JP2606271B2 - 内部インピーダンスが可変するセンサの故障検出装置 - Google Patents

内部インピーダンスが可変するセンサの故障検出装置

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JP2606271B2 JP7686988A JP7686988A JP2606271B2 JP 2606271 B2 JP2606271 B2 JP 2606271B2 JP 7686988 A JP7686988 A JP 7686988A JP 7686988 A JP7686988 A JP 7686988A JP 2606271 B2 JP2606271 B2 JP 2606271B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はセンサの故障検出装置に関するもので、特
に、センサ等の内部インピーダンスが変化したとき、そ
のセンサの状態を判断する内部インピーダンスが可変す
るセンサの故障検出装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の油圧モータファンコントロール装置は、第5図
の概略構成図のように全体が構成されている。即ち、油
圧モータファンコントローラユニットには、エアコンス
イッチ信号及び水温センサ信号が入力され、リニアソレ
ノイド駆動信号が出力されている。
この油圧モータファンコントロール装置の水温とソレ
ノイド電流及びファン回転数との関係は、第6図の水温
−ソレノイド電流・ファン回転数特性図のようになる。
即ち、水温が高くなると、略80℃から100℃でソレノイ
ド電流は、水温に反比例して減少し、100℃以上でゼ
ロ、80℃以下で最大値となる。また、ファン回転数はソ
レノイド電流が少なくなると速く、ソレノイド電流が大
きくなると遅くなる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記のような従来の油圧モータファンコント
ロール装置は、サーミスタ等の温度センサの接続が開放
または断線したとき、そのサーミスタ抵抗値は無限に大
きくなり、水温の低下信号を出力し、油圧モータファン
コントローラユニットはソレノイド電流を最大とする。
ソレノイド電流が最大となるとファン回転数は遅くな
り、このような事態にはオーバーヒートする可能性があ
り、フェールセーフ上問題があった。
そこで、本発明は上記問題点を解消すべくなされたも
ので、センサのインピーダンスが異常に高くなったと
き、センサのインピーダンスが低いときと同様な出力を
得ることができる内部インピーダンスが可変するセンサ
の故障検出装置の提供を課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 請求項1にかかる内部インピーダンスが可変するセン
サの故障検出装置は、外部の環境に応じて内部インピー
ダンスが変化するセンサに電流を供給する電流供給手段
と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記セン
サに前記電流供給手段から電流を供給することにより発
生する前記センサが正常であるときの電圧降下以上の電
圧が発生した場合、前記電圧を所定電圧に規制する電圧
規制手段と、前記基準電圧発生手段からの基準電圧を一
方の入力とし、前記電圧規制手段で規制された電圧を他
方の入力とするオペアンプと、一端が前記センサに接続
され、他端が前記オペアンプの前記電圧規制手段側の入
力に接続された抵抗と、前記オペアンプの前記電圧規制
手段側と前記基準電圧発生手段に接続され、前記電流供
給手段から前記センサに電流供給することにより発生す
る前記センサが正常であるときの電圧降下以上の電圧が
前記オペアンプの一方の入力に発生した場合、前記基準
電圧発生手段が発生する基準電圧を変更する基準電圧変
更手段とを具備するものである。
請求項2にかかる内部インピーダンスが可変するセン
サの故障検出装置は、外部の環境に応じて内部インピー
