JPS6060118A - 新規な共重合体 - Google Patents

新規な共重合体

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JPS6060118A
JPS6060118A JP16844783A JP16844783A JPS6060118A JP S6060118 A JPS6060118 A JP S6060118A JP 16844783 A JP16844783 A JP 16844783A JP 16844783 A JP16844783 A JP 16844783A JP S6060118 A JPS6060118 A JP S6060118A
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JP
Japan
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copolymer
vinyl acetate
glass transition
transition temperature
fraction
Prior art date
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Pending
Application number
JP16844783A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Otsu
大津 隆行
Takashige Murata
村田 敬重
Yasuyoshi Koinuma
康美 鯉沼
Naoyuki Toyoda
直之 豊田
Yukinori Haruta
幸典 春田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6060118A publication Critical patent/JPS6060118A/ja
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な熱安定性にすぐれた共重合体、より詳
細にはフマル酸ジイソプロピルと酢酸ビニルとのラジカ
ル共重合体であって、該共重合体中の酢酸ビニルの分率
を3〜50重量%、好ましくは8〜30重量%Ic調節
したガラス転移温度の1希い共重合体に関する。
ポリ−フマル酸ジイソプロピルは通常よく知られたラジ
カル共重合方法によって、比較的容易に合成されるポリ
マーで、たとえばマクロモル へミニラビッド コミニ
ュケーション(にIa c r Ll n+o 1 。
Chem、Rapid Conomun、) fr 2
 巻725頁には。
塊状重合法で得られたポリ−フマル酸ジイソフロビルの
ガラス転移温度が163℃であることが1男示されてい
る。
このポリ−フマル酸ジイソフロビルは、このままでも多
くの汎用ビニルポリマーの耐熱性改良材として十分に応
用し得るが、他の樹脂との相溶性の点で短点があり、さ
らに高性能な4iiJ脂の開発が望まれている。
一方、合成4i1J脂莱昇で広く知られているように。
高分子化合物の耐熱性を評価するのに、たびたび。
そのカラス転移温度を目安とする方法が用いられる。
共重合化合物についても、この評価は一般的に応用され
ており、たとえばガラス転移温度について2成分の加成
性が成立つものとして広く認められた式 T、−’L’、AφA+’l’yEφB−□−−−−−
、ml が示されている。ここにT、はA及びBを二成分とする
共11合体のガラス転移温度であり、 T # A −
T、Bi:l−<れぞれAの単独ゑ合体及びBの単独重
合体のガラ・ス転移温度であって、さらにφA。
φBは該:11−重合体中の成分A及び成分Bの体積分
率でありsWAとWBは該共重合体中の成分A及び成分
Bの■11駕率を示している。
ジャーナルオブポリマーサイエンス(J 、POlym
erScj、、)第30巻131頁には、ポリー酢酸ビ
ニルのガラス転移温度が、318℃と非常に低いことが
明記されていて、実際、ポリ酢酸ビニルは、この低いカ
ラス転移温度つゆえに、工業的にはきわめて限定された
分野にしか用いることができない。
この事実から、酢酸ビニルをフマル酸ジイソプロピルと
共重合させた場合には、該共重合体のガラス転移温度は
、フマル酸ジイソプロヒルの単独重合体であるポリ−フ
マル酸ジイソプロピルのガラス転移温度の163℃と比
較した場合に、該共重合体中の酢酸ビニルの分率の増大
