有するためには10位に少
なくとも1個の水素原子が付いていなくてはならない。
10位の水素原子が2個とも他の原子または原子団に置
換されたようなジ置換されたアントロンは、耐熱安定剤
としての効果に劣るので好ましくない。
ここで一般式(■)で示されるR1〜R1?が取りえる
基としては、 (1)水素 (2)アルキル:好ましくは炭素原子数1〜8のアルキ
ルであって、たとえばメチル、エ チル、プロピル、イソプロピル、ブ チル、5ec−ブチル、ter t−ブチル、ペンチル
、5ec−ペンチル、ter t−ペンチル、ヘキシル
、オクチル、1,1゜3.3−テトラメチルブチルなど
であって、これらの水素原子は他の原子ま たは置換基と置換されていてもかま わない。
(3)シクロアルキル:好ましくは炭素原子数5〜8の
シクロアルキルであって、たとえ ばシクロペンチル、シクロヘキシル、 α〜メチルシクロヘキシル、シクロ オクチルなどであって、これらの水 素原子は他の原子または置換基と置 換されていてもかまわない。
(4)アリール:好ましくは炭素原子数6〜20のアリ
ールであって、たとえばフェニル、 0−トリル、m−トリル、p−トリ ル、2.3−キシリル、2,4.−キシリル、2.5−
キシリル、メシチル、ナフチル、アントリルなどであっ
て、これらの 水素原子は他の原子または置換基と 置換されていてもかまわない。
(5)アルアルキル:好ましくは炭素原子数7〜20の
アルアルキルであって、たとえばベ ンジル、フェニルメチル、メチルベ ンジル、ナフチルメチルなどであっ て、これらの水素原子数は他の原子 または置換基と置換されていてもか まわない。
(6)アルコキシ:好ましくは炭素原子数1〜18のア
ルコキシであって、たとえばメトキ シ、エトキシ、プロポキシ、イソプ ロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、 5ec−ブトキシ−、ペンチルオキシ、オクタデシルオ
キシなどである。
(7)アシルオキシ:好ましくは炭素原子数2〜18の
アシルオキシであって、たとえばア セトキシ、プロピオニルオキシ、ブ チリルオキシ、イソブチリルオキシ、 バレリルオキシ、イソブチリルオキ シ、ステアリルオキシなどである。
(8)カルボキシル (9)ヒドロキシル α場アミノ 01ニトロ (2)塩素、フッ素または臭素などのハロゲンなどが例
示できる。R1〜R1?は上記に示した基を各間−また
は異なって取ることができる。
R9が取りうる基は、R,%R1?と同様に水素、置換
してもよいアルキル、シクロアルキル、了り−ルまたは
アルアルキル、カルボキシル、ハロゲンである。
一般式(I)で示される化合物の具体的は、アントロン
、1−メチルアントロン、2−メチルアントロン、3−
メチルアントロン、1o−メチルアントロン、10−エ
チルアントロン、1,3−ジメチルアントロン、1,4
−ジメチルアントロン、2.3−ジメチルアントロン、
2.4−ジメチルアントロン、2.6−ジメチルアント
ロン、2−フェニルアントロン、10−フェニルアント
ロン、10−ベンジルアントロン、2−クロロアントロ
ン、10−クロロアントロン、1.6−ジクロロアント
ロン、4.10−ジクロロアントロン、10−ブロモア
ントロン、1−メトキシアントロン、1−アセトキシア
ントロン、10−アセトキシアントロン、1−ヒドロキ
シアントロン、10−カルボキシアントロン、2−ジメ
チルアミノアントロン、1,5−ジアミノアントロン、
10−ニトロアントロン、1−クロロ−10−フェニル
アントロン、115−ジクロロ−10−フェニルアント
ロン、10、10−ビアントロニルなどを例示すること
ができる。
また本発明の一般式(1)で示される化合物には、たと
えば常温で他の構造を取りながら有機化合物が置かれる
熱雰囲気状態たとえば合成樹脂の場合にはその溶融混合
時あるいは成形加工時の温度条件下一般式(I)の構造
に変化するような化合物も含むものとする。このような
化合物として具体的には、9−アントロール、10−メ
チル−9−アントロール、10−フェニル−9−アント
ロール、10−ニトロ−9−テントロールなどの9−ア
