JPS61261383A - 再剥離性粘着剤組成物 - Google Patents

再剥離性粘着剤組成物

Info

Publication number
JPS61261383A
JPS61261383A JP10154985A JP10154985A JPS61261383A JP S61261383 A JPS61261383 A JP S61261383A JP 10154985 A JP10154985 A JP 10154985A JP 10154985 A JP10154985 A JP 10154985A JP S61261383 A JPS61261383 A JP S61261383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
group
adhesive
polymer
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10154985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0684491B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Miyasaka
宮坂 宏保
Yasuaki Kitazaki
寧昭 北崎
Tetsuaki Matsuda
松田 哲晃
Jiyunichi Kobayashi
小林 循一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichiban Co Ltd
Original Assignee
Nichiban Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichiban Co Ltd filed Critical Nichiban Co Ltd
Priority to JP60101549A priority Critical patent/JPH0684491B2/ja
Publication of JPS61261383A publication Critical patent/JPS61261383A/ja
Publication of JPH0684491B2 publication Critical patent/JPH0684491B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] 本発明は、再剥離性粘着剤組成物に関し、更に詳しくは
(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を主粘着剤とし
、これに弾性微小球を配合してなる。常温にて感圧性接
着機能を有する再剥離可能な粘着剤組成物に関する。
[本発明の技術的背景] 粘着テープ又は粘着シートに用いられる常温・常態で感
圧的に接着し得る粘着剤が持つべき重要な特性としては
、初期タック、接着力及び凝集力が挙げられる。しかも
、これらのバランスが良好に保たれていなければ優れた
粘着剤が得られないことも知られている。
ここで、初期タックとは、粘着剤が被着体に接触すると
同時に発現される初期粘着力を意味する。このタックの
値が高いほど、粘着剤としては好ましい、初期粘着力を
好ましく高く発現させるためには、粘着剤はより短時間
のうちにより軽い圧力でより広く被着体と接する面積を
増大させる必要がある。
接着力とは、粘着剤が被着体に接触してから少なくとも
数秒後に粘着剤を塗布した粘着テープ。
粘着シートを引き剥す時点で観測される特性である。一
般的に接着力は、粘着剤の被着体に対する接触面積が大
きい程大きく、また粘着剤の粘弾性的性質によってもそ
の大小は変化する。
凝集力とは、粘着剤を被着体から引き剥す際に、糸を引
いて被着体に粘着剤の残留が生じないようにするために
要求される、粘着剤自体の凝集性を意味する。多くの場
合は、粘着剤の粘度を測定することにより、その粘着剤
の凝集力を知ることができる。糸引きを起こさない粘度
として、通常の引き剥し速度では常温でtx to’ポ
イズ以上であれば、この条件を満足することが知られて
いる。
一方、被着体に粘着剤が残留しないためには、粘着剤の
基材に対する接着力が、被着体に対する接着力よりも常
に大でなければならない、このため、粘着剤が基材中に
根をおろした状態、所謂、アンカー効果を粘着剤に発現
せしめる工夫がしばしば行なわれている。また化学結合
により、基材分子と粘着剤分子を結合させる場合もある
。″ 以ヒのように、より強固に粘着し、粘着剤を被着体に残
留させずに引き剥すことが可能な再剥離性粘着剤に必要
な特質としては、高い初期タック(初期粘着性)、粘着
シートを必要に応じて被着体に接着維持するための接着
力、引き剥す際に粘着剤が糸引きを起こしたり被着体に
残留しないための凝集力及び粘着剤の基材に対する接着
力が被着体に対する接着力より充分に大きいことの4点
が挙げられる。
[従来の技術とその問題点] 初期粘着性、接着性及び再剥離性なる特性を粘着剤に同
時に保有させるようにするためには。
先に述べた要件をバランス良く満たす必要がある。
特開昭50−2738号公報には水乳化性のフルキルア
クリレートエステル類とナトリウムアクリレート等の水
可溶性のイオン性ビニルモノマーを用いた共重合体より
なる粘着性微小球を、該微小球の一部が表面に露出する
ように結合剤で基材上に結合した構造体が開示されてい
る。該公報では粘着性微小球の使用により、粘着・接着
・再剥離の一連の良好な機能が実現されると開示されて
おり、結合剤と粘着性微小球とを化学結合させる必要は
全くないと述べられている。即ち、その理由については
、物理的ソケット効果により、粘着剤の被着体への転移
が有効に防止されるからであると説明されている・ 更に、こうした粘着性微小球については、1872年 
9月12日発行の米国特許第3,991,140号にも
開示されており、粘着剤組成物の基本的考え方は同じで
あって、水可溶性のイオン性モノマーが使用されている
。このイオン性モノマーは共重合体中に取り込まれて、
水中での懸濁重合中に粒子どうしが付着結合することを
防止する役目をはだすが、一方では生成した粘着性微小
球の接着性に対し悪影響を及ぼす成分となる。したがっ
て、水可溶性のイオン性モノマーを用いた場合には、良
好な初期粘着性を有する粘着剤は得られにくい。
[発明の目的] 本発明の目的は、初期粘着性、接着性及び再剥離性が優
れ、特に被着体への残留が生じることなく容易に剥離す
ることができ、かつ接着性にも優れている再剥離性粘着
剤組成物を提供することにある。
[発明の概要] 本発明者らは、前述した粘着・接着・再剥離の一連の過
程における基本的な原理を鋭意研究した結果、本発明を
完成するに至った。
即ち、本発明の再剥離性粘着剤組成物は、(A)炭素数
2〜12個のアルキル基を有する (メタ)アクリル酸
エステルを主体とする非官能性ビニル系モノマー(a)
 90〜99.9重量%、及び分子中に、カルボキシル
基、水酸基、アミノ基又はエポキシ基を 1個以上有す
る官能性ビニル系モノマー(b)  0.1−10重量
%から合成される、常温で粘着性の共重合体(A): 
100重量部:(B)ガラス転移点が10℃以下でかつ
平均粒径が0.3〜300μmの重合体(B):2G〜
