JPS6072966A - 剥離性被膜形成剤 - Google Patents

剥離性被膜形成剤

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JPS6072966A
JPS6072966A JP58183708A JP18370883A JPS6072966A JP S6072966 A JPS6072966 A JP S6072966A JP 58183708 A JP58183708 A JP 58183708A JP 18370883 A JP18370883 A JP 18370883A JP S6072966 A JPS6072966 A JP S6072966A
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JP
Japan
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film
component
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Pending
Application number
JP58183708A
Other languages
English (en)
Inventor
Kihachi Suzuki
鈴木 喜八
Shigeru Matsumoto
茂 松本
Takanobu Tomomoto
友本 隆宣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はエマルジョンもしくは水溶液型の水媒体組成
物からなる剥離性被膜形成剤に係り、更に詳しくは非浸
潤性の無孔性シート基材に対する接着性が良好で、剥離
効果が大きく、しかも苛酷な条件下でも脱落のない剥離
性被膜層を形成でき、とくに表面保護シート、感゛圧性
接着テープ類に好適な剥離性被膜形成剤に関するもので
ある。
一般に表面保護シートは、金属板、プラスチック化粧板
、ガラス板などに該シートの接着層を介して貼着し、保
存や運搬時の傷および破損を防止する表面保護あるいは
板金加工時の傷防止などに号 利用されるもので、たとえば特公昭51−14554A
公報にその概要が記載されている。しかして、表面保護
シートは感圧性接着テープと同様の巻重物として提供さ
れるものであるから、接着層とシート背面との剥離性が
良好であることはもちろん、シート背面に形成された剥
離性被膜層が脱落すると金属などの表面を汚染するため
、脱落のない該被膜層を形成し得る被膜形成剤を用いる
必要がある。
従来、表面保護シートや感圧性接着テープ類のシート基
材背面に剥離性表面を伺与する組成物としては、オクタ
デシル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸との
共重合体の水溶液、シリコーン溶液などが知られている
が、前者は剥離効果が劣り、後者は剥離効果に極めて優
れる反面、これが逆に他の特性を損なう欠点を有してい
る。
すなわち、シリコーン溶液をシート基材面に塗布して焼
付は処理を行なっても、シリコーン樹脂特有の物理的性
質の故にシート基材との接着性が充分でなく、形成され
たシリコーン被膜が脱落し易い。とくに可塑化ポリ塩化
ビニルシートからなるト基材からの可塑剤の移行により
シリコーン被膜の脱落がさらに容易になり、剥離効果が
低下すると共に表面保護シートを金属板などの被保護面
に貼シ付けた際に、脱落した被膜微粉が被保護面を汚染
する欠点が現われる。まだ、上記の組成物は一般に有機
溶剤溶液の形態で使用されているケースが多く、有機溶
剤による火災や爆発の危険性、毒性、大気汚染などの問
題がある。
一方、この出願人は、先に特開昭58−87152号と
して有機溶剤の使用を排除しだ水媒体の剥離性処理剤を
提案している。この剥離性処理剤は、オルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンからなるa成分と両末端ケイ素結
合水酸基を有するオルガノポリシロキサンからなるb成
分とを含むシリコーンエマルジョンの固形分100重量
部に対して、アクリル系共重合樹脂エマルジョンを固形
分として20〜100重量部配合したものであり、上記
シリコーンエマルジョンとしては固形分でa成分100