ダンスが変化するセンサに電流を供給する電流供給手段
と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記セン
サに前記電流供給手段から電流を供給することにより発
生する前記センサが正常であるときの電圧降下以上の電
圧が発生した場合、前記電圧を所定電圧に規制する電圧
規制手段と、前記基準電圧発生手段からの基準電圧を一
方の入力とし、前記電圧規制手段で規制された電圧を他
方の入力とするオペアンプと、一端が前記センサに接続
され、他端が前記オペアンプの前記電圧規制手段側の入
力に接続された抵抗と、前記抵抗と前記基準電圧発生手
段間に接続され、前記センサの電圧降下が所定の電圧値
を越えたとき、前記基準電圧発生手段が発生する基準電
圧を変更する基準電圧変更手段とを具備するものであ
る。
請求項3にかかる内部インピーダンスが可変するセン
サの故障検出装置は、外部の環境に応じて内部インピー
ダンスが変化するセンサに電流を供給する電流供給手段
と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記電流
供給手段から前記センサに供給する電流量が増加したと
き、前記センサから得た電圧降下を所定電圧に規制する
電圧規制手段と、前記基準電圧発生手段からの基準電圧
を一方の入力とし、前記電圧規制手段で規制された電圧
を他方の入力とするオペアンプと、一端が前記センサに
接続され、他端が前記オペアンプの前記電圧規制手段側
の入力に接続された抵抗と、前記抵抗と前記基準電圧発
生手段間に接続され、前記オペアンプの他方の入力の電
圧が前記電圧規制手段で規制する電圧値になったとき、
前記基準電圧発生手段の発生する基準電圧を変更する基
準電圧変更手段とを具備するものである。
請求項4にかかる内部インピーダンスが可変するセン
サの故障検出装置は、外部の環境に応じて内部インピー
ダンスが変化するセンサに電流を供給する電流供給手段
と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記電流
供給手段から前記センサに供給する電流量が増加したと
き、前記センサから得た電圧降下を所定電圧に規制する
電圧規制手段と、前記基準電圧発生手段からの基準電圧
を一方の入力とし、前記電圧規制手段で規制された電圧
を他方の入力とするオペアンプと、一端が前記センサに
接続され、他端が前記オペアンプの前記電圧規制手段側
の入力に接続された抵抗と、前記抵抗と前記基準電圧発
生手段間に接続され、前記センサの電圧降下が所定の電
圧値を越えたとき、前記基準電圧発生手段が発生する基
準電圧を変更する基準電圧変更手段とを具備するもので
ある。
[作用] 請求項1の発明においては、外部の環境に応じて内部
インピーダンスが変化するセンサに電流供給手段から電
流を供給し、前記センサに抵抗の一端を接続し、その抵
抗の他端をオペアンプの一方の入力に接続し、また、基
準電圧を発生する基準電圧発生手段を前オペアンプの他
方の入力に接続し、前記オペアンプの一方の入力に接続
され、前記センサが正常のときに発生する電圧降下以上
の電圧が前記オペアンプの一方の入力に発生したとき、
電圧規制手段で前記オペアンプの一方の入力の電圧を所
定電圧に規制し、前記オペアンプの一方の入力及び前記
基準電圧発生手段に接続され、前記センサが正常のとき
に発生する電圧降下以上の電圧が前記オペアンプの一方
の入力に発生したとき、基準電圧変更手段で前記基準電
圧発生手段が発生する基準電圧を変更するものである。
したがって、センサのインピーダンスが異常に高くなっ
たとき、センサの正常時の低いインピーダンスのときと
同様な出力を得ることができる。
また、請求項2の発明においては、センサが正常なと
きに発生する電圧降下以上の電圧が前記オペアンプの一
方の入力に発生したとき、電圧規制手段で前記オペアン
プの一方の入力の電圧を所定電圧に規制し、前記抵抗の
一端及び前記基準電圧発生手段に接続された基準電圧変
更手段で、前記抵抗の一端の電圧が所定の電圧値を越え
たとき、前記基準電圧発生手段の発生する基準電圧を変
