JPH0587429B2 - - Google Patents
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- JPH0587429B2 JPH0587429B2 JP60196369A JP19636985A JPH0587429B2 JP H0587429 B2 JPH0587429 B2 JP H0587429B2 JP 60196369 A JP60196369 A JP 60196369A JP 19636985 A JP19636985 A JP 19636985A JP H0587429 B2 JPH0587429 B2 JP H0587429B2
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- JP
- Japan
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- arm
- steering
- knuckle
- wheel
- knuckle arm
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- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 3
- 101150104728 GPR88 gene Proteins 0.000 description 2
- 102100038404 Probable G-protein coupled receptor 88 Human genes 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/06—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins
- B62D7/14—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering
- B62D7/15—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels
- B62D7/1518—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles
- B62D7/1527—Steering linkage; Stub axles or their mountings for individually-pivoted wheels, e.g. on king-pins the pivotal axes being situated in more than one plane transverse to the longitudinal centre line of the vehicle, e.g. all-wheel steering characterised by means varying the ratio between the steering angles of the steered wheels comprising a mechanical interconnecting system between the steering control means of the different axles comprising only mechanical parts, i.e. without assistance means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は車輌たとえばトラクタ等の乗用作業車
の操舵装置に関し、とくに駆動輪を操舵車輪とし
た際に起こりがちなハンドル操舵力変化、たとえ
ば前進時にはハンドル巻き込みがわに、後進時に
はハンドル巻き戻しがわに駆動力が作用する現象
を解消するようにしたものである。
の操舵装置に関し、とくに駆動輪を操舵車輪とし
た際に起こりがちなハンドル操舵力変化、たとえ
ば前進時にはハンドル巻き込みがわに、後進時に
はハンドル巻き戻しがわに駆動力が作用する現象
を解消するようにしたものである。
駆動輪を操舵車輪に兼用した場合、たとえば四
輪駆動、四輪操舵を採用した場合、ハンドル操舵
力変化があることが知られている。すなわち駆動
輪で車体を走行駆動する際、駆動輪は反作用を受