ントロール系化合物が例示できる。
一般式(I)で示される化合物の使用割合は、対象とな
る有機化合物の種類によっても異なるが、概ね有機化合
物100重量部に対して0.001ないし10重量部、
とくに0.01ないし3重量部が好適な割合である。配
合割合が前記範囲をはずれると、酸化防止効果が充分で
ないかもしくは有機化合物が本来有している優れた性質
を損なったり、経済的に不利になったりする。
本発明の他の成分である光安定剤は周知の安定剤が使用
できる。
これらの光安定剤としてはたとえば、2−ヒドロキシ−
4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒトドロキシ−4−
n−オクトキシベンゾフェノン、2、l−ジ−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノンなどのヒドロキシベンゾフェノン類、
2−<2’−ヒドロキシ3’−tert−ブチル−5′
−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’、 5’−ジーter 
t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
、2−(2’−ヒドロキシ−51−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3:5′
−ジーtert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール
などのベンゾトリアゾール類、フェニルサリシレート、
p tert 7’チルフエニルサリシレート、2,4
−ジーtert−7’チルフェニル−3,5−ジーte
rt−ブチルー4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデ
シル−3,5−ジーter t −ブチル−4−ヒドロ
キシベンゾエートなどのベンゾエート類、2.2′−チ
オビス(4tert−オクチルフェノール)Ni塩、(
2,2′−チオビス(4−tert−オクチルフェノラ
ート)〕−〕n−ブチルアミンNi1315−ジーte
r t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホン酸
モノエチルエステルNi塩などのニッケル化合物類、α
−シアノ−β−メチル−β−(p−メトキシフェニル)
アクリル酸メチルなどの置換アクリロニトリル類及びN
−2−エチルフェニル−N′−2−エトキシ−5−te
rt−フェニルシュウ酸ジアミド、N−2−エチルフェ
ニル−N′−2−エトキシフェニルシュウ酸ジアミドな
どのシュウ酸ジアニリド類、ビス(2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジン)セパシェード、ポリ 〔
(6−’ (1,1,3,3−テトラメチルブチル)イ
ミノ)−1,3,5−)リアジン−2,4−ジイル(4
−(2,2,6,6−チトラメチルビペリジル)イミノ
)へキサメチレン)、2− (4−ヒドロキシ−2,2
,6,6−テトラメチル−1−ピペリジル)エタノール
とコハク酸ジメチルとの縮合物などのヒンダードアミン
化合物類が挙げられる。
光安定剤の使用割合は対象となる有機化合物の種類によ
っても異なるが、概ね有機化合物100重量部に対して
0.001ないし10重量部、とくに0.01ないし3
重量部が好ましい割合である。使用割合が前記範囲をは
ずれると光分解性を抑えることができず製品価値を低下
させるか、有機化合物が本来有している優れた性質を損
なったりする。
本発明に使用できる有機化合物としては、以下の有機化
合物が例示できる。
(A)1個または2個の不飽和結合を有する炭化水素か
ら誘導される重合体、 具体的にはポリオレフィンたとえば架橋構造を有してい
てもよいポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチ
レン、ポリメチルブテン−1、ボIJ4−.)’チルペ
