JPS5887152A - 剥離性処理剤 - Google Patents
剥離性処理剤Info
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- JPS5887152A JPS5887152A JP18621081A JP18621081A JPS5887152A JP S5887152 A JPS5887152 A JP S5887152A JP 18621081 A JP18621081 A JP 18621081A JP 18621081 A JP18621081 A JP 18621081A JP S5887152 A JPS5887152 A JP S5887152A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエマルジョンもしくは水溶液型の水媒体組成物
からなる剥離性処理剤に係り、更に詳しくは非浸潤性の
ソートもしくはフィルム基材に対する接着性が良好で、
剥離効果が大きく、しかも摩擦や荷重がかかっても脱落
することない剥離性皮膜層を形成することができ、特に
表面保護シート、感圧性接着テープ類に好適な剥離性処
理剤に関するものである。
からなる剥離性処理剤に係り、更に詳しくは非浸潤性の
ソートもしくはフィルム基材に対する接着性が良好で、
剥離効果が大きく、しかも摩擦や荷重がかかっても脱落
することない剥離性皮膜層を形成することができ、特に
表面保護シート、感圧性接着テープ類に好適な剥離性処
理剤に関するものである。
表面保護シートは、金属板、プラスチック化粧板、ガラ
ス板等に該シートの接着層を介して貼着し、保存や運搬
時の傷、破損防止のための表面保護或は板金加工時の金
属表面の傷防止等に使用されるもので、例えば特公昭5
1−14554号公報1にその概要が記載されている。
ス板等に該シートの接着層を介して貼着し、保存や運搬
時の傷、破損防止のための表面保護或は板金加工時の金
属表面の傷防止等に使用されるもので、例えば特公昭5
1−14554号公報1にその概要が記載されている。
而して、表面保護シートは感圧性接着テープと同様巻重
物として提供されるものであるから、接着層とソート背
面との剥離が良好であることは勿論、シート背面に形成
された剥離性皮膜11盪が接着層により剥ぎ取られたり
、摩擦等によって脱落することがあると金属等の表面を
汚染するため、脱落のない剥離性処理剤を使用する必要
がある。
物として提供されるものであるから、接着層とソート背
面との剥離が良好であることは勿論、シート背面に形成
された剥離性皮膜11盪が接着層により剥ぎ取られたり
、摩擦等によって脱落することがあると金属等の表面を
汚染するため、脱落のない剥離性処理剤を使用する必要
がある。
従来、表面保護ノートや感圧性接着テープ類のシート基
材背面に剥離性表面を与える組成物としては、オクタデ
シル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸との共
重合体溶液、シリコーン溶液などが知られているが、前
者はその剥離効果が後者よりも劣る欠点かあり、後者は
剥離効果が極めて良好である反面、この性質が逆に他の
特性を損なう欠点も有している。
材背面に剥離性表面を与える組成物としては、オクタデ
シル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸との共
重合体溶液、シリコーン溶液などが知られているが、前
者はその剥離効果が後者よりも劣る欠点かあり、後者は
剥離効果が極めて良好である反面、この性質が逆に他の
特性を損なう欠点も有している。
即ち、シリコーン溶液をシート基材面に塗布し、焼付は
処理を行なっても、シリコーン樹脂個有の物理的性質の
故にシート基材との接着性が充分でなく、形成されたシ
リコーン皮膜は脱落し易い。
処理を行なっても、シリコーン樹脂個有の物理的性質の
故にシート基材との接着性が充分でなく、形成されたシ
リコーン皮膜は脱落し易い。
特に可塑化ポリ塩化ヒニルシートを用いた表面保護シー
トに上記溶液を使用した場合、シート基材からの可塑剤
の移行によりシリコーン皮膜の脱落がさらに容易になり
、剥離効果が低下すると共に表面保護シートを金属板等
の被保護面に貼り付けた際に、脱落した皮膜微粉が被保
護面を汚染する欠点が現われる。
トに上記溶液を使用した場合、シート基材からの可塑剤
の移行によりシリコーン皮膜の脱落がさらに容易になり
、剥離効果が低下すると共に表面保護シートを金属板等
の被保護面に貼り付けた際に、脱落した皮膜微粉が被保
護面を汚染する欠点が現われる。
又、上記の組成物は一般に有機溶剤溶液の形態で使用さ
れているケースが多く、有機溶剤の使用は火災、爆発等
の危険性があり、さらに毒性をも有し、大気汚染の観点
からも問題を何している。
れているケースが多く、有機溶剤の使用は火災、爆発等
の危険性があり、さらに毒性をも有し、大気汚染の観点
からも問題を何している。
一方、本出願人は先に特開昭51−189885号にお
いて、有機溶剤の使用を排除した水媒体の剥離性処理剤
を提案した。この処理剤は持に紙、不織布、布などの浸
潤性基材を対象としたもので、浸潤性基材への処理剤の
一部浸透によるバックサイズ処理と基材表面の剥離処理
とを同時に行なうことを目的としたものである。この先
行出願は□、上記目的を達成するため、樹脂エマルジョ
ンの固形分100重量部に対して、シリコーンエマルジ
ョンの固形分が0.5〜100重量部を含むように混合
するものであるが、非浸潤性のシートに対しては最外1
mに完全なシリコーン皮膜が形成されず、剥離効果が貧
弱であり、また高温、高湿下に長時間おかれた場合、剥
離効果が極度に低下することが判明した。
いて、有機溶剤の使用を排除した水媒体の剥離性処理剤
を提案した。この処理剤は持に紙、不織布、布などの浸
潤性基材を対象としたもので、浸潤性基材への処理剤の