け、これによるモーメントが操舵系を介してハン
ドルに伝達される。通常の車輌では、アツカーマ
ンジヤントの理論にしたがつて内輪側の点舵角が
大きく、外輪側が小さくなるようリンクジオメト
リを決定し、車輪の横すべりを回避するようにし
ており、このため、直進時ではリンクジオメトリ
が車体中心に関して対称になるけれども、旋回時
には非対称になつてしまう。この結果、旋回時で
は左右の駆動輪に起因するモーメントのバランス
がくずれ、ハンドル操保舵力が生じてしまう。し
かも、駆動輪の駆動の方向は前進と後進(エンジ
ン・ブレーキ時)との間で反転するので、このハ
ンドル操保舵力も前進、後進の切り換えごとに反
転することになる。通常では前進時にハンドル巻
き込み側に、後進時にハンドル巻き戻し側に働
く。
輪駆動、四輪操舵を採用した場合、ハンドル操舵
力変化があることが知られている。すなわち駆動
輪で車体を走行駆動する際、駆動輪は反作用を受
け、これによるモーメントが操舵系を介してハン
ドルに伝達される。通常の車輌では、アツカーマ
ンジヤントの理論にしたがつて内輪側の点舵角が
大きく、外輪側が小さくなるようリンクジオメト
リを決定し、車輪の横すべりを回避するようにし
ており、このため、直進時ではリンクジオメトリ
が車体中心に関して対称になるけれども、旋回時
には非対称になつてしまう。この結果、旋回時で
は左右の駆動輪に起因するモーメントのバランス
がくずれ、ハンドル操保舵力が生じてしまう。し
かも、駆動輪の駆動の方向は前進と後進(エンジ
ン・ブレーキ時)との間で反転するので、このハ
ンドル操保舵力も前進、後進の切り換えごとに反
転することになる。通常では前進時にハンドル巻
き込み側に、後進時にハンドル巻き戻し側に働
く。
したがつて自然な操舵感を実現することが困難
であつた。とくに、トラクタ等の駆動力が大であ
るものについてはこのことが顕著であつた。
であつた。とくに、トラクタ等の駆動力が大であ
るものについてはこのことが顕著であつた。
本発明は以上の事情を考慮してなされたもので
あり、ハンドルの操保舵力変化を抑えることので
きる操舵装置を提供することを目的としている。
あり、ハンドルの操保舵力変化を抑えることので
きる操舵装置を提供することを目的としている。
本発明では以上の目的を達成するため、左右の
駆動輪の各々に起因してハンドルに作用するモー
メントが許容操舵角のすべてにわたつてつねにバ
ランスするようにしている。すなわち、本発明で
は第1のナツクルアーム及び第2のナツクルアー
ムを第1のキングピン及び第2のキングピンでそ
れぞれ揺動自在に支持し、これら第1のナツクル
アーム及び第2のナツクルアームの夫々の一端側
に第1の駆動輪および第2の駆動輪を取り付けた
第1の連結部材及び第2の連結部材の夫々の他端
を固定し、前記第1及び第2の連結部材の長さを
同じとし、第1及び第2の駆動輪を進行方向に向
け左右に離し、さらに、ほぼ中央部を支持されて
操舵操作に応じて揺動する操舵用アームの両端に
夫々第1のロツド部材及び第2のロツド部材を介
して上記第1のナツクルアーム及び第2のナツク
ルアームの他端を取り付けてなる車輌の操舵装置
において、操舵時に許容される上記操舵用アーム
の揺動角に対し、つねにつぎの式 Re1L/Re1R≒Re2L/Re2R が実質的に成立するように操舵用アーム、第1及
び第2のロツド部材、第1及び第2のナツクルア
ーム、第1及び第2のキングピン、第1及び第2
の駆動輪を連結し、これら要素部材を第1及び第
2の駆動輪間に設けたことを特徴とする車輌の操
舵装置、 ただし、Re1LおよびRe1Rは上記操舵用アームが
上記第1のロツド部材および第2ロツド部材のそ
れぞれを介して受ける力に対する上記操舵用アー
ムの有効モーメントアーム長であり、 Re2LおよびRe2Rは上記第1のナツクルアームお
よび第2のナツクルアームがそれぞれ上記第1の
駆動輪および第2の駆動輪から受ける力に対する
上記第1のナツクルアームおよび第2のナツクル
アームの有効モーメント長である。
駆動輪の各々に起因してハンドルに作用するモー
メントが許容操舵角のすべてにわたつてつねにバ
ランスするようにしている。すなわち、本発明で
は第1のナツクルアーム及び第2のナツクルアー
ムを第1のキングピン及び第2のキングピンでそ
れぞれ揺動自在に支持し、これら第1のナツクル
アーム及び第2のナツクルアームの夫々の一端側