重量部に対してb成分がioo〜2000重量部、好適
には300〜1000重量部と多く使用される。そして
、このものは可塑化ポリ塩化ビニルシートやボ1リオレ
フインシートなどの非浸潤性の無孔性シートに対する接
着性が良好で、該シートを用いた表面保護シートや感圧
性接着テープ類の背面処理に適用した場合の剥離効果に
優れ、また通常の使用条件下では形成被膜の脱落も少な
いという特徴を備える。
しかしながら、上記提案後の継続研究の結果、上記剥離
性処理剤にて背面処理を施しだ表面保護シートを苛酷な
条件で用いる場合、例えばステンレスコイルから切り板
にする場合のテンションノくット等において、該シート
を金属板などの被保護面に貼り付けたものを高い圧力を
かけながら移動させた場合形成された剥離性被膜に脱落
を生じることが判明した。
この発明は、上述提案における欠点を改善するためにさ
らに研究を重ねる過程で見い出されたものであり、基材
に対する接着性が良好であると共でも剥離性被膜の脱落
を生じない剥離性被膜形成剤を提供するものである。
すなわち、この発明は、a)一般式; 〔ただし、R1は水素原子、アルコキシ基、または置換
もしくは非置換の炭化水素基、nは整数で1、且つ(2
n+2)個のR1のうち少なくとも3個が水素原子であ
る。1で表わされるオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンと、b)上記a成分100乗員部に対して10重量
部以上で且つ100重量部未満の一般式。
(ただし、R2は置換もしくは非置換の炭イし水素基、
mは整数を意味する。)で表わされる両末端ケイ素結合
水酸基を有するオルガノポリシロキサンとを含むポリシ
ロキサン成分100重量部に対し、被膜形成能を有する
樹脂成分5〜200重量部と、上記a成分およびb成分
に対する硬化触媒10〜100重量部とを含有し、組成
物中の不揮発分が1〜60重量%である水媒体組成物か
らなる剥離性被膜形成剤に係る。
前記一般式(I)で示されるa成分のオルガノハイドロ
ジエンポリシロキサンは、1分子中に少なくとも3個の
ケイ素結合水素原子を有するものであり、重合度を示す
整数11の値はとくに限定されないが、選択の指標とし
て25℃における粘度が5センチボイズ以上となるもの
が望ましい。その具体例としてはメチルハイドロジエン
ポリシロキサン、エチルハイドロジエンポリシロキサン
、ビニルハイドロジエンポリシロキサンなどが挙げられ
、これらは通常エマルジョンもしくは水溶液の水媒体物
の形態で使用される。
前記一般式(II)で示されるb成分のオルガノポリシ
ロキサンは、分子両末端にケイ素結合水酸基を有するも
のであり、a成分と同様に重合度を表わす整数mの値は
とくに限定されないが、選択の指標として25℃におけ
る粘度が30センチボイズ以上となるものが推奨される
。このb成分のオルガノポリシロキサンは水性媒体中に
乳化もしくは水溶化したものでもよいが、好ましくはシ
ランもしくはシロキサンの乳化重合によって得だ水性エ
マルジョンを使用する。
上記a成分とb成分は水媒体物の形態で使用されるが、
両成分の配合比は固形分を基準としてa成分100重量
部に対してb成分が10重量部以上で且つ100重量部
未満となる範囲、好適には同30〜80重量部と、b成
分がa成分よりも少量となる割合とする。b成分がa5
!2分に対して同量以上になると、剥離性被膜形成剤を
表面保護シートなどの背面処理に適用して該ソートを苛
酷な条件下で被着面に貼シイ」けた場合に剥離性被膜の
脱落を生じる。またb成分の配合量がa成分lOO重量
部に対して10重量部より少ないと、形成される剥離性
被膜の機械的強度および伸びが悪くなる。
上記a成分およびb成分に対する硬化触媒としては、通
常では酸、アルカリ化合物、アミン類、有機金属塩など
のオルガノポリシロキサン用硬化触媒としての既知成分
がいずれも使用可能である。
この硬化触媒の使用量はa成分とb成分とからなるオル
ガノポリシロキサン成分の固形分100重量部に対して
10〜100重量部の範囲であり、この範囲内で所望の
硬化速度に応じて適宜増減できる。上記使用量が10重
量部より少ないと剥離性被膜形成剤を表面保護シートな
どの背面処理に適用した場合に形成被膜の硬化が不充分
となり、前記した苛酷な条件下では被膜の脱落を生じる