一部浸透によるバックサイズ処理と基材表面の剥離処理
とを同時に行なうことを目的としたものである。この先
行出願は□、上記目的を達成するため、樹脂エマルジョ
ンの固形分100重量部に対して、シリコーンエマルジ
ョンの固形分が0.5〜100重量部を含むように混合
するものであるが、非浸潤性のシートに対しては最外1
mに完全なシリコーン皮膜が形成されず、剥離効果が貧
弱であり、また高温、高湿下に長時間おかれた場合、剥
離効果が極度に低下することが判明した。
本発明者らは、特に可塑化ポリ塩化ビニルシート、ポリ
オレフィンシートなどの非浸潤性の無孔性シートに対す
る接着性が良好で、剥離効果が大きく、しかも脱落のな
い剥離性皮膜層を形成しうろ水媒体の処理剤を鋭意研究
検討の結果、2種類の特定のポリシロキサンの水媒体物
と非浸潤性シーl−との親和性が良好でポリシロキサン
の硬化反応に好結果を与えるアクリル系共重合樹脂エマ
ルジョンとを特定割合で混合することにより、所期の目
的を充分に達成しうろことを見出し、本発明を完成する
に至ったものである。
オレフィンシートなどの非浸潤性の無孔性シートに対す
る接着性が良好で、剥離効果が大きく、しかも脱落のな
い剥離性皮膜層を形成しうろ水媒体の処理剤を鋭意研究
検討の結果、2種類の特定のポリシロキサンの水媒体物
と非浸潤性シーl−との親和性が良好でポリシロキサン
の硬化反応に好結果を与えるアクリル系共重合樹脂エマ
ルジョンとを特定割合で混合することにより、所期の目
的を充分に達成しうろことを見出し、本発明を完成する
に至ったものである。
すなわち、本発明は
一般式
(但し、R′は水素或はメチル基、R′は水素、1価の
アルキル基、アリール基或はアルケニル基、nは5〜5
00の整類)で表わされ、1分子中に少なくとも8個の
ケイ素結合水素原子を有するオルガノハイドロジエンポ
リシロキサン(a) 、!:、(但し、Wは1価の場合
により置換された炭化水素基、mは100〜15,00
0の整数)で表わされる両末端ケイ素結合水酸基を有す
るジオルガノボリンロキサン0〕)とを含んでなる上記
(a)および0))の水媒体物の固形分100重猷部に
対して、酸性成分モノマーを含まないアクリル系共重合
樹脂エマルジョンの固形分20〜100重量部を含むよ
うに混合してなる水媒体組成物であって、該組成物中の
不揮発分が1〜60重量係配合されている剥離性処理剤
を提供するものである。本発明において、前Nr3
fljX式(1)で示される()t)成分のオルガツノ
入イドロジェンボリシロキサンは、1分子中に少なくと
も3個のケイ素結合水素原子を有するものであり、一般
式(1)の+R81(CL(s)O−)n単位において
■〃が水素である割合と几“が1価のアルキル基、アリ
ール基或はアルケニル基である割合の平均比が0.25
〜10であって、nが5〜500 の値の整数であると
いう基準で使用するのが好適である。殊にオルツJノハ
イドロジェンボリシロキサン(a)は、25℃で10〜
1.00 cStの粘度を有するものが有利である。
アルキル基、アリール基或はアルケニル基、nは5〜5
00の整類)で表わされ、1分子中に少なくとも8個の
ケイ素結合水素原子を有するオルガノハイドロジエンポ
リシロキサン(a) 、!:、(但し、Wは1価の場合
により置換された炭化水素基、mは100〜15,00
0の整数)で表わされる両末端ケイ素結合水酸基を有す
るジオルガノボリンロキサン0〕)とを含んでなる上記
(a)および0))の水媒体物の固形分100重猷部に
対して、酸性成分モノマーを含まないアクリル系共重合
樹脂エマルジョンの固形分20〜100重量部を含むよ
うに混合してなる水媒体組成物であって、該組成物中の
不揮発分が1〜60重量係配合されている剥離性処理剤
を提供するものである。本発明において、前Nr3
fljX式(1)で示される()t)成分のオルガツノ
入イドロジェンボリシロキサンは、1分子中に少なくと
も3個のケイ素結合水素原子を有するものであり、一般
式(1)の+R81(CL(s)O−)n単位において
■〃が水素である割合と几“が1価のアルキル基、アリ
ール基或はアルケニル基である割合の平均比が0.25
〜10であって、nが5〜500 の値の整数であると
いう基準で使用するのが好適である。殊にオルツJノハ
イドロジェンボリシロキサン(a)は、25℃で10〜
1.00 cStの粘度を有するものが有利である。
具体的には、メチルハイドロジエンポリシロキサン、エ
チルハイドロジエンポリシロキサン、ビニルハイ1ζロ
ジエンポリシロキサンなどが例示されるが、これらはエ
マルジョンおよび(あるいは)水溶液の水媒体物の形態
で使用される。
チルハイドロジエンポリシロキサン、ビニルハイ1ζロ
ジエンポリシロキサンなどが例示されるが、これらはエ
マルジョンおよび(あるいは)水溶液の水媒体物の形態
で使用される。
次に、(b)成分のオルガノポリシロキサンは、前記一
般式(II)で示される分子両末端にケイ素結合水酸基
を有するオルカッポリシロキサンを水性媒体中に乳化も
しくは水溶化したものでもよいが、好ましくはシランも
しくはシロキサンの乳合重合によって得た水性エマルジ
ョンが使用される。
般式(II)で示される分子両末端にケイ素結合水酸基
を有するオルカッポリシロキサンを水性媒体中に乳化も
しくは水溶化したものでもよいが、好ましくはシランも
しくはシロキサンの乳合重合によって得た水性エマルジ
ョンが使用される。
殊に、オルカッポリシロキサン(b)自体の粘度は、2
5℃で10,000〜1,000,000 cSt好ま
しくは50.000〜500,000 cstの粘度を
有するものが使用される。粘度が1o、o o o c
s+・以下の低粘度であると、本発明の処理剤を硬化さ
せて得られる皮膜が機械的強度および弾性に劣り、また
あまり高粘度であると、前記(a)成分との反応におけ