に第1の駆動輪および第2の駆動輪を取り付けた
第1の連結部材及び第2の連結部材の夫々の他端
を固定し、前記第1及び第2の連結部材の長さを
同じとし、第1及び第2の駆動輪を進行方向に向
け左右に離し、さらに、ほぼ中央部を支持されて
操舵操作に応じて揺動する操舵用アームの両端に
夫々第1のロツド部材及び第2のロツド部材を介
して上記第1のナツクルアーム及び第2のナツク
ルアームの他端を取り付けてなる車輌の操舵装置
において、操舵時に許容される上記操舵用アーム
の揺動角に対し、つねにつぎの式 Re1L/Re1R≒Re2L/Re2R が実質的に成立するように操舵用アーム、第1及
び第2のロツド部材、第1及び第2のナツクルア
ーム、第1及び第2のキングピン、第1及び第2
の駆動輪を連結し、これら要素部材を第1及び第
2の駆動輪間に設けたことを特徴とする車輌の操
舵装置、 ただし、Re1LおよびRe1Rは上記操舵用アームが
上記第1のロツド部材および第2ロツド部材のそ
れぞれを介して受ける力に対する上記操舵用アー
ムの有効モーメントアーム長であり、 Re2LおよびRe2Rは上記第1のナツクルアームお
よび第2のナツクルアームがそれぞれ上記第1の
駆動輪および第2の駆動輪から受ける力に対する
上記第1のナツクルアームおよび第2のナツクル
アームの有効モーメント長である。
以下、本発明を四輪駆動、四輪操舵の乗用作業
車に適用した一実施例について説明しよう。な
お、この実施例の特徴とするところは後輪操舵装
置の細部にあるけれども、この点の理解を助ける
ため、全体の構成についてまず簡単に触れておく
ことるする。
車に適用した一実施例について説明しよう。な
お、この実施例の特徴とするところは後輪操舵装
置の細部にあるけれども、この点の理解を助ける
ため、全体の構成についてまず簡単に触れておく
ことるする。
第1図はこの実施例の乗用作業車を全体として
示すものであり、この第1図において乗用作業車
の車体1の前部には、クランク軸3を前後方向に
指向させてなるエンジン2が搭載され、車体1の
後部にはミツシヨン4が配設されている。クラン
ク軸3とミツシヨン4の入力軸とは推力軸6で連
結され、ミツシヨン4はリアデイフアレンシヤル
機構7およびリアリダクシヨン機構8を介して後
車輪9に連結されている。この場合エンジン2の
動力により後車輪9が回転駆動される。
示すものであり、この第1図において乗用作業車
の車体1の前部には、クランク軸3を前後方向に
指向させてなるエンジン2が搭載され、車体1の
後部にはミツシヨン4が配設されている。クラン
ク軸3とミツシヨン4の入力軸とは推力軸6で連
結され、ミツシヨン4はリアデイフアレンシヤル
機構7およびリアリダクシヨン機構8を介して後
車輪9に連結されている。この場合エンジン2の
動力により後車輪9が回転駆動される。
他方ミツシヨン4の出力軸は推力軸10を介し
てフロントデイフアレンシヤル機構11の入力軸
に連結され、このフロントデイフアレンシヤル機
構11はフロントリダクシヨン機構12を介して
前車輪13に連結されている。この結果、前車輪
13もエンジン2の動力により回転駆動される。
全体として四輪駆動が実現されている。
てフロントデイフアレンシヤル機構11の入力軸
に連結され、このフロントデイフアレンシヤル機
構11はフロントリダクシヨン機構12を介して
前車輪13に連結されている。この結果、前車輪
13もエンジン2の動力により回転駆動される。
全体として四輪駆動が実現されている。
またハンドル14と一体のハンドル軸15の下
端にセクタギヤ型伝達系を介して連結されてい
る。このピツトマンアーム16にはフロントタイ
ロツド17の内端が連結されている。フロントタ
イロツド17の外端にはフロントナツクルアーム
18が連結されこのフロントナツクルアーム18
はフロントキングピン19を中心として揺動自在
に支持されている。
端にセクタギヤ型伝達系を介して連結されてい
る。このピツトマンアーム16にはフロントタイ
ロツド17の内端が連結されている。フロントタ
イロツド17の外端にはフロントナツクルアーム
18が連結されこのフロントナツクルアーム18
はフロントキングピン19を中心として揺動自在
に支持されている。
この揺動はフロントナツクルブラケツト(図示
しない)を介して前車輪13に伝達される。この
場合ハンドル14を左右に操舵すると操作トルク