1000重量部;及び (C)前記(b)成分の官能基と反応し得る多官能性架
橋剤(C):0.01〜5.0重量部からなり、前記重
合体(B)の全表面が共重合体(A)により被覆されて
いる再剥離性粘着剤組成物であって・ り前記重合体(B)が、少なとくも両末端にカルボキシ
ル基、水酸基又はエポキシ基を有し、分子中の1.4−
結合の割合が60%以−ヒである平均分子i  500
〜5000のポリブタジェンであって、かつ該ポリブタ
ジェンが前記官能基を介して多官能性架橋剤により架橋
されてなる架橋重合体:2)前記重合体(B)が、分子
中にカルボキシル基を 1個以上有する平均分子量to
、ooo〜ao、oooのポリイソプレンであって、か
つ該ポリインプレンが前記官能基を介して多官能性架橋
剤により架橋されてなる架橋重合体;及び 3)前記重合体(B)が、両末端にアルコキシシリル基
を有する平均分子量500〜30,000のポリエーテ
ル化合物であって、かつ該ポリエーテル化合物が前記官
能基を介して架橋剤により架橋されてなる架橋重合体で
あることを特徴とする。
更に詳しくは、粘着剤である共重合体(A)弾性微小球
である重合体CB)及び多官能性架橋剤(C)の配合に
より、これらの成分間で架橋反応せしめ、更にはこれら
の成分と基材とを化学的結合ないしはアンカー効果によ
り結合せしめることが可能な、被着体への残留が有効に
防止し得る粘着剤組成物に関する。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の粘着剤組成物は、再剥離性粘着シートもしくは
テープ用の粘着剤として有用であり、かかる用途に使用
した場合は、該シート類を容易に軽い圧力で被着体に接
着することができ、また被着体表面を破損したり、ある
いは粘着剤の残留を生じたりすることなく被着体から剥
離することができる。
通常、感圧性粘着シートまたはテープはいろいろな物品
の表面に容易に軽い圧力で貼着することができ、場合に
よっては再度引き剥して再貼着することもできるが、従
来技術では再剥離、再貼着を縁り返すと被着体の一部を
破損したり、粘着剤表面を汚してしまうため、再貼着の
能力が低下してしまうテープ類しか製造することができ
なかった。そのような事態は、新聞紙に粘着テープを貼
着した後これを引き剥す場合、あるいは織布に粘着テー
プを貼着した後これを引き剥す場合等に顕著である。従
来の粘着テープ又は粘着シートでは、新聞紙の紙繊維を
むしり取ることなく引き剥すことはまず不可能であり、
゛仮に引き剥した粘着シートを再度新聞紙に貼着したと
してもすでに粘着剤表面には紙の繊維が一面に付着して
いるため、該シート類の感圧性接着機能はほとんど失わ
れている。
本発明の粘着剤組成物は、このような従来の問題点を全
て解消したものであり、その構成は下記のとおりである
本発明における粘着剤成分(A)は、再剥離機能を保有
していなければならないため、初期粘着性及び凝集性に
は富む必要があるが、接着力は必要以上に強くなくてよ
い。
粘着剤成分(A)の主構成成分である重合性モノマー(
a)としては、炭素数2〜12個のアルキル基を有する
アクリル酸もしくはメタクリル酸のエステルが使用され
る。具体的には、アクリル酸エステルの系統としてエチ
ルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、インブチルアクリレート、n−オクチルア
クリレート、インオクチルアクリレート、2−エチルへ
キシルアクリレート、ノニルアクリレート、インノニル
アクレート及びラウリルアクリレート等が例示され、メ
タクリル酸エステルの系統として、メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、2−エチルへキシルメタクリレ
ート、イソノニルメタクリレート及びラウリルメタクリ
レート等が例示される。
非官能性ビニル系モノマー(a)としては、上記(メタ
)アクリル酸エステルのみを用いてもよいが、該エステ
ルの0.5〜5重量%を他の非官能性ビニル系モノマー
で代用することも可能である。
これらの七ツマ−は主として接着性の調整のために使用
されるため、多量には使用されない、かかル他ノビニル
系モノマーには、例えば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。
これらの非官能性ビニル系モノマーは一種又は二種以上
で用いられ、粘着剤である共重合体(A)を構成するモ
ノマー中、80〜98.9重量%、好ましくは95〜9
9.5重量%の割合で配合される。配合量が90重量%
未満では初期粘着力に富む粘着剤が得られなくなり、一
方83.8重量%を超えると粘着剤が弾性微小球及び基
材との架橋の度合が低下するため、充分な凝集力が得ら
れない。
粘着剤成分(A)の他の構成成分である官能性ビニル系
モノマー(b)としては、カルボキシル基、水酸基、ア
ミノ基又はエポキシ基を分子中に 1測具り有するビニ
ル系モノマーが使用される。
カルボキシル基を有する七ツマμmの具体例としては、
アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸。
クロトン酸及びマレイン酸等が挙げられる。水酸基を有
する七ツマμmの具体例としては、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート
、2−ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルアクリート、N−メチロールアクリルアミド及びN
−メチロールメタクリルアミド等が挙げられる。アミノ
基を有する七ツマμmの具体例としては、アクリルアミ
ド等が、エポキシ基を有する七ツマμmの具体例として
は、グリシジルメタクリレート及びアリルグリシジルエ
ーテル等が挙げられる。
これらの官能性ビニル系モノマーは一種又は二種以上で
用いられ、粘着剤である共重合体(A)を構成する七ツ
マー中、0.1〜lO重量%、好ましくは 0.5〜5
重量%の割合で配合される。該七ツマ−は粘着剤の接着
性及び凝集性の調整と架橋剤との架橋点とすることを目
的として配合される成分であるため、多量に共重合させ
ると初期粘1着性を低下させてしまう。
共重合体(A)は、乳化重合又は溶液重合のいずれの方
法によってもよいが、後の混合操作により共重合体(A
)及び(B)を混合し、引き続いて架橋剤を混合するこ
とを考慮すると、水媒体から溶媒置換を行って、有機溶
媒溶液とする手間が省ける等の点から溶液重合法により
製造することが好ましい。
乳化重合による場合は1例えば、水性分散媒(好ましく
は、イオン交換水)にミセル濃度以上の乳化剤(例えば
、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ノニルナフ
タリンスルホン酸ナトリウム)を加え、しかる後、該分
散媒を攪拌しなからモノマー成分(a)及び(b)を徐
々に加え、次いで重合開始剤(例えば、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム)を添加した
後、通常60〜95℃にて3〜24時間攪拌し続けるこ
とにより、共重合体(A)のエマルジ讐ン溶液が得られ
る。他方、溶液重合による場合は、トルエン、n−二キ
サン、シクロヘキサン、酢酸エチル、ベンゼン、アセト