ンテンー1、ポリブテン−1、ポリイソプレン、ポリブ
タジェン、ポリスチレン、 または前記の重合体を構成するモノマー同志の共重合体
たとえばエチレン・プロピレン共重合体、プロピレン・
ブテン−1共重合体、プロピレン・イソブチレン共重合
体、スチレン・イソブチレン共重合体、スチレン・ブタ
ジェン共重合体、エチレンおよびプロピレンとジエンた
とえばヘキサジエン、シクロペンタジェン、エチリデン
ノールボネンなどとの3元共重合体、あるいはこれらの
重合体のブレンド物、グラフト重合体、ブロック共重合
体など、 (B)ハロゲン含有ヒニル重合体、 具体的にはポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
フッ化ビニル、ポリクロロプレン、塩素化ゴムなど、 (C)α、β−不飽和酸とその誘導体から誘導される重
合体、 具体的にはポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポ
リアクリルアミド、ポリアクリロニトリル、 または前記の重合体を構成する七ツマ−とその他の共重
合可能なモノマーとの共重合体たとえば、アクリロニト
リル・ブタジェン・スチレン共重合体、アクリロニトリ
ル・スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン・
アクリル酸エステル共重合体など、 (D)不飽和アルコールおよびアミンまたはそのアシル
誘導体またはアセタールから誘導された重合体、 具体的にはポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポ
リステアリン酸ビニル、ポリ安息香酸ビニル、ポリマレ
イン酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリアリルフタ
レート、ポリアリルメラミン、 または前記重合体を構成するモノマーとその他の共重合
可能なモノマーとの共重合体たとえばエチレン・酢酸ビ
ニル共重合体など、(E)エポキシドから誘導された重
合体、具体的にはポリエチレンオキシドまたはビスグリ
シジルエーテルから誘導された重合体など(F)ポリア
セクール、 具体的にはポリオキシメチレン、ポリオキシエチレン、
コモノマーとしてエチレンオキシドを含むようなポリオ
キシメチレンなど、(G)ポリフェニレンオキシド、 (H)ポリカーボネート、 (1)ポリスルフォン、 (J)ポリウレタンおよび尿素樹脂 (K)シアミンおよびジカルボン醇および/またはアミ
ノカルボン酸または相応するラクタムから誘導されたポ
リアミドおよびコポリアミド、具体的にはナイロン6、
ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12など、 (L)ジカルボン酸およびジアルコールおよび/または
オキシカルボン酸または相応するラクトンから誘導され
たポリエステル、 具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート、ポリ1.4−ジメチロール・シクロヘ
キサンテレフタレートなど、(M)アルデヒドとフェノ
ール、尿素またはメラミンとから誘導された架橋構造を
有した重合体具体的にはフェノール・ホルムアルデヒド
樹脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、メラミン・ホルム
アルデヒド樹脂など、 (N)アルキド樹脂、 具体的にはグリセリン・フタル酸樹脂など、(0)飽和
および不飽和ジカルボン酸と多価アルコールとのコポリ
エステルから誘導され、架橋剤としてビニル化合物を使
用して得られる不飽和ポリエステル樹脂ならびにハロゲ
ン含有改質樹脂、 (P)天然重合体、 具体的にはセルロース、ゴム、蛋白質、あるいはそれら
の誘導体たとえば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロ
ース、酢酸セルロース、セルロースエーテルなど、 (Q)その他の有機化合物、 具体的には鉱油、動植物油、ロウなど 本発明の一般式(1)で示される化合物は200℃を越