がピツトマンアーム16、フロントタイロツド1
7及びフロントナツクルアーム18を介してフロ
ントキングピン19を中心にして左右に旋回され
る。
しない)を介して前車輪13に伝達される。この
場合ハンドル14を左右に操舵すると操作トルク
がピツトマンアーム16、フロントタイロツド1
7及びフロントナツクルアーム18を介してフロ
ントキングピン19を中心にして左右に旋回され
る。
他方ハンドル14はプラネタリギヤ伝達系を介
してロツド20にも連結され、このロツド20が
ベルクランク状のアーム21の一端に連結されて
いる。アーム21の両端はリヤタイロツド22を
介してリヤナツクルブラケツトのリヤナツクルア
ーム23に連結され、後車輪9も前車輪13と同
様にリヤキングピン24を中心としてハンドル1
4の操舵に応じて旋回するようになつている。た
だし、旋回方向は前車輪13と逆となることを基
本とし、小さな旋回半径が得られるようになつて
いる。
してロツド20にも連結され、このロツド20が
ベルクランク状のアーム21の一端に連結されて
いる。アーム21の両端はリヤタイロツド22を
介してリヤナツクルブラケツトのリヤナツクルア
ーム23に連結され、後車輪9も前車輪13と同
様にリヤキングピン24を中心としてハンドル1
4の操舵に応じて旋回するようになつている。た
だし、旋回方向は前車輪13と逆となることを基
本とし、小さな旋回半径が得られるようになつて
いる。
つぎに後輪9の操舵系の構成について説明す
る。
る。
第2図Aおよび第2図Bはこの操舵系を示すも
のであり、実線は直進時の状態、二点鎖線は角度
θAだけ車体右旋回方向にアーム21を揺動させた
状態を示す。
のであり、実線は直進時の状態、二点鎖線は角度
θAだけ車体右旋回方向にアーム21を揺動させた
状態を示す。
ここではまずアーム21に加わるモーメントに
ついて考察する。第2図Aおよび第2図Bにおい
て後車輪9R,9L(サフイツクスR,Lは右側、
左側に関することを示す。以下同様である)は操
舵車輪であると同時に駆動輪でもあるので、後車
輪9R,9Lでは、車輪中央とキングピン24
R,24Lの軸との間の距離、いわゆる車輪中央
オフセツトをEWとし、駆動力をFWR,FWLとして、
MKPR=FWR×EW、MKPL=FWL×EWのキングピン
軸まわりのモーメントが生じる。
ついて考察する。第2図Aおよび第2図Bにおい
て後車輪9R,9L(サフイツクスR,Lは右側、
左側に関することを示す。以下同様である)は操
舵車輪であると同時に駆動輪でもあるので、後車
輪9R,9Lでは、車輪中央とキングピン24
R,24Lの軸との間の距離、いわゆる車輪中央
オフセツトをEWとし、駆動力をFWR,FWLとして、
MKPR=FWR×EW、MKPL=FWL×EWのキングピン
軸まわりのモーメントが生じる。
このモーメントMKPR,MKPLはタイロツド22
R,22Lに軸力FTR,FTLとして作用し、このま
わりのモーメントを生じる。軸力FTR,FTLについ
ては有効モーメントアーム長をRe2R,Re2Lとして
次の式(1),(2)が成立し、 FTR=MKPR/Re2R=FWR×EW/Re2R …(1) FTL=MKPL/RW2L=FWL×EW/Re2L …(2) アーム21を回転させようとするモーメント効
果MSTRG,Aは有効モーメントアーム長をRe1R、Re1L
として次の式(3)で表される。なお、角度QAだけ
揺動させた場合の、有効モーメントアーム長
Re1R,Re1L,Re2R,Re2Lを第2図Aに示した。
R,22Lに軸力FTR,FTLとして作用し、このま
わりのモーメントを生じる。軸力FTR,FTLについ
ては有効モーメントアーム長をRe2R,Re2Lとして
次の式(1),(2)が成立し、 FTR=MKPR/Re2R=FWR×EW/Re2R …(1) FTL=MKPL/RW2L=FWL×EW/Re2L …(2) アーム21を回転させようとするモーメント効
果MSTRG,Aは有効モーメントアーム長をRe1R、Re1L
として次の式(3)で表される。なお、角度QAだけ
揺動させた場合の、有効モーメントアーム長
Re1R,Re1L,Re2R,Re2Lを第2図Aに示した。
MSTRG,A=FTL×Re1L−FTR×Re1R ……(3)
ところで左右の駆動輪の間にはデイフアレンシ
ヤル機構7が配置されているので FWL=FWR=FW ……(4) が成立し、この式(4)を考慮しながら式(3)に式(1),
