JPH038676B2 - - Google Patents

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JPH038676B2
JPH038676B2 JP19103483A JP19103483A JPH038676B2 JP H038676 B2 JPH038676 B2 JP H038676B2 JP 19103483 A JP19103483 A JP 19103483A JP 19103483 A JP19103483 A JP 19103483A JP H038676 B2 JPH038676 B2 JP H038676B2
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JP
Japan
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tert
butyl
organic compound
weight
general formula
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Application number
JP19103483A
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English (en)
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JPS6084383A (ja
Inventor
Keiji Kawamoto
Tooru Yamanaka
Takeshi Ishitoku
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP19103483A priority Critical patent/JPS6084383A/ja
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Publication of JPH038676B2 publication Critical patent/JPH038676B2/ja
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  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は有機化合物の安定化方法に関する。さ
らに詳しくは、熱雰囲気下に置かれた有機化合物
を酸化に基づく劣化現象から防止する方法に関す
る。 有機化合物は酸素の存在下で熱を受けると酸化
反応が促進されて劣化を起こす。このため通常は
有機化合物中に酸化防止剤を配合して酸化反応を
防止することが行われている。たとえば代表的な
例である合成樹脂の成形加工、とくに熱可塑性樹
脂の溶融成形加工のように酸素の存在下で高い熱
や大きな剪断応力を受けるような場合には、酸化
反応が著しく促進されて樹脂の劣化が生じる。劣
化した樹脂は着色していたりまたは機械的強度が
低下していたりして、製品としての価値がなくな
ることも多い。したがつて合成樹脂の成形加工の
際には酸化防止剤の併用が必要不可欠である。 ところで合成樹脂などの有機化合物の成形や使
用分野によつては、200℃を越える、時には300℃
以上の温度領域で成形されたり使用されたりする
ことがある。このような極めて温度の高い領域で
は、従来から知られている酸化防止剤の多くは、
それ自体が分解を起こして、充分な酸化反応抑制
効果を示さないものが多い。このため低い温度領
域から高い温度領域に亘り酸化反応の抑制効果を
示す酸化防止剤が渇望されている。 本発明者らは、かかる現状に鑑み、広い温度範
囲に亘り酸化防止効果を示す安定剤が得られない
か鋭意研究を重ねた結果、従来増感剤として知ら
れている、すなわち合成樹脂に添加すると光分解
性を付与する性質を有したキサンテン類が酸化防
止効果を示すことを見出した。 すなわち本発明は有機化合物を250℃以上の熱
雰囲気に晒すあたり下記一般式()で示される
化合物を有機化合物に配合することを特徴とする
有機化合物の安定化方法である。 一般式、 (ここでR1〜R8は、水素、置換されてもよい
アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアル
アルキル、アルコキシ、アシルオキシ、ヒドロキ
シル、ハロゲン、アミノ、ニトロであり、各同一
または異つていてもよい。R9は水素、置換され
てもよいアルキル、シクロアルキル、アリールま
たはアルアルキル、ヒドロキシル、ハロゲン、カ
ルボキシル、カルボアルコキシである。) 本発明の一般式()で示される化合物は基本
的にはキサンテンまたはその誘導体であるが、本
発明の目的である熱に対する酸化防止作用を有す
るためには9位に少なくとも1個の水素原子が付
いといなくてはならない。ここで一般式()で
示されるR1〜R8が取りかえる基としては、 (1) 水素 (2) アルキル:好ましくは炭素原子数1〜8のア
ルキルであつて、たとえばメチル、エ
