JPS608132Y2 - 電子ガバナの高速ガバニング特性回路 - Google Patents

電子ガバナの高速ガバニング特性回路

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JPS608132Y2
JPS608132Y2 JP8854978U JP8854978U JPS608132Y2 JP S608132 Y2 JPS608132 Y2 JP S608132Y2 JP 8854978 U JP8854978 U JP 8854978U JP 8854978 U JP8854978 U JP 8854978U JP S608132 Y2 JPS608132 Y2 JP S608132Y2
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JP
Japan
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signal
accelerator
speed governing
engine
circuit
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JP8854978U
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JPS556453U (ja
Inventor
裕 勝崎
裕治 岩崎
Original Assignee
株式会社ボッシュオートモーティブ システム
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子ガバナの高速ガバニング特性回路に関し、
更に詳細に述べると、電子ガバナにおいてエンジンの調
速制御が不能となった場合でもアクセルの操作によって
エンジンの高速制限速度を制御しうるようにした電子ガ
バナの高速ガバニング特性回路に関する。
一般に電子ガバナは、第1図に示すように、エンジン各
部からのセンサ信号が入力される演算回路4を有してお
り、この演算回路4には図示の例では回転信号発生器1
からの回転信号S□、アクセル信号発生器2からのアク
セル開度に関連したアクセル信号S2、ラック位置信号
発生器3からの燃料噴射ポンプ5の噴射量調節部材位置
、例えばラック位置に関連したラック位置信号S3が夫
夫人力されている。
演算回路4ではこれらの各種センサ信号S□乃至S3の
値に基づいてエンジンの部分負荷特性を設定するための
演算が行なわれ、この演算回路4からの出力信号S、は
電力増幅器7によってアクチュエータ8を駆動するのに
充分な大きさの値にまで増幅された後、アクチュエータ
8に印加され、アクチュエータ8によって燃料噴射ポン
プ5のラック位置を駆動制御してエンジン(図示せず)
を所望の回転速度に維持するようになっている。
ここで符号9で示されているのは、回転信号Sl及びラ
ック位置信号S3とが入力され、各種センサー信号の入
力状態のいかんに拘らずエンジンの回転速度が所定の最
高制限速度以上とならないように、信号S4のレベルが
所定値以下に抑えられるよう制御するための高速ガバニ
ング特性を作るための高速ガバニング特性回路である。
この種の高速ガバニング特性回路は、例えば本出願人に
よる特開昭52−139827号公報等で公知の回路で
あり、演算増幅器を用いた反転増幅回路で構成される。
ただしこの場合、回転信号S□は回転速度が高くなるに
つれ電圧が高くなり、またラック位置信号S3はラック
位置が燃料増方向に移動するにつれ電圧が高くなる如き
特性であるとする。
この種の従来の電子ガバナにおいて例えば演算回路4の
故障のため、アクチュエータ8に駆動電流が流れたまま
の状態になるような故障が生じると、エンジンに多量の
燃料が供給されつづける結果、エンジンの回転数は高速
ガバニング特性回路9により決定される回転数まで上昇
し、電源を切るまで高速回転が持続してエンジンが破損
するに至る場合が生ずる。
従来の電子ガバナにはオーバーラン防止回路10が設け
られており、回転信号S工が所定値以上となった時にア
クチュエータ8に駆動電流が供給されるのを停止させる
ようになっている。
しかしながら、この従来のオーバーラン防止回路の作動
回転数は、前記高速ガバニング特性回路9により決定さ
れる回転数よりも高く設定しであるため、前述のような
故障ではオーバーラン防止回路は作動しない。
したがって、電源を切りエンジンが停止するまでの間エ
ンジンに多くの燃料が吹き込まれエンジンが高速回転を
続ける結果、電子ガバナの故障による電子ガバナ搭載車
輌の暴走及びエンジンの損傷を確実に防止することがで
きないという欠点を有している。
本考案の目的は、電子ガバナにおいて前述のような故障