ン、メチルエチルケトン等の有機溶媒中にモノマー成分
(a)及び(b)を加え、しかる後重合開始剤(例えば
、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、
ジクミルペルオキシド)を加えて、通常BO〜95℃に
て3〜24時間攪拌し続けることにより、共重合体(A
)の含有溶液が得られる。
次に、重合体(B)を構成する成分について説明する。
一般的に、(B)を構成する成分には、架橋反応前にお
いて比較的分子量が低い、所謂オリゴマーと称される分
子量のものも含まれる。
重合体(B)としては、第一に平均分子量が500〜5
000の両末端に水酸基、カルボキシル基又はグリシジ
ル基を有するポリブタジェンゴムが利用される0通常、
これには液状のものを用いる。
但し、該ポリブタジェンゴムにおける分子中の1.4−
結合の割合は60%以上であることが必要である。60
%未満の場合は、微細粒子を形成しても本発明にて必要
な柔軟な粘弾性体とはならず、また粘着剤により被覆し
て基材上に塗布し凸部を形成しても、適度なりッション
性を発揮せず、結果的に接着性及び再剥離性のバランス
を効果的に発現できない、また、両末端の官能基は必ず
必要であるが、それ以外に更にもう 1個の官能基を含
有してもよい、即ち1両末端を除くブタジェン鎖中に、
 1個程度の上記官能基を含有してもよい。
上記ポリブタジェンの具体例としては、商品名にて記載
すると、R45−HT (水酸基末端液状ポリブタジェ
ン、数平均分子1280G、水酸基価o、83■gKO
H/g 、出光石油化学■製) 、 R−45M(水酸
基末端液状ポリブタジェン、数平均分子12800.水
酸基価0.75−gKOH/g 、出光石油化学■製)
などが挙げられる。
カルボキシル基を有するポリブタジェンの具体例として
は、ビー・エフ・グツドリッチ拳ケミカル(B、 F、
 Goodrich Chemical)社製、商品名
Hycar−CTB(数平均分子量4.000 1分子
内平均カルボキシル基数2.0)、 Hycar−CT
BN (数平均分子量3.300. 1分子内平均カル
ボキシル基数1.8)などが挙げられる。
グリシジル基を有するポリブタジェンの具体91として
は、出光石油化学■製、商品名Po1y bdR−45
EPT、 Po1y bd R−45EPI等が挙げら
れる。
両末端官能のポリブタジェンゴムの架橋剤としては、両
末端官能基が水酸基である場合は、通常ポリイソシアネ
ート系化合物が使用される。ポリイソシアネート系化合
物の具体例としては、プロピレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジインシアネー°ト等の脂肪族ポリイソシ
アネート類ニトリレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアメート、キシリレンジイソシアネート。
ナフチレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネ
ート類;1−メチル−2,4−ジイソシアネートシクロ
ヘキサン、4,4°−メチレン−ビス (シクロヘキシ
ルイソシアネート)等の脂環族ポリイソシアネート類が
挙げられる0両末端官能基がカルボキシル基である場合
は、上記ポリインシアネート系化合物も使用可能である
が、この他にも多官能エポキシ系化合物及び多官能アジ
リジン系化合物等が挙げられる。多官能エポキシ系化合
物の具体例としては、エチレングリコール、ジグリシジ
ルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、!、6−ヘキサンシオールジグリシジルエーテル等
が挙げられ、多官能アジリジン系化合物の具体例として
は、下記構造式のものが挙げられる。
両末端官能基がグリシジル基である場合は、架橋剤とし
て、ジエチレントリアミノ、トリエチレンテトラミン、
ジエチルアミノプロビルアミノ等のポリアミノ類:ゼネ
ラル・ミルズ(Gene ra IMillg)社製、
商品名パーサミド(Ve rsam id) 11 G
 。
パーサミド(Versamid)II5.パーサミド(
Versamid)125、パーサミド(Versam
id)140等またはチバ・ガイギー(Ciba−Ge
igy)社製、商品名ランキャスト(Lancast)
A等のポリアミド類;無水フタル酸、ドデシルコハク酸
無水物、メチルナジック酸無水物、メチルテトラヒドロ
フタル酸無水物等のポリカルボン酸無水物類;このほか
ポリスルフィド類、ポリメルカプタン類、ジシアンジア
ミド類。
レゾール型またはノボラック型のフェノール樹脂、2−
エチル−4−メチルイミダゾール、l−シアノエチル−
2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチル−2−ウ
ンデミルイミダゾール 化合物などが挙げられるがこれらのうち油溶性の化合物
が特に望ましい。
重合体(B)として、第二に平均分子量が10,000
〜go,aoaのカルボキシル基を含有するポリイソプ
レンゴムが利用される.カルボキシル基の含量は, 1
分子中に 1個以上は必要であり、イソプレン100単
位に対して通常1〜5個のカルボキシル基を有するもの
が使用される.架橋剤としては前述したカルボキシル基
に使用される架橋剤が使用される。
重合体(B)として、第三に、平均分子量が500〜3
0 、000の両末端にアルコキシシリル基を有するポ
リエーテル化合物が利用される.ここで、アルコキシシ
リル基とは、次式: %式%) (上記式中、R1は炭素数 1〜3のアルキル基を表す
) で示される基をいう.このポリエーテル化合物は,両末
端にアルコキシシリル基を有しているため、水及び触媒
の存在下で脱アルコール縮合反応を起こして三次元架橋
構造を形成することができる。
また主鎖がポリエーテル構造を有しているために、その
分子鎖は柔軟性に富み、その結果ポリエーテル化合物は
望ましい粘弾性を有する微小球を提供することができる
.この化合物の一般式は次式で示される。
上式中、nは 1以上の整数を表し、R2は炭素数1〜
4の炭化水素基であり、具体的にR2を示せば1種類だ
けの繰り返し単位からなってもよいし、2種類以上の繰
り返し単位よりなるポリエーテルポリエーテルの分子量
は500〜30,000のものが有効に使用されうるが
好ましくは 1,000〜15,000の分子量を有す
るものがよい。
両末端にアルコキシシリル基を有するポリエーテル化合
物は水分子の存在下で架橋反応を容易に起こすが、通常
、ジエチルチンジアセテート、ジブチルチンジアセテー
ト、ジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジラウ
レート等のシラノール縮合触媒を併用して使用される。
以上に示した化合物から合成される重合体(B)は、前
記架橋剤を所定量添加した後に、架橋せしめる化合物を
球状に近い液泡又は液滴として分散し、その状態で架橋
せしめて安定した微小球として成形してもよく、あるい
は架橋反応により大きな塊状物として得た後、凍結粉砕
等の物理的又は機械的手段で一定の粒径を有する微小球
としてもよい。
前者の方法による場合1重合体(B)は、基材上に塗布
して適度の凹凸を形成させる目的から、平均粒径が0.