(2)を代入すると、式(6)を得る。
ヤル機構7が配置されているので FWL=FWR=FW ……(4) が成立し、この式(4)を考慮しながら式(3)に式(1),
(2)を代入すると、式(6)を得る。
MSTR,A=FTL×Re1L−FTR×Re1R
=FWL×EW/Re2L×Re1L−FWR×EW/Re2R×Re1R
=FW×EW×RE1L/Re2L−FW×EW×RE1R/Re2R
=FW×EW×(Re1L/Re2L−Re1R/Re2R …(6)
以上、ア−ム21についてのモーメントの考察
を終える。
を終える。
さて、従前のようにアツカーマンステアリング
に従う場合、旋回時に式(6)のカツコ内の値を正に
するようにしている。したがつて前進時において
はFWが正であるので、MSTRHは正の値をとり、ハ
ンドル14を切つた方向にモーメントが働くこと
になる。他方後進時やエンジンブレーキ利用時に
は、FWが負であるのでMSTR.Aは負の値をとり、ハ
ンドル14を戻す方向にモーメントが作用する結
果となる。先に述べたように、これは自然な操舵
感に支障をもたらす。
に従う場合、旋回時に式(6)のカツコ内の値を正に
するようにしている。したがつて前進時において
はFWが正であるので、MSTRHは正の値をとり、ハ
ンドル14を切つた方向にモーメントが働くこと
になる。他方後進時やエンジンブレーキ利用時に
は、FWが負であるのでMSTR.Aは負の値をとり、ハ
ンドル14を戻す方向にモーメントが作用する結
果となる。先に述べたように、これは自然な操舵
感に支障をもたらす。
この実施例では、許容操舵角全般にわたつて次
の式(7)が実質的に成立するようにリンクジオメト
リを決定している。この決定はたとえばコンピユ
ータを用いた数値計算で容易に行える。
の式(7)が実質的に成立するようにリンクジオメト
リを決定している。この決定はたとえばコンピユ
ータを用いた数値計算で容易に行える。
Re1L/Re1R≒Re2L/Re2R ……(7)
この実施例では式(7)を実質的に満たすようにし
ているため、任意の操舵角においてMSTR.Aがほぼ
ゼロとなり、従前のように操保舵力変化を抑圧で
きる。この実施例では実際上ほぼパラレルステア
リングとなる。パラレルステアリングは横すべり
を若干伴うけれども、農業用トラクタ等の低速車
では実用上問題は生じない。しかもこの場合車輪
に大きなラグが傾斜して設けられており、ラグの
たおれ込みと土へののめり込みにより横すべりを
回避するようにもできる。
ているため、任意の操舵角においてMSTR.Aがほぼ
ゼロとなり、従前のように操保舵力変化を抑圧で
きる。この実施例では実際上ほぼパラレルステア
リングとなる。パラレルステアリングは横すべり
を若干伴うけれども、農業用トラクタ等の低速車
では実用上問題は生じない。しかもこの場合車輪
に大きなラグが傾斜して設けられており、ラグの
たおれ込みと土へののめり込みにより横すべりを
回避するようにもできる。
以上説明したように、この発明によれば左右の
駆動輪の各々に起因してハンドルに作用するモー
メントが許容操舵角のすべてにわたつてつねにバ
ランスするようにしているので、前後進の切り換
え等を行つた際の操保舵力変化を抑圧することが
でき、自然な操舵感を実現できる。
駆動輪の各々に起因してハンドルに作用するモー
メントが許容操舵角のすべてにわたつてつねにバ
ランスするようにしているので、前後進の切り換
え等を行つた際の操保舵力変化を抑圧することが
でき、自然な操舵感を実現できる。
この発明は、トラクタ等駆動力の大きな車輌に
適用する場合に特に実効があり、四輪駆動、四輪
操舵の乗用作業車の後輪の操舵系として好適で、
他の車輌にも適用できる。
適用する場合に特に実効があり、四輪駆動、四輪
操舵の乗用作業車の後輪の操舵系として好適で、
他の車輌にも適用できる。
第1図はこの発明の一実施例の平面図、第2図
A及び第2図Bは第1図実施例の後輪操舵系の構
成を説明するための図である。 9……後車輪、21……ア−ム、22……リヤ
タイロツド、23……リヤナツクルアーム、24
……リヤキングピン。
A及び第2図Bは第1図実施例の後輪操舵系の構
成を説明するための図である。 9……後車輪、21……ア−ム、22……リヤ
タイロツド、23……リヤナツクルアーム、24