すような高温領域とくに250℃を越すような温度さら
には300℃を越えるような温度でも充分な酸化防止作
用を発揮するので、このような高温度領域で成形する合
成樹脂に配合することによって、成形加工時の熱や剪断
応力による樹脂の酸化劣化を防止することができる。通
常このような高温で成形加工する例としては、熱可塑性
樹脂と光安定剤および一般式(I)の化合物をリボンブ
レンダー、タンブラープレンダー、ヘンシェルミキサー
などで混合あるいは混合後押出機、バンバリーミキサ−
1二本ロールなどで溶融混合するか炭化水素や芳香族溶
媒に熔解してポリマー溶液に混合し、その後単軸押出機
、ベント式押出機、二本スクリュー押出機、三本スクリ
ュー押出機、円錐型二本スクリュー押出機、コニージー
、プラテイフイケーター、ミクストルーダー、二軸コニ
カルスクリュー押出機、遊星ねじ押出機、歯車型押出機
、スクリューレス押出機などを用いて押出成形、射出成
形、ブロー成形などを行う。
本発明においては、その他公知の種々の配合剤を併用し
てもよい。このような配合剤としてはたとえばフェノー
ル系または硫黄系酸化防止剤が例示できる。フェノール
系酸化防止剤としては、たとえば2,6−ジーter 
t−ブチル−p−クレゾール、ステアリル(3,3−ジ
メチル−4−ヒドロキシベンジル)チオグリコレート、
ステアリル−β−(4−ヒドロキシ−3,5−ジter
t−ブチルフェノール)プロピオネート、ジステアリル
−3,5−ジーtert −ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジルホスホネート、2.4.6− )リス(3: 5
′−ジーter t−ブチル−4′−ヒじロキシベンジ
ルチオ) −1,3,5−)リアジン、ジステアリル(
4−ヒドロキシ−3−メチル−5−tert−ブチルベ
ンジル)マロネート、2.2’−メチレンビス(4−メ
チル−6−tert−ブチルフェノール) 、4.4′
−メチレンビス(2,6−シーtert−)゛チルレフ
エノール) 、2.2’−メチレンビス(6−(1−メ
チルシクロヘキシル)p−クレゾール〕、ビス〔3I5
−ビス(4−ヒドロキシ−3−jert−〕゛チチルフ
エニブチリックアシドコグリコールエステル4、4′−
ブチリデンビス(6 −tert−ブチル−m−クレゾ
ール)、1,1.3− )リス(2−メチル−4−ヒド
ロキシ−5 tert−ブチルフェニル)ブタン、ビス
( 2 − tert−ブチル−4−メチル−6−(2
−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルベン
ジル)フェニル〕テレフタレート、1.3.5− )リ
ス(2,6−シメチルー3−ヒドロキシ−4−tert
−ブチル)ベンジルイソシアヌレート、1,3.5− 
)リス(3.5−ジーtertーブチルー4ーヒドロキ
シベンジnt) −2.4.6−トリメチルベンゼン、
テトラキス(メチL/7 − 3 − (3.5−ジー
tertーブチルー4ーヒドロキシフェニル)プロピオ
ネートコメタン、1、3.5−トリス(3.5−ジーt
er t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレート、1,3.5−トリス( (3.5−ジーte
rtーブチルー4ーヒドロキシフェニル)プロピオニル
オキシエチル〕イソシアヌレート、2−オクチルチオ−
4.6ージ(4−ヒドロキシ−3,5−ジーtar t
−ブチル)フェノキシ−1,3。
5−トリアジン、4.4(チオビス(6 −tert−
ブチル−m−クレゾール)などのフェノール類及び4,
4Lブチリデンビス(2−tert−ブチル−5−メチ
ルフェノール)の炭酸オリゴエステル(例えば重合度2
,3,4,5,6,7,8,9.10など)などの多価
フェノール炭酸オリゴエステル類が挙げられる。
硫黄系抗酸化剤としてはたとえばジラウリル−、シミリ
スチル−、ジステアリル−などのジアルキルチオジプロ
ピオネート及びブチル−、オクチル−、ラウリル−、ス
テアリル−などのアルキルチオプロピオン酸の多価アル