更するものである。
請求項3の発明においては、オペアンプの一方の入力
に接続された電圧規制手段の内部に流れる電流量が増加
したとき、前記オペアンプの一方の入力の電圧を所定電
圧に規制し、前記オペアンプの一方の入力及び前記電流
供給手段に接続された基準電圧変更手段が、前記オペア
ンプの一方の入力の電圧が前記電圧規制手段の規制する
電圧値になったとき、前記基準電圧発生手段の発生する
基準電圧を変更するものである。
請求項4の発明においては、オペアンプの一方の入力
に接続された電圧規制手段の内部に流れる電流量が増加
したとき、前記オペアンプの一方の入力の電圧を所定電
圧に規制し、前記抵抗の一端及び前記基準電圧発生手段
に接続された基準電圧変更手段が、前記抵抗の一端の電
圧が所定の電圧値を越えたとき、前記基準電圧発生手段
の発生する基準電圧を変更するものである。
[実施例] ここで、本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明の一実施例の内部インピーダンスが可
変するセンサの故障検出装置の全体構成図である。
図において、温度センサとしてのサーミスタSは、端
子電圧の異常上昇を抑制する保護用の抵抗R1及びノイズ
除去用のコンデンサC1と並列接続されており外部の環境
に応じて内部インピーダンスが変化するセンサ回路を構
成する。前記センサ回路の並列回路には電流供給手段と
しての抵抗R2を介して定電圧Vccが印加される。前記セ
ンサ回路の出力は、入力抵抗R3及び入力抵抗R7を介して
オペアンプOPの+端子の入力に接続されている。
また、基準電圧発生手段としての抵抗R4と抵抗R5の直
列回路で分圧した閾値電圧が、入力抵抗R6及び入力抵抗
R8を介してオペアンプOPの−端子の入力に接続されてい
る。前記抵抗R4及び抵抗R5はオペアンプOPの−端子に接
続された基準電圧を供給する基準電圧発生手段を構成す
る。
基準電圧変更手段としてのダイオードD1は、入力抵抗
R3と入力抵抗R7の接続点の電位が、入力抵抗R6と入力抵
抗R8との接続点の電位よりも高いとき、入力抵抗R3と入
力抵抗R7の接続点の電位を、入力抵抗R6と入力抵抗R8と
の接続点の電位とするスイッチング用のダイオードであ
る。
電圧規制手段としてのツェナーダイオードZDは、オペ
アンプOPの+端子の入力電圧を制限するものである。
なお、抵抗R9は入力抵抗R8と共に、増幅率を決定する
帰還抵抗、抵抗R10は出力抵抗、ダイオードD1は逆接続
防止用であり、また、コンデンサC2及びコンデンサC3は
補償用もしくはノイズ除去用である。
内部インピーダンスが可変するセンサの故障検出装置
は、上記のように構成される。次に、第2図で示した実
施例の水温−出力電圧特性図、及び第3図で示した実施
例の出力電圧−ソレノイド電流特性図、第4図で示した
実施例のオペアンプOPの水温−出力電圧特性図を用い
て、その動作を説明する。
まず、サーミスタSは水温の上昇に伴ない、その内部
インピーダンスを低下させ、センサ回路の出力はサーミ
スタSの内部インピーダンスの低下に対応して、その電
圧降下を下げる。この間、基準電圧発生手段を構成する
抵抗R4と抵抗R5との接続点の基準電圧は一定であり、ダ
イオードD1及びダイオードD2は逆バイアスでオフ状態と
なっている。また、ツェナーダイオードZDもオフ状態で
ある。
したがって、出力電圧Voは第2図の第1図で示した実
施例の水温−出力電圧特性図のように、所定の水温、例
えば、100℃以上でゼロ、80℃以下で最大値となり、そ
の間の80℃から100℃でソレノイド電流は、水温に比例
して減少する出力電圧Voとなる。故に、通常のリニアな
出力特性となる。
そこで、サーミスタS自体の断線またはサーミスタS
の配線の断線或いは開放等によって、入力回路のインピ
ーダンスが高くなると、センサ回路の電圧降下は高くな
り、オペアンプOPの+端子入力は高くなろうとし、ツェ
ナーダイオードZDが動作し、オペアンプOPの+端子入力
は電圧VZDの定電圧状態となる。ツェナーダイオードZD
を介して流れる電流は抵抗R7の電圧降下となり、抵抗R7