5〜300−1好ましくは 1〜100戸の粒状物とし
て得なければならないため、水性媒体(好ましくはイオ
ン交換水)を用いて懸am合・架橋により製造される。
また、粒状物は粘弾性に富んだクッション作用を有して
いなければならないため、そのガラス転移点を10℃以
下、好ましくは 5℃以下とする0反応に際し、前記架
橋剤はその種類にもよるが、通常、架橋させるべき化合
物の官能基に対して当量もしくは若干少なめに反応系中
に配合される0重合体(B)を共重合体(A)及び基材
とも架橋せしめるためには、架橋剤を当量よりも若干少
なめに配合して官能基を残しておき、後の架橋反応に供
し得るようにすることがJTましい、なお架橋反応にお
いては、反応速度を促進するために適宜の触媒を加えて
もよい。
さて、重合体(B)からなる弾性微小球は、界面活性剤
 (例えば、ドデシルベンゼンスルホン醸ナトリウム、
ポリアクリル酸ナトリウム、ノニルナフタリンスルホン
酸ナトリウム)を臨界ミセルC度以上に加えた水性媒体
中に、前記オリゴマー成分及びそれぞれの官能基と反応
する架橋剤成分を所定量混合しておき、その混合物を徐
々に添加し、反応系を攪拌しながら通常50〜85℃に
て3〜24時間重合・架橋せしめることにより製造され
る。
なお1重合体(B)の耐候性及び酸化劣化を防止する目
的で、必要量の老化防止剤、紫外線吸収剤等を添加する
こともできる。
次いで、前記(b)成分の官能基と反応する多官渣性架
橋剤(C)について説明する。該架橋剤は(b)成分の
官能基の種類に応じて選択される。
官能基がカルボキシル基、水酸基及びグリシジル基であ
る場合は、前記と同様の架橋剤が使用される。また、官
能基が7ミノ基である場合も同様の架橋剤を用いること
ができる。これらの架橋剤の具体例は前述のとおりであ
る。
本発明の粘着剤組成物においては、共重合体(A)  
100重量部に対し、重合体(B)が20〜1000玉
量部、好ましくは20〜500重量部配合され、架橋剤
(C)が0.01〜5.0重量部、好ましくは0.05
〜3.0重量部配合される。共重合体(B)の配合量が
20重量部未満の場合は、粘着層がほぼ平滑になるため
粘着シートの剥離が困難化し再剥離性が低下してしまう
からであり、1000重量部を超えると粘着剤層表面の
凹凸を形成している微小球の表面が粘着剤で完全に被覆
されにくくなり被着体に粘着シートを確実に貼付するこ
とが困難になる。
また、架橋剤(C)の配合量が0.01重量部未満の場
合は架橋効果が発揮されず、再剥離性が低下するからで
あり、5.0重量部を超えると架橋が進みすぎて粘着性
が低下してしまうから不適当である。
さて、上記組成からなる本発明組成物は、共重合体(A
)の製造方法により異なる操作によって調製される。
共重合体(A)が乳化重合で製造された場合は、重合体
成分自体の換算量で、(A)  100重量部に対し重
合体(B)が20〜1000重量部になるように、まず
(A)のエマルジョン溶液及び(B)の懸濁重合液を混
合する。この際、両者のPHをほぼ等しく調節しておく
こ、とが好ましい、しかる後、メタノール、アセトン又
は0両者の混合液等の有機溶媒を(A)及び(B)の混
合液に対し等容量以上用意し、これを急速に攪拌しなが
ら該有機溶媒に(A)及び(B)の混合液を注ぎ込み1
重合体酸分(A)及び(B)の混合体を水中より置換分
離する。(A)及び(B)の混合体の置換分離は、アル
コール類、ケトン類の過剰量に投入し攪拌することによ
り行なわれる。
次いでこの分離した重合体混合物を更にか布で分離し、
水、メタノール、アセトン等の溶媒成分および乳化剤、
重合開始剤、未反応モノマー成分等を除去する。炉布に
残った(A)及び(B)成分は直ちにトルエン、n−ヘ
キサン又はn−へブタン等の有機溶媒中に一定濃度とな
るように攪拌分散させる。更に(C)の架橋剤を所定量
添加して攪拌することにより、必要な再剥離性粘着剤組
成物の均一な分散溶液が得られる。この分散された溶液
は、調製後時間が経ても濃度差などを生じない均一な分
散溶液である。
一方、共重合体(A)が溶液重合により製造された場合
は、まず予めメタノール、アセトン又は両者の混合液等
の有機溶媒を重合体(B)の懸濁重合液に対し等容量以
上用意し、これを急速に攪拌しながら該有機溶媒に(B
)の懸濁重合液を注ぎ込み(B)成分を置換分離する。
しかる後、この分離した重合体を炉布で分離し、水、メ
タノール、アセトン等の溶媒成分及び乳化剤、重合開始
剤、未反応モノマー成分等を除去する。炉布に残った重
合体成分(B)は直ちにトルエン、n−へキサン又はn
−へブタン等の有機溶媒に一定濃度となるように攪拌分
散させる0次いで、溶液重合により製造された(A)含
有液の所定量をこの中に注ぎ込んで攪拌混合し、均一な
分散液を得る。最後に、架橋剤(C)の所定量を添加す
ることにより、再剥離性粘着剤組成物の均一な分散液が
得られる。この分散液は調製後時間を経ても均一な分散
状態を維持し沈降したり、分散したりすることがない。
但し、このiF!、  (A)含有液の重合溶媒はトル
エン、n−へキサン、n−へブタン等の(B)r&分の
球状粒子を破壊しないような有機溶媒に極力限定し、球
状粒子を破壊するような有機溶媒は全溶媒中。
通常20重量%以下、好ましくは10重量%以下とす以
上に説明した組成物は再剥離性粘着シートもしくはテー
プ用の粘着剤として特に有効である。
本発明の粘着剤組成物を使用し得るシートもしくはテー
プの基材としては、例えば、紙、布、不織布等の繊維状
基材に加えて、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、酢酩セルロース、ポリカーボ
ネート、セロハン、ポリフッ化ビニリデンのシートもし
