JPH0533047Y2 - - Google Patents

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JPH0533047Y2
JPH0533047Y2 JP1986014569U JP1456986U JPH0533047Y2 JP H0533047 Y2 JPH0533047 Y2 JP H0533047Y2 JP 1986014569 U JP1986014569 U JP 1986014569U JP 1456986 U JP1456986 U JP 1456986U JP H0533047 Y2 JPH0533047 Y2 JP H0533047Y2
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、レーダアンテナを回転させる駆動回
路に関する。特に直流モータによる駆動回路に係
る。
〔従来の技術〕
レーダアンテナは、探知距離の長短により、そ
のアンテナ回転数を変化することで、感度を上げ
ている。通常高低の2速とする。
小型船舶用レーダとして、従来交流モータが用
いられていたので、高低2速にするためには、極
数を2組設けて切替えるとか、交流周波数を2組
設けて切替えるなどかなり複雑であつた。考案者
の一人は実願昭59−126453において、直流モータ
の電源として、スイツチングレギユレータ電源を
用い、スイツチングレギユレータの基準電圧を2
組設けることにより、比較的簡単な回路構成によ
り実現する方法を得ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
直流モータによる回転制御は、端子電圧V、モ
ータ回路抵抗r、回転数n、モータ電流Iaとの間
にある次の関係式を利用する。
V=Ia・r+Kn (1) ここでKはモータ定数である。
(1)より n=(V−Ia・r)/K=Ea/K (2) となり、一次的には端子電圧Vを制御すればよい
ことがわかる。ここでEaは電機子電圧である。
この制御は、スイツチングレギユレータ電源
(以下ではスイツチング電源という)を用いれば
効率的に行なうことができ、さらに2速に変化す
る場合にきわめて有効である。
しかし、(2)式よりわかるように、回転数をきめ
るものは、直流モータ内部にある電機子抵抗ある
いは場合によつて直列に加えた抵抗を含めたモー
タ回路の直列抵抗の電圧降下を端子電圧より差引
いた電機子電圧Eaである。したがつて、正確な
回転速度を得るためにはモータ負荷により変化す
るモータ電流Iaの影響を補償することが必要であ
る。ところで、アンテナを駆動するモータの負荷
としては、定常的な負荷の他に、風力によるもの
が大きい。この場合、通常アンテナの構造上、風
の方向に対する正面と背面とが同一になることか
ら、一回転に対して2サイクルの負荷変動が生じ
て、定常的負荷に重畳する。負荷変動には回転を
加速させるモードを含み、場合によつては直流モ
ータは発電状態になり、端子電圧が電源の出力電
圧より高くなることがありその対策も必要であ
る。
本考案の目的は、上記の要求、すなわちスイツ
チング電源を応用した、レーダアンテナ駆動用直
流モータの回転制御において、モータ負荷の変動
をも考慮した駆動回路を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、アンテナ駆動用直流モータに印加
する電圧をスイツチング電源から供給する。該ス
イツチング電源は、出力電圧の分圧と外部から印
加可能な参照電圧とを、比較して誤差出力を発生
し、出力電圧を調整するループを内部にもつ。
本考案では、前記の参照電圧として、直流モー
タの回転数対応電圧とモータ電流検出電圧とを加
算した電圧を用い、前記スイツチング電源の出力
電圧の分圧比との関係からモータ電機子電圧が前
記回転数対応電圧により定まるように、直流モー
タ回路の抵抗電圧降下を補償する手段と、直流モ
ータがアンテナ外力により発電状態になつたとき
に、直流モータ回路に電流を逆流させる制動回路
とを有するようにしたものである。
〔作用〕
本考案は、第1図に示す基本構成をもつ。スイ
ツチング電源10は、具体的には種々の実現形式
があるが、ここでは原理的に示してある。出力電
圧V0を分圧回路15で分圧し、その電圧E2を比