が生じてエンジンへの燃料の供給量が過多となった場合
でもアクセルの操作によってエンジンの回転数を一定値
以下に抑えることができる電子ガバナの高速ガバニング
特性回路を提供することにある。
第2図には、本考案に係る高速ガバニング特性回路を備
えた電子ガバナの一実施例がブロック図にて示されてい
る。
この電子ガバナ11の基本的な構成は第1図に示した電
子ガバナと同様であるので同一の部分には同一の符号を
付しである。
電子ガバナ11は、各信号発生器1乃至3又は演算回路
4等において故障が生じて演算回路4の出力レベルが異
常に高くなり、エンジンへの燃料噴射量が供給過多とな
り、エンジン(図示せず)の制御が不能のままその回転
数が上昇しはじめた場合にアクセルの操作によってエン
ジンの回転速度の上限値を変えるための高速ガバニング
特性回路12を有している。
高速ガバニング特性回路12は演算増幅器Aと、演算増
幅器Aの非反転入力端子に所定の直流電圧を印加するた
めの抵抗器R7,R8と、利得調整用の可変抵抗器VR
と、出力抵抗器R9とから戊る合成回路13を備え、演
算増幅器Aの反転入力端子には、回転信号S1及びラッ
ク位置信号S3が夫々抵抗器R5及び受動素子回路網1
4を介して入力されている。
受動素子回路網14は抵抗器R3,R4及びコンデンサ
Cとから成り、ラックの動きに応じた比例及び微分補正
を行うためのものである。
なお、回転信号S工は回転速度が高くなるにつれその電
圧値VS1が高くなり、またラック位置信号S3はラッ
ク位置が燃料増方向へ移動するにつれその電圧値Vs3
が高くなる如き特性である。
反転入力端子は、更に抵抗器R6を介してアクセル信号
設定回路15に接続されている。
アクセル信号設定回路15は、直列に接続され直流電源
子Eとアースとの間に挿入された抵抗器R1,R2の接
続点Pにカソードが接続されているダイオードD□とか
ら戒り、ダイオードD1のアノードにアクセル信号S2
が印加され、接続点Pの電位が抵抗器R5を介して反転
入力端子に印加されるようになっている。
アクセル信号S2は第3図に示すように、アクセル開度
θが大きい程その電圧■8゜は小さくなるような特性を
有している。
無負荷においてエンジン速度Nが約1500 (r、p
、m)程度となるようなアクセル開度を01とすると、
接続点Pの電位■2が、アクセル開度08時のアクセル
信号の電圧値■θ8に等しくなるように抵抗器R1,R
2の値が定められている。
従って、Vpの値は、アクセル開度θが03より大きい
場合にはダイオードD□が逆バイアス状態となるため■
θ8に等しいが、アクセル開度θがθユ以下となると、
■母の値は■θ3より大きくなるのでダイオードD1は
順方向バイアス状態となり、以後θが小さくなる程接続
点Pの電位Vpは上昇することになる。
尚、上記説明においてはダイオードD□による順方向電
圧降下を無視した。
合成回路13は、回転信号S□、ラック位置信号S3及
び抵抗器R1,R2によって分圧された電圧を加算し、
アクセル信号設定回路15によりアクセル信号S2がダ
イオードD□、抵抗器R6を介して更にこれらに重畳さ
れて演算増幅器Aの反転入力端子に印加されるようにな
っている。
従って、合成回路13の出力レベルはアクセル開度θが
θ、より大きい場合にはアクセル信号S2に影響されな
いが、θがθ、より小さい場合にはアクセル開度が小さ
くなるに従って合成回路13の出力レベルは小さくなる
この合成回路13の出力はダイオードD2を介して演算
回路4の出力と電力増幅器7の入力とを接続する接続線
16に接続されている。
このような構成によると、アクセル開度θがθ、より大
きい場合には、合成回路13の出力信号のレベルは回転
信号S□、ラック位置信号S3、及び抵抗器R1,R2
の値で決まる点Pの電位■2の各個によって定まり、こ
の出力信号はダイオードD2のカソードに印加されてい
るので、信号S、のレベルがこの出力信号のレベルより
大巾に上昇してもこの合成回路13の出力信号のレベル
以上の電圧が電力増幅器7の入力に印加されることがな
い。
これによって第4図に符号X工で示す高速ガバニング特
性が得られる。
これは従来の高速ガバニング特性回路と同様であり、こ
の時の作動回転数Nは抵抗R7,R8の分圧比を調節す
ることにより適宜調節することができる。
一方、アクセル開度θが01より小さくなると、点Pの
電位はアクセル開度θが小さくなるにつれて■2より大
きくなるように上昇するので、ダイオードD2のカソー
ドの電位が低下する。
このためアクセル開度を小さくするにつれて第4図に示
すxlの特性が図中で左方へ移動し、アクセルペダルを
解放すると符号X2で示す位置にまで達するが、アクセ
ル開度θが01より小さいときの合成回路13の出力信