る反応速度が遅くなる欠点が生じる。
5℃で10,000〜1,000,000 cSt好ま
しくは50.000〜500,000 cstの粘度を
有するものが使用される。粘度が1o、o o o c
s+・以下の低粘度であると、本発明の処理剤を硬化さ
せて得られる皮膜が機械的強度および弾性に劣り、また
あまり高粘度であると、前記(a)成分との反応におけ
る反応速度が遅くなる欠点が生じる。
而して、上記(a)および(13)成分は水媒体物の形
態で混合されるが、両成分の水媒体物は固形分を基準に
して(a)成分100重量部に対して(1))成分10
0〜2.000重量部、好ましくは300〜1,000
重量部の割合で使用するのがよい。
態で混合されるが、両成分の水媒体物は固形分を基準に
して(a)成分100重量部に対して(1))成分10
0〜2.000重量部、好ましくは300〜1,000
重量部の割合で使用するのがよい。
さらに、これら両ポリシロキサンの硬化触媒としてスズ
、亜鉛、鉄等の有機金属塩などが用いられる。この硬化
触媒の使用量は、所望の硬化速度に応じて適宜増減する
ことができるが、一般に(a)成分と0〕)成分を加え
た固形分100重量部に対して01〜60重量部の範囲
で使用される。
、亜鉛、鉄等の有機金属塩などが用いられる。この硬化
触媒の使用量は、所望の硬化速度に応じて適宜増減する
ことができるが、一般に(a)成分と0〕)成分を加え
た固形分100重量部に対して01〜60重量部の範囲
で使用される。
次に、上記(a)および(′l))成分の両ポリシロキ
サンの水媒体物に混合して用いる酸性成分モノマーを含
まないアクリル系共重合樹脂エマルジョンは、アクリル
酸アルキルエステルモノマーを主成分とする皮膜形成能
を有するアクリル系共重合樹脂のエマルジョンであって
、共重合成分としてアクリル酸、マレイン酸等の酸性成
分モノマーを含まないことが必要であり且つ重要である
。
サンの水媒体物に混合して用いる酸性成分モノマーを含
まないアクリル系共重合樹脂エマルジョンは、アクリル
酸アルキルエステルモノマーを主成分とする皮膜形成能
を有するアクリル系共重合樹脂のエマルジョンであって
、共重合成分としてアクリル酸、マレイン酸等の酸性成
分モノマーを含まないことが必要であり且つ重要である
。
アクリル系共重合樹脂エマルジョンに共重合成分として
酸性成分モノマーを含む場合には、両ボリシロキ→ノ°
ンの硬化反応が充分に進行せず、未反応のポリシロキサ
ン成分が残留することが判明した。
酸性成分モノマーを含む場合には、両ボリシロキ→ノ°
ンの硬化反応が充分に進行せず、未反応のポリシロキサ
ン成分が残留することが判明した。
この現象は、酸性成分モノマーのカルボキシル基が有機
金属塩等のポリシロキサンの硬化触媒の活性を低下乃至
消失させるためであると推定される。
金属塩等のポリシロキサンの硬化触媒の活性を低下乃至
消失させるためであると推定される。
上記の未反応ポリシロキサン成分は、表面保護シート等
の接着層へ移行(7て接着力の低下をきたし、また表面
保護シートで保護した金属板を重ね合わせると他の金属
板を汚染する結果を招く。
の接着層へ移行(7て接着力の低下をきたし、また表面
保護シートで保護した金属板を重ね合わせると他の金属
板を汚染する結果を招く。
本発明に使用する酸性成分モノマーを含まないアクリル
系共重合樹脂エマルションの内でも、シート基材に焼付
けて得られる剥離性皮膜層の性質の観点から、1gtl
記(a)成分のポリシロキサン中に存在するケイ素結合
水素原子と反応しうるヒドロキシル基を有するアクリル
系共重合樹脂エマルジョンを用いることは、皮膜層を構
成する最外面のポリシロキサン硬化物がシートから脱落
するのをより効果的に防止しうるので好ましいものであ
る。
系共重合樹脂エマルションの内でも、シート基材に焼付
けて得られる剥離性皮膜層の性質の観点から、1gtl
記(a)成分のポリシロキサン中に存在するケイ素結合
水素原子と反応しうるヒドロキシル基を有するアクリル
系共重合樹脂エマルジョンを用いることは、皮膜層を構
成する最外面のポリシロキサン硬化物がシートから脱落
するのをより効果的に防止しうるので好ましいものであ
る。
ヒドロキシル基を有するアクリル系共重合樹脂エマルジ
ョンの好ましい典型的な例は、アクリル酸アルギルエス
テルモノマー(アルキル基の炭素数1〜8個)および(
あるいは)メタクリル酸アルキルエステルモノマー(ア
ルキル基の炭素数1〜8個)またはこれらと共重合可能
なビニル系モノマーを添加してなるベースモノマーi
o o 重−i部に対して、ヒドロキシル基含有共重合
性モノマー1〜30重量部の割合で共重合させて得られ
るものがあげられる。
ョンの好ましい典型的な例は、アクリル酸アルギルエス
テルモノマー(アルキル基の炭素数1〜8個)および(
あるいは)メタクリル酸アルキルエステルモノマー(ア
ルキル基の炭素数1〜8個)またはこれらと共重合可能
なビニル系モノマーを添加してなるベースモノマーi
o o 重−i部に対して、ヒドロキシル基含有共重合
性モノマー1〜30重量部の割合で共重合させて得られ
るものがあげられる。
主成分のアクリル酸アルキルエステルモノマーとしては
アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルが最
適であるが他のアクリル酸アルキルエステルでアルキル
基の炭素数が1〜8個のものを使用してもよいし、併用
することも可能である。メタクリル酸アルキルエステル
としてはメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチルなどが最適であるが、他のメタクリル
酸アルキルエステルでアルキル基の炭素数が8個以下の
ものを使用してもよいし、併用することも可能である。
アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシルが最