較回路14において、参照電圧E1と比較し、誤
差電圧を増幅器13で増幅し、その電圧に応じ
て、時比率制御回路12で制御信号を発生せしめ
DC−DCコンバータ11のスイツチング制御をな
すことにより出力電圧V0を調整する。
比較回路14に入力する電圧は、一方の電圧が E2=V0・R2/(R1+R2) (3) であり、他方の参照電圧E1と比較する。E1は直
流モータ20の電流検出電圧として直列に挿入し
た抵抗Rsの電機子電流Iaによる電圧降下Rs・Ia
回転対応電圧25の電圧E′0とを加算回路24で
加算した電圧であるが、ここで、電機子電流Ia
(V0−Ea)/(RL+Rs)と表わせるので、 E1=E′0+(V0−Ea)RS/(RL+RS) (4) ここでE′0は所定の回転数を与える電機子電圧
E0をR2/(R1+R2)倍した値であり、抵抗RL
1は電機子抵抗である。(3),(4)が同一になるよう
に、スイツチング電源10は出力調整を行なう。
したがつて、 V0・R2/(R1+R2) =E0・R2/(R1+R2)+(V0+Ea) ・RS/(RL+RS) (5) 抵抗RL21の数値はわかつているから抵抗RS
2の値を次のように選定する。
R2/(R1+R2)=RS/(RL+RS) (6) この選定により(5)式は V0=E0+(V0−Ea) となり、Ea=E0すなわち電機子電圧Eaは所定の
電圧E0となる。このように回転数対応電圧25
の電圧値E′0を定め、外部的に印加することで直
流モータ20の回転数を一義的にきめることがで
き、モータ電流による抵抗電圧降下を完全に補償
できる。
また、直流モータ回路と並列に制動回路30を
設けてあるので、風力によりアンテナが加速力を
うけ、直流モータ20の回転数が所定数より増大
し、ある場合には発電状態になり、スイツチング
電源10の出力電圧V0よりモータ端子電圧が上
昇すると、電流Ibが制動回路30を流れ、直流モ
ータ20の電流は逆向きになり制動作用を生ず
る。通常の場合には制動回路30には電流は流入
しない。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の一実施例につき
説明する。
第2図は、第1図のスイツチング電源10の比
較回路14、分圧回路15を含め、直流モータ側
の回路を具体的に示した図である。2速を得るた
め、変速信号により回転速度を変化するようにし
ている。
トランジスタQ1,Q2およびR3による差動増幅
器とホトカプラ27とが比較回路14を形成す
る。トランジスタQ1のベースには分圧回路15
により出力電圧V0を分割したV0,R2/(R1
R2)が印加される。一方のトランジスタQ2のベ
ースには回転数対応電圧25(以下基準電圧とい
う)のE′0とモータ電流Iaによる抵抗RS22の電
圧降下IaRSとが直列に加算されて印加される。
比較回路14で検出される誤差電圧はホトカプ
ラ27を介してスイツチング電源10内の時比率
制御回路12へ導かれ、スイツチング電源10の
出力電圧V0を定める。ここで抵抗RL21と抵抗
RS22との比を前記した(6)式のように選定する
ことで、スイツチング電源10の電圧調整機能に
より、電機子電圧Eaは常に、所定の電圧E0にな
り一定回転を維持する。基準電圧25は定電圧ダ
イオードD1(5V),D2(10V)が並列に接続されて
構成され、定電圧ダイオードD1側には直列にホ
トカプラ26の受光部トランジスタが接続されて
いる。変速信号がホトカプラ26に与えられてい
ないときは、定電圧ダイオードD2のみ動作し、
E′0は10Vである。変速信号が入力すると定電圧
ダイオードD1が動作し、定電圧ダイオードD2
オフで、E′0は5Vと基準電圧が変わる。これによ
つて回転数を容易に高速から低速へ変換できる。
次に、風圧によつて直流モータ20の端子電圧
V′0がスイツチング電源10の出力電圧V0より大
きくなつた場合を考える。このとき、電圧上昇部
分が第1図のE1を等価的に上昇させるので、ア
ンテナ回転をさらに加速させる。これを防ぐた
め、このとき電機子に逆方向電流を流す制動回路
30を設けている。第2図の実施例では、自動切
替を行なうダイオードD3、トランジスタQ3,Q4
抵抗R4によるダーリントン回路から構成してあ
る。通常の動作では、ダイオードD3は導通し、
