JPS605935A - 外装仕上材を先行取付けする場合の鉄骨接合方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、外装仕上材を先行取付する場合の鉄骨接合
方法の改善に係わり、鉄骨溶接収縮による挙動を、外装
仕上材に伝えない鉄骨接合方法を提供するものである。

中、高層ビルに於ける鉄骨造地上細体構築方法では、鉄
骨の接合が完全に終了してから、外装ＰＣ板を取付る方
法が一般的であった。

それは、鉄骨の接合が完全に終了することに依り、　１
１体として十分堅固になり、その後、正しい位置に外装
ＰＣ板を取付ることにより、精度の高゛い取付が可能に
なるからである。

しかし、安全優先、原価低減が要求される最近。

外装ＰＣ板などを、できるだけ早く先行して取付る方法
が注目される様になった。

それは、鉄骨が仮組立された状態ですぐに取りつけられ
、当該先付けの外装ＰＣ板が養生璧となって、外部への
安全確保が可能となり、ひいては従来の安全上必要とさ
れていた固定式の鉄骨接合用足場が節約される長所を持
っているからである。

逆に、この方法の短所は、外装ｐｃ板が取りつけられた
後から、鉄骨の溶接とボルト接合が行なわれるため、そ
の収縮などによる構造体としての鉄骨の挙動が外装ＰＣ
板に影響を与えるため、再度ＰＣ板を、正しい位置に調
整する作業が発生する点である。

すなわち、第１図に於いて２図中１は鉄骨柱。

２は鉄骨梁ブラケット、３は鉄骨梁、４は外装ＰＣ板を
夫々示すが、従来の先付は工法では、先ず鉄骨梁のガセ
ットプレート５を介したウェーブの仮のボルト接合をし
た後、外装ＰＣ板４の取り付りを行なう。　しかる後、
矢印ａで示す上フランジの溶接、該ウェーブの本ボルト
接合、矢印すで示す下フランジの溶接と続く。

しかるに、先付けの外装ＰＣ板は後工程の溶接の収縮の
影響を受けて位置ずれをおこし、　ｔｌ！ｊ整をしなげ
ればならない。

本発明者が、かかる後調整を要する因である収縮現象の
解析を行ったところ、第２図の図表に示される如き結果
が判明した。

尚１図表中、ｌ　２．．３．４は添図の示す如く溶接個
所、つまり、上フランジ、下フランジの両側を示し、又
、■は上フランジ溶接の段階、■は本ボルト接合を介し
た下フランジ溶接の段階を示す。

この結果、調整を要する個所での収縮については、上フ
ランジの溶接が全体収縮量の大部分（約９５％）を占め
ていることがわかる。

従って、上フランジの溶接が終了してから、外装のＰＣ
板を取付れば、再び後で、ＰＣ板を正しい位置にしなく
ても良いこととなる。

本発明は、かかる観点に基づいてなされたもので、その
要旨とするところは、先ず鉄骨梁ブラケット、鉄骨梁の
上フランジ間に付設された拘束ピースの取付けでもって
９足場不要のもとての鉄砦梁ブラケットと鉄骨梁との仮
接合を行ない１次いで、上フランジの溶接をし、当該溶
接収縮の完了後、外装ＰＣ板を取付け、しかる後、ウェ
ーブのボルト接合、下フランジの溶接の手順をとるとす
ることによって１足場不要で、外装ｐｃ板の後調整不要
を実−現した点にある。

以下、これを図にもとづいて詳細に説明する。

第３図ａ、ｂは本発明工法の説明図、要部の拡犬詳示図
で９図中６は鉄骨梁ブラケット２．鉄骨梁３の上フラン
ジ間に付設の拘束ピースで、これはｂ図に詳示される如
く、上フランジに溶接のカバープレート５ａ、６ｂとこ
の三者を連結するスプライスプレート６ｃとからなり、
鉄骨梁ブラケット２の上フランジ、下フランジの夫々に
突設の受部７，８に鉄骨梁３の上２下フランジを乗せる
と共にカバープレート６ｂを乗せたうえでスプライスプ
レート６ｃの締結をして鉄骨梁ブラケット２、鉄骨梁３
の仮設接合を行なうもので、これは従来のウェーブのボ
ルト接合先行の場合の上下フランジの目違いが、おのず
ととれる手順、柱に梁を取付け、一旦固定する役目をば
、上フランジの溶接による収縮を拘束しつつ、ボルト接
合用足場不要にて達成したものである。

次いで、上フランジの溶接ａ、その収縮完了後。

外装ＰＣ板４の取付け、ウェーブのボルト接合。

下フランジの溶接すを行なう。

尚、上記手順にあっては、ウェーブのボルト接合が、溶
接収縮後に行なわれるため、ウェーブポル１〜の施工性
が悪くならない様、その溶接収縮量を見込んでおく必要
がある。

しかして、叙上本発明工法によるならば、外装ｐｃ板は
全体収縮量の大部分を占める上フランジの溶接の完了後
に取付られるために後調整はほとんど不要である。　そ
して、この際、鉄骨梁フランジと鉄骨梁との接合は足場
不要の拘束ピースでもってなされ、かつ、ウェーブのボ
ルト接合は外装ｐｃ板板取後後あるので、固定足場でな
く移動足場で行なえ、結局、外装仕上材を先行取付する
場合の利点はそのまま何ら損なうことなく確保しつつ、
外装仕上材の後調整を不要としたものであり、実際上極
めて有意義である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来工法の説明図、第２図は上、下フランジ溶
接による収縮現象解析図表、第３図はａ。 ｂは本発明工法の説明図、要部拡大詳示図である。 １・・・鉄骨柱、２・・・鉄骨梁ブラケット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 先ず鉄骨梁ブラケット、鉄骨梁の上フランジ間に付設さ
   れた拘束ピースの取付けでもって９足場不要のもとての
   鉄骨梁ブラケットと鉄骨梁との仮接合を行ない２次いで
   、上フランジの溶接をし。 当該溶接収縮の完了後、外装ｐｃ板を取付け、しかる後
   、ウェーブのボルト接合、下フランジの溶接の手順をと
   るとしてなることを特徴とする外装仕上材を先行取付す
   る場合の鉄骨接合方法。