……リヤキングピン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 第1のナツクルアーム及び第2のナツクルア
ームを第1のキングピン及び第2のキングピンで
それぞれ揺動自在に支持し、これら第1のナツク
ルアーム及び第2のナツクルアームの夫々の一端
側に第1の駆動輪および第2の駆動輪を取り付け
た第1の連結部材及び第2の連結部材の夫々の他
端を固定し、前記第1及び第2の連結部材の長さ
を同じとし、第1及び第2の駆動輪を進行方向に
向け左右に離し、さらに、ほぼ中央部を支持され
て操舵操作に応じて揺動する操舵用アームの両端
に夫々第1のロツド部材及び第2のロツド部材を
介して上記第1のナツクルアーム及び第2のナツ
クルアームの他端を取り付けてなる車輌の操舵装
置において、操舵時に許容される上記操舵用アー
ムの揺動角に対し、つねにつぎの式 Re1L/Re1R≒Re2L/Re2R が実質的に成立するように操舵用アーム、第1及
び第2のロツド部材、第1及び第2のナツクルア
ーム、第1及び第2のキングピン、第1及び第2
の駆動輪を連結し、これら要素部材を第1及び第
2の駆動輪間に設けたことを特徴とする車輌の操
舵装置、 ただし、Re1LおよびRe1Rは上記操舵用アームが
上記第1のロツド部材および第2ロツド部材のそ
れぞれを介して受ける力に対する上記操舵用アー
ムの有効モーメントアーム長であり、 Re2LおよびRe2Rは上記第1のナツクルアームお
よび第2のナツクルアームがそれぞれ上記第1の
駆動輪および第2の駆動輪から受ける力に対する
上記第1のナツクルアームおよび第2のナツクル
アームの有効モーメント長である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19636985A JPS6255270A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 車輛の操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19636985A JPS6255270A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 車輛の操舵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6255270A JPS6255270A (ja) | 1987-03-10 |
JPH0587429B2 true JPH0587429B2 (ja) | 1993-12-16 |
Family
ID=16356709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19636985A Granted JPS6255270A (ja) | 1985-09-05 | 1985-09-05 | 車輛の操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6255270A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007050796A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Yanmar Co Ltd | 乗用型田植機のサイドクラッチ切換機構 |
-
1985
- 1985-09-05 JP JP19636985A patent/JPS6255270A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007050796A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Yanmar Co Ltd | 乗用型田植機のサイドクラッチ切換機構 |
JP4585406B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2010-11-24 | ヤンマー株式会社 | 乗用型田植機のサイドクラッチ切換機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS6255270A (ja) | 1987-03-10 |
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