適であるが他のアクリル酸アルキルエステルでアルキル
基の炭素数が1〜8個のものを使用してもよいし、併用
することも可能である。メタクリル酸アルキルエステル
としてはメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸ブチルなどが最適であるが、他のメタクリル
酸アルキルエステルでアルキル基の炭素数が8個以下の
ものを使用してもよいし、併用することも可能である。
また共重合可能なビニル系モノマーとしては、スチレン
、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などが含まれる。ヒドロキシル基を含むモノマーとして
、2−ヒドロキエチルアクリレート、2−ヒドロキエチ
ルメタクリレ−1・、2−ヒドロキプロビルアクリレー
ト、ジエチレングリコールモノアクリレート、トリエチ
レングリコールモノアクリレート、テトラエチレングリ
コールモノアクリレート、ジプロピレングリコールモノ
アクリレート、トリプロピレングリコールモノアクリレ
ート、テトラプロピレングリコールモノアクリレ−1−
などが含まれる。
、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などが含まれる。ヒドロキシル基を含むモノマーとして
、2−ヒドロキエチルアクリレート、2−ヒドロキエチ
ルメタクリレ−1・、2−ヒドロキプロビルアクリレー
ト、ジエチレングリコールモノアクリレート、トリエチ
レングリコールモノアクリレート、テトラエチレングリ
コールモノアクリレート、ジプロピレングリコールモノ
アクリレート、トリプロピレングリコールモノアクリレ
ート、テトラプロピレングリコールモノアクリレ−1−
などが含まれる。
本発明において、これらの酸性成分モノマーを含まない
アクリル系共重合樹脂エマルジョンは、固形分を基準に
して、前記両ポリシロキサンの水媒体物100重量部に
対して20〜100重量部を含むように混合され、組成
物中の不揮発分が1〜60重量%に調整される。
アクリル系共重合樹脂エマルジョンは、固形分を基準に
して、前記両ポリシロキサンの水媒体物100重量部に
対して20〜100重量部を含むように混合され、組成
物中の不揮発分が1〜60重量%に調整される。
このようにして得られた剥離性処理剤は混合時は均一に
分散しているが、非浸潤性シート基材に塗布乾燥させる
場合、皮膜形成時にシート基材に対して化学的親和性の
ある樹脂エマルシヨンがシート接触面に多量に含有し、
最外面にはポリシロキサン反応物を多量に含有する実質
的に2つの層からなる剥離性皮膜1酌が設けられる。最
外面にポリシロキサン反応物が多量に含有されることは
種々の方法で確認することができる。本発明者らはシー
ト基材上に剥離性処理剤を塗布乾燥し、剥離性皮膜層を
形成させ、その表面のESCA(X線光原子分析)およ
び純水の静止接触角の測定を行うことにより確認した。
分散しているが、非浸潤性シート基材に塗布乾燥させる
場合、皮膜形成時にシート基材に対して化学的親和性の
ある樹脂エマルシヨンがシート接触面に多量に含有し、
最外面にはポリシロキサン反応物を多量に含有する実質
的に2つの層からなる剥離性皮膜1酌が設けられる。最
外面にポリシロキサン反応物が多量に含有されることは
種々の方法で確認することができる。本発明者らはシー
ト基材上に剥離性処理剤を塗布乾燥し、剥離性皮膜層を
形成させ、その表面のESCA(X線光原子分析)およ
び純水の静止接触角の測定を行うことにより確認した。
非浸潤性シート基材として可塑化ポリ塩化ビニルを用い
た場合、シート接触面にある樹脂層は可塑化ポリ塩化ビ
ニルシートから移行する可塑剤と相溶性が良く、ポリシ
ロキサン層への可塑剤の移行を防止する。さらに樹脂成
分としてヒドロキシル基か含まれている場合、ケイ素結
合水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンと反応し、ポリシロキサン層の脱落を防止すること
ができる。
た場合、シート接触面にある樹脂層は可塑化ポリ塩化ビ
ニルシートから移行する可塑剤と相溶性が良く、ポリシ
ロキサン層への可塑剤の移行を防止する。さらに樹脂成
分としてヒドロキシル基か含まれている場合、ケイ素結
合水素原子を有するオルガノハイドロジエンポリシロキ
サンと反応し、ポリシロキサン層の脱落を防止すること
ができる。
前記(a)および0))両ポリシロキサン水媒体物の固
杉分100重醋部に対して、酸性成分モノマーを含まな
いアクリル系共重合樹脂エマルジョンの固形分が20重
量部以下では樹脂層に較べ、ポリシロキサン層が厚すき
、脱落を起こすので20重量部以以上にする必要がある
。また100重量部以上では最外面にも樹脂層が一部現
れ、剥離効果を減殺するので100重量部以下にする必
要がある。
杉分100重醋部に対して、酸性成分モノマーを含まな
いアクリル系共重合樹脂エマルジョンの固形分が20重
量部以下では樹脂層に較べ、ポリシロキサン層が厚すき
、脱落を起こすので20重量部以以上にする必要がある
。また100重量部以上では最外面にも樹脂層が一部現
れ、剥離効果を減殺するので100重量部以下にする必
要がある。
剥離性処理剤の不揮発分は1重it%以下では形成され
る剥離性皮膜層が薄すぎるため、剥離効果が少なくなる
ので1重ff1%以上必要であり、60重量%以上では
塗布臓が著しく多くなるので60重量%以下であること
が必要である。
る剥離性皮膜層が薄すぎるため、剥離効果が少なくなる
ので1重ff1%以上必要であり、60重量%以上では
塗布臓が著しく多くなるので60重量%以下であること
が必要である。
本発明の剥離性処理剤は、本質的に上記成分の水媒体組
成物からなるものであるが、必要に応じて乳化剤、染料
、顔料、粘度調整剤等を配合することができる。
成物からなるものであるが、必要に応じて乳化剤、染料