チル、プロピル、イソピロピル、ブチ
ル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペ
ンチル、sec−ペンチル、tert−ペン
チル、ヘキシル、オクチル、1,1,
3,3−テトラメチルブチルなどであ
つて、これらの水素原子は他の原子ま
たは置換基と置換されていてもかまわ
ない。 (3) シクロアルキル:好ましくは炭素原子数5〜
8のシクロアルキルであつて、たとえ
ばシクロペンチル、シクロヘキシル、
α−メチルシクロヘキシル、シクロオ
クチルなどであつて、これらの水素原
子は他の原子または置換基と置換され
ていてもかまわない。 (4) アリール:好ましくは炭素原子数6〜20のア
リールであつて、たとえばフエニル、
o−トリル、m−トリル、p−トリ
ル、2,3−キシリル、2,4−キシ
リル、2,5−キシリル、メシチル、
ナフチル、アントリルなどであつて、
これらの水素原子は他の原子または置
換基と置換されていてもかまわない。 (5) アルアルキル:好ましくは炭素原子数7〜20
のアルアルキルであつて、たとえばベ
ンジル、フエニルメチル、メチルベン
ジル、ナフチルメチルなどであつて、
これらの水素原子数は他の原子または
置換基と置換されていてもかまわな
い。 (6) アルコキシ:好ましくは炭素原子数1〜18の
アルコキシであつて、たとえばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、オ
クタデシルオキシなどである。 (7) アシルオキシ:好ましくは炭素原子数2〜18
のアシルオキシであつて、たとえばア
セトキシ、プロピオニルオキシ、ブチ
リルオキシ、イソブチリルオキシ、バ
レリルオキシ、イソバレニルオキシ、
ステアリルオキシなどである。 (8) ヒドロキシル (9) 塩素、フツ素または臭素などのハロゲン (10) アミノ (11) ニトロ などが例示できる。R1〜R8は上記に示した基を
各同一または異なつて取ることができる。 R9が取りうる基は、R1〜R8と同様に水素、置
換してもよいアルキル、シクロアルキル、アリー
ルまたはアルアルキル、ヒドロキシル、ハンゲン
のほかに、カルボキシルまたはカルボアルコオキ
シであつてもよい。カルボアルコキシとしては炭
素原子数2〜18のものが好ましく、たとえばメト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニル、イソプロポキシカルボニルル、イ
ソブトキシカルボニル、オクタデシルオキシカル
ボニルなどが例示できる。 一般式()で示される化合物の具体的は、キ
サンテン、2,7−ジメチルキサンテン、3,6
−ジメチルキサンテン、4,5−ジメチルキサン
テン、1,8−ジメチル−4,5−ジイソプロピ
ルキサンテン、9−フエニルキサンテン、2−ベ
ンジルキサンテン、9−ベンジルキサンテン、9
−p−トリルキサンテン、2,7−ジメチル−9
−フエニルキサンテン、9−ヒドロキシキサンテ
ン、9−カルボキシキサンテン、9−メトキシカ
ルボニルキサンテンなどを例示することができ
る。 これら一般式()で示される化合物を合成す
るには周知の合成法が利用でき、たとえば (i) 2,2′−ジヒドロキシベンゾフエノンをリン
およびヨウ化水素の存在下に加熱する方法、 (ii) キサントン類をナトリウムおよびアルコール
で還元する方法、 (iii) クレゾール類を硫酸存在下に加熱する方法な
どが例示できる。 本発明に使用できる有機化合物としては、以下
の有機化合物が例示できる。 (A) 1個または2個の不飽和結合を有する炭化水
素から誘導される重合体、 具体的にはポリオレフインたとえば架橋構造
を有していてもよいポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリイソブチレン、ポリメチルブテン−
1、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリブテン
−1、ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリ
スチレン、 または前記の重合体を構成するモノマー同志
の共重合体たとえばエチレン・プロピレン共重
合体、プロピレン・ブテン−1共重合体、プロ
ピレン・イソブチレン共重合体、スチレン・イ
ソブチレン共重合体、スチレン・ブタジエン共
重合体、エチレンンおよびプロピレンとジエン
たとえばヘキサジエン、シクロペンタジエン、
エチリデンノルボネンなどとの3元共重合体、 あるいはこれらの重合体のブレンド物、グラ
フト重合体、ブロツク共重合体など、 (B) ハロゲン含有ビニル重合体、 具体的にはポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリフツ化ビニル、ポリクロロプレン、
塩素化ゴムなど、 (C) α,β−不飽和酸とその誘導体から誘導され
る重合体、 具体的にはポリアクリレート、ポリメタクリ
レート、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニ
トリル、 または前記の重合体を構成するモノマーとそ
の他の共重合可能なモノマーとの共重合体たと
えば、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重
合体、アクリロニトリル・スチレン・アクリル
酸エステル共重合体など、 (D) 不飽和アルコールおよびアミンまたはそのア
シル誘導体またはアセタールから誘導された重
合体、 具体的にはポリビニルアルコール、ポリ酢酸
ビニル、ポリステアリン酸ビニル、ポリ安息香
酸ビニル、ポリマレイン酸ビニル、ポリビニル
ブチラール、ポリアリルフタレート、ポリアリ
ルメラミン、 または前記重合体を構成するモノマーとその
他の共重合可能なモノマーとの共重合体たとえ
ばエチレン・酢酸ビニル共重合体など、 (E) エポキシドから誘導された重合体、 具体的にはポリエチレンオキシドまたはピス
グリシジルエーテルから誘導された重合体な
ど、 (F) ポリアセタール、 具体的にはポリオキシメチレン、ポリオキシ
エチレン、コモノマーとしてエチレンオキシド
を含むようなポリオキシメチレンなど、 (G) ポリフエニレンオキシド、 〓 ポリカーボネート、 (I) ポリスルフオン、 (J) ポリウレタンおよび尿素樹脂 (K) シアミンおよびジカルボン酸および/または
アミノカルボン酸または相応するラクタムから
誘導されたポリアミドおよびコポリアミド、 具体的にはナイロン6、ナイロン66、ナイロ
ン11、ナイロン12など、 (L) ジカルボン酸およびジアルコールおよび/ま
たはオキシカルボン酸または相応するラクトン
から誘導されたポリエステル、 具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリ1,4−ジメ
チロール・シクロヘキサンテレフタレートな
ど、 (M) アルデヒドとフエノール、尿素またはメ
ラミンとから誘導された架橋構造を有した重合
体、 具体的にはフエノール・ホルムアルデヒド樹
脂、尿素・ホルムアルデヒド樹脂、メラミン・
ホルムアルデヒド樹脂など、 (N) アルキド樹脂、 具体的にはグリセリン・フタル酸樹脂など、 (O) 飽和および不飽和ジカルボン酸と多価ア
ルコールとのコポリエステルから誘導され、架
橋剤としてビニル化合物を使用して得られる不
飽和ポリエステル樹脂ならびにハロゲン含有改
質樹脂、 (P) 天然重合体、 具体的にはセルロース、ゴム、蛋白質、ある
いはそれらの誘導体たとえば酢酸セルロース、
プロピオン酸セルロース、酢酸セルロース、セ
ルロースエーテルなど、 (Q) その他の有機化合物、 具体的には鉱油、動植物油、ロウなど 本発明の方法に従つて有機化合物を安定化する
には、前記の有機化合物に一般式()で示され
る化合物を配合することによつて安定化される。
配合量は対象となる有機化合物の種類によつても
異なるが、有機化合物100重量部に対して0.001な
いし10重量部、とくに0.01ないし3重量部が好ま
しい範囲である。このようにして安定化された有
機化合物は、約250℃以上の温度領域でも充分に
酸化防止現象が維持される。 また本発明の方法により安定化された有機化合
物は、光安定剤を併用するとさらに長期間に亘り
安定化することができる。光安定剤の併用量は対
象となる有機化合物の種類あるいは一般式()
で示される化合物の種類および量によつても異る
が有機化合物100重量部に対して0.001ないし10重
量部、とくに0.01ないし3重量部が好ましい範囲
である。 これらの光安定剤としてはたとえば、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒド
ロキシ−4−n−オクトキシベンゾフエノン、
2,2′−ジ−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフ
エノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフエノンな
どのヒドロキシベンゾフエノン類、2−(2′−ヒ
ドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフエニ
ル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフエニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−
アミルフエニル)ベンゾトリアゾールなどのベン
ゾトリアゾール類、フエニルサリシレート、p−
tert−ブチルフエニルサリシレート、2,4−ジ
−tert−ブチルフエニル−3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシ
ル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンゾエートなどのベンゾエート類、2,2′−チ
オビス(4−tert−オクチルフエノール)Ni塩、
〔2,2′−チオビス(4−tert−オクチルフエノラ