の電圧降下はダイオードD1の順方向バイアスになると、
ダイオードD1がオンとなり、抵抗R8を介してオペアンプ
OPの−端子の入力となり、即ち、第4図のオペアンプOP
の水温−出力電圧特性図のようになり、オペアンプOPの
出力が反転する。したがって、その出力電圧−ソレノイ
ド電流特性は、第3図のようになり、サーミスタS自体
の断線またはサーミスタSの配線の断線或いは開放等に
よって、センサ回路のインピーダンスが高くなると、そ
の出力電圧Voを反転し、ソレノイド電流を減少できる。
したがって、本実施例の内部インピーダンスが可変する
センサの故障検出装置を油圧モータファンコントロール
装置とした用いた場合には、サーミスタS自体の断線ま
たはサーミスタSの配線の断線或いは開放等によって、
ファン回転数を高くすることができるので、オーバーヒ
ート等が生じない。
このように、上記実施例の内部インピーダンスが可変
するセンサの故障検出装置は、サーミスタS等のセンサ
と電流供給手段である抵抗R2との接続点と、基準電圧を
発生する基準電圧発生手段である抵抗R4及び抵抗R5の接
続点電位を、ブリッジ回路の電位差として得て、サーミ
スタSと抵抗R2との接続点電位をオペアンプOPの+端子
の入力とし、その入力値をツェナーダイオードZDで規制
し、更に、前記オペアンプOPの−端子に接続された基準
電圧を供給する抵抗R4及び抵抗R5からなる基準電圧発生
手段と、前記ツェナーダイオードZDで規制する入力が発
生したとき、前記入力によって基準電圧発生手段の基準
電圧を上昇させるダイオードD1とを具備するものであ
る。
したがって、前記センサ回路の電圧降下が大きくなっ
たとき、前記オペアンプOPの+端子の入力をツェナーダ
イオードZDで規制し、このとき、抵抗R4及び抵抗R5から
なる基準電圧発生手段の基準電圧をオペアンプOPの−端
子側にダイオードで供給し、オペアンプOPの+端子の入
力電圧よりも高くすることによりオペアンプOPの出力を
反転させ、外部の環境に応じて内部インピーダンスが変
化するセンサ回路のインピーダンスが高くなったとき
も、センサ回路のインピーダンスが低くなったときと同
様な出力を得ることができる。故に、油圧モータファン
コントロール装置のように、センサ回路のインピーダン
スが高い時をフェールセーフ側とする装置の安全性を高
めることができる。
上記実施例は、外部の環境に応じて内部インピーダン
スが変化するサーミスタS等のセンサに電流供給手段と
しての抵抗R2から電流を供給し、前記センサに抵抗R3及
び抵抗R7からなる抵抗の一端を接続し、その抵抗の他端
をオペアンプOPの一方の入力に接続し、また、基準電圧
を発生する抵抗R4及び抵抗R5の直列回路からなる基準電
圧発生手段を前記オペアンプOPの他方の入力に接続し、
前記オペアンプOPの一方の入力に接続され、前記センサ
が正常のときに発生する電圧範囲外の電圧が前記オペア
ンプOPの一方の入力に発生したとき、ツェナーダイオー
ドZDからなる電圧規制手段で前記オペアンプOPの一方の
入力の電圧を所定電圧に規制し、前記オペアンプOPの一
方の入力及び前記基準電圧発生手段に接続され、前記セ
ンサが正常のときに発生する電圧範囲外の電圧が前記オ
ペアンプOPの一方の入力に発生したとき、前記センサが
正常のときに発生する電圧範囲外の電圧によって基準電
圧変更手段は、前記基準電圧発生手段が発生する基準電
圧を変更するものである。したがって、サーミスタSの
ようにセンサが、その内部インピーダンスを異常に高く
したとき、それをオペアンプOPの入力側で検出して、セ
ンサの正常時の低いインピーダンスのときと同様な出力
を得ることができる。この構成を第一の発明とすること
ができる。
また、サーミスタSのようにセンサの正常なときに発
生する電圧範囲外の電圧が、前記オペアンプOPの一方の
入力に発生したとき、ツェナーダイオードZDからなる電
圧規制手段で前記オペアンプOPの一方の入力の電圧を所
定電圧に規制し、前記抵抗の一端及び前記基準電圧発生
手段に接続されたダイオードD1からなる基準電圧変更手
段で、前記抵抗の一端の電圧が所定の電圧値を越えたと