コール(例えばグリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、トリス
ヒドロキシエチルイソシアヌレート)のエステル(例え
ばペンタエリスリトールテトララウリルチオプロピオネ
ート)が挙げられる。
また別には含リン化合物を配合してもよく、たとえばト
リオクチルホスファイト、トリラウリルホスファイト、
トリデシルホスファイト、オクチル−ジフェニルホスフ
ァイト、トリス(2,4−ジーter t−ブチルフェ
ニル)ホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリ
ス(ブトキシエチル)ホスファイト、トリス(ノニルフ
ェニル)ホスファイト、ジステアリルペンタエリスリト
ールジホスファイト、テトラ(トリデシル) −1,1
,3−)リス(2−メチル−5−tert−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)ブタンジホスファイト、テトラ
(cr2−i=M合アシアルキル4.4’−イソプロピ
リデンジフェニルジホスファイト、テトラ(トリデシル
)−4゜4−ブチリデンビス(3−メチル−6−ter
t−ブチルフェノール)ジホスファイト、トリス(31
5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)
ホスファイト、トリス(モノ・ジ混合ノニルフェニル)
ホスファイト、水素化−4,4’−4ソプロピリデンジ
フエノールポリホスフアイト、ビス(オクチルフェニル
)・ビス〔4,4−ブチリデンビス(3−メチル−6−
tert−ブチルフェノール)〕 ・1.6−ヘキサン
ジオールジホスファイト、フェニル・4,4′−イソプ
ロピリデン′ジフェノール・ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ビス(2,4−ジーter t−ブチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(
2,6−シーtert−ブチル−4−メチルフェニル)
ペンタエリスリトールジホスファイト、トリス(4,4
′−イソプロピリデンビス(2−tert −ブチルフ
ェノール)〕ホスファイト、フェニル・ジイソデシルホ
スファイト、ジ(ノニルフェニル)ペンタエリスリトー
ルジホスファイト、トリス(1,3−ジ−ステアロイル
オキシイソプロビル)ホスファイト、4.4′−イソプ
ロピリデンビス(2−tert−ブチルフェノール)・
ジ(ノニルフェニル)ホスファイト、9,10−ジ−ヒ
ドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−1
0−オキサイド、テトラキス(2,4−ジーter t
−ブチルフェニル)−4+4′−ビフエニレンジホスホ
ナイトなどが挙げられる。
また6−ヒドロキシクロマン誘導体たとえばα、β、γ
、δの各種トコフェロールやこれらの混合物、2−(4
−メチル−ペンター3−エニル)−6−ヒドロキシクロ
マンの2.5−ジメチル置換体、2.5.8−1−ジメ
チル置換体、2,5,7.8−テトラメチル置換体、2
,2.7− )ジメチル−5−tert−ブチル−6−
ヒドロキシクロマン、2,2.5−トリメチル−7−t
ert−ブチル−6−ヒドロキシクロマン、2,2゜5
−トリメチル−6−tert−ブチル−6−ヒドロキシ
クロマン、2,2−ジメチル−5−tert−ブチル−
6−ヒドロキシクロマンなど、また別には一般弐MxA
Jy (OH) 2x+3y−2z (A、) z−a
H20(ここでMはMg、CaまたはZn、Aは水酸基
以外のアニオン、x、yおよび2は正数、aは0または
正数をあられす)で示される複化合物、たとえば Mg、A j!2(OR)、6CO3・4H20、Mg
aA 122 (OR)2oCO3・5820、?1g
gA N2jon)14co3・41120、Mg+o
A l−2(OH)22 (COj2・4H20、Mg
6^122 (OH)16HPO4・4H20、Ca(
、A 12 (OH)+6CO3・4020、Zn4A