、顔料、粘度調整剤等を配合することができる。
以上説明したように、本発明の剥離性処理剤は非浸潤性
のシート基材に塗布乾燥することにより、最外面にはポ
リシロキサン反応物を多量に含有し、非浸潤性シート接
触面には多量のアクリル系共重合樹脂を含有する実質的
に2つの層からなる剥離性成膜層を与えるものである。
のシート基材に塗布乾燥することにより、最外面にはポ
リシロキサン反応物を多量に含有し、非浸潤性シート接
触面には多量のアクリル系共重合樹脂を含有する実質的
に2つの層からなる剥離性成膜層を与えるものである。
かかる2重層の形成は、剥離性皮膜層とシート基材との
接着力を確保するのは役立つと共に、2重層の層間は両
層の混合層のため層間強度も強く、剥離性皮膜層のシー
ト基材からの脱落を有効に防止する特徴を有している。
接着力を確保するのは役立つと共に、2重層の層間は両
層の混合層のため層間強度も強く、剥離性皮膜層のシー
ト基材からの脱落を有効に防止する特徴を有している。
さらに、可塑剤の移行現象か見られる可塑化ポリ塩化ヒ
ニルシートなどでは、アクリル系共重合樹脂層によって
最外層のポリシロキサン反応物層への可塑剤の移行を阻
止することができ、又該樹脂としてポリシロキサンのケ
イ素結合水素原子と反応しうるヒドロキシル基を含む樹
脂を使用することにより、ポリシロキサンと架橋反応を
生成して、剥離VI:皮膜層の脱落をより有効に防止す
ることができる。
ニルシートなどでは、アクリル系共重合樹脂層によって
最外層のポリシロキサン反応物層への可塑剤の移行を阻
止することができ、又該樹脂としてポリシロキサンのケ
イ素結合水素原子と反応しうるヒドロキシル基を含む樹
脂を使用することにより、ポリシロキサンと架橋反応を
生成して、剥離VI:皮膜層の脱落をより有効に防止す
ることができる。
而して、本発明の剥離性処理剤は可塑剤の移行を防止し
うると共に良好な剥離機能を与えるという観点から、可
塑化ポリ塩化ビニルシートに対して特に有用なものであ
るが、その他の非浸潤性シート基材として、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの各種合成樹脂
ソートもしくはフィルム、アルミニウム箔、銅箔などの
金属箔等へ適用することができる。
うると共に良好な剥離機能を与えるという観点から、可
塑化ポリ塩化ビニルシートに対して特に有用なものであ
るが、その他の非浸潤性シート基材として、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの各種合成樹脂
ソートもしくはフィルム、アルミニウム箔、銅箔などの
金属箔等へ適用することができる。
また、この剥離性処理剤は、シート基村上に塗布乾燥し
て形成された剥離性皮膜層が常態はもとより摩擦や荷重
がかかっても脱落が非常に少なく、剥離機能を有効に発
揮しうる観点から、金属板の各種加工時に用いられる表
面保護シートの背面処理剤として好適なものであるが、
一般の感圧性接着テープの背面処理剤、各種離型シート
の処理剤としても有用である。
て形成された剥離性皮膜層が常態はもとより摩擦や荷重
がかかっても脱落が非常に少なく、剥離機能を有効に発
揮しうる観点から、金属板の各種加工時に用いられる表
面保護シートの背面処理剤として好適なものであるが、
一般の感圧性接着テープの背面処理剤、各種離型シート
の処理剤としても有用である。
次に本発明の実施例および参考例を示すが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
れらの実施例に限定されるものではない。
尚以下の文中で部とあるのは各れも固形分の重量部を意
味する。
味する。
実施例1
温度計、攪拌機、窒素導入管および還流冷却管を備えた
反応容器内に下記のモノマー混合物アクリル酸ブチル
40(部)メタクリル酸メチル
60アク二口ニトリル 10(
部)2−ヒドロキシルエチル 7 タ ア り リ 、 −ト 5ソルヒ
タンモノラウレート 32イオン交換水
160を仕込み、窒素気流下にて攪拌し
ながら加熱し、反応系が約60℃に達した時点で、重合
開始剤として過硫酸アンモニウム0.2部を加えて重合
を開始させ、約2時間重合反応を行なう。次いで重合反
応終了後、約65℃まで反応系を昇温させ、約1時間熟
成させて共重合体を含むアクリル系エマルジョンヲ得り
。次に上記エマルジョン100部に対して、下記の化合
物および追加のイオン交換水を加え、固形分10%の剥
離性処理剤を調整した。
反応容器内に下記のモノマー混合物アクリル酸ブチル
40(部)メタクリル酸メチル
60アク二口ニトリル 10(
部)2−ヒドロキシルエチル 7 タ ア り リ 、 −ト 5ソルヒ
タンモノラウレート 32イオン交換水
160を仕込み、窒素気流下にて攪拌し
ながら加熱し、反応系が約60℃に達した時点で、重合
開始剤として過硫酸アンモニウム0.2部を加えて重合
を開始させ、約2時間重合反応を行なう。次いで重合反
応終了後、約65℃まで反応系を昇温させ、約1時間熟
成させて共重合体を含むアクリル系エマルジョンヲ得り
。次に上記エマルジョン100部に対して、下記の化合
物および追加のイオン交換水を加え、固形分10%の剥
離性処理剤を調整した。
上記の剥離性処理剤を、可塑化ポリ塩化ビニルフィルム
(興国化学社製HKフィルム)の−面に、固形分0.6
?/rr?の塗布量となるように均一に塗布し、14
5℃で2分間加熱乾燥して剥離性皮膜層を有する試料を
作成した。得られた試料片に接着テープ(日東電工社製
ニット−ポリエステルテープ階81B)を貼り付け、常
温での剥離力、残留接着力および残留接着力保持率の測
定結果、並びに剥離性皮膜層の脱落性についての試験結
果を第8表に示した。
(興国化学社製HKフィルム)の−面に、固形分0.6
?/rr?の塗布量となるように均一に塗布し、14