き、前記基準電圧発生手段の発生する基準電圧を変更す
るものである。したがって、外部の環境に応じて内部イ
ンピーダンスが変化するセンサが、その内部インピーダ
ンスを異常に高くしたとき、基準電圧発生手段の発生す
る基準電圧の切替えにより、即ち、ダイオードD1からな
る基準電圧変更手段の入力側または出力側の電圧設定に
よって、センサの正常時の低いインピーダンスのときと
同様な出力を得ることができ、それをディジタル的に処
理することもできる。この構成を第二の発明とすること
ができる。
また、オペアンプOPの一方の入力に接続された電圧規
制手段の内部に流れる電流量が増加したとき、前記オペ
アンプOPの一方の入力の電圧を所定電圧に規制し、前記
オペアンプの一方の入力及び前記電流供給手段に接続さ
れた基準電圧変更手段が、前記オペアンプOPの一方の入
力の電圧が前記電圧規制手段の規制する電圧値になった
とき、前記基準電圧発生手段の発生する基準電圧を変更
するものであるから、例えば、定電圧回路等の回路が定
電圧を維持するために電圧降下を生じさせる回路等の電
圧規制手段の内部に流れる電流量を検出することによっ
て、外部の環境に応じて内部インピーダンスが変化する
センサが、その内部インピーダンスを異常に高くしたと
き、前記センサの正常時の低いインピーダンスのときと
同様な出力を得ることができる。この構成を第三の発明
とすることができる。
また、オペアンプOPの一方の入力に接続された電圧規
制手段の内部に流れる電流量が増加したとき、前記オペ
アンプOPの一方の入力の電圧を所定電圧に規制し、前記
抵抗の一端及び前記基準電圧発生手段に接続された基準
電圧変更手段が、前記抵抗の一端の電圧が所定の電圧値
を越えたとき、前記基準電圧発生手段の発生する基準電
圧を変更するものであるから、基準電圧変更手段に所定
の閾値を設定することによって、外部の環境に応じて内
部インピーダンスが変化するセンサが、その内部インピ
ーダンスを異常に高くしたとき、前記センサの正常時の
低いインピーダンスのときと同様な出力を得ることがで
きる。この構成を第四の発明とすることができる。
ところで、上記実施例の外部の環境に応じて内部イン
ピーダンスが変化するセンサに電流を供給する電流供給
手段は、前記センサに直列接続した抵抗R2で構成したも
のであるが、本発明を実施する場合には、定電流回路等
の回路とすることもできる。
また、上記実施例の一端が前記外部の環境に応じて内
部インピーダンスが変化するセンサに接続され、他端が
前記オペアンプの一方の入力に接続された抵抗は、抵抗
R3と抵抗R7の直列回路からなるものであるが、本発明を
実施する場合には、抵抗が単数または複数の何れでもよ
い。
そして、上記実施例のオペアンプの他方の入力に接続
され、基準電圧を発生する基準電圧発生手段は、抵抗R4
と抵抗R5の分圧電圧を利用しているが、本発明を実施す
る場合には、定電圧回路出力を使用することができる。
更に、上記実施例の電圧規制手段は、ツェナーダイオ
ードZDを用いているが、本発明を実施する場合には、ダ
イオードを順方向に複数直列接続し、その順方向バイア
ス電圧の和を閾値としたり、或いは、定電圧回路等の回
路で構成することができる。
更にまた、上記実施例の基準電圧変更手段は、ダイオ
ードD1で構成するものであるが、本発明を実施する場合
には、ツェナーダイオード、或いは所定の電圧以上の電
圧を検出する比較回路の使用が可能である。また、この
ときの、オペアンプOPの一方の入力及び前記基準電圧発
生手段に接続され、前記センサが正常であるときに前記
センサに前記電流供給手段が電流を供給することにより
発生する電圧範囲外の電圧が前記オペアンプOPの一方の
入力に発生したとき、前記基準電圧発生手段の発生する
基準電圧を変更する基準電圧変更手段は、抵抗R3と抵抗
R7の分圧電圧、抵抗R4と抵抗R5の分圧電圧及び抵抗R6及
び抵抗R8等の抵抗値によっても、その基準電圧を変更す
ることができる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の内部インピーダンスが可変す