ート)〕−n−ブチルアミンNi、(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ホスホ
ン酸モノエチルエステルNi塩などのニツケル化
合物類、α−シアノ−β−メチル−β−(p−メ
トキシフエニル)アクリル酸メチルなどの置換ア
クリロニトリル類及びN′−2−エチルフエニル
−N−2−エトキシ−5−tert−ブチルフエニル
シユウ酸ジアミド、N−2−エチルフエニル−
N′−2−エトキシフエニルシユウ酸ジアミドな
どのシユウ酸ジアニリド類、ビス(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジン)セバシエー
ト、ポリ〔{6−(1,1,3,3,−テトラメチ
ルブチル)イミノ}−1,3,5−トリアジン−
2,4−ジイル{4−(2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン〕、
2−(4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
メチル−1−ピペリジル)エタノールとコハク酸
ジメチルとの縮合物などのヒンダードアミン化合
物類が挙げられる。 本発明の安定化方法の好適な例としては、たと
えば合成樹脂の成形加工分野への応用が挙げられ
る。たとえば熱可塑性樹脂と一般式()の化合
物、必要に応じて光安定剤とをリボンブレンダ
ー、タンブラーブレンダー、ヘンシエルミキサー
などで混合あるいは混合後押出機、バンバリーミ
キサー、二本ロールなどで溶融混合するか炭化水
素や芳香族溶媒に溶解してポリマー溶液に混合
し、その後単軸押出機、ベント式押出機、二本ス
クリユー押出機、三本スクリユー押出機、円錐型
二本スクリユー押出機、コニーダー、プラテイフ
イケーター、ミクストルーダー、二軸コニカルス
クリユー押出機、遊星ねじ押出機、歯車型押出
機、スクリユーレス押出機などを用いて押出成
形、射出成形、ブロー成形などを行う。 また本発明の方法の使用にあたつては、公知の
種々の配合剤との併用を行つてもかまわない。こ
のような配合剤としてはたとえばフエノール系ま
たは硫黄系酸化防止剤が例示できる。フエノール
系酸化防止剤としては、たとえば2,6−ジ−
tert−ブチル−p−クレゾール、ステアリル
(3,3−ジメチル−4−ヒドロキシベンジル)
チオグリコレート、ステアリル−β−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジ−tert−ブチルフエノール)
プロピオネート、ジステアリル−3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネ
ート、2,4,6−トリス(3′,5′−ジ−tert−
ブチル−4′−ヒドロキシベンジルチオ)−1,3,
5−トリアジン、ジステアリル(4−ヒドロキシ
−3−メチル−5−tert−ブチルベンジル)マロ
ネート、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6
−tert−ブチルフエノール)、4,4′−メチレンビ
ス(2,6−ジ−tert−ブチルフエノール)、2,
2′−メチルビス〔6−(1−メチルシクロヘキシ
ル)p−クレゾール、ビス〔3,5−ビス(4−
ヒドロキシ−3−tert−ブチルフエニル)ブチリ
ツクアシド〕グリコールエステル、4,4′−ブチ
リデンビス(6−tert−ブチル−m−クレゾー
ル)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒ
ドロキシ−5−tert−ブチルフエニル)ブタン、
ビス〔2−tert−ブチル−4−メチル−6−(2
−ヒドロキシ−3−tert−ブチル−5−メチルベ
ンジル)フエニル〕テレフタレート、1,3,5
−トリス(2,6−ジメチル−3−ヒドロキシ−
4−tert−ブチル)ベンジルイソシアヌレート、
1,3,5−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−トリ
メチルベンゼン、テトラキス〔メチレン−3−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ
エニル)プロピオネート〕メタン、1,3,5−
トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)イソシアヌレート、1,3,5−
トリス〔(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシフエニル)プロピオニルオキシエチル〕イ
ソシアヌレート、2−オクチルチオ−4,6−ジ
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ブチル)
フエノキシ−1,3,5−トリアジン、4,4′−
チオビス(6−tert−ブチル−m−クレゾール)
などのフエノール類及び4,4′−ブチリデンビス
(2−tert−ブチル−5−メチルフエノール)の
炭酸オリゴエステル(例えば重合度2,3,4,
5,6,7,8,9,10など)などの多価フエノ