5℃で2分間加熱乾燥して剥離性皮膜層を有する試料を
作成した。得られた試料片に接着テープ(日東電工社製
ニット−ポリエステルテープ階81B)を貼り付け、常
温での剥離力、残留接着力および残留接着力保持率の測
定結果、並びに剥離性皮膜層の脱落性についての試験結
果を第8表に示した。
次に、本実施例で使用している各種のエマルジョンにつ
いて、アクリル系エマルジョン成分単独(A)、硬化触
媒を含むポリシロキサンエマルジョン成分単独(B)、
および実施例1の剥離性処理剤(C)の8種類のエマル
ジョンを、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムの一面に固形
分0.6 f/n?の塗布量となるように塗布し、14
5℃で2分間加熱乾燥した。
いて、アクリル系エマルジョン成分単独(A)、硬化触
媒を含むポリシロキサンエマルジョン成分単独(B)、
および実施例1の剥離性処理剤(C)の8種類のエマル
ジョンを、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムの一面に固形
分0.6 f/n?の塗布量となるように塗布し、14
5℃で2分間加熱乾燥した。
得られた各試料片について、E80A(X線光原子分析
)による処理表面の分析と、純水の静止接触角を測定し
その結果を第1表に示した。
)による処理表面の分析と、純水の静止接触角を測定し
その結果を第1表に示した。
第 1 表
第1表によれば、実施例1の剥離性処理剤(C)の皮膜
層は、ポリシロキサンエマルジョン成分単独■)の皮膜
層と同等の測定値を示している。この結果から、(C)
の皮膜層は最外面にポリシロキサン反応物を多量に含有
しており、実質的に2層構造からなる剥離性皮膜層が形
成されていることがわかる。
層は、ポリシロキサンエマルジョン成分単独■)の皮膜
層と同等の測定値を示している。この結果から、(C)
の皮膜層は最外面にポリシロキサン反応物を多量に含有
しており、実質的に2層構造からなる剥離性皮膜層が形
成されていることがわかる。
実施例2
アクリル酸2−エチルヘキシル 80 (部)メタ
クリル酸メチル 55アクリロニトリル
52−ヒドロキシエチルアクリレ
ート 10ソルビタンモノラウレート
8.2(N)アルギルベンセンスルホン酸ソータ塩0
.8イオン交換水 160上記モノ
マ一混合物を用いて、実施例1と同様の反応条件でアク
リル系エマルジョンを製造した。
クリル酸メチル 55アクリロニトリル
52−ヒドロキシエチルアクリレ
ート 10ソルビタンモノラウレート
8.2(N)アルギルベンセンスルホン酸ソータ塩0
.8イオン交換水 160上記モノ
マ一混合物を用いて、実施例1と同様の反応条件でアク
リル系エマルジョンを製造した。
次に上記エマルジョン100部に対して、下記の化合物
および追加のイオン交換水を加え固形分8饅の剥離性処
理剤を調整した。
および追加のイオン交換水を加え固形分8饅の剥離性処
理剤を調整した。
上記配合の剥離性処理剤を、実施例1と同様に処理して
試料を作成し、試験結果を第3表に示した。
試料を作成し、試験結果を第3表に示した。
次に、本実施例で使用している各種のエマルジョンにつ
いて、アクリル系エマルジョン成分単独(0、硬化触媒
を含むポリシロキサンエマルジョン成分単独(1ツ、お
よび実施例2の剥離性処理剤(F)の3種類のエマルジ
ョンを、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムの一面に固形分
0.69/n?の塗布量となるように塗布し、145℃
で2分間加熱乾燥した。
いて、アクリル系エマルジョン成分単独(0、硬化触媒
を含むポリシロキサンエマルジョン成分単独(1ツ、お
よび実施例2の剥離性処理剤(F)の3種類のエマルジ
ョンを、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムの一面に固形分
0.69/n?の塗布量となるように塗布し、145℃
で2分間加熱乾燥した。
得られた各試料片について、B50A(X線光原子分析
)による処理表面の分析と、純水の静止接触角を測定し
その結果を第2表に示した。
)による処理表面の分析と、純水の静止接触角を測定し
その結果を第2表に示した。
第 2 表
実施例3
アクリル酸エチル 80(部)アクリ
ル酸ブチル 30メククリル酸メチル
402−ヒドロキシプロピルアクリレ
−1−8ソルビタンモノラウレ−1−8(]) アルキルベンゼンスルホン酸ソータ塩1イオン交換水
160上記モノマ一混合物を用い
て、実施例1と同様の反応条件でアクリル系エマルジョ
ンを製造した。
ル酸ブチル 30メククリル酸メチル
402−ヒドロキシプロピルアクリレ
−1−8ソルビタンモノラウレ−1−8(]) アルキルベンゼンスルホン酸ソータ塩1イオン交換水
160上記モノマ一混合物を用い
て、実施例1と同様の反応条件でアクリル系エマルジョ
ンを製造した。
次に上記エマルジョン100部に対して、下記の化合物
および追加のイオン交換水を加え固形分20チの剥離性
処理剤を調整した。
および追加のイオン交換水を加え固形分20チの剥離性
処理剤を調整した。
硬化触媒(ダウコーニング社a
DC−22に、固形分24多) 8上記
配合の剥離性処理剤を、コロナ処理したポリエチレンフ
ィルム上に固形分0.6r/iの塗布量となるように均
一に塗布し、実施例1と同様に処理して試料を作成し、
試験結果を第8表に示した。
配合の剥離性処理剤を、コロナ処理したポリエチレンフ
ィルム上に固形分0.6r/iの塗布量となるように均
一に塗布し、実施例1と同様に処理して試料を作成し、
試験結果を第8表に示した。
実施例4
アクリル酸ブチル 50(部)メタク
リル酸メチル 50(部)2−ヒドロキ
シエチルアクリレート 20ソルビクンモノラウ
レート 82アルキルベンゼンスルホン酸ソ
ータfJ[0,8イオン交換水 1