また100重量部より多量では使用効果の向上が認めら
れず経済的観点から不都合である。
被膜形成能を有する樹脂成分は、強靭な被膜を形成し得
るもので、とくにエマルジョン形態で上記a成分および
b成分を含むオルガノポリシロキサン成分と均一に混合
することができ、表面保護シートなどのシート基材に対
する化学的親和力の大きいものが好適である。例えばこ
のような樹脂成分の水媒体物としては、可塑化ポリ塩化
ビニルシートからなるシート基材に対してアクリル系重
合体エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル系共重合体エ
マルジョンなど、ポリエチレンシートからなるシート基
材に対してはエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョ
ンなどがあるが、その他SBRラテックス、ポリビニル
アルコール水溶液なども使用できる。しかして、これら
のうちでも、この発明の剥離性被膜形成剤をシート基材
に焼付けて(免 得られる剥*v、p膜層の性質の観点から、前記a成分
のボリンワキサン中に存在するケイ素結合水素原子と反
応し得るヒドロキシル基やカルボキシル基などの官能基
を含む樹脂の水媒体物は、後述する層構成において最外
層となるポリシロキサン硬化物層の脱落を効果的に防止
し得るので好適である。
上記の官能基を有する樹脂の水媒体物として好ましい具
体例として、(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノ
マー(アルキル基の炭素数1〜8個)を主体として必要
に応じてこれと共重合可能なビニル系モノマーヲ添加し
てなるベースモノマ−100重量部に対して、カルボキ
シル基含有共重合性モノマー3〜10重量部、ヒドロキ
シル基含有共重合性モノマー1〜30重量部を配合して
共重合させて得られるものが挙げられる。
アルキル 上記主成分の(メタ)アクリル酸エステルモノ△ マーとしては、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチノ
ペメタクリル酸ブチルなどが最適であるが、他の(メタ
)アクリル酸アルキルエルテルでアルキル基の炭素数が
1〜8個のものを使用してもよいし、これらを併用する
ことも可能である。
上記共重合可能なビニル系モノマーとしては、スチレン
、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などがある。またカルボキシル基含有共重合性モノマー
としては、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸
、イタコン酸などがある。さらにヒドロキシル基含有共
重合性モノマーとしては、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、ジエチレングリコール
モノアクリレート、トリエチレングリコールモノアクリ
レート、テトラエチレングリコールモノアクリレート、
ジプロピレングリコールモノアクリレート、トリプロピ
レングリフールモノアクリレート、テトラプロピレング
リコールモノアクリレートなどがある。
このような被膜形成能を有する樹脂の水媒体物は、固形
分を基準にして、前記オルガノポリシロキサン成分10
0重量部に対して5〜200重量部となるように混合さ
れ、組成物中の不揮発分が1〜60重量%に調整される
。上記混合量が5重量部よシ少ないと形成被膜強度が低
下し、逆に200重量部より多くなると剥離効果が不充
分となり、また上記不揮発分が1重量%より少ないと被
膜厚みが薄くなり過ぎて所要効果が発揮できず、逆に6
0重量%を越えると塗工性が悪化して均一な被膜を得に
くくなると共に塗布量か過多となる。
この発明の剥離性被膜形成剤は、本質的に上記成分の水
媒体物からなるが、必要に応じて染料、顔料、粘度調整
剤などを配合することができる。
上述各成分を配合して得られるこの発明の剥離性被膜形
成剤は使用前において各成分が水媒体中に均一に分散し
ているが、これを各種シート基材に塗布乾燥させたとき
、被膜形成時にシート基材に対して化学的親和性の大き
い樹脂成分がシート基材との接触面側に高比率で含有さ
lると共に、最外面側にはポリシロキサン硬化物が高比
