JPS606825B2 - 車体複屈折式車両 - Google Patents
車体複屈折式車両Info
- Publication number
- JPS606825B2 JPS606825B2 JP12935376A JP12935376A JPS606825B2 JP S606825 B2 JPS606825 B2 JP S606825B2 JP 12935376 A JP12935376 A JP 12935376A JP 12935376 A JP12935376 A JP 12935376A JP S606825 B2 JPS606825 B2 JP S606825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- vehicle body
- steering
- center
- birefringent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車体複屈折式のかじ取装置を備えた車両に関す
るものである。
るものである。
第1図乃至第3図は自動車等で通常採用されているアッ
カマン式かじ取方式で、破線は右かじを切った場合であ
る。
カマン式かじ取方式で、破線は右かじを切った場合であ
る。
左右前輪1,1′はタィロット2によってキングピン3
,3′のまわりを一定の関係をもって回動するように構
成されている。すなわち、左右前輪の回転中心がほぼ後
軸中心上で交叉する関係にある。車体はその交点○を中
心に回動するのであるが、右かじの場合をとれば左前輪
の軌跡円(半径R)が最も0点から離れた円弧を描き最
小回転半径(最外輪)を大きくしているアッカマン式か
じ敬方式の車両において次のような問題がある。○}
最小回転半径(最外輪)が大きくなり小まわりが効かな
い。
,3′のまわりを一定の関係をもって回動するように構
成されている。すなわち、左右前輪の回転中心がほぼ後
軸中心上で交叉する関係にある。車体はその交点○を中
心に回動するのであるが、右かじの場合をとれば左前輪
の軌跡円(半径R)が最も0点から離れた円弧を描き最
小回転半径(最外輪)を大きくしているアッカマン式か
じ敬方式の車両において次のような問題がある。○}
最小回転半径(最外輪)が大きくなり小まわりが効かな
い。
小さくするためかじ取角6、8′を大きくするにも構造
上限界がある。ホイールベースを小さくすると回転半径
を4・さくできるが高速走行時車体のピッチングが大き
くなって乗り心地が悪くなる。【2’かじ取走行時の所
要道幅{最外輪と最内輪の描く軌跡の幅(R−r)}が
大きい。
上限界がある。ホイールベースを小さくすると回転半径
を4・さくできるが高速走行時車体のピッチングが大き
くなって乗り心地が悪くなる。【2’かじ取走行時の所
要道幅{最外輪と最内輪の描く軌跡の幅(R−r)}が
大きい。
‘3’ 前軸も駆動したい場合には、構造が複雑である
。
。
こういったことから、小まわりの要求される建設機械な
どにおいては車体屈折式かじ取方式が採用されている。
どにおいては車体屈折式かじ取方式が採用されている。
この場合第4図に示すようにA点を中心に車体を屈折す
ることによってかじ取りがなされる。図示破線は右かじ
を切った状態を示す。A点を車体中心線上の軸距中央に
位置するようにすれば完全に、前輪のわだちを後輪が通
るから上記の■〜■項の不具合が改善される他前輪でし
めかためられた部分を後輪が通過するので軟弱地での走
行能力が高められる。
ることによってかじ取りがなされる。図示破線は右かじ
を切った状態を示す。A点を車体中心線上の軸距中央に
位置するようにすれば完全に、前輪のわだちを後輪が通
るから上記の■〜■項の不具合が改善される他前輪でし
めかためられた部分を後輪が通過するので軟弱地での走
行能力が高められる。
ところがA点付近に重量配分が大きい車両たとえばホイ
ール式パワーショベル、・ホイール式クレーン等にあっ
ては第4図の右かじ時安定領域(斜線部)において重心
Gが左に偏在し左方への車体の安定が悪くなり煩斜地や
高速走行時の急ハンドルなどにおいて転倒する危険が生
じていた。本発明は上記の事情に鑑みなされたものであ
って、その目的とするところは前後各車軸にできるだけ
近い位置2ケ所で車体を連動屈折させてかじ取を行なう
ようにして重心偏在を是正しかじ取時の車体安定を確保
することにある。
ール式パワーショベル、・ホイール式クレーン等にあっ
ては第4図の右かじ時安定領域(斜線部)において重心
Gが左に偏在し左方への車体の安定が悪くなり煩斜地や
高速走行時の急ハンドルなどにおいて転倒する危険が生
じていた。本発明は上記の事情に鑑みなされたものであ
って、その目的とするところは前後各車軸にできるだけ
近い位置2ケ所で車体を連動屈折させてかじ取を行なう
ようにして重心偏在を是正しかじ取時の車体安定を確保
することにある。
以下、本発明を第5図乃至第8図を参照して説明する。
図面中1川まセンタフレームであり、11はフロントフ
レーム、12はリヤフレームである。フロントフレーム
11およびリヤフレーム12はセンタフレーム10にピ
ン13および14により左右方向に回動可能に連結して
ある。フロントフレーム11には前車軸15がまたリャ
フレ−ムー2には後車軸16がそれぞれ取付けてある。
フロントフレーム11の後部左側にはブラケット17が
またリャフレーム12の前部右側にはブラケツト18が
それぞれ固設してあり、ブラケツト17,18は互にタ
ィロッド19により揺動可能に連結されている。ー リ