に従って、式(+1又は式(2)から容易に計算される
ごとくに、顕著に低下するものと予想される。
たとえば、該共重合体中の酢酸ビニルのM量分率を20
パーセントに調節すれば、式(2)がら該共重合体のカ
ラス転移温度は約88ないし89℃と計算できる。
しかし本発明者らは、フマル酸ジイソプロピルと酢酸ビ
ニルを選ばれた仕込比率でラジカル共重合させた」8合
に限り、得られた共重合体のガラス転移温度は、式(1
)ないし式(2)で予想される値からは考えられないほ
ど高くなり、特に該共重合体中の酢酸ビニルの分率が8
重量%から3op量%になるように調節した場合には、
該共重合体のガラス転移温度は、ポリ−フマル酸ジイソ
プロピルのガラス転移温度である163℃よりも顕著に
高く1よるとい5駕(べき現象を見出し1本発明を完成
した。
;ド発明は新規な熱安定性にすぐれた共重合体、より詳
細には、フマル酸ジイソプロピルと酢酸と乙 二λ属ラジカル共重合体であって、該共重合体中の酢酸
ビニルの分率が3〜50重旦%である新規な共重合体を
提供するものである。
本発明の新規な共重合において%riii eビニルの
分率は3〜5ON景%であり、)持に好ましくは8〜3
0重景%重量る。
酢酸ビニルの分率が3重量%未満ではそのガラス転移温
度は、ジイソプロピルフマレートの単独重合物のガラス
転移Za度からほとんど変化しない。
又、 +iR+Iyビニルの分率が50 重、1M%を
超えるような場合には、該共重合体の性質はむしろ、ポ
リ酢酸ビニルに近くなり、すなわち、著しくそのガラス
転移温度は低下する。
したがって、本発明の範囲外の分率で酢酸ビニルをその
分子鎖中′VC含むフマル酸ジイソプロピルと酢酸ビニ
ルとの共重合体においては、何らのil”Y徴ある性質
を見出すことはできない。
一方、本発明で111定した新規な共重合体は、特に酢
酸ビニルの分率が8〜3()重幇%の共重合体は200
′C以上と著しく高いガラス転移温度を有している。
本発明の共jr重合体分子量は特に制限はないが。
10、000〜500.000種度である本発明の本質
である。すぐれた1lil熱性を有するフマル酸ジイソ
プロピルと酢酸ビニルとの共重合体は1種々のラジカル
重合開始剤を用い、さらに従来知られたラジカル重合技
術により合成することができる。たとえば、ラジカルル
(合間始剤として種々の有機過t+’l化物類、アゾ系
開始剤、過ハロゲン酸塩類、過硫酸塩類、レドックス試
薬類、さらに望むなら光、酸素、放射線、熱などの重合
開始方法、およびこれらの2種もしくはそれ以上の組合
せを用い1重合方法として、塊状A(合、溶液重合、懸
濁M合、乳化重合などを適用して、目的を達することが
できる。
また、フマル酸ジイソプロヒルと酢酸ビニルの共重合体
中の酢酸ビニルの分率を本発明の本質である3ffii
%〜50重量%に調節するには、何ら困難はなく、重合
原料の仕込比率がそのまま該共重合体の共重合組成にほ
とんど近くなるので、容易に所定啓の目的を達成するこ
とができる。
又、該共重合体の分子量は、用いるラジカル重合開始剤
の濃度及び重合温度によって変化するが。
ラジカル’7r合開始剤の濃度を下げ1重合温度を低く
すると、該共重合体の分子量は高くなる。
本発明のフマル酸ジイソプロピルと酢酸ビニルとの共重
合体は、163”Cを越える高いガラス転移温度と他の
樹脂への良好な相溶性を有する全く可能である。
以下に実施例によって本発明を説明するが、こかくはん
機、還流冷却管、温度計、窒素ガス吹込み管を装着した
1ノ四ツ目フラスコに0.2M量先の部分ケン化(ケン
化率80%)ポリビニルアルコール水溶液600y、沈
降l炭酸カルシウム3g、及び10g量%のドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム水溶液0.57を仕込んだ
次に表−IK示す所定混合比のフマルG′lジイソプロ
ピルと酢酸ビニルの混合物150gにベンゾイルペルオ
キシド1.5fを加え、十分に溶解させた後、これを上
記四ツロフラスコ中に注ぎ、窒素気流中でかくはんしな
がら表−1に示す所定温度で24時間反応させた。反応
終了後、反応混合物を冷却し、少量の塩酸を加えて炭酸
カルシウムを完全に水6性とした後、口過、水洗し、さ
らに50重量%のメタノール/水、混合溶媒で十分に洗
浄して、白色ビーズ状ポリマーを得た。
得られた共1合体の物性を表−1に示した。ま・ ガラ
ス転移温度 試料25tを80m/のテトラヒドロフランに溶解した
後、室温にてテトラヒドロフランを徐々に蒸発させて得