るセンサの故障検出装置は、外部の環境に応じて内部イ
ンピーダンスが変化するセンサに電流を供給する電流供
給手段と、一端が前記センサに接続され、他端が前記オ
ペアンプの一方の入力に接続された抵抗と、前記オペア
ンプの他方の入力に接続され、基準電圧を発生する基準
電圧発生手段と、更に、電圧規制手段及び基準電圧変更
手段とを具備するものであり、特に、請求項1における
前記電圧規制手段は前記センサが正常のときに発生する
電圧降下以上の電圧が前記オペアンプの一方の入力に発
生したとき、前記オペアンプの一方の入力の電圧を所定
電圧に規制するものとし、また、前記基準電圧変更手段
は前記センサが正常のときに発生する電圧降下以上の電
圧が前記オペアンプの一方の入力に発生したとき、前記
基準電圧発生手段の発生する基準電圧を変更するもので
ある。したがって、基準電圧発生手段の発生する変更前
後の基準電圧の設定によって、オペアンプの出力を反転
させ、センサのインピーダンスが異常に高くなったと
き、センサのインピーダンスが低いときと同様な出力を
得ることができる。
また、請求項2における電圧規制手段は前記オペアン
プの一方の入力に接続され、前記センサが正常であると
きに発生する電圧降下以上の電圧が前記オペアンプの一
方の入力に発生したとき、前記オペアンプの一方の入力
の電圧を所定電圧に規制するものとし、また、基準電圧
変更手段は前記抵抗の一端及び前記基準電圧発生手段に
接続され、前記抵抗の一端の電圧が所定の電圧値を越え
たとき、前記基準電圧発生手段の発生する基準電圧を変
更するものである。したがって、抵抗の一端の電圧が所
定の電圧値を越えたことを検出すれば、ディジタル的な
閾値設定においても、請求項1の発明と同様な効果を得
ることができる。
更に、請求項3における電圧規制手段の内部に流れる
電流量が増加したとき、前記オペアンプの一方の入力の
電圧を所定電圧に規制し、また、基準電圧変更手段は前
記オペアンプの一方の入力及び前記電流供給手段に接続
され、前記オペアンプの一方の入力の電圧が電圧規制手
段の規制する電圧値になったとき、前記基準電圧発生手
段の発生する基準電圧を変更するものである。したがっ
て、電圧規制手段の内部に流れる電流量が増加したと
き、それを検出することによって基準電圧発生手段の発
生する基準電圧を変更しても、上記請求項1と同様な効
果を得ることができる。
そして、請求項4における電圧規制手段は前記オペア
ンプの一方の入力に接続され、内部に流れる電流量が増
加したとき、前記オペアンプの一方の入力の電圧を所定
電圧に規制し、また、基準電圧変更手段は前記抵抗の一
端及び前記基準電圧発生手段に接続され、前記抵抗の一
端の電圧が所定の電圧値を越えたとき、前記基準電圧発
生手段の発生する基準電圧を変更するものであり、前者
同様に、上記請求項1と同様な効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の内部インピーダンスが可変
するセンサの故障検出装置の全体構成図、第2図は本実
施例の水温−出力電圧特性図、第3図は本実施例の出力
電圧−ソレノイド電流特性図、第4図は本実施例のオペ
アンプの水温−出力電圧特性図、第5図は従来の油圧モ
ータファンコントロール装置の概略構成図、第6図は従
来の油圧モータファンコントロール装置の水温−ソレノ
イド電流・ファン回転数特性図である。 図において、 S:サーミスタ、 OP:オペアンプ、 ZD:ツェナーダイオード、 D1,D2:ダイオード、 R1〜R10:抵抗、 C1〜C3:コンデンサ、 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の環境に応じて内部インピーダンスが
    変化するセンサに電流を供給する電流供給手段と、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記センサに前記電流供給手段から電流を供給すること
    により発生する前記センサが正常であるときの電圧降下
    以上の電圧が発生した場合、前記電圧を所定電圧に規制