くはフィルム等の滑沢なフィルムやシート又はそれら相
互の複合基材が用いられる。
本発明組成物はこれらの基材上の粘着剤塗布面上に通常
0.1−100 g/rn’、好ましくは1〜30g/
rn’の範囲内で塗布される。塗布後、シート又はテー
プを通常50〜140℃にて0.1〜10分間加熱する
ことにより、粘着剤組成物中において架橋剤(C)と共
重合体(A)の官能基とが反応して結合する。
この際、基材成分自体が架橋剤と反応し得る反応基を有
していれば、共重合体(A)からなる粘着剤と基材も化
学的に結合する。また、粘着剤組成物はアンカー効果に
より一層強固に基材と結合することができる。また、重
合体(B)に架橋剤(C)と反応し得る官能基が残存し
ている場合は、該重合体自体も共重合体(A)及び基材
と結合できるため、本発明組成物を用いて得られる粘着
剤はより凝集力が高まる。なお1本発明組成物中には。
上記架橋反応を促進させるために、例えばイミダゾール
化合物、有機スズ化合物等の有機金属化合物等の触媒を
共重合体(A)  100重量部に対して5.0重量部
以下の量で配合してもよい。
このように、本発明の粘着剤組成物をシートもしくはテ
ープの粘着剤として使用した場合は。
該組成物中の各成分が互いに化学的に結合し。
しかも各成分と基材ともアンカー効果により、場合によ
っては化学的結合が加わって強固に結合し得るため、極
めて高い凝集力を有し、被着体への粘着剤の残留が生じ
ない、更に、触覚的に非常に柔らかく粘弾性挙動を示す
弾性微小球が粘着剤層の凸部を形成し、被着体と所謂点
接着するため該シート類は初期粘着力に富み、かつ粘着
剤面は全面で被着体と接触していないため容易に該シー
ト類を剥離することができる。しかも弾性微小球の表面
は粘着剤により完全に被覆されているため接着力も強固
である。
[発明の効果] 本発明の粘着剤組成物は、多官能性架橋剤とそれと反応
し得る重合体を含有しているため、高い凝集力を発揮す
ることができる。しかも粘弾性に富む弾性微小球が配合
され、かつ該微小球の表面は粘着剤で被覆されているた
め初期粘着性のみならず、接着性及び再剥離性にも優れ
ている。
したがって、本発明組成物は、シート又はテープ等に塗
布される再剥離性粘着剤として極めて有用である。
[発明の実施例] 実施例1 温度計、変速機付攪拌器、窒素導入管及び還流冷却管を
備えた 11反応容器を準備し、蒸留水120g及びド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2gを該容器内に
入れ、その内部を窒素ガス置換した後、一定量の窒素気
流を通じ毎分300回転で攪拌した0次に、2−エチル
へキシルアクリレート44g、ブチルアクリレート54
g及びアクリル酸2gを別に秤取し、均一に混合した。
これを前記容器内に滴下し乳化状態とする0滴下終了後
加温を行い、65℃になった時点で1%過硫酸アンモニ
ウム液を30−滴下し1重合反応を開始した。液温を8
0〜85℃に保ち、 5時間反応を続けて共重合体(A
)のエマルジョン溶液を得た。
次いで、別の温度計、変速機付攪拌装置及び還流冷却管
を備えた ti反応容器を準備し、蒸留水250g、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5gポリアクリル
酸ナトリウム0.5gを該容器内に入れ毎分 100回
転で攪拌しながら40℃に昇温した。
次に、別の500wJ容器中に、メチルエチルケトン1
0g、ポリブタジェン(出光石油化学■製、商品名R4
5−HT、水酸基末端液状ポリブタジェン、数平均分子
量2800、水a#基含量0.83ミリ当量/g)10
0g、トリレンジイソシアナート6g、老化防止剤とし
て2.6−シータージヤリーーブチルーp−クレゾール
1g及び架橋触媒としてジオクチル酸ジn−ブチル錫0
.1gを秤取し、10分間攪拌して均一な混合物とした
。この混合物を、先に準備した。水と界面活性剤の混合
液中に毎分500回転で攪拌しながら滴下し、水中に分
散させた。しかる後、液温を80〜85℃に昇温し、5
時間反応を続けて、重合体(B)の懸濁液を得た。
次いで、共重合体(A)のエマルジョン溶液50gと重
合体(B)の懸濁液100gを500−ビーカーに秤取
し、60分間攪拌混合を行った後、 1文ビーカーに秤
取したアセトン300d中にこれを強く攪拌しながら投
入した。その結果、重合体(B)の微小球を共重合体(
A)(粘着剤成分)が包含した状態の粘稠固体が析出し
た。これをか布でこし取り。
別に準備した 1党ビーカー中に投入し、更にこの中に
400gのトルエンを加え、30分間攪拌混合して共重
合体(A)及び重合体(B)の均一な分散液を得た。こ
の分散液20gを秤取して絶乾法により固形分濃度を測
定したら、その濃度は10.1%であった。更に残りの
分散液400gに対し、多官能インシアネート系化合物
として、コロネー)L(商品名9日本ポリウレタン■製
)を0.4g秤取し、添加して30分間攪拌し、均一な
架橋剤を含む分散液を得た。
この混合溶液を乾燥後の粘着剤塗布量がLog/rrf
となるようにアプリケーターで上質紙70kg上に塗布
し、更に 120℃に設定した空気恒温槽中で5分間加
熱乾燥して粘着シートを得た。この試料を23℃ 65
%RHの恒温槽室内に 1日放置した後、粘着力と再剥
離性を試験した。粘着力の測定はJIS−Z−0237
に準じ、ステンレススチール板に対する 180°ピ一
ル接着力で評価した。その結果、接着力は280g/2
5■■であった。また新聞紙に粘着シート片を貼付し、
30分後にゆっくりと引き剥したところ、新聞紙の繊維
をむしり取ることなく容易に該シート片を引きすことが
できた。
また、別に、25mm巾、 15cm長の粘着シート片