ャフレ−ムー2の前部左右にはブラケット20,21が
固設してあり、またセンタフレーム10の左右にはブラ
ケツト22,23が固設してある。
レーム、12はリヤフレームである。フロントフレーム
11およびリヤフレーム12はセンタフレーム10にピ
ン13および14により左右方向に回動可能に連結して
ある。フロントフレーム11には前車軸15がまたリャ
フレ−ムー2には後車軸16がそれぞれ取付けてある。
フロントフレーム11の後部左側にはブラケット17が
またリャフレーム12の前部右側にはブラケツト18が
それぞれ固設してあり、ブラケツト17,18は互にタ
ィロッド19により揺動可能に連結されている。ー リ
ャフレ−ムー2の前部左右にはブラケット20,21が
固設してあり、またセンタフレーム10の左右にはブラ
ケツト22,23が固設してある。
ブラケツト22,23にはシリンダ24,25がピン2
6,27で連結してあり、シリンダ24,25のロッド
28,29はブラケツト20,21にピン30,31で
連結されていて、これらシリンダ24,25とタィロッ
ド19とでかじ取機構日を構成している。前記センタフ
レーム11にはべベルギャ機構32が搭載してあり、ベ
ベルギャ機構32の入力軸33はエンジン(図示省略)
の出力側に連結されている。
6,27で連結してあり、シリンダ24,25のロッド
28,29はブラケツト20,21にピン30,31で
連結されていて、これらシリンダ24,25とタィロッ
ド19とでかじ取機構日を構成している。前記センタフ
レーム11にはべベルギャ機構32が搭載してあり、ベ
ベルギャ機構32の入力軸33はエンジン(図示省略)
の出力側に連結されている。
べベルギャ機構32の一方の出力軸34はユニバーサル
ジョイント35を介して前車軸15側のプロペラ軸36
に連結してあり、ベベルギャ機構32の他方の出力軸3
7はユニバーサルジョイント39を介して後車軸16側
のプロペラ軸38に連結してある。しかして、右かじを
切る場合はシリンダ25を縮め、シリング24を伸長し
、リャフレーム12をピン14を中心に反時計廻り方向
に揺動させることによりタイロツド19を介してフロン
トフレーム11をピン13を中心に時計廻り方向に揺動
させる。
ジョイント35を介して前車軸15側のプロペラ軸36
に連結してあり、ベベルギャ機構32の他方の出力軸3
7はユニバーサルジョイント39を介して後車軸16側
のプロペラ軸38に連結してある。しかして、右かじを
切る場合はシリンダ25を縮め、シリング24を伸長し
、リャフレーム12をピン14を中心に反時計廻り方向
に揺動させることによりタイロツド19を介してフロン
トフレーム11をピン13を中心に時計廻り方向に揺動
させる。
すなわち、ピン13の位置をBピン14の位置をCとす
るとB、C点において車体Fを屈折することによりかじ
取りがなされる(第7図参照)。
るとB、C点において車体Fを屈折することによりかじ
取りがなされる(第7図参照)。
このために車体屈折角を従来の車体屈折式のものと同様
にしたとき、最小回転半径は極めて小さくなる。したが
って、同じ最小回転半径にあっては車体屈折式やアッカ
マン方式よりも車体屈折角を小さくできるから車枠、プ
ロペラシャフト等の構成や取付が容易で「また無理がか
からない。また右かじ取時の安定領域(斜線部)におけ
る重心位置Gの偏在は従来の車体屈折式のものより小さ
くなる。本発明は上記のように、車体Fをセンタフレー
ム10とフロントフレーム11とりヤフレーム12とに
分割し、フ。
にしたとき、最小回転半径は極めて小さくなる。したが
って、同じ最小回転半径にあっては車体屈折式やアッカ
マン方式よりも車体屈折角を小さくできるから車枠、プ
ロペラシャフト等の構成や取付が容易で「また無理がか
からない。また右かじ取時の安定領域(斜線部)におけ
る重心位置Gの偏在は従来の車体屈折式のものより小さ
くなる。本発明は上記のように、車体Fをセンタフレー
ム10とフロントフレーム11とりヤフレーム12とに
分割し、フ。
ントフレーム11およびリャフレーム12をセンタフレ
ーム1川こ左右方向に回動自在に連結し、フロントフレ
ーム11に前車軸15を、またリャフレーム12に後車
軸16をそれぞれ設け、センタフレーム10の後部左右
にリャフレーム12の揺動操作を行うシリンダ24,2
5を設け「リヤフレーム12の右側部にブラケット18
を設け、フロントフレーム11の左側部にブラケツト1
7を設け、両ブラケット17,18を互にタイロッド1
9により揺動可能に連結したことを特徴とする車体複屈
折式車両である。したがって、車体Fの前後において屈
折することができてかじ取時にも車体Fの安定性が良い
し、また小さな折れ角で小まわりが良く効く、また前輪
のわだちを後輪がフオローするため最小回転半径を小さ
くできるし、前輪のみ注意を払えば後輪は通過できるの
で運転がしやすくなる。
ーム1川こ左右方向に回動自在に連結し、フロントフレ
ーム11に前車軸15を、またリャフレーム12に後車
軸16をそれぞれ設け、センタフレーム10の後部左右
にリャフレーム12の揺動操作を行うシリンダ24,2
5を設け「リヤフレーム12の右側部にブラケット18
を設け、フロントフレーム11の左側部にブラケツト1
7を設け、両ブラケット17,18を互にタイロッド1
9により揺動可能に連結したことを特徴とする車体複屈
折式車両である。したがって、車体Fの前後において屈
折することができてかじ取時にも車体Fの安定性が良い