両端電圧は零で、ダーリントン回路は電流を流さ
ないが、V′0がV0より大きくなると、ダイオード
D3はオフとなり、(V′0−V0)の電圧がダーリン
トン回路に印加されることになり、Ibなる制動電
流が図示のように流れ抵抗RSにIbRSなる負電圧を
生じて、トランジスタQ2のベース電圧は低下す
る、すなわち第1図のE1が減少し、直流モータ
20は端子電圧V′0がV0以下となるので正常運転
を維持する。
〔考案の効果〕
以上、詳しく説明したように、本考案では、レ
ーダアンテナを駆動する直流モータの回転数制御
のため、スイツチング電源を用いることにより広
範囲の制御たとえば2速回転などを行なうように
したものであるが、その際、モータ電流による電
機子抵抗の電圧降下をスイツチング電源の基準電
圧として補償する回路を設けたものである。した
がつて外部的に基準電圧を制御することによつて
所定の回転数をモータ負荷にかかわらず一定にす
ることができる。このとき、風力などによりアン
テナの回転を助長する向きに負荷が加わり、直流
モータが発電状態になり、その端子電圧が供給電
圧より高くなる異常状態においても、制動回路に
よつて直流モータ回路に逆向き電流を流し、正常
状態にもどし一定回転数とする。
レーダアンテナの駆動回路として2速以上の大
幅な回転速度の変更が要求される場合も外部的に
回転数対応の基準電圧を複数個用意して、その切
替で簡単に対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の基本構成を示す図を、第2
図は具体的実施例の直流モータ側の回路およびス
イツチング電源の要部を示す結線図である。 10……スイツチング電源、14……比較回
路、15……分圧回路、20……直流モータ、2
1……(電機子)抵抗、22……(モータ電流検
出)抵抗、24……加算回路、25……回転数対
応電圧、26,27……ホトカプラ、30……制
動回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイツチング電源10と、直流モータ20と、
    直列抵抗器22と、加算回路24と、制動回路3
    0とから成るレーダアンテナ駆動回路であつて、 前記スイツチング電源10は、DC−DCコンバ
    ータ11と、時比率制御回路12と、出力電圧分
    圧回路15と、比較回路14とを備え、 前記出力電圧分圧回路15は前記DC−DCコン
    バータ11の出力電圧を分圧し、 前記比較回路14は前記出力電圧分圧回路15
    で分圧されたDC−DCコンバータ11の出力電圧
    と外部から供給される参照電圧とを比較して誤差
    電圧を出力し、 前記時比率制御回路12は、前記比較回路14
    から出力される誤差電圧に応じた時比率を前記
    DC−DCコンバータ11のスイツチング素子に設
    定することにより前記DC−DCコンバータ11の
    出力電圧を制御し、 前記直流モータ20は前記スイツチング電源1
    0から直流電力を受けて駆動されレーダアンテナ
    を回転させ、 前記直流抵抗器22は前記直流モータ20の低
    圧側端子に直列接続され、 前記加算回路24は前記直列抵抗器22に生ず
    るモータ電流検出電圧と回転数対応電圧25とを
    加算して前記スイツチング電源10の前記比較回
    路14に前記参照電圧として供給し、 前記回転数対応電圧25は前記直流モータ20
    が所望の回転数のもとで発生するはずの電機子電
    圧を前記出力電圧分圧回路15の分圧比倍した値
    に設定され、 前記直列抵抗器22の抵抗値は、前記直流モー
    タ20の電機子抵抗に等しい抵抗値を有する抵抗
    器とこの直列抵抗器とで構成される仮想的な分圧
    回路の分圧比を、前記前記出力電圧分圧回路15
    の分圧比にほぼ等しくする値に設定され、 前記制動回路30は、前記直流モータ20から
    前記スイツチング電源10側に流れる逆流電流に
    対してこの直流モータ20と前記直列抵抗器22
    とを含む閉ループを形成することを特徴とするレ
    ーダアンテナ駆動回路。
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