を切り出し、1−質紙への貼付・剥離操作を同一試料片
で50回繰り返した後、対ステンレス板との粘着力を測
定すると、その粘着力は220g/25m1であった。
しかし、粘着剤表面は非常に粘着性に富んでおり、そこ
でこの試料片を更に壁に貼り付けた新聞紙上に貼付して
みたが、 1日経た後も脱落することはなかった。
比較例1 実施例1で得た共重合体(A)の溶液を、アプリケータ
ーで、上質紙70kg上に乾燥後粘着剤塗布量がlog
/rn”となるように塗布し、120℃で5分間熱風乾
燥した後、23℃−65%R)Iの恒温恒湿槽内に 1
日放置し、実施例1と同様に粘着力と再剥離性を試験し
た。
試験片の粘着力は510g/25m層であった。新聞紙
に試料片を貼付し、ゆっくりと引き剥したが、新聞紙の
紙繊維を多量にむしり取り、新聞紙を破らずに引き剥す
のがやっとであった。また上質紙に対する貼付・剥離試
験を繰返したところ、15回目位から粘着剤面の粘着性
が感じられなくなった。
20回繰返したところで壁に貼った新聞紙上に試料を貼
付してみたが、はとんど粘着性がなくなっており、 1
分もたたないうちに該試料は脱落してしまった。
実施例1及び比較例1の粘着シート片を光学顕微鏡で観
察したところ、実施例1の試料はほぼ一層の微小球が紙
の表面上に並んでおり、これを粘着剤の被膜が覆ってい
る構造が観察された。
一方、比較例1の場合は、一様に平坦な粘着剤面が観察
された。
その結果、発明者らは、本発明にかかる粘弾性に富む微
小球を粘着剤で被覆してなる構造が粘着性と再剥離性を
同時に向上させることができるため非常に有効であるこ
とを確認した。更に、架橋剤(C)の添加により、粘着
剤−基材、微小球−基材及び粘着剤−微小球間が化学結
合により架橋され得るため、理想的な再剥離性粘着シー
トが得られることを確信した。同時に、本発明組成物が
粘着剤付きメモ用紙として理想的であることを見い出し
た。
実施例2 クラプレンLIR−403(商品名、クラレインブレン
ケミカル■製、カルボキシ変性液状ポリイソプレンゴム
、粘度平均分子量25,000.カルボキシル基含量 
2ミリ当量/g) 100g、トルエン30g、エピコ
ート812(商品名、油化シェルエポキシ■製。
ポリエポキシ化合物、エポキシ当量 150−170)
0.3g、 1.8−ジアザ−シクロ[5,4,01ウ
ンデセン−70,3g及び老化防止剤として、2.6−
シータージヤリーープチル−p−クレゾール1gを50
0−ビーカー中で60分間攪拌混合し、均一な混合液と
した0次いで、温度計、変速機付き攪拌装置及び還流冷
却管を備えたIfL反応容器を準備し、蒸留水250g
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5g及びポリア
クリル酸ナトリウム0.5gを秤取し、毎分100回転
で撹拌し、均一な界面活性剤溶液を準備した0回転数を
毎分500回転に上げ、先に準備した混合溶液を徐々に
滴下し、水中に懸濁分散させた。しかる後、80〜90
℃に昇温し、 20時間撹拌を続けて架橋反応を終了し
、重合体(B)の懸濁液を得た。
実施例1で得た粘着剤(A)のエマルジョン溶液50g
と上記重合体(B)の懸濁溶液100.を秤取し。
tiヒビ−カー中30分間攪拌混合した後、アセトン4
00gを加え、約毎分500回転で10分間攪拌したと
ころ、粘稠な重合体(B)が粘着剤(A)中に包含され
た混合物が析出した。この析出物をiP布でこし取り、
 500−ビーカーに移し、トルエン400gを加えて
攪拌し、均一な粘着剤成分(A)と重合体(B)の分散
液を得た。この液を20g秤取し絶乾法で固形分濃度を
測定したところ、その濃度はto、 1%であった。
この分散液400gに、ポリイソシアネート系化合物と
して、コロネートしく商品名1日本ポリウレタン■製)
 0.4gを添加し、30分間撹拌して均一な架橋剤を
含む分散液を得た。
この分散液を用いて実施例1と同様に塗布量10g/m
″の粘着シートを作製し、粘着力及び再剥離性を試験し
た。その結果、粘着力は300g/25■鳳であった。
また、上質紙に対する50回の貼着拳剥離繰り返し試験
後の粘着力は210g/25mmであった。
しかる後、壁に貼った新聞紙に貼付しても 1日後に脱
落することはなく、しかも新聞紙に貼Hして、ゆっくり
と引き剥しても紙の繊維をむしり取ることもなかった。
粘着シート面を光学顕微鏡にて観察したところ、実施例
1と同様に、はぼ一層の微小球が紙の表面に並んでおり
、それを粘着剤の被膜が覆っている構造が観察された。
実施例3 カネ力NSポリマー300(商品名、鐘淵化学工業■製
1両末端にアルコキシシリル基を有するポリエーテル化
合物、数平均分子量約8000) 100g、トルエン
20g及びジオクチル酸ジn−ブチル錫0.5gを秤取
し、 500aZビーカー中で均一に攪拌混合した0次
いで、実施例1と同様の温度計、変速機付攪拌装置およ
び還流冷却管を備えたIIL反応容器に蒸留水250g
、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5g及びポリ
アクリル酸ナトリウム0.5gを秤取し、攪拌混合して
均一な界面活性剤溶液を調製した。しかる後、該溶液に
先に混合した溶液を徐々に滴下し、回転数を500回転
に上げて懸濁させた0次に液温を80〜90℃に上昇さ
せて24時間撹拌を続けて架橋反応を終了させ、重合体
(B)の懸濁溶液を得た。
実施例1で得た粘着剤(A)のエマルジョン溶液50g
と重合体(B)の懸濁溶液100gを秤取し、12ビー
カー中で30分間攪拌混合した後アセトン400gを加
え、回転数的500回転で10分間攪拌したところ、粘