率で含有されるようになり、実質的に内外2層からなる
剥離性被膜層が形成される。このように最外面側にポリ
シロキサン硬化物が高比率で含有されることは種々の方
法、例えば剥離性被膜表面のESCA(X線光原子分析
)や純水の静止接触角の測定などによって確認できる。
このような2重層の形成は剥離性被膜層とシート基材と
の接着力に貢献する樹脂成分が両者の界面側に集中して
接着性を効果的に高めるのに役立ち、また2重層の層間
はポリシロキサン硬化物と樹脂成分との混合層となるの
で層間強度が大きく、層間剥離によるポリシロキサン硬
化物の多い外層側の脱落も防止される。なお、被膜形成
能を有する樹脂として、既述のようにポリシロキサンの
ケイ素結合水素原子と反応し得るカルボキシル基やヒド
ロキシル基などの官能基を有する樹脂成分を用いれば、
樹脂成分とボリア0キサン成分との間に架橋反応を生じ
て副成分が一体的に結合するので、剥離性被膜の脱落を
より有効に防止することができる。
以上のように、この発明に係る剥離性被膜形成剤は、特
定配合比で含有する各成分の組合せにより、形成被膜の
シート基材に対する接着性と接着層に対する剥離特性に
優れ、被膜が薄い場合、例えば1μm以下の薄層であっ
ても波膜強度が大きくて形成被膜の接着層への移行がな
く、とくにオルガノボリア0キサン成分中のa成分がb
成分より多いことにより、苛酷な条件下での使用におい
ても剥離性被膜の脱落を生じないという優れた特徴を備
える。
なお、この剥離性被膜形成剤は、シート基材に対する優
れた密着性と接着層に対する良好な剥離性能を有するこ
とから、軟質ポリ塩化ビニルシート、ポリエチレンシー
ト、ポリプロピレンシートなどの非浸潤性の無孔性シー
トを用いた表面保護シートや感圧性接着テープなどの背
面処理に極めて有用であるが、浸潤性シート暴利である
未さらしクラフト紙、洋紙、和紙、板紙を基材とするシ
ート状ないしテープ状の各種AA料に対しても適用でき
る。
つぎに、この発明の実施例と参考例を示すが、この発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、以
下において部とあるのはいずれも固形分(イオン交換水
を除く)の重量部であり、%は重量%を意味する。
実施例1 アクリル酸ブチル 45部 メタクリル酸メチル 55部 アクリロニトリル 10部 アクリル酸 3部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 5部ソルビタン
モ/ラウレート 3.2部 アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ塩0.8部イオン交
換水 160部 上記各成分の混合物を、温度計、撹拌機、窒素導入管お
よび還流冷却管を備えた反応器内に仕込み、窒素気流中
で撹拌しながら加熱し、反応系が約60°Cに達した時
点で重合開始剤として過硫酸カリウム0.2部を加えて
重合を開始させ、約2時間重合反応を行なった。この重
合反応終了後、約65℃まで反応系を昇温させ、約1時
間熟成させて共重合体を含む水性エマルジョン組成物を
得だ。
つぎに上記アクリル系共重合体エマルジョン組成物10
0部に対して下記の各成分を配合して剥離性被膜形成剤
原液を調製した。
オルカッハイドロジエンポリシロキサンエマルジョン(
ダウフーニング社製5yl−ofr1171 、固形分
40%、平均分子量約10,000)−−90部 末端ケイ素結合水酸基を有するオルガノボリシ鴛キサン
エマルジョン(トーレシリコーン社製5H−8701、
固形分30%、平均分子量約 750,000> ・・・60部 硬化触媒(1)(有機錫化合物、ダウコークング社製D
C−22A、固形分24%) ・・・・10部 硬化触媒(2)(有機錫化合物、トーレシリコーン社製
5M−7274,固形分20%)・・・・40部 上記原液より固形分濃度10%の水性エマルジョンを調
製し、軟質ポリ塩化ビニルフィルム(興国化学社製HK
フィルム)の片面に固形分0.5〜の塗布量で均一に塗
布し、145℃で2分間加熱乾燥させて剥離性被膜層を
形成して試験片を作製し、この被膜層上に接着テープ(
日東電気工業社製ニット−ポリエステルテープ、[81
B)を貼り(=Jけ、常温での剥離力、残留接着力、残
留接着力保持率の測定試験および剥離性被膜層の脱落性