 122 (OH)+6COa・4H20、Zn4A 
j!、> (OH)16SO4・4H20、Mg4A 
Ilz (OH)+6304・4H20、Mg4Aβz
 (08%2CO3,3H20などを配合してもよい。
成形加工性改善のため滑剤を配合してもよく、たとえば
パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックスなどの脂肪族炭化水素類、カプリン酸、
ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、マーガリン
酸、ステアリン酸、アラキシン酸、ベヘニン酸などの高
級脂肪酸類またはこれらの金属塩類、すなわちリチウム
塩、カルシウム塩、ナトリウム塩、マグネシウム塩、カ
リウム塩など、パルミチルアルコール、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコールなどの脂肪族アルコール類、
カプロン酸アミド、カプリル酸アミド、カプリン酸アミ
ド、ラウリン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチ
ン酸アミド、ステアリン酸アミドなどの脂肪族アミド類
、脂肪酸とアルコールとのエステル類、フルオロアルキ
ルカルボン酸またはその金属塩、フルオロアルキルスル
ホン酸金属塩などのフッ素化合物類が挙げられる。
その他必要に応じて、造核剤、帯電防止剤、可塑剤、ス
リップ剤、アンチブロッキング剤、難燃剤、無機または
有機の充填剤、顔料、染料など通常配合される化合物も
併用することができる。
以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
はこれらの実施例に制限されるものではなく、その目的
を損われない限り、如何なる態様も取り得る。
実施例1〜3および比較例1〜2 メルトフローレート(以下MFRと略称する)1.4g
/10m1n (ASTM D 1238.L) 、密
度0.912g/cd (AsTM D 1505 )
のポリプロピレン100N量部に、第1表に示す化合物
を配合してヘンシェルミキサーで混合したのち、20m
mφの押出機にて280℃で造粒した。製造したペレッ
トのVFR(ASTM D 1238.L)および極限
粘度(以下〔η〕と略称する。135℃、デカリン)を
第1表に示す。尚ポリプロピレンには、ハロゲン実施例
4および比較例3〜5 M F Ro、8g/l0m1n (A S TM D
 1238. E)、密度0.945g/cJ (A 
S TM D 1505 )の高密度ポリエチレン10
0重量部に、第2表に示す化合物を配合し、ヘンシェル
ミキサーで混合したのち、20mmφ押出機にて190
℃の温度で造粒した。得られたペレットを用いて、さら
に300℃の条件で造粒を3回繰り返した。合計4回(
190℃×1回、300℃×3回)の溶融混線がなされ
て得られたベレットのMFR(ASTM D 1238
.E)と〔η〕(135℃、デカリン)の経時変化を第
2表に示す。
尚高密度ポリエチレンには、同時にハロゲン補促剤とし
てステアリン酸カルシウムを0.01重量部配実施例5
〜7および比較例6〜7 M F Ro、5g/10m1n (A S TM D
 1238.260℃、5kg)、密度0.835g/
10m1n cl (A S 7M口1505)のポリ
4−メチルペンテン−1100重量部に、第2表に示す
化合物を配合し、ヘンシェルミキサーで混合したのち、
20mn+φ押出機にて340℃の温度で造粒した。製
造したペレットのMFR(ASTM 0123B、26
0℃、5kg)と〔η〕(135℃、デカリン)を第3
表に示す。尚ポリ4−メチルペンテン−1には、同時に
ハロゲン補促剤としてステアリン酸亜鉛を0.03重量
部配合して実施例8および比較例8 実施例1と同じポリプロピレン100重量部に、第4表
に示す化合物を配合し、ヘンシェルミキサーで混合した
のち同様にして造粒した。得られたベレットのMFRお
よび〔η〕を第4表に示す。
次いでペレットより200℃でプレス成形し、厚さ0.