稠な重合体(B)及び粘着剤(A)の混合物が析出した
。この析出物をか布でこし取り、これを更に別のビーカ
ーに秤取した400gのアセトン中にか布ごと浸漬して
2時間放置し、界面活性剤及び水分その他の不純物を除
去した。 !濾過物を1000m!ビーカーに移し、ト
ルエン400gを加えて30分間攪拌し、均一な重合体
(B)と粘着剤(A)の分散溶液を得た。この分散溶液
の固形分濃度を絶乾法で測定したところ、その濃度はL
I3%であった。
この分散溶液400gを l交ビーカー中に秤取し、ポ
リイソシアネート系化合物としてコロネートしく商品名
9日本ポリウレタン■製) 0.3gを加え、30分間
攪拌して均一な架橋剤を含んだ重合体(B)及び粘着剤
(A)の混合溶液を得た。
この溶液を実施例1と同様に、上質紙70kg上にアプ
リケーターにて、乾燥後の重量がlOg/m″となるよ
う塗布し、120℃で5分間加熱乾燥し、再剥離性粘着
シートを得た。この試料を 1日間恒温恒湿槽内(23
℃、65%RH)に放置した後、粘着特性を評価したと
ころ、その結着力は330g/25s+mであった。ま
た、−上質紙上で50回貼付・剥離を繰返した後の粘着
力は、240g/25mmであった。その後、壁に貼っ
た新聞紙に再貼付したが24時間後にも脱落はしなかっ
た。この粘着シートを光学顕微鏡で観察したところ、実
施例1と同様に上質紙上にほぼ一層の微小球が並んでお
り、その表面を粘着剤が被覆する構造が観察された。
比較例2 実施例1で得た粘着剤(A)のエマルジョン溶液200
gを秤取し、これを 1文ビーカー中に入れたアセト7
300g中に毎分約500回転で攪拌しながら注ぎ込ん
だところ、粘稠な共重合体(A)の固体が析出した。こ
れをか布で分離し、4QQgアセトン中に炉布ごと浸漬
して2時間放置し、界面活性剤、水分その他の不純物を
抽出分離した。得られた共重合体(A)を 1fLビー
カーに移した後、この中にトルエン200g及びポリイ
ソシアネート系化合物としてコロネートしく商品名1日
本ポリウレタン■製)1.6gを加え30分間攪拌混合
して架橋剤を含んだ粘着剤(A)の均一な溶液を得た。
この溶液を実施例1と同様にアプリケーターにて上質紙
70kg上に、乾燥後の重量が10g/m″の塗布量と
なるように塗布し、 120℃で5分間加熱乾燥して、
粘着シートを得た。
この粘着シートについて実施例1と同様に粘着特性を評
価したところ、その粘着力は580g/25mmであっ
た。また、該シートを新聞紙に貼付しゆっくりと引き剥
したが新聞紙が破れてしまい、再剥離は不可能であった
以北の結果から、本発明者らは、重合体(B)からなる
弾性微小球が粘着性及び再剥離性を向上せしめる上で多
大な効果を有し、ていることを確認することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)炭素数2〜12個のアルキル基を有する(メ
    タ)アクリル酸エステルを主体とする非官能性ビニル系
    モノマー(a)90〜99.9重量%、及び分子中に、
    カルボキシル基、水酸基、アミノ基又はエポキシ基を1
    個以上有する官能性ビニル系モノマー(b)0.1〜1
    0重量%から合成される、常温で粘着性の共重合体(A
    ):100重量部; (B)ガラス転移点が10℃以下でかつ平均粒径が0.
    3〜300μmの重合体(B):20〜1000重量部
    ;及び (C)前記(b)成分の官能基と反応し得る多官能性架
    橋剤(C):0.01〜5.0重量部からなり、前記重
    合体(B)の全表面が共重合体(A)により被覆されて
    いる再剥離性粘着剤組成物であって、 前記重合体(B)が、少なとくも両末端にカルボキシル
    基、水酸基又はエポキシ基を有し、分子中の1,4−結
    合の割合が60%以上である平均分子量500〜500
    0のポリブタジエンであって、かっ該ポリブタジエンが
    前記官能基を介して多官能性架橋剤により架橋されてな
    る架橋重合体であることを特徴とする再剥離性粘着剤組
    成物。 2、(A)炭素数2〜12個のアルキル基を有する(メ
    タ)アクリル酸エステルを主体とする非官能性ビニル系
    モノマー(a)90〜99.9重量%、及び分子中に、
    カルボキシル基、水酸基、アミノ基又はエポキシ基を1
    個以上有する官能性ビニル系モノマー(b)0.1〜1
    0重量%から合成される、常温で粘着性の共重合体(A
    ):100重量部; (B)ガラス転移点が10℃以下でかつ平均粒径が0.
    3〜300μmの重合体(B):20〜1000重量部
    ;及び (C)前記(b)成分の官能基と反応し得る多官能性架
    橋剤(C):0.01〜5.0重量部からなり、前記重
    合体(B)の全表面が共重合体(A)により被覆されて
    いる再剥離性粘着剤組成物であって、 前記重合体(B)が、分子中にカルボキシル基を1個以
    上有する平均分子量10,000〜80,000のポリ
    イソプレンであって、かつ該ポリイソプレンが前記官能
    基を介して多官能性架橋剤により架橋されてなる架橋重
    合体であることを特徴とする再剥離性粘着剤組成物。 3、(A)炭素数2〜12個のアルキル基を有する(メ
    タ)アクリル酸エステルを主体とする非官能性ビニル系
    モノマー(a)90〜99.9重量%、及び分子中に、
    カルボキシル基、水酸基、アミノ基又はエポキシ基を1
    個以上有する官能性ビニル系モノマー(b)0.1〜1
    0重量%から合成される、常温で粘着性の共重合体(A
    ):100重量部; (B)ガラス転移点が10℃以下でかつ平均粒径が0.