    する電圧規制手段と、 前記基準電圧発生手段からの基準電圧を一方の入力と
    し、前記電圧規制手段で規制された電圧を他方の入力と
    するオペアンプと、 一端が前記センサに接続され、他端が前記オペアンプの
    前記電圧規制手段側の入力に接続された抵抗と、 前記オペアンプの前記電圧規制手段側と前記基準電圧発
    生手段に接続され、前記電流供給手段から前記センサに
    電流供給することにより発生する前記センサが正常であ
    るときの電圧降下以上の電圧が前記オペアンプの一方の
    入力に発生した場合、前記基準電圧発生手段が発生する
    基準電圧を変更する基準電圧変更手段とを具備すること
    を特徴とする内部インピーダンスが可変するセンサの故
    障検出装置。
  2. 【請求項2】外部の環境に応じて内部インピーダンスが
    変化するセンサに電流を供給する電流供給手段と、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記センサに前記電流供給手段から電流を供給すること
    により発生する前記センサが正常であるときの電圧降下
    以上の電圧が発生した場合、前記電圧を所定電圧に規制
    する電圧規制手段と、 前記基準電圧発生手段からの基準電圧を一方の入力と
    し、前記電圧規制手段で規制された電圧を他方の入力と
    するオペアンプと、 一端が前記センサに接続され、他端が前記オペアンプの
    前記電圧規制手段側の入力に接続された抵抗と、 前記抵抗と前記基準電圧発生手段間に接続され、前記セ
    ンサの電圧降下が所定の電圧値を越えたとき、前記基準
    電圧発生手段が発生する基準電圧を変更する基準電圧変
    更手段と を具備することを特徴とする内部インピーダンスが可変
    するセンサの故障検出装置。
  3. 【請求項3】外部の環境に応じて内部インピーダンスが
    変化するセンサに電流を供給する電流供給手段と、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記電流供給手段から前記センサに供給する電流量が増
    加したとき、前記センサから得た電圧降下を所定電圧に
    規制する電圧規制手段と、 前記基準電圧発生手段からの基準電圧を一方の入力と
    し、前記電圧規制手段で規制された電圧を他方の入力と
    するオペアンプと、 一端が前記センサに接続され、他端が前記オペアンプの
    前記電圧規制手段側の入力に接続された抵抗と、 前記抵抗と前記基準電圧発生手段間に接続され、前記オ
    ペアンプの他方の入力の電圧が前記電圧規制手段で規制
    する電圧値になったとき、前記基準電圧発生手段の発生
    する基準電圧を変更する基準電圧変更手段と を具備することを特徴とする内部インピーダンスが可変
    するセンサの故障検出装置。
  4. 【請求項4】外部の環境に応じて内部インピーダンスが
    変化するセンサに電流を供給する電流供給手段と、 基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 前記電流供給手段から前記センサに供給する電流量が増
    加したとき、前記センサから得た電圧降下を所定電圧に
    規制する電圧規制手段と、 前記基準電圧発生手段からの基準電圧を一方の入力と
    し、前記電圧規制手段で規制された電圧を他方の入力と
    するオペアンプと、 一端が前記センサに接続され、他端が前記オペアンプの
    前記電圧規制手段側の入力に接続された抵抗と、 前記抵抗と前記基準電圧発生手段間に接続され、前記セ
    ンサの電圧降下が所定の電圧値を越えたとき、前記基準
    電圧発生手段が発生する基準電圧を変更する基準電圧変
    更手段と を具備することを特徴とする内部インピーダンスが可変
    するセンサの故障検出装置。
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