し、また小さな折れ角で小まわりが良く効く、また前輪
のわだちを後輪がフオローするため最小回転半径を小さ
くできるし、前輪のみ注意を払えば後輪は通過できるの
で運転がしやすくなる。
更にホイールベースを大きくして車体ピッチングを押え
乗心地を改善できるしかじ取走行時の所要道幅は直進時
と同じで秋わし、地での走行が可能になる。特に、リャ
フレーム12をタイロツド19を介してフロントフレー
ム11に連結したのでフロントフレーム11の揺動操作
用のシリンダを設ける必要がなくコストの低減および構
造の簡素化が可能になる。
乗心地を改善できるしかじ取走行時の所要道幅は直進時
と同じで秋わし、地での走行が可能になる。特に、リャ
フレーム12をタイロツド19を介してフロントフレー
ム11に連結したのでフロントフレーム11の揺動操作
用のシリンダを設ける必要がなくコストの低減および構
造の簡素化が可能になる。
第1図は従来の車両におけるアッカマン式かじ取装置の
一部省略した正面図、第2図は同縦断面図、第3図はそ
の作用説明図、第4図は従来の車体屈折式車両における
屈折時の作用説明図、第5図は本発明の一実施例の車体
の平面図、第6図はその側面図、第7図はその作用説明
図である。 10はセンタフレーム、11はフロントフレーム、12
はリャフレーム、15は前車藤、16は後車軸」日‘ま
かじ取機構。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
一部省略した正面図、第2図は同縦断面図、第3図はそ
の作用説明図、第4図は従来の車体屈折式車両における
屈折時の作用説明図、第5図は本発明の一実施例の車体
の平面図、第6図はその側面図、第7図はその作用説明
図である。 10はセンタフレーム、11はフロントフレーム、12
はリャフレーム、15は前車藤、16は後車軸」日‘ま
かじ取機構。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
Claims (1)
- 1 車体Fをセンタフレーム10とフロントフレーム1
1とリヤフレーム12とに分割し、フロントフレーム1
1およびリヤフレーム12をセンタフレーム10に左右
方向に回動自在に連結し、フロントフレーム11に前車
軸15を、またリヤフレーム12に後車軸16をそれぞ
れ設け、センタフレーム10の後部左右にリヤフレーム
12の揺動操作を行うシリンダ24,25を設け、リヤ
フレーム12の右側部にブラケツト18を設け、フロン
トフレーム11の左側部にブラケツト17を設け、両ブ
ラケツト17,18を互にタイロツド19により揺動可
能に連結したことを特徴とする車体複屈折式車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12935376A JPS606825B2 (ja) | 1976-10-29 | 1976-10-29 | 車体複屈折式車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12935376A JPS606825B2 (ja) | 1976-10-29 | 1976-10-29 | 車体複屈折式車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5355826A JPS5355826A (en) | 1978-05-20 |
JPS606825B2 true JPS606825B2 (ja) | 1985-02-20 |
Family
ID=15007494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12935376A Expired JPS606825B2 (ja) | 1976-10-29 | 1976-10-29 | 車体複屈折式車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606825B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01289766A (ja) * | 1983-08-02 | 1989-11-21 | Tomio Konno | 前後車輪フレ−ムごと一体で行うかじ取り方法 |
JPS60197469A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-05 | Nogyo Kikaika Kenkyusho | 農用作業車の操向装置 |
CN102229325B (zh) * | 2011-04-28 | 2013-03-13 | 浙江吉利汽车研究院有限公司 | 一种双体汽车的车灯控制系统 |
CN102991577A (zh) * | 2011-11-23 | 2013-03-27 | 芜湖瑞创叉车有限公司 | 叉车转向控制装置 |
JP6746544B2 (ja) * | 2017-08-31 | 2020-08-26 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
-
1976
- 1976-10-29 JP JP12935376A patent/JPS606825B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5355826A (en) | 1978-05-20 |
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