ール炭酸オリゴエステル類が挙げられる。 硫黄系抗酸化剤としてはたとえばジラウリル
−、ジミリスチル−、ジステアリル−などのジア
ルキルチオジプロピオネート及びブチル−、オク
チル−、ラウリル−、ステアリル−などのアルキ
ルチオプロピオン酸の多価アルコール(例えばグ
リセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール、トリスヒロ
キシエチルイソシアヌレート)のエステル(例え
ばペンタエリスリトールテトララウリルチオプロ
ピオネート)が挙げられる。 また別には含リン化合物を配合してもよく、た
とえばトリオクチルホスフアイト、トリラウリル
ホスフアイト、ドリデシルホスフアイト、オクチ
ル−ジフエニルホスフアイト、トリス(2,4−
ジ−tert−ブチルフエニル)ホスフアイト、トリ
フエニルホスフアイト、トリス(ブトキシエチ
ル)ホスフアイト、トリス(ノニルフエニル)ホ
スフアイト、ジステアリルペンタエリスリトール
ジホスフアイト、テトラ(トリデシル)−1,1,
3−トリス(2−メチル−5−tert−ブチル−4
−ヒドロキシフエニル)ブタンジホスフアイト、
テトラ(C1215混合アルキル)−4,4′−イソプ
ロピリデンジフエニルジホスフアイト、テトラ
(トリデシル)−4,4′−ブチリデンビス(3−メ
チル−6−tert−ブチルフエノール)ジホスフア
イト、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−
ヒドロキシフエニル)ホスフアイト、トリス(モ
ノ・ジ混合ノニルフエニル)ホスフアイト、水素
化−4,4′−イソプロピリデンジフエノールポリ
ホスフアイト、ビス(オクチルフエニル)・ビス
〔4,4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−tert
−ブチルフエノール)〕・1,6−ヘキサンジオー
ルジホスフアイト、フエニル・4,4′−イソプロ
ピリデンジフエノール・ペンタエリスリトールジ
ホスフアイト、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル
フエニル)ペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、ビス(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチ
ルフエニル)ペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、トリス〔4,4′−イソプロピリデンビス(2
−tert−ブチルフエノール)〕ホスフアイト、フ
エニル・ジイソデシルホスフアイト、ジ(ノニル
フエニル)ペンタエリスリトールジホスフアイ
ト、トリス(1,3−ジ−ステアロイルオキシイ
ソプロピル)ホスフアイト、4,4′−イソプロピ
リデンビス(2−tert−ブチルフエノール)・ジ
(ノニルフエニル)ホスフアイト、9,10−ジ−
ヒドロ−9−オキサ−10−ホスフアフエナンスレ
ン−10−オキサイド、テトラキス(2,4−ジ−
tert−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニレンジ
ホスホナイトなどが挙げられる。 また、6−ヒドロキシクロマン誘導体たとえば
α、β、γ、δの各種トコフエロールやこれらの
混合物、2−(4−メチル−ペンタ−3−エニル)
−6−ヒドロキシクロマンの2,5−ジメチル置
換体、2,5,8−トリメチル置換体、2,5,
7,8−テトラメチル置換体、2,2,7−トリ
メチル−5−tert−ブチル−6−ヒドロキシクロ
マン、2,2,5−トリメチル−7−tert−ブチ
ル−6−ヒドロキシクロマン、2,2,5−トリ
メチル−6−tert−ブチル−6−ヒドロキシクロ
マン、2,2−ジメチル−5−tert−ブチル−6
−ヒドロキシクロマンなど、 また別には一般式 MxAly(OH)2x+3y−2z(A)z・aH2O (ここでMはMg、CaまたはZn、Aは水酸基以外
のアニオン、x、yおよびzは正数、aは0また
は正数をあらわす)で示される複化合物、たとえ
ば Mg6Al2(OH)16CO3・4H2O、 Mg8Al2(OH)20CO3・5H2O、 Mg5Al2(OH)14CO3・4H2O、 Mg10Al2(OH)22(CO32・4H2O、 Mg6Al2(OH)16HPO4・4H2O、 Ca6Al2(OH)16CO3・4H2O、 Zn6Al2(OH)16CO3・4H2O、 Zn6Al2(OH)16SO4・4H2O、 Mg6Al2(OH)16SO4・4H2O、 Mg6Al2(OH)12CO3・3H2Oなどを配合してもよ
い。 成形加工性改善のため滑剤を配合してもよく、
たとえばパラフインワツクス、ポリエチレンワツ
クス、ポリプロピレンワツクスなどの脂肪族炭化
水素類、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、マーガリン酸、ステアリン
酸、アラキジン酸、ベヘニン酸などの高級脂肪酸
類またはこれらの金属塩類、すなわちリチウム