試験を行なった。その結果を後記第2表に示す。
つぎに実施例1で使用しているアクリル系共重合体エマ
ルジョン組成物単独(5)、同ポリシロキサンエマルジ
ョンと硬化触媒とからなるエマルジョン組成物(B)、
実施例1の固形分濃度lO%の剥離性被膜形成剤(C)
の各エマルジョンを、軟質ポリ塩化ビニルフィルム(実
施例1記載)の片面に固形分Q、 6 f/cd の塗
布量で均一に塗布し、145℃で2分間加熱乾燥した。
得られた試料のESCA(X線光原子分析)による塗布
表面の分析と純水の静止接触角を測定し、その結果を第
1表に示した。
第 1 表 第1表によれば、実施例1の剥離性被膜形成剤(C)の
被膜層はポリシロキサンエマルジョンと硬化触媒とから
なるエマルジョン組成物(B)の被膜層と同じ測定値を
示している。この結果から、(C)の被膜層は最外面に
ポリシロキサン硬化物を高比率で含有しておシ、実質的
に2層構造であることがわかる。
実施例2 アクリル酸2−エチルヘキシル 30部メタクリル酸メ
チル 60部 アクリロニトリル 5部 アクリル酸 4部 2−ヒドロキシエチルアクリレート 5部ソルビタンモ
ノラウレート 32部 アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ塩 0.8部イオン
交換水 160部 上記各成分の混合物を用いて実施例1と同様の条件で水
性エマルジョン組成物を得だ。つぎにこの水性エマルジ
ョン組成物100部に対して下記各成分を配合して剥離
性被膜形成剤原液を得た。
オルガノハイドロジエンポリシロキサンエマルジョン(
トーレシリコーン社製5H−8200゜固形分40%、
平均分子量約7,000)末端ケイ素結合水素を有する
オルガノポリノロキサンエマルジョン(トーレンリコー
ン社製5H−8710,固形分35%、平均分子量約7
4.000) ・・・・70部 硬化触媒(トーレシリコーン社製5M−7274゜前出
) ・・30部 上記原液より固形分濃度10%の水性エマルジョンを調
製し、以下実施例1と同様にして試験片を作製して所要
試験を行なった。その結果を後記第2表に示す。
実施例3 エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン(住友化学
社製スミカフレックス100H5゜固形分55%) ・・・100部 オルガツメIハイドロジエンポリ/ロキサンエマルジョ
ン(ダウコーニンク社製 5yl−off 1171.前出) −・・120部 末端ケイ素結合水酸基を有するオルガノポリシロキサン
エマルジョン(トーレシリコーン社製5H−8705,
固形分30%、平均分子量2,000,000) ・・・・60部 硬化触媒(有機錫化合物、トーレシリコーン社製5M−
7278,固形分40%) ・・・・22部 上記各成分を配合して得られる剥離性被膜形成剤を、コ
ロナ処理を施したポリエチレンフィルム上に固形分0.
5 f/cd の塗布量で均一に塗布し、以下実施例1
と同様にして試験片を作製して所要試験を行なった。そ
の結果を後記第2表に示す。
実施例4 アクリル酸ブチル 30部 メタクリル酸エチル 55部 アクリロニトリル 5部 り ア廣すル酸 2部 2−ヒト四キンエチルメタクリレート 10部ソルビタ
ンモノラウレート3.2 N アルキルベンゼンスルホン酸ソーゲm ORMイオン交
換水 160部 上記各成分の混合物を用いて実施例1と同様の条件で水
性エマルジョン組成物を得だ。つぎにこの水性エマルジ
ョン組成物100部に対して下記各成分を配合して剥離
性被膜形成剤原液を得だ。
オルガノハイドロジエンポリ70キサンエマルジョン(
トーレ/リコーン社製5H−8200前出) −240部 末端ケイ素結合水酸基を有するオルガノポリシロキサン
エマルジョン(ダウコーニンク社製HU−490.固形
分35%、平均分子量約75,000) ・・・160部 硬化触媒(トーレシリコーン社製5M−7274゜前出
) ・ 80部 上記原液より固形分濃度10%の水性エマルジョンを調
製し、これをポリエステルフィルム(東し社製ルミラー
)の片面に固形分0.5 y/ff12の塗布量で均一
に塗工し、以下実施例1と同様にして試験片を作製し、
所要試験を行なった。その結果を後記第2表に示す。
実施例5 実施例1におけるアクリル系共重合体エマルジョン組成
物の代わりにポリ酢酸ビニルエマルジョンにツセツ社製