5mmのプレスシートを作成し、該シートから長さ5o
のタンベル試験片を打抜き、ASTMD 1499に準
じて耐候性試験を行った。測定条件はブラックパネル温
度63±3℃、水噴i (12分間)1回/1時間であ
り、評価は試験前後における引実施例9および比較例9 ポリカーボネート(奇人パーライト)を粗粉末に粉砕後
、120℃、24時間で真空乾燥した。乾燥後のポリカ
ーボネート粉末100重量部にアントロンおよびサノー
ルLS77Qを0.1重量部づつ配合し、20mmφ押
出機にて340℃で造粒した。得られたペレットはほと
んど着色していなかった。
一方アントロンの代わりにIonox 100 (4−
ヒドロキシメチル−2,6−シーtert−ブチルフェ
ノール)を0.1重量部配合したものは黄色に着色して
いた。
出願人 三井石油化学工業株式会社 代理人 山 口 和 手続補正書く自発) 昭和り年7−月コど日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第195329号 2、発明の名称 安定化された有機化合物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (58B)三井石油化学工業株式会社 4、代理人 〒100 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 5、自発補正 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機化合物と光安定剤および下記の一般式(I)
    で示される化合物とからなることを特徴とする安定化さ
    れた有機化合物。 一般式、 (ここでR1−R2は、水素、置換されてもよいアルキ
    ル、シクロアルキル、アリールまたはアルアルキル、ア
    ルコキシ、アシルオキシ、カルボキシル、ヒドロキシル
    、アミノ、ニトロ、ハロゲンであり、各間−または異っ
    ていてもよい。〜は水素、置換されてもよいアルキル、
    シクロアルキル、アリールまたはアルアルキル、カルボ
    キシル、ハロゲンである。)(2)有機化合物100重
    量部に対して光安定剤の配合割合が0.001ないし1
    0重量部である特許請求の範囲第1項記載の安定化され
    た有機化合物。 (31有機化合物100重量部に対して一般式(I)で
    示される化合物の配合割合が0.001ないし10重量
    部である特許請求の範囲第1項または第2項記載の安定
    化された有機化合物。
JP19532983A 1983-10-20 1983-10-20 安定化された有機化合物 Pending JPS6088086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19532983A JPS6088086A (ja) 1983-10-20 1983-10-20 安定化された有機化合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19532983A JPS6088086A (ja) 1983-10-20 1983-10-20 安定化された有機化合物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6088086A true JPS6088086A (ja) 1985-05-17

Family

ID=16339352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19532983A Pending JPS6088086A (ja) 1983-10-20 1983-10-20 安定化された有機化合物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6088086A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6322006A (ja) * 1986-06-26 1988-01-29 Lion Corp 歯科用セメント組成物
JP2002020540A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Sumitomo Chem Co Ltd ブタジエン系重合体組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6322006A (ja) * 1986-06-26 1988-01-29 Lion Corp 歯科用セメント組成物
JP2002020540A (ja) * 2000-07-12 2002-01-23 Sumitomo Chem Co Ltd ブタジエン系重合体組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002322322A (ja) 難燃性ポリオレフィン組成物
JPH0430985B2 (ja)
ITMI20011020A1 (it) Stabilizzanti per pvc
JPS62265351A (ja) 合成樹脂組成物
CA1124503A (en) Vinyl chloride polymers having improved stability
JPS58104933A (ja) ポリオレフイン系樹脂組成物
JPS6088087A (ja) 安定化された有機化合物
JP2003012946A (ja) 樹脂材料の劣化抑制剤、耐塩素水性樹脂組成物、及び劣化抑制方法
JPS6088086A (ja) 安定化された有機化合物
JPH03502820A (ja) 熱及び光に安定な難燃性熱可塑性ポリオレフィン及びポリスチレン組成物
JPS6084384A (ja) 有機化合物の安定化方法
JPS6094494A (ja) 安定化有機化合物組成物
JPH038676B2 (ja)
JPH0521933B2 (ja)
JPS60106877A (ja) 有機化合物の安定化方法
JP4845174B2 (ja) ポリアセタール樹脂組成物およびそれを含む樹脂成形品
JPS60123547A (ja) 熱安定化されたメタクリル共重合体組成物
GB2207923A (en) Halogen-containing thermoplastic resin composition
JPH056573B2 (ja)
JPH0124172B2 (ja)
JPH02274768A (ja) 難燃性組成物
JPH04348148A (ja) 改質プロピレン系重合体組成物の製造方法
JPS6045226B2 (ja) 安定化合成樹脂組成物
JPS60106844A (ja) 有機化合物の安定化方法
JPH038677B2 (ja)