    3〜300μmの重合体(B):20〜1000重量部
    ;及び (C)前記(b)成分の官能基と反応し得る多官能性架
    橋剤(C):0.01〜5.0重量部からなり、前記重
    合体(B)の全表面が共重合体(A)により被覆されて
    いる再剥離性粘着剤組成物であって、前記重合体(B)
    が、両末端にアルコキシシリル基を有する平均分子量5
    00〜30,000のポリエーテル化合物であって、か
    つ該ポリエーテル化合物が前記官能基を介して架橋剤に
    より架橋されてなる架橋重合体であることを特徴とする
    再剥離性粘着剤組成物。
JP60101549A 1985-05-15 1985-05-15 再剥離性粘着剤組成物 Expired - Lifetime JPH0684491B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60101549A JPH0684491B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 再剥離性粘着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60101549A JPH0684491B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 再剥離性粘着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61261383A true JPS61261383A (ja) 1986-11-19
JPH0684491B2 JPH0684491B2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=14303510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60101549A Expired - Lifetime JPH0684491B2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 再剥離性粘着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0684491B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0338724A2 (en) * 1988-04-19 1989-10-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Pressure-sensitive adhesive
JPH02292382A (ja) * 1989-05-02 1990-12-03 Saiden Kagaku Kk 感圧性接着剤組成物
JPH051270A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Kuraray Co Ltd 接着剤
JPH07157735A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Toyo Ink Mfg Co Ltd 再剥離型粘着剤組成物
JPH08104857A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Ipposha Oil Ind Co Ltd 感圧性接着剤組成物及び感圧性接着剤製品
JPH1053636A (ja) * 1996-05-13 1998-02-24 Elf Atochem North America Inc アニオン系水性ポリウレタン分散体
JPH10506947A (ja) * 1994-10-11 1998-07-07 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 感圧接着剤及びシーラント用硬化性バインダー
JPH10506949A (ja) * 1994-10-11 1998-07-07 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 二重硬化系を有するテレケリック/ヘテロテレケリックポリマーに基づく感圧構造接着剤およびシーラント
JP2005200958A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 East Japan Railway Co 土木構造物及び建築構造物の保護用シート及び該保護用シートを使用した保護方法
JP2010275522A (ja) * 2009-04-30 2010-12-09 Nitto Denko Corp 光学フィルム用粘着剤組成物、光学フィルム用粘着剤層、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
JP2018053026A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社カネカ 機械的強度に優れるポリマー微粒子含有硬化性組成物

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610579A (en) * 1979-07-09 1981-02-03 Daio Kakoshi Kogyo Kk Adhesive material having back-release property
JPS5714673A (en) * 1980-06-30 1982-01-25 Nitto Electric Ind Co Ltd Pressure sensitive adhesive composition for surface protecting sheet
JPS59159869A (ja) * 1983-03-03 1984-09-10 Enomoto Toshio 再剥離性粘着剤組成物およびその製造法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5610579A (en) * 1979-07-09 1981-02-03 Daio Kakoshi Kogyo Kk Adhesive material having back-release property
JPS5714673A (en) * 1980-06-30 1982-01-25 Nitto Electric Ind Co Ltd Pressure sensitive adhesive composition for surface protecting sheet
JPS59159869A (ja) * 1983-03-03 1984-09-10 Enomoto Toshio 再剥離性粘着剤組成物およびその製造法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0338724A2 (en) * 1988-04-19 1989-10-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Pressure-sensitive adhesive
JPH02292382A (ja) * 1989-05-02 1990-12-03 Saiden Kagaku Kk 感圧性接着剤組成物
JPH051270A (ja) * 1991-06-25 1993-01-08 Kuraray Co Ltd 接着剤
JPH07157735A (ja) * 1993-12-10 1995-06-20 Toyo Ink Mfg Co Ltd 再剥離型粘着剤組成物
JPH08104857A (ja) * 1994-10-04 1996-04-23 Ipposha Oil Ind Co Ltd 感圧性接着剤組成物及び感圧性接着剤製品
JPH10506947A (ja) * 1994-10-11 1998-07-07 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 感圧接着剤及びシーラント用硬化性バインダー
JPH10506949A (ja) * 1994-10-11 1998-07-07 シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー 二重硬化系を有するテレケリック/ヘテロテレケリックポリマーに基づく感圧構造接着剤およびシーラント
JPH1053636A (ja) * 1996-05-13 1998-02-24 Elf Atochem North America Inc アニオン系水性ポリウレタン分散体
JP2005200958A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 East Japan Railway Co 土木構造物及び建築構造物の保護用シート及び該保護用シートを使用した保護方法
JP2010275522A (ja) * 2009-04-30 2010-12-09 Nitto Denko Corp 光学フィルム用粘着剤組成物、光学フィルム用粘着剤層、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
JP2011219765A (ja) * 2009-04-30 2011-11-04 Nitto Denko Corp 光学フィルム用粘着剤組成物、光学フィルム用粘着剤層、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
JP2012255172A (ja) * 2009-04-30 2012-12-27 Nitto Denko Corp 光学フィルム用粘着剤組成物、光学フィルム用粘着剤層、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
JP2013199652A (ja) * 2009-04-30 2013-10-03 Nitto Denko Corp 光学フィルム用粘着剤組成物、光学フィルム用粘着剤層、粘着型光学フィルムおよび画像表示装置
JP2018053026A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 株式会社カネカ 機械的強度に優れるポリマー微粒子含有硬化性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0684491B2 (ja) 1994-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU627607B2 (en) Pressure-sensitive adhesive comprising hollow tacky microspheres and macromonomer-containing binder copolymer
EP0454365B1 (en) Pressure sensitive adhesive comprising tacky microspheres and macromonomer-containing binder copolymer
US5215818A (en) Pressure-sensitive adhesive comprising solid tacky microspheres and macromonomer-containing binder copolymer
JP2004346333A (ja) 粘着性微小球を含む再配置性感圧接着剤の膜を含むシート材料
JP3382638B2 (ja) 粘着テープ
US5128412A (en) Removable adhesive comprising acrylic microballs, acrylic copolymer and cross-linker
JPH11158453A (ja) アクリル系粘着剤組成物及び粘着加工製品
KR20030008139A (ko) 감압 접착제로서 유용한 고 Tg 중합체 에멀젼과 감압접착 중합체 에멀젼의 블렌드
JP2003013027A (ja) アクリル系粘着剤組成物及び粘着テープ
CN1622987A (zh) 橡胶-丙烯酸粘合剂
JPS61261383A (ja) 再剥離性粘着剤組成物
JP4067173B2 (ja) 粘着剤組成物
JPS5837348B2 (ja) 水分散型感圧接着剤組成物
CN102648261B (zh) 光固化型粘合粘接剂组合物、光固化型粘合粘接剂层、和光固化型粘合粘接片
JPS63196676A (ja) 感圧性接着剤
KR20040075729A (ko) 감압 접착제로서 유용한 고 Tg 중합체 에멀젼과 감압접착성 중합체 에멀젼의 블렌드
JP4441847B2 (ja) 水性粘着剤組成物、その製造方法及び粘着製品
JP4559084B2 (ja) ゴム‐アクリル接着剤配合物
JP4225388B2 (ja) 発泡体用水性エマルジョン型粘着剤
JP2001003025A (ja) アクリル系粘着剤の製造方法及びアクリル系粘着剤並びに粘着加工製品
JP4399149B2 (ja) 接着剤組成物
JPH01213379A (ja) 感圧性接着剤
JPH08231937A (ja) アクリル系エマルジョン型粘着剤の製造方法
JPH0776672A (ja) 熱硬化性粘着剤組成物
JPH09143444A (ja) アクリル系エマルジョン型粘着剤