たフィルムについて、示差走査熱量計にてン1!I 5
j二した。
また、2r’、111にフマル酸ジイソプロピルモノマ
ブロビルとn1酸ビニルとの共71’1合体(表−1中
の鳴()lトzb)スペクトル(溶媒CDC)、)を示
した。
第3図1・は、第2図に比奴し−Cρ= 2 p 、p
 m付近に酢酸ビニル中のメチル基に基づく吸収が新し
く見られ、この共月f合物は、あらかじめ熱メタノール
で6’l l孜ビニルのモノマー及びホリ耐師ヒニルを
除去していることから、明らかにこの重合物はフマル酸
ジイソプロピルと酢H’lビニルの共重合体を形成して
いることがわかる。
表−1からり」らかなように、本発明のフマル酸ジイン
プロピル←ヤ壮;→と酢酸ビニルとの共重合体は、前記
式〈2)の予想とは違って、ポリーフマル酸ジイソフロ
ビル眞比して顕著にガラス転移温度が上昇し、Q’jに
酢酸ビニルの分率が8〜30重介%のものでは、200
”Cを超える高いガラス転移温度を示している。
又、該共重合体中の酢酸ビニルの分率が3布量%未満も
しくは50 M5%を越える比較例のものは、ガラス転
移温度がポリ−フマル酸ジイソプロピルに比して明確に
低下することがわかる。
内容量 20 atのパイレックスガラス7.4−f、
台管に0.1 IIのベンゾイルペルオキシドを取り、
ついで表−2に示す所定混合比のフマル獣ジインプロピ
ルと酢酸ビニルの況合物10fを仕込んだ後1重合管内
を窒素にて十分に置換し、重合管をガスバーナーにて溶
封した。
こうして用意した重合管を表−2に示す所定温度に保っ
た振と5式湯浴中に入れ、24時間反応させた後1M合
管をドライアイス−メタノール浴中で急冷し、さらに重
合管を開けて、P、1体状の重合生成物をとり出した。
この匝金物をベンぜンに6・f解させた後、犬taの8
0別九ダbのメタノール/水混合溶/19に注いで再沈
澱Wit製し、白色の月ξ合物を得た。
イ(Iられた共重合体の物性を表−2に示した。
表−2から明らかなように、本発明のものは比較例のも
のより高いガラス転移温度を示しており、特に酢酸ビニ
ルの分率が8〜30重賃%のものは200℃を超える高
いガラス転移温度を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図はフマル醒ジイソプロピルモノマーのNトイRス
ペクトルである。 第2図はポリ−フマル酸ジイソプロピルのIT MRス
ペクトルである。 第3図はフマル酸シイツブ′ロビルとi’1i−62ビ
ニルとの共重合体のN M Rスペクトルである。 特許出願人 日本油脂株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 l)酢酸ヒ′ニルの分率が3〜50重量%であるフマル
    酸ジイソプロピルと酢酸ビニルとの新規な共重合体。 2)酢酸ビニルの分率が8〜30重量%である請求の範
    囲第1項または第2項記載の共重合体。
JP16844783A 1983-09-14 1983-09-14 新規な共重合体 Pending JPS6060118A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6272706A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 Nippon Oil & Fats Co Ltd 酢酸ビニル系共重合体
JPS63225607A (ja) * 1986-12-18 1988-09-20 エクソン・ケミカル・パテンツ・インコーポレイテッド フマル酸ジアルキル−酢酸ビニル共重合体を製造するための無溶剤法
JP2013224442A (ja) * 2013-07-19 2013-10-31 Tosoh Corp フマル酸エステル重合体およびその製造方法

Cited By (3)

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JPS6272706A (ja) * 1985-09-27 1987-04-03 Nippon Oil & Fats Co Ltd 酢酸ビニル系共重合体
JPS63225607A (ja) * 1986-12-18 1988-09-20 エクソン・ケミカル・パテンツ・インコーポレイテッド フマル酸ジアルキル−酢酸ビニル共重合体を製造するための無溶剤法
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