塩、カルシウム塩、ナトリウム塩、マグネシウム
塩、カリウム塩など、パルミチルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコールなどの脂
肪族アルコール類、カプロン酸アミド、カプリル
酸アミド、カプリン酸アミド、ラウリン酸アミ
ド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、
ステアリン酸アミドなどの脂肪族アミド類、脂肪
酸とアルコールとのエステル類、フルオロアルキ
ルカルボン酸またはその金属塩、フルオロアルキ
ルスルホン酸金属塩などのフツ素化合物類が挙げ
られる。 その他必要に応じて、造核剤、帯電防止剤、可
塑剤、スリツプ剤、アンチブロツキング剤、難燃
剤、無機または有機の充填剤、顔料、染料など通
常配合される化合物も併用することができる。 以下、実施例により本発明の内容を説明する
が、本発明はこれらの実施例に制限されるもので
はなく、その目的を損われない限り、如何なる態
様も取り得る。 実施例1〜4および比較例1〜2 メルトフローレート(以下MFRと略称する)
1.4g/10min(ASTM D 1238,L)、密度
0.912g/cm3(ASTM D 1505)のポリプロピレ
ン100重量部に第1表に示す化合物を配合してヘ
ンシエルミキサーで混合したのち、20mmφの押出
機を用いて280℃で造粒した。製造したペレツト
のMFR(ASTM D1238,L)および極限粘度
〔η〕(135℃、デカリン)を測定し、結果を第1
表に示した。尚ポリプロピレンには、同時にハロ
ゲン補促剤としてステアリン酸カルシウムを0.1
重量部配合した。
【表】 実施例5〜7および比較例3〜4 MFR0.5g/10min(ASTM D 1238,260℃、
5Kg)、密度0.835g/cm2(ASTM D 1505)の
ポリ4−メチルペンテン−1 100重量部に、第
2表に示す化合物を配合し、ヘンシエルミキサー
で混合したのち、20mmφ押出機にて340℃の温度
で造粒した。製造したペレツトのMFR
(ASTM D 1238,260℃、5Kg)と〔η〕(135
℃、デカリン)を第2表に示す。尚ポリ4−メチ
ルペンテン−1には同時にハロゲン補促剤として
ステアリン酸亜鉛を0.03重量部配合してある。
【表】 ジホスホナイト
実施例 8 実施例1と同じポリプロピレン100重量部にキ
サンテンを0.05重量部、併用する耐熱安定剤とし
てIrganox1010およびBHTを0.1重量部づつ、お
よび光安定剤としてサノールIS770(ビス(2,
2′,6,6′−テトラメチル−4−ピペリジン)セ
バケート)を0.05重量部配合し、実施例1と同様
に造粒した。得られたペレツトのMFRは3.1g/
10min,〔η〕は2.35dl/gであつた。次いで得
られたペレツトより200℃でプレス成形により厚
さ0.5mmのプレスシートを作成し、該シートから
長さ5cmのタンベル試験片を打抜き、ASTM D
1499に準じて耐候性試験を行つた。測定条件は
ブラツクパネル温度63±3℃、水噴霧(12分間)
1回/1時間であり、評価は試験前後における引
張破断点伸び残率で行つた。その結果、100時間
照射後で92%、300時間照射後で85%、400時間照
射後で65%であつた。 実施例9および比較例5 ポリカーボネート(帝人パーライト)を粗粉末
に粉砕後、120℃、24時間で真空乾燥した。乾燥
後のポリカーボネート粉末100重量部にキサンテ
ンを0.1重量部配合し、20mmφ押出機にて340℃で
造粒した。得られたペレツトはほとんど着色して
いなかつた。 一方キサンテンの代わりにIonox100(4−ヒド
ロキシメチル−2,6−ジ−tert−ブチルフエノ
ール)を0.1重量部配合したものは黄色に着色し
ていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機化合物を250℃以上の熱雰囲気に晒すに
    あたり下記一般式()で示される化合物を有機
    化合物に配合することを特徴とする有機化合物の
    安定化方法。 一般式、 (ここでR1〜R8は、水素、置換されてもよい
    アルキル、シクロアルキル、アリールまたはアル
    アルキル、アルコキシ、アシルオキシ、ヒドロキ
    シル、ハロゲン、アミノ、ニトロであり、各同一
    または異つていてもよい。R9は水素、置換され
    てもよいアルキル、シクロアルキル、アリールま
    たはアルアルキル、ヒドロキシル、ハロゲン、カ
    ルボキシル、カルボアルコキシである。) 2 有機化合物100重量部に対して一般式()
    で示される化合物を0.001ないし10重量部配合す
    る特許請求の範囲第1項記載の有機化合物の安定
    化方法。 3 光安定剤を併用する特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の有機化合物の安定化方法。
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