C−965)の30%ベース品100部を用いて、実施
例Iと同様にして固形分lO%濃度の剥離性被膜形成剤
エマルジョンを調製して試験片を作製し、所要試験を行
なった。その結果を後記第2表に示す。
参考例1 実施例1におけるアクリル系共重合体エマルジョン組成
物100部に対し、下記成分を配合して剥離性被膜形成
剤原液を得た。
オルガノハイドロジエンポリシロキサンエマルジョン(
ダウコーニング社’JJ S y l −of (11
71、前出) ・−30部 末端ケイ素結合を有するオルガノポリシロキサンエマル
ジョン(トーレシリコーン社製5H−8701,前出) ・・−・80部 硬化触媒(ダウコーニング社製DC−22A。
前出) ・・・5部 上記原液よシ固形分濃度10%の水性エマルジョンを調
製し、以下実施例1と同様にして試験片を作製して所要
試験を行なった。その結果を後記第2表に示す。
参考例2 実施例1におけるアクリル系共重合体エマルジョン組成
物100部に対し、下記成分を配合して剥離性被膜形成
剤原液を得だ。
オルガノハイドロジエンポリシロキサンエマルジョン(
トーレ/リコーン社製5H−8200゜前出) 40部 末端ケイ素結合を有するオルガノポリノロキサンエマル
ジョン(ダウコーニンク社製HU−49Q、前出) 90部 硬化触媒(ダウコーニング社製DC−22A。
前出) 上記原液より固形分濃度lO%の水性エマルジョンを調
製し、以下実施例と同様にして試験片を作製して所要試
験を行なった。その結果を後記第2表に示す。
〈常温での剥離力〉 粘着テープを貼着した試験片を20℃、60%RHの条
件下で3日間保存後、粘着テープを剥離方向180°C
で30う会の速度で引き剥がして測定した。この値は一
般的に150 f/20エ 以下が好ましく、より大き
いと広1ノでの巻き戻しが困難となる。
〈残留接着力、残留接着力保持率〉 上記剥離力測定後の粘着テープを清浄なステンレス板上
に貼着したのち、剥離方向180℃で80crn1分の
速度で引き剥がして測定した。この値は100ダ/ 2
 Q am以上が望ましく、より小さいと粘着面に移行
した剥離性被膜による被着体の汚染が生じ易くなる。残
留接着力保持率は清浄な接着テープのステンレス板に対
する接着力を100%とした場合の残留接着力の%を示
す。
〈脱落性〉 上記剥離力測定後の粘着テープをステンレス板に貼り付
け、その背面に2 kf、Q の圧力を負荷しながら、
上記ステンレス板を10 ”/%の速度で移動させた場
合の粘着層面に転着された剥離性被膜形成剤の脱落程度
を目視で判定し、◎・良好、○・・・はぼ良好、×・・
・不可で評価した。なお、評価○は実用的に問題がない
ものである。
第 2 表 上表から明らかなように、オルガノボリシロキサン成分
中のb成分がa成分より多い場合(参考例1,2)、苛
酷な条件下での脱落性に問題がある。これに対してこの
発明に係る剥離性被膜形成剤は、良好な剥離特性を有す
ると共に、剥離性せ 被膜の粘着剤面への移行がなく、シート基メに対する密
着性と接着強度が大きく、しかも苛酷な条件下でも剥離
性被膜が脱落しないという優れた特徴を持っている。
特許出願人 日東電気工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11a)一般式; 〔ただし、R1は水素原子、アルコキシ基まjたは置換
    もしくは非置換の炭化水素基、nは整数であり、且っ(
    2n+2)個のR1のうち少なくとも3個が水素原子で
    ある。〕で表わされるオルガノハイドロジェンボリシ四
    キサンと、b)上記a成分100重量部に対してloM
    量部板部以上つ100重量部未満の一般式:(ただし、
    R2は置換もしくは非置換の炭化水素基、mは整数を意
    味する。)で表わされる両末端ケイ素結合水酸基を有す
    るオルガノポリシロキサンとを含むポリシロキサン成分
    100重量部に対し、被膜形成能を有する樹脂成分5〜
    200重量部と、上記a成分およびb成分に対する硬化
    触媒10−100重量部とを含有し、組成物中の不揮発
    分が1〜60重量%である水媒体組成物からなる剥離性
    被膜形成剤。
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