60上記モノマ一混合物を用いて、実施例1と同様の反
応条件でアクリル系エマルジョンを製造した。
リル酸メチル 50(部)2−ヒドロキ
シエチルアクリレート 20ソルビクンモノラウ
レート 82アルキルベンゼンスルホン酸ソ
ータfJ[0,8イオン交換水 1
60上記モノマ一混合物を用いて、実施例1と同様の反
応条件でアクリル系エマルジョンを製造した。
次に上記エマルジョン100部に対して、下記)化合物
および追加のイオン交換水を加え固形分5チの剥離性処
理剤を調整した。
および追加のイオン交換水を加え固形分5チの剥離性処
理剤を調整した。
上記配合の剥離性処理剤を用いて、実施例1と同様に可
塑化ポリ塩化ビニルフィルムの一面を処理して試料を作
成し、試験結果を第8表に示した。
塑化ポリ塩化ビニルフィルムの一面を処理して試料を作
成し、試験結果を第8表に示した。
参考例1
アクリル酸ブチル 40(部)メタク
リル酸メチル 60アクリロニトリル
52−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート 5アクリル酸
3ソルビタンモノラウレ−1−8,、2 アルキルベンゼンスルホン酸ソ一タm o、sイ
オン交換水 160上記モノマ一混
合物を用いて、実施例1と同様の反応条件でアクリル系
エマルジョンを製造した。
リル酸メチル 60アクリロニトリル
52−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート 5アクリル酸
3ソルビタンモノラウレ−1−8,、2 アルキルベンゼンスルホン酸ソ一タm o、sイ
オン交換水 160上記モノマ一混
合物を用いて、実施例1と同様の反応条件でアクリル系
エマルジョンを製造した。
次ニ上記エマルジョン100部に対して、実施例1と同
じ組成のシリコーンエマルジョンを同部数添加した組成
物を用いて、実施例1と同様に可塑化ポリ塩化ビニルフ
ィルムの一面を処理して試料を作成し、測定を行なった
。
じ組成のシリコーンエマルジョンを同部数添加した組成
物を用いて、実施例1と同様に可塑化ポリ塩化ビニルフ
ィルムの一面を処理して試料を作成し、測定を行なった
。
参考例2
アクリル酸2−エチルヘキシル a O(部)メタ
クリル酸メチル 55アクリロニトリル
52−ヒドロキシエチルアクリ
レ−) 10(@アクリル酸
8ソルビタンモノラウレート 8
2アルキルベンゼンスルポン酸ソータi o、s
イオン交換水 160上記モノマ一
混合物を用いて、実施例1と同様の反応条件でアクリル
系エマルジョンを製造した。
クリル酸メチル 55アクリロニトリル
52−ヒドロキシエチルアクリ
レ−) 10(@アクリル酸
8ソルビタンモノラウレート 8
2アルキルベンゼンスルポン酸ソータi o、s
イオン交換水 160上記モノマ一
混合物を用いて、実施例1と同様の反応条件でアクリル
系エマルジョンを製造した。
次に上記エマルジョン100部に対して、実施例2と同
じ組成のシリコーンエマルジョンを同部数添加した組成
物を用いて、実施例1と同様に可塑化ポリ塩化ビニルフ
ィルムの一面を処理して試料を作成し、測定を行なった
。
じ組成のシリコーンエマルジョンを同部数添加した組成
物を用いて、実施例1と同様に可塑化ポリ塩化ビニルフ
ィルムの一面を処理して試料を作成し、測定を行なった
。
第 8 表
第3表における試験結果は、次の方法で測定並びに観察
したものである。
したものである。
剥離カニ試料片に清浄な接着テープを貼付け、40℃で
20f/cJ荷重の条件で24時間保存した後、300
調/分の速度で180° ビーリングテスト(20℃)
を行ない応力を測定した。
20f/cJ荷重の条件で24時間保存した後、300
調/分の速度で180° ビーリングテスト(20℃)
を行ない応力を測定した。
残留接着カニ前記剥離力測定後の接着テープをBAステ
ンレス板にローラで貼付け、80分後に800+a+/
分の速度で180°ピーリングテスト(20℃)を行な
い応力を測定した。
ンレス板にローラで貼付け、80分後に800+a+/
分の速度で180°ピーリングテスト(20℃)を行な
い応力を測定した。
残留接着力保持率:清浄な接着テープのBAステンレス
板に対する接着力(850f/20+m)を100%と
した場合の残留接着力のチを示している。この試験は、
試料片に設けられている剥離性皮膜層の接着テープによ
る剥脱汚染度の良否を判断するためのものである。
板に対する接着力(850f/20+m)を100%と
した場合の残留接着力のチを示している。この試験は、
試料片に設けられている剥離性皮膜層の接着テープによ
る剥脱汚染度の良否を判断するためのものである。
脱落性:BAステンレス板に試料片の剥離性皮膜層側を
貼付け、その上に他のB Aステンレス板を重ねて10
(1/Jの荷重をかけ、40℃で24時間加熱保存後の
BAステンレス板の汚染度を観察したものである。
貼付け、その上に他のB Aステンレス板を重ねて10
(1/Jの荷重をかけ、40℃で24時間加熱保存後の
BAステンレス板の汚染度を観察したものである。
表中、○は良好、×は汚染有りで、皮膜層の脱落の度合
いを示している。
いを示している。
摩擦後の脱落性二BAステンレス板に試料片を剥離性皮
膜層側を上にして貼付け、その上に日本薬局方ガーゼを
置き、50 r/mの荷重をかけ1往復させた後の試料
に対して、上記の脱落性テストを行なう。
膜層側を上にして貼付け、その上に日本薬局方ガーゼを
置き、50 r/mの荷重をかけ1往復させた後の試料
に対して、上記の脱落性テストを行なう。
第3表から明らかなように、本発明に係る実施例1〜4
の剥離性処理剤を用いた試料片は、適度の軽い剥離力を
示し、残留接着力およびその保持率が高いことは基材フ
ィルムと剥離性皮膜層との接着力が強く、接着テープに
より剥脱され難く、良質の剥離性表面を提供することを
示している。