号のレベルは演算回路4が正常な場合には演算回路4の
出力信号のレベルより低くならないように、合成回路1
3及びアクセル信号設定回路15を設定しである。
従って、演算回路4が正常でかっ、アクセル開度θが0
1より小さいときは、合成回路13の出力信号はエンジ
ンの制御に影響を与えない。
次に、例えば演算回路4が故障して信号S。のレベルが
異常上昇した場合は、アクセルペダルを操作することに
より信号S、のレベルは適宜制限されて第4図に示す特
性X□、X2の範囲内において回転速度を選択すること
ができる。
このため、オーバーラン防止回路が作動する前に速かに
燃料の供給過剰状態を回避することができ、且つ所望の
回転速度でエンジンの運転を続けることができる。
なお、本考案の変更態様として、高速ガバニング特性回
路12の出力を、電力増幅器7の出力端側に印加するよ
うにしてもよい。
本考案によれば、上記の如く、電子ガバナの調速動作が
不能となった場合でもアクセルの操作によってエンジン
の回転速度を一定値以下に抑えることができる極めて優
れた電子ガバナの高速ガバニング特性回路を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子ガバナのブロック図、第2図は本考
案による電子ガバナの高速ガバニング特性回路を備えた
電子ガバナの一実施例を示す回路図、第3図は第2図中
のアクセル信号の特性を示す特性図、第4図は第2図に
示す電子ガバナの高速ガバニング特性を示す特性図であ
る。 1・・・・・・回転信号発生器、2・・・・・・アクセ
ル信号発生器、3・・・・・・ラック位置信号発生器、
5・・・・・・燃料噴射ポンプ、8・曲・アクチュエー
タ、11電子ガバナ、12・・・・・・高速ガバニング
特性回路、13・・・・・・合成回路、15・・・・・
・アクセル信号設定回路、D2・・・・・・ダイオード
、S、・・・・・・回転信号、S2・・・・・・アクセ
ル信号、S3・・・・・・ラック位置信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ポンプの噴射量調節部材に連結された電磁アク
    チュエータを有し、エンジンの回転速度に関連した回転
    信号と前記エンジンのアクセル開度に関連したアクセル
    信号とに少なくとも従って変化し前記エンジンの部分負
    荷特性を設定する部分負荷特性信号と、前記回転信号に
    従って変化し前記部分負荷特性信号に優先して前記エン
    ジンの高速ガバニング特性を設定する高速ガバニング特
    性信号とに基づいて前記電磁アクチュエータを駆動し前
    記エンジンの回転速度を所要の値に維持するようにした
    電子ガバナにおける最高制限速度を決定するための高速
    ガバニング特性回路において、前記アクセル信号に基づ
    き前記アクセル開度が所定開度以上のとき一定レベルの
    信号を出力し所定開度以下のとき前記アクセル信号に応
    じた信号を出力するアクセル信号設定手段と、該アクセ
    ル信号設定手段の出力信号と前記回転信号とに基づき前
    記高速ガバニング信号を演算する合成手段とを備え、該
    合成手段は前記アクセル開度が前記所定開度以下のとき
    アクセル開度が小さくなるに従って出力信号レベルが小
    さくなるように設定しであることを特徴とする電子ガバ
    ナの高速ガバニング特性回路。
JP8854978U 1978-06-29 1978-06-29 電子ガバナの高速ガバニング特性回路 Expired JPS608132Y2 (ja)

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JPS556453U JPS556453U (ja) 1980-01-17
JPS608132Y2 true JPS608132Y2 (ja) 1985-03-20

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JPS63994Y2 (ja) * 1980-08-22 1988-01-12
JPH01270711A (ja) * 1988-04-23 1989-10-30 Matsushita Electric Works Ltd 配線装置
JPH02119516A (ja) * 1988-10-26 1990-05-07 Matsushita Electric Works Ltd 床配線装置

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JPS556453U (ja) 1980-01-17

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