の剥離性処理剤を用いた試料片は、適度の軽い剥離力を
示し、残留接着力およびその保持率が高いことは基材フ
ィルムと剥離性皮膜層との接着力が強く、接着テープに
より剥脱され難く、良質の剥離性表面を提供することを
示している。
又、実施例1〜4は脱落性試験並びに摩擦後の脱落性試
験という荷酷な条件下でも脱落がなく、特に良好な結果
が得られることを示している。
験という荷酷な条件下でも脱落がなく、特に良好な結果
が得られることを示している。
参考例1〜2は、アクリル系共重合樹脂エマルジョン中
に共重合成分として酸性成分モノマーを含む場合であり
、残留接着力およびその保持率が低下すると共に摩擦後
の脱落性試験に大きな欠点があることを示している。
に共重合成分として酸性成分モノマーを含む場合であり
、残留接着力およびその保持率が低下すると共に摩擦後
の脱落性試験に大きな欠点があることを示している。
特許出願人
日東電気工業株式会社
代表者土方三部
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)一般式 (但し、R′は水素或はメチル基、l(//は水素、1
価のアルキル基、アリール基或はアルケニル基、nは5
〜500の整数)で表わされ、1分子中に少なくとも3
個のケイ素結合水素原子を有するオルガノハイドロジエ
ンポリシロキサン(a)ト、一般式 (但し、Wは1価の場合により置換された炭化水素基、
mは100〜15,000の整数)で表わされる両末端
ケイ素結合水酸基を有するオルガノポリシロキサン0〕
)とを含んでなる上記(a)および(b)の水媒体物の
固形分100重電部に対して、酸性成分モノマーを含ま
ないアクリル系共重合樹脂エマルジョンの固形分20〜
100重量部を含むように混合してなる水媒体組成物で
あって、該組成物中の不揮発分が1〜60重量%配合さ
れている剥離性処理剤。 2)1分子中に少なくとも3個のケイ素結合水素・、原
子を有するオルガノハイドロジェンポリシロキ?j ”’−r ン(a)が25℃で10〜100C1′lt
の粘度を有するものである特許請求の範囲第1項記載の
剥離性処理剤。 8)両末端ケイ素結合水酸基を有するオルガノポリシロ
キサン(b)が25℃で10.000〜1.000.0
00C8tの粘度を有するものである特許請求の範囲第
1項記載の剥離性処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18621081A JPS6025060B2 (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 剥離性処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18621081A JPS6025060B2 (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 剥離性処理剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5887152A true JPS5887152A (ja) | 1983-05-24 |
JPS6025060B2 JPS6025060B2 (ja) | 1985-06-15 |
Family
ID=16184290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18621081A Expired JPS6025060B2 (ja) | 1981-11-19 | 1981-11-19 | 剥離性処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025060B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60192628A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | ダイアホイルヘキスト株式会社 | 二軸延伸ポリエステルフイルム |
JPS60245683A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-05 | Oji Paper Co Ltd | 剥離シ−ト |
JPH01190731A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-07-31 | Dow Corning Corp | シリコーンエマルションの製造方法 |
-
1981
- 1981-11-19 JP JP18621081A patent/JPS6025060B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60192628A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | ダイアホイルヘキスト株式会社 | 二軸延伸ポリエステルフイルム |
JPS60245683A (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-05 | Oji Paper Co Ltd | 剥離シ−ト |
JPH0315948B2 (ja) * | 1984-05-21 | 1991-03-04 | Oji Paper Co | |
JPH01190731A (ja) * | 1987-12-09 | 1989-07-31 | Dow Corning Corp | シリコーンエマルションの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6025060B2 (ja) | 1985-06-15 |
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